THE 八犬伝
劇団吉祥じゅん&ワルキューレ
西鉄ホール(福岡県)
2012/06/14 (木) ~ 2012/06/14 (木)公演終了
満足度★★★
25周年だからでしょうか
いろんな趣向が入り交じり、舞台でできることをすべてやる、という公演のようでした。
川内さんのキャラはメリハリがありました。
ネタバレBOX
いやあ、お祭りでしょうか、派手な演出でした。うらやましい。
衣裳、映像、出演者数、ムービングライトが10数機、
レーザー光線、火の特殊効果、スモーク、血糊、殺陣、歌、音響などなど
できることはなんでも、という感じでした。(^_^;)
その反面、美術がおとなしく、照明の切り替えの遅れ
音響の少なさとか、セリフまわしなど、気になる部分はありました。
ミッション
イキウメ
西鉄ホール(福岡県)
2012/06/09 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了
満足度★★★
みかたによって変わる。
そんな展開でした。
叔父の怜司が、主役であろう清巳より目立っています。
兄、清武の気持ちの変化は、共感できます。
疑問に思う設定、もの足りない設定もありました。
JUDGEMAN~人生を動かし続ける者たち~
縁劇繍団つむじ
ぽんプラザホール(福岡県)
2012/06/08 (金) ~ 2012/06/10 (日)公演終了
満足度★★★
専属劇団公演、おめでとうございます。
見ず知らずの6人、合議を重ねていくうちに、それぞれの生き様が見えてくる。
裁判の本筋は薄く進むが、この構成は嫌いではない。
ただ、裁判中心に合議は進むはずなので現実的ではないだろう。
なにより、八百屋さんが仕事着のままで法廷に来るなんとことはね。
次に期待。
ネタバレBOX
有罪無罪の決断シーン、お客さんにとっては突然のシーンである。
キャラがさだまらないうちのシーンなので、「ここでなの」と思ってしまった。
だれかひとりメインになるキャラを設定するとよかったのではと感じた。
稽古期間はわからないが、もう少し練った作品にしてほしかった。
剥製の猿
遊気舎
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2012/05/31 (木) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
よくわからないまま
何もつかめないまま進んでいくお話。加えて、薄暗く少し不気味さも感じる雰囲気に見てる側は落ち着かない。
雷鳴が轟き、浮かびあがるシルエット。本当に月に行ったのかな。
羽曳野の伊藤さんはたしかに怪しいけれど、見てる側からはむしろそれ以外の人々の方が得体が知れず怪しく映りました。
この人たちは存在してるのだろうかと、ふと過ってうすら寒くなるような。
天宮(父)が物語の要なのでしょうか。不気味で怖かった
西洋にはないおどろおどろしさや閉鎖感、暗さ、陰湿さ。物語の雰囲気は「千と千尋の~」に似てるかなと。
ネタバレBOX
自分には物語の内容もタイトルの意味もよくわからないままですが、帰ってきたまどかの姿を美津子がみとめたシーンを見て、あ、これでいいか、と思いました。なんでしょうね
劇中に藤田麻衣子さんの「蛍」が流れて嬉しかったです
ライヤー×ライヤー
PEACE
上野ストアハウス(東京都)
2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★
残念に思ってしまいました
値段を考えるとハズレでした。ギャグは内輪ウケみたいだし演技はぎこちないし、交通費・食費含めて5000円も出したのが馬鹿みたい。この演劇業界の強気な値段設定なんとかならないんでしょうかね・・・。こういう芝居を見るたびに演劇見るの辞めようと思います。演劇が廃れるのも納得。
役者さんや演出さんはビデオとかで自分達の演技を客観的に見たりしないんでしょうか。客観視した上でのこの値段設定なのでしょうか。私よりもっと演劇とか見てるはずなのに、3000円もとっておかしいと思わないんでしょうか・・・。せめてもっとクオリティを上げてから上演してほしい。上演内容が好みかどうか以前の問題だと思ってしまいました。
役者さんはちょっとだめかもと思う人がいる反面とても良い人もいたように感じました。特におらんださまとどうも倉持さまは明らかに周りとレベルが違くて、なぜこの芝居に出てるんだろうと不思議に思いました。
butterfly
寓想雑貨店
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2012/06/15 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
奇妙な共同生活。
訳ありアパートには訳ありな人々、訳ありな○○!
無くしてしまったものに気付いたり、足りないものを補い合いながら、登場人物たちは変化し成長していく。
暖かで優しい物語でした。
途中「???」となる展開や、若干の物足りなさを感じましたが、それは原作を読めばわかるのかもしれません。
本屋に行きたくなりました。
『CHORIKO』revival
anarchy film
新宿アシベ会館B1(東京都)
2012/06/16 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★
意外とまとも。
まずは新宿アシベ館B1の入り口が見つからなくて右往左往してしまいました;
パンフレットか立て看板か何かをもうちょっと分かりやすくしていただきたかったです。普段行かないような場所で、隔絶された非日常を感じるにはとても良かったと思います。
舞台に関して。
いわゆる健常・正常の代表である傍観者=観客の立場から見ていて、彼らからは確かに歪みを感じたが、その歪みは「自我」や「個性」というよりも
臆病な人々の「虚勢」のように思えた。
一体、観客の心に何を残したかったのだろうか?
大多数が並び揃う後味となるか、それとも各人が皆、違う引っ掛かりを覚えるのか。他の方々の感想を沢山見て見たいと思います。
話の展開としては正直理解に苦しむ場面もありましたが、花村雅子さんの演技は圧巻でした。
勢いもあり、一つの生き物のような舞台と感じましたので★4つとさせていただきます。
ネタバレBOX
もっともっと、横っ面を殴り飛ばされるようなものを期待していただけに、思ったよりも「まとも」な舞台で驚きました。
意外とみんな常識人じゃん?というような。
言ってることも理解しやすく、ぶっとんだ理論が展開されるわけでもなかった。
新しい世界を創るといいながら、外界から隔離された場所で傷を舐め合うだけの人々という印象が最後までぬぐえませんでした。
そして毎回思ったのですが、青木登場シーンで集中力が途切れてしまい、意識を引き戻すのに苦労しました…。
もっともっと極悪で厭らしいヤクザを見せてくれるのかと思いきや、実は人間らしい部分もありました。ということだったのでしょうか?なんだか中途半端に思えてしまいました。
ハンズアップ
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2012/05/23 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★
休憩なし165分の長尺も体感的には2時間!
気が付くとある場所に幽閉されていて理不尽な「ゲーム」に取り組ませられる、という状況から始まる「生きろ!」な物語。
途中で状況についてある程度察しがつくようなヒントのちりばめ方も上手く、程よい笑いやサスペンスを交えて休憩なし165分を2時間程度にしか感じさせないのは流石。
汚れた世界
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/06/15 (金) ~ 2012/06/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
満点です。
ハラハラドキドキしながら、最初から最後まで楽しめました。ストーリーも面白いだけではなく、深いテーマがあり、考えさせられる事が多々ありました。そして最後は切なくて涙が出そうになりました。テンポも良く、役者さん達の熱い演技も素晴らしかったです。特に主役を演じた役者さんの色々な表情が良く、魅力のある役者さんだと思いました。個人的には満点です!
光の帝国
teamりんくす
しもきた空間リバティ(東京都)
2012/05/26 (土) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
遅ればせながら・・・
とても温かいお話で、あっという間に終わってしまいました。teamりんくすさんのお芝居を見て原作も読んでみたくなりました!
海賊
Kバレエカンパニー
東京文化会館 大ホール(東京都)
2012/06/14 (木) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
くまてつも踊るし、全体的レベル高い
くまてつもかなりの出演時間があり、今まで見たKバレエの中でもっとも本いきの踊りが見られて満足な内容でした。
くまてつ独特の、ふわりと浮くような跳躍があるのですが、空中に静止するようなその技術は他の男性ダンサーにも受け継がれてるなと感じました。
皆ジャンプが高いですし、ドタバタと音がしません。
後半、いろんなダンサーのソロが圧巻で、ストーリーより技術面で満喫できます。
一部、3人の女性ダンサーのソロが続いたのですが、かたくてちょっとソロにはまだ厳しいんじゃないかと思われ、3人で踊ったほうが映えました。
そこだけはKバレエの発表会的な部分が感じられ、観客からも拍手に困った、というような意見が聞かれました。
雷神ウツボ
ひげ太夫
Geki地下Liberty(東京都)
2012/06/13 (水) ~ 2012/06/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
下北で組体操!
組体操をふんだんにちりばめてストーリーを展開していく女性のみの劇団です。
効果音や背景も役者の体で表現しているので、ストーリーはシンプルでとてもわかりやすいのですが、いつも見終わった後の充実感がたっぷりのお芝居!
今回は、下北沢初公演&人気作の再演ということでいつも以上に熱気がありました!!
今回はリピーター割もあるそうで、初リピートしてみようと思います!
ネタバレBOX
終演後、アフター組体操というパフォーマンスがあり、ここだけは写真OKでしたので撮りまくりました!
結構まわりの方もたくさん撮っていたし、役者さんたちも劇中と違い自由に組んでいる姿が素敵でした!
黒蜥蜴
明治座
明治座(東京都)
2012/06/01 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★
2時間ドラマの舞台化
出演者も衣装も装置も豪華だが、2時間ドラマを劇場版にしただけ、としか言いようがない。
途中に2回、30分休憩があるので、お年寄りの余暇にはもってこい。
お弁当を食べたり、かなりのひまつぶしにはなる。
これが奥様向けの明治座なんだな、という感じ。
空席が目立ちました。
演劇に目が肥えてる人には向かないかも。
ゆとりカレー
KAMELEON
アトリエ劇研(京都府)
2012/06/16 (土) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
ゆとりカレー
間違いなく、この次を担う20代前半の関西劇団では劇団しようよと並ぶ注目の劇団。ですが今回はちょっとのれませんでした。①戯曲がよくわからない②よさこいソーランのようなダンスがわからない③音楽がわからない④広い舞台を活かしていない⑤台詞をしゃべらされている⑥遊んでいない。キラキラしたセンスは間違いなく武器だと思います。次回、遊びきってください、そして遊ばせてください。戯曲、書いてみてはどうですか?期待で星4。
15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)
Mrs.fictions
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了
満足度★★★★
得した気分でした。
それぞれ15分づつしかやらないので、好きな劇団はすこし物足りないような気もするけど、気に入らない劇がほどほどのところで終るのはいい。
それから、初見でも6つやるなかに一つでも面白いのがあればあまりガッカリせず帰れるのもいい。笑
はじめての劇団がほとんどだったので、発掘できたと思います。
6つのうち4つ気に入ったので、大満足でした。
たった15分だけど、それぞれの色があってよかった。
淋しいマグネット
ワタナベエンターテインメント
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2012/04/08 (日) ~ 2012/04/28 (土)公演終了
D-Stage 淋しいマグネット
とても長いので興味のある方だけどうぞ
ネタバレBOX
D-Stage 淋しいマグネット Team:White
上映時間そこそこあるのに、気が付いたら休憩で。
…嗚呼、引き込まれてたんだなぁ。と。
そして見終わった後に残る疲労感ともやもや感。笑
ストーリー自体、というのか、お話は短かったなぁ。
短編小説を読んだ気分。
4人の登場人物の感情が複雑に絡んだ、4人の関係が少しずつ変わった人生における分岐点を切り取って過去と現在を行き来しながら一人の青年の死について触れる話。
…かなぁ。
「複雑」という単語を使ったけれど、それは互いの思念の話で。
物事の結果を引き起こした原因は、それは実はどれも「単純」なことだったんじゃないのかと。
ストーリーが、いわゆる「このお話の結末は、観てくださったお客様の心の中に。」というタイプなのでね。
十人十色の解釈があると思います。
私が今回観たTEAM:Whiteのメンバーが作り上げた役も、他のチームが演じたらまた違ったキャラクターとして映るんだろうなぁ、と。
瀬戸君:リューベン
ハマり役…ってか、演技が上手すぎて気持ち悪くて怖かった。
私が良い思い出が無いタイプの人間の役を演じていたんだけれど…彼の仕草に嫌悪して、表情に身震いした。
ソフトマッチョなボディーにベイビィフェイスと、ギャップ萌えに本体はとっても大好きな役者さんなんだけれどねぇ。笑
何でもない、笑い方、に、恐怖心を覚えるというか。
崖から飛び降りるシーンの狂った様相は、見事の一言…かなぁ。
落ちるぎりぎり、に…笑ったように見えたのは、本当に笑っていたからとかじゃなく、彼が作ったリューベンは飛び降りることを自ら望んだんだと思わせてくれたからだと思う。
望んだものを手に入れるための方法を見つけて一歩踏み出す。
その選択肢に何の疑いも持たずに、狂っている事実に気を留めることなんてまるで無い。
彼にとってのその行動は、自分にとってのつらい現実からの逃避ではなく、現状を己の望んだ方向へと転換させる為の希望の一歩…だったんだろうなぁ。
考えに考えた末に見つけた解決方法、ではなく、彼の思考回路が素直に導き出したもの、かな。
悲しい、哀しい答えだけれど。
もっと別の世界に触れていたら、もっと別の選択肢もあったんだと思う。
けれど、彼は後悔も悲嘆もしていない…んじゃないかなぁ…とか。
狂っていた。と一言で片付けられない情緒の持ち主ではあった事を差し引いても。
彼の全てを理解しきるにはそのときの彼らには不可能だったんだろうね。
だから嫌悪もしたし、距離も置いた。
自分とは、自分たちとは違う「異質なもの」として扱った。
そのくせ、自分の作った物語を語るときの表情はまるで無邪気な子供で、彼の持つ独特の世界は他人には無い不思議さを魅力に彼らを引き付けた。
自分の心を言葉にした彼の物語を彼が彼自身の口で語るときは、話し方から、何から、たどたどしい言葉遣いと動きから一転して、小さな子供が自分の夢の中の話を自分の夢の中でおしゃべりしてるみたいな自由さがそこにはあって。
瀬戸君の滑らかな語り口調に紡がれる物語の中で、リューベンは空を泳ぐみたいに自由に見えた。
…うん、長いね^^;
ゴンゾがリューベンに惹かれたように、私も彼の魅力に引き付けられました。
柳下君:シオン
最初見たとき誰かとwww
おぃおぃ記憶の中の彼ともフライヤーの写真とも完全に別人ですけどwww
役者の役作りへの根性パネェ。
これで次はタンブリングするんだもんねぇ…がんばれー…。
一回、は…観に行きたいなぁ。
前回の舞台タンブも面白かったし。
スダマサ観るつもりでアンサンブルに惚れて帰ってくるっていう安定の自分ね。笑
また脱線した^^;
えーと、シオン。
一番人間らしい人間、って印象でした。4人の中で。
だから一人だけ結婚できたんだろうなぁ。
女を見る目があるかどうかは別として。
そして大変ながらも堅実な仕事に就いて多くの人とかかわりながら生活しているって辺りが人として結構人間出来てるタイプなのかも、と。
その人当たりの良さが誰か一人に気持ちを集中させることができない要因の一つだったのかもしれない。
考えが足りない。ってゴンゾ?かな、そんなような言葉を言っていたし、幼少期からの彼のポジションは馬鹿にされる役で。
リューベンとはまた違った次元で、彼もまた自分の感情に素直なんだろうなぁ、とか。
そんなんで、結局のトコロ。シオンが崖から落ちる理由を作った言葉を彼に言ったのはシオンだったのかな…。
空の庭は、リューベンが3人と出会う前に作った話だったけれど、空中庭園を壊す最後の石を投げたのが「肉屋の父親」ではあったけれど、それを演じていたのはシオン役の柳下君で。
暗喩として…かなぁ、と。
いかにもイメージとしての「地方の第一次産業系中小企業の社長」って姿を表現してくれてた…気がする。
大人のときと、幼年期のときのちょっとノロマな鈍いタイプの人間って言う、「わかりやすい」表現が好き。
今まで高校生役とか実年齢よりもちょっと若い~…って姿しか知らなかったから、シオンで観られてよかった。
ちなみに私が観た回で食べてた寿司ネタはおそらく玉子と赤身マグロでした ←
橋本君:トオル
えー…こんなに演技上手かったっけ?←
第一声から大変失礼かましましたが、…吃驚した。
前にちゃんと観てたのがオーズだったから?かな。
なんだろう…立ち位置的には二枚目優男って要素が入ってるのかなぁ…。
最初観た時には立ち姿に荒木様かと思っちゃった。(同じ役なんだね。)
一見クールなホワイトカラーなんだけれど、実のところ激情型。
その片鱗は少年から青年への過渡期に見せたゴンゾへの執着心ゆえの…例のシーンかしらん。
あれ、他の色だとまたちょっと違った感じに演じてくれたらしい。
Whiteは…ある意味一番ガチに見えるカンジなのかなぁ。友人の感想聞くところによると。
ゴンゾには混乱と戸惑い、トオルには小さな達成感と、同時に、同じだけの小さな後悔がきっと胸の内に。
きっと誤魔化すことも出来たんだろうけれど、トオルの表情にゴンゾは何も言えなくなったんじゃないかって。
だからあの後、トオルが自分から誤魔化した。
ゴンゾのことをずっと見てきた彼だからこそ、困らせた、戸惑わせた、と彼に対してマイナスの感情を抱いたから。
受け入れられるとは思っていなかっただろうけれど、あのシーンで気持ちにけりをつける…つもりだったのかな。
結局はずるずると続いてしまっていたように見えたけれど。
大人になってからの、ゴンゾへの怒鳴り声での心情の吐露は、まだこうして自分を否定するのかと、苛立ち、と、それ以上に悲しかったからこそ声を荒げていたんだと思う。
苛立ちの矛先は、死して尚もゴンゾの心に(自分の求めたその場所に)居座り続けるリューベンへも向かっていたんだろうな。
彼の才能を認めていると言った、トオルの気持ちは未だにどちらなのか判断付かないけれど。
公開稽古のプレスへの発言は「ナチュラルな感じ」だそうです。笑
碓井君:ゴンゾ
うーわぁー…一番解り易くて一番謎!笑
トオルにとっての「唯一」だった存在は、リューベンと出会うことで、出会わなければまるで想像も付かなかっただろう未来に。
きっと、ゴンゾの時間はリューベンが死んだときに止まっちゃったか、時計の歯車が壊れちゃったんだろうな、と。
一番考察したいけど、
友人の発言読んで、それから頭が回らなくなったので終了。
…書いちゃ駄目かもと思いつつ、書く。
もし、柳がリューベンだったら、誰がゴンゾを演じても、ゴンゾはきっとあの崖から飛び降りたと思う。
シリアス舞台苦手なんだけどなぁ^^;
楽し~…くはなかったが、面白かったです、淋マグ。
タイトルの意味、飛べないフラミンゴのモチーフをつけた機会で花びらを飛ばせたということ、マリオネット。
深いなー…と。
いくらでも書けそう、感想。
リューベンの書いた物語は自己の投影だったのかな。
肉屋の娘が彼だったとしたら、金を生み出す魔法は事実だった一時の夢で。
彼の心が人と少し違っていたこと、足を引きずるような歩き方であったこと、それが父親が全ての原因ではなかったように、と、せめて思う。
物語の中で、マグネットを壊したリューベンは、「淋しい」という言葉だけでなく、「壊れた」という単語を使っていたってことは、自分のコト解ってたのかなー…とか。
駄目だーリューベン好きになってるー…ゴンゾー一緒に飲もうー!←
アンサンブルのクラシック…じゃないな、コンテンポラリーバレエが素敵過ぎて^q^
ポアント履いてたし、モダンではないと思ったけど、括りってコンテンポラリーで良いのかなあのダンス。
淋しいマグネットPurples
紫チームに少し。
荒木様…
この人は見てくれがキレイすぎるのが卑怯だ。笑
例のシーンは、ちょっとふざけたカンジに…いかにも「お酒に酔って」ってふうに演じてました。
このほうがごまかし効くよね。…ただ、その後の表情がちゃんと見られなかった席だったので、どこまでどう考えてトオルがそうしたのかは解らないまま。
自分の気持ちへの訣別の儀式としては成功だったのかな。
大人になってからの再開で、ゴンゾに怒鳴るところはたぁとほど執着による憎悪、っていうふうには見えなかった、から。
早口で怒鳴っても台詞がちゃんと聞き取れるのがさっす~☆だったねぇ…。
アメリカ観に行けば良かったと今更ちょみっと後悔。
遠藤君…
私の感じ方だけど、碓井君とあんまり差が見つからなかったなぁ…それは別に悪いことでもなんでもないんだけれど。
役のせいかなー痩せた?肌荒れも…嗚呼うん、この舞台迎えるにあたってかなり悩んだんだろうなぁ、と。
大人になってからの3人がシオンの作ったサプライズ前にして放すところの言い回しが、何となくだけれど碓井君のゴンゾよりも聞いてて腹立った。
現実を受け入れずに大人になりきれない部分…の露出の仕方が荒っぽく出てて、自分がトオルだったらぶん殴ってるだろうなぁ。
シオンの「お前最低だな」に同意した。
しかし、シオンに向かって落とした500円玉が意外にも転がっちゃって、焦って足でふんづけたところはつい笑ってしまいました。笑
阿久津…
凄い。の、一言。
正直なこと言うと、紫観る前に白で瀬戸君のリューベン観てたからさ。
阿久津どんなもんじゃい。と少々舐めてかかってましたー…ぃゃ、負けず劣らず、しっかり、役者だった。
少年探偵団の阿久津は好きだったけど、忍ミュの久々知は私の好きなカンジではなかったので、キャラに合う合わないで違ってくるのかなぁ…と思っていたら、そうじゃなかった。
阿久津観てて初めて「綺麗」とか「美しい」って形容詞で見られた気がする。
瀬戸君ほど儚げな印象とかなかったけど、彼のリューベンが「白」で無垢故の危なげな幼さがあったとしたら、阿久津のリューベンは「紫」の不思議な魅力…言葉にできない何かでもって人の視線を集める、そんなカンジ。
本人見てると役作りに苦労している感は無いんだけれど、相当悩んだんだろうなぁ、と。
あのコの(人見知りはしても、ちょっと変わったところで)物おじしない性格が、良い方向に働いて、経験の少なさを補って瀬戸君とは違うリューベンを作り上げられたんだろうなぁ、と。
不完全さが生んだ空白を見る側が無意識に埋めようとして舞台を食い入るようにみせてくれたのかもしれない、なんてちょっと考えてみたり。
次の主演舞台に期待が高まります。
陳ちゃん…
お疲れーマジお疲れ様でした。
久しぶりのDステだもんねぇ…エンター様やりながらって相当ハードだったよなぁ…
特撮ってただでさえ撮影スケ厳しいらしいのにね^^;
だからか痩せてたねぇ…シオンの身体とシャープになっちゃったお顔との差が…ゴメンちょっと違和感だった。
トモ君が丸に近い顔に対して、陳ちゃん面長さんだもんねぇ…そして子供衣装うの似合わなさ。笑
陳ちゃん、ブログで毎日毎日を大切に1日1日の公演を楽しみたい…というような事を書いてて、板に立つ姿と、カテコでの立ち姿に「嗚呼このコは本当に板の上で生きているコなんだなぁ」と思わされてきました。
ブログ、ね。
かなり鬱ってたよねぇ…やりにくかった、わけではないんだろうけれど、難しかったんだろうな。
演技に対してどこまでも真摯で真剣なコだから。
悩めば悩むほどにドツボで、一つ光が見えてもまた一つ別の闇が生まれて、そんな葛藤を続けて続けて~…の、役作りだったんだろうなぁ、と。
同じ役を別の人が演じる。自分と同じセリフを自分じゃない人が同じ名前の役で口にする。
勉強になることも多かったんだろうけど、それ以上に「自分が演じることの意味」とか、そういうのを見つけるのに苦労したんだろうなぁ…と。
忍ミュのときも、再演ってことでかなり悩んだっぽいもんねぇ…。
でも、カテコの拍手が全ての答えだと思うので、ね。
外国文学ゆえの感覚の際で理解できないユーモアの部分はあったけれど、ストーリー、面白かったです。
源氏物語×大黒摩季songs
ドリームプラス株式会社
天王洲 銀河劇場(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
源氏物語×大黒摩季songs~ボクは十二単に恋をする
天王洲銀河劇場
約2時間の舞台で中10分休憩。
5/15(火) 19:00の回
ゲストは日替わりです。
駅近の劇場なので、雨降りな今日みたいな日は助かります。
モノレールの駅からだと直結^^
あらすじ聞いて、全然ストーリー想像つかなかったんだけど…おぉ…あんな風に上手くまとまるもんなのか、と。
大黒摩季さんの曲をふんだんにちりばめた作品でした。
何が凄いって歌詞がストーリーにこれでもかってマッチしてて。
曲を混ぜて交互に歌うとこも面白かったぁ♪
帰りに舞台の曲全部順番に入ってるアルバム買って帰りたくなりますんwww
バンドの生演奏も良いねー
ライヴ行けなくなって久しいのでご機嫌^^
女性陣が、流石は光の君が恋する相手。
男性陣は、良い意味でまさに光の君の引き立て役。
個人的に岡崎君がキャラに自分の持ち味ぶち込んでくれてて好きでした☆
本日ゲストは前山君&大久保君。
ゲストって嗚呼言う風に使うんだなぁ…、と。
イメージは少ハリ初演のときのゲストさん。
一言でまとめるなら。
やっぱり宝塚は偉大です。
LIVE ACT『青の祓魔師』~魔神の落胤~
LIVE ACT「青の祓魔師」製作委員会
【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/17 (木)公演終了
青の祓魔師
公演終わってますのでサックリ内容書きます。
ネタバレBOX
ストーリーは基本的に原作通りで、スタートから合宿終わり…まででした。
燐が悪魔だってことはバレないまま。
まぁ、それ出しちゃうと長くなるしね。
詰め込み感はやっぱり多少否めないものの…勢いがある。とも言えるかも。
漫画原作のは難しいよねぇ…。
一応設定の説明的な部分もあるけれど、原作を全く知らないで行くと全部は楽しみ切れないんじゃないかなぁ…とか。
あとは設定が設定なので、人種的に厳しい人はいると思う。笑
今更ですがそっち方面とても許容できるタイプの生き物ですwww
2階席からの観覧と言うこともあったのだろうけれど、…キャラの再現度の半端なさ。
声が良いわぁ…男性陣。
今井さんの殺陣はもっと見せて欲しかった… orz
自分のことよりも指導の方に時間取らざるを得なかったんだろうなぁ…とか。
相変わらずの美声とあの動き…☆
ちょこっと…SEと殺陣のズレが全体的に気になりつつ。
前に観たのが刀を鞘に納めるその辺の音とが凄い綺麗だったからかなぁ。
嗚呼そう上記の通りに、「詰めてる」感は確かにあるので、(原作コミックやアニメを良く知らない)私の解らんところで色々削られてたり、帳尻合わせるためにアレンジしてるところがあると思うので、ストーリーについては色々ご意見出ると思います。
…いや、一番驚いたのが、
詠唱がまさかのラップアレンジwww
私は好きでした。役者さんの声も音に消されないぐらいしっかり張ってくれて聞き易かったし~…ってか、難しいだろう台詞を良くもまぁすらすらと^^;
ここ最近観た中で、(普段使うことの無い言葉+早口+力を込めた、意志のある文言…的な意味で)難しい台詞を噛まず、気持ちを乗せて、(特殊な設定の中で生きている二次元のキャラクターなのに、)役に成り切って自分の言葉として舞台の上で生きていた姿が…。
京都組が半端ない。
ねこちゃん可愛いわ、志摩君動けるわ、坊が一番坊かもしれん…。
怒鳴り声も聞き取れるし、詠唱時の真剣さと力強い声、なのに敵を倒した後のへたれっぷりが原作!きゃわ^^
お嬢様たちはスタイル良すぎてwww
アイドルぱねっす。
しえみちゃん、だっけか。着物のコ。
お庭のエピソードあったけど時間の都合か色々端折られてちょっと泣けなかったかなー。
原作よりも常に元気でしたwww初期のしえみちゃんじゃなくて連載長くなったころのしえみちゃん。
そして悪魔兄弟^^
アマイモンが原作からホップステップジャンプ☆で舞台乗ってくれてましたwww
玉ちゃんって本当に身軽に動くよなぁ…あのコの経歴知らないんだけど、何かやってたんだろうかぁ。
身のこなしが本当に軽い。
メフィストさんは…成人男性があのカボチャパンツ&柄タイツという格好しても違和感のない違和感ね。笑
前説、後説(?)もこなしてくれて、前説はそのまま舞台背景の説明、からのパパんと兄弟の出会い~…に物語り始まります。メフィさんスタートのメフィさん〆☆
パパんは…嗚呼もぅ今井さん良い声過ぎて orz
兄弟の小みっこい頃の出会いとかをエアーでやってくれるんだけど…あんなパパが欲しい…強くて渋くてカッコイイ…。
そしてエプロンも似合っちゃう…そんな素敵過ぎる今井さ…ちなう、獅郎さん。笑
えっとー。
しえみちゃんがナンパな兄ーちゃんに襲われてるところを燐が助けてー
お家襲撃に青い炎覚醒しーの。
パパんが召されてお墓でメフィに会って、エクソシストなります宣言。
したところで、音入ります。
アニメのテーマソング?とかかな。
で、曲に合わせて順番に出てきてポーズ決めてーなキャスト紹介。
ペルソナでもやってたけど、流行なのかしらん?
カッコ良いので私は好き^^
キャストさん素敵やなぁ…思いつつ、物語が急ピッチで進みますん。
あ、そして。
何より主役s。
燐は可愛い印象。
なよなよしてるとかじゃなく、これでもかと「男」なんだけれど、弟が上手い具合に可愛く見せてくれる。
原作&アニメ通りですねー。
兄弟好きーにはオススメしたい演出の舞台でした。
そして大立ち回りしてもかっこいいんだ、これが。
客席降りに通路ダッシュもありました^^
兄も弟も凄い動ける人だなぁ…と思ってたら、弟まさかのディエンドさんwww
SHTさっすー☆衣装の似合いっぷりがスタイル良すぎていっそ鬼畜www
…ってか。
これ観に来たんですよJAEのお兄様たちぃ!!!
アンサンブルさんダンスも半端なくて、眼福^^
舞台初っ端から踊る踊る^^^^
悪魔の気持ち悪い動きとかね、もー…上手い人持ってこないでよ主役観ていたいのに視線奪われますよ…。
黒子役も大層俊敏であらせられました。
ネイガリウスせんせーがイケ様過ぎて直視できません。
でも胸筋は兼ちゃんのがいい ←
ストーリーは本当、ほぼまんまなので割愛しまして。
嗚
呼、演出。
煙に音・光、大道具に3階まで作った舞台背景。
どれも素敵でした。
このクオリティならチケットこれだけするよねー…って理解。
燐の炎が青いライトばばーん!っと綺麗だったなー。
刀ちゃんと光らせてくれるとこもあったしね。
そ
してアドリブ入れられるトコいっぱいあるように観えたからリピも楽しかったかもしれない。
まぁ、2.5次元舞台なので、「わぉ…」ってなるところもあるけれど、それも含めて楽しむものだと思っていますん。
笑いの要素と、シリアスも勿論。
そして見応えのあるアクションが素敵にミックスな(漫画・アニメを原作とした)舞台でした。
これも流行りか、ニコ動で配信あるっぽい?あったっぽいので、原作~…というか、兄弟好きーならオススメします。
そんな、カンジ!
続きは作れそうな終わり方なのでね。
客席具合含め、ペルソナ4を彷彿とさせられました。
Hysteric・D・Band「神様の観覧車」
LDH JAPAN
青山円形劇場(東京都)
2012/06/06 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
神様の観覧車
12年前の悲しい出来事で両親と両目の視力を失った主人公。
年の離れた三人の兄と助け合いながら生きていた。
だが、15歳を迎える誕生日を目前に彼女と彼女を取り巻く人々の運命は大きく転がり出す。
それも、酷く、悲しい結末へと…。
…まぁ、あらすじは公式さん見に行ってくださいってことで。笑
公演終了してるのでさっくり書きますが、主人公、物語中盤で不治の病を患っていることが発覚。しかも既に手の施しようがない状態。
…前半の、障害を持っていながらも明るく元気でいる姿との対比がね。
話し方も、兄さん達とのやり取りも、例えば縁側から庭に降りるときにサンダルが見付けられなかったりだとか、そーゆー仕草がなければどこにでもいる普通の明るく元気な、しっかりした女の子で。
だからこそ、自分の死期を知ったときの取り乱し具合との落差、が。
半狂乱になって「どうして死ななきゃいけないのか」と周囲の人間に当たり散らす姿も、何も言えないでいる兄さん達も、ただ「生きる」ってことがどれ程当たり前で、けれど、どれ程恵まれていることなのかを痛いほどに伝えてきた。
切ない、苦しいぐらいにストレートに一つの家族を襲った悲劇を表現しているけれど、ファンタジックな部分に救いや楽しさを持たせて。
前半には笑いの要素も所々に。(だからこそ、物語の冒頭は「両親を亡くし、けれど兄弟仲良く、目の見えない妹を助けながら生きている家族」って明るい姿として映ったんだけれど。)
ファンタジー要素として、主人公の頭の中の想像(創造)の人物が3人登場するんだけれど。
誰もが優しくて、その優しさは不器用だったり、優しすぎて悲しかったりもして。
聖也君。
千石だし、鉄之助だし、本人元気っこだしー…で、明るいイメージが一番で、本人と近い役のが良いのかな~って思ってたけど、少し気が弱くて、でも芯を持ってる、心優しい……みたいな役、面白かった。
盲目の少女の背後で、優しい声で会話しながら凄く悲しく困ったように笑ってて。
丁度そのシーンが正面だったから、これでもかと泣いたよね泣かされたよね ←
そうそう。
円形劇場なんだけど、座席のC~Dあたりかな。
その辺潰して舞台作ってくれてました。
だから中央の円形舞台以外でも物語が展開されます。
BA間かAHか忘れたけれど、そのどっちかの通路が一応正面…だと思う。
まぁどこから観ても面白いようにしてくれてるので(というか、日常を描いた作品であるが故に小さな仕草の一つ一つ全てを観ることは出来ないと思うので、)初回で思いっきり泣いたら、リピって、「生きる」ってことと「運命」って言葉の意味をちょっと考えつつ別の場所から観るのが良いかなー…とか。
リピってる友人が2回目だからこそ解った部分もある。って言ってたし。
何より、初回は泣きすぎてワケ解んなくなるし考えてる余裕無いし泣く準備せずに行くと感情移入しないように必死になるから落ち着けない←体験談。笑
あー、と。えーと、知ってる役者さん、中河内さん。
…テラいけめそ。
明るいキャラってコトで表情がくるくる動いて観てて楽しい^^
そしてスーツ着たときのスタイルの良さが反則ですブロマイド売ってください ←
主人公の兄なんだけれど。
何よりどんなときも(嗚呼勿論彼の兄役だけじゃなく全員が)主人公を(大切な存在として)愛してるんだよね。
向ける笑顔からそれが受け取れて。
憤る表情からも伝わって。
怒鳴る声の切実さは痛いぐらい。
普段はふわふわへらへらとしたキャラクターが強い感情をぶつけてくるときの演技の強さに圧倒されました。
あ。
でも一番おぉ~!って思ったのは白いサンタ役のプリティさん^^
歌うシーンがありまして。
暗転に音楽流れて「おぉ、良い歌…なんのCD流してるんだろ?」って思ってたら、マイクonの生歌。
英語の歌なんだけど、向こうの人みたいで。声が、めっちゃ綺麗。
声量も凄くてさぁ…兎に角テンション上がったよね。
キャラクターとしても美味しかったし☆
書きたかったのこんなもんかなー。
最後に作品タイトルだけれど。
「観覧車」は、この家族とソレを取り巻く人にとって、全ての原因であり、墓標であり、自分達を動けなくさせている柵の元であり。
けれど、「神様」と付く理由はちゃんとあった。
物語の初めの方で「観覧車」での事故が元で…なコトが客席に伝えられるので「なんで『神様』なんて言葉が?」って思いながら観るんだけれど。
一番最後にその疑問に綺麗に答えがピタってはまるの。
…その瞬間が、一番心地よくて、それでいて悲しく哀しく、愛しかった。…です。
[ Le Nez ] ~ ル・ネ
MUIBO
SPACE EDGE(東京都)
2012/06/15 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★
香水奇譚
18世紀のフランス、並外れた嗅覚を持つ男、ジャン=バティスト・グルヌイユの特異な生涯を、語りと芝居を交えて伝記的に描いた作品でした。
親に捨てられて育ったグルヌイユが嗅覚を活かして成功する物語だったのが、後半は理想の香水を作るために殺人を繰り返す猟奇的な雰囲気になり、捕まって処刑される時にその香水を振り撒くと群衆がその香りに誘惑されて大乱行に陥り、グルヌイユは食われて死んでしまうという奇妙な物語でした。
最低限の人数の役者と道具だけながら、主役以外は1人何役も演じたり、見立てを用いたりして、豊かさが感じられました。
子供っぽい演技や効果音、くどい反復で笑いを取ろうとするシーンが多かったのですが、個人的にはあざとく感じられて全然乗れませんでした。笑い以外の要素は惹かれる所も多かっただけに残念でした。
せっかく狭い会場で香りにまつわる物語を上演するのなら、実際に香水を噴いて香りの演出もしたら良いのにと思いました。
役者は様々な役を巧みに演じていましたが、劇場の広さに対して声が大き過ぎて耳が疲れました。
音楽は期待していた程には演奏する時間がなくて残念でした。かなり歌唱スタイルが異なる2人ですが、不思議と調和していて良かったです。