最新の観てきた!クチコミ一覧

129541-129560件 / 189811件中
誰か、月光 恐怖・ハト男

誰か、月光 恐怖・ハト男

劇団東京乾電池

本多劇場(東京都)

2012/05/26 (土) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

初日ソワレ観劇
タイトルからしてホラー風味だけど中身は相変わらずのわけわからん面白芝居の乾電池でした。おじさん達の力の抜き加減がいい。この手の作品は話を聞くよりも実際に見る事が大事だと思う。珍味な面白さを味わえた。

prayer/s

prayer/s

RAWWORKS

宝町ポケットシアター(長崎県)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

狭いのに広い!
津軽三味線のシンクロ度がプロだな…と。
ため息ものでした。

会場はとにかく狭い。ど真ん中には柱。
そこを駆け抜ける酒瀬川さんの速さ!
移動速度としては速くない。
でも目の前で走っている女は、どんどん速度をあげて
広い広いどこかを駆け回っている。
度肝をぬかれました。
どんな稽古をしたらこんなことが出来るの?って聞いてもまねできないと思うけど聞きたくなりました。

後ろに座ってた「生の舞台を始めてみた」という高校生達が
終演後、脱力?茫然自失?みたいな風情でございました。
はじめてがコレかぁ。
すごいの観ちゃったね。

大人は思ったとさ。

負傷者16人 -SIXTEEN WOUNDED-

負傷者16人 -SIXTEEN WOUNDED-

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/04/23 (月) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

国立劇場に相応しい企画
「ミュージカル界のプリンス」が目当てで来場するミーハー女性ファンに、ずしりと重い翻訳物の台詞劇を投げかける―国立劇場に相応しい、素晴らしい企画だと思いました。井上芳雄ファンの一部でも、新たに良質なストレートプレイを観劇する習慣を持つようになったら、演劇界にとってかなりの集客UPです。

ゴーゴリ病棟

ゴーゴリ病棟

柿喰う客

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

妄想の賜物。
中屋敷さんの手法は、慣れる・慣れないの壁もあるけれど
のれる・のれないの壁がひたすらに厚い。

覗き見ることのできる高さなのだが。

それは役者だけでなく、客の前にも現れる壁。
例えば音楽を聴くのは好きだけど、レゲエのリズムにはいまいちのれない…とか(自分の事ですがね。)
そういうあたしも、たかだか1年ちょっとしかまだ観ていないわけですが。
壁の向こうに着地できたみたい。

まぁ、好きですってことです。
役者には残酷な、この手法が。

リーディング公演 エリ・プレスマン作『ドン!』

リーディング公演 エリ・プレスマン作『ドン!』

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/05/12 (土) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

ユダヤ―イスラームの歴史への眼差し
劇の最後、ユダヤの老人はイスラーム若者に自らの愛用ナイフを渡し、彼の手で自らの殺し屋人生に幕を引きます。これをどう考えるか。結論や持論を提示されるのではなく、観る側が腹で受け止めて考えることを促すような戯曲。

THE BEE Japanese Version

THE BEE Japanese Version

NODA・MAP

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

何度も再演を繰り返してほしい名作
一方、野田秀樹という俳優が持つカン高い声とハイテンション、優れた身体性そのものがこの作品のエキセントリックな世界観を担保している、とも思っています。

ローザ

ローザ

時間堂

王子スタジオ1(東京都)

2012/05/16 (水) ~ 2012/05/29 (火)公演終了

満足度★★★★

ダブルコールでした。
新劇団員の女優さん3人+菅野さんの4人芝居ということで、前作に未消化を感じた身としては実はかなり心配でした。しばらくは確かに、うーん、と思いながら観てたのですが。後半、菅野さんが(演技的に)主導し出してからは凄い勢いで芝居が回り始め、他の女優さん達の演技まで底上げするその役者力に夢中になって観てしまいました。世莉さんの演出の狙いは伝わってくるので、前半は正直、過去に時間堂に出演した他の女優さんだったらどのように演じただろうと考えながら観てしまっていましたが、終盤の女優さん達の声の心地よさは実に心地よく胸に染み入り。やはりこの方達で全国ツアーを成功させてほしいなと思いました。それにしてもこの繊細さ。時間堂の優しさが凝縮された蒸留空間で、劇中劇に入るときの呪文にはこちらの精神も研ぎ澄まされるよう。良い演劇はやはり場所を選ばないものだなと実感しました。以前WIPを観た王子スタジオで、道路の雑音もかなり聞こえるはずですが。すっかり芝居に入り込んでしまい、当然のダブルコールに感動。

ネタバレBOX

3人の女優さんが立ち代りローザを演じるときは、ヒザイさんの力が突出していたせいか、誰がローザを演じてもヒザイさんが主役に見えてしまい、肝心のローザ像が浮かび上がって来ないことに、うーん、と。

しかし菅野さんがローザを演じ始めたら、最初は諧謔的だった演技に徐々にローザが浮かび上がってきて。相手役の女優さんの背の高さも手伝って、あのがたいの良い菅野さんが驚くほど華奢に見えて吃驚しました。やはり素晴らしい役者さんだなぁ、と。素敵でした。
幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

アマヤドリ

STスポット(神奈川県)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

窓ガラス1枚、犬の腹の皮1枚向こう側の「社会」
STスポットという小さなスペースで、まるで若くて新しい劇団のような姿勢。
(受付とか客入れに出演者が対応したりして)
どことなく、フレッシュさを感じた。
そして、とにかく面白い。

けど言いたいこともある。

ネタバレBOX

2009年にシアタートラムで上演された『モンキー・チョップ・ブルックナー!!』を大幅に改訂した作品。

そのときの私の感想は、「私の中では、間違いなく今年度ベストワン!!」というものだった。

http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=55152#divulge

なので、それの改訂作品ということで、さらにハードルが上がったと思う。


『モンキー・チョップ・ブルックナー!!』のときのPOPさは気配を消し、個人的に勝手に「ひょっとこフォーメーション」と呼んでいる群舞もかなり控え目、それによって、「ドラマ」と「テーマ」が、まるで鋭いキリで突き刺すようにピンポイントで攻めてきた。

基本となるストーリーは、前作と同じながら、前作では、監禁女性・三谷を数人の女優が演じていたのだが、今回は、1人、笠井里美さんだけが演じる。
その姿は、前回のときには、強い、いわば「押し」の守って欲しいオーラだったのが、今回は、「引き」の守って欲しいオーラとなっていた。

つまり、「押しのオーラ」のときには、それに対抗する小田も、強さがないとダメであり、前回の感想で私は小田を演じたチョウソンハさんを「小田の気持ちの動きと、それを表現する台詞と身体の動きの縦横無尽さは、まるで化け物とかモンスターのようだ。それぐらい凄い」評した。例えば、人に対するときの詰め寄り方の変化がもの凄かったのだ。

今回の「引きのオーラ」が出ている三谷に対抗する小田(松下仁さん)は、まさに「引き」に対応している演技だったのではないだろうか。徐々に変な方向にすべっていく様も、ちょっとだけ軌道が外れてしまいました、という雰囲気で、黒テープのくだりはかなりインパクトが増していた。

そして、三谷の存在が薄くなることで、小田の意味が鮮明に浮かび上がってくるのだ。
「監禁」という「束縛」の状況の逆転が前回であったとすれば、今回は、「監禁」というエッセンスは、小田の中にある「観客席に自分はいる」という気づきを与え、それは、「プレイヤーとして社会にかかわっている、ほかの人たちとは自分は違うのだ」ということを意識させた。

つまり、小田と社会の関係が明らかになってくることで、小田は安心してしまったということなのだ。
三谷はそのための触媒にしかすぎず、しかし、そばにいないことには、不安になってしまう。

小田と社会は「窓ガラス一枚」だけ(も)、「犬のお腹の皮一枚」だけ(も)隔たっている。
それを教えてくれたのが三谷である。
小田は自分の感じていた(社会との)違和感をこうして「コトバ」にすることで、「わかった」のだ。

つまり、三谷は小田にとっての「本当」で「唯一」の理解者であり、グル(導師)でもある、という勘違いから、勘違い=恋愛的な感情に結びついているようになるし、周囲からはそうとしか見えない関係になっていく。しかし、これは男女の恋愛ではない、もっと深いところでの結び付きである。
ただし、それは「小田からの一方通行」の可能性が高い。

こうした「ドラマ」と「テーマ」を満載しながらも、「笑い」をまぶし、抜群の構成と演出、展開のテンポで2時間近い舞台は息つく暇もなく進むのだ。

そして、何より役者もいい。

とても面白かった。
アマヤドリはこうしてスタートしたのだ。

ただ、ひとこと言っておきたいことがある。
前回「大爆破」とまで言っておいての、「アマヤドリ」である。
大爆破したんだから、「ひょっとこ乱舞」はないもの、として考えていた。
なのに、ひょっとこの作品の改訂版だったのは少々残念。
新作で、アマヤドリのスタートを切ってほしかった。

そういう意味では「アマヤドリ(ひょっとこ乱舞改め)」のカッコの中だって、もういらないんじゃないだろうか。
何のために劇団名は大爆破したのかはわからないが、「アマヤドリ」だけでやっていけばいいんじゃないのだろうか。
それともいつまでもいつまでも、大爆破したはずの「(ひょっとこ乱舞)」の古い殻を付けていくつもりなのだろうか。
【当日券あります!】さよならは言わないで

【当日券あります!】さよならは言わないで

てにどう

シアター711(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

コント集のような
短編ものだがっそれぞれが繋がっているオムニバス。大爆笑はないものの「苦笑」的なコメディ。生音楽がコメディに合っていることを今更ながらに実感!素敵な物語でした。

チョイス!

チョイス!

T9企画

アドリブ小劇場(東京都)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

結構楽しめました
かなりムリめの話なのですが、結構楽しめました。コメディ80%、シリアス10%、サスペンス10%ってところでしょうか。女優さん達よかったです。

熊に借金

熊に借金

十中連合

其の延長(四条木屋町)(京都府)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/26 (土)公演終了

満足度★★★★

観てきました
会場をよく調べてみたら、
行く予定のライブ会場(アバンギルド)から歩いて数分のところで
時間もちょうど良かったので
当日券でぶらっと観てきました。

飲み屋での公演だったのに、
会場に入ってみると意外にも?
作りこんだアングラっぽい謎のセットがあり(京都とアングラはよく合うね
そのなかで取り留めもない会話やネタが続くと思いきや、
唐突にちょっとシリアスになったりしてて、
長い物語のなかにもメリハリがあって、なかなか面白かったです。

大昔のアングラポップだったころのベビー・ピーにちょっと似てる?
(ベビー・ピーは東京での公演は池袋の小さな劇場であったくらいだったけど、とても好きな劇団なので・・

京都の劇団は、シリアスでしっかりしたものもあれば
今回みたいな取り留めもないようでいて
ちょっと切ない?ようなものもあったり、
また、非常に前衛的なものもあり、
その多くがこりっちにはあんまり載ってないけれど
非常に遊びココロのレベルが高いように思います・・。

ちなみに、
金曜昼に劇研で劇団飛び道具の『七刑人』
(アンドレーエフ原作というのがロシア・ポーランド文学好きには堪らない・・京都はロシア文学よくあるね。今の早稲田の人とか、ロシア文学とかやらないのかな・・?
で夜はviolens@アバンギルド
土曜昼はベトナムからの笑い声の黒川猛氏のTHE GO AND MO'sで夜はrose。
いっこライブが混じったけれど、どの公演も素晴らしかったし、
関西にはこれ以外にも、いけなかったけれど面白そうなのはいっぱいあるので。

特にTHE GO AND MO'sは舞台上の公演は凄くレベルが高かった・・自分が行った回などは観客が数人だったのに。
京都は、観客数と内容が比例しないことが非常によくあるのです・・大昔のトリコAなど(苦笑 
なので、東京で大勢の舞台通から高い評価を得た作品よりも、ほとんど誰も観ていない関西の作品のほうが凄い(あくまで自分視点で)ということは普通にあることだと自分はいつも心に留めておくようにしています・・

東京も悪くはないけれど、
関西の聞いたこともない小さなハコに
夕涼みがてらぶらっと立ち寄るのも面白いですよ。

思いは願いのうそとなり

思いは願いのうそとなり

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/15 (火)公演終了

満足度★★★

楽しめました
かなりオーソドックスで、ベタな展開なのですが、結構楽しめました。難を言えば、登場人物が多く、エピソードも満載で、それらにみんな丁寧にオチをつけているので、ちょっと焦点が定まらない感じもしましたが。

45°

45°

多少婦人

OFF OFFシアター(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/29 (火)公演終了

満足度★★★★

謝ると誤る
CoRhchの説明で??となっていた部分を改めて読み返して納得。
軸となるストーリーがあって、そこに出て来る人物のストーリーが派生して次々に生まれて来る感じがすごく面白かったです。

通る夜・1965

通る夜・1965

劇団芝居屋

テアトルBONBON(東京都)

2012/05/22 (火) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題390(12-133)
14:00の回(薄曇り 暑)。13:15会場着、受付していたのでお願いするとチケットに整理番号あり、入場は「整理券」を持っている方→チケットの整理番号、の順でした。舞台は前方に寄った和室。下手、タンスにはポットや雑誌類(「舞台美術手塚俊一の仕事」、「アサヒギャラリ」)、コピー用紙。正面、タンスと襖、上手には小さなデスク、PCや筆記用具。ポスター「夢の痕」「舞道行」、もうひとつの襖。畳に小さなコタツ(?)。正面を見ている限りでは、どこかの和室をそのまま持ってきたような造り、上を見ると照明。13:59前説(場内のアナウンス)、BGMは癒し系、14:05開演~15:58終演。雫..車の音、ひそひそ声、足音。、玄関が開く音..場内明るくなり上手より男が入ってきました。
47年前の「北高今昔物語」、高校3年生だった頃、集まってきた者、集まれなかった者、無言のフォークダンスを挟んで時間が溶けてゆくようでした。終演後、役者さんたちは階段でお見送り、ちょうど入り口すぐのところに永井さん、増田さん。3作目であり楽しませていただいた旨お伝えし階段を降りると増田さん。ごあいさつし、前作、前々作のDVDを購入。「1962-1966(赤盤)」を聴きながら駅へ向かったのでした。

ネタバレBOX

2年前の夏、ン十年振りの中学校同窓会、見分けがつかない者多し。参加した者、連絡先不明の者、再び会うことができなくなっていた者。時間は無限に拡がって2度と元の位置に戻ることはありませんでした。

ビートルズを聴き始めたのは解散後のこと。「I want to hold your hand」の日本盤(デビュー)シングルは64年、私が初めて手にしたアルバムは「Meet the Beatles」で、トップにはこの曲。文化放送で(途中から)聴いていた「BBC ビートルズストーリー」では同曲のカラオケバージョンがかかっていたと記憶しています。

「ハートブレイクホテル」は56年、65年頃はどうだったのか… ハワイ衛星中継は74年(みてました)。

「昭和であった頃」…当時も校則は厳しかったのか、集団生活が苦手な私、今でも変わらず、でも、こういったお話は好き。
『ウェディング、ラン!』

『ウェディング、ラン!』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

劇場MOMO(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

色々突き抜けたコメディー!
「なんじゃ、こりゃ~」というくらいの有りそうでなさそうな設定の数々、
キャラクターの面々が、どっと押し寄せてくる!
ぐいぐい攻め込まれて、笑ってしまった(笑)。
色々突き抜けてるね、これは(笑)。
この世界観は、癖になりそうな味わいで、舞台に惹きこまれる!
最初の花嫁の登場シーンは、「そうきたか!」という感じ。
上演時間約2時間。

ネタバレBOX

笑いのネタを説明するのは、野暮になりそうなんで割愛(笑)。
劇団の説明文読んだが、分かるような気がする(笑)。

ちなみに、ウェディング・ランのランは「乱」。
走るだと、勝手に思い込んでいた。。

役者陣、濃いキャラだったなあ。
マジシャン、イタコ役の方は、圧巻(笑)。
花嫁さんも、一人芝居を観ているような迫力があったなあ(笑)。
鈴木雄太さんもワンポイントで出演していた。
見逃さないように(笑)。

鈴木雄太さん、前説もされていたのが、好印象であった。
観劇する側からすると、主宰、脚本/演出家がどんな人なのか、
知りたいもの(少なくとも私は)。
どんな人が創り上げる世界観なのか、興味があるので。
ガラ版地獄

ガラ版地獄

ガラ劇

明石スタジオ(東京都)

2012/05/10 (木) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

それもまた地獄なのか
お芝居を観終わって、うちのめされて帰りました。
通常の気分に戻るまで時間がかかりました。
悲しみとか絶望とかを最大限に表現したお芝居だったのでは。

絶対に観るべきお芝居です。ただ再演となっても、
あの空気感はもう出ないと思われますので
再演は希望しません。

あと、あのビニールの演出がすごかった。
演者のみなさんはさぞ苦労されたかと思います。
そして、あれを考えた人がめっちゃすごいです。

次回も楽しみにしてます。

ミッション

ミッション

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

疲れてて寝た。
ごめんなさい。

すがれる

すがれる

鳥公園

BankART Studio NYK(神奈川県)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

すがれる
すばらしい作品です。今年これまでに見た作品の中で一番面白かった作品です(9月現在)。「老人に話を聞くつもりが、話を聞かされる」ということを念頭に置いておけば、すべてがつながるはずです。あの会場のあの声音風景。すべてがつながるはずです。おすすめです。

エリザベート

エリザベート

東宝

帝国劇場(東京都)

2012/05/09 (水) ~ 2012/06/27 (水)公演終了

満足度★★★★

今シーズン初見
エリザベートは初演から見続けていて、今回も一通りは見ます。

ダブルキャスト、トリプルキャストと増えて、その組み合わせを全部見ようとすると(←東宝の思惑通り)、すごくお金と時間が取られますが、好きだからしょうがないですね。

今シーズンのエリザはこれが初めて、山口さんの歌い方が変わっていました。調子が悪かったのでしょうか。
「いきたお前に愛されたいんだ」では「あ~~~いされたいんだ」と極端に伸ばされていたり、他も全体的にささやくような歌声になってました。
一緒に観た友人は、全部の歌い方が「ふ~たり~でお~どぉった(婚礼の夜を覚えているだろう)」と同じになっていたと言っていました。(←わかる人しかわからない説明)
山口エコーは、当然、フル活躍でした。

エリザは春野すみれさん、お初です。一幕では高い声が出なくて歌が安定せず、ハラハラしました。最後まで音を取らず台詞のようにして叫んだりするのが、ごまかしているようにも見えました。
そして予想どおり、若い時のエリザの場面ではかなりの無理が(汗)
瀬名さんでも違和感ありましたが、無理してトップ男役にエリザをやらせなくても、娘役でもっといい人いるじゃないかと思ってしまいます。(集客のためには仕方ないのか)

と、一幕終わった時は、不満タラタラだったのですが、春野さん、二幕になってぐっと良くなりました。
『二隻のボート』の場面は、いつになく感動しました。


素晴らしかったのが、エリザの父親マックス役の今井清隆さん。
前回の『眠れる雪獅子』でも素晴らしかったのですが、本当に豊かな声量と表現力。
この日見た回は、主力メンバーがこぞって調子悪そうだったので(禅さんもカリンチョも)、ただひとり別格の存在になっていました。

そして、この回での一番の目玉は大野ルドルフでした。
以下、配慮してネタバレへ。

ネタバレBOX

先に観たひとから、「重い」とか「下手」とか聞かされていましたが、まさかここまでとは!!というルドルフでした。

なにしろ、写真で見る限りお顔はギリシャ彫刻のようにおきれいで、事前のインタビューでもすごく上品そうに見え、私的には3人のルドルフの中で一番期待していたのです。

それだけに、ショックらーじ。

オープニングでチラッと出たところでは「あらそんなに下手じゃないわよ」と安心したのですが、そしてフランツと一緒にでてきた場面でも(←立ったまま、しかも台詞が中心だから)、「普通に聞けるわよ」と自分を納得させていたのですが、踊りが付いたらもう大変。
浦井くんの時とは「別の歌?」みたいになっていました。
なにより、そのダンスが全然踊れていないんですよ~。

ある人が、山口さんとの『闇が広がる』をダンスじゃなくって「取り組み」といいましたが、そんな感じ。
山口さんも踊れないけど、まあ山口さんだからいいんです。
踊れないルドルフは……キツイなあ。(歌えてもいないし)
大野くん自身、辛いんじゃないかなー。

といいつつ、応援しています。綺麗だもん。
顔の綺麗は七難隠す。隠しきれてないけど。
最後まで、がんばってください。
『ウェディング、ラン!』

『ウェディング、ラン!』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

劇場MOMO(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

笑い満載
バカバカしさを全力投球で突っ走る8割芝居の真骨頂。120分間笑いが絶えない芝居でした。濃い顔の俳優陣がとてもとても印象的です。10周年の節目で,今回で俳優業引退する役者さんもいるし,劇作家としては筆をおくことになるということですが,これからも観ていきたい劇団です。それにしても,観劇した回はなぜかちょっと観客数が少なかった。こんだけ面白いんだから,もったいないなぁ。

このページのQRコードです。

拡大