最新の観てきた!クチコミ一覧

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翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

バナナ学園純情乙女組

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

ワカメは必要?
初見。疲れた。外からの水やワカメ等々の攻撃からはかなり防御できたけど、レインコートの中は汗でぐっしょり・・・レインコートの意味は皆無。攻撃が怖くてちゃんと観れないし(相方は眼鏡外す始末)、セリフは聞き取れず、アキバ系音楽が響き渡る45分。早く終わる舞台を嬉しく思うのはいかがなものか?エンターテインメントではあったかもしれないけど、演劇ではなかった。ただし、言うほど怒ってはいないのはバナ学の策略にハマったのか?(苦笑)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

目的は達成
ズバリ「MCR」と「梅棒」を観に。堀越涼さんにも期待。もちろん筆頭の2劇団は安定感あって言うことなしの面白さ。これまでのMCRやドリルチョコレートで拝見した大好きなあずきちゃんの再来に大喜びし、バナ学の野田裕貴さんのいつもながらの可愛らしさに目が釘付け(笑)。強いて言うなら、15分という短時間の制限のせいか、2劇団とも得意分野の手法が前面に出すぎて多少ベタな印象も・・・。堀越さんは観る作品ごとに全然印象が違って興味深い。そんな中、伏兵だったのが「Mrs.fictions」。これは面白く意外にもホロリとさせられた。

ことほぐ

ことほぐ

intro

生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★★

祝祭の儀式として!
三人の妊婦が舞台上に登場した瞬間にこの作家の感性に恐れ入った。
臨月の近い妊婦が三人だけで暮らしている。そのシチュエーションだけでどれだけ劇的なことか。

そして、劇中叫ばれるが、本来最も幸せであるべき妊婦が不幸せを競うという状況に胸打たれるものがある。彼女たちは何から逃亡し、何と戦っているのだろう。

ことほぐというタイトルがいい。演劇は祝祭の文化だ。円形の舞台に祭りという要素を取り込み、神に祝福されるべき妊婦の悲喜劇を見事に凝縮して見せてくれた。北の国に演劇の神髄を観た気がする。

翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

バナナ学園純情乙女組

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

バナナ学園の挑戦はこれからだ。
バナナ学園の群衆演技は、一見破天荒に見えて、二階堂瞳子の緻密な演出でなりたっている。あれだけの人数を演出しきるというだけで、彼女の能力に感心する。

今回暗黒AKBがシェイクスピアの世界に降り立ち、演劇界のシェイクスピアブームを蹂躙してみせたような作品。賛否両論であることこそが彼女の狙いであろう。

彼女の演劇革命家としての姿勢が魅力的だ。今回の作品で彼女がやろうとしたことの全てが成功したとは言えないが、目指しているところは深い。

月の岬

月の岬

青年団

座・高円寺1(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

良い作品
開場後に着席して舞台セットを見ると、奇をてらっているセットではないのだが、味があって凝っていて・・・印象的でとても好み。当日リーフレットを見ると舞台美術が劇団MONOでは俳優もなさっている奥村泰彦氏とある。彼の舞台装置はいつも感心する。道理で好み。
作品は初見でしたが、何気ない日常生活のやり取りの中にひとりひとりの心の機微が見え隠れする素晴らしい作品。想像以上に良かった。
劇中、聞き覚えのある声に出演リストに目を落とすと、数回拝見したことのある劇団「643ノゲッツー」の伊藤毅さん。青年団の所属だったとは驚きました。でもそう考えると納得の演技力。今回の劇中でも良い味を出してました。

夢!サイケデリック!!

夢!サイケデリック!!

範宙遊泳

アトリエ春風舎(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

女優熊川ふみを堪能!
いつも新しい演劇のスタイルを生み出して驚かしてくれる範宙遊泳だが、今回は劇団員と劇団員同然の福原冠とで、これが範宙遊泳の原点とでも言うべき楽しい作品を見せてくれた。

それにしても熊川ふみという女優は素敵だ。あれだけ表情豊かな女優はなかなかいない。とてつもなく面白い顔から美少女のような美しさまで、秒単位でころころ変化していくのである。その熊川ふみを心ゆくまで堪能してもらおうというのが今回の芝居だ(というのは私の勝手な解釈。)

夢の中の不思議な世界は、時にアリスのように、訳がわからないけど素敵でわくわくして、そして詩的なのである。大橋一輝、埜本幸良、福原冠のバランスがよく、それぞれが独特な世界を持つ魅力的な役者達であることもうれしい。これからどれだけ大きくなっていくのか楽しみだ。

オーシャンズ・カジノ

オーシャンズ・カジノ

北京蝶々

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

まさにエンターテイメント!
王子小劇場での公演だが、去年観たトラムよりスケールを感じたのは不思議だった。

北京蝶々は最近、演出家を外部から連れてくるというシステムを取っている。毎回、色んな演出家を連れてきて演出の違いを楽しもうということではなくて、作品に応じて、その作品にあった演出家に依頼するというシステムだそうだ。新しいスタイルだし、それがこの劇団にはとてもあっている。

今回ぬいぐるみハンターの池亀三太が演出と聞き、テーマ性が前面に出る北京蝶々と、感覚的な演出をする池亀三太とが果たして合うのかと心配したが、杞憂だった。作品のスタートから、ハリウッド映画を思わせるような楽しさ。わくわくどきどきしながら、大塩作品を堪能出来た。

役者では、鬼頭真也と堀越涼の演技にしびれた。二人の対決シーンは最近の演劇の中でも特に私のお気に入りシーンとなった。

深海のカンパネルラ

深海のカンパネルラ

空想組曲

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/04/15 (日) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

素敵な役者達のまばゆい競演!
フライヤーがまずとても素敵で空想組曲のファンタジー世界を見事に表現している。

素晴らしい役者が揃っているが、中でも中田顕史郎のうまさは別格。もっともっと中田顕史郎を観たいが今回はわざと中田顕史郎を控えめに使ってみましたという贅沢な作り。

キャラメルボックスの次代のホープ 多田直人が主役に抜擢されているが、多田はこういう少し影のある役をやらせたら絶品。演技に少しずつ色気が出てきた。これからがますます楽しみだ。

川田希、小玉久仁子、渡邊とかげ、牛水里美・・・と、私の好きな女優のオンパレード。贅沢感満杯の公演だった。

ストレンジャー彼女

ストレンジャー彼女

tsumazuki no ishi

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/03/28 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

独特の空気感に圧倒される。
始まった瞬間からその独特の空気感と質感にしびれてしまった。一見ホラーかと思わせるような暗い作りだが、演出も務める寺十吾が出てくると、独特のユーモア感があり、不思議な魅力の作品に仕上がっている。寺十吾の存在感が圧倒的。

母親役(クマコ)を演じた大高洋子が、どすの利いた台詞回しで芝居を引っ張っている。これまた魅力的だ。

ただ、登場人物が多く、ひとりひとりの役どころがつかみきれなかったのが残念。たぶん、2回、3回と観ればますます面白くなっていく作品だろう。

「4 1/2」 「キッチンドライブ」

「4 1/2」 「キッチンドライブ」

劇団子供鉅人

ポコペン(大阪府)

2012/03/25 (日) ~ 2012/04/16 (月)公演終了

満足度★★★★

ここでしか観られない芝居に出会えた。
ポコペンと呼ばれる彼らの拠点は築100年の趣ある民家。そこを見事に使って、劇場では味わえないリアリティと不思議な空間を生み出している。

物語は同棲数年の男女の住む部屋を軸に展開する。その男女を演じた影山徹とキキ花香がとてもいい。すれ違っていく男女の哀しさを見事に表現している。

そこへ乱入してくるさまざまな人々。時にシュールであったり、時にドタバタであったりしながら、物語は不思議な世界を描き出す。

ここでしか観られない芝居に出会うことはとても楽しいことだ。

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

DULL-COLORED POP

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

POPでおしゃれなふりをして・・・
作品としては、最近のダルカラの公演の中ではちょっと毛色の違うテイスト。開演前に舞台上で観客に紅茶をサービスしたり、かわいいネコが出てきたり、いかにも今回はPOPでおしゃれな作品に挑戦!かと思えた。

しかし、後半になると、さすがの谷賢一作品、どこにでもある家族の問題を独特の目線で、しっかりと奥深く描いている。ネコがあまりにかわいいので、コメディタッチの作品かと誤解してしまうが、実は本格派の作品。最後にはぐさっと心をえぐられた。

主役である母親役をダルカラの演技派俳優大原研二に演じさせている。ここら辺も谷演出はさすがである。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

妙ージカルの集大成と言うべき作品
羽衣の公演はいつも歌と音楽が素敵だが、今回は全編が歌と音楽で出来上がっているような作りで、いつも以上にエンタメ的要素の強い素敵な作品に仕上がっていた。

羽衣という劇団は従来、好きな人は大好き、合わない人は合わないという劇団なのだが、(もちろん私は大好き派だ。)今回は全ての人に楽しんでもらえる作品に仕上がってる。その分、コアな羽衣フアンは物足りないと感じてしまうかもしれない。そこら辺のさじ加減、なかなか微妙だ。

私的には近年の羽衣の中でも1番好きである。なんと言っても糸井幸之介の素敵な歌詞がいつもは聞き取りづらいのだが、今回は全てクリアに聞き取れた。劇団の進歩を感じる。歌が上手くなっているし、また踊りがいつも以上に素晴らしかった。

個性的な役者陣の中でクロムモリブデンから客演の幸田尚子が圧倒的な存在感を見せつけた。さすがである。

うれしい悲鳴

うれしい悲鳴

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

新たに旅立つ決意を見た。
ひょっとこ乱舞のいいところは独自のスタイルを持っているところ。群衆での動きからダンスに移るところなどは、オリジナリティが高い上にとても素敵だ。

今回はストーリー性に少し重点が行き、その分詩的な部分が抑えめであった気がする。舞台美術・音響・照明・演技、それらのひとつひとつが水準高く、そのトータルバランスがこれまた見事なのである。

それにしてもひょっとこ乱舞には素敵な役者が揃っている。劇団員だけでも豪華さを感じさせるくらいなのに、今回客演陣がまた凄い。次回、アマヤドリと改名して、劇団がどう変貌するのか、楽しみでならない。

ミッション

ミッション

イキウメ

西鉄ホール(福岡県)

2012/06/09 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり前川さん
だったし、目立たない長男のはずなのに目立ってた浜田さん。
きれいな舞台だった。雨がものすごかった。なんだかよくわかんない謎かけは
多かったけど、どう解釈してもいいよ、と言われてる感じがした。

THE BEE Japanese Version

THE BEE Japanese Version

NODA・MAP

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

何も言えません
圧倒されました。終演後、カーテンコールで無意識に立ってしまっていた。
最後列だったんだけど。

THE BEE Japanese Version

THE BEE Japanese Version

NODA・MAP

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

凄かった!
何をとっても無駄のない演出でした。
素晴らしいお芝居でした。
また観たいと思いました。

看板娘ホライゾン

看板娘ホライゾン

ホチキス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

初ホチキス
笑いあり、涙あり、ホラーあり、どんでん返しに、あらゆる要素がつまった楽しいステージでした。

ネタバレBOX

ただひとつ、旦那さんの子供が.....だったのだけが気になりました
乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】

乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】

直子あんりタイタイ

CCAAアートプラザ ランプ坂ギャラリー ランプ3【四ツ谷】(東京都)

2012/06/02 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

狭い会場ながらも
客席に段差を設けたのは好感がもてました。いすは小学生低学年用?かと思われるものでしたが。
本がやはり映像用のような気がして、舞台としてやるには脚本をかなり工夫しないといけないようなとの印象が残りました。

べスティエール

べスティエール

オールピスト東京

原美術館(東京都)

2012/06/09 (土) ~ 2012/06/09 (土)公演終了

満足度★★

動物と乙女とマッチョ
映像作品、サックスの生演奏、ダンスによるパフォーマンスで、当初は雨が降った場合は屋内で上演することになっていたのですが、最終的に雨でも屋外で上演することに決まり、雨が降る中をレインコートを着てパフォーマンスを観るという珍しい機会になりました。

クリス・マルケルさんが撮った歩き回る象、フクロウの顔のアップ、牛同士の闘牛、鍵盤の上で寝る猫の映像が壁に投影され、モチーフやイメージを引き継いだ、ダンスや演奏のパフォーマンスが続き、マルケルさんの映像が再度写し出された横に手持ちカメラによるパフォーマンスのライブ映像が併置され、重層的な空間が作り出されていました。

闘牛の映像の後に続いて行われた、コンタクト・ゴンゾの格闘パフォーマンスが雨や泥、ライブ映像とあいまって殺伐とした雰囲気があって格好良かったです。猫の映像の後にはクリウィムバアニーがいつもの露出度の高い衣装でコケティッシュに踊り、可愛らしかったです。
『クリスマスのための組曲』と題された最後のパートは映像はなく、戯れるクリウィムバアニーのメンバーをコンタクト・ゴンゾのメンバーが抱きか抱えたり台車に載せて連れ去っていくパフォーマンスで、動物の世界を通じて社会を風刺しているように感じられました。

コンセプトは面白かったのですが、全体的にバタバタ感があり、狙っていたであろう水準に達していない印象を受けました。

さらば、豚

さらば、豚

流山児★事務所

ザ・スズナリ(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/12 (火)公演終了

満足度★★★★

ダークなアングラファンタジー
閉ざされた空間で生命の危機にさらされながら
男たちの夢と現実がぶつかり合う、アングラの匂い立ちこめる舞台だった。
男度100%の芝居は流山児☆事務所の得意とする分野だが、
男の弱さと哀しさがにじんでいて、しかもエンタメなところが魅力だ。

ネタバレBOX

男が一人、九州の廃坑となった炭鉱の中で語り始める。
「全ては3日前に始まった…」

彼は桜組の下っ端ヤクザの郷屋(ごうや・若杉宏二)。
炭鉱が無くなって今やヤクザの収入源は豚を飼うことだ。
上からの命令でもう5年も仲間と豚の世話をしている。
その66頭の豚が、ある日突然姿を消した。
これはやはり豚を飼っていて、敵対する梅組の連中に違いないと考えた郷屋たち5人は、唯一考えられる場所、12年前の忌まわしい廃坑へと豚を探しに行く。
しかしそこで彼らを待ち受けていたのは、同じように忽然と消えた豚を探しに来た梅組のヤクザ達4人だった…。

炭鉱の中で「炭坑節」を歌うと必ず落盤事故が起きるという言い伝えが効いている。
武器を持たなければ不安、誰も信用しない、生き残るためには平気で裏切るというヤクザの習性が、閉ざされた空間の中で疑心暗鬼を増幅させていく。
その結果恐怖にかられたヤクザ達は次々と殺し合い、生き残った者はある究極の選択を迫られる。

上手と下手にひとつずつ、2方に伸びる細い坑道がその先にあるものを想像させて不気味。照明の変化で時間と、夢と現実の境界を行き来するのもとても良かった。

若杉宏二さん演じる郷屋が登場人物を紹介し、状況解説もはさむのだが
これがとても判り易く、ヤクザの個性やその後の行動を納得するのに助けになった。
似たような強面のヤクザにもバックグラウンドがあり、
それぞれの死にざまにつながるから情報が生きて来る。

今回の塩野谷さんは信用金庫の経理担当者からヤクザに転職した変わり種を演じた。
これが、性根がヤクザなのは実はこの経理マンではないかという行動に出る。
びくびくしていたくせに狂気に走るところは、やはり塩野谷さんらしさ全開。

狼と呼ばれる老兵(本多一夫)が彼らに武器を与え、殺し合いをさせたり
「炭坑節」を歌って落盤事故を引き起こすように仕向けたり
幻のような存在ながらヤクザ達を操るというのも、因果応報を感じさせて存在感あり。

いつの世にも時代と組織に翻弄される男の姿は同じ、
足を洗って生き方を変えたいと思いながらまた1日が過ぎて行くのも同じ。
家族の気配薄く、夢ばかり食べている彼らに今の時代が重なる。

郷屋は結局死んだのか、生き残ったのか・・・?
あの“落盤事故の時に空を見るための窓”は永遠に開かないだろう。
「豚は夢をみる」と老兵は言って消えた。
「人はもっと夢をみる」だろう。
その哀しみが強く残る舞台だった。

これが女だったらどうなっただろう。
同じように殺し合うんだろうか?もっと残酷か…。
ふとそんなことも考えた。

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