最新の観てきた!クチコミ一覧

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ゴドーを待たせつつ

ゴドーを待たせつつ

踊れ場

ひつじ座(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★

ゴドーを待たせつつ
ちょっとねじった感じが良い。

ネタバレBOX

真嶋一歌のやさぐれたような演技が好き。ポッツォ役の立木雄一郎やラッキー役の植田祥平、男の子役の太田彩佳の演技が良かった。特に太田は(目の)表情が良かった。

「ゴドーを待ちながら」に(現代日本の)コンビニの場面を加えてある構成。意味はよくわからんけど、一幕でダレた気持ちが回復した。
忘れな草

忘れな草

柴崎正道プロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/06/26 (火) ~ 2012/06/29 (金)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり岸田理生作品は素晴らしい・・
戯曲、役者とも素晴らしかったように思いました。

瑠々と言うと・・・・
自分は、ヴェデキント云々というよりかは、
森茉莉の「マドゥモァゼル・ルウルウ」
(少女趣味な感じがして自分はこの人の作品をほとんど持ってないのですが、
この宇野亜喜良画の薔薇十字社版を底本とした河出の本だけは、
凝った装丁が面白かったこともあり、持っているので
を思い出すのですが、
こういった岸田理生作品の天衣無縫で幻想的なファム・ファタル像は、
やはり時代を経てもなお素晴らしいと思います・・。

この作品の上演は26年間まったく無いこともあり(自分も初演を観てません
今回の公演はかなり貴重な機会なのではないかな、と。

挫折と思いやりと連続殺人

挫折と思いやりと連続殺人

G-フォレスタ

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

新しい体験のサスペンス♪
最大の特徴は観客参加型演劇だと言う事!
観客がストーリーを決める!犯人を決める?
初体験だったのでどういう事なのか期待感を持って観劇!

もう固定のファンがいらっしゃるのか?ほぼ満席!
セットもサスペンスが似合いそうに作り込んでます!

この舞台はナビゲーター役の人が進行します
(世にも奇妙なタモリさん役みたいな)

始まってすぐに最初の選択が⁈
その離島に一人の人物が降り立った!
その人物は男か女か⁈お客さんが挙手による多数決♪
この回は女性に決定!

終演後に分かったのですが選ばれたなかった男の役者さんは出番なし…
なんともシビアだなぁ(^_^;)

出演されている役者さんも普段見かけない人ばかりなのですが
しっかりとした大人の演技をされるなぁ~と感心♪

話しは会話が中心の展開ですが上手な演技が舞台に惹きこませて
サスペンスの緊張感も高めます!

お客さんが選択する演出を巧妙に使ってバッドチョイスした時の展開などかなり盛り上げてくれます(^^)

全体的に話しが説明的な部分が多かったのが少し気になりましたが…(^_^;)

ナビゲーター役の人がいいアクセントになっていて、お客さんのワクワク感を高めてくれます!

ラストはそうきましたか~♪
選択によって色々なエンディングが用意されているらしい(^^)
他の選択も気になりますね~♪

新しい体験型のじっくりとサスペンスを愉しめる大人のお芝居でした♪

Utrobne ~ 虚舟 ~ うつろぶね

Utrobne ~ 虚舟 ~ うつろぶね

横浜赤レンガ倉庫1号館

国分寺市立いずみホール(東京都)

2012/06/26 (火) ~ 2012/06/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

天上
前半は女性陣が彫刻のようで美術的、後半はダンス的でモーツァルト絶筆のレイクエム・ラクリモーサ以降。死を笑い飛ばす陽性なものがある。観客の反応は熱いカーテンコールの通りで、海外遠征は胸を張っていってほしい。

Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

さりげない会話で、いつもの日常にちょっとしたいい予感を見せてくれる
そんな作品。

とてもオシャレな感じに仕上がったレストランのセット。
そこで、大げさなことではない、日常にある、ちょっとしたいい予感をさせ、心をほっとさせてくれるような、そんな人間関係が繰り広げられる。

ネタバレBOX

どこにでもいそうな、普通のいい人たち。
頑固な兄も、実は単に頑固というだけでなく、口下手で、人に何かを伝えるのが得意ではなく、そのことを自分も知っている。バイトの子との関係もちょっとした台詞でうまく表現していた。
弟も器用に見えて、実は不器用。
兄弟仲も悪そうに見えて、実はそうでもなく、いい距離感でいられるようだ。
仲を取り持つ妹がいる、という設定が効いている。

登場人物たちは、それぞれが今の自分を生きているという感じがよく出ている。

彼らが、出会い、すれ違い、別れていくのだが、その微妙な関係が台詞などでいい感じに伝わってくる。
「神の視線」のごとく、すでに知っていることや、登場人物と同じ視線で見て、「そうか」と思わせたり、観客の視線のコントロールがさりげなくうまい。

普通の物語に、ちょっとしたアクセントで、博士や銀行員が絡まってくる。
こういう人が絡まってくると、そこまでの全体のトーンを乱したりすることが多いのだが、これは違う。トンガリすぎないようなコントロールがいい。
特に「博士」の菅野貴夫さんは、笑いをうまい具合に引っ張ってくる役なのだが、演出と役者さんの持っているキャラの雰囲気で、違和感なく見られる。
変に声を張ったり、「ここが面白いとこですよ」感を、演技に滲ませることがないのがうまいのだ。

俳優さんでは、この菅野貴夫さんと、すっと背筋が伸びている立ち姿に現れてくる、役柄の表現がとてもいい、みのり役の黒木絵美花さん、蓮っ葉な感じに見せながらも、兄弟の仲をうまく取り持つ気遣いがうまい岡田あがささん、この舞台の中で、一人固い役所の兄・竹井亮介さんが印象に残った。

無駄な説明台詞なしでの、開店後のレストラン、さらに暗転後の5年後という設定とその後の人間関係を、やはり余計な説明台詞なしに見せる巧みさ。
その5年間に何があったのか、ということを、声高にストーリーの牽引としないところもうまいと思う。
観客の欲しい情報を見事に散りばめていく。

自分のやりたいことへの距離感とか、諦めたことへの後悔とか、これから向かう未来への期待とか、不安とか、そんなさまざまな想いを胸にしながら、やはり日常を生きていく。
しかし、その日常は、決して悲観的なものばかりではない、という予感をラストに見せてくれる。
大成功するとか、そんな大げさなものではなく、ちょっとした、例えばいい友だちができそうだ、とか、そんな程度のさりげない、いい予感だ。

タイトルの「Goodnight」は、「いい予感がしそうな明日へ」向かって、一歩を踏み出すための挨拶であった。

フライヤーの雰囲気も好きだが、イタリアンレストランのメニューを模したような当日パンフもいい雰囲気。
狐狗狸狐狸九九二錠の1/2

狐狗狸狐狸九九二錠の1/2

mimimal

新宿眼科画廊(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題410(12-153)-2
19:30の回(曇)。昨日に続き2夜め。同じく19:00着、受付開場、入って右(先夜と反対)。なんと女学生のお喋りにはちゃんと台本があって、スクリーンに映っていました。昨日だって見えているのに気がつかなかったとは…。2種あり、日本語として通じる会話、単語が並んでいるだけの会話。最初「1/2」が映っている。劇中の(スクリーンの中)街はたまたま?個人的には昨夜の位置のほうがみやすかったです。同じお話ですが面白かったですし、役者さんたちがよかったのも大きいようです。印象深い作品に出会えてよかったです。

シレンとラギ

シレンとラギ

劇団☆新感線

青山劇場(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★

マンネリ気味?手抜き感が否めない
殊更、どこがどう悪いという印象はないけれど、昔の新感線には必ずあった、お客を楽しませようという気概が感じられないと言うか、劇団の意気込み不足と言うか、何だか停滞感がいっぱいな空気がありました。

少なくても、中島かずき作品の場合は、ワクワクする高揚感が楽しみでならなかったのに…。

キャスト陣に、輝く宝石の原石的な人材がいなかったのも、ワクワクしない原因かもしれません。

騙し、騙されたり、裏切りや、隠された秘密なども、今や、現実社会の仕組みの方がずっと手が込んでいて、もはや、ストーリー展開に、何の意外性も感じないし…。

味付けが好きで通うレストランの料理がイマイチと思ったら、いつものコックさんがお休みだった的に、何となく、満足感が得られず、とても残念に思いました。

しかし、じゅんさんは、いつでも素晴らしいエンターティナー。役者は常にこうでなきゃというお手本のような方だと感服します。

高橋克実さんの凄みは一見の価値あり。

北村有起哉さんは、配役表見るまで、気づかず、それだけ、役になりきって演じていらしたことに瞠目しました。

ミサギ役の石橋杏奈さんは、演技的にはまだ未知数ながら、清楚で可憐な立ち姿が印象的でした。

お名前はわからないのですが、高田さん演じるモンレイの娘役の女優さんの、度胸のいい艶技には、大いに好感が持てました。また拝見するのが楽しみな女優さんです。

ネタバレBOX

永作さんは、立ち姿とか、やや期待ハズレな部分がありました。

今までの客演女優さんが、かっこ良過ぎたのかしら?

藤原さんは、良くも悪くも、藤原さん。安定しているけれど、意外性がなく、ちょっと物足りない気がしました。

ヒトイヌオの河野まことさんが愛嬌があって好き!

最近、猫ばかり出て来るから、犬が登場すると、それだけで、癒されます。(笑い)

実際の社会の方が、悪巧みも入り組んでいて、怖いから、北と南の策略の攻防にも、大して心が動きませんが、ただ、ちょっとぞっとしたのは、「愛は殺し合い」と、教団のロクダイになったラギが煽動する場面。

実際、現実社会にも、こういう教義が蔓延していそうで、怖い!

いつもなら、疾走感を感じるラストも、何だか、薄味の印象でしたが、ラギがシレンに向かって問う台詞、「それは○○として?○○として?」に対し、シレンが、微笑みながら、「ヒトとして」と返す場面では、ベタなんだけど、ややグッと来ました。
ヒーロー ア ゴーゴー!

ヒーロー ア ゴーゴー!

劇団東京都鈴木区

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑いあり、涙あり
手をたたいて笑えて、時々涙して、そして見終わった後は気持ちがほっこり暖かくなる。そんな舞台でした。
登場人物一人ひとりにしっかりとした個性があって、それがすごくバランスよくて、見終わったあとはみんな大好きになっていました。

何度でも見たくなる、なんだったらDVDもほしくなる劇でした。再演希望!

ネタバレBOX

鈴木さんのおデコ、無事だったんでしょうか・・・おかもちとぶつかったとき、どえらい音がしましたけど・・・
ミュージカル 湖の白鳥

ミュージカル 湖の白鳥

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

サービス満点
何回でも見たくなるような、楽しいことを全部凝縮したようなステキなミュージカルでした。あっと驚く演出は、手品みたいな、サーカスみたいな、紅白歌合戦みたいな、キラキラとワクワクの詰まった舞台空間でした。

ネタバレBOX

舞台を占拠して鎮座する白鳥を模した遊覧船にまずは圧倒される。公演パンフにもありましたが、「記憶に残る舞台美術」だと思います。また、この巨大な白鳥の至る所から役者は出てくるし、小道具も飛び出すという仕掛けが楽しいです。

物語は主人公の白鳥(しらとり)の恐るべき妄想力の話。「やれば必ず成功する、でも成功して自分が完成してしまわないために敢えてやらない」という持論から、もしかしたらこうであったかもしれない圧倒的なサクセスストーリーをトートーと語ります、再現されるその妄想の数々、それは全て粉代湖という大きな湖の上の白鳥を模した遊覧船の上で繰り広げられます。妄想と現実、妄想と妄想同士も時間軸が目まぐるしく変化する様は、白鳥の現実と妄想の狭間で葛藤する精神状態と相関しているように見えます。その現実の白鳥が小さくちっぽけに見えれば見えるほど、妄想の世界はとても大きく見えて。物語の終盤、客席(湖の対岸)から発される「大体の人間はちっぽけだ」という台詞はとても前向きなメッセージだと思いました。1つ1つのミュージカルナンバーも多彩でコミカルで、盛り上がれるものが多くて、サービス精神あふれる作品だなと思いました。

あおきりみかんの魅力は、誰も思いつかないような特異な設定と、その設定を生き生きさせるような多様なキャラクターが膨張させ続けて収拾つかないような物語が最後にギュッと収斂していく様、そしてその物語を役者のアクロバットかつ洗練された所作で場転までも面白く魅了し続ける演出、空間作りだと思います。そういう意味では、本作は白鳥のちっぽけさが際立つほど、その世界の矮小さが引き立って何だか小さくまとまってしまったなぁという印象でした。また、せっかくの物語の躍動感がミュージカルナンバーで停滞してしまっているように思いました。 エネルギーの詰まったあおきりみかんの舞台とミュージカルの親和性は高いと思います。是非、またミュージカルに挑戦してほしいなと思います。

名古屋・三重の会場に比べて東京公演は小さい会場ですが、同じ構成で物語が進んでいたのか役者を持ち上げるシーンや、宙吊りになるアクションも見栄えが悪く勿体無いなという感じがしました。そういう意味では8月の座・高円寺での再演は、シアターグリーンより広い会場なので、より魅力が引き立つのかなと期待高まります。
「ギブミーテンエン~昭和29年のクリスマス~」(6月)

「ギブミーテンエン~昭和29年のクリスマス~」(6月)

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

確かに「異色作」
60年代のモノクロ日本映画(それも東映や日活ではなく大映か東宝?)的なニオイで進行しつつ、結末は70年代アメリカン・ニューシネマ風。
混乱期をとにかく生き抜こうとする=生きるためには手段を選ばない人々のザラリとした物語が次第に悲劇に転じて行く切なさよ。
初演に比べてややマイルドにしたというラストもイイ感じ。

Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

おしゃれ
その夏の夜の出来事、テーマ自体は目新しいことはありませんがおしゃれでした。

ネタバレBOX

兄のレストランが舞台。人当たりが悪く自分の考え方に拘る兄の店は、明るい性格で接客面に長けた弟が協力していた開業時こそ流行っていたものの、その後弟が別のレストランを始めてからは客足が減り赤字続き。弟の店も、シェフに言いたいことが言えず、兄の店を手伝っていた頃から5年経った今ではこちらも火の車。そんな折、以前兄の店でアルバイトをしていた女性の送別会が開かれることになり、関係者が集まり始めたものの、近くの道路で水道管が破裂して水道とガスが止まり送別会は中止、雑談して三々五々散会していく過程を通して、若者の夢、目標に対する考え方や行動を描いた群像劇。

暗転後の5年間で兄弟の関係、男女の関係、経営面、全てが変貌していました。上手いですね。

兄が和食、弟がレストランという兄弟を私も担当したことがあり、事情が良く理解できます。それを踏まえて…、

兄弟が各々の長所を活かし一つの店を経営したら良いのにとも思いますが、反目しあうものです。ただし、銀行借入のことを考えると、現実社会では家族構成如何によってはお互いが連帯保証人になっている可能性があります。兄弟がランチを巡る考え方の違いで喧嘩別れをしたということになっていますが、もしかしたら借入関係の書類を通して時々関係を意識していたかもしれません。

また、銀行の営業担当者が債務者から、特に延滞者から物品を受け取ることはあり得ません。社会通念上どうしても断れないような場合でも記録に残します。大川さんの営業担当者はちょっと甘かったですね。

重要なキーパーソンである女流シェフと弟の関係ですが、5年前は声を掛けようとしていたように見えましたが、結局は声を掛けなかったようです。かと言ってケイに声を掛けたのか、ケイは男性シェフと付き合っていたのだし、タイミング次第だったとも言えますが、妹の思惑も働いていたようでよく分かりませんでした。

ファミマ愛はちょっとしつこかったです。
笑の神様【連日満員御礼!ご来場誠に有難う御座いました!】

笑の神様【連日満員御礼!ご来場誠に有難う御座いました!】

江古田のガールズ

シアター711(東京都)

2012/06/21 (木) ~ 2012/06/25 (月)公演終了

満足度

残念
自分の好みではありませんでした。

旬は過ぎたね。

頗りたい-スコブリタイ-

頗りたい-スコブリタイ-

ウラダイコク

RAFT(東京都)

2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

頗る芝居
絶対に万人受けはしませんが、私は満足しました

もやもやっとした気持ちを今回も受け取りました
「頗る」芝居でした
もう少し作品内容をかみ砕くのに、時間がかかりそうですが…

おそらく「頗りたい」という気持ちは、作・演出の如月さんの気持ちをそのまま出しているのかなと

今後もご活躍を楽しみにしています

R・P・G!!

R・P・G!!

UNITレンカノ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

頑張っていた
勢いがって、そこそこ楽しめました

荒い部分が少し、気になりましたが、満足しました

挫折と思いやりと連続殺人

挫折と思いやりと連続殺人

G-フォレスタ

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

よかった&おもしろかった!
 相当睡眠不足でしたが全く眠くならない展開だった。
 途中の客席選択が舞台の流れを止めなかった。
 別の展開は?ととても興味深くて予定がなければ翌日も観に行きたかっ  た。
 終演後に時計を見て、もうこんな時間だったのと驚いたほど短く感じた。
 観客を惹きつける演出に拍手!

 公演内容とは関係ないですが、会場も見やすくてステージとの一体感が持てる雰囲気でよかったです。

教室短編集

教室短編集

劇団「14歳」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

バジリコⒻバジオ & DULL-COLOREDPOP 演出作品
強烈な御評価か続いていて・・・「その御評価、ごもっとも!」なんだけど、とりあえず他の2本も観ておこうと、グニャグニャで脂ベチャな吉野家のうな丼を食べてから、シアターグリーンへ。

まずは、バジリコⒻバジオの佐々木充郭さん演出の『山に登る』。

内容は、題名のまんま「中学生が遠足で山に登る、までの話」。

演技レベルは、『チェリーボンボン』『春の日』より、ワンランク上(ただし、前2本は初日に観たので、公平な比較ではないだろうけど。てか、公平でないことを願うけど)。

脚本もそれなりにイイ。「大泣き」のタイミング・必然性もイイな、と。

ラストの大演説は、14歳の幼さ・輝き、そして自立の芽生えをヒシと感じたなあ。とても良かった。

DULL-COLORED POP谷賢一さん演出の『リボン』。

この作品が、4作品では一番好き。

内容は、「中2の夏休みに仲良しグループでどこに遊びに行くか?」ってだけ・・・のように思われて、途中でガラっと様相が変わって・・・ボクのようなD.T.感度バリバリの中年の胸がキュンキュンする展開となるんだよねー。

坪田さん、ズルイよ(笑)

「どこに行くか?」の会議(?)も、ベタといやぁベタなんだけど、楽しいです。

思わず「富士急ハイランドにしようぜっ!」って言いたくなっちゃったもん(笑)

演技のレベルも、4グループで一番良かった(もちろん、現時点で)。

キャッキャキャッキャの騒ぎ方も、きちんと演技されてたし。

「騒ぐのはいっつも教室でやってるから、いつもの通りで」って感じでやると、観てらんないくらいにわざとらしくなっちゃうのに、きちんと演技をして「騒ぐ」と「おー!中学高の頃の女子ってこんなんだったよなー」と素直に受け入れられる・・・演技するってオモシロイナ。

セックスん時の「声」も同じようなものなのかもな!笑

日曜日まで公演は続くとのこと。

『山に登る』『リボン』のステージで、甘酸っぱくなっちまうのも、梅雨の過ごし方として悪くないと思います(笑)


ステキなチェックメイト

ステキなチェックメイト

円盤ライダー

HOTEL SHERWOOD(東京都)

2012/06/14 (木) ~ 2012/07/03 (火)公演終了

満足度★★★★

最後に
笑いだけで終わるのかと思いきや、ラストにホロリとさせる隠し球が!!劇場以外での公演、何度か観させてもらいましたが、距離感が違いますね!?観ているだけなのだけれど、ちょっと参加してるように錯覚してしまいます!!次回はどこでどんな話なのか楽しみです。

『木馬の鼻』

『木馬の鼻』

劇団唐ゼミ☆

浅草花やしき裏特設テント劇場(東京都)

2012/06/23 (土) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

惚れ惚れ
初日のステージを観てきました。上演時間は、2時間足らずくらいでした。
唐さんの唐ゼミ☆への初の書き下ろし新作をいち早く観ようと、たくさんの唐十郎ファン・唐ゼミ☆ファンの方々がいらしていました。

役者さんたちの放つ熱量に、惚れ惚れしてしまいました。
すっごい、エネルギーを感じます。
それを観て、自分自身も演者としてもっとがんばらなくては!と思いました。

毎度のことながら、一幕と二幕のセットの全入れ替えは見事です。
仕掛けがとても気になる。
舞台が全部幕で隠され、10~15分くらいの休憩の間に、かなづちとドリルの音が鳴り響き渡ります!
舞台美術も細かいところまで丁寧に凝っていて、舞台から目がずっと離せませんでした(^^)

あと6ステ、千秋楽までにどんな化学変化が起きるのかとっても楽しみです。


会場の花やしき裏の特設テントまで、雷門・浅草仲見世通り・浅草寺・花やしき通りを通って行きます。お店でお菓子を買って食べたり、お寺にお参りをしたりと、浅草観光も楽しめました♪
あと、私は行けなかったのですが、本公演のチケットの提示で、浅草花やしきに無料で入園できるそうです!

夜、終演後会場から見えるライトアップされたスカイツリーがすごくきれいでした。帰り道の浅草寺境内も、とても雰囲気があって良かったです❤

かもめ或いは寺山修司の少女論

かもめ或いは寺山修司の少女論

Project Nyx

芝居砦・満天星(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/25 (月)公演終了

キラキラ
私は以前、国分寺のアンティークカフェでリーディング劇として上演された
『「少女論」寺山修司とルイスキャロル』を観ました。
その舞台の主な展開は、寺山修司作「かもめ」でした。
なので、今回の舞台は「かもめ」の二度目の観劇でした。

以前も、カフェのもともとのインテリアや雰囲気がとても合っていて良かったのですが、今回は劇場ということで、より広い舞台で、たくさんの照明や大がかりなセットや装置を使うことができ、「かもめ」の世界をより現実味のあるものとして表現できたと思います。

寺山修司さんの生前からの友であり仲間である、宇野亜喜良さんの手による美術は、毎度のことながらやはり美しいです。

二クスさんの舞台は、美術や衣装などが視覚的に美しいものがとても多くて、絵になります。それは観ていて観客を飽きさせないし、楽しむことができます。あと、なんだかとってもキラキラしたものを感じます。

キャストに関しては、
役の一人一人のキャラクターの個性がとっても濃いので、面白いです。
セクシーだったり、好青年だったり、絵本の主人工のアノ女の子だったり(笑)

今回4つのチーム(花・鳥・風・月)で演出が異なるということで、
私は花組を観て来たのですが、他のチームも観てみたかったです涙

公演は、本日千秋楽らしいです。

アングラや寺山修司さん、宇野亜喜良さんが好きな方だけでなく、
美しい舞台美術やキラキラしたものが好きな人は、ぜひ観に行ってみるといいと思います☆

教室短編集

教室短編集

劇団「14歳」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

ダイヤ&スペード
 ダイヤは「山に登る」をテーマにした作品。シナリオの良さに、ストイックな演技が効果的に組み合わされていて、驚いた。演出の技量も高いのだろう。特に、少女たちのべシャリの無い時の表情には、大人には出せない真剣さがあって好感を持った。
 スペードでは、女子同士の憧れ・疑似恋愛をタイトルの「りぼん」やボタンなどの授受で象徴し、女子校ならではの微妙な心理の綾を描いていたが、こちらは、ダイヤほどの完成度は感じなかった。然し、ストーリーの運びなどに関してはちゃんと落とし所も拵えてあり、一定の成功を収めているといえよう。

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