満足度★★★★
バジリコⒻバジオ & DULL-COLOREDPOP 演出作品
強烈な御評価か続いていて・・・「その御評価、ごもっとも!」なんだけど、とりあえず他の2本も観ておこうと、グニャグニャで脂ベチャな吉野家のうな丼を食べてから、シアターグリーンへ。
まずは、バジリコⒻバジオの佐々木充郭さん演出の『山に登る』。
内容は、題名のまんま「中学生が遠足で山に登る、までの話」。
演技レベルは、『チェリーボンボン』『春の日』より、ワンランク上(ただし、前2本は初日に観たので、公平な比較ではないだろうけど。てか、公平でないことを願うけど)。
脚本もそれなりにイイ。「大泣き」のタイミング・必然性もイイな、と。
ラストの大演説は、14歳の幼さ・輝き、そして自立の芽生えをヒシと感じたなあ。とても良かった。
DULL-COLORED POP谷賢一さん演出の『リボン』。
この作品が、4作品では一番好き。
内容は、「中2の夏休みに仲良しグループでどこに遊びに行くか?」ってだけ・・・のように思われて、途中でガラっと様相が変わって・・・ボクのようなD.T.感度バリバリの中年の胸がキュンキュンする展開となるんだよねー。
坪田さん、ズルイよ(笑)
「どこに行くか?」の会議(?)も、ベタといやぁベタなんだけど、楽しいです。
思わず「富士急ハイランドにしようぜっ!」って言いたくなっちゃったもん(笑)
演技のレベルも、4グループで一番良かった(もちろん、現時点で)。
キャッキャキャッキャの騒ぎ方も、きちんと演技されてたし。
「騒ぐのはいっつも教室でやってるから、いつもの通りで」って感じでやると、観てらんないくらいにわざとらしくなっちゃうのに、きちんと演技をして「騒ぐ」と「おー!中学高の頃の女子ってこんなんだったよなー」と素直に受け入れられる・・・演技するってオモシロイナ。
セックスん時の「声」も同じようなものなのかもな!笑
日曜日まで公演は続くとのこと。
『山に登る』『リボン』のステージで、甘酸っぱくなっちまうのも、梅雨の過ごし方として悪くないと思います(笑)