最新の観てきた!クチコミ一覧

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ワチャゴナドゥ

ワチャゴナドゥ

ナイスコンプレックス

サンモールスタジオ(東京都)

2012/07/12 (木) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

ワクワクしました!
ナイスコンプレックスさんの初めて観るコメディ、観ていてワクワクしました☆

やりたいことをやるには、その分たくさんの努力が必要で、だからこそ、やりたいことをやっている人はとっても輝いて見えるんだと感じました。

お一人おひとり、みなさんが輝いている姿から、まさに「ワチャゴナドゥ」「やりたい事をやれ」というメッセージをもらいました!

予定が合えばもう一度観に行きたかったです!
また二、三年に一度の、ナイコンさんのコメディの機会も楽しみにしています♪

東京アメリカ

東京アメリカ

範宙遊泳

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/07/08 (日) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

再見。
楽日。前回よりも役者の出来が良かった。客席の笑いも増えた。アゴラ超満員。山脇唯と熊川ふみも良い演技してるなと思った。この日の役者は、全員良かった。山本卓卓の作品は計算して理路整然と書かれている部分と、感性が強く出ていて計算が見えない部分があると思った。感性がすぐれている作家だなと思った。

桜の森の満開の下

桜の森の満開の下

る・ひまわり

スパイラルホール(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★

心の奥に潜む鬼
2年前にOFFOFFシアターで上演され、独創的で見応えのあった作品と同じ原作者・脚本家・演出家による作品で、今回はいわゆる「イケメン芝居」的な要素の強い商業系の公演ながら、ありがちなコメディーや感動モノではなくて、苦々しい深みが感じられるものになっていました。

原作では山賊に襲われてその妻にさせられる女が、男に置き換えられていて、山賊の心に潜むおぞましいものを形象化したような役割を与えられていたのが興味深かったです。生首を並べたり、鬼に化けたりと舞台上では表現するのが難しい箇所を、あえて特殊な効果を用いずに役者の演技だけで見せていたのが良かったです。
中央にあるシンプルなステージを挟んで両側に客席があり、ゴザを敷いた桟敷席もアクティングエリアとして使われていて臨場感がありました。

効果音として使われているアンティークシンバルが多用され過ぎていて逆に効果的でなくなっているように感じました(この公演に限らず、最近この効果音を使う舞台が多過ぎるような気がします)。

小林健一さんと澤田育子さんが様々な役や語りを務め、不気味な恐ろしさから客イジリによる笑いまで、様々な雰囲気を作り上げていて素晴らしかったです。他の役者、特に主役の2人は台詞をこなすのだけでいっぱいいっぱいな様子で、ダークな世界観もたまに出てくるコミカルな雰囲気も十分には表現出来ていなくて残念でした。

その星はポケットの中に

その星はポケットの中に

ザレ×ゴト

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

成長を感じる公演!
面白かった!
1年前の「愛しきボクラの夏休み」に続いて2回目の観劇。
若い劇団であるが、明らかに成長を感じる公演であった。
上演時間110分。

ネタバレBOX

近未来と思える話。
その時代は、生まれたときに人を2グループに選別する。
選ばれた者は、高い教育を受けられ、そうでない者は教育を受けられず、字も読めない。
そんな時代、宇宙にロケットを飛ばすことは禁止されていた。
「宇宙に行きたい」と思うことさえ犯罪であった。
それがばれれば”通報”され、国に捕まえられてしまう。

そんな時代を生きる人たちを描いた物語であった。

脚本・演出の阿部康之さんの作品は2回目であるが、
同じ人と思えない位、面白く感じた。なんだか嬉しくなった(笑)。
前回は95分がとても長く感じたが、今回は全く長いと思わなかった。

脚本自体は、ちょっと「アレアレ」って思うところもあったが、
みていて面白く感じることが大事だと思うので、さほど気にならなかった。

宇宙を感じさせる、照明の使い方が良かった!

それにしても、役者陣が全員各々のキャラクターを見事に演じていた。
各々の役柄の人にみえたから、感情移入して演じているのかな、と思えた。

特に矢島ナツミ役のこーだ美里さんは、笑えたなあ。
惹きつける力は凄いと思う。

次回公演も観たい!と思った。
栢子(かやこ)の結婚

栢子(かやこ)の結婚

シアターノーチラス

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

結局他人は無関係
栢子さんの幸薄さが凄いです。空気のような地味さが良い感じで醸し出されています。話の展開は、終盤に近づきようやく面白味が増してきたという感じでしょうか。中盤までは中の悪い他人同士の関係が少し重かったです。結局はみな自分たちのことばかり考えて、他人なんて上辺だけ、という感じが受け取れるのは、今の社会を表しているようで良かったです。

ネタバレBOX

声の良い役者さんが多かったです。前の職場の上司さんは、早回しにもっとオタクじみた要素があれば凄みが増しそうです。イギリス人は天気の話が社交辞令であった( かも )とか、セックスについても話で出すなら統計データとかまで出した方がイメージ湧くのかもしれません。いじめがあったことには、それだけのことをしたいじめっ子が結婚できないだけとか軽く見えました。今取り上げられている話題でもあるし、陰湿な設定ならそこは慎重に扱うべきじゃないかなとも思いました。
仮面夫婦が多い国なのかと考えたり、そしてやっぱり、栢子さんのこじんまりとした空気が何かを醸す。
天地に咲く 【全18ステージ無事終演致しました!皆様のご来場まことにありがとうございまいた!】

天地に咲く 【全18ステージ無事終演致しました!皆様のご来場まことにありがとうございまいた!】

劇団熱血天使

d-倉庫(東京都)

2012/07/06 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★

エンタメ性のある舞台
志編を観劇。
個人的には、演出が好みだった。
上演時間90分。

ネタバレBOX

幕末の長州と萩を舞台に描いた物語。

エンタメ性のある舞台でその点は好みであったが、。
残念ながら、物語の世界に惹き込まれた感じはなかった。
舞台美術がシンプルであったためかもしれない。
セリフも現代風な感じ(例えば手品等)で、あったためかもしれない。

劇場が段差のある客席のため、舞台も3段に分けた舞台セットであったが、
個人的には、今回のような公演の場合、舞台を中央におき、
観客が四方から観劇するという方が臨場感があり良いように思えた。
(d倉庫では無理であるが・・・)

後方席での観劇であったが、役者陣の芝居は、声が聞き取り易くて良かったし、衣装も雰囲気を感じ良かった!
その反面、芝居はたんたんと流れ、平坦で単調な感じがした。。

ダンサーによる、踊りを交えた演出は好みであった!
照明の使い方も良く、踊りが引き立っていたように思えた。
ただ芝居とあっていたかは微妙かも。

最後、役者全員が正座で挨拶したのは、ちょっとびっくりしたが、
清々しくて良かったと思う!
あと受付の対応も丁寧で良かった!

パンフレットは年表・用語解説があり工夫されていた。
出演陣全員写真つきであり、劇団のコンセプト等も、
詳細に記載があり、なかなか良かった。
登場人物の相関図もあれば、さらに良かったかも。

時代劇を主として行う劇団のため、今度は海外のものを観劇したいな。
ダンス演出が、日本の時代劇よりも引き立つような気がするから(笑)。
中河内雅貴ワンマンショー ~ある男に関するレシピ集~

中河内雅貴ワンマンショー ~ある男に関するレシピ集~

ネルケプランニング

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2012/07/12 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★

芝居じゃないから
たしかにワンマンショーだった。たった一人で映像を効果的に使い,歌,ダンス,コント,マイムをみせてくれる。確かに名のあるクリエーターが関与して,それなりに見せてはくれるものの,1人ですべてをこなしてはいるが,厚みはなかったかな。ピアノの演奏は頑張ってはいるものの学芸会レベルで人に聴かせるものではない。ファンの若い娘にはたまらないだろうが,ファンクラブの企画ならまだしも,芝居じゃないから満足感には乏しい。

ガラ博

ガラ博

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

甘棠館show劇場(福岡県)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

まさに!! 今年最初の『夏祭り』
昨日の『大千秋楽』まで11日間(全16公演)で
6日(8公演)で 9作品全制覇しました~(*´∇`*)v


生憎の天候の中で
観客総計【789名】と脅威的な動員は
公演ごとに 上演演目の組合せが変わるコトと
各公演で行われる 日替りのアフターイベント!!!

めちゃ良いイベントだったぁ。
何人かの ガラパメンバーの方には言いましたが
「また、いつか5年後にでも『ガラ博』を観てみたい」です

いっぱい笑顔にさせて頂きました
ありがとうございました~ッ!!!


ねむるたび

ねむるたび

サムゴーギャットモンテイプ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★

現実とはこんなもんだ
そんな風には思いました。

ネタバレBOX

生活力が無さそな男と同棲している女性の半生記というか四半世紀(四半生記)。

幼馴染がフランスへバレエ留学していたとは、嫉妬心もあるでしょう。それでも、この男と生きていこうという決意をラスト数分間におけるカレーの早食いで感じさせてくれました。

ただし、幼少期から今日に至るまでのエピソードは、わざわざお芝居で確認するほどのことも無かろうにと思える程度のことでした。

先日観たウラダイコク『頗りたい-スコブリタイ-』も、ビッグになりたかったけれどなれなかった女性の半生記プラスお葬式の合計一代記の話で、少し共通するところがありましたが、感動したのはウラダイコクの方というのも事実です。
孤独行進

孤独行進

劇団百鬼夜行

APOCシアター(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ありそで無さそで、
しかし、想定の範囲内。

ネタバレBOX

客中劇とでも言いましょうか、最前列の三人と後方の一人による常識外れな客とその連れのコント…、最初、客席に入ったときに前の奥の方から順番に詰めて座らされたので嫌だなあと思いましたが、CD1枚だしと我慢しました。実際、平場の二列目で本当に見づらかったです。でも、お客さんコントのための仕込みのためには必要だったのですね、納得しました。

前半がゲネプロ、反省会や小道具が無くなったり客中劇があったりして、後半は演出家兼役者が始まってすぐに自律神経失調症で倒れ、急遽代役を立てたもののハチャメチャな本番となってしまうという構成。

しかし全体で約2時間30分、客中劇だけでも30分以上はあったのではないでしょうか。長過ぎで疲れました。

ペリエネタは、もっと泡立つのかと期待していましたが大したことはありませんでした。さらに、もう一本飲まなきゃ。それが無理ならゲネプロも調整しておいて、本番なのですからゲネプロと同じことをしなくちゃダメでしょう。
孤独行進

孤独行進

劇団百鬼夜行

APOCシアター(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台裏
 最近、舞台裏を演じて見せる、という内容の芝居が多いように思う。無論、清水邦夫の{楽屋」はその傑作であるが、自分が最近、見る舞台裏は、かつての芸の道の厳しさを舞台裏を使って表現するような作品ではなく、むしろ、もっと下世話な話を舞台化しているように思われる。たとえば、劇団員同志の色恋、たとえば努力しているのに報われない歯痒さ、妬み嫉みとスターシステム、更には、近年、自分の才能を演劇だけではなく政治に発揮し官僚を抱き込んで自己の利を図る輩まで出てくる世の中についてゆく気の無い誇りと貧乏というジレンマに悩む姿などが投影されているような気がするのである。
周知のごとく、この国の文官の文化レベルは異常に低い。従って、既に評価されている文化に対しては、補助金も援助も惜しまないが、自分達の目で見て優れたものを見分ける目は彼らに無いので、有名になった人物が、政治的手腕を用いれば、たやすく籠絡できるのだ。こんな奴バラが跳梁跋扈する今日の演劇界で「芸術至上」を懐に抱えた未成熟でぶきっちょな表現者が、やる気や決意の固さばかりで対抗しようとするとき、このような様式が現れるのではなかろうか? ただ、自分は思うのである。一時、その危うさ、新鮮と見まごうやぶれかぶれ、が評価されるにせよ、それは長続きしない、と。エネルギーの使い方に無理があるからである。それより知的、知恵レベルで武装し、その方面から、敵を殲滅すべきである、と。
 だが、何はともあれ、今の彼らを見ておく必要はあろう。そして、考える必要も。

朗読劇「夢の中では懐かしく」

朗読劇「夢の中では懐かしく」

代野英人プロデュース

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★

まずまず
 シナリオが凡庸だ。朗読だけで勝負するつもりなら、シナリオのレベルを上げるべきである。その発想、問題意識、日常性からの乖離度合い、何れも、自分の基準では、並みである。芸能人を使ったようだが、彼が、朗読で特別優れていたわけではない。アフタートークでは、その押しの強さで目立ったが。作・演出など全体の責任を負うべき方々の目指しているもののレベルを問いたい内容ではあった。禁じ手とは言わないまでも子供を使ってきつい批評をスルーするような姿勢にも疑問がある。

「宇宙みそ汁」 「無秩序な小さな水のコメディー」

「宇宙みそ汁」 「無秩序な小さな水のコメディー」

燐光群

梅ヶ丘BOX(東京都)

2012/07/02 (月) ~ 2012/07/20 (金)公演終了

満足度★★★★

新たな視点へのお誘い
 今回は“宇宙みそ汁”と“無秩序な小さな水のコメディー中の小品“利き水”“入り海のクジラ”“じらいくじら”の上演である。どの作品もアトリエでの公演に相応しい。
“宇宙みそ汁”の原作は詩である。清中 愛子の詩集とこの詩集の拾遺・数年間に書かれた作品、坂手へ送られた文章などを、演出家として坂手が構成したものだ。
 これらの作品の共通項は、世界への視点だろう。宇宙とみそ汁とのコレスポンダンスの振れ幅には、当然、詩と劇とのコレスポンダンスも共鳴してくる。そして世界への目も。坂手作品は、実際、社会性の強い作品が多い。その分理知的で、距離を置いて見ることを期待される。実に優等生的作品なのだ。無論、レベルは高い。然し、芝居というものの、もう一つの面にも、そろそろ目を向けても良いのではあるまいか。つまり魅惑する側面に対してである。今迄の視座とは対極にあるかも知れないが、このような側面を自家薬籠中の物とすれば、更なる雄飛が期待できる。
 今回の舞台でも、役者陣の演技は、演出家の期待に見事に応えたものであったが、もし、今後、自分の提案したような作品作りもあり得るならば、力のある役者陣にも新たな御自分を発見して頂きたい。

 TPNプレイズ&プレイヤーズ (日本)

TPNプレイズ&プレイヤーズ (日本)

キジムナーフェスタ

まちなか特設会場Ken's(沖縄県)

2012/07/28 (土) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議なテイスト
 血塗られ、因果律さえ描かれているのに浄化されるのは、父の責任の取り方とレイラの鋭く純粋な魂に救われる少年の魂が描かれているせいだろう。同時に、殺人の血なまぐささは、大自然の中での狩猟と得た獲物によって生かされることの摂理を丹念に描くことによって薄められてもいる。
豊かな自然に囲まれて生活することは、即ちワイルドな自然と直接向き合うことでもある。都会生活には無い厳しさもある。その厳しさとは、間違えば死ぬ、ということだ。然し乍ら、罪に慄く魂は、そのようなまったなしの情況の中でしか安らうことは無い。
ところでレイラという名は、アラビア語ではライラだろう。夜という意味だ? 彼女の持つ優しさは犯罪を犯した者を匿う夜の優しさをも意味しているのではないか? レイラもアラブ系少女として描かれており、彼女は沈黙の女として描かれているが、現在の英国においてイスラム系に対する執拗で馬鹿げた差別への批判と取ることも可能であろう。彼女の劇中の位置を見るならば。この推理が正しければ、この寓意は作家の英国政府、イスラエル、アメリカに対するアイロニーではある。
英国文化圏については詳しくない自分だが、多用される多くの地名は、英国人であればその意味する所を知り、その寓意も簡単に理解できるものなのだろう。
最後になったが、登場する俳優達の身体鍛錬には見るべきものがある。


はだしのこどもはにわとりだ

はだしのこどもはにわとりだ

甘もの会

ゆうど(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

この瞬間
面白い。値段も安いし。麦茶付きだし。80分って時間も良い。

ネタバレBOX

ロックバンド「ジョーブ博士と下部構造」がフェスに参加するとか、女の子の過去の記憶とか、おじいちゃん家の思い出とか、それらが過去から未来へ流れたり、戻ったりする。

脚本(肥田知浩)が良い。新巻鮭とかラジオとかうどんを楽器にするってところからしていい感じのフィクションだし、女の子の妄想の具現化と具現対象の逆転とか、隔てた空間と時間の相互作用とつながりとか、魅力がいっぱい。
庭先、縁側も効果的に使われて、ゆうどの空間にとても馴染んでて、夏の田舎の不思議な話って感じが、臨場感を煽る。

実際、場面は、電車内だったりとある家の一室だったりするし、時間も急に未来に飛んだりするのだけど、照明や音響効果なしでもすっと切り替わる演出(と演技)は見事だと思った。
1000/πを演じた用松亮の「この瞬間だぜ」ってダサカッコイイ言葉が印象的。バンド演奏も絵的に秀逸だったし。コトネ役の野津あおいも優しげでかわいらしい女性演技がうまかった。
朗読劇「夢の中では懐かしく」

朗読劇「夢の中では懐かしく」

代野英人プロデュース

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★

よかった
みんな上手だった。内容もおもしろかった。あっという間ではあったが、手応えは確かだった。

ねむるたび

ねむるたび

サムゴーギャットモンテイプ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★

よかった
負け組女の開き直りのたくましさを感じた。カレ-完食、迫力あった。

保母、処女

保母、処女

ホントに、月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

芦田愛菜
1200円位、30分位で、十分楽しめる。

ネタバレBOX

とある私立保育園。ダンス遊戯のネタを考えるため、始業より一時間早く集まるはずだが、尾崎桃子が遅刻してくる…。

片桐はづき…処女をこじらせた27歳。几帳面。尾崎の虚言癖が気に入らない。芦田愛菜が嫌い。
前園あかり…ほぼ処女とのことだが、実際は園児の父との不倫で前の保育園を解雇された。飴が精神安定剤。
尾崎桃子…不思議ちゃん系のめんどくさい女。

前園の「精神的に処女」って発想が突飛で面白い。片桐と尾崎の喧嘩に挟まれるも、職場に本音はいらない、問題なく仕事できればいいってドライな思考と独特の男性観(誰かと結婚しているか付き合っている男は、誰かが選んでいるのだからハズレでない)もイイ。アバウトな性格が、作品の重心をうまくとってた。
片桐は、イライラ演技がうまい。落ち着いているようで意外とねちっこいというか、子ども思考というか。けっこう愛すべきキャラ。一番、「女」してたのかも。
尾崎も、不思議ちゃんな感じが出てた。もっと飛んでても良かったけど。

単純に会話が面白い。「女」ってものをわかりやすく加工して舞台に上げてみせてくれた。
涼~すずみ~水

涼~すずみ~水

BoroBon企画

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/07/15 (日) ~ 2012/07/19 (木)公演終了

満足度★★★★★

愛の変遷。
あやめ十八番「Love Potion #9」は、アコースティックギターで昭和のナンバーを歌い上げての音楽劇。10代・20代前半・後半と、主人公のそれぞれの世代での愛の変遷が甘酸っぱく、郷愁感に満ちた美しい(表面上は美しくない)ラブストーリー。

観ているうちにストーリー展開の面白さにグイグイ引き込まれていって、脚本の拡がりに舌を巻いたり、こちらの過去を抉られて痛い思いをしたり・・・凄かったです。いろいろな意味で感動しました。

あやめ十八番は今作が2作目ですが、既にユニットの「色」がはっきりと浮き彫りになっていることが素晴らしいな、と。演劇を通して何を伝えたいのか、一貫したテーマ性が芝居によって確りと提示されていて、続けて観ていくに充分な魅力があります。これからもどんな芝居で「幸せって何?」と考えさせてくれるのか、とても楽しみです。

BoroBon「阿房列車」は平田オリザさんの脚本ということで。大人の会話劇の妙で楽しませていただきましたが、オリジナル作品が観たかったなぁと思いました。若い女性役の方のファッション・・・帽子からミュール・バッグまで隙の無いヴィヴィッドな合わせが素敵でした。センスいいなぁ。

ネタバレBOX

「Love Potion #9」で主人公が「子供はいらない、二人で幸せになりたい」とバツイチの元カノに言ったときは、正直すぎるその言葉に震えました。10代の恋愛、20代前半の恋愛、20代後半の恋愛・・・それぞれの愛が繊細に変遷していく様を描いた脚本に感動。

学生時代の主人公を演じた笹木皓太くんが演出に良く応えているなと感心。ストーリーテラーである堀越涼さんとのリンクが演技に確り表れてて、仕草や言葉が本当に涼さんの20歳の頃であるかのように見えました。

一つだけ気になったのは、足の指が可愛い、と言って写真を撮るシーン。
時間が無かったのだとは思いますが、あそこは素足じゃなきゃ可愛くないなー(^o^;)

あと、そこはかとなくエロいのが良かったです。セクシーではなくエロ。
媚薬(Love Potion #9という名称)を飲ませるとか、何度も何度も飲まされたとかをエロいと感じるのは多分、飲んだり食べたりという行為が私にとってはセクシーなことだと思えるからかも。
朗読劇「夢の中では懐かしく」

朗読劇「夢の中では懐かしく」

代野英人プロデュース

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★

なかなか楽しめた!
なかなか楽しかった!
上演時間約45分。アフタートーク約30分。

ネタバレBOX

物語は主人公の女子高生が夢の中で、夢の案内人に導かれ、
自分の母親の高校時代を体験するというもの。
自分の父親との出会いや自分にとっては祖父・祖母・叔父・叔母たちと
触れ合うというちょっと不思議な物語であった。

語り手の中では、母親役の大仲マリさんが上手かった!


アフタートークでは、主人公の女子高生役の小泉みゆきさんが、仕切る仕切る(笑)。
会場から事前に回収した、質問やムチャブリのリクエストに出演陣が答える形で行われた。
グダグダ感があったが、結構笑えて楽しかった!

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