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みんな豚になる-あるいは「蠅の王」-

みんな豚になる-あるいは「蠅の王」-

ワンツーワークス

吉祥寺シアター(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/26 (木)公演終了

満足度★★★★

真面目に向き合う舞台
何人かの人もおっしゃっていましたが、最初何が起きたのかわかりませんでした。とにかく登場の仕方がとても不思議でした。ステージがとても広くみなさん走り回っていました。
途中から空気が重くなったように思います。でも今回の舞台のテーマである「パワハラ」は、社会問題にもなっているように、私たちも他人事ではありません。こういうテーマだったので、みていて心がウズウズして何とも言えない感情になりました。でも、現実にもあるんだし真剣に向き合わなければいけない問題として、とても勉強になりました。

ネタバレBOX

椅子取りゲームのシーンではさりげなく走っているように見えて、椅子を動かしたり座るタイミングとか、全部計算されていて相当練習したんだと感じました。途中のパントマイムみたいな動きも、一人一人が少しずつずれていたり、スローモーションになっていたり、こんな演出は初めてだったので、見入ってしまいました。豚のかぶり物には驚きましたが、動きが普通ではなかったので怖かったです。
劇中では、自分にも当てはまるところがいくつかあり、上司に言われていたことが心にぐさっと来ました。
ダンスがみたい!14

ダンスがみたい!14

「ダンスがみたい!」実行委員会

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2012/07/17 (火) ~ 2012/09/05 (水)公演終了

満足度★★★★

石井かほる
惜しくも閉館となるdie pratzeへのカーテンコールのような作品。奇抜さを追求せずにさらりと仕上がっている。作品に参加しバックステージツアーができたことが良い思い出として残る。

HAPPY BIRTHDAY

HAPPY BIRTHDAY

劇団こんぺいとう

高田馬場ラビネスト(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度

つまんない
つまんない

職業◉寺山修司(1935〜1983/1983〜2012)

職業◉寺山修司(1935〜1983/1983〜2012)

重力/Note

STスポット(神奈川県)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★

目線
上演時間95分。客席を奥に設置し入場は通常使わない方の入り口。役者があえて観客と目を合わせるので、なんだか舞台との距離感を失う不思議な感覚を味わう。

南部高速道路

南部高速道路

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2012/06/04 (月) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

よく出来た、おとぎ話
外界からある意味隔絶されている登場人物たちが、他人同士にもかかわらず仲が良く、温かみのある物語だったのが印象に残りました。実際にこのような状況に置かれることを想像すると、いささかおとぎ話の感がありますが、これはこれで良いと思いました。
ワークショップを積み重ねて作り上げた俳優同士の自然で思いやりのある関係性、俳優のコミカルな動きと観客とのフランクなコミュニケーション、控えめだけれど説得力のある照明と音響。演出が持つ人間に対する信頼感、演劇に対する信頼感。それらを全体として形にしたのが、この舞台のような気がしました。

少女教育

少女教育

シンクロ少女

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★

名嘉友美さんの世界!
「過去と現在をシンクロさせながら描く世界」に魅せられた!
まさに、シンクロ少女/女といった世界であった。
女性の視点で描く物語を優しい気持ちで観劇できた。
上演時間120分。

ネタバレBOX

「一番好きな人とは、一緒にいられない」
母親からそう教えられて育ったタオ。

物語には、2人のタオが登場する。
どちらのタオもそれぞれの母親から同じ教えを受けていた。

物語は「2人のタオの別々の生活」、「ある男の2股」を主軸として描いたもの。
過去と現在をシンクロさせながら、やがて一つの物語へと収束していく。

物語は自然と登場人物たちの関係が明かされていくが、
この描き方が鮮やかで秀逸であった!

主軸の話とは、別に脇をかためる男たちの物語も楽しめる話であり、
満足度が高まった(笑)。

役者陣の芝居もそれぞれの持ち味が出ており楽しめた。

スタッフの方々の対応もとても良かった。
気持ちよく観劇でき、劇団の印象も更に良くなった。

名嘉友美さんが描く素晴しい世界観にまた浸りたいので、
次回公演も当然観劇したいと思った。
HAPPY BIRTHDAY

HAPPY BIRTHDAY

劇団こんぺいとう

高田馬場ラビネスト(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

熱い しかし空回り
昨日から肌寒いくらいの東京の中にあって、熱い、とにかく熱い舞台を繰り広げた
劇団こんぺいとうに、まず敬意を。

劇団の名前が、こんぺいとう。会場の入り口で、ラップされた黒糖?のこんぺいとうを
いただく。「じっくりと練り上げた演技を」という意味なのだそうだ。
もしかして、これは京都の緑壽庵清水のものかな?
京都では、何度か立ち寄って購入した、手作り金平糖の店。
だとしたら、懐かしい!

劇団の意気込みは、次の「館内注意」からも、ひしひしと伝わってくる。
劇団員の一人か二人が、開演前に舞台に立ち、
「本日は、劇団○○の~にようこそいらっしゃいました。開演に先立ちまして、~。
 携帯電話など、音の出るものについては~」と、話すことが一般的なのだが、ここは違う。
 それ自体が、コントとなっているのだ。
観客は、「あっ、ちょっと違った始め方だ。なにかがありそうな予感がする」と期待に
胸をふくらます。
滑り出し、好調である。

そして本編。
私には、どう見ても「空回り」としてしか思えなかった。
まず、台本。隙間なく笑いをとろうとしている気持ちが大きすぎるよう。
笑いは適度でいい。
1つ笑おうとすると、もうすでに次の笑いの台詞、演技、伏線が始まっている。
これでは笑う暇がない。
もっとゆったりと笑いをとるべきでは?

役者さんは、たくさん出演。3回目の公演にしては、みな個性的な器が揃っていると思えた。
噛んだ場面も少なくはなかったが、これは練習量と、場数を踏むことで解消されることだろう。

今回は、正直「笑えなかった」けれども、伸びしろは大きいと感じた。これからが楽しみだ。

気になる点を2つ。

①「笑い」について。
 前述した「機関銃のような笑いの発信」は苦痛であったが、そもそも「笑い」について、もう少し
 考え、練り上げてほしい。
 大声、奇妙な身体表現、それも笑いの要素に違いないが、もっともっと錬磨されたものを追求して
ほしい。今回の公演で、思ったほどの笑い声がなかったことは、十二分に感じたことだろうから。

②効果音について。あの雷鳴と銃の発射の音は、となりの客の体が跳ね上がるほど驚き、そしてそれが
何度も繰り返され、鈍感な私でさえ、「ああ、もうやめてくれないかな」と懇願したいほど、突然で、
しかも大音響だった。
最後に近づいて、私は、拳銃を持つ役者の手ばかり見ていた。

いただいた金平糖を平らげたと同時に、感想終了。

若い劇団。試行錯誤を繰り返しながら、劇団の基礎と、すてきな劇風とを、さらに磨いていってほしい。
ありがとう、ごちそうさま。

神様のいないシフト

神様のいないシフト

芝居流通センターデス電所

駅前劇場(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★

最後はやっぱり累々ですね
ミュージカル色が強かったので少々、歌がアレレもあったけどダメ神父、ダメ隣人、ダメ主人公が揃う中でもしっかりオカルトしていてホラーとして楽しめた部分、そしてヒロインの悲しさも感じてしまう舞台です。日本に神様がシフトされるのはいつの事やら・・

のばらのばらのばら

のばらのばらのばら

ヅカ★ガール

上智小劇場(一号館講堂)(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

”説明”を読んだ時の不安が
あたってしまった感があります。
上埜さんはよかったと思います。

HAPPY BIRTHDAY

HAPPY BIRTHDAY

劇団こんぺいとう

高田馬場ラビネスト(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ベタっぽいストーリーと
一生懸命な感じが私ごのみです。
聞き違いでなければ、愛弟子(まなでし)を”あいでし”と言ってたように思います。(こまけぇ)

ピラカタ・ノート

ピラカタ・ノート

ニットキャップシアター

アトリエ春風舎(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

一体感ありました。
雲の上から枚方を見ているような、時には目の前に居るような感覚になります。幸之助の力を感じながらも次々と描きだされる人・人のようなもの、寓話のような世界がとても好みでした。

保母、処女

保母、処女

ホントに、月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

Aチーム
ほんとにめんどくせぇー(笑)
根本宗子は書ける人だね。
価格、尺、演目、会場のキャパがちょうどいい。
他でやってる同種の企画よりお手軽度は高いと思う。
毎月とは言わないけど継続して欲しいなぁ。
初見だった尾崎桃子がとても良かった。

「天国の待合室」(7月)

「天国の待合室」(7月)

劇団6番シード

d-倉庫(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

木製の螺旋階段が
すごかった、あのゆれと音。(すこし大げさ?)
役者さんは命がけですね。

温室

温室

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/06/26 (火) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

正しい事はどこにあるのか
ノーベル文学賞受賞劇作家にして、「不条理演劇」の大家、ピンター。

ピンターの作品の特徴は、部分的にみると全く支離滅裂なのに
全体でみると何故か綺麗に流れる台詞回し、全てが不確かな
状況説明、夢幻的で不穏な舞台の雰囲気… そして痛烈な皮肉。

本作、『温室』は、そのピンター独自の個性と魅力が最も先鋭的に
出ている作品で、それ故演出には大変苦労されたと思います。
演出家、役者共に健闘している、素敵で、異空間を旅するような
感覚のお芝居を120%体験出来て本当に良かったです。

ネタバレBOX

今作、『温室』は療養所と思しき場所(明示はされない)で、
収容患者の一人が死に、一人が何者かにより男子を出産
させられたことが報告される場面から始まります。

真紅に統一された家具が点在して置かれる他は簡素ともいえる
舞台は客席の中央部分に設置され、丁度、観客は舞台をのぞく
仕組みになっています。また、舞台は終始、時計回りに回り、
時として緊迫した雰囲気をかもすかのように早くなります。

権威を振りかざし、秩序を最大の価値と信じて疑わない所長、
その下で、表向きは従順を装うも、その実、全く尊敬心を
持ち合わせず、足元をすくってやろうと考える専門職員たち。

その微妙なパワーバランスが、冒頭の事件をきっかけに一気に
崩れ、暴力や殺意の気配が後半にかけて徐々に舞台を覆います。
断続的に鳴り続ける不協和音の演出とあいまって、不気味とも
いえる空間でした。

最後の場面で、暴動を起こした収容者たちにより所長以下、
全ての専門職員が殺され、唯一残った一人の職員が昇格して
新しい所長になった事が報告されて、本作は終わります。
しかし、背後関係は分からず、この職員の仕組んだことなのか
それとも、突発的な暴動だったのか、それとも別の原因が
あるのかは全く分かりません。ただ事実のみが淡々と語られる。

ピンターの作品は、故に、ベケットやイヨネスコなどの
系譜を汲む「不条理演劇」に位置付けられますが、全く
訳が分からないのではなく、事実関係は語られなければ
その人だけにしか分からない、そういわれているようです。

誰かにとっての真実は、誰かにとって真実じゃない。
やっぱりピンターの作品は最高だと思いました

高橋一生と山中崇がすごく良かったです。両人とも、表向き
保たれている秩序の中で、本性を現した人間の狂気をよく
演じ切ったと思います。

来年、深津氏が別役実(氏の作品も大好きです!!!)の『象』を
演出すると聞いて、体温がまた上がってしまいました。
夏なのに…。
千に砕け散る空の星

千に砕け散る空の星

ゴーチ・ブラザーズ

シアタートラム(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/30 (月)公演終了

満足度★★

あらゆる全てが少しずつ
かみ合っていない印象。素材はすごく良さそうな感じは
するんですけど、台本、演出、役者、その全ての要素が
少しずつズレていて、不協和音を発し、最後、う~ん、って
感じで終わっちゃった印象ですね。勿体ないです。

ネタバレBOX

すぐ下の方が書いていますが、ゲイのネタが本当に多い。
写真家の森山大道が欧米の写真について「ゲイっぽい
写真を見せとけば意味深に見えると思ってる。退嬰だ」と
言っていましたが、演劇にも言えるかもしれないですね。

全体的に演出の拙さが目立つ気がしました。
他の方が指摘しているように、設定と演出がかみ合ってなかったり
そもそも、あの舞台装置は何だろう… 隕石を舞台のあちこちに
散りばめていたけど、あまりセンスを感じるものでは無かったです。

物語は…『ハーパー・リーガン』のサイモン・スティーヴンズっぽさは
あったんだけど、いい加減、子供に理解されないで苦しみ、それを
ぶちまける親や、親とのディスコミュニケーションがトラウマになっている
ネタとか、現代演劇で取り上げられ過ぎているテーマで、正直食傷気味。
他の視点で掘り下げて欲しかった。

皆が生を、死をどう思うのか、時間の経過と共にその変化を追っていく…
とかだったら結構面白そうだったのだけど。家族の話に収斂したせいか、
あまり広がりを感じなかったです。

役者も何人か舌がもつれ気味だったり。準備期間が足りなかった?
舞台上で演じる、以上のものをあまり感じなかったかも。

ミルファームに向かう途中、自分の娘の息子ロイとジェイクが交わす
会話が良かったな。お互いを想う心が不器用な台詞からでも伝わってきて
少し涙腺が熱くなった。そのシーンが個人的には白眉です。

オープニングが轟音と共に始まって、ラストが静寂の中で終わるのは
多分狙っていたんだろうな、と思っています。
象のいる部屋

象のいる部屋

劇団恋におちたシェイクスピア

RAFT(東京都)

2012/07/20 (金) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

日本
こちらの団体さんは初観劇でした。

ネタバレBOX

「日本」を表した話だなと感じました。

原発、教育、雇用、政治、福祉、、
実際問題に対し勉強不足な人間ですが、
面白く、苦しい気持ちで観劇し、楽しめました。

ラストは「動機のない殺人」を表してたのでしょうか。それとも「それでもこの社会で生きていく」ということだったのでしょうか。

「問題提起」に対し「解答」を出す作品ではありませんでしたし、バッドな終わり方でしたが、今日の日本に対するやるせない気持ちを共有したからか、妙にスッキリした気分で見終わりました。

面白かったです。
少女教育

少女教育

シンクロ少女

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

名嘉友美さんに今回も脱帽!
「少女」を「教育」というからには、監禁して教育するのか!? 
と想像してたら違いました笑 

育った環境のせいなのか、はたまた生来のものなのかわからないけど、

そこからなぜか逃れられない、、なぜだろうと何度も悩みもがき苦しむ
様からの展開が素晴らしい! 

現代と過去とのシンクロも巧みで2時間あっという間でした。
とても満足◎ 

ネタバレBOX

終盤、弟役犬と串の満間昂平さんが、兄役の横手慎太郎さんの頬に手を当てて、「にいさんはすごくあったかいよ」という一言に、兄への愛情、許し、自己認識、決意等々が折り重なって、感極まるホントにいいシーンでした。
ピラカタ・ノート

ピラカタ・ノート

ニットキャップシアター

アトリエ春風舎(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

とてもいい作品
面白い。もう10分ほど短ければなお良い。
客を受け入れる体勢もよかった。

ネタバレBOX

枚方の創世記。そこの団地に暮らす人々を命を描く。
松下幸之助と阪急電鉄?の2大神により生み出されたとする序章からして掴まれた。古事記にも名が記されるとする枚方と神話をからませる着眼点が素晴らしい。また、役者を「語り部」と表記するとか○。

障害児の大和タケル(澤村喜一郎)が、昏睡する中、幼い頃亡くなった母に会いにいく話の恐ろしさ。生まれんとする自分をみて、「やめろ、産むな!」と叫ぶタケル。神話のおどろおどろしさと、苦しさがマッチした良い場面だった。(見る人がみたらクレーム入りそうだけど) タケル死亡後、再婚相手の子を殺してしまいそうとタケルの妹・ミコ(市川愛里)は転居を提案し、枚方との決別を決める。
孤独な少年(高原綾子)は尿神さまを祭り小便をかけることで、心の安心を得る。あることで狂いだす少年だったが、タケルを亡くしたミコと尿神さまを供養することで区切りをつける。
不妊に悩む夫婦が古代魚を飼う話とサカナ(藤田かもめ)とトレンチコート(門脇俊輔)のミックスも面白い。神話と現在の混在というか。沢村かづえ(藤田)を見殺しにした睦夫(織田圭佑)が原因で魚を殺す妙子(市川)だったが、睦夫の愛情で平穏を取り戻す。そして、サカナは川に流され自由となる。

舞台には様々な小道具があって、役者も動き回り、楽器とダンボールとか身体音で空気をつくり、照明も効果的に使われていて、ラウンド型の客席でも十分に楽しめた。
神話という大きな地点から個々人に焦点をあて、人の命という根源的なイメージを想起させる手腕が素敵。ラスト、枚方に灯る電飾が、人の命の点在にみえた。
マームと誰かさん・さんにんめ 今日マチ子さん(漫画家)とジプシー

マームと誰かさん・さんにんめ 今日マチ子さん(漫画家)とジプシー

マームとジプシー

SNAC(東京都)

2012/07/21 (土) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

面白かった!
好き嫌い分かれるタイプの作品だけど、好きな人は大好きになると思います!

のばらのばらのばら

のばらのばらのばら

ヅカ★ガール

上智小劇場(一号館講堂)(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

無題425(12-168)
14:00の回( 曇)。大学の教室が会場、上智は2回目、3月に「Sophia Modern Dancers」をみてます。雨になるかなと思いましたが大丈夫でした。1号館、教室の前に受付、当パンだけではなく、冷房がないのでおしぼりと冷えた飲み物をいただきました(このことは、午前中メールで案内あり。とっても親切)。用意された椅子で開演を待ちます。廊下を見渡すと、なんとなく学生時代を思い出すのでした。開場、中へ入ってみると、前(黒板側)が客席、最前列はベンチシートにクッション、2列目ミニ椅子、3列目、パイプ椅子。窓に暗幕、客席両サイドから照明が当たっています。舞台、後方(後の出入口)に仕切り、中央はスクリーンになっていて、劇中、影が映ります。手前、左右にバラ模様(だと思うのですが、違います?劇団のブログにあるハンカチの模様。映っている教室が会場かな)の衝立が2つ。中央に人が一人立てる大きさの円形舞台。床は板目、頭上に大きなモニター(終演後みたら三菱製)…授業で使うのでしょうか。14:10開演(「のばら」シューベルト)〜15:25終演。

ネタバレBOX

み終わって、実はまだあまりスッキリしていません。芸術家や風俗嬢は苦労する役回りで、少々、ふつうの展開、お芝居が終わって、意識が冒頭のシーンに戻り、そこからから一気にラストまで駆け抜け、「ソウダツタノカ...」と感じる、そんな展開もできたのではないかと思いました。書けない作家、描けない画家、撮れない監督、挫折や諦め、そこから這い上がるか、真っ暗闇に落ち込むか、そのどちらか。

真っ赤なチケットにはリボルバー、タイトルが「バラ」となるとハードボイルド調かと思っていました。でも、お芝居で使っていたのはオートマティック型(かな?)。また銃で始末する、というのはこの日本ではその筋の「組」のひとくらいだと思います。

売るために書く(描く)ことはよくあることで、古今東西悩みは尽きないわけです...画家でも彫刻家でも陶芸家でも...。とはいえ、怪しい壺あたりとは一緒になりたくないもの、ここらの葛藤が弱かったかなと。

狭い会場、教室...制約のなかでよく創りあげたと思います。

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