満足度★★★★
正しい事はどこにあるのかノーベル文学賞受賞劇作家にして、「不条理演劇」の大家、ピンター。ピンターの作品の特徴は、部分的にみると全く支離滅裂なのに全体でみると何故か綺麗に流れる台詞回し、全てが不確かな状況説明、夢幻的で不穏な舞台の雰囲気… そして痛烈な皮肉。本作、『温室』は、そのピンター独自の個性と魅力が最も先鋭的に出ている作品で、それ故演出には大変苦労されたと思います。演出家、役者共に健闘している、素敵で、異空間を旅するような感覚のお芝居を120%体験出来て本当に良かったです。
ネタバレBOX
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2012/07/22 20:32
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