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点描の絆

点描の絆

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い話の流れに
引き込まれます。
台詞の掛け合いの面白さがあり、徐々に繋がっていく話の流れには、2時間弱の刑事ドラマを見ている感じでもありました。暖かい話も組み込まれ、見応えのある作品であったと思います。次回作も気になります。

ネタバレBOX

絵画の巨匠が亡くなり、その直弟子も失踪。その弟子を遠方より尋ねる男によって、少しずつ明らかになるミステリーなお話。
第一は、台詞の掛け合いが面白く感じました。言葉自体が難しそうで、役者さんが完全には掴み来れてない箇所も見受けられました。天才の子息は大抵ブレるものなのかな。本物の息子、晃一さんの死亡しやすさにはサスペンスドラマもビックリなベタでしたが、暖かい家族の絆、それがある日を境に狂信的なまでの敬愛になり歪んでいく経過など、面白く描かれていました。
家政婦さんの昔の外見、現代の滑舌、少年今村のノリ、一部のシーンや全体の尺など、気になる所が結構ありながらも、最後に繋がっている全体的な作り、そして脚本の面白さで充分カバー出来ます。九州弁のクオリティはわかりません。
ネタバレパンフレットという、登場人物の詳細を観劇後に配るのも、家に帰るまで作品を意識しそうで良い図らいでした。
第三の証言

第三の証言

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2012/07/18 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

まぶしい
Bチーム観劇

お勉強をされている若い生徒さん達だと思うのですが皆さんスゴイ。
大人のお芝居でした。

メインの方々はやはり魅力があり他の演技もみてみたい。楽しませてもらえそうです。川又さん…気になり過ぎます。あの雰囲気、あれが芝居なら恐ろしい。


休憩が2度はいりました。長い。
びっくり。本当に長い。
でも疲れが予想ほどではなかったのは、いい椅子とおもしろいお話、魅力的な役者さんだったから?


【全ステ満員御礼】廻る世界の4元ベクトル【終了】

【全ステ満員御礼】廻る世界の4元ベクトル【終了】

明治大学実験劇場

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

終わりの続き方
下北的なテーマを芯に、中野的な芝居を作ってみた。そんな芝居(*個人的なイメージです)

ネタバレBOX

作家さんが「以前上演した台本の主役だけ残して改訂した」と書いていた通り、作品自体に一本の筋が通り、余分なテーマはそぎ落とし、テンポの良い笑いで繋いだ作品。

かなり早いタイミングでキャラクターの個性が出て、なんとなーく安心して観られる雰囲気が出来る。
小ネタやセリフで笑いを取るセンスは十分あると感じた。個人的にはかなり笑わせて頂きました(笑

役者もよく稽古出来ていたし、作品全体も学生演劇ではなく普通の小劇場芝居として観られるレベル。


ただ中盤までの展開が軽く・テンポよく進んでいくだけに、終盤が急に重く感じる。
「夢の国症候群」とやらの逆パターンかもしれない。



帰宅後ふと昔見た栗山民也演出、藤原竜也主演の「かもめ」を思い出した。

そのカーテンコールで鹿賀丈史さんだけが、ラストシーンのまま動かなかった。
後日「あれは、主人公が自殺しても、(戯曲としては終わっても)その他の人物の人生は続いている。それと同じようにこの芝居が終わっても、(鹿賀さんの意味を考える事で)観客の中で他の人物の人生を続けて欲しいからだ。」と言う解釈を聞いた。

そう言う意味で、帰路にカーテンコールの意味を考えた私は術中にハマった。

今回はその逆(?)で、芝居の中でも現実に引き戻され、公演が終わって、もう一度現実に引き戻されてしまった感じ。
日ソワに社会人は観てはいけない(笑。


「劇的なるもの」がテーマならば、かなり近い気はするが、ならばもうひと押し!欲しい所。

是非再改定版も観てみたい。

今回は出演者の若さとチャレンジ精神で☆0.5個分ぐらい+です^^
「宇宙みそ汁」 「無秩序な小さな水のコメディー」

「宇宙みそ汁」 「無秩序な小さな水のコメディー」

燐光群

ウイングフィールド(大阪府)

2012/08/07 (火) ~ 2012/08/10 (金)公演終了

満足度★★★★

燐光群「宇宙みそ汁」「無秩序な小さな水のコメディー」観ました
コンテンポラリー・リーディングというイメージで観れました(本は無いけど)。前者はダンス公演と銘打っても通用しそう(横浜・STスポットあたりでやりそう)。七ツ寺の凝縮した空間が、個人視点の戯曲にマッチ。溶けるように変わる照明の中に、様々な問題を抱えた世界が浮び、その中を当たり前のように主人公が生活する。後者の短編集では、1番目と3番目のOPの落差が瞬間的にウケた(笑)。二番目の話は、私にはちょっと退屈で…。

葬式クラス2012

葬式クラス2012

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/07/01 (日) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

両バージョン観劇
28期生バージョン→44期生バージョンで観劇。
時代が離れてるとは言え、ここまで違う作品になるとは、やはり米内山さん凄いです。面白かった。

ネタバレBOX

28期生バージョン
キャラ年齢が役者と近いのもあると思われるが、台詞が自然と言うか人生の重みを感じる。面白かった。
初演に比べ客席からの笑い声が多かったように感じたが、意識してリライトした?しかし、時代に合わせた携帯電話よくあったな。(稼動してたし)

44期生バージョン
こちらは初演バージョンに近いとのことで見てて、あーそうだったと、あー確かにと記憶が蘇る。いやー28期生版に負けない面白さであった。

で、やはり初演から素晴らしい本だったんだなと改めて認識。
正義について (公演終了・ご来場御礼)

正義について (公演終了・ご来場御礼)

殿様ランチ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/03 (火)公演終了

満足度★★★

少し見えづらいかな
主人公のどの部分を描きたかったのかちょっと見えづらいと感じたかな。
しかし、ラストはあれで終わらなくて、後日譚的なのがあったのはよかった。

飛び加藤 ~幻惑使いの不惑の忍者~

飛び加藤 ~幻惑使いの不惑の忍者~

東宝

福岡市民会館(福岡県)

2012/07/10 (火) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度

飛べないアヒル
 カーテンコールで出演者の誰かが「こういう純粋なエンタテインメントな作品は最近少なくて」という発言をしていた。エンタテインメントも随分安っぽくなったものである。
 脚本は陳腐で矛盾だらけ、役者の演技は質がバラバラで噛み合っておらず、手妻や和琴もドラマに有機的に関わっているとは言い難い。部分部分としては見るべきものもあるが、総合的には雑、としか言いようがないのである。結局、これらの欠点を見過ごした演出の河原雅彦が無能なのである。
 ところがネットの感想を散策してみると、これが案外、評判がよい。どういうこっちゃ、とよく読んでみると、「涼風さんがよかった」とか「手妻が素敵だった」とか、まさに部分的なことばかり。だったら「涼風真世ショー」や寄席を観に行けよ、という話にしかならない。"演劇として"作品を観ようとする姿勢が皆無なのだ。
 8,000円も払ったんだから、満足した気分に浸りたい気持ちは分からんでもないが、作り手はその料金に見合うだけの内容のものを提供しようなんて誠実さはカケラもないぜ? レストランで腐った料理が出されたら「シェフを呼べ!」ってことになるだろう。なぜ作り手に媚びなきゃならないのか、世間の演劇ファンの(本当にファンなのかどうか怪しいが)「誉めなきゃいけない症候群」もかなり重症だ。
 河原雅彦にも『鈍獣』という傑作があるから、つい期待してしまうのだが、前作『時計じかけのオレンジ』のメリハリの無さを想起すべきだったか。目端の利いた観客なら、この脚本家と演出家とキャストではたいした作品にはならないと判断するだろう。それが集客の少なさに如実に表れている。
 あえて旬でもない中年俳優を主役にして盛り立てようって企画意図は評価したいが、だったら作品の内容や宣伝戦略を根本から練り直す必要があるだろう。劇団☆新感線の『五右衛門ロック』のような冒険活劇のシリーズ化を狙ったような作りだったが、どうやら続編は難しそうである。

ネタバレBOX

 『五右衛門ロック』『薔薇とサムライ』と二作続けてアウトロー・ヒーロー石川五右衛門を演じた古田新太は、「今さらこんな古臭い設定の話が受け入れられるのか、と思っていたら、案外、お客さんが喜んでくれたので、やる気が出た」と発言している。
 その通り、時代はいつでも救いのヒーローを求めている。中年ヒーローが活躍するドラマや映画もひっきりなしに作られている。元気のない時代のだからこそ、オジサンが"もう一度"再起する冒険活劇を、という発想は間違ってはいないのだ。
 設定が定番過ぎるのも、そのこと自体は問題ではない。と言うより、基本的なアイデアはルーティーンである方がいいのだ。アイデアの組み合わせと展開次第でドラマを盛り上げることがいくらでも可能になる。

 『飛び加藤』はアンデルセンの『人魚姫』をモチーフにしたと謳っているが、それは楓(佐津川愛美)視点で見た場合で、加藤段蔵(筧利夫)視点なら、「お姫さまのための自己犠牲」と来れば、これはもう『シラノ・ド・ベルジュラック』であり『ゼンダ城の虜』であり『ルパン三世カリオストロの城』である。真実の恋に気付いた楓が段蔵を看取るシーンなどは『シラノ』そのまんまで、そのあまりに工夫のない堂々としたパクリっぷりは、かえって清々しく感じるほどだ。伊賀忍者・服部与三郎(三上市朗)の追う者と追われる者の関係は、これまた『逃亡者』『カムイ外伝』他枚挙に暇がないし、段蔵に裏切られ、醜い老婆と化し、復讐の念に駆られる桔梗(涼風真世)は、これはもう『四谷怪談』のお岩さんだ。
 おかげで筧利夫は一人でシラノとカムイと民谷伊右衛門の役を兼任する羽目になったが、これは詰め込みすぎというもので、おかげで段蔵のキャラが複雑になりすぎて、鬱陶しさが前面に出過ぎて、物語自体を沈鬱なものにしている。筧利夫の演技がまた、つかこうへいの悪影響が残った一本調子の絶叫型だから、段蔵のキャラを全く表現できていない。つか演技はつか戯曲のつか演出でしか成立しないことを、演出の河原雅彦は理解していない。だから筧の臭い小芝居に駄目出しが出来ない。
 シラノを演じるには、騎士道精神が必要になる。その本質は男のストイシズムだ。つか演出はそれを真っ向から否定するところから出発している。つまり筧利夫をキャスティングしたこと自体が失敗なのである。

 ドラマに殆ど絡まない無駄なキャストが三上市朗の与三郎で、抜け忍となった段蔵を追いつつもその立場に同情し、陰日向に支える。だったらこの男は段蔵亡き後、楓を見守る役割を担わせるために生き残らないと意味がない。ところが中盤で唐突に段蔵に決闘を挑み、命を落とす。わざと斬られたと言うがなぜ? 最後の決闘は普通、ラストで、城から脱出した後でやるものだ。なぜこんなタイミングの間違いをやらかしたかと言うと、ラストでシラノをやりたかったから、そこに対決を入れられなくなったのだ。脚本の蒔田もバカだが、改訂しなかった河原がやっぱりもっと大バカ。

 称賛の声が多い桔梗役の涼風真世だが、あれはヅカ演技が浮いているだけである。呪いによって老婆となった怨みを段蔵に抱いている設定だが、妖術で美女にも変身できるようになったのなら、かえって得したんじゃないかと思うが、一度抱いた憎しみはそう簡単には消えないってことだろうから、それはよしとしよう。
 理解不能なのは、楓まで坊主憎けりゃ袈裟まで憎しで、その声を奪ったことだ。綺麗な声と優しい心の持ち主はみんな憎いって、そこまで逝っちゃったら誰も桔梗に同情しない。段蔵の自業自得を描くのなら、桔梗を嫌われるキャラにしてはいけないのだ。
 これも自分勝手な嫉妬心を持つお伽噺の魔女と、男に翻弄される哀れなお岩という相反するキャラをこきまぜたために生じた失敗だ。
 桔梗は死んだと見せかけて、ちゃっかり生き残るが、ならば楓にかけた呪いを解いたのはいつでなぜなのか、これも不明瞭だ。

 物語の進行役として、手妻師の鈴川春之助(藤山新太郎)と江戸町奉行・大野久信(俵木藤汰)を配したのも頂けない。要するに舞台で藤山新太郎の芸を見せたいだけだ。だったら語り手なんて役ではなく、段蔵の手妻の師匠とか、物語にちゃんと絡む役で出演させた方がよい。この二人が出てくるたびに、話の流れが中断されて、テンポが狂いまくっていた。

 しかし、一番どうしようもなかったのは、クライマックス、段蔵と楓の脱出行だ。
 敵に囲まれ、絶体絶命の危機に陥り、段蔵は「取り寄せの箱」を示して、楓に中に入れと言う。「中に入って100数えたら、城の外に出ているって寸法だ」。
 しかし楓は段蔵の手妻が全てインチキだととうに知っている。段蔵が単に楓を守り死地に血路を見出だすために、箱の中に入れようとしているのだと気付いている。なのにあっさり箱の中に入るのだ。ちったあ逡巡しろよ、と言いたい。
 段蔵は楓の入った箱を背負って敵と戦うが、もちろん本当に楓を中に入れていてはアクションができるはずがない。佐津川愛美は舞台裏にすり抜けているが、おかげで筧利夫が空の箱を背負っているのは丸わかりなのだ。これまでの段蔵の手妻が全てインチキだった以上、ここは観客に「本当に楓を中に入れてる!」 と錯覚させなければ感動は生まれない。せめて箱が空とは分からない程度の重しを入れられなかったものだろうか。

 「素敵に騙してよね!」とは、楓が段蔵に言った台詞だ。正しくその通り。下手な手妻では、「何でも誉め屋」の客は騙せても、普通の一般客は騙せないのである。
東京裁判

東京裁判

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2012/07/31 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

3度目
脚本も改訂され、演技も表情豊かになり。東京裁判の正体を教えてくれます。

くじけまみれ

くじけまみれ

月影番外地

ザ・スズナリ(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

福原節じっくり、たっぷりと
荒唐無稽でポエジーに満ち満ちた、赤羽のお話。小劇場らしい、小劇場ならではの、贅沢な時間でした。

錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.

錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.

まごころ18番勝負

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

次に期待
風琴工房を堪能した後、王子小劇場へ。佐藤佐吉演劇祭作品、まごころ18番勝負初見。

雰囲気はとても良くて、二転三転四転する展開をテンポ良く紐解いて観せてくれたところは◎だったと思う。が、もっと良くなったはず。とにかくセリフが説明的過ぎるのだ。トリックありきで作品が書かれている事があそこまで明確に分かってしまうと、さすがに途中から冷め始めてしまう・・・

ただ面白かった事は確か。ベタなリアクションとか、ありえない環境に容疑者を放置したりとか、ある意味本格ミステリの王道を忠実に再現してくれていたと思う。
(ちなみにベタな本格・新本格ミステリは結構読み倒している。)

今後に期待。

東京裁判

東京裁判

パラドックス定数

pit北/区域(東京都)

2012/07/31 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

日本への裁き
歴史には疎いけど。面白い。

ネタバレBOX

極東国際軍事裁判の開廷時の弁護団(と判事や検察)を描く。
舞台自体は、弁護団が裁判自体の根拠を「攻めた」疑義を出すも、あっさりと却下されたところで終わる。

少なくとも裁判の中身自体は史実に忠実につくってあるのだろう。そこに、4人の弁護士と通訳の人生をつくり絡ませて、濃厚な空間に仕上げている。
陸軍の顧問弁護士だった鵜沢(西原誠吾)、被曝者の柳瀬(今里真)、従軍していたが逃げ出した経験をもつ末永(小野ゆたか)、被告の中に父がいる水越(植村宏司)、通訳ながら熱い心を持った星之宮(井内勇希)。
決して一枚岩でない弁護団。それでいて個人の事情と想いが、資料を広げた机の上で飛び交う。判事や検察とやりあう前に既に穏やかならざる雰囲気に。「戦争はまだ終わっていない」の言葉通りだろう。

「負けが決定している闘い」「敗戦国」「法の不在」など、恐ろしい私刑のような裁判。こんな裁判を担った弁護団のタフさとか意地や、戦後復興を遂げた日本人のタフさが法廷に溢れてた。と信じたい。
ニアニアフューチャ

ニアニアフューチャ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/07 (火)公演終了

満足度★★★★★

戦争シーンのほとんど出てこない戦争映画みたいな・・
このアパート・・?
と町の不思議な広がりが感じられて、
とても面白いです。

こどもの頃、
消しゴムを並べて空想の街を思い浮かべてたことを
思い出したりしてました(笑

こういう、
舞台は一つの部屋だけだけど、
その扉の向こうに、ず~っと町の広がりを感じる舞台は、とても好きです。

ネタバレBOX

隣にギャング的な住人が住んでいて、
しょっちゅう夕ご飯をたかりに来る、
という設定もステキだな・・(笑

「組織」に狙われたあと、あの人どこに逃げてったんだろ・・?

さりげなくもらい損ねた百万円が惜しかったり、
その百万もらってたら登場人物も危なかったんじゃないかとか思ったり。

あと、異議田さんの顔芸が素晴らしい!(笑

・・ちなみにブログサービスのボールペンはもらってません・・。
ここまでがユートピア×トラックメロウ

ここまでがユートピア×トラックメロウ

劇団あおきりみかん×オイスターズ

座・高円寺1(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

あおきりみかん!
これぞあおきりみかんの芝居と思わせる見事な作品。舞台装置は単純なモノの組み合わせで様々な情景を演出し,孤島の風景が見えてくる。そして,作品の内容は考えれば考えるほど深く思えてきて,鹿目由紀さんがそこまで意図しているのかはわからないが,思考が拡散して止まらない。1時間45分の作品であるが,充実感は半端ない。演技もこなれていて,文句のつけようのない芝居だったと思う。

Woo!!man

Woo!!man

LEMON LIVE

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/07 (火)公演終了

満足度★★★★★

本当に
楽しくて面白い舞台でした(o^^o)特に皆様のお母様役はなんともいえません。最強すぎてまさに『母は強し』て感じ。息子役な個性豊かすぎてこちらも面白かった。そして仲間のためなら、、、っていうのもいい。しかし、、、このお話はどこまでがホンマでウソなんかがよくわからない(笑)でもその分、頭を空っぽにそして、癒してくれるお話でした。大阪からみにいった甲斐がありましたo(^▽^)o素敵な時間をありがとうございました(#^.^#)

ローザ【全国ツアー!!】

ローザ【全国ツアー!!】

時間堂

津あけぼの座(三重県)

2012/08/04 (土) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

劇中劇
前回星の結び目を見たときはストーリーの良さに感動したが、今回はどちらかというと空気を楽しみたい作品。
出演者は死んだローラを思い出すためにローラの役を演じる。役を演じることによるままごとみたいなものだが、登場人物それぞれが何かを抱えながらローラを演じる。単なる劇中劇ではなく、演じることそのものが意味をなしているんだから、演じることの深さを感じずには居られなかった。
役者のみなさんの演技が素晴らしく、特にヒザイさんの演技には目を見張るものがあった。
途中、何ども客に話しかける場面があり、自分がいる空間がわからなくなる。対面舞台なので、お客の反応も楽しみながら芝居が見れるのもこの芝居の面白いところだと思う。
ストレート芝居なんだけど、ストレートじゃない。不思議な感じに浸りつつ、じっくりと楽しめる芝居だった。

【全ステ満員御礼】廻る世界の4元ベクトル【終了】

【全ステ満員御礼】廻る世界の4元ベクトル【終了】

明治大学実験劇場

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

作品として
とても面白い作品でした。
普通に観ていて面白いと感じる作品でした。
勉強になりました。ありがとうございます。

ネタバレBOX

面白いのですが、少し詰め込みすぎな様に感じました。
客席を使った演出なども発想としては面白いのですが、全く効果的にならなかったのがもったいないなぁとも思いました。
後半部分の女医に変わる部分もちょっとありきたりかなぁと思い、前半部分でもっとそこに持っていくまで深く掘り下げるか、後半でもう少しその部分に深く言及すればもっと良かったと思います。
後半は少し長いかなぁとも思ってしまいました。


しかしとても良い作品でした!!面白かったです。
ここまでがユートピア×トラックメロウ

ここまでがユートピア×トラックメロウ

劇団あおきりみかん×オイスターズ

座・高円寺1(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/06 (月)公演終了

満足度★★★★

ここまでがユートピア
面白かった。早足を多用した演出がコミカル。単に舞台が広いからそうしたのかもしれないけど。

ネタバレBOX

とある島で半径75cmを自分の国家とする政策(目的は優秀な人材の育成)のモデリングが行われている。国家内のルールを10個事前に決めること、他の国家の中に入った(入られた)場合、領域を犯した(犯された)ことになること、その際ヘッドバンドをとられると相手の国家の一員とならなくてはならないこと、日に一度「集会」と称した集合の時間があること…など風変わりなルールの中、欠員補充のため松島(木下佑一郎)と三宅(松井真人)が新たな国王となる…。

妙な状況下で個人の内面を視覚化する舞台。元国王で誰かと恋をして排除された恋人を探しにきた三宅。母を亡くした(自殺?)傷をもつ松島をはじめ、不健全な生活を送ってた男や男性との辛い過去をもつ女、一人にこだわる女など、みな病んでいて寂しさを抱えている。
そんな現代的な寂しさを、「半径75cmの国家」というもので表現したところがいい発想。触れることを強制的に禁じられた安定した状況でも、人の声を聞きたい触れたいと願う国王の周りには絶えず願望が声をあげ続ける。

そんな中、三宅は他国を攻めはじめ、一国また一国と合併する。狂乱する舞台だったが、三宅のなりすましがバレて三宅は強制退島となり、また国々に「安定」が訪れる。
松島の前にたびたび現れていた女が母(手嶋仁美)とわかり、ルールを叫ぶ親子でエンドだけど、母の明るい表情とは裏腹に、結局は触れられない寂しさが松島の叫びに混じっているようにみえた。

根拠ないけど、三宅みたいに侵略をした人間を探すことが目的なんじゃないかと思った。三宅は単純にルール違反だけど。
浸染物

浸染物

血沸肉踊隊

シアター711(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

あいかわらず難解
ネタバレBOXにて

ネタバレBOX

第一回公演「刺激物」も難解だったけど この「浸染物」も ある意味 とっても難解なお芝居でした。。

まあ、でも もともとストーリー性を求めては観に行ってないので

実力ある役者さんの 個性を楽しむ のが目的だったので それはそれで良かったです。

初めて観た人は・・・ 好き嫌いがはっきりでてしまうのかな~・・
一緒に観た同行者も 「全然わからなかった」 って言ってました。 







モマの火星探検記 ~Inspired by High Resolution~

モマの火星探検記 ~Inspired by High Resolution~

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

圧倒されました。
どうも最近は宇宙ブームなのでしょうか。こういった作品をちょくちょく見かけるような気がします。まぁ気がするだけなので実際のところはよくわかりません。

ただ、役者の一人がやけに宇宙兄弟の方に見えて仕方ありませんでした。

それにしてもいつものことながらこちらの劇団が作り上げる作品の完成度の高さには圧倒されます。

ネタバレBOX

おじさんがお父さんだろうとは薄々気づいていましたが、やはり明らかにされた瞬間は何とも言えない感動が身体を伝いました。
ガード下のキューピット

ガード下のキューピット

劇団異空間

中津芸術文化村ピエロハーバー(大阪府)

2012/08/04 (土) ~ 2012/08/04 (土)公演終了

満足度★★★

ほんわか
タイトルの時点で何となくわかるし、始まった時点で話の収まりがわかるけれど、終始穏やかな気持ちで観ることができました。公演時期は12月のほうがよかったかなとは思いますが(^。^;)音響とか暗転の時がちょっと素人っぽい感じがしたのでもう少し手を入れてもらえればなと思いました。お疲れ様でした。これからも頑張ってください。

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