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露出狂【8/27@名古屋/8/29@大阪!!!】

露出狂【8/27@名古屋/8/29@大阪!!!】

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2012/07/26 (木) ~ 2012/08/04 (土)公演終了

満足度★★★★

見てよかった
出演者全員男、内容が内容だけに、きっと暑っ苦しい舞台になるだろーと、直前まで行こうか行くまいか悩んでいたけれど、やっぱり観にいってよかった。暑っ苦しいのは確かなのだけれど、それゆえに大笑いであった。
女子版と同じことやっていても、男同士だとバカで気持ち悪く見えてくるところが面白いなあ。

進化とみなしていいでしょう

進化とみなしていいでしょう

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/07/28 (土) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

見た。
序破急的な展開が心地よかった。

ネタバレBOX

 進化とは、環境に順応していくこととすれば、コミュニケーション能力の欠如した登場人物は、精神的な進化といえるってことだろう。進化に対応できていない少年と少女は精神を病んでいるのだなあ。「進化のいくつく先は自滅」といわれるが、たしかに自滅しそうな進化形態ではあるよなあ。

 
ニアニアフューチャ

ニアニアフューチャ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/07 (火)公演終了

満足度★★★★

ニアニア
黒岩三佳さんが語り手として出ずっぱりだったのはうれしいが、いつもの"美人なのにトンチンカン"な演技が見られなかったのはちょっぴり残念。
異儀田夏葉さん、ラストシーンですごくいい表情をしていたのが印象的。

『双曲線上のカルテ』 ~渡辺淳一作「無影燈」より~

『双曲線上のカルテ』 ~渡辺淳一作「無影燈」より~

宝塚歌劇団

【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)

2012/08/08 (水) ~ 2012/08/13 (月)公演終了

満足度★★★★

絶妙
 かなりシリアスな物語のはずなのに、笑って泣ける人情喜劇っぽくなってるあたりが絶妙、いかにも石田先生らしい作品。もちろんベタな人情喜劇ではなく、宝塚らしいかっこいい人情喜劇。
 ドクターはかっこいいし、ナースさんは全員かわいいし、なんてすばらしい病院なのだろう(笑)

三谷文楽 「其礼成心中」

三谷文楽 「其礼成心中」

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2012/08/11 (土) ~ 2012/08/22 (水)公演終了

満足度★★★★

笑った笑った
そのまま落語にしてもよいのじゃないかなーって感じの明るい文楽。
現代人にかなーりわかりやすい言葉使いだし、義太夫聞き慣れない人のためにか、パンフは台本付きだし、太夫さんもきっとわかりやすさを念頭においているんだろう。

り・ぼん

り・ぼん

テニスコート

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/08/10 (金) ~ 2012/08/13 (月)公演終了

満足度★★★

進化したコントを見せた90分
テニスコートの公演は6年ぶりでしたが、すごく進化しており、舞台美術も大道具(とくにトロフィー5つ)もコントの内容も良かったでした。

コングラッチュ ユー

コングラッチュ ユー

チャーミーゴリラ

小劇場 楽園(東京都)

2012/08/07 (火) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★

ダンスと歌のレベル高し
役者陣の濃い目の演技と、マジなダンスと歌が良い対比を見せる。
軽くて楽しくて笑って終わるかと思っていたらなんだか涙が出てきちゃった。
おまけに私がファンクラブに入っている
あのアーティストの歌に乗せて踊りまくるから思わず☆が増えそうになった。

ネタバレBOX

ラジオから流れた「姫島の霊媒師」の話に引き寄せられて
この島へとやって来たケンタ(中村恭平)。
島の人々や他の観光客と一緒に、死んだ姉の霊と語り合うことで
周囲も自分も変化し成長するというコメディ。

脚本はイマドキのお笑いセンスで細かく笑いを入れてくるタイプ。
やりすぎるとコントをつないだようになりがちなところを
役者陣の濃いキャラ作りでバランスをとっている。
ダンスと歌が本格的でびっくりした。
なんでこんなに上手いの?
と思ったらそちらの分野で活躍しているプロの方だった。
でも他の役者さんたちも、メリハリの効いたダンスがとても素晴らしかった。

終盤姉の霊と話すシーンがしんみりさせて良かった。
「自分らしく」「自分のために」生きることばかりが強調されがちな時代だが
やっぱり”誰かのために生きる”“誰かの分まで生きる”ってあると思う。
それは人を支えるし、人を大きくするだろう。

ちょっと出ハケが頻繁で落ち着かない展開だったが
もう少しストーリーを整理したら“誰かのために生きる”という
ケンタの決意がさらに際立ったような気がする。
笑いと涙のコントラストがはっきりすれば、物語に深みが増すと思う。
そこそこ歌って踊る劇団はいくらでもあるが、このくらいのレベルになると
劇団の個性としてとても面白い。

イッチー役の後藤健流さん、キレの良いダンスが素晴らしくて見とれてしまった。
コウヘイ役の竹村つとむさん、ラストのアカペラが泣かせる。
いい声だし、いい歌だった。
タケシ役の藤枝直之さん、この濃いキャラを一貫してブレずに演じて面白かった。
サブストーリーの充実に大いに貢献している。

超個人的に挿入曲の選択が良い。
「歩いて帰ろう」がガンガン流れて私はあやうく立ち上がりそうになった。
チャーミーゴリラ、終わってみればなんだかウホウホな気分であった。
空に哭く【満員御礼!ご来場誠にありがとうございました!】

空に哭く【満員御礼!ご来場誠にありがとうございました!】

ポムカンパニー

OFF OFFシアター(東京都)

2012/08/09 (木) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

切なくて
千秋楽に伺いました。
席がいっぱいで少し息苦しかったですが、芝居では違う意味で苦しくなる話の構成。生きることと死ぬこと、家族の溝と和解などがセンチメンタルに描かれていると思います。

ネタバレBOX

セットの沢山の張り紙や星が小宇宙を思わせ、開演前からの演出も面白い。誰かの側のあの世っていうのは、あんな感じなのだろうかと思いました。
誰かの死に対しては、どこか他人事であることなど細かい描写が見受けられ、経塚さん演じるおじいさんは、肉体の若々しさが出てくるのを抑え、取り組まれてた感じが伝わります。ギャグ的なパートは、あんまり、馴染めなかったです。終盤で姉妹の亀裂が修復されるところは、もっと絡みと深みがあって欲しかった。お父さんの流れでグッと惹き込まれ、父とすずのリアルな涙にもっとお客さんたちは涙していたかも。
最後残念なのが、客出しで役者がタバコ吸いながら駄弁っていたこと。。そういう人たまにいますが、感動する話のあと、狭いし臭いしあれはマイナスではないでしょうか。千秋楽だし、その時だけならお疲れ様でしたと言いたいんだけど、僕はお客出しするならそれもしっかりやるのが役者の仕事だと思います。
辛口気味になってしまいましたが、面白かったし、これからもっと伸びる劇団さんだと期待です。
藪原検校

藪原検校

こまつ座

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/06/12 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

萬斎さんの「早物語」だけでも、すごい。
因果応報、親の因果が子に報い、盲人として生まれ、のし上がった「藪原検校」の一生。

江戸の昔以前から、盲人は存在していたわけですが、どのように生きていたか、
結集し組織化していった事実など、知らないことばかりだったし、そんなこと考えたこともなかった。

また、本当に暗い話のはずが、作り方でこうも変わるものかと。
特に、表現者、野村萬斎さん演じる「早物語」という、語りのリズムが素晴らしい。
しかもその中に、今のものまねまで取り込んで演じるサービス精神!芸人の意地。
ただひたすら母を想い、のし上がった『藪原検校』のあっけない最期まで、見事演じきった。

今気になる女優さんの一人、秋山菜津子さんの萬斎さんとの「手取り足とり」の濡れ場、
大人の童謡と言ったらいいのか、色っぽいはずが、あっけらかんとコミカルで面白い。
また、狂言回し役の浅野和之さんも終始見事。
小日向文世さんは、『藪原検校』とは真反対で、頭脳戦で生き抜ける盲人を対照的に演じる。

三味線風の演奏をこなすギターも素晴らしい。

余談ですが…
パンフレットには、初演時に芝居の中で「『盲』という差別的な言葉の連発」に対する批判からはじまって
NHKでは同様な言葉の制限から、すでに古典落語の放送すら不可能になってきているというのです。
また、数年前の時代劇映画では、盲人が出ているシーンでも「盲」という言葉は一切使われないらしい。
そういう表面上の用語の問題にすげ替えることなく、あった事実は認めたうえで、改善すべきと思うのです。

INDEPENDENT:FUK

INDEPENDENT:FUK

NPO法人FPAP

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/08/11 (土) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★

合計6作品(7作品)なので評価は平均値になる
一人芝居フェスティバル、合計6作品+幕間という構成なので、簡単にそれぞれの作品ごとに感想を書きます。


Aブロック

『従営獣』

一人の男が、ショップでもう一人の店員(女)と話をしている様子を描いている。
ストーリー的にもあまり面白いところはなかったが、話している間中男は動き続けている。その動きに意味がなかったのが最大の欠点。
演者はいろいろな動きをしている。それには本来意味はないのだろうが、本当に意味がないのだ。
動き自体に意味はなくとも、その動きによって観客に与える影響を考えて動かなければいけない。しかし、それが全く考えられておらず、ただ「動いているだけ」。これは芝居ではない。
それから、作品は怒涛のようなセリフの波だったが、演者の滑舌が悪く、何度も噛んでいた。これも作品の質を大きく落としていた。
音響のタイミングや大きさも気になったが、オペレーターは全作品同じ人で、特にこの作品のスタッフというわけではなかったのだろうか? もし専用のスタッフだったならこれも頂けなかった。


『みぞれ』

4人の登場事物を全て一人で演じる形式。
ト書きも演者が読む形で、一人芝居の意味があるのかとさえ感じる。
演じ分けも無理に声を作っているのせいか、役柄と合っていない。


『いまさらキスシーン』

全作品の中で一番面白かった。
これも怒涛のセリフの波だったが、きちんと緩急が付き聞き取りやすい。
セリフや動きの繰り返しやストップなどちゃんと考えられている。
この作品は音響ミスもなかった。
作者・演者の力量の差だろうが、一人芝居がどういうものなのか考えられている作品かどうかの違いがはっきり見える。
他がつまらな過ぎてこの作品が素晴らしいものに思えてきたが、実際はこれくらいがスタンダードであって欲しい。



Bブロック

『Comfortable hole bye』

「死」についての考察を、どこかの空間にいる人間(のようなもの)が、誰かに向かい喋り続ける。
まるで高校演劇でも見ているのかと思った。
演者の力量という点でも勿論だが、作品内容についても、思春期に入ったばかりの子供の思い上がった愚痴としか見えない。
大人が作り、発表するには恥ずかしすぎる作品。


『スパイラルベイビーのおと』

アイデアは悪くない。
舞台を3分割し、それぞれ別の役を演じるが…。という。
よくあるネタと言ってしまえばそれまでだが、作品としてのとっかかりは悪くなかった。
しかし、ここも演者の力量不足、作品を膨らませる力不足だった。
関係者側からはどうにもならないこととは言え、この作品の上演中、演者の知り合いと思しき観客たちが、面白いわけでもない演者のちょっとした仕草にやたらと笑っていた。
どんな作品でもそうだが、これでは他の観客たちは冷めるばかりで、結果として関係者側も不利益だと思うのだが、呼んで来てもらわなければチケットが捌けないのだろうか。


『暗くなるまで待てない』

他の人間がいるかのようにふるまう形式。
ストーリーがあることで退屈はしなかった。
すごく面白いというわけではないが、これなら及第点。
演者も独りよがりではなく、一人芝居をやろうという意識が見えた。


幕間

『キネマおじさん』

「タイタニック」「借りぐらしのアリエッティ」「テルマエロマエ」の3作品をパロディ化。
もっとアイデアが欲しかったところだが、喋りは慣れていて不快感はなかった。


招聘作品と九州勢との差があまりにも酷かった。
一人芝居とはなんなのか、どんな形で表現するべきかといった基本的なことを考えずに発表している作品ばかりで頭が痛かった。
予選もあったとのことなので、これが勝ち残りなら予選はどうだったんだと恐ろしくなる。
それともあまり作品が集まらなくてこういう結果なのだろうか。

Happy Days ~幸せな日々~

Happy Days ~幸せな日々~

演劇企画集団THE・ガジラ

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/08/09 (木) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★

再演だが大幅に改訂してた
12年前の作品に一部設定は沿うものの、いろんなモノをふるい落し、今の生き様みたいなのが見え隠れしていたガジラらしい硬派舞台。
ケラさん的要素を求める部分は消失している。

広々な舞台上に、象徴的な井戸と柱と車椅子があるのみ。
正気と狂気が同レベル、暴力と死と生存について見えない状況の中、息を潜めて過ごす三兄妹の顛末。

ネタバレBOX

やくざと一心同体の長兄=栄一、土地家屋売って娯楽施設建設目論んでいるが、そこが産廃による汚染地である事は隠している。
母の死について疑問のある末弟=晃、ルポライターだが、ある噂を聞きつけ帰郷。
母を看取った長女=怜子、行動範囲が狭くなっているせいか生き方も場当たり的。
母の痴呆と介護の末に病死、産廃で汚染された土地の実情が井戸から伝わってくるかの様。話の物事が昨年からの原発を彷彿とさせて胸が痛む。
見ているだけで酷、緊迫感あり過ぎてちょっと疲れたけど。
シロアリの羽音と天井から一定即で落ちる滴が印象的だった。

ランドセル背負ってフツーにシビアなセリフ喋る千葉さんと、酷い事になっているのに額から血を流す姿のジツナシさんに笑ってしまいました。
塩野谷さん全裸!期待を裏切らないヤクザっぷりが逞しい!
中年妊婦の暗部が見え隠れした柿丸さんが良い。
元は優しい女の子だったと思うが、母の介護と諸々から自分の行き先を悲観と苦悩した先に耳をつんざくような絶叫セリフ使いぶりが良い意味で苛つく、とみやまさん。
皆戸さんの一癖ある女ぷりが小悪魔的で綺麗、出番少なかったけど。
柴田役の山口さんはヤクザの舎弟だったのか?風見鶏的な役割に見え、よくわからなかった。

【ご来場ありがとうございました!】西日、新車に直撃【舞台写真UPしてます】

【ご来場ありがとうございました!】西日、新車に直撃【舞台写真UPしてます】

トリコロールケーキ

シアター711(東京都)

2012/08/08 (水) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★

時間差の笑いと
相変わらず遅くなりましたが。。。時間など余裕があったので、近くに寄った時見に行きました。何の舞台だったっけ?と思うファンタジーなセット。ヌルいのかユルいのか、不思議な進行を楽しむ舞台。

ネタバレBOX

職場で起こる、男の記憶を巡るのか刑事ものなのか、ナンセンスなお話。時間は90分と程よく好きな尺。
始まると、ウルトラマンタロウのような角が生えた人たちが普通に出てくる。誰も突っ込まないのでデフォルトなのかと思いながら、謎の妹達、何の薬なのか、不思議なまま進んでいく。謎な展開ですが、ストーリーや繋がりはあって良かったです。変な間が面白かったけど、僕は後ろの方の席だったので、板上の低い芝居や手前側は何も見えず残念。見えないと面白くてもわからないです。
宇佐美さんは美人ですね。僕としてはその美人に、後で付け足されるイボとか切れ痔を最初から出して、伏線である膝枕に痛みをプッシュしたり、早百合さんにブレイクダンスかますくらい激しいのが欲しかったです。佐藤さん、モリサキさん、大迫さんといった役者さんは落ち着いて見れました。変な間と世界観をほわんと観てると楽しいです。We are theworld.
【13日(月)14:00追加公演ございます】父母姉僕弟君

【13日(月)14:00追加公演ございます】父母姉僕弟君

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/08/05 (日) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

直球
猪突猛進?型の直球ではなかった分だけ入り込みやすかったのかも。

音楽との絡め方がとても良い。

ロードムービー的場面の向かう先が
草原のようで果てしない感じがして素敵だった(笑

ちょっと雰囲気をみていると
昔見た「みんなボブ(ベビーピー)」なんかをちょっと思い出したりした。

自分は詰め込み過ぎだとは思わなかった。

・・むしろ詰め込めるだけ詰め込んだ方が良いと思う。

整理するために中身を抜くのは、
年とって頭から何も湧き出なくなってからで良いんじゃないかと思う。
誰にでも分かりやすく整理してカッコつけて後悔するより、
不格好でもありのままに思いのたけをぶつけるほうが、
清々しくて自分は好きだ(もっともやりたいことは良く分かったと思うし、構成もとても考えられていたように思う

・・まいったな、
今回の佐吉祭は、気のせいか
それぞれの劇団が非常に高度な変化球を繰り出してくる。

今のところどこも非常に挑戦的だ。

この夏の東京の演劇は、どうも王子を中心に(アゴラではなく)進んでいると考えて
間違いないように感じられます。

奥歯に物が挟まったような言い方ばかりの
批評家の方々が、
今回の演劇祭に参加した作品群に込められた意欲に気づくのは
だいぶ先のように思われるので、
元気な若い人たちは早めにこれらの作品にかぶり付くのが
良いように思われました。

今夜此処での一と殷盛り

今夜此処での一と殷盛り

風雷紡

サンモールスタジオ(東京都)

2012/08/11 (土) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★

さすがな演出
JACROWの中村さんが演出されているのを知って急遽観劇しました。
展開、舞台美術、音楽と良い効果が続き、見入るものでした。
内容がやや懲りすぎていて、肩が凝りそうな本筋ではありましたが、魅せる芝居感激でした。

ダンスがみたい!14

ダンスがみたい!14

「ダンスがみたい!」実行委員会

d-倉庫(東京都)

2012/07/17 (火) ~ 2012/09/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題444(12-187)
19:30の回(晴、暑)、18:48会場着受付、19:00開場、1列目はミニ椅子、舞台床面が若干高くなっていて座席とほとんど距離がなく膝が伸ばせません。今夜は木村愛子さんが出演、「温かい水 Ⅲ」からなので5作品目、白い衣装。中央通路にも追加席、19:33前説、19:39開演~20:19終演。アフタートークは
21:14~21:26。おしゃれなスタートシーン、パフォーマンスの間、木村さんのダンスは自然科学系ではないかと(余計なことを)考えていました。

ネタバレBOX

スタートは下手奥からぼんやりと照明を受け、大きな影が壁に姿を映す。ゆっくりと右手が上がり髪に…自分を確かめているように見え、感覚とカラダとのアンバランスが動きの源ではないかと(なぜか考える)。「落果」果実が成熟期前に枝から落ちること・・・それは自然の理。「崩れる身体」、崩れるのはなんだろう…身体の「型」「機能」「バランス」「法則」、上半身を伏せ、倒れ込み、反転し、静止と制止、ゆっくりと細かく、呻き戸惑い、啜る。

いつも思うのは、(個人的にですけど)木村さんの動きには自然を感じさせる要素が多く(なので、自然科学)、誕生(生命でも、星でも)と成長(進化の過程)の物語のような時間ということ…なのかな。

アフタートークでは、ガラッとかわり、ことばを「動き」の中から紡ぎ出そうとする様子が印象的でした。
また悪だくみをしているのね

また悪だくみをしているのね

電動夏子安置システム

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/08/07 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い組み立て
「天国と地獄」をベースにしたような作品でした。
長く観劇していた劇団から客演として出演している女優に惹かれて観に行きました。
登場人物のキャラクターも生きていて、メリハリもあって、楽しめる内容でした。
劇団の作品としては、初観劇でしたが、とても興味深くて、次回作以降も注目していきたいです。

なにわバタフライN.V

なにわバタフライN.V

パルコ・プロデュース

嘉穂劇場(福岡県)

2012/08/11 (土) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★

戸田さんだから面白かった。
評価するのが難しい。個人的にだ。

三谷作品はそれなりには好きだが、いつも、もう一つ踏み込みがなく不満ばかりが残る。
舞台作品では未だに『出口なし!』が一番良かったと思っている。

この作品の題材でもあるミヤコ蝶々さんにはあまり詳しくなく、個人的にはストーリー(彼女の人生)も楽しくなかった。
しかし、楽しめなかったのかといえば、それはもちろん否だった。
いつもの三谷作品によくある、つまらないギャグ、間の悪い掛け合いなどが、一人芝居であることによりほとんど目立たないからだ。
しかしこれは、どちらかといえば戸田さんの語り口、芸の力によるものだろう。

イッセー尾形のこれからの生活2012 in 小倉

イッセー尾形のこれからの生活2012 in 小倉

森田オフィス/イッセー尾形・ら(株)

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2012/07/28 (土) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

不満ナシ
ほぼ毎回観ているが、毎回、「このネタはあまり好みじゃないな」というのが1つや2つはある。
しかし、今回は面白いネタばかりだった。
これを機にしばらく舞台はお休みするとのことなのでなおさらいいものをみせてくれたのだろう。

カミサマの恋

カミサマの恋

劇団民藝

ももちパレス(福岡県)

2012/07/24 (火) ~ 2012/07/31 (火)公演終了

満足度★★★

ここなら、そんなこともあるのかも。と思わせる。
「カミサマ」の助言・存在に疑問を持たない登場人物たち。
そこに一瞬疑問を持つが、奈良岡さんの演技に納得させられ違和感はない。
ストーリー展開に物足りなさはあるものの、十分に楽しめた。

【13日(月)14:00追加公演ございます】父母姉僕弟君

【13日(月)14:00追加公演ございます】父母姉僕弟君

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/08/05 (日) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

こころ弾む♪
やっぱりボーイミーツガールで安心。仕方なくつながっちゃう家族、面白い。ロロの作品は毎回新鮮な気持ちで、たくさんの驚きと、たくさんの甘酸っぱさと、たくさんの笑いがあって、やっぱり見て良かったな~と思わせる。何より、愛があふれてる。ぱっとしない現実の自分を忘れて、何かこんな僕でも恋出来るんじゃないかなって錯覚してしまうほどだ。

ネタバレBOX

芝居見慣れてないので、舞台美術の仕掛けは全く気付かず。だからラストで、おおおおぉぉぉ!!!ってなりました。大きな木、でけぇ。僕の観た回は、アフタートークが豊崎由美さんで、興奮して喋り続ける三浦さんもハートウォーミング。この魅力、どうにか言葉に出来ないか観劇後、ウンウン唸って回想しましたが、これが限界。ワンダーランドに載る劇評も見て、勉強します~。

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