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非家族【ご来場誠にありがとうございました】

非家族【ご来場誠にありがとうございました】

オーストラ・マコンドー

サンモールスタジオ(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

ダブルコール
このお芝居を50人弱の客で観る贅沢さったらないなあ。

ひさしぶりにがっつりと岡田あがさを観たが、こういうやつをみたかったっていう演技がみられてよかった。

二人の落語笑(ショウ)

二人の落語笑(ショウ)

アクセス

グリーンホール相模大野(相模原市文化会館)(神奈川県)

2012/09/15 (土) ~ 2012/09/15 (土)公演終了

満足度★★★★

久しぶりの落語!
楽しめました・・・が、立川談笑さんは題目の選択ミスではなかったかと・・。

会場は御高齢の方多かったー

(2時間+15分休憩)

ネタバレBOX

まんじゅう怖い 立川笑二
大工調べ    柳家三三
-仲入り-
太神楽     柳貴家雪之介
シャブ浜    立川談笑 

大工調べの早口話芸は素晴らしかった
神楽の皿回しなど日本伝統曲芸の技は生で見ると結構見入りました
シャブ・・・は会場の観客さん引いていた気がする・・・。
シャブの注射がリアル過ぎたんでしょうかな?
(シャブが何かわかっていない方もいたようです)

マンザイは廃れるかもしれないが、落語はやっぱり残るなぁと思いました。

柳家三三さんは小田原出身コサンジさん入門は19年前と。
江戸っ子には「ありがとうございました」など過去形は無く、
「ありがとうございます」ってんでいってのが勉強になった。
また当時のお金が、ガク6枚で1両2ブというのとか。

オオカグラのユキノスケさんは茨城出身
皿回し、唐傘回し、
唐傘や轆轤回し、五月人形の風車、夜の川瀬は水車。
片手回しに、縁回し、ジャンプは義経八艘跳び。
金輪回し、枡回しは音が綺麗でした。
邪気払いの刀鞘収め、
刀バランスの切っ先回しに。
とどめは刃引きしてない出刃包丁の切っ先回しに、
皿+包丁の回しがトリで見事でありました。
ファイティングポーズ

ファイティングポーズ

劇団光希

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題464(12-207)
19:00の回(晴)。下で待っている間...蚊に刺される。特に案内はなかったので18:25上にあがってみる。準備できていたので受付、少し待ち18:30開場。今週、ずっと深夜帰宅だったのでようやくの観劇。光希は3作目、森下さん4作目。ストーンズの曲が控えめの音量でながれ、舞台には2つのセット。下手、小さな赤いテーブル、これも小さなクロスとバスケット。上手、テープルとパイプ椅子が3脚。1つの舞台に2つの空間、奥に「柱」。18:58竹下さんの前説、19:04BGMがピアノの音色に...開演~21:13終演。

「おじさん図鑑」という好著もあるくらいでオヤジ、オジサンというのはそれなりに分類され、でもそれは決してホメ言葉ではないように聞こえるのです。劇中の会話にあるようにある面バッチイ存在。汗と涙ではなく汗とアブラか。そんな世代でも立ち上がることはできるんですね..ちょっと応援があれば、守るもの、愛おしく思うもの、意地と根性、負けたくない気持ちがあれば。後ずさりするのではなく、立ちどまるのではなく、目を伏せるのではなく、うつむくのではなく。眼を開け、深く息を吸い込み、自分を信じ、利き腕に力を込め、渾身の思いで闘う、そんなオヤジになりましょうということですね。

舞台の左右、ボクシングジムと家庭やオフィスの切り替え、見えないロープをくぐるとそこは闘いの場。打ち合うグローブの音、息を切らす音、流れる汗、光る涙。己を信じ、己の引き際を知る。いろいろなことをあらためて整理させてくれたお芝居でした。

終演後、森下さんと少しお話。今回、オヤジ連は分散してしまいましたが、また一同会して盛り上がりたいものです。

と、本日(9/16)、オヤジ3人が出会ってしまい、池袋の(次の芝居までの間)居酒屋に行ってしまったのでした。

ネタバレBOX

雑記

脱いだら凄かった..ので.びっくり。
少しセリフを噛んでいたのが、お話がいいだけに気になりました。
やっぱり女性は土壇場で強い、それにくらべおやじ..はっきりしないと(自戒)
ヘタ→ウマの過程が上手い
「べじたぶるーす」も同じここだった、1年経つのは早い(オヤジ人生はますます加速するのだろう)
ミリオンダラー・カルテット

ミリオンダラー・カルテット

TBS

東急シアターオーブ(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

5人目の主役
ロックンロール黎明期のある一晩を描いた作品で、タイトル通りに、当時あるいはその後のスターの4人の演奏が中心となっていますが、その4人を発掘したプロデューサーにも焦点が当てられていて、ただの再現ライブではなく、ドラマ性が強く感じられました。
この人達の曲は数曲しか知らなかったのですが、迫力のある演奏と切ない物語に引き込まれ、とても楽しめました。

いかにもアメリカ的なジョークを含んだ開演前のアナウンスの後に始まる前半は、スタジオに訪れるミュージシャンのセッションが続き、ミュージカルというよりコンサート的な内容ですが、後半になると若き才能を見つけたのに彼らが大手レコード会社に引き抜かれて取り残されるプロデューサーのサム・フィリップスの悲哀が浮かび上がってきて、心を打たれました。
4人の演奏中はサム・フィリップスは奥のコントロール・ルームに入っていて窓越しにしか見えないのですが、踊ったりしながら演奏を楽しそうに聴いている姿が印象的で、後半の切なさが引き立っていました。
物語自体は寂しげにあっさりと終わるのですが、その後に続くアンコール的なシーンでの客席を含めた盛り上がり方が爽快でした。

物語の中で実際に歌うシーンでのみ歌い、楽器演奏も全てステージ上の役者によって行われるという、ある意味ストレートプレイ的なリアリズムに沿って進行するので、普通のミュージカルのような盛り上がった所で急に歌い出す形式が苦手な人でも、違和感を持たずに楽しめると思いました。

4人のスターを演じた役者達は、演技も歌も楽器の演奏も素晴らしく、ブロードウェイの役者の層の厚さを感じました。特にジェリー・リー・ルイス役を演じたリーヴァイ・クライスさんは激しいピアノ演奏とコミカルな演技が際立っていて、流石この作品でトニー賞助演男優賞を受賞しただけあると思いました。

太陽と灰二 vol.2 / 壊れないジェン我 ・ アンバランス

太陽と灰二 vol.2 / 壊れないジェン我 ・ アンバランス

9-States

相鉄本多劇場(神奈川県)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/18 (火)公演終了

満足度★★★★★

「アンバランス」観劇
「変わるモノ」と「変わらないモノ」を描いた林灰二さんの方です

なかなか面白い人間関係劇であり、
光の使い方が印象的な作品でした。
舞台セットもよく出来ていて、
同じセットでのもう一つの作品も観たくなりました。

<自由席 約2時間>

ネタバレBOX

ビルの屋上を模した舞台で集まった若者達が同窓会みたいだと話し合う。
ピンクチラシに反応するカゲヤマ・
花火を消すコトに執着を見せるアラキ・
ユニークなユウコ・
ちょっと勝気そうなマツコ・
気の弱そうなマイ・
割と普通に見えたイズミ・
周囲と一歩引いている感のあるタイラ・
ビル内には多くの浮浪者がゾンビ風にいるようで、
話や時々のシーンで不気味に出てきたりします。

若者達はバットで浮浪者が殴られているらしい場面を目撃したらしいと、
とりあえずビルから出ることにする・・・・。

そのバットらしいものを持って、
イレズミ・言動・行動が危ないマキオも登場。
若者達の関係を引っ掻き回していきます。

若者達が去ると、
もみあげの印象的なオオタケ刑事と、
その上司らしいヤル気の無さそうな、
ハラ刑事が松葉杖を1つ右手に持って登場です。
傷害事件があったみたいでと物語の進行・道化役風に出てきました。

また上記のバット事件とは別らしい暴行を受けたサラリーマンマカベと、
一人調子よく逃げて無事だったマイペースというかユニークなキャラの、
ミウラ君が出てきます。(このミウラキャラが最高にユニークです(^^)
先輩の背中の怪我がパンダのようだと写メとるわ、
たきつけるだけたきつけてすばやく逃げる。
で仕事は17ヶ月間部内TOPだったりと・・・面白い。
結局怪我の様子見ようと服脱いでいくマカベですが、
パンツ+靴+恋人にプロポーズするために持っていた指輪以外、
ビルの浮浪者に持っていかれます。
迎えに来てくれるという恋人サトウに裸の姿見せられないと、
隣ビルへと逃げ出します。

でサトウさんが田舎からディズニーランド見たいとの口実で、
妹を連れ帰ろうとしにきた姉と共に登場し。
姉は離婚していて、
サトウ自身はマカベと付き合う前は愛人していたりという話をし始め、
隣ビルからマカベは聞いてしまいます。
結局サトウさんはマカベと分かれて田舎に帰ることを選択します。
(カゲで聞いていたマカベがプロポーズで引きとめようと、
裸のまま指輪出しますが・・・玉砕。すまん笑えた(^^)マカベさん)

とユニークな話もあるなか、
若者達は、
いくら階段下りても同じ場所に来るというホラーループに陥ります。
でも男性陣のみで女性陣はループにハマッテなかった、
どうやら小学生時代のジャイアンみたいな同級生のコトがキーみたいです。
思い出せなかったその子の事がだんだんと思い出され、
花火見学の日に点火事故で先生が一人死亡し、
巻き込まれた(先生に救われて怪我で済んだ)子は片目を失明して、
夢であったパイロットになれなくなったとイズミに言われてキレて。
いままでのいじめられっこの立場から、ボス的なイズミを倒して。
いじめっ子の立場になった・・・・。
そしてその子は、そのまま壊れていって。
その子と付き合っていったユウコは暴力に耐えられず自殺してしまい。
その事でカゲヤマ達はそいつ=アラキマキオ=をバットで撲殺し、
ビルのループ=呪縛に組み込まれます(望んで・・・・)
(ビルから出ることが出来ないという・・・)
時々のアクセント・押さえで出てきていた浮浪者のヨネヤマや、
リーダー的なクマさんのエピソードですが。
1度はマカベのスーツを着てビルを出て行けたヨネヤマは結局戻り。
クマさん=カゲヤマとわかる。
カゲヤマがビルから出れないので、
せめて外の人に気づいてもらおうと手にするペンライトと、
ビルから見える外の夜景の光のシーンが印象的で綺麗でした。

物語は現在のクマさん=カゲヤマの現状に追いつき、
刑事になっていたタイラ=ハラタイラ=とか。
クマに差し入れしていた女性=マイとかと判明する。
ヨネさんは物語のキーである黒い金属バットで人を襲おうとして、
刑事に捕まりビルからの脱出をすることになる。

話がダークな分、
モミアゲのオオタケ刑事とか裸なマカベ先輩に、
マイペースなミウラ君のキャラやエピソードは楽しかったです。

印象的な撲殺後のシーンのワンショットは話の冒頭と、
記憶回復時の後で出てくるのですが。
倒れているのが初めはマキオであり、
思い出した後はアラキだった気がしますが・・・・。
何度か見た方が面白いかなぁと思った作品でありました。

原題 『虹の羽と蛾色』/林灰二(Oi-SCALE)


(失礼ながら「太陽とハイジ」と記述すると、
アルプスの山とかイメージしてしまいます(^^)
クールの誕生

クールの誕生

ワタナベエンターテインメント

PARCO劇場(東京都)

2012/09/12 (水) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

社畜の時代の物語
高度成長時代にはあんなサラリーマン生活もあったんだというストーリー。現代へのアンチテーゼということだが,わかるような気がする。ただ,自分にはごめんだけれどもね^^;仕事でもクールでありたいという生き方はカッコいい。長時間の芝居だけれども退屈せずに最後まで盛り上がっていられるのは本及び役者さん共に良質の出来だったからと思う。

ネタバレBOX

(ネタバレではなく単なるクールじゃないボヤキです^^;)
芝居の内容も劇場も最高,ただ,隣に座ったジジイのマナーの悪さは最低。なんか変な匂いはするは絶えず(腹減ったなど関係ない)独り言は言うは,屁はこくは,欠伸はするは,とにかく汚くて,気が散って仕方ない。劇場は公共の場なんだから周りに迷惑をかけないことだけは最低限のマナーとして欲しい。とっても面白い芝居だったけど,そういうわけで気分はあんまりよろしくない。
華麗なるミュージカル音楽の世界 ガラコンサート2012~サットン・フォスター来日記念スペシャル~

華麗なるミュージカル音楽の世界 ガラコンサート2012~サットン・フォスター来日記念スペシャル~

サンライズプロモーション東京

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/09/15 (土) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

申し訳ないような気分
トニー賞を2度も受賞された、サットン・フォスターさん、皆さん、日本のミュージカルシンガーが口を揃えて、「可愛い!」とおっしゃっていた通り、お人柄も素敵な雰囲気で、日本キャストの中にも自然に溶け込んで、全てに魅力的な女優さんでした。

歌良し、ダンス良し、演技良し、スタイル良し、性格良しで、非の打ち所がない感じ。

他の日本側の出演者も実力派揃いで、日本にいて、こんなチケット代で、堪能させて頂けるなんて、幸せな一夜でした。

ネタバレBOX

サットンさんは、特別枠で、ご出演なのかと思っていたら、普通に、日本キャストと同じ配分で、歌唱曲数も、出演時間も、特別扱いなし。

それを、嫌な顔もせず、真面目に、ステージを務めて下さる姿に、一目でファンになりました。

毎年、トニー賞の授賞式はテレビで観ているので、目の前に、本当にサットンさんがいるだけで感激!夢のようでした。

いつもなら、しゃしゃり出過ぎな俳優さん達も、サットンさんがいるからか、悪目立ちする人もなく、静かに、ミュージカルの名曲を、心ゆくまで、堪能することが出来ました。

サットンさんは、もちろんのこと、いつもより10歳は若返って見えた綜馬さん、
歌がどれもピッタリだったシルビアさん、キュートな昆さんと藤岡さんの微笑ましいデュエット、保坂さん真骨頂の「マンマミーァ」、姿月さんの「レベッカ」、石井さんと彩乃さんの「ウェストサイド」のデュエットなど、見どころ、聞き所満載でした。

玉野さんも、「クラブ7」が終ってすぐの振り付け、ご出演で、大変だったでしょうに、見事に、統一の取れたステージを見せて下さいました。
最後の、サットンさんの「モダン・ミリー」は、日本キャストの上演を観なくて正解だったとつくづく思わされました。英語の歌詞はわからなくても、表情と歌い方で、彼女が如何に演技力が素晴らしい方か、存分に思い知らされた歌唱に息を呑みました。

サットンさん主体の選曲なので、無理もないのですが、最初に、日本のミュージカルファンには、比較的馴染みの少ない、コール・ポーターの曲を集中させた点と、「エニシング・ゴーズ」で、アンサンブルのタップの音がややうるさかった点を除けば、選曲、構成共に、充実した内容だったと思います。

ただ、欲を言えば、綜馬さんと石井さんの「チェス」の女性デュエット曲の選択は、やはり選曲ミスではと感じました。

先日の「ミリオンダラーカルテット」と言い、トニー賞受賞者を3人も、日本にいながらにして拝見できて、何だか申し訳ないような気分です。

そうそう、気になっていたことがあり、演劇ライフを見たら、じゅれさんのご感想で、腑に落ちました。レミゼの「ワンディモア」のアンジョルラスの陰声はどなたかと思っていたら、どうやら姿月さんだったようです。
今思えば、2度と拝聴できないレミゼカンパニーですね。しっかり記憶に留めます。でも、できれば、姿月さんのアンジョルラス、肉眼で観たかった!
(以前、記念公演の余興で拝見した、大浦アンジョの雄姿が未だに忘れられません。)
「Latent-レイテント-」

「Latent-レイテント-」

演劇集団ふれる〜じゅ

シアターX(東京都)

2012/09/12 (水) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★

悔やみきれないことってありますよね
悔やんで悔やんで、それでも前を見なければならない。
前を見ることが出来れば、また歩き出せる。
だから悔やんで悔やんで、沢山悲しんだら全部許して認めて前を向こう。
そんな感じのお芝居でした。
自分も最近後ろめたいことが多かったので、いい教訓として受け取りました。

私とあなたの事情

私とあなたの事情

リトルプラネット

シアター風姿花伝(東京都)

2012/09/14 (金) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

すっきりとしたお芝居
真っ黒な舞台上に色々な光が入ってとても綺麗な演出の舞台でした。
役者さんのお芝居も自然で、見ていて飽きないお芝居です。
少し、誰が主人公なのかなと思うところはありましたが、皆主人公ってことなんですかね?
次回はカラフルなお芝居を見てみたいと思います。

『つまんなかったら言ってね、死ぬから』【ローション・ペペと提携!】

『つまんなかったら言ってね、死ぬから』【ローション・ペペと提携!】

あんかけフラミンゴ

Geki地下Liberty(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高でした
とてもよかった。最高でした。驚きあきれてる人もいたかもしれませんが、ぼくは完全にハマりました。すごかった。ファンになってしまいました。ぜひ次回作も観てみたいです。

僕のポケットは星でいっぱい

僕のポケットは星でいっぱい

K-BOX company

遊空間がざびぃ(東京都)

2012/09/14 (金) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

濃い一時間でした
最初、ステージを見た時は「あ、結構狭いのね、しかも大道具もないのね」と思ったんですが、見事にその印象を打ち砕かれました。
ステージの端から端まで駆け回る役者の皆さん、そして大道具を極力なくしたおかげでフルに使えるという逆転の発想に感服いたしました。
六つの箱をたくみに使った演出はとても自然で、また熱のこもった演技を役者の方々にとても近い場所で見れて楽しかったです。
一時間と短い上演時間でしたが、逆に飽きることなくあっという間に終わりました。
また見たいお芝居でした!

おもちゃの兵隊さんへ、/七人のトムライ

おもちゃの兵隊さんへ、/七人のトムライ

劇団PaPrika

東京アポロシアター(東京都)

2012/09/14 (金) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★

よかった
1枚のチケットで2つの劇が見れるなんて、得した感じ。それぞれに味があり、楽しめた。

ワラワレ

ワラワレ

企画演劇集団ボクラ団義

新宿シアターモリエール(東京都)

2012/09/12 (水) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

バランス
レギュラー陣と客演陣の巧拙の分かれる演技、お金のかかっていそうなオープニング映像と貧弱な舞台美術、本物のネタ見せと劇中?ネタ、チグハグさも目立つけど、エンターテイメントしていて不思議に飽きない2時間30分。
シアターモリエールのイスはホテルの宴会場のソレで、長い芝居には向いていないと思う。

亀、もしくは・・・。

亀、もしくは・・・。

札幌座

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/09/14 (金) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★

不気味かと思ったらなかなかユニークな展開もあり
初見。
劇団構成を一新、劇団名も改名し、役者も北海道在住の劇団演出家達が集合して上演した今作。出演者全員演技が達者だった。
なんだろうなー、文化都市に根付いている劇団の大らかさ、みたいなのが見ていて心地よかったです。

頑丈な扉と壁、天井にはスピーカーがある病院の一室で繰り広げられる60分。
タイトルとあらすじ読んだら、なんか不気味な雰囲気かも?と思っていたら、誰がどこまで真実を話しているのか、時折緊張感に襲われそうになるが所々にゆるーく笑える部分もあり。見ているだけでヨダレが出そうな美味しそうな場面の会話は何ともユニークでした。

ネタバレBOX

冒頭、部屋には一脚の椅子と片隅に拘束衣。医師と看護士が部屋にいるがその医師に穏やかに語りかける看護士はどうやら同性愛者らしい。それとない彼の告白に戸惑う医師。
ひとまずその場から離れる看護士の後に紹介で実習にやってきた医学生登場。医学生の登場に戸惑いつつも状況を把握した医師は、医学生に危険な患者の存在を告げそのまま退室。入れ替わるように看護人が現れるが医学生を患者と思い、「自分は亀だ」と説明した途端、「いや、俺も亀!」と医学生と看護士の間でどちらが本当の亀なのか、身体のぶつかり合いが繰り広げられる。大騒ぎでドタバタしつつ看護士退室後、そこへ第三の男登場。
男は医師こそが患者だと告げたため、困惑する医学生、男は医学生に拘束衣をまんまと着せるが、会話の内容からどうやら冒頭の医師が言ってた危険な患者ってもしや‥!? で、恐怖にジタバタする拘束衣の医学生。

この不穏さから来る結末にワケが分からなくなっていくが、暗転の後、部屋にチラシと同じ長椅子が置いてある。そしたら奥から何とも美味しそうな香りが‥。
開放された扉から患者、医学生、看護士、医師4人の男が頭に針金ハンガーを被り、奇麗に着席。お皿に盛ったパンとビーフシチュー?を食べながら、そこまでのやり取りを明るく話し合う。まるで子供がお遊びを自慢しあうようだが、でもそこは精神病院の一室。本人達はどこまで自分達が置かれている立場に気づいているのか、はたまた閉鎖した施設内で毎日違う設定をただ楽しいんでいるだけなのか。そのやりとりは妙に明るさがある。
深刻に考えるか、寛容な精神で彼らの行動を受け入れるか、見ている自分の度量が試されているような着地点。
面白かったです。
神様たちのすむところ

神様たちのすむところ

GENKI Produce

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/09/11 (火) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★

悪くは無いのだけれど
知人の紹介でBプロを鑑賞。
セットはお洒落で前説にピアノ演奏があるのもいい。こじんまりとした劇場で役者と近くで見れるのも、小劇場での公演でのある意味醍醐味。

ネタバレBOX

幻想的なフライヤーのイメージから衣装やセットももっとそういうファンタジックなものかと思っていたらそうでもなく、設定は面白いし最初の方は結構つかみがよかったのにどうも中途半端な感じで終わってしまった印象を受けた。劇中にあった伏線が回収されておらず、一環して『何を言いたいのかイマイチわからない』印象。もちろん、『愛』というわかりやすい単語はあるけれど、それに対する切り口(兄弟愛、親子愛、恋人同士の愛など)はわかりやすいがもう一歩踏み込んだ台詞が欲しい所。
ただ、概ね面白いし、ワンドリンク制の会場なので、お酒を飲みながら見るという意味では丁度いいのかもしれない。
UndergroundStates

UndergroundStates

EgofiLter

シアター711(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

あっという間に
不正(的)生活保護受給をネタにした作品。
帰るところがないものと、住むところがあるのにわざわざ外からこの町にやってくるものが織り成す人間模様が面白い。
前半は、背中の演技が多く、我慢させられた分、後半の見せ場がスッと入ってきた。劇場を出た後、下北沢の雑踏が心地よく、芝居と同じ匂いを感じたのは何故だろう。この街もドヤ?

ワタシんち、通過。のち、ダイジェスト。

ワタシんち、通過。のち、ダイジェスト。

マームとジプシー

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/09/07 (金) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

いつものマームらしいけど、物語の詰めが甘い気も
「大きな古時計」という歌の「古時計」を「木造家屋」に変えたようなお芝居。チクタクチクタク過ごした日常を台詞とダンスで幾度も繰り返す。そのリズムが観客の記憶に作用し、それぞれの「チクタク」が脳内に立ち上る。

今回の公演を「自己模倣」と言って批判してたひともいたようだけど、マームはずっと「喪失」それ自身と、喪失という事象により望むと望まざるとに関わらず変化を強いられる人々の姿と記憶を描いていたように思うし、今回の公演もそういう感じがした。

ネタバレBOX

ただ、ある日突然行方不明になり、関わった人それぞれに深い影を落としたまま3年が経過した「Kと真夜中~」に比べ、今回は「国道の用地買収により、昔から住んでいた木造家屋が壊される」という、結論のはっきりしている話で、しょうじきそんなに感傷に陥るほどのことでもないような気も。

思い出深い住み慣れた家を手放すのはそれなりに哀しいのは理解できないこともないけど、借金苦で家を手放さざるを得なかった訳ではないし、住んでいた家屋を含む土地が国道用地買収になれば、土地代及び補償費には税法上の優遇制度もあるし、得た買収費用で新たな生活を始めることができ、一人暮らしのおばあちゃんを老人ホームに入れたり、もしくはデイサービスに通わす資金も出来るわけだから。それはそんなに悪いことではないはず。そのあたり、あの3兄弟の感傷は過剰に過ぎるような気も。

「国道用地買収」とか、僕のような地方出身者にとってはそんな珍しい話題でもないけど、東京都在住だとあまり身近な話題ではないだろうから、観客の側がどこ出身かで、受け取り方も違うのではないだろうか、と思った。

あと、細かいことだけど、たかだか一軒家の解体をする程度の作業で土木作業の現場監督が夜中に解体現場を見回りに来ることはまずあり得ない。また自宅を解体している現場に見知らぬ人が勝手に寝ているのを施主(である兄)が発見したら、不審者の不法占拠として警察沙汰になっているハズなので、あのあたりはリアリティがないなぁ、と落胆した。また、次女の彼氏は最後まで次女の兄に「彼氏だ」とは名乗らなかったので、兄からすればただの不審者の男に家に纏わるプライベートな思い出を唐突に語り出すのはかなり無理があるし不自然に思えた。

感傷を感傷として観客に訴えかけるには、物語のほつれが極力ないように配慮するべきだが、今回はほつれがいくつか露呈し、「ああ、これは所詮物語なのだなぁ」と距離を置いて観てしまった。

マームの公演は毎回シューゲイザーやエレクトロの曲が効果的に使われる。今回はSTEREOLABの曲が印象的だった。
UndergroundStates

UndergroundStates

EgofiLter

シアター711(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

驚愕のラスト。
誤解を恐れずに言うなら、そして不遜な物言いであることを承知で言うと「(脚本の)関大輔さんの気持ち、よくわかるわあ」。登場人物に深い愛をおぼえてしまうと、こういう筆の進み方をするだろうな、って。

『UndergroundStates』の舞台は横浜寿町。でもドヤ街特有の香ばしさはさほど無い。もっとも、この芝居の主題のひとつを語るには、街の香ばしさは必要なく、ドヤが舞台でなくてもよくて・・・この手の話は、そこかしこにあるんだ、今は (かつては京都府・大阪府・東京都某区に色濃く伝わる「伝統」だったわけだけど)。

それにしても釜にしても山谷にしても、年寄りが多くなったよなあ。労働者の街じゃなくて福祉の街だよ、皮肉じゃなく。そういう意味では、『UndergroundStates』にも登場する「他人の」福祉制度を利用して私腹を肥やさんとする人達にとってドヤ街は、「商売繁盛」のヒントが転がってる宝の街なのかもしれないよね。

ネタバレBOX

ゴリゴリのハードボイルドのような冒頭。

「ヒロインは、こいつらにマワされるんだろうな」という感じの重い空気が劇場を覆う。後ろチョンマゲ(例えが古いが松波健四郎のような髪型)のスーツ男の笑顔、腰の低さが怖い。すごく怖い。この後ろチョンマゲ男を演じるのは、坂中久志さん。いったい他の舞台では、どんな役を演じていらっしゃるのだろうか?追ってみたい役者さんだわ。

芝居は、冒頭の重い空気をキープしながら進む。

ドヤ街が、「日雇い労働者の街」から「ドヤ街というシステム」に移行しつつあることを実感させられる。舞台上では、欲望・願い・諦念が渦巻く。ドヤシステムを利用する人間、ドヤでしか生きられない(と思い込んでいる)人間に、横浜市中区職員やケースワーカーが絡む。この人物設定が興味深い。好き勝手に芝居を料理して、観劇後に想像・妄想するのが好きなボクにとっては、想像のネタにあふれる登場人物たちだったなあ。

こんな雰囲気が中盤の後半(←説明の仕方が下手ダネ)まで続き、どっぷりひたる。
主役倉田を演じる豊田記央さんに白竜が、ヒロイン香奈枝を演じる まじまあゆみサンに荻野目慶子が憑依したように感じたくらい、どっぷりだった(ま、豊田さんは豊原功補に似ているイケメンだし、荻野目慶子は出てきた瞬間に「コイツが犯人や」な女優だから、まじまサンに荻野目慶子が憑依したというのは間違った観方なんだけどね)。

そんな『UndergroundStates』の様子がちょっとずつではあるんだけど変わってくるんだ。暖かな空気が流れだす。セリフに対して、場内にほのかな笑いが生じる位、空気が緩みだすんだわ。「あれ?もしかすると良い方向に向くこともあるんじゃない?」って感じ。少なくとも、真綿で首を絞められ続けてるような感じじゃなくなるんだな。

で、ラスト。

食堂にかかわる皆、それなりに幸せになっちゃったよ。

ドヤ街の現実や、生活保護の不正(的)受給、福祉制度に巣食う悪行者、そして何と言ってもこれからの彼女ら彼らの行く末は、なんとなく端に置いといて、みたいな。

それでイイと思う。このラストは、腐りかけてる現実に背を向けてるわけじゃなくて、脚本の関さんの思いを提示しながらも、観客それぞれに「これから」を考えさせるつくりになってるように思うから。

それに、ボクがこの脚本を書いていたならば、登場人物に幸せになってもらいたいしね(笑)

白痴の天使や、精神を病む女、濃すぎる愛情が歪んでしまった男、正義感に燃える男、ヤクザ、ヤクザっぽい男、気のイイおばちゃんetc.と、登場人物はVシネ感が濃かったけど・・・生で観ることで、さらに思いが深まったのは確か。

それにしても、後ろチョンマゲヤクザ(彼は予想通りヤクザなのだった)。

組織を守らんとする為だけに、倉田に近づくヤクザ。

ターゲット外の人間には危害を加えず、目的を遂行する為に善行すら施す&自分の手は絶対に汚さない本物のヤクザ。

怖いよ。やっぱこの人、怖かったよ。
Grease

Grease

Seiren Musical Project

早稲田大学学生会館(東京都)

2012/09/12 (水) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しい!おもしろい!きもちいい!
最高!!!

楽しくて楽しくて・・・ベタな展開なのに、この後どうなるのか気になって気になって仕方なくて。

Seirenは、ホント「観せ方」がわかってるよなあ。ツボを外さず確実に押さえてくる。そして、いつの間にか、その「狙い」に確実にはまっていっちまう(笑)
開演1時間前受付開始の5分前に到着したのに、整理番号24番。その人気に違わぬクール&パワフル、そしてブラボーな舞台だったなあ。

アメリカを舞台にした学園モノ。
はちゃめちゃ!バカ!パワフル!おしゃれ!苦悩!ジェラシー!そして恋愛!・・・どれもこれもカワイイよ!君らカワイイよ!笑

衣装も、翻訳調のセリフ&セリフ回しも心地良いったらありゃしない。ホント、ヨカッタなあ。

ずば抜けて巧みな役者はいない。でも、調和がとても良くとれていて、舞台として完成してた。帝劇のオペラやミュージカルでもそうだけど、どんなに巧みな看板がいても、ダメな匂いが漂う舞台ってあるんだよね。その点、この『Grease』の舞台から放たれる匂い&明るさは、すばらしいものだった。このオーラのようなものって、看板役者がいるから出るってもんじゃないんだよね。青臭い言葉だけど、情熱とチームワークの良さ、だろうな。

若者たちによるミュージカル団体Seiren Musical Project。これから色んな努力精進を重ねて、苦労もするんだろう・・・そんなことも含めて羨ましいと思うし、なんと言っても、これからの彼女ら彼らの舞台での活躍がとても楽しみ。

次回公演は、12月。高田馬場ラビネストで3本立てとのこと。もう今からスッゲー楽しみ! 惜しむらくは、まだSeirenを観てない彼女が、この時期、大一番に臨んでいて、またもや観ることができないということか(泣)

ネタバレBOX

「良い子をキープすること」を思い切りよく放り投げたサンディの羽化っぷりに、のけぞったわ!笑 軽くイラっとしてたのに、惚れてもうたからね(笑)

あと、個性あふれるファッションのフレンチーが、学園を中退してファッション系の専門校に行くも挫折してウロウロするシーン。ここで涙が溢れそうになった自分にビックリした。

最後に。

リーゼントしたくなった。
無差別

無差別

柿喰う客

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2012/09/14 (金) ~ 2012/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

予想外展開、良い!連休のお勧め
悪趣味からしか見ていないんですが、どんよりとした空気で始まり最後も混沌とした希望と絶望のような圧力がある、神話寓話的な話は柿さんでは初めて見る内容でしたが、特殊なセットで展開する身体力の高い舞台は、かなり迫る瞬間がありました。90分と時間も丁度よいです。物語は別々に掘り下げると面白そうな2軸が集合するラストは重い結果なのですが。痛く刺さる事なく気軽に見れてしまうのが、★ひとつ足りない所かな。ブログはまだ始まったばかりでネタバレしますから連休明けにリンクします。そうそう、メンバーが大幅に変わって、増えてるのも驚きです。こっそりブログリンクしまひした、ネタバレ注意です

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