
公演其ノ二十一 花葬日記
よしこ
盛岡劇場 タウンホール(岩手県)
2012/09/21 (金) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
たまらなく愛おしい
何度も観たくなる作品。
その直向きさが切なくて、愛おしい。
http://ameblo.jp/tc-tama/entry-11361744724.html (その日の日記)

五右衛門
劇団アニマル王子
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2012/09/21 (金) ~ 2012/09/25 (火)公演終了
満足度★★★★
「石」 川五右衛門
16回も公演続けているだけあって、さらにパワーアップ!前進をしている劇団ですよね。まぁ、上演時間が長いのはリピーターなら納得なことで(笑)。今回はラストがとくに好きだったなぁ。

ブラッディ・マリー
劇団東京ドラマハウス
萬劇場(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

We dance 横浜 2012
Offsite Dance Project
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2012/09/22 (土) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★
『杏奈(俺)』(神里雄大)
岡崎藝術座の神里雄大さんがダンサーの入手杏奈さんに振付した作品で、入手さんは台詞を言ったり大袈裟に感情を表すようなダンスを踊るわけではないのにも関わらず演劇性が強く感じられ、興味深かったです。
下手に入手さん、上手に神里さんが現れて同じ振付を踊って始まり、曲が終わると神里さんの「杏奈、俺の話を聞いてくれ」という台詞から始まるストーカーの物語が展開しました。
出したゴミ袋を開封したり、一方的に思いを語ったりとストーカーの行動が気持ち悪く、かつ馬鹿馬鹿しさもあっておかしかったです。
入手さんが一昔前のヒット曲に乗せてキレのあるダンスを踊る姿がキュートでした。水を頭から被ったり、下着姿になっても嫌らしさがなく、健康的な雰囲気がありました。
神里さんはあくまで演出家という立場でダンス作品を作ったように思われ、動きにオリジナリティを持たせようとはせずに、入手さんが自分自身の役として踊ることによって、ダンサーと振付の関係が普通とは異なって見えるようにしていると感じました。

劇トツ×20分
北九州芸術劇場
創造工房 稽古場(福岡県)
2012/09/23 (日) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★
楽しめた5劇団の競演
演劇バトルになると力が入るのか、上演された5本の作品はよく工夫され、劇団の特徴がよく表れていてそれぞれに楽しめた。
詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

静
シアター・ゼロ
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
泣けた
それぞれの役の設定が分かり易くテンポも早くて芝居に引き込まれた。
泣き女は哀しく、浮世絵師は切なく、その恋人は危うく、版元は庶民が何者かを知り、座長は彼らが望むものを与え、為政者はそれを奪い、影は為政者の闇を叶える。
そして静はその全てを背負って消えていく。
気がついたら泣かない泣き女の姿に涙していた。

ノア版 人形の家
ノアノオモチャバコ
小劇場 楽園(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
合わなかったです。
たぶんサッカーファンが野球の試合を観に行ったようなものだと思います。よくわかりませんでした。
けれど、よくわからないだけじゃいけないなと、この芝居を好んで足を運ぶ人達のその理由を知りたいなと、帰り際に色々と調べてみました。
すると、この『人形の家』というのが元々はえらい古い話であること、フェミニズムからのウーマンリブ運動のきっかけになったこと、などなどととても参考になりました。まったくもってウキペディアに感謝です。
更に辿って行き、ポルノグラフィからエロティカへ、さらにはやおいやらボーイズラブと、これまで曖昧模糊としていたものまで勉強することができ非常に参考になりました。
ただ自分にはやっぱり合わなかったです。
役者さん達の技量はすばらしかったです。

曲線
ヘアピン倶楽部
サブテレニアン(東京都)
2012/09/21 (金) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

雷鳴
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2012/09/21 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

ロックンロール・エアポート
ぱるエンタープライズ
シアターサンモール(東京都)
2012/09/21 (金) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ
アミューズ
本多劇場(東京都)
2012/09/21 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★
解決しそうで解決せず、人生は続く
絶望までは行ってないが、どん詰まり感ある日常から抜け出せず、かといって劇的な事が待ち受けている訳でない、と思って毎日過ごしてる様な人々。空模様は終始雨。生きる事への閉塞感、モラルの矛盾もごちゃ混ぜになる中、出産を選択した夫婦がこの話の救いにも見えた。
演出の河原氏曰く「北関東のツインピークス」と赤堀さんに告げたようだが、それ聞いてら、さもありなん、と思った。
本多サイズの舞台映えしたセットと冒頭の映像はかっこよかった。

満月の人よ
トム・プロジェクト
紀伊國屋ホール(東京都)
2012/09/22 (土) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★
見終わって心地よい充足感
キーワードで天狗の神隠しがでてくるが、誰がどのように神隠しにあったのか、等の謎ときのお話ではありませんw。
言葉では言い表せない夫婦の愛情と、その土地の風土から織りなす方言が聞いてて心地よくなる。舞台が九州のため、子供の時にそこで育った経験ある自分としてはちょっとだけ郷愁にかられた。
舞台が郷里でなくても見終わった後、他者への慈しみが増していそうな良い舞台だった。

ナイゲン【本ページは2012年版です。ご注意下さい】
アガリスクエンターテイメント
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/09/22 (土) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

非実在少女のるてちゃん
笑の内閣
扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)
2012/09/15 (土) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★★★
魅力的なキャラクター
東京都の「青少年の健全な育成に関する条例」をテーマに、どういう内容なのか、
どんな問題があるのかを、わかりやすく伝えていて勉強になります。
なにより面白くあろうとするそのスタンスに好感を持ちました。
公演後の挨拶に、「規制賛成派の人にも面白い!と言ってもらえる作品」
という言葉がありました。そうかも知れない、と思います。
そして本当に観て欲しいのは、この条例を全く知らない人なんだと思います。
魅力的なキャラクターがたくさんいます。
10/6~10/8 の大阪公演がツアー最終。もしよろしければお出かけを。

アナログ
うさぎストライプ
アドリブ小劇場(東京都)
2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★
新シリーズ
テーマが新しくなったのでしょうか!?前作よりはわかりやすくなったように思いましたが、表現方法は同じように感じました。理解度をあげるにはもう少し時間がかかるかもしれないです…

We dance 横浜 2012
Offsite Dance Project
KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)
2012/09/22 (土) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★
『旅居vol.03 』(鳴海康平+阿竹花子)
ダンサーの阿竹花子さんと第七劇場の演出家の鳴海康平さんのダンスユニットが、モモンガ・コンプレックスの作品で発明された、舞台美術として扱われる「舞台美術男子」を用いた作品で、ユーモラスな雰囲気が漂っていました。
この公演の前に行われた公演の客席をそのまま舞台美術として用い、舞台美術男子の面々がウォーミングアップや談笑している所から始まり、阿竹さんが踊り始めると、それを見た舞台美術男子達が相談して色々な美術を試してみるという展開で、舞台美術男子があたふたと試行錯誤している中を阿竹さんは何事もないように淡々と踊っているというギャップが楽しかったです。
後半は舞台美術男子が横一列になって話しながら舞台を左右に往復し続けるのを、阿竹さんが前に立ちはだかって1人ずつ止めていくシークエンスが続いて終わりました。
ダンサーと舞台美術男子の関係性の変化を見せる構成を期待していたのですが、お互い自分の役割を演じ続けていて、最後以外はあまりそのような要素がなかったのが残念でした。
阿竹さんのダンスは流れるような動きが美しかったです。動きのボキャブラリーが少なく、後半になると単調に感じて来て、少し飽きてしまいました。

五右衛門
劇団アニマル王子
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2012/09/21 (金) ~ 2012/09/25 (火)公演終了

美味しくない鳥(A.チェーホフ『かもめ』より)
大脳神秘
北池袋 新生館シアター(東京都)
2012/09/21 (金) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★
霧霞む湖のような
内容を把握できそうでできない。
意味深長なセリフや演出、芸術的表象、イメージをチャフのようにばらまき、真実をその陰に隠してしまう。なにもかも藪の中、といった印象。
決して好きな部類の芝居ではなかった、けど、役者さんの演技に最後まで引っ張られていた。役者さんの演技もまた、巧妙というか、小賢しいというか、巧みに存在を「演技」の中にしまいこんでしまっていて、生臭さが感じられなかった。
この芝居が、いい芝居なのか、悪い芝居なのか、おもしろいのか、おもしろくないのか、問題作なのか、平凡なのか、それすら僕には判断がつきかねた。すべては、霧霞む湖の底に、沈んでいる……のかな?

ナイゲン【本ページは2012年版です。ご注意下さい】
アガリスクエンターテイメント
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2012/09/22 (土) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題473(12-216)
14;30の回(雨)。14:10会場着、受付。対面式の座席、舞台には小さめの学校机(ひとつだけ高い)と椅子。(入り口からみて)奥にホワイトボード、公演タイトルが書かれています。壁には時計、これが劇中の時間進行を示します。パイプ椅子+クッション、3列。14:25、14:30前説(場内アナウンス)、14:26「生徒」が出てきて、机を会議用に並べかえる。ホワイトボードの字も書き換えられ「最終日♪内容限定会議」、14:31全員着席、時計は「16:40」。開演~16:26終演。1年~3年生、文化祭の演目についてのお話。チケットは国府台高校 内容限定会議の「傍聴券」、お客さんは一般傍聴席に座り会議の成り行きを見守ります。座席には「内容限定会議資料」がおかれていて、文化祭規約、各学年3組ずつの企画が個性丸出し、手作り感満載で書かれています。熱く、激しく、でも青い、幼さや大人になる過程、先輩後輩、クラス代表の意地。いろんなものが凝縮された、ひと時も目を離せない内容。よくこんなメンバー(キャラクター)が集まったものだと思いました。会議中は退席できない(例外あり..これがまた面白い)ので集中力維持がたいへんだろうと思うのですが、隙のある役者さんはいません。あーー面白かった、もう一回みたい。

林檎ト大地ノ黙示録【ご来場ありがとうございました!!】
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
ザ・ポケット(東京都)
2012/09/18 (火) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題472(12-215)
12:00の回(雨)。11:00頃会場着、すでに10人ほどに並んでいらっしゃいました。11:15受付、11:25開場。先日Bチームをみているので2回目となります。やはり役者さんが変ったのと、座席も微妙に位置が変わったので印象が異なりました。今回あらためて思ったのは..少年役の女優さん...、80年代半ば、ある小劇場の看板女優に少年役の上手な方がいらっしゃいました。その方をみたくて何回も通いました...真嶋さん..をみてそのことを想いました。で、ちょっと調べてみると---「あゆみTOUR」ままごと(12月)に行ってましたし、「はなのいろ」Maiami Produce(11月)に行く予定です、よーくみるとフライヤーのモデルさんですね。