最新の観てきた!クチコミ一覧

124921-124940件 / 191650件中
リンクス東京 感謝!! 来年も東京で!!

リンクス東京 感謝!! 来年も東京で!!

演劇ソリッドアトラクションLINX’S

上野ストアハウス(東京都)

2012/10/24 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

Aチーム
ThE 2VS2「ファンファーレと熱狂」
4人の演者の衣装もユニフォーム的だし、シンプルなハナシかと思わせての後半の展開が鮮やか。
あの衣装も真相をさとらせないための巧妙なトリック?みたいな。

劇団エリザベス「あひるぐち、ハニー。」
シュールながらワカり易いハナシで、その奇妙な(あるいは奇抜な)展開にいくつかの古典落語と通ずるものがあるように思う。
また、ある「有名な猫」も連想(ネタバレ寸前気味?)。

ニコルソンズ「セックスレス夫婦の大冒険」
艶笑ネタも絡ませたゾンビの出ないゾンビもの。
血だらけの衣装などによるゾンビものらしさと、そんな中でも「あんなコト」や「そんなコト」を語り合う可笑しさの対比・バランスがイイ。

シアターOM「うしとら」プロジェクト「うしおととら外伝」
次第に上がった「劇的度」はここに来て最大に。
妖怪退治譚であるシリーズ全体の紹介編的なものを創作ではなくきちんと原作に沿って演じて見事。

彗星マジック「丘の上で描いた絵の話」
休憩後も「劇的度」は継続。
ファンタジックな内容を衣装も含めて的確に視覚化。漠然と空想組曲との共通性も感じたり。
さらに終演後に登場した主宰が劇団エリザベスのエリーさんに似ているような…(笑)

ステージタイガー「虎をカる男」
Aチームのトリは手堅い感じ?
それまでのいくつかの団体ほどにはアクが強すぎず(笑)、それでいてしっかり個性を主張して、納得の結末に導くあたりがトリに相応しい?
上演順もうまく考えられているんだなぁ。

リンクス東京 感謝!! 来年も東京で!!

リンクス東京 感謝!! 来年も東京で!!

演劇ソリッドアトラクションLINX’S

上野ストアハウス(東京都)

2012/10/24 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

総論
Mrs.fictionsの15MMとはまた違った味わいのショーケース的演劇公演、全般的な印象で(敢えて)くくればポップなB、マニアックなA、な感じ? もちろん例外はあって、その例外的団体の味によりうまいこと一色に染まっていない、的な。
バラエティに富んだ団体の組み合わせと軽妙洒脱なMCにより体感的にはさほど長くないのは言わずもがな。

物語と詩のかけら

物語と詩のかけら

ココロノキンセンアワー演劇部

仙台市宮城野区文化センター・パトナシアター(宮城県)

2012/11/06 (火) ~ 2012/11/06 (火)公演終了

役者のPA
音楽ライブだと普通のことだけれど演劇系だと珍しいかも
生声にこだわった結果、セリフが聞き取りにくい公演を観ることもあるけれど、今回のやり方は茅根さんの考えだろうか?
それはそれとして伊藤広重さんのリーディングには泣いてしまった。

イントレランスの祭

イントレランスの祭

サードステージ

シアターサンモール(東京都)

2012/10/30 (火) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった…んですが
「差別」というテーマを、ギャグなども織り交ぜながら軽いタッチで描いた作品でした。
こういったテイストの作品は好きなので、楽しく観劇。
観劇初心者のかたにもオススメです!

が、期待がとっても大きかったぶん、大満足は出来なかった…ような気がします。
自分がお芝居を観る時は、「チケット料金と内容が見合っているか」をつい意識してしまうのですが、正直、「ちょっとだけ高いかな…」と思ってしまいました。

(でも、面白かったのは間違いないので☆は4です!)

ネタバレBOX

ヒロインが太ったりやせたりする設定およびそのきっかけがウケました!
見た目が変わると扱いが変わることを実感しているだけに、なかなかにこたえましたが…。

花束で殴られるシーン、それぞれ異なる登場人物の反応が印象的でした。
僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい

僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい

MacGuffins

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

いや、とても面白かったですよ
猛烈に体を張った熱演に感動しました。

とても笑えて脚本もよく考えられてるなー、という感じでした。

動き回る芝居って時々セリフが聞き取りにくかったり するんだけど、そんなこともなく セリフが聞き取りやすかったのも好感度大。

ネタバレBOX

オムニバス5話で、最初がシリアスな話で、
2~4話がバカッぽい爽快コメディで
最後が最初のシリアスな話の続きで真面目に終わるという構成でした。

2~4話は快調ですばらしかった。
徹底的にくだらなくて、見事だった。すごくいいと思いました。

でもシリアスな話で「私たちが生きるていくこととは・・・」みたいなことを
ストレートにセリフで言ったり、あと映像で
「生まれてきてくれて、ありがとう」とか表示するのが最後のメッセージだったので
おっちゃんとしては恥かしくて辛かったです。

そういうテーマは悪くないとおもうのだけど、セリフで直接言われると恥かしい。

でも、コメディだけで終わるわけにはいかず、ちったぁ深みのあるところも
見せないと終われなかったんだろうなあ、
わかるよ、うんうん、と思いながら帰りました。
That's お七伝

That's お七伝

東京パチプロデュース

上野ストアハウス(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★

そんだけー
過去素晴らしい作品もあったので次回作に期待します。

ネタバレBOX

お七と仲良くなって手作りお守りをもらった男たちが一周忌に集まって、俺が本当の恋人だったと騒ぐ話。

そうしたらでっかいお守りを持っているお坊さんがいて、そのお坊さんが本命だったことが分かり、お七の実家から差し向けられた刺客に狙われましたーみたいな、バカバカしいというか、内容の乏しい話でした。

初っ端から空のお膳を無理に並べたりして、無意味と言うよりもあり得ないことで笑いを取ろうとする姿勢に全く笑えませんでした。
ぼくに炎の戦車を~Bring me my chariot of fire~

ぼくに炎の戦車を~Bring me my chariot of fire~

梅田芸術劇場

赤坂ACTシアター(東京都)

2012/11/03 (土) ~ 2012/12/01 (土)公演終了

満足度★★★★

明日への希望
会場は華やかな赤坂。会場の中もお花が溢れんばかりに飾られていました。
赤坂ACTの2階席は初めてでしたが、急斜がついていて見やすかったです。
お客さんは母と娘という組み合わせがとても多かった気がします。
普段、J事務所の方が出ているお芝居は年齢層が若いイメージでしたが、
今回ばかりはチャ・スンウォンさん目当ての方の方が多かったのでしょうか(私もその1人…)。
大人の演劇会と言った感じでした。

ネタバレBOX

韓国もまだ朝鮮と言われている時代。
旅芸人一座の座長の男と、韓国と日本の両親を持つ教師の男の間に
生まれる友情のお話。
一座が客席を練り歩き、ステージに戻った所で舞台が始まります。
賑やかな雰囲気の中で“憲兵”という存在の登場で場が一転。
あぁ、日本が一番傲慢だった(個人的な意見です)時代
のお話なんだな…と感じました。
それでも朝鮮人、日本人、朝鮮と日本の血が混ざっている人、とそ
れぞれがいろんな考えを
持っていて、人間同士の付き合いには国籍は関係無いんだなと。
生きにくい時代を一生懸命生き抜いた人達がいたからこそ、
今の日本、そして韓国があるんだな…と思いました。

一番の見所は(あくまでも私の中で…)チャ・スンウォ
ンさんの綱渡りのシーン!
あれは毎回ドキドキだろうな~(特にスタッフさん)。
毎回無事に成功することを切に祈ります!
そして生のトッコ・ジン…いやチャ・スンウォンさんはやはり背が高い!
共演者と並んでも頭1つ出ています。
でもあの声を聞いたとき、久しぶりに「本物だ~」と感動。
コミカルな部分、シリアス表情などいろんなスンウォンさんを堪能
できました。

作り手のこだわりを感じたのは、あのキャパの会場でマイクを使わ
ずにいたこと。
それに伴ってかBGMも控えめで、役者さんの生の息づかいを感
じ取ることができました。
その中でもテンション高めの役の成河さんは、
野田地図仕込みの軽やかさと声の張りっぷりで目立っていました。
高田翔さんは初めて拝見しましたが、声が潰れない様に最後まで頑
張って頂きたい…。
コミカルな部分で舞台を和ませていた青木崇高さんと馬渕英俚可さ
んのカップルは、
きっと回を重ねるごとにもっと自然に笑えるんじゃないかな~と思
いました。
香川照之さんはハングルの台詞も多く、ハンディを抱えつつ、
兄の前で見せるリラックスした表情などさすがでした。
最後の格闘シーンも最終公演まで怪我すること無く演じて頂きたいです。
『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

「熱狂」
熱かった。

「あの記憶の記録」が"暗"で、「熱狂」が"明"のように感じた。

歴史をこのように語るのは、ほんとの意味で歴史からの学びを伝えるものだと思った。
学生時代、歴史が大嫌いだった自分も、こういったものに昔から触れていれば、
感じるものが違っただろうと思う。

両作品の描き方が対象的ですばらしかった。

突撃隊・親衛隊の長のお二人のポジションが絶妙だった。

ネタバレBOX

ラスト、一瞬切り替わるときに、はっとさせられた。
あの数秒でその後をインディケートしたのは驚愕。

最初、「あの記憶の記録」で出てきたSSが登場し、一瞬で世界が広がった。
そういう意味で、「あ」を先に見ていてよかったのかもしれない。

でも、個人的には「暗」で締めくくるのも好き。

2つの物語の間の時間についても見てみたい。

与太:ヒトラーが時折、金八先生(シーズン2)に見えた。右サイドからだと。
amapose

amapose

シネマ系スパイスコメディAchiTION!

しもきた空間リバティ(東京都)

2012/11/08 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

Aバージョン
オムニバス形式で、7本のプロポ・・・・・・・じゃなくて、アマポーズ(笑)が観られる。中にはそれパクリじゃんっ(あえて確信犯---笑)、ていうのもあったけど、それも面白かった。短編の集合体で、それぞれシチュエーションが異なる、だけどちゃんと1話から7話まで必ずどこかがつながっているのは、見事。うまいと思った。それぞれの話の中で笑いの山があるので、2時間の上演時間全体でみると、どうしても平板な感じになってしまうのは、ちょっともったいないけど・・・・、構成上しかたない、かな。

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

『あの記憶の記録』観劇
意識的、無意識的に拘わらず、記憶も記録も主観的なもの、そしてそれによって精神が保たれている面もあるのだと痛感しました。

ネタバレBOX

1970年、今は家族を持ちイスラエルに住む兄弟のうちの弟がアウシュビッツ強制収容所で特殊任務をさせられていた当時の経験を告白する話、そして…。

兄は何も知らないと周りや自分自身に言い聞かせ記憶を消そうとしているのに対し、弟は息子の歴史教師の働きかけもあって自分の記憶を正確に伝えることを決意します。

残酷な内容には心が痛みますが、ここまでならナチスの悪行や、それを手伝わされた同胞の悲しみを告発する朗読劇のような感じです。

しかし、次の解放後の件では、ユダヤ人同士で行われた非人道的な行為が語られ、過酷な条件下では綺麗事では済まされない現実にガツンとやられました。

更にそれだけではなく、兄弟で話し合うと驚愕の新事実が浮かび上がりました。兄の記憶によってドイツ兵看守の中にも心優しい者がいて、開放時に自分たちが生き残れたのもその兵士のお陰だということが分かりましたが、弟の記憶ではその部分が抜け落ちていました。その兵士を殺したことを正当化するためにそいつは悪人だったと記憶が書き換えられていたようです。でも本当は自分でも漠然と気が付いていて、そのために兵士の姿が見える妄想に悩まされ続けていたのでした。

人間はどこかで自分に都合よく解釈するものです。それが悪いという訳では決してなく、そうすることでしか精神を保つ術がないということでもあるのです。

息子に言い聞かせた恨みの連鎖を断ち切らねばならないという趣旨の言葉も大切なテーマでした。

そしてもう一つ、殺された兵士こそ『熱狂』でヒトラーの雑用係をしていて、ラストでナチス親衛隊へ異動した青年リヒャルト・ビルクナーでした。彼の存在を通じて二つの話は繋がりました。さすがです!彼の運命は正にナチスの興亡そのものでした。恐れ入りました!!
楽園

楽園

モダンスイマーズ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/14 (水)公演終了

満足度★★★

いじめの構図
廃墟となったホテルでのある1日の出来事を通じて、些細なきっかけからいじめが生じる様子が最初はコミカルに、次第に痛々しく描かれていました。

5人の小学6年生がお互いに見栄を張って嘘をついたり、欠点をからかったりして、小さなコミュニティーの中で次々とヒエラルキーやグループが変化して行くのが滑稽でした。
しかし、それを見て笑っている観客自体が、いじめを止めさせようとせずにただ見て笑っている間接的当事者と同じ立場にいることを思わせ、ジワジワと怖さを感じました。

無理に子供っぽい声色にはしてないものの小学生として演技をしているのに対して、格好だけはその20数年後に就いている職業の姿をしているという演出が、演劇ならではの効果をあげていて良かったです。
劇中で描かれた一日の後、どのような過程を経てその職についたのかを想像させて興味深かったです。

5人それぞれのキャラクターがしっかりと確立されていて、息の合った台詞のやりとりの緩急も良く、演じている年齢と容姿のギャップもすぐに気にならなくなりました。
気の強い女の子を演じた深沢敦さんがユーモラスで、終盤の悲痛な姿とのコントラストが印象的でした。

オーラルメソッド2

オーラルメソッド2

シンクロ少女

東中野レンタルスペース(東京都)

2012/11/02 (金) ~ 2012/11/15 (木)公演終了

満足度★★★★

みた
表題作をみたあとで、題名のうまさに気付かされた。
芝居という単語を意訳すると、そのひとつはこうなるんだろうと思う。

作品二本はそれぞれ好みが分かれると思った。ただ、会場は駅の目の前だし、チケット代も手頃だから、本公演前の味見としてちょうどいいと思う。

好き好き大好き超愛してる。

好き好き大好き超愛してる。

オーストラ・マコンドー

TOKYO FM HALL(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

う~ん。。。
素敵な会場で、音楽が生演奏というのはよかったが…台詞が多々聞こえないところがあり、それが残念だった。生演奏に台詞がかき消されてしまってました。小説を読んでから行っていたらよかったのかな。ちょっと話の流れについていけずでした。

公開リハーサル

公開リハーサル

sunday

ABCホール (大阪府)

2012/11/08 (木) ~ 2012/11/08 (木)公演終了

満足度★★★★★

わくわくしました☆
ゲネなんて観させていただくの初めての経験でした。
劇場入りしてまだ一回も組んだ状態で通してないとのことで、ほんとに通し一発目。
始まる前の、本番とは違う空気。
後方から聞こえてくる、内容までは聞き取れないものの、演出家さんの指示出し。
稽古場で練られていたものが、たった今目の前で完成品に仕上げられてゆく。
作品世界を楽しみたい気持ちと、本番一日前の通常なら観られない状態を観察したい気持ちと、半々。
とても貴重な体験、ありがとうございました!!

WAR Revolution

WAR Revolution

劇団EOE

池袋GEKIBA(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★

続編
以前からの流れのようですが、初めて観てもそれなりに解る内容は問題なかったのですが、ほぼ全編で、大声の早口な台詞まわし、かなり聞きずらかったです!熱い感じを出したいのかもしれないのですが、言葉が伝わらないとそれも..... 「観せる」という視点からいうと、全編で一本調子の演技などでもう少しメリハリをつけるといろんな部分で伝わるものが出てくるのではないでしょうか!?

クリスマスの悪夢

クリスマスの悪夢

Wit

サンモールスタジオ(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

ウィット
洗練されたシナリオと巧まざる演技、深い知識に裏打ちされ、照明、音響などの使い方の妙を心得た演出、実に楽しい時を過ごさせてくれる舞台である。
 全体構造としては、クリスマス前の巷で神の子の生誕を祝い、浮かれて幸せそうな人間どもを見て、気分を害したサタンに捧げられた六つの死に纏わる話をオムニバス形式で展開するという構造になっているのだが、舞台は、地獄のキャバレー、HASTA LA VISTAである。舞台美術も面白い。中央奥には、多少、斜角を利用した少し歪な十字架、舞台床にも赤く太いテープで描かれた十字架があるのだが、無論、登場する悪魔など地獄の住人に踏みつけられる仕組みである。ところでサタンは、何故、アンチクリストであるのか? もと高位の天使であるにも拘らず? 神が、全能であるなら、何故、彼が罪を犯すように創造したのか? 一体、何の為だ? 神が完璧であるというなら、何故、神は悪を創ったのか? 我々に許される唯一の合理的解釈は、神は自らの善を証明する為に、悪を創造したのだ。即ち、神とは偽善そのものである。
 舞台に戻ろう。演じられるのは六つの話。ここで6という数字に注目したい。キリスト教神学で6は特別の意味を持つ。神は六日掛けて世界を創造した。また6の約数は、 1、2、3だがこれらは足しても掛けても6になる。逆に6から総ての約数を引くと零になるのだ。つまり、神は零から世界を創造した、と解釈することが可能である。アンチクリストとしてのサタンも当然、この命数を持つ。因みに映画「オーメン」シリーズでダミアンの誕生日時が6月6日6時とされているのは、古代エジプトの一神教に現れる3倍のサタンを表しているという話を聞いたことがある。コプト教にそのような話があるのか否か、神学者ならぬ自分は充分調べがついていないのだが。何れにせよ、以上のような話を含めて極めてアイロニカルな解釈も成り立つ見事なエンターテインメントである。

否定されたくてする質問

否定されたくてする質問

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

居たな 
 表現する者としての漫画家とそれを商品化する者としての編集者の関係を軸に展開している点が、作品を自然なものにしている。我らが生きる資本主義の世の中で、各々が各々なりに真実を求め、自己を主張し、一所懸命に考える。然し、いざ、これらの過程を抱えた労作を提示する段になると、商品化された彼らの作品は、世間の騒音と旺盛な消費行動に、恰も作品そのものが、騒音源の一つにでもなったかの用な様相を呈し始める。創造の過程にあった制作者間の対話すら置き去りにして孤独を析出してしまうのである。表現する者と、それを商品化する者との異相を対峙させることで、メインストリ―ムを構成し、そこに流れ込むように結婚や男女関係が絡んでくる。いつか自分の周りにも居た人々の物語。

若者

若者

劇団 兄貴の子供

中野スタジオあくとれ(東京都)

2012/11/08 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

鏡の砕片
 作家自身が述べているように、自らが死んでも地球が無くならない証拠は、自ら死にゆく者にとっては何処にもない。ただ、死は他者の者だからである。この単純な事実を認めない限り、作家に限らず、我々の内一人の例外も無く世界に押し潰され粉々になるのは必然である。この作品に筋があるようでもあり、無いようでもあるのは恐らくこの辺りの事情による。ただ、はちゃめちゃな分、砕けて散った鏡の断片が、意味も無く世界の断片を映すように、観客の心に思い出のかけらを想起させたかも知れないとは思う。それも、非常に切ない形で。

クリスマスの悪夢

クリスマスの悪夢

Wit

サンモールスタジオ(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/12 (月)公演終了

満足度★★★

初日観劇
説明文と同じ内容で進む、6作のオムニバス構成芝居。
テンポの良いクリスマスパーティー風なテーマソングのBGMに合わせ始まる。様々な事件の内容が一作事に繰り広げられるが、最後までテンション下がらず勢いに乗ったまま見終ってしまった感じ。
非現実の設定で、趣向の違う多様な作品。しかし、どこかで実際の事件の概要を見ているようで凝視してしまいそうだった。
観客を煙に撒くようなセリフを発する、少しオヤジくさいサタン様もなぜか憎めなくてチャーミング。
デートムービーと云う言葉があるが、これはまさにデートの時に見る舞台かも。愛が基本のクリスマス、中身はちょっとブラックだけどねっ。

ネタバレBOX

舞台上には大きい十字架、後方上部にはサタン行きつけのキャバレーアスタラビタスの電飾看板。
サタン様をアイドル的に崇拝している、ある意味下僕?みたいなお客とホステス。どの役柄もダークサイド臭がぷんぷんしているけど、各々の弾けっぷりが良い。

帰郷:故郷に立ち寄り一軒の床屋に入った小説家。最初は歓待する店主だったが、話を聞いているとかつて自分が虐めていた同級生だった。床屋で蒸しタオル、カミソリのシュチュエーションはゴッドファーザーを思い出しそこだけ見てても怖さが迫ってくる。
クリスマスの贈り物:社長令嬢と結婚する為、それまで付き合ってた彼女と別れるつもりの男、不意に妊娠を告げられて突発的に殺人を起こす。実際起こりそうな事件だなーと単純に思った。子供を宿したお腹を触る際、胃というか、おへその辺りを触っているように見え、なんか気になった。まあ良いんだけど。
キャッチボール:夫の愛人の元へ乗り込んだ地位も名誉もある女、逆上のあまり愛人に撲殺されてしまうのだが、週刊誌ネタで使われそうな話。愛情が行き過ぎるとどっちも引かないからタチが悪いや。
あの時と同じ:金!女!裏切り!事件!面白いけど現実では関わりたくない!
彼女の名は死:服役を終え娑婆に出たのに、女に拉致され監禁されてる男。拉致した女は男が8年前に車でひき殺してしまった子供の母親。反省の態度が見えない男の言動が実際ありえそうで、見ているコチラも怒りの沸点が上がりそう。途中子供の担任教師が交わってくるが、男とのやり取りに笑えた。
ボイスレコーダー:部屋の一室でこれから自殺しようとする男、遺書代わりのボイスレコーダー。一人淋しくトツトツと喋る様を見ていると哀しくてやりきれない。

ブラックでダークぽいけど、所々ユーモアもある妖しい舞台。
否定されたくてする質問

否定されたくてする質問

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

満足
間口の広い物語は演劇初心者の方にもお奨めしやすく、かつ、切れ味も奥行きも十分にあるのが嬉しい。
演出も細部まで丁寧に考えられていて、それに応える俳優陣の好演も魅力的。
演劇初心者の方から通な芝居好きのマニアの方まで、多くの方にちゃんとすすめられる舞台だと思う。
ポジティブな意味で安心のクオリティ。
まぁ、そうは言っても演劇である以上賛否はあるかもしれないが、なによりも私は、いち観客として今自分の欲しているものをガツンともらった。救われた。
とっても、幸せな観劇時間でした。
ありがとうございました。

このページのQRコードです。

拡大