最新の観てきた!クチコミ一覧

124001-124020件 / 189909件中
東京バンビ 最後の公演 !?

東京バンビ 最後の公演 !?

元東京バンビ

OFF OFFシアター(東京都)

2012/10/16 (火) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

解散しないで!
十分面白かった。解散はあまりに惜しすぎる!

聖ひばり御殿

聖ひばり御殿

花組芝居

博品館劇場(東京都)

2011/10/14 (金) ~ 2011/10/23 (日)公演終了

満足度

実は
見て後悔している。
見なければ、百鬼夜行抄とか15年前のうつくしい思い出が
ついえず済んだものを。

ネタバレBOX


なんかひどかった。
歌い過ぎだわ、歌のうまい下手が激しすぎるわ、ながいわ。
歌舞伎じゃない大衆演劇だ。しかし大衆演劇が悪い訳じゃない。
大衆演劇だって素晴らしい物はいくらもあると思う。
それですらない。
確か昔はせりふ回しや日舞的な事で「うっとり」するシーンがいくつもあったはずなんだけど。
衣装はきらびやかだったけど、思うに昔は紋付にエリザベスカーラーだったのがなかったり、何かポリシーが感じられない。
ひばり>ジャンヌになっちゃってどっち付かずだし。

私は16年前の初演を見逃してた上、久しぶりに花組を見に行った身の上
あの時評判の良かったひばり御殿で、知っている手だれの役者さんが
たくさん出ていて失敗する要素が見つからないのだが
老化を噛み締める結果となった。
加納さんが主役をあんまやらなくなって、
そのあと、看板役者になるはずだった
四獣(桂 憲一/八代進一/大井靖彦/植本 潤)がこと、花組で活躍している感じがしない。この四人は歌も芝居もうまい。しかし・・・
凄い好きだった劇団なので悲しさが先立った。

こうなってくると、出てない植本さんが勝ち組な気がする。

また劇団の告知もあんまり上手じゃない。
むかし花組のファンクラブにはいっていたのに、いつの間にかチラシも情報も来なくなるし、今回も、オープニング前に加納さんのトークショー的な物があったのに告知されてなくて、
お芝居始まってからサイリウムを売り始めたり
バックヤード側にもなにか今ひとつな物を感じる。

四獣は来年再演ですが、うーん、ううううううううううーん。
ただ、皆さんがお元気そうだったということで★1つは付けておこうと思います。
スペース・ファンタジー 『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 

スペース・ファンタジー 『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 

宝塚歌劇団

宝塚大劇場(兵庫県)

2012/08/31 (金) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

びっくりした・・・
とてもすばらしかった
宝塚自体のルールをわきまえていなかったので
エンディングや歌にびっくりしてどっと汗をかいたが
衣装、歌、ダンスどれをとっても一流の芸能で
楽しめた
満腹
原作のかいつまみ方も
考えて考えてこうされたんだろうというところで
違和感がない
終わるところも適切
20年前と違うところはやっぱり装置だろう
もうよどみなく映像、セットを駆使し場面が転換
それからもう衣装がいちいち完璧
あと20年前から活躍される皆さんが
渋く脇役を固めていて
曲も良く
アルバム欲しいくらい
一緒に行った男性陣は
泣いちゃう&ビジュアルの完璧さにノックダウンでした

ヤンとかヒルダとか、歌がうまくてホレボレ(しない人が少ない)

あー宝塚凄いわ・・・

夢の星

夢の星

玉田企画

アトリエ春風舎(東京都)

2012/10/17 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

浩太に共感しつつ
前作「果てまでの旅」に引き続き、また、やられた!!きちんと計算されてるのにだんだん物語がフワフワしていく感じがたまらない!!玉田企画の芝居、僕のど真ん中だなぁ。とてつもなく面白い。ぎゅうぎゅうに密度の濃い物語のはずが、いつの間にかゆる~くゆる~く笑わされる。久しぶりにこんなに笑いました。中盤以降は、頑張れ、玉田さんと思わず応援したくなっちゃいます。この内容を自然に演じ抜く役者さん達の安定感がすごい。とても楽しかったです。

樹海 -SEA of THE TREE-

樹海 -SEA of THE TREE-

ナッポス・ユナイテッド

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2012/10/06 (土) ~ 2012/10/11 (木)公演終了

満足度★★★★

自殺否定
徹底的に自殺否定
同情はしない
でも止める事も難しい
でも話をするだけで
楽になるんだという事を
まだお芝居を見れている元気なうちに
心に残しておいて欲しい

とにかく井之上さんのお芝居が素晴らしかった

ネタバレBOX

題材が自殺だという事で、先日亡くなってしまったCUEのミュージシャンのことを誰もが思い出す、だからそれに対して
なんらかのエクスキューズがあるとおもってこの芝居を待つのが
普通だと思っていたけど
意外にも結びつけて考えていなくて、
後からわーわー言ってる人がいて
逆に驚いた
サイコーだ何度も見たいというほどではないが
露悪でもなく
ひねりすぎてもいず
そういう意味では
良いお芝居だった
モナカ興業#12「旅程」

モナカ興業#12「旅程」

モナカ興業

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/10/19 (金) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

人生という旅
浮かび上がっては消えていく点の風景が、徐々につながり何本もの線になっていく。とっても静かに始まって終わる、でも中身はとても深い。一見シンプルだなと感じていた舞台空間に役者が立ち、光と音が加わると一気に荘厳な印象を受ける。セリフが独特に感じるのは、要所で文語体のような響きがあるからだろうか。動きも無駄が削ぎ落とされていて、洗練された風景は、一瞬一瞬が美しい。どうなるか先は全然読めない物語の展開は、観客側にも緊張を与える。緊張感のある空間は硬質なのに、とても居心地が良い。テーマも良かった、こういう味わい深い作品は、余韻も楽しい。

NERO/ネロ

NERO/ネロ

Oi-SCALE

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2012/10/17 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★

深い
なんとも深い。連想の繰り返しに変化が生じたときの挙動に激しく想いが巡りました。

解散公演(仮)

解散公演(仮)

月見うどん屋

高田馬場ラビネスト(東京都)

2012/10/19 (金) ~ 2012/10/22 (月)公演終了

満足度★★★★

すがすがしい鑑賞後
最初は、「ああドタバタ喜劇なのかな」との印象でしたが、なんのなんの、最後は
しっかりと涙腺を刺激してくれています。
出演者が突然変更になるというアクシデントを感じさせないのも、たいしたもの。
齋藤清美さんの演技は、「即製」とは思えず、代役と言われなければ、はじめから
決まっていたかのようなものでした。
劇中の劇、タイムスリップなども、独創的とはいかないまでも、安心して劇の中に
入り込める安心感がありました。

朴さんの、「将来は大滝秀治のような、寡黙ながら存在感のある役者になるだろう」と
予感させる、渋い演技。井手さんの、群を抜く表現力。
この二人が、私にとっては印象的な演技をしていました。

中小劇団で、いつも気になるのが、劇団員の年齢構成です。
今回のメンバーについては、若手から中堅、長老(?)まで、久しぶりにバランスがよい
ものでした。

すごーくうまいか、と言われると、「すごーくではないけど」といった感想ですが、
すごーくストーリーはよかったか、と言われれば、「すごーくではないけれど」と答える
しかないのですが、

それ以上に、見終わった後、「すがすがしい気分」にしてもらえたのは、なによりもの
劇団の力なのでしょう。
「元気にさせる」劇、なによりもの収穫でした。

ありがとうございました。

シェイク!!

シェイク!!

ゲキバカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

続編も可能か?
単に沙翁作品を翻案したのではなく、そうせざるを得なくなる経過や劇団の過去も描いて(大好きな)バックステージものの味わいも加え、さらにドラマネタやアニメネタもまぶしたデコレーションケーキのようなツクリがお見事。
直接の続編は無理だろうけれど、あの劇団が新たな試練を迎える形式ならまたできるのでは?

まつもと企画 vol.1『トコトココントコトン 短いのいくつか』

まつもと企画 vol.1『トコトココントコトン 短いのいくつか』

小松台東

RAFT(東京都)

2012/10/10 (水) ~ 2012/10/11 (木)公演終了

満足度★★★★

演者の個性を活かしたコント集
出演者(異色顔合わせも含む)それぞれの個性に合わせた…と言うか何編かは実録気味(!?)な短篇オムニバス。
惜しむらくは落とし方が若干緩いことだが、これにパンチライン1つで落とす切れ味が加わったら鬼に鉄棒、無敵の破壊力になるのでは?

昇天。

昇天。

Tricobo

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2012/10/19 (金) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★

旗揚げ試演会
芝居としてはおもしろかった。観やすい筋立てだったし。

いろんなテーマが登場するんだけど、それぞれをもっと深く掘り下げたものを見たい欲求が生じたかな。あっさりしてた。

でも、ボクにとっては、4名の役者さんに興味を抱いた構成になっていたし、作演の絶食三平さんの次作も観ようという気持ちになったのも事実。

そういう意味では、「顔見世公演」としては充分だったのかな、と。

Tricobo旗揚げ、おめでとう!!!

ネタバレBOX

異母姉妹の姉(谷田部美咲さん)と妹(松浦志帆さん)の対比が興味深かったなあ。

バカな姉と、愚かな妹。

先天的な要素もあるんだろうけど、人間関係などの後天的な要素で、意図しているか否かはわからないけど、愚かな道へと突き進んじまう妹の生き様・・・これ深いよね。もっと深く切り込んでほしかったテーマだった。

それにしても、近親相姦って学生演劇では、ときたま観るテーマなんだけど。

実際に、己の感情(欲望)にあるからこそのテーマの提示なんだろうか。。。

ボクは、近親相姦に関わるシーンが出てくると思考停止しちまうんだよなあ。芝居が浅薄なものに感じちまうことすらあるし。

近親相姦を出すなら、もっと倫理感⇔肉欲の葛藤やら、愚か&哀しい人間の内面を掘り下げて欲しい気もするんだけど。誤解を恐れずに言えば、「ま、近親相姦しちゃうのも仕方ないかな」くらいに思わせて欲しいわ。


話は変わって。

池村匡紀さん。

カレ、凄いよ。
スタンス

スタンス

梅棒

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/10/17 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

女の子
二人とも女の子にしかみええませんでした。
かわいかったです。

 女の子ものがたり 

 女の子ものがたり 

“STRAYDOG”

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/10/18 (木) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題491(12-234)
14:00の回(晴)。13:10頃紀伊國屋書店着、娘に頼まれた「宝塚GRAPH」を買う。文庫のフロアなどを巡回し13:30会場へ。お客さんはすでに大勢。受付(全席指定)し、中へ。パンフを購入しようと並ぶと、本公演もくじ引きあり。前に見た「問題のない私たち(@高円寺)」でもくじがあり「当たり」...さぁ、今回は...当たり、サイン入りパンフ(河村さん)。

本作は3回目(前回 2011/5、2回みてるので)。ペットボトルの練習も、河村さん、住吉さんの歌、バンド、川村さんのサックス、何回みてもいい。「お客様、ご来店です」「いらっしゃいませ~」。今回はエンジ色のキラキラ衣装。13:51、最前列のビニール準備、14:00男3人による前説と練習~朝礼...開演~16:00終演。トークショー16:02~16:30。

ネタバレBOX

トークショーが爆笑モノ。楽屋でのバトル。増本さんのツボはまりっぱなしの司会、16歳少女の傍若無人さ、住吉さん/河村さんのネタ合戦。

もう、Liveには行っていないので劇中の演奏がこれまた新鮮。

哀しい記憶、大切だったともだち、家族、よくあそんだあの場所この場所、ピンクの空の色...そして今を生きること。

次があればまたみに行きましょう。



KENTARO!!「雨が降ると晴れる.2」

KENTARO!!「雨が降ると晴れる.2」

Crackersboat

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/10/17 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日
凄く難しい動きをしたかと思えば、
あえて誰にでもできそうな動きを入れてみたりするあたり、
逆に若手には難しい?
自信に満ちたつなぎだな、と、思ってみたり。

確実に色んなダンス、動きを取り入れているんだな、
というのは、足の高速の動きなどをみていると分かるんだけど、
全体としてHIPHOPや持って生まれた?身体能力から来るのか、
足首から手の指先までバネでできているみたいな、
柔らかでリズミカルな動きが貫いているのがまた素晴らしい。

このバネや動きのユーモア、顔芸(笑
が、どんな動きを取り入れても、
全体として統一感を失わない理由なのかな?

硬質でパワフルなダンサーたちとは対極をなす
柔らかくて、水色やピンクが良く似合う(笑
KEATARO!!さんのダンスは、
やはり素晴らしい
(自分が(面識もないのに)思わず「さん付け」してしまうのは、千葉さんとKENTARO!!さんくらいなんじゃないかな、などと(苦笑

夫婦Gipsプログラム「無事に終了!ありがとうございました!」

夫婦Gipsプログラム「無事に終了!ありがとうございました!」

ジャイアント・キリング

ザ・ポケット(東京都)

2012/10/11 (木) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

結婚していたら
もっと切実に入ってくるものがあったかもしれなかったですね!?
話的にはうまくまとまっていて、良かったのではないでしょうか!?
ただ、プログラム自体にもう少し深みがあったらもっと良かったかも!?と、思いました

音楽劇「ファンファーレ」

音楽劇「ファンファーレ」

音楽劇「ファンファーレ」

三重県文化会館(三重県)

2012/10/20 (土) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

ファとレがおりなすハーモニー
ファとレだけなのになんでこんなに美しいんだろう。
きっとそれは、この芝居にストーリーがあり、ファーレに歴史があり、この不思議な世界観があるからなんだろう。
個々の役者はどこかおかしく、彼らが生きている世界もどこかおかしい。でも、それが素敵なハーモニーとなって、じわじわと僕たちに染み込んでいく。変な世界なのに、でもそれでいい。だってここはファンタジーの世界だから。
そんな変な世界で生きているファーレ。その歴史を役者を変えながら追っていく。
最後に3人が同じ舞台に立ち、歌ったとき、震えが止まらなかった。なぜかわからないが、とにかく美しすぎる!!
不思議な世界観を十分に感じることができた音楽劇でした。
あー。あの歌がまだ頭から離れない!!

living

living

自由迷子

早稲田大学学生会館(東京都)

2012/10/18 (木) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

「物語る」ではなく・・
先日観た菅間馬鈴薯堂とは対極をなすような(笑
物語っていない舞台。

どっちかというと、
観客席は鳥の目で。
どこかの地方都市を俯瞰するような。

「きょうは少し風が強いから、軒先で羽を休めていよう」
「とてもいい風だから、高くまで飛んでみよう」

そんなふうに風のなかに浮かびながら、
ふと目に入る道や公園やどこかの景色。

・・ああ、これは現代的な劇画なのかもしれないな、と、ふと思う。

思えば、自分の好きな劇画や映画の多くには、
確実な物語が無い。

「物語など必要ない」
と言えば、語弊があるのかもしれない。

敢えて言うなら、
「一人一人に物語があるなら、あえて第三者が舞台のそでに立って物語る必要はない」
とでもすればいいんでしょうか?

ジエン社を生んだ?(たぶん
早稲田meets藤田貴大氏と言えば、
ほかの観客たちは
「そんなんじゃないよー!」
と言うのかもしれない(苦笑

自分も次何かの機会で見れば、全く違う感想を抱くのかもしれない。

でも少し、
「若い人たちは、もう少しリラックスして、物語ることの重圧?(あれば
から、解放されてもいいのではないか(演劇界の重鎮?たちはそういうのみるとすぐやいのやいの言いそうだから?」
と常々思ってる自分には、
胸のつかえの取れる作品だったのかな、などと思ってみたり。

星めぐりのうた

星めぐりのうた

ネルケプランニング

天王洲 銀河劇場(東京都)

2012/10/17 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★

相性ピッタリの歌声が気持ちいい
中川さんと、山崎さん。たぶん、初共演かしらと思うのですが、このお二人のハーモニーが素晴らしく、声質もピッタリで、大変相性ピッタリの共演だったと思います。

「銀河鉄道の夜」は、原作は未読で、いつも、これをモチーフにした芝居ばかり観ているので、今回も、どこまでが原作をなぞらえているのか不明ですが、物語芝居というより、ダンスと歌を主軸にしたショー的要素が強い作品で、視覚的、聴覚的に楽しめる場面が満載でした。

映像も、全体的に、とても綺麗で、映像のレベルが、舞台の完成度を高めた気がします。

いつもながら、杉崎さんの名バイプレーヤーぶりには、感嘆しました。
他に、気になった役者さんの岡田亮輔さん、岡田可愛さんのご子息なのですか?将来性のある俳優さんだと感じました。

幕間に、友人が、パンフレットを購入して来たら、何と、内容は希薄なポストカードのみで、払い戻ししたいと友人が怒っていました。これで、1500円だなんて、ちょっと詐欺的な気がします。

ネタバレBOX

KAKUTAの桑原さんの脚本ということも楽しみの一つでしたが、今回の作品には、それ程、彼女らしさは見えなかったように感じ、ちょっと物足りない想いがありました。

同窓会に遅れると言いに、山崎さんが舞台に登場するまでの、流れがやや冗長に感じました。(中川さんの一人舞台の場面をもう少しスピードアップしないと、観客の興味を逸らすように感じました。)

銀河鉄道に二人が乗って、旅立つ場面、キップの検札で、「Wモーツアルト」のチケットしか持っていないと中川さんが言うのは、お二人が、以前同じモーツアルト役を演じたという、観客周知の事実をお遊びで出しているわけですが、心情的には、許せる範囲の座興と感じました。ただ、原作では、「天上でもどこへでも行ける特別の切符」が意味を持つシーンなので、この座興を軌道修正しないまま、「特別な切符」に台詞を繋げてしまったのは、ちょっと再考の余地がある気もしました。また、途中、土居さん演じる母親のソロで、中川さんの実物の幼少写真などが、映像で出たのですが、この舞台の空気感にはそぐわないと感じました。

天文学の先生や、穴掘りのおじさんで笑わせた後、一転して、シリアスな父親役を好演される杉崎さんの演技の引き出しの多さに感嘆します。(お笑い時代、イキウメに今や欠かせない役者さん、安井順平さんの相方でいらしたのですね。初めて知って、ビックリ。お二方共、素晴らしい役者さんなんだもの)

たくさんのシーンを映像の変化で、劇的に見せ、それはとても刺激的で美しく、技術の確かさに魅了されたのですが、ただ、天国の場面の花の色がどぎつ過ぎたのは、ちょっと残念に思いました。

中川さんと山崎さんの声質がとても合うと知り、また何かでお二人が共演されることがあればと期待感を抱きました。
カラコヘ

カラコヘ

コント的表現者集団バイバイ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2012/10/19 (金) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★

母性の派遣
チケットプレゼントにて鑑賞。

ネタバレBOX

母が命をかけて出産した話、お母さん派遣会社を立ち上げた男の話、とある廃墟に忍び込む男2人の話。この3つがつながっているって舞台の話。そのバックステージモノ。
脚本の永塚は、トラックに轢かれて死亡するも、忘れてほしくないって心から、トラブル含みの舞台を上演しようとしたってのがオオモト。

バックステージものとしても、永塚の話にしても、ちょっと寂しい印象。
バックステージのドタバタはいいけども、リアリティが欠乏しすぎかな。永塚の話は、逆にしんみりした感覚がもっと欲しい。
笑えるところはちょくちょくあって良かった。
美女と殺人鬼

美女と殺人鬼

ミステリー専門劇団 回路R

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2012/10/19 (金) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高でした( ´ ▽ ` )ノ
昼公演観ました!
最初のシーンからドキドキしました。
やっぱり回路Rは面白い!!
来年も必ず観に行きたいです♪
明日がラストなんで気になる方は
行った方がいいですよ!

このページのQRコードです。

拡大