living 公演情報 自由迷子「living」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    「物語る」ではなく・・
    先日観た菅間馬鈴薯堂とは対極をなすような(笑
    物語っていない舞台。

    どっちかというと、
    観客席は鳥の目で。
    どこかの地方都市を俯瞰するような。

    「きょうは少し風が強いから、軒先で羽を休めていよう」
    「とてもいい風だから、高くまで飛んでみよう」

    そんなふうに風のなかに浮かびながら、
    ふと目に入る道や公園やどこかの景色。

    ・・ああ、これは現代的な劇画なのかもしれないな、と、ふと思う。

    思えば、自分の好きな劇画や映画の多くには、
    確実な物語が無い。

    「物語など必要ない」
    と言えば、語弊があるのかもしれない。

    敢えて言うなら、
    「一人一人に物語があるなら、あえて第三者が舞台のそでに立って物語る必要はない」
    とでもすればいいんでしょうか?

    ジエン社を生んだ?(たぶん
    早稲田meets藤田貴大氏と言えば、
    ほかの観客たちは
    「そんなんじゃないよー!」
    と言うのかもしれない(苦笑

    自分も次何かの機会で見れば、全く違う感想を抱くのかもしれない。

    でも少し、
    「若い人たちは、もう少しリラックスして、物語ることの重圧?(あれば
    から、解放されてもいいのではないか(演劇界の重鎮?たちはそういうのみるとすぐやいのやいの言いそうだから?」
    と常々思ってる自分には、
    胸のつかえの取れる作品だったのかな、などと思ってみたり。

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    2012/10/20 22:15

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