
バラバラ姉妹に憐れみを
水素74%
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/10/31 (水) ~ 2012/11/07 (水)公演終了
満足度★★★
嫌いやわー
この芝居に出てくる人ほんま嫌いやわ(笑)
男どもの衣装もなんか腹立つし。
くそっ、人間はひとりなんだよ。それでも生きていくんだよ。
おしまい。

サラサラとぶとぶ
東京天然デザート
遊空間がざびぃ(東京都)
2012/10/26 (金) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★
恐ろしい芝居
狂気的な恐ろしさを感じた。
とりあえず、登場人物は皆、変人だ。変人が宇宙人がいると本気で信じている。
そしてその変人さが洗脳するようにじわじわと観客の心に入っていく。
役者はもっと入っていくのだろう。
深いところまで追求していけば、この芝居に関わった人皆が変人になり、抜け出せなくなりそうである。
怖い。狂気的な恐ろしさを感じる。
んが、東京天然デザートの役者人はそこまで洗脳されなかったようだ。
うん。安心したというべきか、がっかりしたと言うべきか。

秘密の繭
劇26.25団
OFF OFFシアター(東京都)
2012/10/24 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★
久々
「正しい晩餐 山の幸バージョン」以来久々の劇26.25団。
うん。とても面白かった。時事ネタ(中国ネタ)をかなり強引に盛り込んだ箇所があって若干大味になってしまった場面もあったが、生の舞台だからこそ提示ができる「家族の焦点のズレ」を堪能させてくれる重厚な作品だった。力のある役者さんたちが演じる危うい不穏さを秘めた家族劇を、あの距離でビリビリ感じながら観られるというのは、演劇ならではの醍醐味だ。
叙述ミステリな趣を秘めて、不協和音漂う家族が過去と現在を繰り返し訪れ記憶の修正を図っていく。その脚本の構成がお見事。そうだと思い続ければ、時を経て、無かった出来事も真実になる。そういった不協和音が最後の合唱に繋がったのかなとも思うが、あの歌の部分はちょっと冗長だったか。そしてある意味クリフハンガーなラスト。この家族はまだまだ荒れる。荒んでいく様な余韻が残って終幕。良作。
長尾長幸さん演じる古賀が毎回玄関の靴を並べ直す演出に、なぜか目を魅かれた。
舞台美術の完成度がお見事。

シンクロニシティ・ララバイ
タカノウリ
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2012/10/27 (土) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
話しに乗る事ができなかった(^^;;
少し全体的にまとまりがなくて話しの流れがあまり分かりませんでした
何のためのカードなのか⁈
いつの間にアンドロイドだったのか⁈
色々な展開が広がっていき最後まで話しに乗る事はできなかった…(^^;;
主役の丹下さんはしっかりとした演技で魅せてくれます♪
設定も話が付いていければきっといいSFの話だと思うのですが、
ちょっと盛り込み過ぎたのか?
整理しながら観ていたのですがちょっとシンドかったかなぁ…

新譚サロメ (改訂版)
ウンプテンプ・カンパニー
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2012/10/29 (月) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

女子。
gojunko
RAFT(東京都)
2012/10/24 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★
納得の落としどころ
各出演者がそれぞれ思い出を語る出だしにブルーノプロデュースのドキュメンタリーシリーズを想起。
が、それはいつしかシュールな方向にシフトし、もしや〇〇の世界の審判?などと思い始めたところで納得の結末。
この徐々に変移して行くところとと落としどころが個人的にツボ。

サ・ビ・タ ~雨が運んだ愛~
東宝
青山円形劇場(東京都)
2012/10/18 (木) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

星めぐりのうた
ネルケプランニング
天王洲 銀河劇場(東京都)
2012/10/17 (水) ~ 2012/10/21 (日)公演終了

リボン
時速246億
赤坂RED/THEATER(東京都)
2012/10/23 (火) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★
時速246億
オムニバス形式で間間にひとつの物語があり
話が進んでいく感じでした。
とりあえず笑えました。めちゃくちゃわらって
でもラストシーンは笑泣きでなく涙が...
伏線が繋がっていく感じがすきです。
アフタートークで話していたスピンオフもほんとにやってもらいたい!

『往復書簡』
BASEプロデュース
BAR BASE(東京都)
2012/10/23 (火) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★
自分で読書するより 深い感動があります
『十五年後の補習』の朗読を鑑賞しました。
90分間の朗読劇でしたが、飽きさせず、湊かなえワールド全開でした。
あまり大がかりな舞台設定などはないけれど、その分、聴き手が、無限に自由に創造できて、こういう世界観もありかなと新しい発見でした。
自分が一人で読むよりも、ここできいたら、深く入ってくるので、感動も大きくて、聴いた後にずっと脳裏に焼き付きます。
ピアニカの音色がさらに盛り上げていました。
また、機会があれば足を運びたいです。

愛する人を残酷に殺す方法
smokers
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/10/30 (火) ~ 2012/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★
(゚ロ゚)緊迫の80分
時間一杯役者陣出突っ張りの緊迫感のあるお芝居。一体どうなるのかドキドキしたままの80分でした。ぶっ飛んだ設定、強引な推理、ちょいと無理があるような気もするが退屈はしなかった。恐怖にひきつる千穂さんと、汗だくの吉田さんの熱演を御覧あれ。

イントレランスの祭
サードステージ
シアターサンモール(東京都)
2012/10/30 (火) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★
盛りだくさんでしたが
全体的には浅いと感じました。
たくさんの不寛容(=差別)の話がありましたが、問題点ばかりで解決が見えないので、見た後はちょっぴり消化不良。
まあ、現実の社会でも解決してないのだから、仕方ないともいえますね。
個人的には富山恵理子さんへの差別が一番イタかったです(笑)
初日だったので「ごあいさつ」が間に合わなかったと張り紙がありました。
この作品の鴻上さんの「ごあいさつ」、ぜひ読みたかった。残念。

しあわせの詩
One on One
萬劇場(東京都)
2012/10/26 (金) ~ 2012/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
泣いてしまいました。
プレゼントに当選し、観劇してきました。
客電が付いた状態で、無音のままはじまるのですが、客席も静まり返り、見る準備が整っていない状態で、緊迫感を感じて音が出るまで硬直していました(^^;)
そんなはじまり方でしたが、とても、優しいお話で、後半は涙が止まりませんでした。
ダブルキャストで、上野聖太さんと内藤大希さんが人間の健とキツネの桔平の2役を交互に演じられるのですが、私が見た回は健=内藤さん、桔平=上野さんでした。
終演後、タイプの違う役者さんでしたので、逆バージョンだとどうなるんだろう?と、気になり逆バージョンが収録されるというDVDを予約してしまいました。

イントレランスの祭
サードステージ
シアターサンモール(東京都)
2012/10/30 (火) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★
不寛容の炎上祭
最近の日本の中国・韓国との関係を思わせる、差別と(不)寛容について考えさせられる内容が、SF的設定の下、明るい雰囲気で描かれた作品でした。
日本に大量にやって来た宇宙人とそれを排斥しようとするナショナリズムを掲げる集団の対立関係に恋愛要素が絡んでストーリーが展開し、不寛容によって引き起こされる悲劇が描かれていました。
ネット上にアップされる動画に煽られて暴力的になっていく姿の見えない群衆の存在がリアルで不気味でした。
人の姿に化けて暮らす宇宙人が見た目にこだわらないという設定が効果的に使われていて、価値観の異なる人との意思疎通の難しさがユーモラスに描かれていたのが印象的でした。
途中、南京大虐殺や天皇制にまつわる議論を想起させるエピソードもありましたが、踏み込みが浅くて中途半端に感じられ、無理に話を広げる必要はないと思いました。
テーマやストーリーはタイムリーな内容で興味深かったのですが、オープニングの全員でのダンスや、殺陣のシーン、絶えず流れるBGM、背景として流される映像といった演出手法が煩く、古臭さと悪い意味での軽さを感じました。
もっとじっくりと考えさせるような落ち着いたテイストが欲しかったです。

COSMOS
空∞羽
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2012/10/26 (金) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★
表現力が凄い!
暗転から照明が点いた時に檻に絡む黒服に顔を白塗りした20人ぐらいの演者さん!
かなりインパクトあるオープニング!
今まで色々な暗転から点灯した表現を色々観てきましたが
見えた時のインパクトでは今まで1番の驚き!!
男の闇の部分をダンスで表現しているのですがかなり刺激的!
演劇的な表現ではなくダンス的に発想の表現⁈だからか
あまり観た事がなく新鮮で印象的!
これはダンスしている人が多くいるからでしょうか?
展開の8割がダンス中心なので途中、中だるみに感じる部分がありましたが
10分ぐらい何も喋らないでスローな動きだけで魅せる何か挑戦的な演出が興味深い!
白と黒の衣装を使い分けての闇の明の世界を20人のダンサーが乱舞する表現はなかなか見応えありました!
今までとちょっと違ったダークでディープな独特な世界観!
テーマが重い内容で観る人によって感じ方や捉え方が大きく変わる作品⁈
かなり刺激的な作品を体感して芸創の夜を車で後にしました…
![アールパード・シリング [ハンガリー]『女司祭―危機三部作・第三部』](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/304/stage30410_1.jpg)
アールパード・シリング [ハンガリー]『女司祭―危機三部作・第三部』
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2012/10/27 (土) ~ 2012/10/30 (火)公演終了
満足度★★★
宣伝で失敗した作品かも
ハンガリーの地方を舞台とした、そして背景に形骸化した
キリスト教があるにもかかわらず、遠く離れた、別の文化圏の
日本に住む若者にも十分にリアルに伝わる作品でした。
それだけに、本作について、十分に内容を伝えられなかった
F/Tは、他に宣伝面で何か有効なことが出来たのでは、と
本当に残念な気持ちになりました。

新譚サロメ (改訂版)
ウンプテンプ・カンパニー
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2012/10/29 (月) ~ 2012/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
胸を掻きむしられた。
この芝居は死んだ者への弔いの話なのだと感じた。それは島崎藤村の歌が胸に響いたからだ。また生演奏は実に効果的だった。複雑に展開する場面は物語を越え一人一人の人の在り方を魅せてくれた気がする。この芝居は安徳天皇の落人伝説と歌舞伎の俊寬の流刑地のあの島を想定しているのだろうか?そしてウズの花がウズメが脱ぎ捨てた烏帽子とは驚いた、アメノウズメ神話と結びつく。悠久の神話を巧みに取り入れ、今回の和風サロメは知的好奇心と、切ない情感とで頭が混乱して、胸まで掻きむしられた。

ウィーン版ミュージカル エリザベート20周年記念コンサート ~日本スペシャルヴァージョン~
梅田芸術劇場
東急シアターオーブ(東京都)
2012/10/26 (金) ~ 2012/10/31 (水)公演終了
満足度★★★★★
最高のキャストで、堪能しました
5年前に観た、ウイーンキャストの「エリザベート」より、更に磨きが掛って素晴らしい舞台でした。
何しろ、マヤさんのエリザベートの歌唱が文句なし。
ルカスさんのルドルフには、また泣かされました。
シアターオーブは、先日も思いましたが、後方の席の方が見易そうです。
前列は段差がなくて、観難いそうですし、2階席は、手すりが視界を遮るそうです。
どうも、最近の新劇場は、観客視点で建てられていないようですね。

色色ある人たち
カンセイの法則
カンセイの法則アトリエ(大阪府)
2012/10/27 (土) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
色色ありますね!!
1番勝負! 「ルームシェアの法則」
よくありがちな、気に入らない事が、募ってもめる、が仲直り、有りがちなだけに、現実感があり、面白かった。
2番勝負! 「寂しがらせ屋」
子春さん かなしいくらい、男心をくすぐります。 面白いです。
3番勝負! 「言えない言葉」
良いお芝居でした。 山本尚国さん客演で何回か観た様な、普通にさらっとした演技ながら、入ってきます。 岡崎あかねさん、初めて観ました、綺麗な方です 顔 小っさ!! 台詞も聞きやすい、上手いです。 今回の芝居では、 劇中劇の中では強気の女性と、劇では夫に物が言えない女性、二つを切り替えての演技、黒の洋服 部屋着 普段着(ジーパン?)髪を束ねたり、それぞれ雰囲気が変って難しいと思います、とても面白かった。

ワラワレ
企画演劇集団ボクラ団義
新宿シアターモリエール(東京都)
2012/09/12 (水) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★★
長さは感じず
上演時間を聴いて長いなと感じるものの、見終わった全く長さは感じなかった。また、何ヶ所かに別れてるセットも、違うシーンを見せながら、スッと同じ空間に居るよう見せるチェンジはお見事。
後、歌のシーンはゾクッときた。非常に面白かった。