最新の観てきた!クチコミ一覧

120941-120960件 / 191700件中
『宇宙をskipする時間』×『てのひらに眠るプラネタリウム』

『宇宙をskipする時間』×『てのひらに眠るプラネタリウム』

シアターキューブリック

ザ・ポケット(東京都)

2013/02/08 (金) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

スパイラルの時間旅行
ぜひ、『宇宙をskipする時間』『てのひらに眠るプラネタリム』2作品を観ることをオススメします。
ファンタジーとノスタルジー。
まったく違うテイストの作品が、切ない痛みとともに交錯する良質の時間旅行です。
それだけでなく、大いに笑えて、共感して、甘い痛みを残してくれる素敵な1時間です。
いたるところに、小さな謎が散りばめられていて、何度も観たくなる憎い作品です。

【無事に終演しました】タイトル、拒絶【ご来場本当にありがとうございます】

【無事に終演しました】タイトル、拒絶【ご来場本当にありがとうございます】

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

観劇前に男性は心構えが必要か
今回もより一層女性の内面をギュッと凝縮したものを目の前に突き付けられ、男性としてはなんだかこころが苦しい。 ステキな男性が現れてハッピーエンドになるお芝居ではないけれど、そうなって欲しいな~と思うのは男のわがままですかね。 女性の独白を男性はもっと受け止められなければなと思わされたり。

とても泥くさい人間関係の舞台だけど、どの登場人物も嫌な感じがしなくて後味が悪くない。 それは良くも悪くもその人がその人なりの本音でぶつかっているからなのかも。 清々しいとまでは言わないけれど、力を出し切った感に包まれる。



【アフタームービー】「ワールド・ワールド・ワールド」  
劇団劇場で観た15分の劇とはまた違ったテイストで、いきなりラブホから始まらないところなんかは、なんだかドキュメンタリーを見てるよう。 
国分寺の大竹さんのキャラは強力☆ 

ネタバレBOX

マヒル役、堤千穂さんの笑ってなんとか生き抜いてやろうとする力強くも儚げな様は、その絶妙なバランスに目が釘付けに!!! 

桃尻犬主宰野田さん、20歳の国の国王竜史さんは矮小な男性がはまっててよかった! 

後ろを向いたままのシーンが多かったチカ役の大数みほさん、、ラストのシーンは光るものがありました◎ 

そして□字ック主宰、山レモンさんは自ら取っ組み合いの中心になったり、オープニングで露出なされたりと全力で、山田さんファンは大満足だったと思います!
^^ 
【無事に終演しました】タイトル、拒絶【ご来場本当にありがとうございます】

【無事に終演しました】タイトル、拒絶【ご来場本当にありがとうございます】

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

人間のクソ性、でも憎めない
この劇団の世の中を見る視点が超面白い。クソなりに一生懸命生きてるなげさに心を打たれた。駅や街中ですれ違う人の中に移動中のデリヘル嬢が混じってるのかなあ?人間の欲望に直結することを商売にするのと、それを表現するのに数多くの面倒くさい手続きを踏んで芝居を作り上げるのとでは、ベクトルの方向が全然違ってそうなんだけど、この2者が融合してステキな作品になっていた。

ロックオペラ モーツァルト

ロックオペラ モーツァルト

ネルケプランニング

東急シアターオーブ(東京都)

2013/02/11 (月) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★

観客の刷り込みに助けられる舞台
たぶん、カーテンコールで、立たずに座っていたのは私一人だったかもしれません。

今日の会場を占めていたと思われる、中川さんファンのほとんどが、嬉しそうにスタンディングして、中川さんがモーツアルトを演じるインディゴバージョンのプレビュー初日に、喝采の声をあげていました。

でも、長年、数々の舞台を観て来た私にとっては、もう三十年以上の山本耕史ファンとして、夢の共演舞台の実現であったにも関わらず、かなり満足度は低い舞台でした。

たぶん、今日の公演に満足していた観客は、ほとんどの方が、あの中川さんんを一躍有名アーチストに飛躍させた、傑作ミュージカル「モーツアルト!」の目撃者ばかりだと思うのです。

もう二度と観られないかもと諦めかけていた中川さんのモーツアルトを再び観られるのですから、ファンなら、その時点で、期待感で胸がいっぱいになる筈です。この舞台、私から見ると、かなり、脚本が底が浅いという印象でした。人物の葛藤描写も通りいっぺんだし、宣伝で謳われているような、モーツアルトとサリエリの二人の芸術家の対峙シーンもなきに等しいものでした。

でも、多くの観客は、あの「モーツアルト!」で見聞した中川ウ゛ォルフガングの痛ましい苦悩を脳内保存しています。

また、「アマデウス」を観た観客は、サリエリの、モーツアルトに対する憧れと嫉妬を知っています。

そういう、ありがたい、観客の刷り込みに助けられて、多くの観客にとっては、満足できる作品になったのではと思いました。

ネタバレBOX

セットも、ストーリー進行も、どう考えても、あのウイーン傑作ミュージカル「モーツアルト!」の上澄みを掬い取ったような印象の舞台でした。

一部、学芸会演技の域を出ない役者さんもいましたが、各人は、かなり健闘されてはいたと思います。

でも、とにかく、脚本の人間描写が浅薄で、感情や、葛藤も、全て台詞で説明してしまいます。

東宝の「モーツアルト!」では、ほとんど登場しない、モーツアルトの母役の北村さんは、いつもの「ダウンタウンフォーリーズ」でのコント演技とほぼ一緒の表情。とても、息子を思って、旅に同行した母親の愛情は微塵も感じられません。

一番不可解だったのは、鶴見辰吾さんが演じられた役で、この役の必然性がわかりませんでした。(誤解のないように、書きますが、決して鶴見さんのせいではなく、彼はこの役を懸命に愛情深く演じていました)
帰って、公演HPの解説を読んだら、彼の役は、二役で、酒場の店主と、運命を象徴する化身の役だったようですが、舞台を観る限り、二役を演じていることさえ気づきませんでした。運命を象徴すると言えば、やはり思い出すのは、「モーツアルト!」の子役が好演したアマデですが、この鶴見さんの役は、その二番煎じにしか思えないし、本当に、どうして舞台上にこの役が必要なのか、理解に苦しみました。

ただ、何のかの言っても、中川さんと山本さんのミュージカルでの共演は、私にとっては至上の喜びで、お二人が、最後に、デュエットするだけでも、嬉しくなりましたから、観て良かったとは思います。

サリエリは、1幕では、狂言回しのみの任務で、歌は1曲も歌わないので、お二人のファンの方には、各人がモーツアルトを演じるバージョンの方をお勧めしたいと思います。
この舞台のサリエリは、「アマデウス」のサリエリとは比較しようもないくらい、しどころの少ない役どころでしたから。
宣伝文句にある「二人の男は惹かれあい、傷つけあった」なんて、高尚な心理描写や人間関係は、どこをどう探しても、全くみつけられない作品でした。
『ANARCHIST』アナーキスト

『ANARCHIST』アナーキスト

anarchy film

新宿アシベ会館B1(東京都)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

アナーキー
カオスでアナーキーなエネルギーに溢れているのはいつも通りなのだが、今回はステキなオリジナル曲でさらにステージが盛り上がっていた。ストーリーやテーマ、セリフに関しては抽象的で、私は十分消化したとは言い難いが、頭の中をひっかきまわされたことは確か。

+GOLD FISH

+GOLD FISH

株式会社エンタテインメントプラス

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2013/02/07 (木) ~ 2013/02/16 (土)公演終了

満足度★★★★

2つの謎
後で考えるとやや筋にあらがあると感じるかもしれないが、
2つの謎が筋を引っ張っていく。
舞台装置も豪華、一見の価値は有り。
チケット代ちょっと高いですが。

「Books, Phantoms」パフォーマンス

「Books, Phantoms」パフォーマンス

大橋可也&ダンサーズ

NADiff a/p/a/r/t 店内(東京都)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

満足度★★★

店内を漂う幽霊達
大橋可也&ダンサーズの写真集の出版に際したアートブックショップでのインスタレーション展示の関連企画で、男1人と女3人のダンサーにチェロの生演奏が加わった、殺気とエロティシズムが感じられるパフォーマンスでした。

前半は4人のダンサーがそれぞれに店の中をゆったりと移動し、時には店の外にも出て踊り、後半はエントランスのギャラリースペースと店内の照明が消された店内とに2人ずつに分かれて踊る構成でした。
いわゆるダンサンブルな動きはほとんどなく、もがくような動きの振付でしたが緊張感があって引き込まれました。時折急に走り出したり、螺旋階段を上り下りするのが不穏な雰囲気を生み出していました。

ダンサーの写真が貼られていたり、窓のガラスに姿が反射したり、踊る姿をリアルタイムで壁に投影したりと、ダンサーの像が増殖していく様が、まさにタイトルになっている幽霊の様でした。
展示スペースには音がフィードバックするようにベースとアンプがセッティングされていて(実際には音を出していませんでした)、映写された壁面をカメラが撮ることによってフィードバックする映像と相似形をなしていたのが興味深かったです。

東京コンバット2013

東京コンバット2013

ハム・トンクス

ザ・スズナリ(東京都)

2013/02/05 (火) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★

やっぱり凄い…東京コンバット
小さな物音すら聞こえてしまうほどの緊張感が、客席に冷たく伝わるカンジ、
笑いの部分でも、つい笑いが尾をひいてしまうような上質なセリフ回し。
かつて焦がれるほど大好きだった芝居が、また目の前にあらわれた。
2時間超とは感じられなかったほど、おもしろかったです。

ネタバレBOX

山口さんの間のとり方、蒲田さんの絶妙なセリフの溜め方、やっぱり凄いなぁ、と思いました。
スパイの関西組が誰か?ということを、もう戸谷さん・山口さんが関西ご出身ということを知ってたので、もしそれを知らなかったら自分はどんなふうにこの芝居を勘ぐったんだろう?と思いました。最後のヘリコプターの音が「東京のほうがかっこいい」というのが、何とも言えず印象的でした。
桜

温泉ドラゴン

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/02/05 (火) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★

初見
劇団名からもっといかつい感じと思ってましたけど、そんなことはなかった。
大量の桜(四角いピンクの紙)が降るシーンは圧巻でした。
牛水さんを意識した脚本なんでしょうか。

ハンサム落語

ハンサム落語

CLIE

シアターサンモール(東京都)

2013/02/07 (木) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

満足度★★★

落語…ではなかった
耽美的なヘアメイクと着物姿の俳優は文句無く美しい!
落語のアプローチが好みではなかったのが残念!
高座に高さが無いので、非常に観難かった。

IN HER TWENTIES 2013

IN HER TWENTIES 2013

TOKYO PLAYERS COLLECTION

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/02/06 (水) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

5年後にまた観たい
そう思う、素晴らしいお芝居でした。

予備知識なしで観たので、初めは「?」でしたが、仕掛けがわかってからは
物語に一気に引き込まれていきました。

十人の出演者の方は、それぞれ個性的ではあるのですが、
良い意味で不思議と気にならず(あくまで良い意味で)、
逆にそれぞれを体現するアクセントになっているなぁと感じました。

観る年代で違った感想がでるんだろうなぁ。
また是非再演して欲しいです。


ココロミの種

ココロミの種

深林クラゲ

RAFT(東京都)

2013/02/08 (金) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

満足度

空間サイズに合っていない演技・演出
若手3団体のオムニバス公演で、それぞれ30分程度の短編を上演しましたが、空間サイズに合わせた演技・演出になっていないことが多く、心地良く観ることが出来ず残念でした。

ビッケの一派『イヤミンイヤミン』
韓流アイドルのコンサートを聴きに行くために東京の従姉妹の家にやって来た姉妹とその従姉妹3人による、モテない20代後半ガールズトークを描いた作品でした。
狭い会場なのに、やたらと叫ぶ台詞があって聞き取りにくかったです。実際に食べた直後に観客の目の前で正面を向いて喋るのは気分が良くなかったです。
(満足度:★)

こじんしゅぎ『しろいカラス』
会社員の男と学生の女のカップル、男の上司の捻れた恋愛の物語で、ちょっと意外な展開が新鮮でした。上司の女装癖という設定で笑いを取るのは安易に感じましたが、後半の悲痛な嘆きに繋がっていたのが良かったです。
冒頭、舞台上で服を着替えることによって、言葉を用いずに年月の経過を表していたのが印象に残りました。
(満足度★★)

森林クラゲ『孤独なフラクタル』
毎日日記を書かないと死んでしまうという世界に迷いこんだ男が自分の過去の日記から生まれた人物と出会うことによって、自己を見つめ直すというファンタスティックな物語でしたが、青臭くて薄っぺらい印象が残りました。フラクタルの概念をもっと活用して欲しかったです。
個人的に児童演劇みたいな稚気を強調した演技が苦手なので、世界観に入り込み難かったです。
(満足度:★)

ごんべい~大阪冬の陣~

ごんべい~大阪冬の陣~

ゲキバカ

HEP HALL(大阪府)

2013/02/08 (金) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

ゲキバカここにあり!これは祭りだ!
前説から本田圭佑似⁈のトークで始まり楽しい雰囲気に包まれます♪

歌あり!ダンスあり!殺陣あり!笑あり!
てんこ盛りの贅沢な娯楽作品!

これぞゲキバカらしい
「わかりやすいのに奥深い、王道エンタメ芝居」愉しかった♪
噂通りの素晴らしい作品!

いつ観てもゲキバカはパワフルなお芝居最高潮!

役者さんは魅力的な人ばかり、多彩な客演さんも華を添えます!
中でも野村侑志さん(劇団オパンポン創造社)の貫禄の演技は渋過ぎます!
そして客演ではお馴染みの菊池祐太さんの弾ける演技!
お二人とも恰好いい~♪

お芝居は早いテンポで目まぐるしく展開されるので
2時間半があっという間に感じます♪

それは元気をくれてハッピーな気持ちにさせてくれる♪
そして何よりお客さんに一緒に楽しむという気持ちが
ヒシヒシと伝わるお芝居(^^)

楽しい時間をありがとう♪

ネタバレBOX

ごんべいが約束した言葉
「夏には雪を降らせましょう。冬には桜を咲かせましょう」

この言葉に一途な想いが詰まっていて分かっていたけど
桜が舞った時には胸がジーンと熱くなりました♪
エレガンスロック「倦怠アヴァンチュール」

エレガンスロック「倦怠アヴァンチュール」

劇団レトルト内閣

HEP HALL(大阪府)

2013/02/01 (金) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

いままでで一番よかったです。
ど真ん中エンタメに、唐突に投げ込まれる三名刺繍さんの言葉の違和感がたまらん。子供鉅人の益山さんの色気は新しい性癖に目覚めさせんばかり(あかんあかん)。
心地いい時間でした。

ワクラバノユメ

ワクラバノユメ

メッテルニッヒ

萬劇場(東京都)

2013/02/08 (金) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

満足度★★

一部の演技に不満
全体的には力いっぱい演じている人が多いので、なかなか好感が持てる。

それを打ち消して余りある程、伊東、沖田、斉藤、死神の4人の演技がナルシスト全開で気持ち悪い。
クールに見せたいのは分かるが、自分の容姿にあった役作りをしないとただの勘違いしてる人。
こんな演技を見せられても、褒めてくれるのは身内だけだと思うのだが・・・。

ネタバレBOX

ストーリーは史実から離れたファンタジーで、面白い話だと思った。
だが、あの話をわざわざ「夢」にする必要があったのだろうかというと疑問。

「夢オチ」は近年敬遠されがちな手法だと思っていたが、わざわざその展開を選んだ理由がイマイチ分からない。そうする事でストーリーが良くなってるという気はしなかった。

あと、美樹三郎の男装は「馬鹿でも分かる」と明言しながら、坂本の女装は誰も見破れないっていうのは無理がある。坂本を女優が演じていれば納得したかも。

100万回生きたねこ

100万回生きたねこ

ホリプロ

J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

上質の舞台
ミュージカルと言っても、決して華やかではありません。森山未來の身体性を最大限に引き出し、満島ひかりの特異なキャラもうまく生かされ、歌える役者たちががっちり支える、おとなもこどもも楽しめる上質の舞台でした。舞台美術・音楽・照明等のスタッフワークも素晴らしかった。
この原作を選び、この布陣で、舞台作品を作ろうとしたプロデューサーがすごいと思います。

IN HER TWENTIES 2013

IN HER TWENTIES 2013

TOKYO PLAYERS COLLECTION

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/02/06 (水) ~ 2013/02/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

その犬の名はラッキー
既出ですが、性別・年代をこえてたように思います。

ネタバレBOX

20歳、29歳の人がストーリーテラー的になってる構成もよかったように思います。
ランドる

ランドる

837B

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/10 (日)公演終了

満足度★★★★

コメディ
コインランドリーで起こるドタバタ劇は久々に大笑いをさせて貰った。いろんな理由でそこにいるのは、本来の自分でいれるからかなと思ったり。素直でありたいけどなかなかそうもいかない世の中。『自分の気持ちは自分のもの』結構この言葉は個人的に突き刺さったというか。大笑いしつつ、考えさせられました。勿論楽しかったのはいうまでもありませんが(笑)

ソラオの世界

ソラオの世界

キティエンターテインメント

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

好みの世界観
原作があるようですが、読んでいなくても楽しむことができました。ただ、次から次に物語が展開するため整理がつきにくい所もありました。エネルギーはすばらしいのですが、欲を言えば観客に息つく暇を与えてほしかった。突拍子のない世界でも区切りはあるはず。そこがおしいなあと思いました。
個人的には「ブレイブストーリー」を思い出させられる内容。劇中歌が好きでした。

漂着種子

漂着種子

猫の会

小劇場 楽園(東京都)

2013/02/07 (木) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

流れ着いた種子
八丈島を舞台に、本土からやってきた小学校教師と画家を目指す女性の恋。
悲劇に向かって少しずつ傾き始めた運命は、ある日一気に坂を転げ落ちる。
終盤、主人公ちどりの台詞にどきどきするほど緊張した。
雷鳴と共に、あの場面が忘れられない。

ネタバレBOX

舞台は八丈島、画家を目指すちどり(高木充子)の部屋。
少し雑然としているが、波の音が聴こえ
窓から今は無人の故郷、八丈小島が臨める部屋である。
ちどりは三姉妹の末っ子で、すぐ上の姉かや(小林梨恵)と
その夫誠(佐藤達)夫婦は母屋に住んでいる。
元は物置だった離れを改装してアトリエとし、ちどりはここで寝起きしている。
一番上の姉あき(天明留理子)はクニ(本土)で暮らしている。

本土から赴任して来た小学校の教師志水(成瀬正太郎)が道に迷ったのを
ちどりが案内した事から、二人は次第に親しくなっていく。
ちどりを好きで、魚を持って時々訪れる漁師の順平(つかにしゆうた)は
そんな二人を見て心中穏やかではいられない。
志水に対して攻撃的な言葉を投げかけ、ついにちどりから
「もう来ないで」と言われてしまう。

東京の姉から「東京で働きながらもっと絵を見てもらえば」と誘われ、
志水からは「結婚して八丈島で暮らそう」と言われたちどりは激しく迷うが
その直後志水が行方不明になるという事件が起こる。
そしてついに事態は最悪の結末へと向かってしまう・・・。

前半少し状況説明に時間が費やされるので展開が遅い印象を受けるが
移住のいきさつや志水の性格、島に残ることを選んだかやの心情などが
丁寧に描かれ、後の展開にそれらは大事な情報となる。
志水との恋、順平の嫉妬等が描かれるに従ってテンポは上がり、
空間が引き締まってくる。
緊張がマックスに達するのは、ちどりが順平に問いかける場面だ。
志水が浜で拾ってちどりと一つずつ持っていた南方産の大きいつやつやした豆“モダマ”、
そのモダマを、なぜ順平が持っているのか・・・。
その順平に対して声も荒げず、淡々と志水のことを語るちどりの台詞に
私は動悸が激しくなるほど緊張した。

八丈島の方言がやわらかでどこか懐かしく、初めて聴くのにすんなり解る。
長い旅の果てに八丈島へ流れ着いたモダマという植物が、運命を象徴するようで美しい。

ちどり役の高木充子さん、気負わず自然体で
少しずつ志水に傾いていく様が清潔感を持って伝わってくる。
過酷な運命を受け容れてこの先どう生きて行くのか、
寄り添いたくなる魅力的なキャラクターだ。

母屋に住む姉夫婦の夫誠を演じた佐藤達さん、
順風満帆とは行かないちどりを、温かく見守る義兄の台詞が実に上手い。
衝突しがちな姉妹の間で緩衝材となる明るいキャラにほっとする。

漁師の順平を演じたつかにしゆうたさん、
志水に対する敵対心むき出しの台詞に、ちどりを思う気持ちが溢れている。
その気持ちが暴走して身を滅ぼす男を、身勝手ながら哀れにも感じさせる表情が良い。

この話の30年後を描く「2013」では、ちどりが産んだ子どもが
八丈島を訪れるというストーリーらしい。
波の音が聴こえる部屋を出て、ちどりはどんな人生を歩んだのだろう。
“東京から南へ300キロ”、そこに暮らす人々の言葉は今も昔のままだろうか。

このページのQRコードです。

拡大