
【ご来場誠にありがとうございました】桜が散るために降るような雨
東京ポップシップ
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
満足度★★★
センチ
舞台美術に関して、もう少しシンプルにすべきだろう。カメラマン志望のライターという設定であるにしても、話の展開で、舞台は彼の部屋にもなれば、彼女の実家にも、ロードにもなる。その間中、写真が至る所に貼ってあるのは、想像力を削ぐ結果になりかねない。センチメンタリズムを描いた作品の完成度としては、まずまずだ。引きずらないジョークも面白い。一方、センチメンタルレベルでとどめるのであれば、シーンによってGパンではまずいとの判断を働かせても良い。
この辺り、若い人が多い劇団の割に、既存の演劇に挑むでもなく、徹底して大衆路線を歩むという決意でもないことが出てしまった。新たで、明確な姿勢が足りないように思われる。

男を手玉にとる方法
劇団BDP
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2013/01/17 (木) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★
3人3様
宇宙人4人組の歌うハーモニーが見終わった後も頭の中をぐるぐるしてます。ゴンドラの中という狭い空間だけで展開する舞台なのに、飽きることなくテンポよくすすんでいきます。休憩前に小学生の息子ですら展開が読めていましたが、読めてるからこそ「こ~なるんだろ~な~・・・・・やっぱりそうなった~♪うんうん、よし。」っていう安心感。最後の最後で「えっまじですか。」っていうオチでしたが、オチについては色々な見方もあるかなと思いました。途中の手紙のシーンで泣きそうでした。

笑って!タナトスくん』(東京・福岡共に全ステージ終了!ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!)
生前葬
ぽんプラザホール(福岡県)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
SMAPが好きな人の気持ちが少しだけわかった
「船頭多すぎて船、天を翔ける。 『当然、主役は自分だよね?』 集団に一人は欲しいが、二人はいらない、 そんな自己主張の強すぎる役者が四人も集まった!! 」の触れ込みはその通りで、こういう楽しみ方ができた。
それぞれの個性がいきいきしていて、
なんというか、SMAPが好きな人の気持ちが少しだけわかった。

嘘ツキタチノ唄
企画演劇集団ボクラ団義
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
頼むから上演中の私語は慎んでくれ!
階段状の座席の後ろは丁度後頭部付近でもあり、たとえボソボソ声にしても席が後方だと役者さんの台詞が何度か聞き取り辛かったです!ただでさえ、いろいろと面白く台詞や配役を散りばめたセンサー全開にしないと楽しめない舞台ですのに、私語ノイズは入れて欲しくなかったなー。(前説でケータイとかの注意はしていたけど、私語は禁止しなっかったからしょうがないか→ってなるわけないでしょう!)作品は本当に楽しめました(^^)でも長いなーの2時間40分でありました(予定は2時間半)

パブリック・リレーションズ
JACROW
OFF OFFシアター(東京都)
2013/01/07 (月) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

発表~いま、ここ。~
趣向ワカヌ
BAR COREDO(東京都)
2013/01/17 (木) ~ 2013/01/21 (月)公演終了
満足度★★
チームA観劇=アフタートークあり
心に足跡を残すという前提での芝居だったようですが、
いまひとつだったかなぁ。
アフタートークの説明にていろいろ判明しましたが、
う~ん自分は今ひとつな感じが否めなかったです。
<2幕の終了後に休息入れての90分>
終演5分ほどでアフタートークが40分ほどでありました

【舞台版】絶体絶命都市 ー世界の終わりとボーイミーツガールー
劇団エリザベス
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2013/01/19 (土) ~ 2013/01/21 (月)公演終了
満足度★★★★
より楽しめるかも。
主人公の男の子が、なかなか味があって良かった。そして、クライマックスのシーンの彼の演技にはぐっと来た。ぴったりのキャストでは。
それから、ヒロインの女の子のキャラがかわいい。ジブリ的な歌を歌いだした時には、気恥ずかしくて直視できないくらい。
で、たぶん、原作がおもしろい。
観劇直前に wiki で、あらすじ調べて、あぁ面白いねと思って観たら、お芝居も面白かった。ということで、事前に wiki で予習するとより楽しめるかも。

I.F.L.演劇祭 vol.1
雲の劇団雨蛙
野方スタジオ(東京都)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/19 (土)公演終了
満足度★★★★
素晴らしきユニゾン!
しかも、片方の役者が急遽代役で入ったとか何とか、HPに書かれていた。
どっちが?急遽入った方なのだろう!?と思うくらいの完成度で、これは凄いと思った。しかし、残念なのは、おぼんろのアレを魅せられた後に上演してしまうのは、本人達にも、観客にもきつかったんじゃないだろうか?
せめて、おぼんろの前に上演をしていたら、この作品の残り方ももっと違うモノになっていたと思う。機会があるなら、この劇団の単独公演を見て見たいと思う。

祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~【KERAバージョン】
Bunkamura
シアターBRAVA!(大阪府)
2013/01/11 (金) ~ 2013/01/14 (月)公演終了
満足度★★★★
さすが
4時間越えの作品を集中して見させるのはさすがです!ただし、「百年の秘密」ほどのワクワク感を感じられなかったのは、劇団員が脇に周っていたせいか?

<ベジャール・ガラ>
公益財団法人日本舞台芸術振興会
東京文化会館 大ホール(東京都)
2013/01/19 (土) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
満足度★★★
小林十市さんが圧巻
ベジャール作品のトリプルビルで、それぞれにベジャールならではの独創性が感じられて、楽しめました。
『ドン・ジョバンニ』
女性ダンサーだけによる作品で、ドン・ジョバンニは登場せずに照明や椅子を用いて象徴的に表現していていました。その周りでジョバンニに対してコケティッシュにアピールする女性達の姿が可愛らしくも滑稽でした。
最後に冴えない感じの裏方スタッフの男性が舞台を横切るという皮肉や、音楽のショパン繋がりでシルフィードが登場するというユーモアが楽しかったです。
『中国の不思議な役人』
色気仕掛けで追剥をする女と、何度殺しても死なない中国の男のやりとりを描いた、退廃的で官悩的な作品でした。女役を男性ダンサーが演じていて、倒錯的な雰囲気が魅力的でした。
中国の役人を演じた小林十市さんが、ゾンビのような不気味さと、その中にある純真な感情を的確に表現して踊っていて素晴らしかったです。ジャケット姿の男性群舞や、黒の下着姿の女性群舞も迫力があり格好良かったです。
『火の鳥』
原作とは全く設定を変えて、青い作業着に身を包んだパルチザンのグループの劣勢から希望への物語を描いた作品で、終盤へ向けての高揚感が素晴らしかったです。
パルチザンのリーダーである火の鳥を踊った木村和夫さんは少々厳しそうな所もありましたが、演劇的表現力があり、苦しそうな姿が作品のテーマに合っていたと思います。

追想の穴
劇団破戒オー!!!
シアター風姿花伝(東京都)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/20 (日)公演終了

やわらかいヒビ【ご来場ありがとうございました!!】
カムヰヤッセン
シアタートラム(東京都)
2013/01/17 (木) ~ 2013/01/20 (日)公演終了

嘘ツキタチノ唄
企画演劇集団ボクラ団義
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

イゼベルの一生
(劇)池田商会.
大博多ホール(福岡県)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
今年も魅せていただきました
期待に違わず感動した。これだけの話をものすごくよく練って作品に
仕上げたと思う。すごい数の出演者もそれぞれの役割をしっかり担っていて、
笑っていたつもりなのになぜか涙ぼろぼろ。
自分が女で良かったと心から思える作品だった。

ORANGE
劇団PEOPLE PURPLE
新神戸オリエンタル劇場(兵庫県)
2013/01/19 (土) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても心に響くお話しです♪
こんなに泣いたお芝居はないです。人への思いが真っ直ぐ詰まったお話し。明日何があるかわからないのはみんな同じ。改めて当たり前のことは当たり前ではないと思いました…大切にしたいと思います。
100人の消防士さんから実際に体験など取材され、聞く側話す側で深い信頼感と共に作り上げられたんだなと、あとに知りました。
観れて本当に良かったです。

新宿コントレックスVol.7
アガリスクエンターテイメント
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/01/19 (土) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★
5団体楽しめるおいしいイベント
今回でもう7回目とか。今まで見に行かなかったことを後悔しました。
5者5様の笑いを堪能。あんかけフラミンゴの、西部劇ではディテールを重視するサボテン役くんの存在感大。

ツキシカナイ -
満月動物園
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
ハマりました♪
かなり面白いお話し、現実じゃないけど、現実のような、ふわふわしてるようでシーンが変わるごとの掛け合いが…絶妙♪そのスピードや間やテンポが心地良く、引き込まれて、あっという間の時間♪
また観たいです、ハマりました、この感じ。

発表~いま、ここ。~
趣向ワカヌ
BAR COREDO(東京都)
2013/01/17 (木) ~ 2013/01/21 (月)公演終了
満足度★★★★
存在感
「いつかあなたはここにいて、わたしはいつもそこへいく」が一番好きな作品でした。祖母役の今野真智子さんの圧倒的な存在感が素敵でした。

捨て犬の報酬(チケット完売!→増席しました!!)
おぼんろ
野方スタジオ(東京都)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/19 (土)公演終了
満足度★★★★★
鳴り止まない拍手。
劇場は、、、いや、劇場ではない。ただの何もおかれていないオフィスといっても過言ではない、ただの狭いスペースに照明4つ置かれている。立ち見も含めて50人ほどがぎゅうぎゅうになって入っていたのではないだろうか。客入れの時から、犬の耳がついた帽子をかぶった白塗りの顔に目元には涙の化粧を施した人間が客を迎え入れている。この日の一人芝居を担当する高橋倫平。主宰の末原拓馬と気さくに客を迎え入れている。まだ数えるほどしかおぼんろの演劇を見てはいないが、これが客入れのスタイルなのだろうか?とても好感が持てる。
部屋が暗くなり、芝居が始まるとあっという間に、さっきまでオフィスまがいの部屋があっという間に、別世界になってしまった。
老犬、狂犬の捨て犬ポチが物語りを紡ぐ。
高橋倫平のあまりの体のキレに目を疑う。
アクションからのタイトルコール「捨て犬の報酬」の幕が天井から落ちてきた時に思わず、背筋が震えた。
そこからはもう、目が釘づけ。
一挙一動が見事に画になる。
悲しい寂しい老いさらばえた狂犬が、最後にもらったプレゼント。
そして、最後の遠吠え。そして、暗闇でぽつりと言われる最後の台詞。
客席はすすり泣きではなく号泣する客までいた。
演劇を見始めて、こんな事が起こっているのははじめての事だった。
かく言う私も、涙をこらえきれずにいった。
たった30分の芝居のはずなのに、
2時間3時間の芝居を観るよりも満足できるのは何故だ?
末原拓馬の脚本の素晴らしさもあるだろう。
そして、何よりも高橋倫平という無名の役者の凄さか。
カーテンコールでは拍手が鳴り止まず、当の本人も戸惑っていたのが少し笑えたが、その拍手こそが、その芝居の評価であることは間違いない。
劇団おぼんろ、私の中でこれから追うべき価値のある劇団に決まった。

めくるめくセックス 発酵版
シンクロ少女
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/01/17 (木) ~ 2013/01/21 (月)公演終了