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天満月のネコ

天満月のネコ

Jungle Bell Theater

萬劇場(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

そうそう猫ってこんな感じ
これは動物が好きか否か、中でも猫と暮らしたことが
有るか否かで如何様にも印象が別れる程、
役者が作り込んで居ると感じました。

因みに小生は動物が好きで猫と暮らしたことが有るので、
彼らがどれだけ恐ろしく愚かな生き物であるかを把握しており、
だらこそ愛おしく観覧することができ幸いでした。

ネタバレBOX

猫じゃらしに興奮すると話の筋を見失う、
車に轢かれる「音」には反応するが、
事故の目撃体験が無いので微妙に反応できない辺りなど、
細かい点がいくつも猫に則していて感嘆した。

金策に奔走し出すパートが興奮のピークでした。
もう少し役者にドライな戯曲でも面白そうだと感じる。
色んな意味でこれを書かれた方は優しいのでしょう。

「親父」はあの手の役者がああいう役で
そう言えばカッコ悪いはずが無く最高だった。
ただ、途中で裏声になるところは良い悪いで無くただ「?」だった。

拝見したのは平日昼だった為、隠れ企画が開催。
その時スコティッシュ?の主役男性だけが暇そうにしていたのだが、
これは自分が人間だと思っているからなのだろうか?
深読みかもしれないが、もしそうだとすると細かくてびっくり。

などと勝手なことを言っており・・観れて良かったです!
お父さんの背中

お父さんの背中

劇団かさぶた

劇場MOMO(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

満足度★★★

白いポニーテールとハンドルと
 鑑賞してきましたので、感想をば。

劇場は中野駅を出てしばらく歩いたところにありました。
劇場付近には劇団員の方がいらっしゃって入りやすかったです。
受付を済ませたら階段を昇って場内へ。


以下、ネタバレのところへ。

ネタバレBOX

「お父さん」役の方が一人、客席に向かってゆっくりと歩いてくるところから始まります。この場面は実は終盤の1シーンとして後でもう一度くり返されていまして、さながら小説の冒頭のような構造になっているみたいです。
芝居全体を通してもある台詞回し及び動作(身体を縮めて擬音を発する動作や、教授コンビのあっちこっちどっちなど)が何度も出てきたりと、一種の円環構造を取っているように見受けられました。
ただ、時系列や場面がバラバラで、ここでは便宜上、父子パートと教授・天照パートの二パートが全体を構成していると捉えますが、最後まで繋がりがよくわかりませんでした。



とにもかくにも、冒頭の「お父さん」役の南雲さんの演技なのですが、これがどうにもすごかったです。
なんと言っていいかわかりませんが、一気に引き込まれました。
とりあえず大声出すだけだったらただのうるさい人ですけれど、この方の声は全くそう思わせない声で、耳にすっと入ってきました。

また、「砂川教授」役の方と「浅井くん」役の方は、とても存在感があって、表情も千変万化といった感じでした。
「浅井くん」役の吉田さんがただ立ってるだけのシーンや、「砂川教授」役のまあちゃんさんが天の岩戸をなんとか開けようとしているシーンなんか、鮮烈に印象に残っています。

今回演じられた役者さんの次のお芝居も見てみたくなりました。


強いて不満をあげるとすれば、イスが固くて尻が痛くなるのと、後ろの人の目線を気にすると不自然極まりない体勢になるくらいでしょうか(笑)
メッセージとかは、よくわかりませんでした、正直。
終わった後の空気は身内身内してちょっと気持ち悪かったです。
あと、アナーキーな路上パフォーマンスは、捕まらない程度に、ほどほどでよろしくお願いします(笑)


ではでは、長々と失礼いたしました。
最終電車

最終電車

東京ハイビーム

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/03/26 (火) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

始発
最終に乗れなかったら始発を待つ。
その間、考える時間ができる。
もう一度自分を見つめなおすこともできる。
そうして出た答えと一緒に始発電車に乗って動きだす。

脚本と現実がリンクして、芝居が好き、舞台が好きという気持ちが伝わりました。
立場は違えど、観客として自分も舞台が好きなんだと改めて感じる事ができました。

最終に乗ってどこまで行けるか。
行けるとこまで行ってほしいと思いました。

修学旅行

修学旅行

劇団「14歳」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

とにかく本が良い!!
渡辺源四郎商店畑澤聖悟さんの作品で、2005年の全国高等学校演劇大会で最優秀賞を受賞した演目だけのことはありました。

ネタバレBOX

青森の高校生が沖縄に修学旅行へ行った三日目くらいの宿での話。

戦争体験者の体験談にはちょっと考えさせられるけど、どんな年代にも本音と建前があって先生から感想を求められると模範解答でやり過ごし、やっぱり異性のことが気になるもので、そしてカイト君のことで色々揉めて、どんでん返しもある楽しい60分の秀作でした。

ソフトボール部の女子生徒が部屋の中でバットの素振りをする様子や音はまるでヘリコプターのようでした。すぐそばの布団の生徒はいつバットが飛んでくるかと脅威に感じているのに対し、ちょっと離れた布団の生徒は全然気にならないという、米軍基地問題における沖縄県民と県外の人たちの温度差の違いを表現しているようで、さすがだなあと思いました。ここだけで最優秀賞確実ですね。

モテ少女と自他共に思い込んでいたら、まさかのどんでん返し、ワハハですぅ。これで最優秀賞は盤石です。

ただ、カイト君に好きな女子は誰かという質問をしていないのに、いきなりカイト君が話し始めたのには驚いてしまいました。アフタートークで先生が早く部屋に入ってきてしまったために質問の箇所を飛ばしたということが判明しました。先生は日替わりだし、色々ありますね。

先生が部屋を出た後に班長が改めて質問するなどのアドリブを求めるのはやっぱり酷ですかね。酷ですよね。

今回の公演では、出演者の年齢を考えると中学生が高校生を演じているケースが多く、どうしても幼く見えてしまいました。等身大ではありませんでしたが、内容的に面白かったのは確かです。因みに、5月にザ・スズナリで本家である渡辺源四郎商店がこの『修学旅行』をやるそうです。
鉄火のいろは 【観たい!コメントorツイッター呟き で特製バッチプレゼント☆】

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蜂寅企画

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

いつもの中尾脚本の切れがないのが残念
蜂寅は御縁あって、旗揚げからずっと見守ってきた劇団。

ですから、思い入れも相当です。

それだけに、今回の作品は、期待が高かった分、自分にとっては、非常に口惜しくなる舞台でした。

まず、開演から相当経っても、舞台が温まらない苛立ち。ストーリー上、火消し十番組を組の面々は、必要なかったような気もしました。

蜂寅の殺陣にはいつもワクワクさせられるのですが、今回は、殊の外、ストーリー上、必須な殺陣でないシーンも多く、蛇足にさえ感じる部分もありました。

舞台終盤になって、ようやく、いつもの蜂寅の高揚感が漲った感じを受けました。

中尾さんは、時代劇作家として、類稀な実力をお持ちと、日ごろ期待度が高いだけに、今回の舞台は、やや拍子抜けでした。

更に、験算を積んで、出演者にも、華がある俳優さんが加わって下さったら、もっと魅力ある劇団になるに違いないと、次回公演に期待したいと思いました。 

出演者の髪型にも、更に工夫をお願いしたいと思います。

ネタバレBOX

もしかしたら、中尾さんに、どなたかがいらぬアドバイスをなさったのではないかとさえ思えました。

いつもの中尾脚本の切れがなくて、以前拝見したゲキバカの時代劇のような雰囲気が随所にありました。

死んだおふじの遺志に誘われて、火消しの物語を紡ぐ絵師という設定はいいとしても、編集者まで登場させる入れ子構造は、あまり効果的には感じられませんでした。

どなたかも書いていらっしゃいますが、この時期、紅葉が舞うというのも、どうも時期的に違和感を感じます。

そして、これは劇団のせいではないかもしれませんが、ずっと台詞かと思う程の声で何かをしゃべっていたおじさん客、途中で仕事に遅れるからと退席するにも関わらず、中央後方の席に陣取って、芝居の最中に、中尾さんに、「私、仕事で抜けますので、出たいんですが」とか言って、舞台を遮って帰る不届き者の女性客などのせいで、せっかくの舞台進行にもかなり、水を注されて、お気の毒でした。

一番乗りで、劇場に行ったら、劇場前には、蜂寅の看板もポスターもなく、自転車がたくさん停められて、歩くスペースもなく、私が、この劇場に行くのが初めてなら、絶対、みつけられない状態でした。スギ薬局の手前と覚えていたので、寸でのところで引き返し、中で、受付準備をされてる方に、「ここは、蜂寅の公演ですよね?」と確かめて、ようやく開場を待つことができましたが。
俺がヤギでもその手紙だけは食えない

俺がヤギでもその手紙だけは食えない

GORE GORE GIRLS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

ツボな笑いが満載!!
社会派を謳う(?)劇団だけに、今回も”老い”という逃れられない深刻なテーマを扱った作品にもかかわらず最後まで笑いっぱなしでした。

ユルさ加減はちょうど良かったけど、笑いのさじ加減は分量多すぎだったかなと(良い意味で…)。

ネタバレBOX

若者にはその存在すら認識されないという、自称おっさん3兄弟の卑屈っぷりが凄まじい(笑)。



余談だけど、タイトル全然関係なかったね。
LABO×EXPO3

LABO×EXPO3

熱帯

森下スタジオ(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

報復の連鎖
こんな残虐なシェイクスピアははじめて!オモシロセクシーな高木さん堪能しました。

わが友ヒットラー

わが友ヒットラー

シアターオルト Theatre Ort

駅前劇場(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

シンプルで、豊か
照明家、美術家、俳優の真剣勝負。非常に骨太で荒々しくも、繊細で美しい時間。一つ一つの動きや言葉から、言葉、臭い、音が立ち上がる。
俳優の一挙一動、視線の動き一つに観客の視線も凄い勢いで動くのが興味深かった。
凄く面白かったです。

俺がヤギでもその手紙だけは食えない

俺がヤギでもその手紙だけは食えない

GORE GORE GIRLS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

意外と
オッサンに厳しいのはオッサンだったりする(苦笑

自分も三十路なので(笑
まァ、オッサンでないとか言うつもりも無いんだけど、
でもまぁ敢えてオッサンと言うほどのことでもなく、
ただ、俺らオッサンだよな、
と口に出して言うのは同じ三十路の人だったりする(苦笑

でもまぁ、もう死んじゃったけど自分の親父が、死ぬまでメッチャ元気だったんで、
それより遥かに若いのに自らをオッサン呼ばわりして
勝手に足枷をはめてる感じなのが、
なんか鬱陶しくもあったり(笑

例えばなんだけど、
ロックとかでもないんだケド
この前、ジェフ・ミルズ聴きに三ノ宮行ってきたんだけど、
あの人もうすぐ50で、
でも昔のファンク使いのウィザードの頃からテクノ、今は毛利衛とコラボって?
凄くコズミックなWhere Light Ends って、
直接話したことは無いケド、
音聞いてるとひょっとしたらこの人、
オネアミスみたくめっちゃミサイル飛び交ってても
目の前の宇宙しか見えないみたいな(笑
そんなイカズチのような心で俺らを宇宙にいざなってくれてるのかな、みたいに思ったもしたり。

自分は、自分のコトオッサンて言うオッサンは嫌いかな(苦笑

自分のこと、内心全然オッサンだと思ってないのに、社交辞令で
・・まぁ、おっさんスから、
程度に合わせる位で良いと思う(笑

この舞台を観て、
「くだらねーな」とか言って笑っていられるくらいで健康だし、正解だと思う。

この舞台もそのために作られてるんだと思う。

要はそれだけどうでも良いことで皆テンション下げあってるんだって気付けばいいんだと思う。

若くして死んだカート・コバーンは最高にカッコよかったかもしれないが、
今、自分をオーロラの向こうの宇宙に連れ出してくれるのはミルズだ。

カート・コバーンは今宇宙にいるのかもしれないが、
今目の前で宇宙を見せてはくれない(苦笑

ザ・クリブスだってほぼ三十路・・とか言い合ってたって、何の意味も無い。

そう言えばこの前、子供鋸人のコノハナ・アドベンチャー2に
「NASAボーイ」って登場人物が出てきて、
メッチャ妄想全開で(笑
四畳半SFパワーMAXだったけど、
男には、オッサンとそうでない男の二種類とか分けるよりかは、
自分にはあんな風に、
心のどっかに少しでも宇宙に行きたいという炎があるのか、
そうでないへタレか(当然のことながら教養や経済力とはまったく関係ない
の二種類に分けた方が納得がいく(笑
から、どーでもいーや、という気しかしないし、それでいいと思う。

自分がオッサンかどうかとか酒飲んでグダグダ言っててヒマだな、コイツら、
そんなんより、目の前で太陽の黒点は無理でも、
いつか全開のオーロラくらい観たいな・・みたいな。

この舞台で言うなら、それは
ロックかそうでないか、
と言えるんでないかと思ったり。

僕たちの町は1ヶ月後ダムに沈む *TypeC*

僕たちの町は1ヶ月後ダムに沈む *TypeC*

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

Type C
失われたものとずっと残るであろうものの対比が印象的でした。
地下で換気の悪いロビーに喫煙所があるのはやめてほしいです。

ご飯の時間

ご飯の時間

玉田企画

アトリエ春風舎(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

頼りない男達に
イラっとしつつ、それ故の嫌悪な緊張感漂うその場の雰囲気に、つい目が離せなくなる展開が面白い。

男的女式

男的女式

劇団トキ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

人間関係がカギ。
会社、家庭、過去。本当の自分。
個人的には、「人形の家」を思い出したのですが、少し違いました。

仕事のできる夫を持つ女、別に不自由しない。
男と女はどこか相容れない部分もあるけど、
別にいいじゃん、とでも簡単な気持ちで見る作品ではないが、
どこかコロンブスの卵を観た気がした。

ネタバレBOX

現代で言う、家族論やワークライフバランス、さらには心理学や社会学的な問題を背景に持つ脚本。
女だから、男だから。その役割は?その価値?結婚って何?
信じるとか演技とか、感情を隠すとか、どれが現実なのかとか…

いろいろ混ざった脚本だからこそ、ただたどるだけでも、知っている役者や、観客として選び取った物語を楽しめる。

だけど、本気で物語を伝えるなら、本筋はもっと強く伝わらないといけない。

掛け合いの乾いた感は、書いてある台詞を発声しているだけのような、つまらないモノになってしまう。動きはセリフと空間からひねり出しているのがよくわかる(悪い意味で)。
必要以上の動きで嘘くさくするぐらいなら、動きは最低限にして、台詞を大事にしてあげてください。

あと、宇津木さんが台所にいるのすごく長く感じて、ハケミスかと思った。

国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~

国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~

アロッタファジャイナ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

奈良平安
丁度、高校日本史の教科書の検定が話題になった頃なので、歴史について考えるという意味でタイムリーな上演かもしれません。源氏物語や幕末、戦国、太平洋戦争などはよく演劇の題材になりますが、桓武天皇、最澄は前代未聞? シェイクスピアの悲劇に優るとも劣らない血なまぐさい権力闘争があった時代なので、今まで盛んに作品が作られなかったこと自体が不思議なくらいです。時代考証に忠実な演出でないどころか、衣装など極めて国籍不明でしたが、この作品が提示した日本という国家観や思想史に大いに刺激を受けました。

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

あの記憶の記録
初演時より、ちょっとだけ脚本が変わったようですが、やっぱり見事な脚本・演出・役者陣で、大満足でした。

ドキュメンタリー番組より、感慨深いと思った素晴らしい作品でした。


日澤さんが、若手演出家コンクールで最優秀賞受賞された『親愛なる我が総統』も、予約済で、とても楽しみです。

ネタバレBOX

客席の造り方は、『熱狂』と同じでした。
初演時と違う角度から観たいと思い、会場入った突き当たりにて、観劇しました。

全役者さん、素晴らしく、マバタキにさえも、想いが募っていると思いました。

初演とは違う角度から観たので、妻達の愛と優しさが、より深く感じました。

重いテーマを扱いながらも、やっぱり、ラストが素敵です。

照明も、とても効果的だと思いました。


初演とは、サラ先生との会話が、若干変わってるとのことです。
『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

熱狂
初演以上に、凄味を増して、いっそう素晴らしくなっていました。ストーリーを知っていても、引き込まれっぱなしでした。
役者さんの佇まい、視線、息づかいも、全てが、時代の空気を生み出し、すっかり飲み込まれてしまう空間でした。

ネタバレBOX

会場の右一面以外の、三面が客席になっている。会場入って正面の壁に三片と、右側に一片の、ナチスの旗印の幕が飾られ、ほぼ満席だったので、まさに、ヒットラーの演説を聴きに来た、民衆が集まっているようでした。

残席3席しかない状況を、場内スタッフは把握しており、すぐに、席につけて、感謝です。
前説で、日澤さんから場内温度等の説明もあったが、スタッフ自ら、観客席を回り、温度確認までされていたおかげで、快適に過ごせて、感謝です。

照明も、とても印象的でした。
『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

「熱狂」「あの記憶の記録」

本公演の「熱狂」に胸をうたれて再演をとても楽しみにしておりました。
感想は一言で言い表せない程、今回も様々な事を考えさせてくれました。役者陣の中では劇団チョコレートケーキ組がやはり全体をリードしているような気が(あたり前かもしれませんが)しました。本当に劇団チョコレートケーキの演出・脚本はとても素晴らしいと思います。
今回は竹内健史さんと田村元さんに注目していたのですが、竹内さんの眼力と男らしい力強い演技、田村さんの品のある落ち着いた雰囲気はとても良かったです。
脚本、構成、演技すべてに満足しました。やはり「熱狂」あってこその再演だと感じました。


「あの記憶の記録」
本公演に比べて、全体的に煮えた?ように思われました。再演の方が役者の演技が冴えていたような気がします。
しかし、熱狂に比べて終演後のお客さんの反応があまりにないように感じました。
役者では亀田梨紗さんの観客に訴えるような表情と重みのある演技が素晴らしかったです。役者をチェンジしただけあり、本公演の役者よりずっと上手いと感じた。今まで亀田さんの名前を知りませんでしたが、今後彼女に期待したいと思いました。
一方で申し訳ないですが、中田暁良さんは期待外れでした。本公演の西村誠太さんの自然な演技が素晴らしいかっただけに、中田さんの大げさといいますかオーバーな演技はややうるさく感じました。なぜ彼にしたのでしょうか?再演は西村さんにしていただきかった…。

今後の劇団チョコレートケーキが楽しみです。
最後に、日澤さんコンクールで最優秀賞受賞おめでとうございます!

ドブ、ギワギワの女たち

ドブ、ギワギワの女たち

ネルケプランニング

【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

満足度★★★★

期待以上
初日観劇。
広い舞台を使いきったスピード感あふれる演出。
ビジュアルが楽しめるエログロ。
主宰江本氏の稀なる才能を感じた。
300~400のハコで演れば、
エログロがより強調されたかもしれな。

MY WAY

MY WAY

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

コメディの挿入には?
機動隊と自衛隊、海上保安庁がごっちゃになってる頭が平和ボケしてる私には非常に勉強になった作品。ただし、以前上演した人斬り以蔵の物語の時のように、観ているこっちが精神的にまいってしまうくらいシリアスに徹したほうがグッときたかも。

ネタバレBOX

暗転したところで流れて来たギターの音楽、マイナー調にアレンジした「My Way」じゃないですか。この作品用に特別に作ったのでしょうか?
『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

【あの記憶の記録】観劇
正直に言いますと、主人公イツハクの独白は、「悲惨な話でいろいろ考えさせられる」ものの「体育館に集めらて戦争体験者の話を聞く授業」を彷彿とさせて、芝居として感動するには至っておりませんでした。

しかし、最後の「あれ」で、グッときました。良かったです。

戦争は、どうしたら無くなるんでしょうね。
帰り、花園通りを歩きながら頭の中をジョン・レノンの「イマジン」がグルグル流れていました。(サビだけ)

ネタバレBOX

ナチスの亡霊としてあらわれていたビルクナーが、実は加害者ではなくイツハクの被害者だったというどんでん返し。
イツハクの中にもあった狂気。(あの時の岡本さんの表情を正面から見られたので、座った席がワタシ的には正解だったと思います。)
これがあってこそ、「作品」になったと感じました。
そう考えると、ビルクナーの不自然な動き(ひとが抱いている赤ちゃん撃つのにそのポーズはないよね的な)も、納得です。
もう一回最初から観たいと思いました。

ビルクナーは二作品に共通して登場していますが、終演後に配役見るまで同じ役者さんだとは思いませんでした。あまりに違って見えました。すごいです。


第1回園田英樹演劇祭

第1回園田英樹演劇祭

projectDREAMER

小劇場 楽園(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/04/04 (木)公演終了

満足度★★★★

「5色ロケットえんぴつ」プレビュー公演を観ました
本日で全ての公演が初日を終えた訳ですが、
明日から「本当」の「本キャスト」による、「本公演」を迎えます。

真打ち登場によりプレビューとは全く異なる、仕上がりになるんだろうな〜と思いつつ、今夜は眠りにつきたいと思います。

ネタバレBOX

まさかの「アノ」人が、「アノ」役を⁉

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