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リーディングドラマ「辻仁成 その後のふたり」

リーディングドラマ「辻仁成 その後のふたり」

日本テレビ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★

う~ん いまひとつだったか・・・・
結構期待していたんですが、ちと期待はずれだったかなぁ。
せっかく辻さんのアフタートクも付いていたんですがネェ・・・・。

(90分予定が朗読が早くて80分でありました・・・・)

ネタバレBOX

心に響くセリフが感動を届けられてはいなかった・・・

結局なんだかんだした男女2人が、きょうだいでしたという話・・・。

台詞に合わせた情念を舞台バックでダンサーが表現もするが、
眠気も出てきた時ありました。

おいおいラノベや現実やR指定ゲームのほうが過激だぞもっと!(レディースコミックとか最近の昼ドラとかも入るかな?)と思った。
(ちなみに笑えるライトノベル「お兄ちゃんだけど愛さえあれば大丈夫だよね」→アニメ化もしたラノベの方が楽しめたかなぁ・・・・・これよりと・・)

ついで!映画「冷静と情熱のあいだ」の修復士の衝撃行動も理解できなかったし・・・・、意図は理解できるが、人の心が描けてないとも感じたっすよ。(このコトで友人と口論してしまったなぁ・・・(遠い目(^_^;))

ネタバレ・・・→リハーサルが1回しか無かったとか・・・、
お金とってるんだから、もっとしっかりコナレた作品にして欲しかったなぁ。
「そんな奇跡は起きなかった」たくさんのご来場ありがとうございました!!

「そんな奇跡は起きなかった」たくさんのご来場ありがとうございました!!

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2013/04/09 (火) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★

説明とは異なる話のようでしたが・・・
まぁ楽しめたかな
でも、かなり説明不足なとこもあり。
もっと世界観などの突っ込んだ説明をして、
ぐいぐいと観客引っ張っていって欲しく感じました。

(90分)

ネタバレBOX

賽の河原で石と魂を分けていく作業を繰り返す(数え間違えとか鬼の邪魔とかで妨害など入るとまた最初から数えなおすハメになるので)壁の向こう側は現世であり、時々神頼みの願いが監視役の鬼に聞こえてくる。ここは数え地獄・・・。生き返る為の石数えであるが、諦めたら死にきるために河原で石を砕き続けることになる。(数える行為が重要とのコトらしく、マクロとミクロの数詞が台詞に印象的に混入されてました。(1不可思議とか懐かしいなぁ(^^)日常会話では絶対に使いませんものね)=というか、当時の西洋にも無かった数詞を持ってる東洋文化は凄いなぁと思ったものです))でー話は監視役の角の無い鬼が夏になると水位の上がった三途の川の開いた水門越えて現世に魂を取りに行く(川越える最中はなぜか数字を数えていなければならない湯です(1不可思議で往復できるようです))亡者の中で、鬼に取られた魂を束子と取り替えて無事飲み込んだコクウが、生き返って描けなかった漫画のラストを今度はしっかりと描ききりたいと石を数える事に意欲を燃やします=魂が身体に入ってて妙にハイテンション!で周りの亡者も巻き込むのですが、結局魂飲んだのバレて吐き出して鬼に返して生き返りを諦める・・が、鬼は魂食べたいので、再び希望をエサに石の数えさせを再びする。・・他の亡者は死にきることを選んで河原へ行く・・・。(壁に穴を開ける・・という希望に満ちた行為をさせていた鬼の黒幕もいたのですが、それも無駄と悟る・・・。)実は以前壁に穴を開けようとした鬼=元亡者2人が、この亡者の監視役の角の無い鬼でしたと・・・。その穴は赤鬼に大きな岩で塞がれてしまったのであった。また飢えて鬼が死んでも別の地獄に行くだけと二人の鬼は話をする。結局絶望して死を選び、この地獄に来たものには希望なんてものは無く。現世でしっかりと行き抜けよ!と強くメッセージを提示して物語は終演します。

いろいろ引き出しを設けてはいたのですが、まぁ使い切れ、見せきれができなかった感じがしましたが。まぁちょこちょこと笑わせてくれるシーンもあり。そこそこ楽しめたかな。特に受けたのが、死にきる前にコハクと一発やって死にたいと、洞窟に連れ込むシーンが受けました(^^)。魂の扱い方の説明や事例などをもっと盛り込んで観客に説明すべきとも思ったし、賽の河原ですから地獄ではないと思うし、もっちっと「鬼灯の冷徹」みたいな地獄ライフを説明して欲しかったなー。 石化した魂から死因を判別するのも楽しかったです。
杮葺落四月大歌舞伎

杮葺落四月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2013/04/02 (火) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

祝歌舞伎座杮葺落公演!【第一部】観劇
入り口の絨毯がふわふわ。

知っていた人は知っていたのでしょう。知らなかったからサプライズなのですが、このサプライズを見るだけでも一見の価値ありでした。

ネタバレBOX

『お祭り』に勘九郎さんの長男七緒八君が勘九郎さんと七之助さんに連れられて花道から登場…、全く予想していなかったのでまあビックリ!

舞台中央の赤い長椅子に二人に挟まれる格好でチョコンと座って皆さんの踊りをおとなしく眺めていました。

七之助叔父さんも優しく見守っていて、叔父さんの扇に興味を示した七緒八君に対して彼の扇を広げてあげたりして世話を焼いていましたが、彼はすぐに閉じて腰に戻してしまい、お父さんがきちんと腰に差してあげていました。

とにかく可愛くて、まん丸な顔は愛ちゃんに似ているなって思いました。

結局、七緒八君ばっかり見ていました。
【全公演終了!】東京ユートリア【ご来場誠にありがとうございました。】

【全公演終了!】東京ユートリア【ご来場誠にありがとうございました。】

劇団東京ペンギン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

東京ユートリアは別に悪いことじゃない
「東京」ということは、大阪にもありうるんだろうか?

あるいは京都、岡山、鹿児島・・・いろんなところに。
ゆとり世代の集まる場所、物理的に。
自分はそんなところは東京以外にないんではないかと思う。
だからこそ、東京に地方の目ぼしい若手が集まってくるんだと思う。

携帯の画面上には、いろんな町それぞれ集う場所があるかもしれない。
しかしそれは携帯を使っている以上、政府に監視可能な統制された場所。

地方の大学があるいはそうかもしれないが、
それは時間限定の場所で、
その町に就職先がすくなければ(京都のように
4年後には大半の人が全国に散ってしまう(それは東京の大学だってそうかもしれない

物理的に集まれない人たちは
ネット上で、あるいは消費によって細分化されていく。

情報、あるいは消費財を求める欲望の塊としてメディアには扱われ、
集合した意識を持たない断片として、
短絡的にメディアの流す情報に反応しながら
永久に終わらない不安に苛まれていく。

本当に大人は子供たちのことを考えているんだろうか?

自分たちが不幸せだから、
あるいは見せかけの幸せに満足したフリをしているから、
自分たちの人生を否定したくなくて
同じ人生(しかも劣化している)を子供たちに強要しているだけなんじゃないだろうか?

普通に考えて、
親が幸せな人生を送っていると子供たちが考えれば、
親がいくら
「自分たちの人生はちっぽけなもので、子どもたちには才能を生かした仕事をしてほしい」
というようなことを言ったところで、
賢明な子供たちは聞く耳を持たず、
ちっぽけな人生を目指すんではないだろうか?

今までの日本の競争力と呼ばれるものは、
ちっぽけな人生の集積でできていると思う。

そうでなければ、みんなシリコンバレーを目指して、
街中の小さなパン屋や食べ物屋には残飯程度の食物しか存在しない。

ちいさくても自分だけのパン、あるいは猫(笑
で満足できるなら、
アメリカで強盗に怯えながら
壁を張り巡らせた邸宅に住むことを目指すより
だいぶ手近に幸せを発見できる(それはちょっと大げさかもしれないけれど(笑

これは一見正論だが、
高度に発展した消費社会では、危険な思想として扱われかねない。

ひょっとしたら将来、江戸時代の
ゆったりと農作物を作りながら徒然なるままに本を書いていた文筆家たちの本なんかが
発禁になっているかもしれない(これは政府による発禁という意味ではなく、誰も求めないために、経済的に発行できないという意味で、こうしたことはイランの演出家なんかも言っていた

世の中の流れが、
「世界でひとつだけの花」から、
シリコンバレーにうつってきているような気もする(何となくだけど

そうした変化に一番敏感に反応しているのが、
いわゆる平成生まれ近辺の世代なんではないかと思ったりする。

じゃあ何に反抗したらいいのか?

安保の頃のように、明確に反対する何かがあるのか?

いや、それだってあるとみんなが勝手に思い込んでいるだけだったのかもしれない。

経済的に完全に適合しながら世の中の流れを
大企業の意向からゆっくりと引きはがす方法は無いんだろうか?



・・ちょっとお袋の手伝いをしながら書いているので途中です・・(苦笑

ネタバレBOX

スカイツリーを、マスゴミメディアの総本山、悪の権化として表現することは簡単かもしれない。

でも、ラピュタみたく(笑
高度に発展した技術文明もいつかは自然に呑み込まれていったみたく、
世代交代を経ながらゆっくりと
「緑の塔」
に作り替えることは可能かもしれない。

どっかのSF(アシモフ)のように
完全に自分たちの支配下にあったと思われたロボットがいつかは反乱する日、でなくとも、
老人たちが、
自分たちが死んだあと、「あるべき日本」になると思っていたら、
引き継いだ若者たちは実は全く別の意向を持っていた・・。

それだって一つの回答だと思う。

お袋がいつかニュースを見て言っていた。

「中国にケンカばかり売って、
戦争に自分たちが行くならともかく、
死ぬのは子供たちなのに」

あるいは3.11のとき津波のニュースをみながら
「津波が来たら私を置いてあなただけ先に逃げなさい。若い人が生きなければ意味はないから」

自分が先の世代から引き継ぐのはそういったものだけだと思う。

それはつまりいつか自分が若い世代に言わなければならないことだ(苦笑

優しさを持って前に進もうだなんていうと、
今現在の回答にはなっていないなんてせっかちな人は焦るかもしれないが、
現時点で考えられる限り考えての回答ならそれも良いと思う。

一番よくないのは、解答が出るのを待って何も表明しないことだと思う。

人の考えをすぐ変えることは難しい。

自分もゆっくりと成長する(ハズだ(苦笑)し。

明確な解答が難しくとも考える限り考えて現時点のスタンスを提示する、しかも演劇で、というのは相当勇気がいることだと思う。

ただ、評価ばかり気にして
空疎なまま演出の技巧に走るよりはずっと前向きで若々しくて好ましいと
自分は思う。

老成するのは100万年後で良い。

来世は猫で、次は鳥(鷹希望)、その次はカッコイイ角の生えた牡鹿で、
そのあと気まぐれでぶらっと人間に生まれ変わった時も・・
まだ全然死ぬまでマグマのようでいたいものだなぁ・・なんて妄想は蛇足でした(苦笑
ペテン師と詐欺師

ペテン師と詐欺師

The Dusty Walls

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

♠観劇
良いんじゃないですか。冒頭のシーンでは,物語の断片が全くつかめなかったけど(これは2度目観たならばよくわかると思うが),ダンスのキレの良さと生演奏の上手さに心を動かされ,後半の展開はテンポも良く,時間を忘れ,ドキドキしながら観ていました。みなさん,歌唱力も素晴らしく,久しぶりに楽しいミュージカル観劇でした。

鉄橋の上のエチュード

鉄橋の上のエチュード

小原延之プロデュース

AI・HALL(兵庫県)

2013/04/05 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

この芝居の再演を希望いたします。
この芝居を観て、感じます、人と集団を維持する 概念と規則、 個人に負担をかけるシステム 社会。 変わったのは速度だけ。 事故 事件じゃない ATSが成り立たない、事故 誰もパクられない事故 矛盾だらけ 速度が速い。 私は、おかしい と 言えるのだろうか? それが大きな事故を防ぐ事になるのだから 2度と起こってはならない為に、


この芝居の再演を希望いたします。

ネタバレBOX

舞台に自転車が置かれている40台くらい 舞台4mm上奥にスクリーン縦2m横3m2本の白い紐はレールに見える 自転車のかごに空き缶が入っている物もある。 自転車 鍵開けへん 違っている どこやろ どれも同じに見えてきた 女子高生が自転車を探す チャリは、忠犬のイメージ こんだけあったらいややな“ワン” サックス学校に入った 電車が走る ステンレスの青い縞 揺れ出した カタカタ 前を見た 今前を通った?幽霊?ここ嫌い 金網越しにレールが見える 電車代530円還って来た 震災の時みたい 事故の傷は記念碑 痛みは感じない 恐ろしい夢 ほっぺをつねると 解らない 薬がふえる 医者が見るたびに JRを取り囲んだ柵は、硬くて高いウチニハ越えられない バスで川西のマクドまで、自転車で バスは鉄の箱 揺れる・・・・ムリ  自転車を探す アミに声かけた サツキ カナ 。  試運転 再開する キョウコ乗るの 乗るよ 大丈夫 新しいサックス音が違う 手の感覚がまだ無いからかな   上からいわれたらモラルを越える? 何か切れやすくなった? アミ:だれ ゴミ入れたん マヤに自転車どこ?メール返ってくる。 迷惑や やめとき!!  バタバタバタ ヘリがあん時も音してたよね、レールは錆ろーー!! 世界中の電車は止まれー!!  電車を観る リハビリ 次は駅 ホームに立つ 5両目に乗る。  この頃オーバーラン多い 9:20 14分の快速 前に行く次は尼崎 部活やめて長い 前は危ない 鉄橋の上で思い出して何になる 時間は止まっている ねじれた時間はウチをなえさせる そこにとどまる私を肯定する。 キョウコ カナがバイトへ行くなぁ ・・・キョウコ変やで キョウコ振り幅はげしい  自衛隊の吹奏楽団なくなった?そんなん心配せんと自分を、あんたレール見てた どこでもよく見える ウチ後やったから 駅 ホーム 各駅 急行で現場を一気に あかん薬 病名が告げられる 薬は希望が出る薬  ウチ前乗ったら、あの子ら嫌ってたから 後ろに乗ったはず・・・・ 錆びたレールはすぐ光る 想定外ですわ 法廷で 9:10川西 駆け込み7両目 川西のせ20~30秒遅れで伊丹に 最後尾がホームの中央 車掌 下がってください 停止位置修正   再び繰り返すシーン 快速 同志社前 次は尼崎 行き過ぎた 距離まけて  謝罪の放送ないやん 8m行き過ぎ 1分30秒 遅れ  マヤはそこ居る 生マヤやで 父やないな 電車が走る 試運転 電車の幽霊 快速オーバーラン 動く速いなと思った 3両目から前へ行く 2両目へ行った 神戸の震災で越してきた 1分半の遅れか 停車駅1箇所増えても同じ時間 ATSがあれば ATS成り立たない ギリギリで運転 優しい運転 個人のリスクにする仕組み70㎞/hのカーブ 120 140でも設計上は大丈夫 遅れの報告8mで1分半 時間と距離が合わない ニッキンや 走る その瞬間の緊張感 メールが来る マヤ 本当にいてる!! こんばんわキョウコ何があった あかん 私が聞きたい 車両の数が合わない しゃべられない、動けない人 血が流れる 苦情を言っている。 

事故の日の切符 自転車見つかった 壊れたのはサックス 潰れたのはサックス 壊れたのはサックス 事故の切符持っている マヤが押しつぶれてしまう前に マヤの携帯をマヤの父から預かった、メールが多くある キョウコ:うちに送るはずの空メールが有った・・・・何を書こうとしてたの?・・・・ 電車を止める事が出来ない 鉄橋を飛び越えることもできない 運がなかったと 母。 さつきと同じ治る体 キョウコ:たたかう でもこの先は何もない 事故であって事件では無い サツキとマヤはここに居た “ 自転車あった2ケツして帰り ” (このシーンはキョウコの思い出と重なっている?) 犯人は紛れて判らなくなる、チャリを主人を待つハチ公達を並べよう そいつらは、パクられへんねん 聞きたいマヤのサックス 勝利のファンファーレがいい // 2人を探した マナーモードで、病院じゃない 体育館へ運ばれた // 試運転 ありえへんぐらいゆっくり // 見失ったらあかん 舞台のスクリーンから伸びたレールのひもが落ちてくる ひらひらと 落ちてくる ひもは、包帯でした その幅はレールの幅と同じに見える キョウコの腕の包帯は落ちる くるくる と ほどけ 落ちる サックスの音。

この芝居を観て、感じます、人と集団を維持する 概念と規則、 個人に負担をかけるシステム 社会。 変わったのは速度だけ。 事故 事件じゃない ATSが成り立たない、事故 誰もパクられない事故 矛盾だらけ 速度が速い。 私は、おかしい と 言えるのだろうか? それが大きな事故を防ぐ事になるのだから 2度と起こってはならない為に、

この芝居の再演を希望いたします。
新訳 群盗

新訳 群盗

雷ストレンジャーズ

テアトルBONBON(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

群盗感!
勝手な予想とは裏腹に全体的にポストモダンに
まとめられていたように感じました。

生と死や、電灯と灯火、人格そのものであったりと、
「お芝居」を楽しめるように散らばった点と点を結ぶ楽しさも相まって、
新しい挑戦への意気込みとの統一感に心が踊るようでした。

脚本と役者の距離感も程良くて、脚光も相応で引き立っていました。
全体的に興味の湧く役者が多かったです。

ネタバレBOX

稽古という壮大な背景を知らずなのですが、
もしかしたらこの戯曲はもっと長かったのではないでしょうか?
切り詰めた傷跡は随所に存在していたかもしれませんね。
おつかれさまでした。

それにしても、、期待したものと違うと途端に仮借なく反応できる
素敵な感性の持ち主がこの小屋に潜り込むとは驚きを隠せません。
大きなトランクの中の箱

大きなトランクの中の箱

庭劇団ペニノ

森下スタジオBスタジオ(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

悪夢と淫夢の集合体。
前作『誰も知らない貴方の部屋』を観て、「アトリエはこぶね」という空間に魅せられた。
そのはこぶねを出て、最初の公演なので、大変期待して観た。期待を裏切らない素晴らしい仕上がり。

はこぶねの3公演を箱に詰めた、という発想と構成も面白く、「私演劇」という表現も大変興味深かった。

主宰のタニノ氏が、受験と性のモチーフにこだわりがあるのかと思ったが、そのこだわりが「私演劇」という表現にぴったり合った作品を作り出していたと思う。

ネタバレBOX

『誰も知らない貴方の部屋』同様、ペニスだらけ。ペニスを思わせる表現だらけ。
それが陽性の笑いでなく、少しこもったような、悪夢のような笑いになっているところが、この劇団の特徴だし、良さだと思った。

3つの公演のセットと、今回のセットを、盆の上に乗せ、回転して場面が移り変わっていく様は大変面白い(最初の転換は盆と気づかなかった)。
悪夢の場面が脈絡なく切り替わることを思わせて、大変面白かった。

今回は舞台演劇のできる空間での公演なので、普通のマンションの一室であのセットを観た時のような衝撃はなかったが、盆以外にも仕掛けの複雑さに心を奪われた。

演劇を多数観ている人、演劇に携わっている人には、あれがマンションの一室にあったということを踏まえて、ぜひとも観て欲しい作品。
つきあたりを見上げれば…【無事に終演致しました。ご来場頂きありがとうございました!】

つきあたりを見上げれば…【無事に終演致しました。ご来場頂きありがとうございました!】

劇団宇宙キャンパス

吉祥寺シアター(東京都)

2013/04/04 (木) ~ 2013/04/10 (水)公演終了

満足度★★★

ちょっと粗い
舞台の雰囲気はよかったと思うんですが、主人公のキャラが浅くて彼が熱くなればなるほど、こちらは冷めるばかりでした。

最後もあそこまでなって、あのエンディングを見せられてもよかったよかったとは素直に思えない。

ネタバレBOX

終わってみると大事な事件に活躍できないかみさまの存在意義も疑問、いつも遅刻してくる店長もなにかの伏線なのかと思ってたが特になにもなかったな。
ロイヤルホストクラブ2013 ご観劇ありがとうございました♪

ロイヤルホストクラブ2013 ご観劇ありがとうございました♪

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2013/04/11 (木) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

1010がホストクラブに
開場と同時に入ったら、長身の超イケメンホストがチケットのモギリをしてるじゃないですか。30分後にはステージにしっかり登場してるし。

ナンバーワンから新人まで、ホストもさまざまでしたが、お店に来る客もバラエティに富んでて面白かった。

ロング スロー ディスタンス

ロング スロー ディスタンス

日本演劇連盟

中野スタジオあくとれ(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度

小さくまとまった有りがちな小劇場芝居
同じ演出さんの別の団体作品が好きだったので、見に行きました。
正直にいって期待はずれでした。

役者が小さくまとまった感じ。
誰もそこそこ経験も長く、それなりに上手いほうなのかなと思うけど、「それなり」は「それなり」。上手いとか下手以前に、お金を払ってみる華が無いレベルの役者。地味な役者が小さくまとまった演技をしている印象でした。

他の団体で見た時は、全体に華があって、声や立ち振る舞いが印象にのこる役者が何人かいて、役者さんが訴えてくる力があって、役者さんが演じるキャラクター〔凄く変なんだけど愛すべき人物たち〕が芝居を凄く楽しいものにしていた印象でした。

今回の公演は、自分達は面白くて上手い芝居をしてるんだと思ってる感じが芝居にも出てて〔役者の気持ち良い間で芝居して客が置き去り〕、典型的なハズれの小劇場芝居でした。キャラクターの誰にも共感できない、芝居というほどのストーリーも無い、長くてワンパターンのコントを二時間近く見せられた感じです。

おすすめしません。


おやすみタンロンズ

おやすみタンロンズ

立体再生ロロネッツ

上野ストアハウス(東京都)

2013/04/11 (木) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

コーラスグループ
50年前くらいのコーラスグループが大好きな人が作った作品ですね。
結末には涙。

途中のプチ・ミュージカルがたまらなく良かった。

僕のおじさん

僕のおじさん

ふくふくや

駅前劇場(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/17 (水)公演終了

満足度★★★

貧困
チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

ネタバレBOX

金のためなら何でもやる父・元が死に、そのあおりで自暴自棄になる守(塚原大助)は、父の弟・光(塚原)が孤独死したという村を訪ねる。妻・緑(那須野恵)に当たりちらし、一人嘆いているとそこに住人出てきて…。
兄・元(浜谷康幸)の金のためにやばいこともやることに絶望した光の前に現れた住人。北九州の炭鉱の町の一角の貧民の集まるところで、全国から死に場所を求めてやってきた人間らが、炭鉱夫の前で演技し怒りを買うことでストレス発散をかなえることを生業にしている。戸籍もないカネもない人間たちに救われた光だったが、ここで元に遭遇する…。

序盤から中盤までが若干テンポ悪いなと感じたけども、終盤の盛り上がりがとても良かった。元と光と死んだ妹のミドリの話に転じた後、元が土地買収の顔をみせ混乱をもたらす。そして、立ち去ろうとする元の暗黒な心に光を当てる。スーツに着替えた光が、再度守に切り替わり緑に電話する脇で酒盛りする貧民たち。その笑顔がとてもいい。

お互いの過酷な人生と病んだ精神を許容する貧民たち。戦争で失明し、親族の家で餓死した妹の存在に苦悩し、カネに執着する兄。そして、貧民らのおかげで死のふちから蘇った、爛漫な弟。かなり暗い材料ながら、暗いだけで終わらない魅力があった。

元が本性を現すシーンは、もっと阿鼻叫喚でもよいかなと思ったけど頃合なのかもしれない。
きれいにまとまった印象のいい作品で、「おじ」のいい最期を予感させる舞台だった。
西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を

西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を

シティボーイズ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2013/04/02 (火) ~ 2013/04/13 (土)公演終了

満足度★★★★


きっと何もしなくてもあのメンツが舞台に立っているだけで笑っちゃうんだろうなぁ。本も映像の使い方も宮沢章夫していて面白かった。当たり前か…。ひねりの効いた風刺コント。笑いながら笑っちゃっていいの?なんてたまに思ったり。そうおもうことも面白かった。

DOLLY ~Faure:Dolly,op.56~

DOLLY ~Faure:Dolly,op.56~

年年有魚

RAFT(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★

斬新ではあったのかな
ただ途中から眠かったです 正直、だから何?っていうのが感想

西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を

西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を

シティボーイズ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2013/04/02 (火) ~ 2013/04/13 (土)公演終了

満足度★★★

風邪薬
面白い。

ネタバレBOX

終演後のAT的な中で言っていたけど、とがったコント集。独特の味が楽しめる。

大竹まことをはじめとした5人のおじさんらは、存在感も際立って味がある。そしてかっこいい。
戌井昭人と笠木泉もいいアクセントしてた。

文字を読む話とか、ハロワの話、ラストの喫茶店話が好き。
SPY~Reservoir Dogs~

SPY~Reservoir Dogs~

劇団Spookies

新宿シアターモリエール(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

観てきました!
熱かったです!

ネタバレBOX

一人ひとりが魅力的で、殺陣も綺麗で、
見応えがありました。

あの…ふんどしダンスはファンサービスなんでしょうか…?
ちょっとビックリしました。
近くの席の男性が「みんな、いいカラダしてるね!」と言っていたので、
男性客も喜んでいたようです(笑)。

タイトルが「SPY ~Reservoir Dogs~」とのことですが、
二人のスパイの心の内がちょっと掴みづらかったです。

※知り合いが出演しているため、満足度の評価は控えさせていただきます。
つきあたりを見上げれば…【無事に終演致しました。ご来場頂きありがとうございました!】

つきあたりを見上げれば…【無事に終演致しました。ご来場頂きありがとうございました!】

劇団宇宙キャンパス

吉祥寺シアター(東京都)

2013/04/04 (木) ~ 2013/04/10 (水)公演終了

観てきました!
ん~…、

ネタバレBOX

オープニングのキャラクター紹介は、好きでした!

爽やかな気持ちになれる作品だったし、前半のエピソードは好きなものもあったんですが…、
皆さんがご指摘されているように、
「?…なぜそうなったの?」と思う箇所や(特に終盤)、
主人公の言動・行動には疑問が生じました。

ある程度無茶苦茶な設定やキャラクターは『あり』だとしても、
やはり主人公に感情移入できないと厳しいですね…。

※知り合いが出演しているため、満足度評価は控えさせていただきます。
左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))

左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))

INUTOKUSHI

シアター風姿花伝(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

初「犬と串」
評判が高いので観てみた。表情、身体の動きが激しいですね。前半は鈴木さんと二階堂さんの掛け合いが楽しい。後半は男性陣の身体能力の高さが際立ってました。一色さんは、昨年のペールギュントぶりでしたが、存在感ありますね。エレクトリカルパレードのシーン好きです。
犬と串、最高に楽しい。幸せを感じた。

【全公演終了!】東京ユートリア【ご来場誠にありがとうございました。】

【全公演終了!】東京ユートリア【ご来場誠にありがとうございました。】

劇団東京ペンギン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

やや大味かな
感想だけになります。
ゆとりvs大人という構図をどう描くか
楽しみにしておりましたが、
やや話の展開に一貫性がないというか、
まとまりにかけていた感じがしました。
随所に大人のレッテル貼りとか、大人に
対する批判的なことを織り交ぜており
ましたが、さあこれからどうなるのかなと
思った矢先に、ダンスがはいったりして
・・・って感じでした。
演技、ダンスそれ自体はよかったと思います。
テーマ自体は興味をそそるものでしたので、
次回作も同じような系統の内容を期待します。

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