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タヌキさんがやって来た。

タヌキさんがやって来た。

ユニークポイント

atelier SENTIO(東京都)

2013/04/20 (土) ~ 2013/04/23 (火)公演終了

満足度★★★

淡淡としていて良かった
淡淡とした会話劇がとても良かった。
主人公:高橋久美子役の北見直子さんの演技がとても良かった。

ネタバレBOX

主人公:高橋久美子役の北見直子さんの演技がとても自然でいいな~と思って見ていた。
それに対して、最初、タヌキさんの演技も衣装もちょっと過剰かなと思ったり、
主人公とタヌキさんとの距離感が唐突に近づき過ぎる場面が何度かあり、
疑問に思ったところも多かった。
それでも、観進めていく内に、タヌキさんは異界からの使者なのだと認識されてくるので、ある種の幻想譚ならば、それはそれでいいのかなと納得した。

淡淡としたこういう対話劇はとても好きなので、面白かった。

ただ、観終わった後、心に残るものがあまり無かったので、満足度は★3つにしましたが、とても良い中篇(短篇?)だったと思います。

上演時間の問題なのかどうかはわかりませんが、
願わくは、もう少し長い作品として観てみたかったです。
マリア

マリア

Straw&Berry

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/23 (火)公演終了

満足度★★★

うつ病
面白い。

ネタバレBOX

シゲル(野田裕貴)…バンドメンバー。うつ病。母子家庭の影響か、女に甘える。まりやと別れたのち、真理と付き合うが…。
まりや(百花亜希)…山内の妻。シゲルと不倫するが別れ、横井と結婚し懐妊する。
真理(鮎川桃果)…バンドのファン。マサトと別れた後、シゲルと付き合うがマサトとの浮気がもとでシゲルに殺される。
横井(金丸慎太郎)…喫茶店店主。まりやと結婚する。
マサト(松澤匠)…バンドメンバー。真理と寝た日に死んだ。
ノブオ(野田慈伸)…バンドメンバー。実家が金持ち。横井が好きくない。
カヨ(佐賀モトキ)…バンドメンバー。横井とノリがあう。シゲルとも寝てた。
山内(岡野康弘)…まりやの元夫。DV。再婚後のまりやにメッセージを送る。
佳子(岩本えり)…シゲルの母。母子家庭のせいかシゲルに甘い。

ラストに、序盤のシゲルとまりやのやりとりを持ってくるのが上手い。手をつないだままと言ったまりやと、横井の子を身ごもった笑顔のまりやの対比。DVに怯えた時のまりやと強く生きているまりやの対比。確かに絶望と再生か。

それと、佳子へのキスで暗転するのも上手い(佳子を演じた岩本は色々上手かった)。こっちは再生へも絶望へも向かわなそうだけども。

人が人を求め、どこに行き着くのか。そんな面白さのある舞台だった。あと、うつ病でも魅力ある男はモテルんだなと。
淡仙女

淡仙女

あやめ十八番

セーヌ・フルリ(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

神様に捧げられし物語
ストリップ小屋を模した円形舞台から続く鳥居への参道、頭上の提灯。結界が張られた幻想世界にすべて赤で統一されたそれらが妖しく浮かぶ舞台での芝居はそれはそれは妖艶で、観る度に観客を蠱惑すると共に鋭い痛みを以て様々な角度から身体を抉り取る、しかしどこか甘やかな陶酔感をもたらしてくれる類稀なる情感的な作品でした。
私がここに書ける感想は、今感じている思いの20%程度です。抱えている数々の琴線に悉く触れてくるので、残り80%の表に出せない感情達は、慟哭の中、大切な人だけに捧げたいと思っています。

ネタバレBOX

血の繋がらない兄妹を軸に繰り広げられる、枠組みは至ってシンプルな家族の物語。しかし細やかな層の厚みを徐々に増して温かく心豊かに描かれる感情の表現は、作・演出の堀越涼さんの人間としての豊かさを如実に顕していて。

「水町鈴です」と幼い声の自己紹介で始まった新しい家族、母の元夫や団子屋の従業員の親子。誰もが家族を慈しみ、深い悔恨と情とで生きる姿を観ていると、とめどなく涙が溢れてきてしまい。人間性善説に基づく創作は、慟哭の中にもやはり観る人を幸せにしてくれるのだなと実感。

アコースティックギターで引き語られる昭和のナンバー、祭囃子の笛太鼓、奉納の舞い等、物語を彩る和の演出が見目麗しく耳にも優しく。ノスタルジーに浸るとともに、自然に自らの心に宿る誰かを思い出さずにはいられません。

中でも、観ていて叫びたいほどの衝動に駆られたのは、鈴の元恋人である夕子の存在。突然姿を消した理由は「書かなくていい」と演出家役の指示。そこに在るシーンは、のちに同じ演出家に「お前は全然分かってない」と言われる鈴の兄・ヒロが語る鈴の思いを推測する独白にも通じて。

それは、脚本を書いた堀越さんの自戒でもあると私には感じられました。どんなに人を大切に思い、理解を深めようとしたところで。その真実には辿り着けない、それは重々承知だけれど。・・・それでも、人を理解したい。大切な人が孤独の悲しみから救われて、神様のもとで心安らげる日を願ってやまない、と。そんな堀越さんの大きな大きな愛が込められた舞台なのだと分かったとき、とつてもなく胸が熱くなり。

夕子が傍にいない現実と向かい合って泣き叫ぶ鈴の姿から、鈴を取り巻く家族や元恋人の愛や、この舞台に関わった座員達のこの芝居への思いまでが痛いほど伝わってきて私も号泣。初日から千秋楽まで止むことのない胸の痛みを感じながら、慟哭の中にも暖かな幸せを感じられた素敵な素敵な舞台でした。


ユニットとして初の長編ながら驚くべき才能を発揮した作演の堀越さんは、役者としてもこれでもかというほど魅力を見せつけてくれて。女性物のエプロンを一つ着けただけで母親としての人生を、実に繊細にしなやかに、時にはコミカルに愛らしく体現してくれました。

そして堀越さんの思想を一身に背負った笹木皓太くん。血の繋がらない妹を、兄として、そして一人の男性として慈しみの目で見つめる演技が本当に素晴らしかったです。あんなに優しい眼差しで舞台の上に立っている人を見るのは初めてというほど。ホームのあんかけフラミンゴでの、命懸けで魅せる生命力もさることながら、こんなにも繊細な感情表現を見せてくれるとは。まだ若干21歳、恐るべき才能。

美斉津恵友くんは声の表現力が素晴らしく、厳かな奉納の声から演出家としての緊張感に満ちた声まで、その振り幅はさすが花組芝居の座員、と驚嘆。終盤の「・・・いいですねぇ。」の台詞は、真面目そうなお顔なのにあんなにいやらしい声を出せるんだ、となんだかゾクゾクしました。笑

長井短ちゃん。今でももちろん美しいですが、20歳を過ぎたら恐ろしいほどその美貌が研ぎ澄まされるのだろうな、と。いい意味で伸び代や可能性を沢山感じるのでこれからが楽しみ。

堤千穂さんは流石の存在感。仙女の舞は息を飲むほど美しく、芯の通った京子の演技は今までに観た千穂さんの演技の中で最も素敵だと感じました。

大森茉利子さん。ただただ、慟哭。何も告げずに鈴のもとを去った夕子の思いは計り知れず、演じている彼女自身がどこまで感情を定めているかも想像がつかなくて。そんな余白も独特の包容力を以て、観ているこちらの心まで抱きしめてくれるかのように表現してくれて。私の一番の泣き所であると共に、愛しい愛しい存在でした。

岡本篤さん。ズルい 笑

他の役者さん達もみな実力派揃いで、演劇としてのクオリティを存分に楽しませていただきました。


ひとつだけ欲を言えば、夏枝が貴夫に別れを告げるシーン、そして大木と妻が別れるシーンは、メインどころのエピソードではないにしても別れを決めるまでがちょっとあっさりに見えて、そこだけ不自然に思えてしまいました。どちらの夫婦も子供がいたことですし、もうちょっとだけ妻側に葛藤の色が欲しかったかな、と。その辺り、いかに堀越さんが幸せな環境で育ったかを感じさせられたりします。

これから堀越さんが人生を歩む中で、どのようにその人間の表現が厚みを増し、どのような変化を見せてくれるかと思うと、あやめ十八番というユニットの将来が楽しみでなりません。ずっと愛せますように、もっともっと素敵になりますようにと、心から願わずにはいられません。またの公演を熱望しています。
淡仙女

淡仙女

あやめ十八番

セーヌ・フルリ(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

すてきでした
とても面白かったです・・・!
はじめは状況が飲み込めなくて混乱しましたが、だんだん引き込まれていきました。
一度だけでなく、二度、三度と別の角度でも観てみたかったです。
堀越お母さんがまるきりお母さんでした。

マスケラ

マスケラ

BLACK★TIGHTS

世界館(大阪府)

2013/04/19 (金) ~ 2013/04/22 (月)公演終了

満足度★★★

エンターテイメントショー
もっとダンスメインでストーリーは付属なのかなと思っていましたが、物語としても楽しめました。歌やダンスシーンの割合が多いので、どっしりしたお芝居を求める人には弱いとは思いますが、さすが、ショーのシーンは圧巻のパフォーマンス。照明と音響、魅せ方がまさにエンターテイメントショーですね。
額縁に見立てた装置に映し出されるステンドグラス、ミラーボールきらめくショー舞台など照明がかっこいい!使い方も上手く、人が浮かび上がるように見せたり、役者がはけるのを隠したりと世界館の舞台を熟知されてるようです。
衣装も特に女性陣のものが華やかで演出を格上げしてました。

ネタバレBOX

女性陣の抜群のプロポーションには同性でもドキドキしました。眼福。
一ヶ所、暗転で役者がはける前に照明がついてしまったシーンがあって残念でした。初日だからかな。
歌姫二人が歌うシーンは某アニメを意識してでしょうか?なくてもよかったかなと。お芝居に無理やり入れ込んだ感じがしました。

終演後のアフター企画、歌詞忘れてたの(ネタ?)面白かったです。
ほんとに終電気にしながらですね、次の日休みじゃないと観にいけないな
にくなしの、サラダよ

にくなしの、サラダよ

コトリ会議

カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)

2013/04/20 (土) ~ 2013/04/22 (月)公演終了

満足度★★★★

絶妙な会話が心地いい時間♪
舞台である喫茶店内でのワンシチュエーションの会話劇ですが言葉のチョイスがいいですね♪

初っ端からキ◯◯マを連呼する有元さんに始まり
ちょっと捻った様な色々な台詞が次々と飛び交う
その会話を聞いているだけで面白い!

ナイスなキャスティング!
個性的な役者さんたちがいい味を出して
言葉に表情をつけながらテンポ良く繰り広げられる会話♪

派手な演出はなく途中で歌と小さなピアノがアクセントになって
カフェという空間を生かした絶妙な世界観は心地いい♪

こういう会話劇は回数を重ねる程、息が合ってきて面白くなりそう♪
後半の公演ではダブルコール♪もあった様な⁈
初日に観たので時間があればもう一回最前列で観たかった♪

根っこ

根っこ

地人会新社

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/04/04 (木) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★

蛙の子は蛙
ドラマティックな照明やBGMを用いずに役者の演技力だけで引っ張っていくオーソドックスな演出による家族劇で、特に派手な展開がなくても魅力的なやりとりに引き込まれました。

イギリスの田舎町からロンドンに出て社会主義者の男性と恋仲になり進歩的な思想にかぶれた女性ビーティーが家族に恋人を紹介するために帰省し、身近な狭い世界しか見ようとしない家族達の態度に憤慨し、恋人からの受け売りの言葉を捲し立てるものの、実は自身も家族と同類であることを痛感し、それを踏まえた上で先へ行こうとする物語で、ビーティの苛々感と家族のげんなりとした雰囲気の対比がユーモラスに描かれていて、暖かみがありました。

主人公のビーティは理屈っぽい話題を喋り続け、演じ方によっては嫌なキャラクターになりそうですが、占部房子さんのボーイッシュな雰囲気によってチャーミングに感じられました。
ビーティの母を演じた渡辺えりさんが、いかにも田舎のお母さんといった感じで、コミカルな中に素朴な優しさが感じられました。

屏風の様に折り畳める壁は新聞が一面に貼られていて、その上に20世紀以降の大事件の新聞の見出しが大きくカラフルに書かれていて、この作品で描かれていることが特定の時代・国のことではないことを示す意図があったのだと思いますが、わざわざそこまでしなくても演技からそのメッセージが十分伝わっていると思いました。

マリア

マリア

Straw&Berry

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/23 (火)公演終了

満足度★★★

客席を
昆虫臭くしてすいませんでした

Love Wars

Love Wars

激情コミュニティ

シアターブラッツ(東京都)

2013/04/20 (土) ~ 2013/04/22 (月)公演終了

満足度★★

20分ですむ内容を
転換で水増しして80分に。

【矢印】終演致しました!!次回は12月!!

【矢印】終演致しました!!次回は12月!!

いきずり(劇団はへっ 改め)

新宿眼科画廊(東京都)

2013/04/19 (金) ~ 2013/04/24 (水)公演終了

満足度★★★

もっと違う言葉も欲しい・・
COOL!!の一歩手前という感じ。
音響もフォーメーションもコミカルな演技も[いい感じ]、とまでは行かず。

大きなトランクの中の箱

大きなトランクの中の箱

庭劇団ペニノ

森下スタジオBスタジオ(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

魔笛

魔笛

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2013/04/14 (日) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

魔笛
小3の音楽の授業で習い、絵本でも読んでいて、いつかこのオペラを、本物を見てみたいと思っていたオペラです。20年経ってその夢が叶うなんて感慨深いです。そして今回、日本人キャストなのでオペラ初心者としても気軽で見やすく、値段や全2幕の上映時間も手頃でした。パパゲーノはやはりいいキャラですね。夜の女王さまの歌声がとんでもなく素晴らしかった。感動です。
(同じ日に小劇場の方ではちょっとした騒ぎになっていたんですね)

滝沢演舞城2013

滝沢演舞城2013

松竹

新橋演舞場(東京都)

2013/04/07 (日) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

昨年のより好きです
滝沢歌舞伎2012は日生劇場で鑑賞しましたが、今回は新橋演舞場。花道を使った演出が多く、観客との距離が近くてとても楽しめました。それにしても30代になってもタッキーは本当に義経の格好が似合いますね~。ジャニーズで他にやれる人いないですよねきっと。

ネタバレBOX

冒頭、枝垂れ桜とともに現れた義経。すぐさまフライング!この美しさといったら!この世のものとは思えない美しさでした、マジで。この部分だけでも何度でも見たいので、DVD出たら買います^^ 
TVで紹介された宙つり状態での和太鼓、雨の中での殺陣、京さま扮する弁慶とと五条橋での闘い(何て贅沢!)など、見所は満載でした。来年も見れるといいなあ。
3150万秒と、少し

3150万秒と、少し

テレビ朝日

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/02/15 (金) ~ 2013/02/24 (日)公演終了

満足度★★★

期待してませんでしたが
良かったと思います。

若くて、青春って感じで、結構シリアスなテーマを含んでいて。

劇中、3.11震災のことなのか「あんな大地震が起きて、たくさん人が死んでも、何ヶ月も経って、殺人事件が起きた、誰と誰が結婚した、子供生まれたとかニュースで毎日やるうち、みんな少しずつ忘れていって、風化しちゃうんだ」って相葉さんの台詞にはドキっとさせられました。いつまでも忘れず、これからも募金などできることはしていかなきゃって思いました。

先生や小澤君の叔母役たちの演じ分けがみなさん見事でしたね。
相葉さんは初めて拝見しましたが、滑舌がよく、台詞回しも非常に聞き取りやすくて上手だと思いました。今後も楽しみです。

LOVE LETTERS 2013 Whiteday Special

LOVE LETTERS 2013 Whiteday Special

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2013/03/11 (月) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★

これが40年間続いているのですね
長塚圭史さんと松雪泰子さんペアを鑑賞しました。長塚さん、一度噛んで調子が狂ったのか、その後も結構噛む回数が多く、後半は特に、精神が弱っているメリッサを気遣うアンディのはずがいまいちそんな感じにならず…本当にあっさりと、淡々と朗読が進んでいって、いつの間にかメリッサが亡くなっていて「あれ?どこかで聞き逃しちゃったかな」と思ったくらいです。座ったままの朗読とはいえ、もうちょっと感情をこめて熱演してくれるのかと期待していたので、ちょっとがっかりしました。こういった静かな感じ、好きな人は好きなんでしょうね。

流れる雲よ2013 ~海~

流れる雲よ2013 ~海~

演劇集団アトリエッジ

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/04/19 (金) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★

戦争って、、、
いけませんね。でも武力は必要なんですよね?
なんて。そんなことを考えさせる芝居でした。
もっと間をなくして、短くするところは短くできたのではないのかなあ、などとも感じなくもなかったです。

ネタバレBOX

特攻隊の隊員が、68年後の未来のラジオ放送を聞いてしまう。その放送で、日本が負けたことを知る。原爆が広島、長崎に投下され、その一週間後には終戦。その事実を知りながら、特攻の命令が下されると、片道だけの燃料で戦闘機に乗り込み、離陸していく特攻隊員たち。

なぜか電話でも未来と話ができる。
「いまの日本はいい国ですか?」と隊員が聞く。
パーソナリティの返事。
「いろいろ問題はあるけれども、日本はいい国なんじゃないのかなあ」
それを聞いて特攻隊員は、安心する。そして、特攻へ。昔の若者は大変でしたな。

もし「どうなんだろう、そんなにいい国じゃないかも」とかいう答えだったら、特攻には行かなかったのかな。生き残って、日本をよくするために頑張る、みたいなことになったのかな。

いや、出撃することは決まってるんだから、もうどんな答えでも行くんだろうな。「いい国になった」と聞いて安心したかったということなんでしょうね。

特攻隊が出撃するのは二回あって、最初の出撃のあと、出撃した隊員のお母さんが差し入れにおはぎを作ってやってくる。(そんなことは現実にはあり得ないだろうけど)
「いつも息子がお世話になってます」
まだ息子の死を知らないのだ。

そのあとよやうくお母さんは、特攻で息子が死んだことを知らされる。するとお母さんは特攻隊員の同僚たちに「ありがとうございました」と頭を下げる。
そのシーンがね。もうね、うるうるしました。

お母さん役で出てくる人は、そのシーンだけにしか出てこないけど、おいしい役だなあとも思いまちた。
リーディングドラマ「辻仁成 その後のふたり」

リーディングドラマ「辻仁成 その後のふたり」

日本テレビ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★

内山さん、噛み過ぎ
米倉利紀さんと内山理名さんの回を鑑賞しました。辻仁成さんが演出で、男性人は歌手が多いからひょっとしたらアカペラでもちょっとだけでも歌うシーンがあるのかな?という期待があってチケットとりました。
舞台正面ど真ん中、更に3列目という良席で、期待していました。
幕が開き、椅子に座る男女。「子供の頃、ディズニー映画が嫌いだった」と話し始めた、脚を組んだ内山さん。すごく細くて、きちんとお手入れされている感じのつるんとしたきれいな美脚で、「脚きれいだな~」と脚ばっかり見てました。(女ですが…)耳ではもちろん朗読を聞きつつです。
内山さんは演技が上手いという印象あまりないですが、思いのほか感情を声で表現しつつ、演技できていたと思います。米倉さんは低くて聞き取りやすい美声で、歌手なのに結構お上手でした。
ですが…内山さんがちょくちょく噛むので、米倉さんも若干戸惑っていたような困ったようなご様子。前半はそれ程でもありませんでしたが、後半しかもクライマックスに向かっているのに内山さんが噛む頻度が多くなっていき、本来は素敵なラブストーリーなんでしょうが半減した感じです。
終了後の微妙なボリュームの拍手がそれを物語っていました。
本番前の読み合わせが1回だとしても、噛まないで演じる人はたくさんいると思います。すごく好きな劇場だし、良い席だったのに、ちょっとがっかりでした。(内山さんが時々立ち上がって数歩歩くのも演出なんでしょうか?やたら多かった。美脚がたくさん見れたのはラッキーでしたが)

【矢印】終演致しました!!次回は12月!!

【矢印】終演致しました!!次回は12月!!

いきずり(劇団はへっ 改め)

新宿眼科画廊(東京都)

2013/04/19 (金) ~ 2013/04/24 (水)公演終了

満足度★★★★

無題678(13-103)
19:30の回(曇)。19:02受付、開場。入口側に座席(座布団席+最後列に椅子)、既に5人がいて何をするともなく会話がない時間が過ぎていきます。コンクリートに囲まれた狭い空間、全く装飾がないのは初めて…1週間ほど前、ここでajiをみましたがその時のメルヘン的なもののカケラすら残っていません。暖かさとは無縁の空間、色を喪い、墨色の鈍い感触、コトバも吸い込んでしまいそうな空間、左右のスピーカーから聴こえてくるビート、壁と向かい合っている者、座っている者、歩いている者…若者という以外何の関係もなさそうな者たち、満席、19:31前説(50分)〜20:15終演。桜美林…といえば、ダンサーの木村愛子さん、公演はよくみに行きます。終演後、作演出の(同じく)木村さんとお話…もちろん木村さんのことは知っていらっしゃいました…作風とはかなり違った(こんな言い方でもいいのかな?)好青年。

男と女(結婚してるのかな)、その男の両親…あと「息子」「アイドル」という役があるが、どういう関係だったか…

開演時、5人の立ち位置がよく、それまでの顔つきとは全然違う、短い詩のようなセリフ(リフレイン)、吐き出すセリフ、呻き悶え絞り出すセリフ、薄暗い照明、冷たいコンクリートに押し潰されていくようにみえる、観客も閉じ込められている。初めての役者さんたちばかりでしたが、いい感じの50分でした。

葛城事件

葛城事件

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/30 (火)公演終了

満足度★★★★

葛城事件
超満員なので、劇場にはなるべく早めに行くのがいいと思います。感想はブログに書いてトラックバックしました。

ネタバレBOX

稔の父(赤堀雅秋)に襲いかかられた星野順子(安藤聖)が、それまでに見せたことのない取り乱し方をして怒っていたのが良かったです。
大きなトランクの中の箱

大きなトランクの中の箱

庭劇団ペニノ

森下スタジオBスタジオ(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

はこぶねの3作品が1つに
強烈なので、どなたも「楽しめる」かどうかはわかりませんが、体験しない手はないと思います。

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