
獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2013/05/10 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★
前川さんの変容を感じる
震災以前、イキウメの芝居は、大変センセイショナルでありながら、現実社会ではあり得ないようなSF的な世界を、あり得そうな世界に変換して見せる技術がずば抜けていました。
あり得ないような世界に生きる男女の恋愛模様にカタルシスを感じ、息の詰まるような感動を覚えたものでした。
でも、あり得ない程の悲劇的現実の非情さの前で、前川さんは、もしかしたら、戸惑いを感じてはいないでしょうか?
原発事故が、劇作家前川氏に、足枷を食めてしまったような印象を、震災後の公演を観る度、感じてしまいます。
演劇的カタルシスが薄まって、ある種の自信が揺らいでいるような、遠慮がちな劇世界が、何となく残念に思える作品でした。

がんばれ美香子「なにそのタイトルやめてよ」
製作委員会
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

パンとサーカス そして再び
winter/sombrero
レンタルスペースさくら・原宿(東京都)
2013/06/01 (土) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

イカルスの星
ヅカ★ガール
小劇場 楽園(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/22 (土)公演終了
満足度★★★
決勝進出おめでとうございます。
全体的にいうと「思っていたよりよかった」という感じだろうか。
ただ、どうも焦点がぼやけている印象が否めない。
「したいであろうこと」自体は面白いのだが、それが上手く表現できているのかどうか、焦点がぼやけているためにいまいち伝わってこなかった。
もっとも、逆に言えば「したいであろうこと」自体は面白そうなので、それがもっと上手く「表」に出るような形で工夫されたら、かなりいいものになるのではないか、とか素人的に言ってみる。
少しネガティブな感想になってしまったが、「化ける」可能性を大いに感じたので、期待したい。

兄よ、宇宙へ帰れ。【ご来場ありがとうございました!】
バジリコFバジオ
駅前劇場(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/03 (月)公演終了
満足度★★★★
感性
初見の劇団でしたが、面白い表現をしてるなぁと興味を持たされました。
ちょっと登場人物が多いとは思いましたし、話の着地点がイマイチのようにも感じましたが、伸びしろがまだまだあるというところに、この先の発展も感じました。

蒲田行進曲
インソムニア
Geki地下Liberty(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★
蒲田行進曲
一言で感想を言えば、蒲田行進曲でした。
確かに面白いし、役者さん丁寧だし、階段落ちは見事でしたが、驚かせて欲しかった。
蒲田行進曲ではない蒲田行進曲を期待していました。
(そういうことを期待してはいけない戯曲だとは承知していますが、でも)
音割れと照明が気になりました。その辺をもう少し丁寧に。

がんばれ美香子「なにそのタイトルやめてよ」
製作委員会
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

岸田國士原作コレクション
オーストラ・マコンドー
black A(東京都)
2013/05/23 (木) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

Give your partner good end
インプロカンパニーPlatform
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★
インプロの愉しみ方
インプロビゼイションは、何が起こるか、演じる側にも完全には分からないという緊迫感を背景に、観客を否応なく巻き込んでゆく。Platformは、即興の持つこのような特性を前面に出すことで、誰にも予測できない未来を俎上に載せた。この臨場感がたまらない。役者陣の臨機応変なレスポンス、音響、照明のスピーディーでセンシブルな反応、構成全体の理知的な組み立て、ハプニングの面白さが相俟って、二度と同じものは観られない非再帰性を楽しむことができる。
当然のことながら、観客は観劇しつつも受動的であってはなるまい。受け身では、即興の楽しみが半減することは明らかだからである。観客が、フィジカルなレベルでもメタなレベルでも参加できる要素が、主宰者サイドから幾つか出されている。こういう素材を上手に利用してエキサイティングでヴィヴィッドな観劇体験をしてほしい。

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!
おぼんろ
d-倉庫(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
う~ん、やられました。
これは良かったですね~。まず、ウイルスの擬人化という発想がすごい。そのウイルスに無邪気さ、悲しみ、喜びなどの感情を与えたのも、この物語に不思議な存在感と演劇性の高さを与えている要因の一つ。今回は構成がかっちりとしていて、観客目線からのアプローチも随分研究されている感じだ。すごく解り易く、観やすい。どんなに激しく動いても、お話の基準点は常に中央にあり、無理に声のするほうを見なくてもきちんとストーリーが追えるようになっている。急がしい感じがせず、目線を転じることがむしろ楽しみだ。衣装も素晴らしかった。キャラクターをよく表わしていて、カラフルで美しい。仮面や木の葉に至るまで丁寧に作られていて、ほうっとため息が出る。
明らかにプロの人が全体のバランスを見ながら作ったきっちり感があって、舞台全体に何か新しいものが確立されたような感じがしました。美しくて、哀切感に満ちている舞台。ラストは絵のようでした。音楽も秀逸。

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので
ポップンマッシュルームチキン野郎
サンモールスタジオ(東京都)
2013/05/24 (金) ~ 2013/06/03 (月)公演終了
満足度★★★★
ハードコア・パンクLIVEさながら♫
滑り気味の下ネタを散発してましたが、私と隣のOLグループ一角には大いに受けていました(*゚▽゚*)
・・・・終盤、まとめに入り失速しましたね。荒唐無稽で破綻を来したまま、最後まで勢いで振り切っても良いかな、とも思いました。

SF
劇団11
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2013/05/30 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★
宇宙への恋
千秋楽に観劇。したのですが、会場に入り客席を見た瞬間、これはリピートして観たい舞台だなぁと感じた。
4つのエリアにまばらに置かれた椅子。どの役者がどのシーンでどこに来るのか?さながらディズニーランドのショーを待つ観客の気分。
ところどころに演劇ならではのワープが使われていて、音楽や膨大な量のセリフにもスピード感があり、緩急がついていた。
気になったのはキーワードの扱い方。
「時間」や「孤独」といったセミくんとウサギさんをつなぐ重要な言葉(と私は受け取った)が劇の中でもう少し強くても楽しめたのではないかと感じた。
好きな話でした。もう一回観たかった。
舞台美術を使わなくてもこんなに魅せられるんだなー。

Happiness 東京公演
劇団PEOPLE PURPLE
SPACE107(東京都)
2013/05/30 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
見応えがありました
劇場に入ったとき、まずセットが素敵! 中身も期待以上に素敵な話しで、感動しました。
片山さんの声は地声でしょうか? イイものをお持ちですね。ズルいです。写真のシーンは特に感動的で、泣けてしまいました。
谷野さんのアルバムを見て泣き崩れるシーンもすごくて、見応えがありました!
ただ、1960年代、アメリカという設定にしたにしては、そのストーリーとの絡みの薄さが気になりました。この作品に取り込むにしては重いテーマですし、Happinessの舞台は普通に現代の日本にした方が、観ている方としては世界に入り込みやすくてよかったように思いました。

がんばれ美香子「なにそのタイトルやめてよ」
製作委員会
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★
1勝2敗
80と聞く座席は、ほとんど満席。期待の現れか、それとも劇団員の集客能力が高いのか、縁故関係が密なのか。とにかく会場は、閑散としているよりもずっといい。3つの物語の公演という。オムニバスは、その演目すべてをそろえることは、なかなか難しいと思うが、はたして、そんな悲観的な予想は、残念ながら当たってしまったようだ。
さて私の感想。
1つ目と2つ目は、哀しいかな、ほとんど印象に残らなかった。強いて印象を書くとすれば、ストーリーも、演技も、稚拙であり、ほとんど私は笑えなかったと思う。笑いをとろうと意図したと思われる箇所も、それは大げさな演技や大声なのかと邪推したくなるほどのレベル。「これで最後までつきあうとしたら辛いな」と。
3つ目の「それでも彼女を愛せますか?」
これは、テーマとしてとても面白かった。ホッ。
アイデンティティ。その人がその人たらしめるものとは、いったい何なのか。これは、私もよく考えていることなので、興味深く魅せていただいた。劇としても、引き込まれるものがあり、前の2つをなくして、こちらをもっとふくらませて表現してほしかったほどだ。
一勝二敗。そんな印象の、今回の劇。
2つほど注文。ひとつは、やはり年齢構成。若い人ばかりの熱気は買うが、やはり軽い。重みがない、安心して観ていられない。みな俳優が同じように見えたのも、そのせいかもしれない。人との関係の中で、人は「個性的」になるのだから。
ふたつめは、舞台。バックがあまりにも簡素すぎる。舞台美術、装置も、劇の重要な構成要素ではないか。資金の乏しさもあるのだろうが、もっと「こだわり」をもってほしかった。
若者の集団は、未熟ゆえに、伸びしろは限りなく大きい。
とことん論議し、とことん稽古し、ひとまわりもふたまわりも大きくなって、舞台に再登場することを祈る。

THE WIZARD OF BOM
BOMBOMBURGERS
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても良かった。
歌もダンスも、スケーターもストーリーも良かったです。
ひねりもあり、ステキな時間をありがとうございました。

Happiness 東京公演
劇団PEOPLE PURPLE
SPACE107(東京都)
2013/05/30 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

これでおわりではない
アンティークス
OFF・OFFシアター(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
とても良かったです
仲の良い家族の雰囲気、周りの優しい人々、不思議な展開、どれも良かったです。役者◎ ストーリー◎ 演出◎ 本当に良い時間を過ごせました。

動機/デモ隊 + ショートコント4作
ギィ・フォワシィ・シアター
シアターX(東京都)
2013/05/28 (火) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★
無題724(13-149)
13:00の回(晴、風強い)。12:00受付(整理券あり)、ロビー開場、12:30開場。森下さんが出ていらっしゃるのでみにきました。そうでなければ「ギィ・フォアシィ氏のお芝居はみることないだろうな...」なんて思いながら当パンを眺めていると「チェロを弾く女(2011/4@新宿ゴールデン街劇場)」..もそうだったのですね。
短編2作+ショートコント4作+コンクール優秀賞1作。13:05前説(アナウンス)、開演~15:48終演。外国の戯曲モノはまずみないので貴重な機会、また「A.T.ラボ」、初めての役者さんたちのお芝居をみることができました。

これでおわりではない
アンティークス
OFF・OFFシアター(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/03 (月)公演終了
満足度★★★
イチイマ
シナリオの切れがイマイチ。言いたいこと描きたいことはよくわかるのだが、もって行き方が凡庸。良い作品にするには、一々の科白の端々に、登場人物間のドラマティックな関係が浮き上がる必要がある。それがないので、劇が平板なものになってしまうのだ。場の設定をもっと限定したほうが締まりが出た面もあろう。何れにせよ、研究が足りない。また、演出にも工夫が乏しい。もっとエッジの立った演出をしてほしい。
格闘シーンでは、海兄ちゃん役の誉田 靖敬の体の切れが良い。主役は、楽も迫った公演で、何度も噛んではいけない。

イカルスの星
ヅカ★ガール
小劇場 楽園(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/22 (土)公演終了
満足度★★★★★
なるぼど!
初見の劇団さんでした。
おじさん(←アタシね)の目には、
少女漫画やアニメのような、コマ割、転換、演出のように
うつったのですが、(ある意味、サブカルを見るような視点)
これは主宰者のツイッターの説明文にあるように、
ガールミーツガールですね!
女子が女子を、
キラキラした瞳で見つめる。
オイラのようなおじさんじゃなくて、
女子校、女子大に通うような、
青春真っ最中の、
「この気持ち
どうすりゃいいんだ!」
って女子に見てもらいたいね。
ぜっんぜん見え方が違うと思うもん。
てか、そこを俺が完全に理解しちゃうと、
気持ち悪いおっさんになっちゃうのだろうなー。
女子による、女子のための、
って感じかしら。
迷える女子は観るべし!!