最新の観てきた!クチコミ一覧

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大きなトランクの中の箱

大きなトランクの中の箱

庭劇団ペニノ

森下スタジオBスタジオ(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題684(13-109)
14:00の回(晴、暑い)。結構迷って直前に予定を変更、2回目です。13:20受付(整理番号付)、当日券のお客様もたくさん。13:40開場、今日は前回の1段後ろに座ってみたところ2階部分が見やすくなりました。上手に電光掲示板:母の喪失、心、受験、時間、焦り、老い、数式、音符、創世記、男根、エディプスコンプレックス…。14:04開演〜15:33終演。カーテンはスムーズに開きました。終演後、写真撮影可で「ピアノ/食事」「病院/父の部屋」の2セット。
2回目ですのでビックリすることはないのですが、発想、展開、表現、これらを実現することに感心。

ネタバレBOX

1階の湖、赤い色になっていた。

父に認められるため20年以上も受験勉強を続け、それが叶ったとき、息子を喪う、それが「繰り返される」ことで永く継がれる。ここに「母」は登場しない。

息子は父と闘い、ムスコを喪うが、なくなったら次(世代)がないじゃないか…

Queenに「Father to son」という曲がありました。

で・あること

で・あること

明治大学実験劇場

明治大学和泉キャンパス・第一校舎005教室(東京都)

2013/04/24 (水) ~ 2013/04/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

動悸が止まらない。
冒頭の豚ちゃんレースから、その後の芝居が相当ヤバいものになる予感が漂っていましたが。蓋を開けたら、こちらがどんな表情をして観たらいいか戸惑うほどのタブーと社会批判。多岐に跨るそれらを詰め込みすぎとも感じないほど笑いや恐怖で放出する脚本、その緩急のバランスの絶妙さに金子鈴幸くんの才能と実力が3年前の「王国」以来加速していることを実感。役者さん達はさすがに学生サークルということで今一つの部分もあったのですが、演出の力で引き上げられていて持ち得る力を最大限に発揮していました。しかし主演の加弥乃ちゃんは流石に学生サークルでは観られない実力と華。彼女に歌って躍らせるシーンも上手く盛り込むあたり、鈴幸くんは芸能方面の才能にも長けているな、と。後半、鈴幸くんが狂気を露にして以降は、あまりの恐怖に動悸が止まらず。終演後に「これ新歓公演だよなぁ。こんなに壮絶だと人入らないんじゃない?」と余計な心配をしてしまったのでした 笑

ネタバレBOX

ボランティアに行った東北から感謝の気持ちで野菜が送られてきて、それを食べ続けてたら死んだのにゴジラとして復活とか・・・障害を持つ役者さんの腕を取って「トングかよ」とか・・・どんな顔して観たらいいんだ、と思った途端に「試されてる」自分に気づきます。

マスコミ批判、小劇場批判、そして乱暴すぎると思うほどの地方出身者攻撃等々、よくここまで詰め込んだな、と。麻○○○、そ○○などの宗教ネタは、小心者の私にはこうして打つのさえはばかれるのに。秋元康の名前も、彼女の口から出していいのか、と 笑

クライマックスでの鈴幸くん演じる犯人の異常性の発露以降、恐怖のあまり動悸が止まりませんでした。目への挿入での血糊、精液の飛ばし合い、死姦による糞塗れの手・・・ただその光景が突然目の前に現れただけではこんなに心臓はヤラれません。確実に鈴幸くんの精神は至って正常、だからこそ様々な異常性を観客に訴え、且つ問うことができるのだなと思います。

その表現を実際に舞台で体現する役者さん達と、作・演出家の信頼関係たるや。加弥乃ちゃんの起用や、山田くんにあの役を演じさせる等、座組の並々ならぬ覚悟を感じました。

多分鈴幸くんは将来芸能界を牽引する人になるのでしょう。演劇に映画に、期待MAX。あまり遠くない未来、「で・あること」を観たことを自慢しまくりたいと思います。
ドンキーの翼

ドンキーの翼

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★

邦二郎先生の人柄に触れた130分
なかなか楽しめた!
心暖まる家族愛を描いた物語。
上演時間2時間10分。

ネタバレBOX

始まってから30分くらい、あれあれ今回はもしかしてハズレ?まさか!?と疑いだした頃から面白くなってきた。少しスローな流れに感じたかな。

今回は「ペガサスの翼」という大ヒット作品を生み出した作家の物語ではあったが、夫婦愛、過去の浮気疑惑、隠し子騒動(勘違いであった)等、内容そのものは一般家庭でも起きうる話が中心であったと思えた。

ストーリーテラーの作品は、非常に分かり易く描いているのでとても好み。
少し冗長的な感じのところもあったが、邦二郎先生の暖かな人柄に触れ、気分よく劇場を後にできた。
楽屋

楽屋

劇や

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/27 (土)公演終了

4月26日14時
楽しめました。
小さい小屋なのであまり期待していなかったのですが、
役者さんが達者で良かったです。
若い女の子がかわいかったです。
もっと笑いがあってもいいかな~と思いました。

suicide paradox

suicide paradox

拘束ピエロ

シアターブラッツ(東京都)

2013/04/27 (土) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★


拘束ピエロ初観劇。思いのほかエンタメだった。
ノワールというには、ちょっと甘いかな。
映画なりドラマなりの影響が分かりやすく出ている印象。
華のある人が多い分だけ、主役の探偵が物足りない。
三輪さんの役は新機軸じゃないかな。

天使は瞳を閉じて

天使は瞳を閉じて

ソラトビヨリst.

Geki地下Liberty(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★

見応えありました
鴻上のこのお芝居は初めてで、原作との違いは判らないけど、思わず笑っちゃうシーンが多かったです。役者さんの熱い気持ちが伝わってくるお芝居でしたが、台詞間違いが目立ったのは惜しかった。次回にも期待できそう。

母、帰る【お陰様で大好評のうち閉幕しました!】

母、帰る【お陰様で大好評のうち閉幕しました!】

演劇集団池田塾

明石スタジオ(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

いい話。
泣かせるの上手いよね。3回号泣しました。

母、帰る【お陰様で大好評のうち閉幕しました!】

母、帰る【お陰様で大好評のうち閉幕しました!】

演劇集団池田塾

明石スタジオ(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

泣きました!
飯田さん、流石の演技力。泣かされました!
母は子の事をいつまでも思い続けるんですね。

ハーメルンの記憶

ハーメルンの記憶

バンタムクラスステージ

世界館(大阪府)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

続編にも期待してます
バンタムさんの公演は1月の短編集を初めて観ました。短編集は観やすかったですが、劇団のイメージがとてもハードで重たいお芝居が多いのかなと思っていたので今回の本公演はちゃんと観ていられるか不安もありました。実際はそんな心配も杞憂にすぎませんでした。お話を理解しようとして追いかけていると、どんどん引き込まれていきました。場面転換がされていくなかで、自分で理解してお話が繋がっていくのが楽しかったです。最後にはこの人はこれで幸せなの?という疑問も残ったり、この人達はどうなったのかな?など観た人それぞれが考えられるんじゃないかなと思いました。今後スピンオフなどあると嬉しいです。

戦場のピクニック

戦場のピクニック

長堀博物館◎プロデュース

d-倉庫(東京都)

2013/04/23 (火) ~ 2013/04/24 (水)公演終了

満足度★★★★★

長堀アレンジ絶好調
人物を2人削って1人加えた上で創作部分を加え、冒頭の兵士のパートを敵兵と2人に言わせたり「敵になったのはいつからか?生まれた時からか、その後か?」という問答を繰り返したり(大事なことなので◯回言ってみました的)で長堀アレンジ絶好調。
慰問歌手(←創作人物)のラストの反語的でシニカルな台詞も心に刺さり、反戦の意志をより強く押し出したことに感銘を受ける。(←やや大袈裟)

フェルナンド・アラバール「戦場のピクニック」フェスティバル

フェルナンド・アラバール「戦場のピクニック」フェスティバル

die pratze

d-倉庫(東京都)

2013/04/23 (火) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

gojunko、佐渡島明浩、長堀博物館
【総論】
gojunko はオーソドックス、佐渡島明浩は何と素舞台に2人だけで、そして長堀博物館は人物を増減させて内容も加徐して見せて、最初に編曲しバックも付いた完成品を聞かせ、次いでアカペラ版、最後にRe-Mix ver.で締めた、という感じが面白い。

【各論】
gojunko は所謂一般的な芝居のスタイルで、どこまでが戯曲でどこまでが演出なのか、と思っていたところに佐渡島明浩がト書きまで読むカタチで見せてくれて「あぁなるほど」と。
長堀博物館は別途そちらの公演情報へ…。

ウェルカム・ホーム

ウェルカム・ホーム

天才劇団バカバッカ

テアトルBONBON(東京都)

2013/04/18 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★

終盤のネガティブさがチグハグ
マスコミ批判の部分やラップの使い方、35人(?)ものキャストの使い方はイイが、終盤の怨み節パートがネガティブ過ぎてそこまでのトーンとチグハグ。
最後にジャンプすべく強く踏み切ったら床を踏み抜いてしまい、ジャンプし損ねるどころか怪我までしちゃった、的な。

カルブ・ル・アクラブ

カルブ・ル・アクラブ

箱庭コラァル

鈴ん小屋(東京都)

2013/04/27 (土) ~ 2013/04/27 (土)公演終了

満足度★★★

甘え
 独立し、アレンジされた三つの童話(赤ずきん、眠り姫、青髭)を、ヴァイオリンの生演奏、用意されたBGM、背景映像などと組み合わせたパフォーマンスだ。ヴァイオリンは、まずまず。だが、ソロコンサートで聴けるレベルではない。童話のアレンジ部分も、矛盾があったり、話の展開が、見えてしまうなど、まだまだ勉強が必要だ。更に、演者自身のポテンシャルが上がってくるまでに、開演からの時間が掛かり過ぎる。しょっぱなの朗読は、字面を唯、上手に読もうとしているだけであった。もっと、科白自体を練り、イマジネーションの発露が音声になるようなレベルで朗読に挑むべきであろう。
 また、かむシーンも多くみられた。練習不足が明らかである。何れにせよ、まだ、プロとしての認識が甘い。怪我をした話をしていたが、プロである以上、客の前で言うべきことではあるまい。

楽屋

楽屋

劇や

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/27 (土)公演終了

満足度★★★

楽しめました
オープニングアクトは旅館での夕食時の一人芝居。折角の家族旅行を楽しめない(楽しむことのできない)オヤジの悲哀が身につまされます。クスクス笑ってました。本編の和戯曲スタンダードはオーソドックスなつくり。今回は花瓶で殴るのね。女優Dさんがちょっと元気あり過ぎのような気もしましたが。

suicide paradox

suicide paradox

拘束ピエロ

シアターブラッツ(東京都)

2013/04/27 (土) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★

推理ものとして
その気になって観たかったけれど、悪い人2人のキャラがシリアスさをスポイルしてしまったと思う、

アベンジャーズ

アベンジャーズ

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

男ならでは
 映画の「アベンジャーズ」は観ていないのだが、映画との引っ掛けとか。何れにせよ、アメリカのヒーローも登場し、日本のヒーローとの丁々発止が、よく出来ている。また、日本のヒーローたちも、活躍した時代毎に、往年の、中年の、若いの、と三世代の様々なタイプに分かれ、その時代の価値観、メンタリティー、行動様式迄浮き上がらせる見事なものだ。エンターテインメント形式の文明批評と言えるかも知れない。

ネタバレBOX

 それぞれの役者が、時代の衣装を、雰囲気を見事に表現している点で役者陣の演技が光る。更にヒーローの宿命、その哀歓をもしみじみ滲ませての演技、シナリオ、演出であった。ラストでは、ロートルだと引退しかけていた往年のヒーローが、次元の裂け目を見、強大な敵の力を見て、血を滾らせ戦闘に赴く、という幕切れも見事である。基本的なスタンスがドライなので、逆に、繊細なペーソスなど、人情の機微が良く出ている。
 本編の後、伝説のヒーローと銘打って、日替わりゲストを招いてのイベントがある。こちらは、ゲストによって、内容、時間など大幅に変わる模様だ。
ビデオショップドリーミング

ビデオショップドリーミング

朝倉薫プロデュース公演

銀座みゆき館劇場(東京都)

2013/04/24 (水) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★

チェリー組観ました
ライトタッチのミュージカル。若手女優さんたちの公演としてちょうどいい塩梅なのだが、いかんせん歌唱が弱い。精進が必要ですな。主催の対応がとても丁寧なのが印象的でした。

天使は瞳を閉じて

天使は瞳を閉じて

ソラトビヨリst.

Geki地下Liberty(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったぁ~!!
全体的な印象としては、出演している役者さんの熱意が舞台から伝わって来ました。

役柄と役者さんの相性が良く「感情移入」して見ることが出来ました。

天使が人間に触れる時の優しさ、それでも人間の愚かさがまさる舞台演出でした。

バタフライ

バタフライ

Mo'Pop

王子スタジオ1(東京都)

2013/04/24 (水) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★

おっぱい
綾乃彩めちゃかわいい。

ネタバレBOX

コントな舞台。
おっぱいな作品はシンプルで笑えた。武子太郎のパワフルな演技が利いてた。
全体的にクセのあるコメディ加減で爆笑とはいかないけども、楽しめた。

ATであんまコントな舞台には馴染みないとの発言もあったので、確かにテンポとかノビシロあるっぽい。田中美甫の美人さとか、小野川晶の実直な感じとか、作品上のキャラでもっと活かして良かったかなと思う。綾乃彩はカワイイだけでなくATでけっこうしゃべれてたのがとてもいい。
Fried Strawberry Shortcake

Fried Strawberry Shortcake

劇団appleApple

小劇場 楽園(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

深淵
Fried Strawberry Shortcake 上演から1年近く経つのですが、今もいろいろな場面をよく思い出します。
独特な造りの舞台を、実はこの公演のために造られたのではないかと思わせるほどに効果的に使い、今回もまた不思議な世界が描き出されました。
深淵に引き込まれていくような時間が続くのですが、そこからふと明るい光が見え、その光が、最後のシーンに向けてどんどん明るさとあたたかさと広がりを増していきます。
人間の本質をあらゆる角度から見させられ、場面ごとに考え込んだり、不安になったり、うれしくなったりするのです。
だから、時が経っても、自分が直面するいろいろな出来事に、ふとその場面を思い出すのではないかと思います。
次回作が待ち遠しいです。

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