最新の観てきた!クチコミ一覧

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私と彼氏とその彼女

私と彼氏とその彼女

演劇ユニット キャッチ.コム

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

青春
オーソドックスな学園もの。役者は華があるけど、お話はあるあるレベルかなぁ。

バイト

バイト

カスガイ

テアトルBONBON(東京都)

2013/06/12 (水) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

引力がある
やっぱり玉置玲央の演技は魅力的で引力がある。熱量、圧力の類だろうか、引きずりこまれる感覚になる。今作では自身で演出しているからか、それが正に全開という感じだった。

ネタバレBOX

村上誠基の凄さも際立ってた。あんなにも緊張感に溢れる展開の中でさえ場面をさらって行く個性。安定感抜群。飄々としつつも。。。といった役柄は、どの作品観てもハズレなし。

岡田あがさの醸し出すギャップや、須貝英の気弱キャラも、片桐はづきの勝気な感じも良かった。出ている役者、それぞれが個性的で際立ってる。個々の役者のレベルが尋常じゃない。一人一人が看板役者級。

ただ少しバランスが悪い印象。全員4番打者の打線みたいなもので、ホームラン量産なんだけど。。。個性がぶつかり過ぎなのか、何か、まとまりというか、作品としての一体感が少し足りなくて勿体無い気がする。シナリオも終盤ちょっと説得力に欠けるのが気になったな。
サウンド・オブ・ミュージック

サウンド・オブ・ミュージック

劇団四季

新名古屋ミュージカル劇場(愛知県)

2013/06/09 (日) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

不朽の名作&久々の”劇団四季”
☆昨年より我家(の一部)では、戦争映画繋がりで・・なにげに「サウンド・オブ・ミュージック」がブームとなり、DVD&サントラ盤が擦り切れる程?回り続け、御近所様の御迷惑をも省みず爆音を鳴り響かせております。・・その集大成として今回のツアーと相成りました。
☆終演後、“舞台芸術文化混迷の地”の象徴、解体前の「御園座」の写真を撮り、明晩のジャズライブチケットを買って帰りました。暫くは、映画三昧・“コンサート”巡りにて気を紛らわす日々が続きそうです。
☆?そうそう・・やはり不朽の名作映画(原作)には敵いませんが、本作は四季さんらしくて同道者も大変喜んでおりました。四季さんには引き続きこの地で頑張って欲しいと、切に思いました。演者さんでは、“修道院長役の佐和さん”、“リーズル役の若奈さん”、“グレーテル役の宿口さん”が印象に残りました。同道者の一人よりカーテンコールが何故多いのかとの質問があり・・、“劇団四季のミュージカルを見る時の決り事だよ”と説明しておきました。。σ(^_^;)

[次回拝観のミュージカル作は、2011年帝劇100周年記念公演で大々興奮の中、終幕した!はずの?・・“レ・ミゼラブル(10月)”と、なりますです。。(選択肢が少ない故)]

ステキなタイミング【ご来場誠にありがとうございました!】

ステキなタイミング【ご来場誠にありがとうございました!】

円盤ライダー

HOTEL SHERWOOD(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

二番煎じではない新たな物語
1年前の「ステキなチェックメイト」の続編。
まず感心したのは、登場人物の半数である4人が既に確立されたキャラクターであるのに、二番煎じではない新たな物語を創り上げたこと。
これ、けっこう大変なんじゃないかな?
また、前作からのキャラも濃いのに、それを上回る濃さの新キャラを登場させながらデフォルメ具合が絶妙で「そんなヤツはいねーよ!」と醒めてしまう寸前にとどめている(個人の感想です)のも巧み。演者との相乗作用だな。
さらに、年長者の発言に説得力があったり、大事なことは(別人の口を通して)二度三度繰り返したりなども上手く、ここの過去の「ある作品」を知っている観客への目配せも仕込むなど、大変見事。
続編ながら1作目を知らなくても楽しめるのは言わずもがな。

『わが闇』(再演)

『わが闇』(再演)

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2013/06/22 (土) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

HAPPY LIFE
記憶力に自信は無いけど、大きな変更は無かったかな。
松永玲子と大倉くんは笑いの吸引力が増してた。
この芝居のみのすけは、ほんと下衆だよね(笑)

ネタバレBOX

すぐに気付いた変更点は、
序盤の三宅さんの衣装が分かりやすくバカになっていたこと。
あとは眼鏡はかけてなかったよね。
「野菊の墓」ご来場有り難うございました!

「野菊の墓」ご来場有り難うございました!

NPO法人 演劇倶楽部『座』

シアターサンモール(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり泣けますね
見事な形式美の世界。原作読んでいてストーリーはわかっていても、泣かずにおれません。多くのひとに観て欲しい。

バイト

バイト

カスガイ

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2013/06/28 (金) ~ 2013/07/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

最後、あんな感じになるとは、、、
出演される役者さんに惹かれて行ったので、どういう内容か全然気にしないで観てしまったのですが。最後、あんなサイコな感じになるとは、、、予想外。
こういうのは、実は苦手なのですが、終始、観ている方も集中力の途切れない、惹かれる、面白い舞台でした。
役者さん目当てで行ったので、全員、良い役者さんだなと思ったのですが。特に、悪い芝居の山崎さんが良かったです。

少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

鮮烈ではある
楽器や白布や白い人形や、目新しい表現が多くて、感心。
表現そのものは、かなり練られているんだと思う。
ただそれが、神話の何がモチーフで、団地の何の比ゆなのか、
私には理解できなかった。

Over The Line

Over The Line

EgofiLter

シアター711(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

絡み合う物語
まずは舞台のセットが素晴らしかったです
昭和の雰囲気を醸し出しているバーカウンターなど
最初から話に引き込まれて行きますが
時間や空間、現実と幻想
色々と絡み合ってはいるのですが
それが複雑さを招いて話はやや難解でした。

ネタバレBOX

戦後の沖縄や戦争によって人生を狂わされた人々など
独特な世界観の中でストレートに伝わってきて
グッとくる場面もありましたが
色んな物語が詰め込まれ過ぎてるように感じました
少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

新鮮でした
演劇的な趣向がいろいろと。俳優の動きが気持ちよかった。古事記読も。

ネタバレBOX

途中、物語がどこに行くのかわからなくて。迷子になった気持ち。
あの兄弟はどうして死んじゃったんだろう。

上演後のトークのとき「お墓を団地にされたマヨワの呪いの物語で、、、」と聞いて。
ああ、そうだったんだ~と。

少年がなかなか父親を殺さないので、「いつ殺すんだよ~」。
それよりも父親を殺してからのすったもんだがもっと描かれていればよかったのに。

死んだ大きなイノシシの怪物が登場して。それを操る巫女みたいな人もいて。
風車のベルトをつけた少年と対決するんだね、と思ったけど、そういうことは特になかった。なくていいけど。
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」

株式会社AMATI

東京文化会館 大ホール(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/28 (金)公演終了

満足度★★★★

役者な歌手達
設定を現代のアメリカに置き換えているものの、先鋭的な突飛さやスノビズムのない、歌手達の芸達者な演技で魅せる、親しみ易い演出で、リラックスして楽しめました。

幕を用いず、開演前から部屋のセットが見えていて、序曲が演奏される中、本来もっと後になってから現れる伯爵婦人が一人で嘆いている姿が描かれ、この物語の中である意味一番報われないとも言えるこの人物にフォーカスを当てていました。
下品になり過ぎないセクシュアルな演技が多くあり、程良い刺激がありました。特に女2人が少年を着替えさせるシーンでは本来されるべき動きとは異なるエロティックな仕草が行われながらも、それが元々の歌詞に合っていて、とても官能的でした。
恋の思いを紙飛行機が象徴していて、様々なシーンで飛ばされていたのが印象に残りました。

歌手は際立って突出する人はいませんでしたが、全員が安定したレベルで演技も自然で音、楽的にも演劇的にも満足しました。主要な役は美男美女揃いで、脇役も凄く背が高かったり丸々とした体型だったりと個性的で、それぞれのキャラクターが立っていました。カーテンコールでの振る舞いも格式張っていなくて、フレンドリーな雰囲気があって良かったです。

オーケストラは歌と乖離しそうになったり、ミストーンがあったりしましたが、流れに勢いがあったせいか、あまり気にならずに聴けました。
レチタティーヴォの伴奏をするフォルテピアノはピットの中ではなく、舞台上手袖に配置されていて、歌手の演技に合わせて的確なタイミングで伴奏を付けていて気持良かったです。モーツァルトの他の作品の引用のみならず、ワーグナーやガーシュインの引用や、現代音楽の様な不響和音も用いる自由な伴奏が楽しかったです。

舞台美術はこじんまりとしていて豪華さは無いものの、第3幕ではミース・ファン・デル・ローエの『バルセロナ・パヴィリオン』、第4幕でピエール・コーニッグの『ケーススタディハウス#22』と近代建築の名作を模したセットとなっていて洒落ていました。
現代的でスタイリッシュな衣装もセンスが良く、視覚的にも楽しめました。

少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

おどろおどろしく
全体に暗くて重たい話でした。

ネタバレBOX

団地創世記における団地とまだ森の残る周辺地域との、人的、地政学的、因習的差異が表現されていました。

役者さんたちが中央に集まってそしてバラけると、森は森ですが、必要な役者さん以外が木になることでシーンが変わるという手法は素晴らしいと思いました。

別に子どもたちの父親を殺したわけではなく、夫を亡くして酒浸りになっている奥さんを好きになっただけなのに、マヨワの逸話とは異なるのに殺されちゃって、本当にあのおっさんは可哀想でした。

最近、ダンス好き、お面好きが顕著になり過ぎているように感じました。
『うそつき』/『屋上庭園』/『千両みかん』

『うそつき』/『屋上庭園』/『千両みかん』

アマヤドリ

スタジオ空洞(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

『うそつき』:人が人に対する感情(恋愛)のエネルギーは、エネルギーの法則のとおりに、流れる向きは一方通行なのか? またその総量は変化しないのか?
っていう感じの壮大な物語ではないけど。

ネタバレBOX

私が感じていた、今までのアマヤドリ(ひょっとこ乱舞)の作品イメージは、空間や時間の壮大な広がりから、内側へ深く深く入り込んでいく、というものだ。

今回の『うそつき』はそれとはかなり印象が異なる。
一点の中で、ぐるぐると回る感じ。台詞のやり取りでバランスが変わっていく。
ラストのどんでん返し(までは行かないけど)、一種のオチのような仕掛けが2つあり、オトシ話的で、演劇的には「普通」感さえしてしまう。

しかし、面白い。

なんと言っても台詞がいい。そして、役者がいいからだ。熱さだけでなく、軽妙さでも惹き付ける。90分まったくダレることなく楽しませてくれる。

ストーリー的には、ギーコがエレファントだった、という設定のままのほうが、「引っかけました」的なオチの印象が薄く、さらにあとの展開がスリリングだったような気がする。そのほうが、私が勝手に考えるアマヤドリの作品イメージに合っているような気がする(ただし、上演時間が長くなるだろうけど)。

しかし、ラストまでの道程がうまいのと、さらにもう一押しの、スランプがエレファントだった、というオチの「見せ方」がいい。
ナイルとスランプの会話の感じや、かつてエレファントを飼っていた、という鳥かごの影が、スランプの頭上(壁)にスーっと伸びていく様は、照明を、壁のスイッチを切ったり入れたりするような会場で、よくもうまく作り上げたなと思う。もちろん、彼女がエレファントあるという伏線も、台詞の中にきちんと入っていたなということも思い出させる。

それにしても、「カルタゴ」に「エレファント」という名称、さらに対する敵国に「スキピオ」という命名は、モロなのだが、悪くはない。「カルタゴ・ノウァ」なんて店名までも。これで、元軍の偉い人だったナイルが「ハンニバル」だったらやり過ぎなのだが(笑)。

「マックスウエルの悪魔」という敵国の不滅の部隊名もなかなか。なるほどその部隊はその名のとおり、破壊と混乱から静止と死をもたらすことで、エントロピーを減少させるのかもしれない。……なんてね(笑)。

人の感情、この場合、主に「恋愛感情」は、エネルギー法則のように「総量は変化しない」わけではないし、「流れが一方向」というわけでもない。
だから、いろいろと面倒なこともあるし、面白いんだろうな、と。

カルタゴの市民はスキピオ軍に蹂躙されてしまうらしい。スビキオ軍総攻撃の前日までも「大丈夫じゃないか」という確証のない安心感に包まれているカルタゴの人々。さらに市民を威勢良く鼓舞しながらも、結局は見捨てていった市長という図式は、どこかの国を思い起こさせる。

今回は、アマヤドリっぽい、例の「ひょっとこフォーメーション」と、私が勝手に呼んでいる群舞のようなものがなかった。近しい動き、身のこなしはあるにはあったが。4人だから無理っぽいのだが、もう少し観たかったような気がする。

また、数回前ぐらいから獲得した「ユーモア」も、きちんと入ってくる。不発っぽいところもあったが、全体的にはギスギスしがちなストーリーを和らげていた。

これからアマヤドリは、この会場を拠点とし、定期的に公演を行うという。さらに、劇団としてのレパートリーを育てていくという目論みもあるようだ。
この展開はとても興味深い。
新作をバンバンやるのではなく、レパートリーを手に入れ、役者や演出の足腰を鍛えるということにもなろう。
今回の公演は、その第一歩として成功したと言っていいのではないだろうか(まだ残りの2本は観てないけど)。少なくとも『うそつき』はレパートリーとしての強度はあるような気がする。
さらに、岸田國士の作品のように、古典的ともいえる作品にチャレンジして、アマヤドリらしさを見せていくであろうことにも意味があると思う。
例えば、そうした古典的な作品をアマヤドリの本公演にかけることだって考えられるわけだからだ。

これからも目が話せない劇団だ。

……どうでもいいことだけど、ナイルは突っ込み体質なのだろう。しきりに突っ込んで、さらに突っ込まないで笑わせる。

もうひとつどうでもいいことだけど、港の新聞=サンケイ、砂漠の新聞=アサヒ……かな(笑)。
Over The Line

Over The Line

EgofiLter

シアター711(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

なんというか勢いのみが強かったような気がする
例えるならば、アクの強い食材を一つ鍋でごった煮にしたような印象でした。
アク取りの丁寧さと食材減らしとか両方とかどっちかでも厳選した方が良かったのでは?と感じたデス。だってそれで2時間強の作品でしたからねぇ。

ネタバレBOX

女将さんの着物とか小劇場では珍しいし、意気込みと意欲は理解できるが整理というか判りやすさは求めて欲しかったかなぁ。終戦の混乱期に沖縄とか慰安婦とか満州とか娼婦街の変換に兄妹の確執やヒロポンやら殺人やら監禁やら書生に作家に不倫問題とか詰め込み過ぎだったのでは?時間系列も前後する上に基本の主人公が薬物中毒で混乱してて沖縄で別れた妹と洲崎で再会できた妹が主人公観点で別人で出てるしねぇ。話は理解が出来たけど、ほんに判りにくかったのも事実でありました。なんか気の無いというか覇気のない娼婦達のけだるさや言動・行動はユニークで面白かった。ヒロポンなどの薬物情報もしっかりしていて、よく調べたんだなぁと判る分。観客へのわかり易さも考慮して欲しかったと思ったデス。
千年マチコ

千年マチコ

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

天然か
ひっそりと世に紛れて暮らしているのかと思いましたが、大丈夫かいなと思うくらい濃いキャラでした。

ネタバレBOX

2200年以上前に船で外国人がやって来て村人全員にごちそうしてくれたのですが、不老不死の薬を探し求めていた外国人の陰謀で食べ物には毒が入っていて、一点食いをしていたマチコさんだけが生き残った結果、人魚の肉が不老不死の薬だと判明したそうです。

それから幾星霜、ギターを持ったスナフキンみたいなヒッピー風な出で立ちと甲高い声に違和感を覚えましたが、今は武道館ライブを夢見ながら気になる子孫のところを尋ね歩く旅をしているマチコさんです。現在の日本人のほとんどが子孫ということですから、今後のシリーズ化の材料には事欠きません。

伏線を必死で回収するように、お風呂屋さん兄弟の危機を救い、銭湯のお客さんの恋の手助けをしたりしましたが、結局のところ不老不死の身をバラしてしまいました。

水戸黄門の時代なら黄門様とバレても次の土地でご隠居さんで通るかもしれませんが、今の時代はそうはいきません。あっという間に全世界的に顔が知れてしまいます。何とかバラさずに去っていく奥ゆかしさがほしいと思いました。
『うそつき』/『屋上庭園』/『千両みかん』

『うそつき』/『屋上庭園』/『千両みかん』

アマヤドリ

スタジオ空洞(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

『屋上庭園・千両みかん』観劇
最初は『千両みかん』でした。
東西の噺家が高座にかける定番の古典落語の二人芝居は動きもユニークで楽しかったです。
次の岸田國士作品『屋上庭園』、
二組の若者夫婦が苦味のある会話を繰り広げるテイストは自分の好みではなかったなぁ。と

(2つで70分強かな)

ネタバレBOX

みかんは動きも楽しくアマヤドリらしさが出ていたしで易かったのだろうと思ったが。庭園さんは微妙に題材選択が・・・?と思ったデス。
気楽に自転車でも来れるようなら良いでしょうが、上演時間以上の移動時間をかけるとなると・・・と思ってしまったんですよ。
ちなみに演出としての音や照明は両方とも上手いなぁと思ったデスヨ。
(役者さんもね(^^)

他劇団広告のチラシ束閉じた紙の宣伝が、
小劇場関連に優しいまなざしであって好印象でありました。
(こーゆー気遣いできる心の豊かさは尊敬に値します)
Over The Line

Over The Line

EgofiLter

シアター711(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

よくぞここまで
 とても大切な問題を、深い所から良く舞台化している。弱者切り捨てが大手を振ってまかり通る時代になった現在、戦中、戦後の弱者の位置、意地、連帯をその屈折を含めて描き得た視点と払ったであろう多大な努力に敬意を表する。

ネタバレBOX

比嘉 東児は、ちくの兄、東京大学で薬学を専攻している。戦争中、女子挺身隊として徴用され終戦後数年を経て戻らぬ妹は亡くなったと思い、彼女の大好きであった坂口 安吾の書生になることを決意し彼を訊ねる。然し、安吾は、シャブなどの乱用で病院から退院したばかりで薬無しでは自分の思うようなものが書けないと感じており、不調を嘆いていて中々会ってもくれない。だが、ちくは、安吾の同人誌仲間であった沖縄の小説家志望の青年、安里 普栄の内縁の妻だった関係で、安里からの紹介状を持参していた。安吾の担当編集者の仲立ちもあり、安吾の書生になるが、安吾の妻は、安吾の文学の優れた読者とは言えぬ凡夫、それに引き換え、洲崎の女給をしている“あげは”は、安吾自身が認める最良の読者であった。その為、体の調子がずっと悪いあげはの下によく通い、妻、三千代の嫉妬を買っている。
 安吾が、東児を初めて書生として認めた日、彼は東児をあげはのいる“大河”へ連れて行って飲ませる。無論、無頼派だからということもあろうし、酒も殆どやらない東児をからかう意味もあったであろう。この夜、東児はしたたか酔い、あげはから渡されたシャブを打って意識が飛んでしまった。その間に、かつては洲崎で一、二を争う大店であった大河に売られた娘と共に来ていた女衒を刺し、この店に匿われていた指名手配犯を調査していた刑事が、2階で起こった騒動を聞きつけて駆けつけた所、彼をも刺してしまった。女衒は、命を落とした。然し、大河の女給、鳥枝がぞっこんとなり、東児の面倒を生涯みる、と言い出すに至って、皆で東児を庇い、匿うことになった。匿っている人物は既にいた。女給仲間と番頭を殺した、として指名手配されている朱美である。
 何れにせよ、遺体は始末しなければならない。そこで、遺体を骨まで砕く解体作業が為される。刑事はまだ死んでいなかったが、逃すわけにもゆかないので、捉えたままにしてある。
上演中故、ネタバレは此処まで、あとは、実際の舞台を観て欲しい。ハンダラ的には必見の舞台だ。
『うそつき』/『屋上庭園』/『千両みかん』

『うそつき』/『屋上庭園』/『千両みかん』

アマヤドリ

スタジオ空洞(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

うそつきを拝見
 実に微妙な戦争状態の中での他所者対仲間、男と女、事実と嘘、混み入った関係の中でのファクトの証明の不可能性等々、頗るデリケートな問題群を敢えて俎上に載せ、舞台化した意欲作。知的で繊細、而も、演出、役者の技量を露骨に問うような緊迫した舞台で、流石、本家の貫録を見せた作品作りであった。この舞台成功の秘訣は、精巧に作られたパズルのようなシナリオの本質を過つ所なく捉え、観客に納得のゆく形にして観せた辺り、作品解釈の深さにその鍵があるように思われる。

ネタバレBOX

 舞台は都市国家カルタゴのガソリンスタンド、クッキーも出す一風変わったカフェ風の場所カルタゴノヴァ。隣国、スコピオとは、休戦を挟んでは居てもずっと戦争状態にあり、エレファントと呼ばれる無敵の武器を持つ強国、スコピオには近年やられっぱなしである。当然のことながら、互いの国民は、疑心暗鬼に陥り、他所者が来たとなれば、スパイの嫌疑を掛ける。 
 このような情況下、店に居るギーコを訪ねて板垣と名乗る男がやって来た。彼は、ギーコと昔暮らし、金を貸していたので、返して欲しい、という理由で訪れたのだが、実際に、ギーコと面通ししても埒が明かない。ギーコの暮らした、板垣の顔とは全然違っていたので、板垣であるのかそうでないのか、確証が持てないのである。板垣は、日記を見せたり、軍からギーコ宛てに届いていた板垣の死亡通知が間違いであるとの説明を繰り返したり、何故、顔が変わってしまったか理由を明かしたりするが、どれも決定打にはなり得ない。ギーコにしてからが、板垣の耳の後ろにあった黒子でも確信が持てず、寝てみても分からない。だが、二人はそれでも段々に親しくなり、ギーコも板垣本人だと内心信じてゆくのだが、このスタンドの協同経営者であるスランプの相棒、ナイルは、カルタゴを代表する兵器製造の天才で、どうしても板垣の話を信じることができない。自分の作っていたエレファント技術を盗みに来たスパイではないか、との疑いを払拭できないのだ。但し、板垣を腕ずくで追い出すこともできないのは、どこかで板垣の言う事の事実性を完全には否定できない、と科学者として冷静に考えているからでもあろう。
 因みに、クッキーコンテストで佳作を取るほどの腕を持つスランプが、実は、ナイル作のエレファントであるという落ちも用意されているが、軍の科学者として、自分のボディーガードに強力な援軍を置いておくのは当然のことであろう。
 連続するシリーズの一部ということだが、実に、スリリングな舞台に仕上がっている。集中して観るべき舞台だ。
 
Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★

ハラハラドキドキ
 立て籠もり事件が発生した。人質は、ダンススクールに通う女性4人、講師男性1人の5人。事件直前の目撃証言では、不審な男性が報告されているが、20歳前後とみられる他には、情報は無い。

ネタバレBOX

 警察の特殊部隊、キャリア組の課長と指示系統が2つあって、交渉初手で犯人を興奮させてしまう。そこへ交渉人を派遣したとの報が齎される。
 アメリカ流のノウハウを学んだ女性が前線に設けられた移動基地に来所し、犯人とのコンタクトにメディアを利用することを提言、彼女が、犯人との交渉権を持つという流れを作るが、何と! 所轄の県警ヘリが到着、署長直々に派遣された交渉人が登場。この人、おばあさんである。更に、ヘリから降りた時には、晩御飯を作る為に買った材料の入ったビニール袋を抱えた、主婦という感じしか与えなかった為、皆に大丈夫? と懸念を持たせた。偶々、今迄立て籠もり、自殺志願などで説得が必要な時に、それらの難事件を見事に解決してきた人なのであるが、登場の時のインパクとが、余りに場違いだったため、皆あっけにとられてしまうのだ。然し、他人の心理を読む達人であることが、その初手からの対応で皆に認識され、犯人との交渉は事実上、このおばあさんを中心に展開、事実を除々に明かにしてゆく。同時に、人質の解放も進むが・・・。ネット配信のフリージャーナリストらが、捜査を攪乱するわ、人質解放に関して、ダンス講師が、非常識な行動を取るわ等々、様々なハプニングが絡み、舞台はいつもハラハラドキドキの展開を見せる。
 犯人と交渉人とのアップテンポでスリリング、おまけに人情の機微を巧みに埋め込んだやり取りに思わず引き込まれながら愉しめる舞台だ。

虚像の持つ希望が歩き回るよう

虚像の持つ希望が歩き回るよう

劇団オトナイ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★

惜しい!
初日のせいか、変な緊張感があって、なかなか響きあわないように感じた。
役者が文体に踊らされてる感のある箇所もちらほら。

書き方としては、
ナレーションというか、小説の地の文というか、
そういう物を多用していたり、
時間軸を前後に揺さぶったりと、面白い事に挑んでいるように思う。
その辺りを、上手く立体化する演出的発明がもっと欲しかった所ではある。

全体的に、ジャパンホラーめいた雰囲気はあったものの、
それが雰囲気だけで終わってしまっている印象。
演出も役者も、もっと空気感を突き詰めるか、
あるいはカラッとドライに攻めるかしても良かったのでは、と。
ウェットな演技ってのは、時として芝居に酔ってるだけで
客席に閉ざされたものになりやすいように思う。

もっと、客席に何かが向いてくるとよいのではないでしょうか。
緊張が取れるだけでも、まだまだ面白くなると思います。

ネタバレBOX

一人の小説家の死の、真実に迫る話。
時間軸入り乱れての展開が面白いが、同時に話を見失いやすい。
評論家みたいな人が、作品解説に夢中になるとことか面白かったが、
ギャグってるのかなんなのか、微妙な空気感で変な浮き方をしてるように見えた。
冒頭喫茶店のシーンの巻き戻しとか、なかなか面白い。
もっとタイミングやら何やら丁寧になってくると、より。

あんまり関係ないんだろうけど、
観てて映画『インセプション』が脳裏によぎりました。

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