
イカルスの星
ヅカ★ガール
小劇場 楽園(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/22 (土)公演終了

のぞき見公演♯4
ガレキの太鼓
都内某所。劇場ではない空間。(東京都)
2013/05/30 (木) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

My family?
劇団おしょうゆ
多摩美術大学 上野毛キャンパス 演劇スタジオ(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/05/31 (金)公演終了

ミュージカル南十字星
劇団四季
四季劇場 [秋](東京都)
2009/09/13 (日) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
満足度★★★
ミュージカル『南十字星』を観た。
ミュージカル『南十字星』を観た。これは,劇団四季によるもので,歴史に題材をとっている。
主人公は,留学生として来ていた友人の母国に,戦争になって赴任することになった。そこには,オランダからの支配を逃れたいという民衆がいた。なんと,オランダ時代には,民衆に一番大事な主要産業を弱体化させ,オランダに利益のあるものばかり栽培させ,食糧も不自由になっていた。だからといって,日本がそこを支配し,多少は良いこともあったかもしれないが,戦争終結し,アメリカ軍政下にはいると,民衆はどのような時代にあっても自分たちには,自由も,平和もなかったことに気がつく。
インドネシアという国は,いったことはない。しかし,このミュージカルでは,インドネシアの舞踊がたっぷりとおりこまれているので,いったような気分になる。今回,二階席だったので,少し見にくいのではないかと心配したが,表情までは十分確認できないけれども,台詞もわかり易く,幻想的な場面に魅せられた。
戦争によって,起きたことを検証することは,確かに大切なことにちがいない。ところが,忘れてはならないことは,現代日本に生きて,ごく普通に,家族でレジャーランドなどに遊びいけるような時間が,戦争中の子どもたちには許されなかったということもある。つまり,ある時期に子ども時代を送ったひとたちは,ただただ戦争という異常な時代に,子どもらしい時期を失って大人になってしまったのだ。

イカルスの星
ヅカ★ガール
小劇場 楽園(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/22 (土)公演終了
満足度★★★
光るものはあるかと
パンフなど設定は軽く確認していたとはいえ、
序盤、発声も演技も「学生の遊びか?」と思わせる
程度の出来に見え、「これで1時間半はツラすぎるな」
と思っていましたが、
中盤の夜間シーン以降お話がシリアスな方向に向かうにつれ
舞台の雰囲気も演技も、それぞれがそれなりに
自分を引き込むものになったな、という気がします。
もう少し演技と脚本を磨いて、
次は対面式の舞台で観てみたいなあ、と思いました。

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!
おぼんろ
d-倉庫(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★
ジョウキゲンは,どうしてあんなに無邪気だったんだろう。
日暮里d倉庫で,『ビョードロ:月色の森で抱きよせて』を観た。ここは,少しわかりにくい場所だった。座席についても,すべてが,オンボロだ。でも,そこでくり拡げられる世界は,実に純粋で,美しい。登場人物は,さほどいるわけではないが,ひとりひとりが個性的である。
物語を,あれこれ説明することは,しにくい作品であって,ストーリーはあるにはあるが,それより,くり拡げられ会話の美しさ,もろさ,はかなさを感じ取るべきだと思う。ジョウキゲンがひとり女性であるが,それ以外はイケメンの男性ばかりであったからか,観客はほとんど若い女性だったようだ。そういえば,イケメンにロック・グループのような化粧もして,チラシからして,きわめて妖しげであり,印象的だ。
ジョウキゲンは,表面的なものでなく,なにか奥深いところで,人間の心を描いているような気もする。ジョウキゲンが,生まれ,ジョウキゲンが最終的に死んでいく場面に進むにつれて,最初漠然としていた観劇意識が急にはっきりとして来る。すると,それと,ともに,涙がこみ上げて来て,理由もよくわからない感動にいたる。何か,わかる。でも,うまく説明はできない。心で感じ取るしかない。ジョウキゲンは,何だったのだろう。ジョウキゲンは,どうしてあんなに無邪気だったんだろう。

蒲田行進曲
インソムニア
Geki地下Liberty(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★
やはり,二列めにしておく方が良かったかも。
下北沢Geki地下Libertyで,『蒲田行進曲』を観た。
ここは,とても小さな劇場だ。さらに,予約しておいたので,一番前にすわることができた。ラッキー!と思っていると,私の隣にすわった人が,少しして一列後ろに退避したのを見た。これは,何を意味するのだろうか。有名な階段落ちで,人間が飛んで来るのかと心配して前列を嫌ったのだろうか?といったことをもやもや考えていると,係員が急にカメラワークなどの指示を出し始め,演劇は始まっていた。
最初のシーンを取る,カット!という声とともに,どやどやと,新撰組と,坂本竜馬の切りあいが始まった。なかなか凄い殺陣だな!と思っていると,目前でちゃんちゃん,ばらばらやっているので,自分の頭も叩かれるのではないかと,心配になった。やはり,二列めにしておく方が良かったかも。
『蒲田行進曲』は,良い演劇だったと思う。一番感銘を受けたのは,ヤスと小夏の場面だ。やっぱり,銀四郎だって,本当のところ生きることにあって器用ではない。だけど,名優である銀四郎に降りまわされるヤスと小夏は,実に気の毒だ。でも,そのような中でも,ヤスのことを親身に気遣い,そして,小夏にまで優しく接する故郷の母の存在は感動する。しかし,そのようなヤスは,自分自身の役者生命と,会社の命運を賭けて,階段落ちの危険な仕事を引き受けてしまうのである・・・

ココロに花を
ピンク地底人
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
「散歩する侵略者」×ピンク×上田耽美氏
2月に京都で「散歩する侵略者」を上演したことは知っていた。
ただ、自分はその時は観れなかった。
今回は、今まで突撃金魚で独特な役どころを演じてきて常に不思議な印象を残した上田耽美氏(この前大阪の美園での小ぢんまりとしたスペースでの芝居も印象深かった
が出演している。
「ココロに花を」は、物語としては最後の詰めが若干甘い気もしたけれど、
全体としては今までの「ピンク地底人」に、
これらの要素が上手くプラスされていることが伝わってくる舞台だった。
出演者と上演作品、これらによって昨年より明らかに進歩・・というより彩りを加えている。
舞台というのはこういうことが重要で、
作品の度に作風を変える人もいれば、このように貪欲に色々な要素をとり込んで躍進する人もいる。
特に今回は上田氏をうまく生かす脚本になっていたように思う
(個人的には上田氏は関西だけでなく、東京を含めても小劇場の中では独特の存在感は突出していると思う。ただ、彼のような俳優は脚本に恵まれないと持ち味をうまく発揮できないと思うのでその点では今回は良かった。ただ、もう少し全面に押し出しても良かったんじゃないカナ、とも思ったり
そういう変化は一作だけ観ただけではなかなか伝わってこない。
実際、日本の国内でここ1~2年、ピンクのように急激に構築する世界の深度を深めつつある劇団と言うのはそうはいないと思う(唯一自分が思いつくのはQ・・?
本家のイキウメが「散歩する侵略者」以降、それを超える作品を生み出せていないように見えるのに比べると、
ピンク地底人は、「散歩する侵略者」上演以降初めてその作品を自分たちの中で消化して
継承しつつある劇団と言えるのかもしれないな、とも思ったりした。
作品全体を通して見える「不安感」をキーワードにするなら、
東京で言えばジエン社にちょっと近くなってきた気もしないでもない・・何となくだけど。

Poporon・Ainsworth(ポポロン・エインズワース)
SORAism company
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/05/22 (水) ~ 2013/05/26 (日)公演終了
満足度★★★
ひねりすぎ?
劇中劇だった公演は観てませんが、設定等で制約がある中ではよくまとめていたのではないでしょうか!? ただ、前作と比べると少し物足りなく感じました。 登場人物のキャラクターは悪くはないので、また観たい気もしました。

リザードマン~Bitter Pain Dolls~
劇団ヘロヘロQカムパニー
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★
コンサートもかくや、という超豪華演出
SF要素の入った特撮系設定の舞台としては最強と言えるほどの照明/映像/音響効果(従来を100%とすれば照明/映像は500%増し、音響は300%増し、といった所)。
特撮を表現するなら演技も殺陣も、この演出に勝るものはない、とは思いつつも。。。

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!
おぼんろ
d-倉庫(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2013/05/10 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
流石、外れ無し
快楽と絶望と見えない未来への期待とが綯い交ぜになって、観る者の心をかきむしります。
いつものイキウメにはない、小ネタが散りばめられていたのが新鮮でした。
ともすると、単純な笑いのようにも思えるけれども、絶望のふちに追いやられた状況下では笑えないのだろうなどと思いつつ、3.11のとき、現地で生きることに必死だった人たちのことを考えさせられました。
良い作品です。
P.S.前川さん誕生日おめでとう(6/1)。

のぞき見公演♯4
ガレキの太鼓
都内某所。劇場ではない空間。(東京都)
2013/05/30 (木) ~ 2013/06/04 (火)公演終了
満足度★★★★
カップル(会田)
前回か、前々回かと同様なので新鮮味に欠けたが、間近の覗きはやっぱり面白い。今回はおくりびとが一番気に入った。

のぞき見公演♯4
ガレキの太鼓
都内某所。劇場ではない空間。(東京都)
2013/05/30 (木) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

三浦直之初監督作品『ダンスナンバー 時をかける少女』
ロロ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/05/27 (月) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
あれ・・
自分がむしろ映画好きだからかは分からんけども、
舞台に広がりのある映画の方が演劇より「良いな」と思ってしまった。
役者云々の問題でなく、
物語の向こうに見える景色の問題って言ったら良いんだろうか?
物語としては・・分かったような分からないような。
全体としては分かるけど、あちこちの細部が良く分からない・・イメージ先行?でもそれも良いと思う。
全体としてはキラキラしてるところがとても良い(笑
あと、他の観客の印象はどうか分からんけど、
我妻三輪子さんがとても印象に残った。
たぶん出演しているロロの他のメンバー全員が
彼女を引き立てるために演じていたからだと思う。
このようなチームワークはとても清々しくて好き(笑
次の舞台を観る予定を入れていたので、クレジットが流れ始めた瞬間に
劇場を飛び出した(苦笑
暗い室内から外へ出るとき、
我妻三輪子さんと思しき人とちょうど入れ違いにすれ違ったのだけれど、
不安そうな表情ながらも(観客の反応が気になっていたのかな・?・)
屋外の青空を背景にしてとてもキラキラした少女といった印象だった
(ちょうど来る途中でみた駒場東大前駅前の満開の紫陽花を思い出した(笑
女優と言うのはああいう暗室の中から青空を見るときみたいな眩さがあると良い。
そういうのは作ってないときのふとした瞬間にうまく目視しないと認識しづらいものなので、
その点では自分は幸運だと思った(苦笑
・・・まぁ、自分ももう三十路の良い年したオッサンなので、
年の離れた妹位の子の評価に少し甘くなるのは容赦してください・・
(ロリコンではないです、念のため(苦笑
あ、もちろん男子で言うならロクも良かったです・・取ってつけたようで悪いですけど(苦笑

恐怖が始まる
ワンツーワークス
劇場HOPE(東京都)
2013/05/24 (金) ~ 2013/06/04 (火)公演終了
満足度★★★★
ネタバレかー
パンフレットに各役者の恐怖体験が書かれており、今回の舞台内容とそれを同列に見ていいものなのか気になった。
色々な形の恐怖がある中、たまたまこの題材が選ばれた、とも取れてしまう気がする。
ただ、そうだとするとこの題材が選ばれている意味合いが薄くなってしまうのではないかと。

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!
おぼんろ
d-倉庫(東京都)
2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
まさに、おぼんろ!
又、リピートせずには、いられないと思う作品でした。
限られた劇場空間のはずなのに、達者な役者陣が、巻き起こす空間は、限りなく広がる感が、魅力的です。
まさに、おぼんろワールド全開で、キンキラリンのラブだね!切なさは拭いきれないけど、物語的には、好きです。

SF
劇団11
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2013/05/30 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので
ポップンマッシュルームチキン野郎
サンモールスタジオ(東京都)
2013/05/24 (金) ~ 2013/06/03 (月)公演終了
満足度★★★★
最初から最後まで全力疾走!
客入れの時から、全力のパフォーマンスで迎え入れていただけるPMC野郎さん。
今回も度肝を抜かれました。
自分の後に入ってこられた方から「これ、もう始まってるんですか?」と聴かれたぐらい(笑)
これは開場したらすぐに入って、見るべきです!
とても良かった!
本編では、奇抜な衣装、メイク、小道具、大道具でユーモアの塊のような演出ばかり。
ところどころ挟んでくる下ネタも、若干滑りながらもゴリ押しで笑いにつなげていて面白かった。
また、話の後半では登場人物(←?)の人間(←?)味あふれる素敵なお話になっていて素晴らしかった。

レミング ~世界の涯までつれてって~
パルコ・プロデュース
シアターBRAVA!(大阪府)
2013/06/01 (土) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
満足度★★★
リズムがいい。
台詞のリズムが心地よくてついつい居眠り…笑
夢か現か幻か…
天井桟敷で観てみたかった。叶わない話。
もっと不思議感があってもよかったのかも。