最新の観てきた!クチコミ一覧

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クロスワールド

クロスワールド

夏色プリズム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★


ピンとこない。

ネタバレBOX

死にそうな人間を延命するかどうかを決定する組織の3人と、クローン姉妹とそれを匿う男の話。

設定から入り込めなかった。聞き漏らしたかもしれないけど、そもそも延命する必要性とか意義とかわからず、新人・佐藤がテキトーに決めるなと憤る感情に同感できなかった。
クローン姉妹の抹殺?を本部?から命令され困惑する3人の心情とか、責任者・田中の過去回想とか、どうも響いてこない。

クローン人間の存在可否とか、生き死にとか重めなテーマで、感情がぶつかるシーンもチラホラあったけど、ピンとこなかった。

序盤、入り口からの光が差し込んで暗転しきれてないのは、宜しくないかな。
鉄の時代

鉄の時代

劇団霞座

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

<祝・俳優賞>力のある演劇。
学生らしからぬ、幅広い世代の観客から情操を引き出す力に長けた劇団霞座が、持ちうる限りを発揮した珠玉の舞台でした。ストーリー性は敢えて排除し、最初から最後までがクライマックス。まるでオーケストラが奏でるように、脚本・演出・演技それぞれが観る側の心を引きつけてやみませんでした。霞座の持ち味であるノスタルジーが、こちらの心を否が応にも純粋だった頃に引き戻し、舞台の上の彼らに憧憬を抱かせ、キラキラと輝く時間へと昇華させてくれる・・・そんな魅力は今作も健在。ピアノの生演奏が実に効果的で、終盤にははっきりと理由を書くことのできない涙を流させられてしまいました。全編に渡って幻想的で美しい光景で魅せてくれましたが、特に印象的だったのは「生きよう」とするときの一橋純平くんの目の輝きを増す光景。舞台の上の役者さん・関わっているスタッフさん達の、舞台に掛ける情熱をも髣髴とさせるようで、二重三重もの感動に震えました。

<追記>
一橋くん、学生芸術祭優秀俳優賞受賞おめでとうございます♪あと、制作さんもスタッフ賞受賞!グランプリを逃したのは無念ですが、本当に良い公演でした!ありがとうございました**

ネタバレBOX

これだけ素晴らしい舞台を見せてくれたので、欲を言ってしまいます。役者さんの立ち位置や動きはよく計算されていたと思うものの、役者さんの感覚としてそこに立っている「勘」がまだ足りないかなと思います。この点はまだ経験不足の役者さんが主なので仕方ないのかなと思いつつ、既に小劇場で活躍している一橋くんが確固たる実力を発揮していてさすがだな、と。

ちなみに、個人的な事情で観劇を自粛していたのですが、見逃さずに良かったです。超タイムリーな琴線に触れられて、死ぬかと思いました 笑
コトハニホヘト~re:venger~

コトハニホヘト~re:venger~

Forget Me Not

ワーサルシアター(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
恐れていたうちわでやってます感がなくてとりあえずほっとしました。
お客さんも結構入ってました。

お酒との正しい付き合い方

お酒との正しい付き合い方

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

終盤の論法・構造が秀逸
ある原因で眠りたいのに眠れないのでアルコホルの助けを得ている姉妹の対話。
愚痴と相手への思いやりがひとしきり語られた後の「心頭滅却すれば火もまた涼し」的なオチに繋ぐ論法、構造が秀逸。

ネタバレBOX

詐欺メールを信じ込んだ妹が「静かだと信じれば静かなのよ!」と姉に言うあたりは流れとして「信じる心の強さ(良くも悪くも)」を感じるが、「そうなの?」と問う姉に「そんなワケないでしょ!」と返すラストは見事などんでん返し。ヤられたなぁ。
PADMA vol.5 「戦国BARASHI」

PADMA vol.5 「戦国BARASHI」

Performance team PADMA

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題793(13-222)
18:00の回(やや雲)、17:20会場着(全席指定)、17:30開場。こちらのほうには来ることがなく此処は初めて、後で調べると「平塚小学校跡地に4月1日」オープンとありました。公共のホールですので、舞台と客席が分かれていて「赤坂GENKI」のような臨場感はどうかなと思っていましたが...ちゃんときましたよ来ました。

あろうことか客席後方からマウンテンバイクが突進してくる...と思う間もなく眼前に太い車輪...ピタリ。そのまま何事もなかったかのように客席を煽りながらステージに(文字通り)躍り上がる。これがPADMA。めまぐるしく、力強く、より高く、より速く、他ではみることはできないパフォーマンス。

オレンジの迷信行動

オレンジの迷信行動

ナイスコンプレックス

サンモールスタジオ(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!
評価が高いので、気になり観ました。
正直言って、期待をはるかに超える芝居
でした。昼公演だったけど、空席が勿体無い
と思いました。
事実に基づく重いテーマを非常に上手く描い
ている。役者さん達も熱くなり過ぎず、抑え
た演技にかえって、引き込まれました。
二時間あっと言う間。

Smoker's mail

Smoker's mail

演劇集団若人

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2013/08/17 (土) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★

ミステリー的な
会話劇? ストーリーは面白くはあるのですが、ちょっと強引というか付け焼き刃的なところがあったように感じたかな。。 役者の方々の演技は一人一人は悪くないのですが、ちょっと全体として噛み合ってないように思いました。 感情がこもってないというか。。 スイマセン。。 現代的な文化wのテイストが入ってたところは面白かったです。笑。


見切り発車シスターズ

見切り発車シスターズ

劇団ハーベスト

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

格段の進化を遂げた劇団ハーベスト
まさか前作「位置について!~girls start up!~」よりも、ここまで格段に良い作品が観られるとは思ってもいませんでした。

前作で感じた抑揚の無さや人物の判別しにくさなどは全て解消され、テンポも良く、明確な主人公を据えたことで、すぐに物語に惹き込まれました。主演の山本萌花さんをはじめ、出演者全員が溌剌として台詞も聞きやすく、前作よりも役者の個性が確立されていました。(不覚にも「アンジェラ・アキ」で笑ってしまいました。) 抱腹絶倒は言い過ぎですが、彼女らの輝きを受けて元気になれる、そんな舞台です。

ひとつ演出上の難点を上げるとしたら、いくつかの場面で、物語の進行が舞台上から映像へと完全に切り替わってしまったこと。それにより、映像の中という、舞台上とは分離された別の世界ができてしまい、観客はその都度舞台から現実に戻されてしまいます。とりわけ映像で表現する必然性のあるシーンとも思えませんでしたし、季節感を出す意図があったのかもしれませんが、お芝居の演出としてはちょっと反則かと。

おそらく物語自体はごくありふれたものです。しかしそのありふれた結末に向かい、有り余る青春のエネルギーを持って一直線に全力疾走するこの爽快感は他ではまず見られません。

今後、少女歌劇の分野で天下を取るのは彼女たちかも知れません。
次の公演が心から待ち遠しい。

しばらくはこの「劇団ハーベスト」から目が離せそうにありません。

東京パフォーマンスドール PLAY × LIVE 『1 × 0』(ワンバイゼロ)

東京パフォーマンスドール PLAY × LIVE 『1 × 0』(ワンバイゼロ)

キューブ

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

贅沢なエンタメ
お金とエネルギーの注がれた、贅沢なアイドルライブでした。新生TPDは、Yahooニュースで知ってたけど、こんなに若くて元気なコ達なのか。舞台美術も映像もかっこいいし、アンサンブルや装置移動で魅せる空間演出もさすがだなぁと思いました。衣装替えも多くて、アイドルライブのイメージの、アングラ感が全然無くて、普通に感動する。ダンスも全力で、10人いるから出来るフォーメーションが、ビシっっと決まる度に、興奮する。アイドルを見慣れてる訳じゃないので比較は出来ませんが、この原石感たまらないなぁ、笑顔、一生懸命、個々に与えられた見せ場、そして当然みんなカワイイ。ツイッターで感想見てると、初代の東京パフォーマンスガールからのファンの方が呟いてたりして、歴史を感じるなと思いました。

謎の球体X

謎の球体X

水素74%

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

イライラする快感
理屈バカなペラペラな論理が、ものすごく暴力的。クルクルと展開し続ける人間関係は病みつきになる。自分の生きている世界がなんだかよくわからないという事を、共感して見れるように創られた公演で、笑いながら身につまされました。

ネタバレBOX

アフタートークは平田オリザさんの回でした。見た目、公開ダメ出しみたいな構図でしたが、これはプロレス的な予定調和なのかなぁと思いました。
クロスワールド

クロスワールド

夏色プリズム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

無題792(13-221)
19:30の回(曇)。18:45受付(整理券あり)、19:00開場。入ると対面式の座席で奥(いつもは舞台)に誘導されました。パイプ椅子が3列で、かなり高い位置。上がるために階段が用意されていますが、つまづく方も多い。正方形の舞台は周囲に1メートル幅ほどの通路(10センチくらいの高さ)、その内側、(客席から見て)下手に2人掛ソファー。入り口側ではない3か所の角にはデスクと椅子がありそれは普通のカタチではなく木枠を立てたようなデスク、大きさが異なる三角形の底辺をあわせズレを残したままの椅子。デスクの上にファイル(履歴書っぽい)。座席の位置が高く、座ると役者さんを見下ろすことになります。

19:25(前説)、19:31開演~20:56終演。こちらは初めてですが川島さんはジ~パンズでみていました。SFというのであればどうしてもセンス・オブ・ワンダーを期待するのでした。

本作品と逆の物語、ある「実験」から逃れる二人を、会話だけでSFマインドあふれた物語としてまとめあげたものとして「花束を渡すのは誰だ?(2013/3)」がありました。

ネタバレBOX

クローンという素材はすでにSFの世界から日常に降りてきているテーマ。天上の采配と地上の新しい(とはいえないけど)生命とのせめぎあい..のようですが、なぜそうなるのかがよくわかりませんでした。iPS細胞、出生前診断、遺伝子操作など今日でもすでに技術的にできることはあり、それを超えてあえてお話としてまとめてみせる理由が舞台の上にあったかというと「?」な部分が多かったように思います。

クローン人間が20歳になるには20年が必要ですし、そこまで成長するには多くの実験が行われ...成功/失敗があるはず。なぜこの2体なのか、女性である理由は何か(男性では成功しないのか?)、その組織を社会的、経済的に支えているものは何か、それが天上の怒り(倫理)に触れるほどの悪であるのはなぜか、抹殺する役目の「黒い男」は誰?.など。

射殺して放置してちゃダメでしょ...ね?実験の証拠なんだし。

また、結局すべては「運命」なのであればクローンの誕生も「運命」なのではないでしょうか。

いや、そうではなく(単純なクローンではなく)他に生命維持の方法を備えた人造物、そうでもなく人造物に疑似意識(AIとか)をもたせたもの...あたりになるとSFらしさが出てきたのではないかと思います。

チュパカプ等2~Vampire and Unlucky man.~

チュパカプ等2~Vampire and Unlucky man.~

劇団ICHIGEKI☆必殺

シアターブラッツ(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです!
初めて観た劇団さんです。

今回の作品は夏に相応しい(?)ダークテイストだったんですが、
テンポもよく、笑えるところもあって、楽しい時間はあっという間でした!
面白いハイテンションの役者さんが多かったです\(^o^)/

そして何より殺陣のシーンがとっても格好良かったです!必見!

また観たい作品です!!

蝶を夢む

蝶を夢む

風雷紡

シアター711(東京都)

2013/08/11 (日) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

時代を”奏でる”作品
萩原朔太郎の詩集から取ったタイトル、
終戦から3年後の帝銀事件を扱ったストーリーと設定はもちろんのこと、
セット・衣装・音楽など全てがあいまって“時代を奏でる”よう。
客入れの時のBGM、たどたどしいピアノの「野ばら」が哀しい。

ネタバレBOX

開演前、ふと顔をあげて舞台を見ると
ロッキングチェアにセーラー服の少女(吉永雪乃)が座っている。
正面にはレースのカーテンが下がる小窓が3つ並び
手前にテーブル、その横にロッキングチェアが置かれている。
少女は本を読んでいたが、やがて畳んだ赤い着物を大事そうに抱え、抱きしめた。

開演後、険しい表情の小笠原芙美子(堀奈津美)がぶどうの入った器をテーブルに置く。
4人の女中たちが入って来て、全員がぶどうを食べた。
次にワイングラスが配られ、男がワインを注ぎ、女中たちは
女主人の「乾杯!」の声に導かれて一気にそれを飲み干した。

暗転の後、毒殺事件後の現場で二人の刑事が話をしている。
芙美子は助かったが女中たちは全員死亡。
やがて犯人は女中の一人、智恵子の父親の医師であるとされた。
だが刑事の山村(山村鉄平)は芙美子に仕えてぶどうを作る男
弘行(祥野獣一)が気になる。
戦時中大陸で毒薬の研究に従事していたという彼の経歴が明らかになったからだ。
事件は疑われていた医師の自殺で一件落着かに見えたが
実は娘を亡くした、いや殺された母親の復讐劇であった…。

毒殺事件の捜査と、娘を喪うに至る過去の経緯が交互に描かれ
次第に事の真相が明らかになって行く。
コロンボ形式で犯人側から事の顛末を見せるため、
サスペンスや謎解きの面白さはないが、芙美子の内面に迫る迫力がある。
母親から愛された記憶の無い芙美子が、娘にどう接して良いのか戸惑ううちに
叔父である伯爵の陰謀で小笠原家当主となる10歳の娘は殺されてしまう。
全てを知った芙美子の冷たい決断に大きな説得力があり、
叔父への残酷な復讐にも共感を覚えてしまう。

セットやシューベルトの「魔王」、朔太郎の「蝶」のイメージが効果的。
冒頭の出演者紹介の映像なども時代を感じさせるテイスト。
出演者が口ずさむ歌も美しく哀しみを誘う。

一つ気になるのは探偵野崎(谷仲恵輔)の役回り。
前作で探偵と下宿のお駒との掛け合いが面白かったから
谷仲さんの出演に“シリーズもの”になったのかなと思ったが
今回探偵は大して活躍しない、「?」な人となってしまった。
スピンオフにゲスト出演で顔を出したという感じだったのか。

また前回も感じたのだが、谷仲恵輔さんの“声よし”を強調するあまり
プロレスみたいに、登場の時大仰な詩の朗読をするのはどうだろう?
何だか信長の「越天楽」(♪人間五十年…)に聞こえてちょっと違和感を覚える。
ドラマチックかもしれないが、“調子で読む”と作品の儚さが失せてしまう。
ラスト芙美子を訪ねて「蝶を夢む」を詠んだ時はとても静かで美しかったので尚更。

芙美子を演じる堀さん、サイテーな伯爵を演じた市森さん、
立ち姿も美しく台詞のテンポが時代の風を感じさせてとても良かった。
弘行役の祥野さん、優しく忠実なキャラが台詞に溢れている。
女中さんたちの仕草やお辞儀も隙がなく、後半の心理的変化もわかりやすかった。
シアター711の作りを活かした廊下を走る音や、
繊細な照明の効果が抜群で、緻密な作品になっている。
隣で浮気?

隣で浮気?

傑作を遊ぼう。rorian55?

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

自意識のドラマ
 性を絡めることで、男女の愛憎が、専ら自意識の問題へと収束されていっている点で、まさしく西欧型の芝居である。良い悪いの問題ではなく、文化の型が異なるのだ。

ネタバレBOX

 このようなことを感じる自分にとっては、無論、我らの暮らす東洋であれば、どういう意識が同じ情況を題材にして描かれただろう、という感性もあった。無論、“バナナ”とアメリカ黒人が、茶々を入れる日本人の精神構造の枠の辺縁で際どく成立するバランスを見事に切り取り、舞台化した脚本家、演出、役者達総てが、高いレベルである。にも拘わらず、沈みゆく太陽の残照を見るような感覚を持ったのは自分だけだろうか? 何処かに斜陽を感じる作品でもあった。悪いと言っているのではない。寧ろ、共感してしまえる自分の欧化を悲しく寒く見つめ、感じるのみである。作品化する力は、5点満点の5、これからのトレンドを読む感性は4と見た。役者陣の演技レベルは高い方ばかりであったが、自分が、最も気に入ったのはケレンミの良く出ていた、フランク・フォスター役の阿部 コウヂ、調教されつつ、自らのアイデンティティーを獲得してゆくメアリ・フェザーストン役の大谷 由梨佳。その夫の、経理専門家、ウィリアムを演じた植野 龍二は、大きな舞台で、脇を固める場合には、ほんとに渋い演技をこなす役者になりそうである。ここで名を挙げなかった演者達の演技レベルも無論高い。ボブを演じた個性の強い中村 晃は、作品次第で大化けするだろうし、テレサも堅実で頭の良い演技をしていたので、名脇役になる素質がある。フィオナを演じた森 由香は、内的なギャップを身体化した落差として見せることが可能になった時点でもう一皮むけるだろう。何れも才能を感じさせる出演陣であった。これだけ強い個性を、ここ迄纏めた演出も良い。 
クロスワールド

クロスワールド

夏色プリズム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★

タイトル通り
クロスした世界でした。ストーリーがやや強引な感じもしましたが、ドキッとした始まり方や、場面展開が飽きさせず良かったと思います。何となく、自分の中で矛盾する所もありましたが、面白かったです。

ネタバレBOX

天界で人間の生死を振り分けているのに、ジンの両親は生きる運命だったというのは「?」と思いました。死ぬと振り分けられた時点で、それが運命なのでは?と思いました(私がストーリーをきちんと理解していないのかもしれませんが・・)
サンタと家族の嘘と愛

サンタと家族の嘘と愛

劇団ピンクメロンパン

調布市せんがわ劇場(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★

期待通りでしたが
夏場のサンタって良かったです。気分も涼しい感じがして、期待通りでした。ただ、子供の眼から見た親の人格そのものやその背景としての仕事、趣味・趣向の描き方に、ちょっと理解できなかったので、その違和感が最後まで残ってました。エンディングもちょっと・・・。

隣で浮気?

隣で浮気?

傑作を遊ぼう。rorian55?

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/08/16 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

もうひと噛み砕きがあればさらによし
戯曲の力をしっかりと感じることができる演出で、
役者たちのテンポも実によく、
ベタな言い方だけれど、とても面白かったです。

ただ、観客として、背景にある文化を知らないことで、
戯曲が本来内包している面白さを、
100%受け取ることができていないのだろうなと
思う部分もあって。

多少あざとくてもよいから、もうひと解きを頂けると、
さらに戯曲の良さを受け取ることができるのではとも感じました

ネタバレBOX

戯曲が本来意図した空気というか匂いは、
多分忠実に再現できていたのだと思うし、
また、会話のリズムもしっかりとあり、
テンションも、ここ一番でのメリハリも良く作られていて。
勘違いが複雑に絡まっていく構成も取り違えの面白さも、
下世話なジョークなども
観る側がしっかりと受け取りうる演出だったと思います。

ただ、戯曲には、きっと、英国に暮らしたことがある人間ではないと
わかりにくかったり、実感を持てないであろう文化的な背景が
あるようにも感じました。
たとえば、
女性たちの食事の買い出しリストの違いが意味するものとか、
鎖を引っ張るトイレの仕組みとか、
ガーディアンという新聞の位置づけとか、
食前酒のシェリーやトニックウォーターのニュアンスとか、
500ポンドのドレスの価値観とか。
etc.

女性たちが其々に抱く寂しさやコンプレックスなどが
とても良く切り出されていたし、
男性たちの雰囲気のデフォルメもしっかり、
冒頭やシーンの繋ぎもしたたか、
さらには
万国共通のネタもたくさんあって笑えたのですが、
会場全体を巻き込む燃料になるような
もっと根深いところにある笑いを引きだすためには、
文化的な異なりに埋もれてしまいやすいパンチラインを
もう少しあざとくしたり
原作の風合いを崩さないぎりぎりのところで
更にもう半歩、原作を意訳して踏み出すやり方もあるのかなぁと
思ったりもしました。

戯曲に描かれた骨組みやコアにあるものはきちんと組みあがっていたし、
舞台として、時間を感じずに見入る面白さも担保されていたのですが、
多分、翻訳劇にとどまらず、よしんば日本の古典などであっても、
本来のテイストをしっかり表現する底力のある劇団だと思うし、
だからこそ、もうひとチャレンジで傑作をより遊んでいただければ
観る側にとって舞台をさらに魅力的に感じうる
広がりが生まれる気がします。






謎の球体X

謎の球体X

水素74%

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/19 (月)公演終了

満足度★★★★

理不尽な主張
ある夫婦の居間を舞台に、入れ替わり立ち替わり訪れる人々の“理不尽な主張”、
“言われっ放し”の妻の立場がいつの間にか逆転している不気味さが面白い。
あり得ない展開にも関わらず、台詞には「あーいるいる、こういう人」感ありまくり。
この現実と非現実が平然と混在する空間が素晴らしい。
全くもって地球とは、地球人とは謎だなあと再認識させる舞台。

ネタバレBOX

がらんとした居間には折りたたみ式のちゃぶ台がひとつ。
家具らしきものはなく、引き出しが置かれているだけ。
手前は縁側で外からも人が出入り出来る。

健児(古屋隆太)は地元で「キチガイノババ」と異名を取る乱暴者。
妻の増美(川隅奈保子)は頭に包帯を巻き、周囲は皆DVを疑っているが
本人は否定している。
この2人の家に様々な人がやって来る。

「親友なんだから金を貸せ」と臆面もなく手を出す中学の同級生。
大家の女性も増美の同級生で、増美が自殺未遂を起こしたことに責任を感じ
一方的に心配しては世話を焼くのが生きがいみたいになっている。
「台風でお父さんが死んじゃったからこの家で一緒に住む」と転がりこんできた妹は、
かつて父親に溺愛され(性的虐待を受けていたことを愛情と勘違いしている)父と二人で
姉である増美を置いてこの家を出て行った人間である。

このほか、自分が病弱なことを恨みがましくくどくど言いたてる大家の夫や
生まれて来た意味がわからず、増美の妹に「私を守るためよ」と言われて
それを鵜呑みにするような男が登場する。

まー、皆さん自分の主張を何の疑問も持たずにゴリ押しすることと言ったら!
「え、でも…」「でもあの、本当に大丈夫ですから」「これは転んだんです」と
常に形勢不利な状態で説明と言い訳に終始する増美が気の毒でならぬ。
ところがまるで旦那→キツネ→鉄砲みたいに(古…)
相手が変わると微妙に力関係が変わって来てそこが実に面白い。

姉の意向を無視して居座ることにした妹は、いつの間にか姉に下女のような扱いを受ける。
「俺に卑屈な思いをさせるな、喜んで介護しろ」と高圧的だった大家の夫は、
やがて妻から見放される。

「俺の言うことが聞けない奴は家族じゃない、出て行け」と言われて
一度は家を出た増美だったが、結局戻って来て妹を追い出し、
夫に家の修理を急かすような普通の奥さんになっている。
(何気に同級生からせしめられたのと同じ金額の5万円を手に戻って来たのも空恐ろしい)

この強引な理不尽の主張は何だ?
世の中図々しく言ったもん勝ちか?
そう思いながら観ているうちに
終わってみれば何だか増美の思い通りになっている…。
次第に増えて行く増美の包帯は目くらましだったのかもしれない。
殴られながら夫を支配しているのかもしれないし、殴られていないのかもしれない。

長めの場転の間が、自然と場を観察させ次を想像させる。
突飛な主張を展開しているのに、台詞がリアルなので人物像に説得力がある。
幽かなBGM、台風だと言いながら蝉が鳴いている静かな舞台が非現実的で
”謎の球体”っぽさを醸し出す感じ。

キチガイノババ、健児を演じた古屋隆太さん、
ぬっと出て来ただけでアブないタイプと判る存在感大。
か細くて頼りなくて、世間知らずの典型のような増美役の川隅奈保子さん、
外に対しては下手に出るが、妹にはきっちり言うことを言う(言い過ぎるほど)。
“家族だけが信頼できる”とする夫に対して
“家族だから許さない”妻のスタンスが鮮やか。

宗教・政治・家族・お隣さん、強力に主張する人々に従ってしまう凡人、
あー私も危ない、しっかりしよう。
四畳半の翅音

四畳半の翅音

演劇集団非常口

ぽんプラザホール(福岡県)

2013/08/17 (土) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★

四畳半の部屋だけど。
背景、外での出来事、展開などよく練られていますし、照明プランのこだわりもうまく表現されていると感じました。

ネタバレBOX

少々疑問に残るてんはありますが、感じるままに作品を観ましょう。
【沢山のご来場ありがとうございました!】恨めよ、さらば与えられん【活動再開までしばらくお待ちください】

【沢山のご来場ありがとうございました!】恨めよ、さらば与えられん【活動再開までしばらくお待ちください】

ソテツトンネル

JUNCTION CITY(東京都)

2013/08/17 (土) ~ 2013/08/19 (月)公演終了

満足度★★★★

謎と真理
う~ん深い。他の劇団で同じようなセリフの掛け合いをしても退屈かもしれない。
恨み、憎しみ、嫌悪を捨て去るセンスを表現しようとするアイデアがチャレンジイングで面白い。
たった50分でも、ソテツトンネルの世界観に入り込めば、濃密な時間になります。
この世界観としばしお別れなのかと思うと名残惜しいです。

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