最新の観てきた!クチコミ一覧

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 と、名のる男  -妄想豊田詐欺事件-

と、名のる男 -妄想豊田詐欺事件-

ナマイキコゾウ

「劇」小劇場(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

時間を感じさせない!
豊田商事の悪行ぶり、正義貫く弁護士の追及とても見ごたえありました。
真実と虚偽のplaybackもあり、演出も凝っている。
リアルな事実関係にひと工夫加えた脚本良かったです。
良かったですが、個人的にはラストシーンは寂しいかった。
やっぱり、興味深く観られる芝居は、時間を感じさせないです。

この世の楽園

この世の楽園

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

その人ごとの楽園!
まあ、世の中にはいろいろな人間がいる。
このカップル3組もご多聞にもれず、皆明らかに性格が違う。
さらに現れた一人の青年これまた変わっている。
くっついたが離れるも者もいれば、離れられずにくっついている者、
お互い過去をひきずり次へと踏み出せない者、正義感からその男たちを殺そうとする男。この世の楽園はどこにあるのかその人しか分かりません。

踊れ☆酪農家族

踊れ☆酪農家族

企画ユニットあいてむぼっくす

上野ストアハウス(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

酪農家が守ること!
酪農家の実態が少し垣間見れ楽しめました。
跡継ぎ探しは、実地研修生から探す。(次男、娘の婚姻届けいつも用意)
牛にあまり思い入れをしてはいけないが、名前は付ける。(いずれ殺すから,でもあくまで、家族の一員。)
牡牛は価値が低く。牝牛は高い。
日本の酪農技術は高い。(牛乳の殺菌など)
日本の酪農技術を代々受け継いで守っていくことは、出産後屠殺される牛は、その生まれ出た牛に魂は宿り生き続けていくことに通じるところがある。、
暗転にダンスを盛り込みながら、酪農家の実態と酪農技術を盗み海外に売るという金儲けしか考えない会社との契約がらみの話興味深かった。

月刊小玉久仁子10月号「女心と秋の空」

月刊小玉久仁子10月号「女心と秋の空」

ホチキス

スタジオ空洞(東京都)

2013/10/22 (火) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

まさに
小玉久仁子博覧会とでもいいましょうか、 バラエティーに富んだ短編集、面白かったです! 小玉さんの女優としての奥行きを感じました。 アドリブかと思った前説的なものもしっかり台本があったのですね!? 個人的にはお天気おねーさんの話が良かったです!

月刊小玉久仁子10月号「女心と秋の空」

月刊小玉久仁子10月号「女心と秋の空」

ホチキス

スタジオ空洞(東京都)

2013/10/22 (火) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

観ました。
観させていただきました。

すごいパワー感じました。
台風すら吹き飛ばすパワーに圧倒されました。

村上さんを見れたのがまた良かったです。

ネタバレBOX

村上さんって同期にいそうなタイプです。
出世していきそうなタイプです。

小玉さんはいません。
6人の悩める観客

6人の悩める観客

壱劇屋

京都市東山青少年活動センター(京都府)

2013/10/25 (金) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★

終始不思議な感覚
会場に入ってまずびっくりしたのが、開演前から演者さんのお芝居が既に始まっていたこと。繰り返される台詞や、映像と舞台との融合に、終始不思議な感覚にとりつかれっぱなしでした。観ながら、この本を書いてる作家さんの姿をつい想像してニヤッと出来るお話でした…笑

いやー、これは新しい。

あの人

あの人

東京タンバリン

北品川フリースペース楽間(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

みてきた
北品川探検隊からの、楽間にもどってお茶やコーヒーのサービス。
横一列ならびでのセリフのもぐらたたき、のちイスすべらしやらゆるいダンスやら、オリジナリティの追求はあったと思います。
”広場の孤独”的なテーマなんでしょうか。

ニッポンヲトリモロス

ニッポンヲトリモロス

劇団チャリT企画

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/10/25 (金) ~ 2013/10/30 (水)公演終了

満足度

羊頭狗肉でお茶を濁した?
もう少し、楢原さんらしい、機知に富んだ、暗喩的頭脳明晰な脚本を期待していたのですが、完全な肩すかしを食らいました。

見かけ倒しならぬ、仕掛け倒しの感。

やけに挿入される、謎かけ問答のような台詞のやりとりも、計画した間が、冗長に感じるだけで、面白さゼロ。

社会の現状を、徹底的に、笑倒し、ブラックな笑いで、告発する、チャりTらしい、真実を茶化す茶番劇の真髄には、到底及ばない、脚本の出来栄えに、かなり落胆しました。

楢原さんが、何を描きたかったのかは、提示がダイレクトなので、すぐにわかります。でも、これでは、手品の品物だけ並べて、手品師が、トイレ休憩に行ってしまったような印象です。仏作って、魂入れずの感!

楢原さんらしい、センスある切り口に期待してたんだけどなあ。

ネタバレBOX

本水を使ったり、コクーン歌舞伎さながらの大仕掛けを施す割には、肝心な脚本の方には、創意工夫が足りなさ過ぎ。

題名のセンスが良かったので、もう少し、内実の詰まった名戯曲を期待してしまいました。

今の政治の危うさを、もっと巧みな台詞の応酬で、笑いに昇華させつつ、問題提議してほしかった!

小学生でも、本当は全くコントロールされていないことを知っている、原発問題を、誰でも知っているレベルで、やっているレベルでおちょくるのではなく、もっと楢原さんらしい、誰も気づかない問題を、茶番劇に仕立ててほしかったというのが、一番正直な思いです。

「魔女の宅急便」のコスプレ的な扮装の宅急便屋さんにしても、あれで終わるのなら、単なるハロウィンの仮装レベル。
たまたま、昨日、ヤマト運輸のクール宅急便の杜撰管理とかが報道された矢先なのだから、公演中のいじり的なアドリブ台詞を加えるくらいの、戯作者魂もあれば良かったのではと思います。
支線ガード下・始発

支線ガード下・始発

劇団芝居屋

ザ・ポケット(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

ハートフル
過去にスネに傷もつ人々の少し暖かいストーリー、良かったです! あまり関係ないですが電車の進行方向が気になってしまいました!?たぶん舞台と平行に走っているのでしょうね!? 奥の壁の落書き、もう少し合ってもよかったです

晩餐

晩餐

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★

面白かった
ハートフルでセンチメンタルでおもしろかった。

上野なつひさんは相変わらずきれい。市川由比ちゃんは、舞台女優としてはまだ声量がない気がする。でも今後は、いろいろな舞台のヒロイン役などきたいできそうですね。


泣いてた人多かったけど私は、感動したけど涙腺まではしげきされなかったなぁ

つまるところ よいん

つまるところ よいん

Crackersboat

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2013/10/22 (火) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

一味加わった
上演時間90分。毎度とても肩の力が抜けた雰囲気があり、観ていて癖になる。舞踊表現と演技の混在が面白く、木引さんがほどよく馴染んで、かつほどよく馴染まないところに風味が出ていた。

三人姉妹

三人姉妹

華のん企画

あうるすぽっと(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

最後は
わー救いようがないくらい話だなーって思ってみていました。みんなが不満ばっかりいっている。でも最後三人がそれぞれの場所で頑張っていくんだなーって思えました。

セリフ一つ一つに意味があるので、一生懸命聴きました。
俳優さんたちの声ははっきり聞こえるのでとてもよかったです。

満席でしたね。

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★

『太陽とサヨナラ』
透明感のあるファンタジ―でした。物語の大筋は可もなく不可もなく、でした。前半はよく分からない設定を押しつけられ戸惑いましたが、徐々に物語が開けてきて見やすくなりました。

以下ネタばれ↓↓

ネタバレBOX

終盤いきなり物語が閉じてしまうのはビックリしました。好みの問題でしょうが、後半の家族の話や手紙のシーンを冗長にせず、シャイの別れの前後を丁寧に扱って欲しかったです。

次に役者について。演技(?)が上手で、見ていて飽きませんでした。(糸山和則さんの奇妙な動きは何とも言えません。)気になった点は、空間が広いということもあり、舞台との一体感という意味での身体(ダンス)を活かせていないということです。また田中三浦さんの動きの美しさに目をひかれ、広い舞台に点在している役者全体に目がいかず、残念なことに視界が狭まってしまいました。あと登場人物の年齢が演技からは読み取れませんでした。

最後に客席について。隣との距離が近いように感じました。実際、横の人の咳(?)が終盤で酷くなり音と振動と臭いが伝わってきて観る妨げになりました。今後気をつつけていただければと思います。神経質ですいません。
TRUE WEST~本物の西部~

TRUE WEST~本物の西部~

梅田芸術劇場

はつかいち文化ホール・さくらぴあ(広島県)

2013/10/25 (金) ~ 2013/10/25 (金)公演終了

満足度★★★★

不思議な感覚の後味
時間が経てば、
リアルのようでリアルじゃない夢の中の兄弟を見てたような、
不思議な感覚の後味を残していった舞台というかぁ‥。
まだ少し消化しきれてないところがあって、
満足したのか?と聞かれればそうでもなくて、
でも、なんかもう一度観てみたい不思議な感じの世界と言うか‥。

ちょっと良く分かんないんで、満足度は4。

すげえ、仕事に疲れてて、
ふとどこかに逃避したくなる時に観たい舞台かも‥。

ネタバレBOX

あのラストを観た瞬間、ストーリーとかを追うんじゃなくて、
もっと演出の妙とかを楽しむ舞台だったのかなぁと
少し後悔しましたけど‥‥。それも、まだ良く分からず‥。

実際、沢山ありすぎてコンセントもさせなかったであろうトースターでばんばんトーストが焼けたり、タイプライターをめちゃくちゃに扱ってもまだ使えてるし、電話のコードは意味もなく長いし、鉛筆だけを探すのに室を無茶苦茶にするし、ほんとリアルさにかける世界‥。

休憩までは、ほんとあっという間に終わるリアルな世界。

そして、休憩が終わってから、兄と弟が反転したかのような感じの、
リアルのようでリアルじゃない夢の中の兄弟を見てるような、
不思議な感覚の世界。
微妙にリアルな感じが、リアルじゃないものを浮き立たせるというか‥、
で、そのリアルじゃない中でのリアルな兄弟の関係というかぁ。

うん、良く分かりません。それに、全然違うかも。
未来を忘れる

未来を忘れる

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2013/10/18 (金) ~ 2013/11/01 (金)公演終了

やはりアトリエ公演は好きだ!
いやー…言葉にならない。本当、すごいものを観てしまった。
衝撃がすごい。
少しくらい予定をねじ曲げてでも観る価値はあったし、チケット代以上のものを頂いた。

劇場に入ってまず衝撃。
舞台は客席側以外(舞台の床、両側面、天井、奥)をすべてベニヤ板で囲ったもの。
そこに奥行きのある映像を映し出している。
今までの文学座では見たことがなく、アトリエ公演の精神である「挑戦」をまず感じる。
この舞台装置の使い方(奥部分が開いて役者がそこから出入りする!産まれるシーンは印象的!)やWi-Fi、スマホ(?)といった文明の機器を使った舞台づくり、とても良かった。
横方向から当てられた光源によって出来た影も計算された舞台だった。

一つ一つの言葉が突き刺さる。一つ一つの言葉に考えさせられる。休むことを許さない。
だから、見終わって結構疲れた。しかし嫌な疲れでは全くない。
個とは、全体とは。孤独とは、愛とは。生とは、死とは。
そして人間とは。

人間、死者、ゴキブリ人間。
こんなに沢山の人種が舞台上に同時に存在し、時系列もバラバラだが、全然混乱することはない。素晴らしい。
前半1時間20分、後半55分でしたが、私には全然長くなかった。

文学座の役者さんは、本当に鍛えられていらっしゃる。
自然。ちゃんとそこに存在している。
この長時間の公演を、長いと思わせない演技力。
全役者さん素晴らしかったです。

この舞台を完成させた全ての方に讃辞を送りたい。
いやー…本当にすごいものを観てしまった。



晩餐

晩餐

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

フェスティバル!
両親をつれて観に行ってきました。写真撮影や客席を巻き込んでのダンスなどびっくりしましたが、観ている側も一緒になって楽しめるのでとても良かったと思います。一人で観に行ってたら踊るのはちょっと恥ずかしいかなと思ったけど、普段絶対踊ったりしない父も踊ってたのにはビックリしました。ハイタッチもしていて楽しそうだったので一緒に行って良かったなあと思いました!ストーリーは最初の方はめちゃくちゃ笑ってたんだけど、最後の方になるにつれて涙が止まらなくて・・・大号泣してしまいました。柴田理恵さんのアドリブのくだり、ちょっと長く感じましたが面白かったです。田畑智子さんの演技もすっごく良かった。

6人の悩める観客

6人の悩める観客

壱劇屋

京都市東山青少年活動センター(京都府)

2013/10/25 (金) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

観客あるある
私語する人、携帯電源落とさない人、それを注意する人、マナーにうるさい人…

演じてる方々も観客として観に行かれるから詳しいのかな。

そんなあるある的なことで終わるのかと思ったら
面白そうな展開になり
なんだ?誰?(いや、有名な人なんだけどなんでここで?)という
これ、どこに向かってるんだーってなったけど
無事終わって良かったです。

ループから抜け出せない怖さがあった。

台本をめくる音が心地よかった。

盛り沢山な内容で面白かった。


これで1500円はお得。








ネタバレBOX

日替わりゲストが出てきた時は
ちょっとヒヤヒヤしてこっちの方が心配になったけど。

あそこは無理にゲスト入れなくてもと思った。


舞台の上に居た観客を観てると
自分のことのようで
作品に対して、あーだこーだ言いにくくなる(笑)


オープニングのコンテンポラリーぽいフォーメーションダンス?は
かっこよくて
「こどもの一生」みたいだった。(小野寺修二さん 振り付けぽい)
プロジェクションマッピングみたいにも感じた。


これも観客あるあるだなぁ。

「○○みたい」ってすぐ言いたくなる(笑)







ニッポンヲトリモロス

ニッポンヲトリモロス

劇団チャリT企画

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/10/25 (金) ~ 2013/10/30 (水)公演終了

満足度★★★

みてきました
ヤンキー3さんがタコ顔した時の表情が、赤い口紅とマッチしてました

とある家族の輪舞曲

とある家族の輪舞曲

劇団ジャムジャムプレイヤーズ

アドリブ小劇場(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

にかいめです!
幸せ三部作の最後の作品。
私はこの作品から見ましたが、全然楽しめました!
けど、他の2作品もきになります!

この劇団は「砕けたKの行方」にいちど友人に誘われ見に行った以来なので、二回目です。

内容は分かり易かったのですが、いろんな人物が出てきたりして少しついていけない部分がありました。
ぜひ機会があったら他の2作品もみたいです!

新美南吉の日記 1931-1935

新美南吉の日記 1931-1935

オクムラ宅

土間の家(東京都)

2013/10/25 (金) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

「外」から「内」へと観客を引き込む話法が鮮やか
新美南吉生誕100年だそうだ。

再演。
初演も観ている。
土間の家という、民家を簡単なギャラリーのようにした会場で上演された。

そこに、奥村拓さんの南吉、根岸絵美さんの南吉、西村誠太さんの南吉、中野あきさんの南吉、今野太郎さんの南吉、観客の南吉が現れる。

ネタバレBOX

10代後半の、自意識過剰で傷つきやすく、妄想しがちな青年の日記である。
本来は見てはいけないものだが、日記というのは誰かに読んでもらいたいという欲求も、どこかにあるのだろう。

彼の心象が(たぶん)事実とは異なり、ねじ曲げられて日記には書かれているようだ。
もっとも、「事実」とは何かと言えば、自分自身が感じたことにほかならず、彼の日記もまた「彼にとっての事実」であろう。

新美南吉の日記が役者によって語られ、この作品の作者の解釈や感想が差し挟まる前半部から、南吉の日記とそれに対する恋人M子の反応という形にいつの間にか移行していく手腕は見事だ。

M子の反応は、あくまでM子側だけのものであり、南吉との「対話」ではない。
そして、M子の反応は、この作品の作者・奥村拓さんの創作であろうから、実は前半部の構造と同じであるのにもかかわらず、前半と後半の遠近感が出て、ゆるやかに後半部に観客は運ばれて、物語の中へと近づくのだ。


初演を見ているのだが、見終わった感想については、まったく前回と同じなので少し自分でも驚いた。
前回の感想↓

http://stage.corich.jp/watch_done_detail.php?watch_id=165688#divulge

初演との違いはいくつか見られた。
しかし、それは意図されたものではないようだ。
その日、その日によっても異なってくる部分でもあろう。
変化の理由として一番大きいのは、役者が今野太郎さん以外は初演とは別の人ということではないだろうか。

演出をしている奥村拓さんは、技工を凝らして演出するタイプではないと思う。
役者の気持ちを引き出して、作品を共犯者のように作り上げるタイプではないかと思う。
もちろん、これは想像だが、稽古ではダメ出しをすることはないように感じる。
役者が違えば作品の印象が大きく異なるのは当然だが、たぶん奥村拓さんは「役」の「型」にはめることはないので−−今回で言えば、南吉やM子という登場人物の設定に−−その役者近づけることをしてないような気がする。

つまり、役者の身体・感情のほうに作品を引っ張っていくように感じたのだ。
そこでは、奥村拓さんの南吉ではなく、根岸絵美さんの南吉、西村誠太さんの南吉、中野あきさんの南吉、今野太郎さんの南吉が登場するわけだ。

だから、役者の感情の込め方、感情の表し方が初演とは違っていた。
今回は、後半にいくに従い、よりエモーショナルになっていったと思う。
特にエンディングの根岸絵美さんが演じたM子は、台詞の息づかいが会場の外の騒音すらシャットアウトしてしまうような美しさと哀しさがあった。

このエンディングを考えると、初演のときにも書いたが、要所要所でいきなり大声を上げて激するのは、会場のサイズからいっても流れからいっても、あまり良くは感じない。
大声を出さなくても、激した感情は表現できると思うし、なんか違うと思うのだ。
そういう意味で、「作られた」印象の多いシーンは、少し興醒めしてしまう。例えば、フリスクのシーン。もの凄い違和感を感じてしまった。

ラストの窓を開けて見えるシーンは、やっぱり好きだな。


23区内には「民家園」という名称で古民家を残している場所がいつくもある。
区と協同して、そういう場所で上演できないだろうか。
土間の家は残念ながら演技するスペースが小さすぎる。
もっとロケーションのいいところがあるように思えるのだが。

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