
ミュージカル『バイトショウ』
劇団扉座
座・高円寺1(東京都)
2013/10/16 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

晩餐
タクフェス
サンシャイン劇場(東京都)
2013/10/03 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

ママは悪魔
THE REDCARPETS
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/10/10 (木) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

MIWA
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/10/04 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
美輪さんという存在感
タイトルが実在の人物、評伝のような舞台だけど野田フィクションだよな・・・?でも、あの方の生業からして、これからも肉体が衰える事はないんではないかと、自然に思わされる存在なのでこの舞台はノンフィクションです、と言われても普通に信じてしまいそうな威力のある話。ハーレクインロマンス小説(読んだ事ないけど)に出てきそうな設定の、一個人の愛と人生をかけた大作舞台みたいだった。
舞台から発する大量の動きや、台詞の随所に見られる計算された言葉遣いは聞いてて相変わらず面白い。
演るパワーに観るパワー、目には見えない存在への眼差しは野田さんが勘三郎さんに向けた行為にも思えるし、最後には異様な興奮に包まれた状態。
古田さんや成志さん達の変わらない素晴らしさ、浦井君の踊りの潔さとおもしろさ、欲張ってそのままシャンソン歌ってほしかったw、瑛太さんの昭和のスタァのハマりっぷりも良い。
約130分。

あられもないマラルディの角度
劇団なのぐらむ
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★
犯人さがしもラストがあっさり!
100万部売るベストセラー作家が殺され、その犯人さがし。
被害者に纏わる様々な関係が絡む。
ラストあっさりで物足りなさ感じる。
例えると種だけ沢山蒔いて実がなったのが少し、それをあっさりと簡単に刈り取ったって感じの芝居でした。

セツナイカラダ'91
Tricobo×ハイブリットハイジ座
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2013/10/15 (火) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
期待したのと違ってて、期待通りだったよ
映画で例えればね、Tricobo は『鍵泥棒のメソッド』で、ハイブリットハイジ座は『愛と誠』だったよ。
『鍵泥棒のメソッド』は、素直に面白いって言えるけど、一回観ればお腹いっぱい。
『愛と誠』は、大きな声で面白いって言いづらいんだけど、もう一度観てもいいかなって。

ミュージカル『バイトショウ』
劇団扉座
座・高円寺1(東京都)
2013/10/16 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団の実態は?
元四季の五十嵐可絵さん、柳瀬大輔さん客演目玉で近距離で歌聞ける贅沢さ。扉座鈴木里沙さんは踊りうまい。深沢桂子さんの曲バリエーションありピアノ演奏が人情芝居とマッチ。役者だけでやっと生活ができるようになるまでの話はとても興味深く、面白かった。
でも劇団の実態はああなんですか。困ったもんです。

演戯団コリペ『小町風伝』
BeSeTo演劇祭
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
本当に素晴らしい 改演出(快演出)!
転形劇場が1977年に初演し、その沈黙が支配する舞台に当時誰もが驚愕した『小町風伝』を、韓国の李潤澤(イ・ユンテク)氏が演出。
李潤澤氏は、太田省吾(転形劇場)の演出とは全く違うアプローチによって、
この作品に新たな命を吹き込んだ。
とにかく役者さんの演技が素晴らしかった。
演出も本当に素晴らしかった。
ただし、転形劇場の芝居が好きな人が観たら、賛否は別れると思う。
詳しくはネタバレBOXに書くが、私は転形劇場版と演戯団コリペ版はネガとポジの関係にあると思った。
これだけ個性の強い戯曲を、そして演出イメージも強く付いてしまっている作品を、ここまで自分のものとして演出できる李潤澤(イ・ユンテク)氏の実力、そして勇気は本当に凄いと思う。
スタンダードな古典を奇異に改変する(崩す)のとは訳が違う。
極めて特異な作品を、物語演劇に仕立て直しているのだ。
こちらの作業の方が、実は失敗する可能性は遥かに高い。
敢えてそこに挑戦し、成功を勝ち取っている。
久しぶりに作品テーマがどうこうと考える隙もなく、
演技と演出に魅了されてしまう舞台を観た。

中野の処女がイクッ
月刊「根本宗子」
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2013/10/09 (水) ~ 2013/10/18 (金)公演終了
無題860(13-299)
19:30の回(曇)。18:30受付(整理券あり、チケットレス)、19:00開場。3作目になりました。控室、衣装やら鏡、スリッパ、ぬいぐるみの山、所狭しと。最前列はミニ椅子横10人...詰まってます。その後ろのベンチシートにも大勢。19:30前説(100分)、19:37開演~21:15終演。今回はちょっとわかりませんでした(特にイブの発想や行動)。

悪夢六号室【東京大阪2都市開催】
ニコルソンズ
駅前劇場(東京都)
2013/09/27 (金) ~ 2013/09/29 (日)公演終了
満足度★★★
キレイな悪夢シリーズ
待ちに待った悪夢シリーズの舞台化ということで期待度MAXで観劇。
全体的に肌色率の高い舞台でした。男女ともに(笑)
マンションの一室を舞台に、マザコンにオカマにヤクザなどなど非常に濃い登場人物たちが入り乱れてのサスペンスコメディ。
最後まで先の読めない二転三転する展開でとても楽しめました。
ただ、悪夢シリーズとして観ると、バイオレンス分がちょっと少なめかな。
大きなどんでん返しも無く、いい話で終わってしまっていたのがやや不満。
登場人物では赤星まきさん演じる姑が良かったです。

ロストセブンティーン
私立ルドビコ女学院
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
何となく行ったんだけど・・
しっかり練られていてとても面白かった。
割と早めに行ったけど、自分より前に並んだ人たちが最前列に次々座るのを見て「?」と思ったけど(通常の観劇好きの人は真ん中あたりに座ることが多い気がして)、つられなくて良かった・・舞台の上が女性ばっかなんで自分は少し後ろの方が・・緊張するしね(苦笑
演技も噛むところも無く、最近の小劇場にしては珍しいと思ったり。
何より勢いがあった。

ブリキの茶袱台
office HOMME / team Genius bibi
Geki地下Liberty(東京都)
2013/10/15 (火) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
コントに近いコメディ
ストーリー自体は良い。
ただ、意図が見えすぎる嫌いはある。コントのようなシーンから感動的なシーンへの移行が強引すぎる事などがその原因だと思う。演じている側はストーリー展開が分かっているので感情の移行が出来るのだろうが、観ている側は違和感を感じる人が多いと思う。
役者さんは2〜3名技術不足が感じられるメンバーがいた。他の皆さんは総じて技術はあると思うのだが、感情をストレートに表現しすぎている気がする(これは演出の指示なのかもしれない)。大人が感情をそのまま表現してしまうと薄っぺらい人間に見える可能性があることを意識する方が良いと思う。

唐版 滝の白糸
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2013/10/08 (火) ~ 2013/10/29 (火)公演終了

正義の人びと
コロブチカ
ギャラリーCASA TANA(東京都)
2013/10/11 (金) ~ 2013/10/16 (水)公演終了
満足度★★★★
台風
そんな中、観劇。カミュの芝居は初めてでしたが、非常に楽しめました。ドーラの谷野さん、詩人の林さん、パワフルで繊細でよかった。若い人の迫力、刺激もらえます。

愛のおわり
青年団国際演劇交流プロジェクト
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

Whenever Wherever Festival 2013
Body Arts Laboratory
森下スタジオ(東京都)
2013/10/07 (月) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★
『エクスペリメンタル・ パフォーマンス day1』鑑賞
対面客席の中で、奇妙な音を伴う男女デュオのダンス2作が踊られ、作風の違いが印象的でした。
京極朋彦×山崎阿弥
不可解でエロティックな声とダンスのパフォーマンスでした。
山崎さんの特殊な発声による自然音や動物の鳴き声の様な音が響く中、京極さんが腰を落とした姿勢で踊り、途中でお互い服を脱がせて相手の服を着て架空(?)の言語によるモノローグのシーン、おそらく即興のポエトリー・リーディングと激しいダンスのシーンと続きました。
山崎さんの声のパフォーマンスは魅力的でしたが、全体としては求心力が弱く感じられ、あまり伝わってくるものがありませんでした。
生西康典(演出)×外山明(演奏)×伊佐千明×山崎広太
パステルカラーの花柄ワンピースを着た伊佐さんとエスニック調のシャツを着た山崎さんが、外山さんのドラムに乗せて(あるいは乗らずに)踊り、素っ頓狂なユーモアが魅力的でした。
定常的なビートや激しい乱れ打ちを用いず、耐えず変化する演奏が、絶妙な不安定さを生み出し、シュールな展開のダンスとマッチしていました。
外山さんが新聞紙を投げ入れ、ダンサー2人がそれを捻って両端を掴んだまま踊る展開が楽しかったです。

キャプテン・フォ-エバー
劇団風三等星
ぽんプラザホール(福岡県)
2013/10/11 (金) ~ 2013/10/13 (日)公演終了
満足度★★★
根本の設定はさておき。
キャプテンシリーズは観たことはあると思うのですが、気にせずOKです。
シチュエーションコメディならではの次から次へのハプニングの連続です。
それぞれのキャラのつながりや時事ネタ等もぶっ込み、
ちょい役の方の登場で一休みする他は走りっぱなしでした。

マルスフィクション
.comet <ドットコメット>
サンモールスタジオ(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
初日観て来ました☆
今回も期待を裏切らない面白さでした〜o(^▽^)o
相変わらずの凝った脚本、役者の皆様の熱い演技!
楽しい時間を過ごさせて頂きました☆
色々語りたいですが、リピーターしちゃうので、もう一度観に行ってから色々感想をお話させて頂きたいと思います〜♪
次回も楽しみにしていますっ!

東京パフォーマンスドール PLAY × LIVE 『1 × 0』(ワンバイゼロ)エピソード3、エピソード4
キューブ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2013/10/11 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
パフォーマンスを より鮮やかにする“ミソ”
『東京パフォーマンスドール』の本作を観劇し、改めて、「NHK教育テレビ(ETV)らしさに溢れているな」と思った。
舞台上に現れたCGのペンギンが、『東京パフォーマンスドール』のメンバー達と会話する…。
このシステムは、90年代以降、NHK教育テレビの 子供向け番組に使われてきたものに極めて近い。
メンバーは前方(客席)を向くだけでなく、壁へ投影されたペンギンと話す際、後ろ姿をみせる必要がある。
近年、舞台版『人狼ゲーム』などを筆頭格にライブ•プレイング舞台が芽を出し始めた。
そういう観点でいえば、本作は私たち観客を意識しない。
一種の密室ゲームを、観客が柵の外側から観察できる構成である。
エピソード4まで到達したわけだが、毎回 違うメンバーの「成長」の過程を浮き彫りにし、ラムネ色の青春を 吹かせてくれる。
メンバー同士の「衝突」があり、そしてラストは新たな「絆」を手に…。
もし「二人」の数でなかったなら、これほどまで鮮やかな青春を送風することなど ありえなかった。
10人という大所帯のなか特定の二人を担ぎ出すのは、ユニットでも結成しないかぎり、その機会は 雀の涙だろう。違ったメンバー同士の組み合わせなら、一体、どうなっていたか。
考えていけばキリがないが、それは酵母菌のような膨らみを持つ。
回想シーン等は、スタイリッシュな舞台セット及び 映像•音声に似つかわしくない。
しかし、メンバーは『東京パフォーマンスドール』というティーンズ•グループの一人として立っているわけだから、生身の心情を吐くシーンは見応え十分だ。
私は思う。
本編の前、後に『東京パフォーマンスドール』のライブ(ダンスサミット)がある。
洗練された一体感、衣装の一部が外れてしまうトラブルに遭っても踊りを辞めない姿勢、何より大人びた笑顔。パフォーマンスの威力を示せば、本編など観客の隅に置かれる存在である。
だが、生身の心情を吐いたからこそ、その歌は、その踊りは、さらに響かせる力を有したのではないか。
すなわち、本作は『東京パフォーマンスドール』のブランドを上げ、公開物語を築く道程なのだ。

ロストセブンティーン
私立ルドビコ女学院
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了