
アマテラス
博多座
博多座(福岡県)
2013/09/05 (木) ~ 2013/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★
目にも耳にも贅沢な音楽舞踊劇
鼓童による太鼓を中心にしたパフォーマンスをベースに、板東玉三郎の舞、愛恩羽麗のダンスをうまく配し融合させて、目にも耳にも贅沢な楽しみを与えてくれるセリフなしの音楽舞踊劇だ。
詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

【千秋楽当日券ございます】値札のない戦争
劇団印象-indian elephant-
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/10/24 (木) ~ 2013/10/28 (月)公演終了

残跡 / ユダヤ人種の妻
山縣美礼
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/10/24 (木) ~ 2013/10/28 (月)公演終了

MIWA
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/10/04 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白い!
実は「野田地図になってからの芝居は、ちょっと分かりにくいな」と思ってました。夢の遊眠社時代の野田ファンです。
この『MIWA』は、昔の遊眠社を思い出しました。二重構造、言葉遊び、そして野田さん。おもいっきり堪能しました。ありがとうございました。
できれば、もう一度観たいです。
ちりばめられた言葉やエピソード、美輪さんや三島由紀夫を知っていると、余計に楽しめます。推薦図書『オーラの素顔』(笑)
友人が「美輪さんが言うと自慢話にしか聞こえなかった話が、この芝居だと腑に落ちた」と言ったのも、面白い感想。

「お皿の話」~What is last one~
劇団 go to
ぽんプラザホール(福岡県)
2013/10/26 (土) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★
笑った。
重松さんはフルであの衣裳メイクで、ベテラン女優をうまく演じておられました。ふかふかまくらさんから後藤さんも見事な出オチ。
この格好でシリアスシーンも入れてます。
にやけて、吹き出す、楽しい公演でした。

魔女の猫探し ご来場誠にありがとうございました!
劇団東京乾電池
アトリエ乾電池(東京都)
2013/10/28 (月) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
猫の名前が覚えられない
アトリエ公演は2度目だが、いつ来ても居心地の良い空間。
月曜夜の初日は補助椅子が出る盛況ぶり。
別役実の作品としてはとてもすっきり腑に落ちて解りやすい。
今回の魔女の相方は谷川昭一朗さん、
2人の“間”がもう可笑しくて客席からは頻繁に笑いが起こる。
ちょっとほろりとさせる“おとなの泣いた赤おに”みたい。
この魔女のキャラが実に魅力的。

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧倒する台詞
ひょっとこ乱舞時代も含めて、私にはこれが初めての広田作品。
冒頭から“伝わる”台詞の素晴らしさに圧倒された。
劇場の広さに負けない声と滑舌、聴きとりにくい台詞もなく豊かな表現力が素晴らしい。
役者さんは大変だろう長台詞満載の芝居は、若干饒舌で長さを感じるものの
最後まで柔軟なパワーにあふれていて飽きさせない。
社会や政治に対する明快な批判と、詩情豊かな台詞、
広田さんって両方書ける人なんだなあ。

たりない写真、 歌えなかった唄のために
ユーキース・エンタテインメント
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2013/10/12 (土) ~ 2013/10/16 (水)公演終了
満足度★★★★
観て来ました
初日と千秋楽を観ました。
乃木太郎さんのブログはずっと読んでいたので、脚本は実体験がベースになっている、と直感しました。重いテーマながら優しい時が流れている舞台でした。 オリジナル曲も素晴らしかったです。

イーハトーボの劇列車
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2013/10/06 (日) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
本、演出、キャスト三拍子揃う佳作
あまり期待していなかったのですが、井上さんの戯曲の中でも、かなり出色ではと思う、構成力抜群の芝居でした。
鵜山さんの演出は、押しつけがましさがないのが、気持良い!
こまつ座お得意の、オープニングのキャスト勢揃い場面が、他の演出家の時には、やけに、わざとらしくて、生理的に嫌悪感を感じる場合が多いのですが、何故か鵜山演出だと、スーッと、舞台に導入されて行く感覚になり、不思議です。
宮沢賢治の評伝と賢治作品の登場人物を彷彿とさせる人間達がうまく物語に折り重なり、ユーモアとペーソスのバランスも、絶妙でした。
食の問題、貧困と富裕層の格差、宗教論争等、いろいろなテーマを含有していながら、核がしっかりしていて、散漫にならず、戯曲のお手本になりそうな作品でした。
「あまちゃん」の好演が記憶に新しい木野花さん、ベテランの辻さん、他、キャストの皆さんも、それぞれ、役を楽しく味わい深く造型され、どの場面も、見応え充分でした。
ただ、井上さんは、ハプスブルグ家チックな貴公子然とした佇まいが、賢治の泥臭さを出すには、やや無理があり、作業着とかが、お仕着せ感いっぱいで、全員で舞台に立つ時、一人目立って浮いた印象がありました。
方言でそれらしく見えると思ったのも束の間、2幕の標準語で話す場面では、
品が勝ち過ぎて、賢治らしく見えなくなり、ちょっと違和感を感じてしまいました。以前、映画で賢治を演じられた三上博史さんのイメージが強すぎたのかもしれませんが…。
賢治の作品は、一度も読んだことがないと、今まで思いこんでいましたが、セロを習っていたというシーンになって、子供の頃、絵本がボロボロになるまで読んだ「セロ弾きのゴーシュ」が賢治作品だったことに思い当たり、曰く言い難い感動が胸に去来しました。
井上ひさしさんは、一体、どんな「思い残し切符」を私達に残して下さったのかなあと、最後は、感慨深く、劇場を後にしました。

JFK
製作委員会
心光寺(大阪府)
2013/10/19 (土) ~ 2013/10/26 (土)公演終了
満足度★★★
お寺の本堂でのお芝居、初体験!
始まって木魚を打ったり仏さんの前ではしゃいだりして
仏さんは怒らないのか?と心配しながら観劇してましたが
終演後の紹介で和尚役の役者さんが本物の住職さんだったとは… なるほど(^^;;
どおりでお経が上手だと思いました!
役者さんも若い人からベテランの人までしっかりとした落ち着いた演技!
話は織田信長や窃盗団が出てきたりして興味深く進んでいく
最後はドンデン返しもあり、なかなか見応えある面白いミステリー!
唯一惜しかったのがコメディだった事…(^^;;
笑うツボが私には分かりませんでした
私が見た回が悪かったのか?
劇場内は爆笑に包まれる事はなかったのですが…(^^;;
本格的なミステリーの話だったらもっと見応えがあったと思います♪

三人姉妹
華のん企画
あうるすぽっと(東京都)
2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
さりげなく共鳴
今の抑揚の効いた演劇に慣れてしまっている者にとっては、演出に工夫が凝らされているとはいえ表面的には内容の盛り上がりに欠け単調気味でさえあるこの作品を2時間近く常に高いテンションで観劇するのはきつかった(所々で睡魔に襲われました)。
ただこの舞台を観ていて人生のありようや考え方について時々ハッとさせられることもあり(振れ巾が微弱で静かに淡々と流れてゆく舞台の中にあってその時だけあたかも自分の心の中で共鳴が起こり増幅されて訴えかけてくるような感じといえばいいのでしょうか)、作品の奥の深さのようなものを感じさせていただきました。

小林賢太郎演劇作品『振り子とチーズケーキ』
KKP
西鉄ホール(福岡県)
2013/10/22 (火) ~ 2013/10/28 (月)公演終了
満足度★★★★
小さな演劇作品。
映像は少なく(窓・格子程度)、小林さんと竹井さんの掛け合いや、
道具・装置をこう使うかとのアイデアには、感服です。

虎と。狼と。
多少婦人
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/09/03 (火) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
狼→虎
狼から虎で観劇。
狼バージョン
狼とついてるので、狼にちなんだ短編集となっていた(短編集と思ってなかったのでちょっとビックリしたがww)。短編集だがいつもの多少婦人の雰囲気は損なわず健在。
人狼のブロローグ考案ネタは面白かったが、その他の物語も面白くは感じたが、人狼ネタの話に比べるとちょっと印象が弱い感じ。しかし、各物語の間で流れるある方が歌う曲は非常識に頭に残るーでした(笑)。
虎バージョン
虎なので虎にちなんだ短編集となる。虎の穴は面白かったが、こちらも虎の穴物語の印象が強すぎるのか、他が少し淡々とし過ぎてるか、やはり他の物語の印象が弱い感じ。
で、各物語間で流れる曲は狼のよりさらに癖になりそうでした(笑)

【沢山のご来場、誠にありがとうございました!】「面影橋で逢いましょう」「それではみなさん、さようなら」
ラフメーカー
JOY JOY THEATRE(東京都)
2013/09/05 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了
満足度★★★★
両方観劇
両作品観劇
「それではみなさん、さようなら」
笑いあり、終盤は笑いがあるからこそより引き締まり、また役者陣のシームレスキャラチェンジはお見事で、その中でも勝美さんの表情や雰囲気は凄くよかった。 作品もパワーアップしており面白かった。
「面影橋で逢いましょう」
サブエピソードを追加することにより、主人公達の人生により深みが増し、より物語の世界に生きてた。人物名のセリフにちょっとニヤッとかしたりして(笑)、面白かったです。
ただ個人的にはラストの暗転はもう少し遅めが好きな感じではあったが。

『MOJITO』『想像』(ご来場ありがとうございました。御感想お待ちしています!)
BARHOPPER × MU
BAR COREDO(東京都)
2013/08/27 (火) ~ 2013/09/02 (月)公演終了
満足度★★★★
いい雰囲気
MOJITOは人生に少し疲れた大人の恋バナ物語。高橋恭子がチタキヨで見せた色気を見事に封印して、逆に不倫されそうな雰囲気を醸しだし(あくまで個人的見解)、それがまた物語に見事にマッチしていてよかった。
創造、最初はちょっと朗読になりすぎてるかな(朗読劇なので、当たり前と言えば当たり前なのだが)と感じていたが、表情とかが出だしてきてからは、すごく面白かった。

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
満足度★★★
うれしい悲鳴 観劇
以前に”幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい”を観劇。
”うれしい悲鳴”は2作品目です。
前者に比べると私にとっては訴えかけるものが弱く流せてしまう。
そこには、やはり現実に近いものかどうかが判断基準になっている。
終始、遠くから眺めていた。

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
「空気を読む日本人論」と かけがえのないヒューマニズム
近未来•日本は どのような姿かを考える時、私たちの延長線上に案外答えはあるものだ。
戦後、GHQ(連合国総司令部)の指令が下り、歌舞伎などで『忠臣蔵』上演が できなくなった。私は年二回、NPO法人•日本伝統芸能振興会主催の『こども若草 歌舞伎
』を観劇する。
その理事の方が おっしゃるには、「GHQが 歌舞伎の上演を禁止したのは“仇討ち”精神 で もう一度、戦争をさせないため」らしい。
占領当局も、新聞、ラジオ、雑誌、町内会などを通じ、日本の国民性を変革するプロパガンダ態勢を敷いたのは事実だろう。
では、情報統制の結果として“仇討ち”精神はなくなったかといえば、そんな ことはない。
視聴率40パーセント越えのテレビドラマ『半沢直樹』の名台詞「やられたらやり返す。倍返しだ!」は“仇討ち”精神である。『忠臣蔵』は赤穂浪士の物語だが、普段は儒教というか、序列を守る日本人でも、時として それを超越した「義」を掲げる。実に眩しい。
前置きが 長くなった。
本作のテーマは「空気に流される日本人」だったと私は思う。そして このテーマを読み解けば、現代に生きる私たち自身へつながっている。
つまり、今日の延長線上こそが『うれしい悲鳴』なのである。

ポルカ
自転車キンクリーツカンパニー
新宿シアタートップス(東京都)
1996/02/28 (水) ~ 1996/03/20 (水)公演終了
満足度★★★★
ベンチ席9番
※実際の鑑賞日は1996年です。こりっちさんでは2008年以前の鑑賞日は設定できないようになってるので現在出来る一番古い年代にしました。

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
満足度★★★
ごめん、物語に興味が持てなかったよ
『太陽とサヨナラ』、拝見しました。
対象年齢がなんとなく低い感じのファンタジー。おっさんは対象範囲外だったかも。太陽とサヨナラしちゃったら、人類は滅亡だね。
集団での動きとか、踊りみたいなのとか、それから順番に詩的な台詞を言う場面とか、そういうのは綺麗で詩的でよかったかなあ。

風雲天狗外伝~剣母布郎のほろほろ城 (つるぎほろろうのほろほろじょう)
BQMAP
シアターサンモール(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★
戦国奇譚
アニメNARUTOでうずまきナルトの声をやっている竹内順子さんが出演しているというので、興味を持ち観劇しました。内容は戦国奇譚といった感じ。面白かった。
舞台なのに3Dメガネが配られるって!映像と舞台が一体化。セットに映写して模様を変えたり、障子に映る影で「影の舞い」みたいなことをやったり。
3Dも所々で。
外伝ということだけど、主役の馬鹿で、俗っぽくて、情に厚い剣豪?母布郎(ほろろう)のキャラがよくて、スピンオフもむべなるかな。解説(違うっ)の千宗易さんもいいよね。本伝での活躍にも興味が湧いた。