最新の観てきた!クチコミ一覧

106461-106480件 / 189886件中
INDEPENDENT:13

INDEPENDENT:13

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2013/11/21 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

全部観たかったなぁ!(≧▽≦)
23日14時のブロックを観ました。
周藤寿英くんの恐るべき若さと可能性、
いいむろなおきさんの超絶的な身体表現、
松本茜さんの生き物としての肉体への感覚と想い、
一明一人さんの磨き上げられたエンタメ魂とキャラクター、
4つの「凄い」の競演・共演を堪能w。

これがまだ一部なんですね!まだまだあるんですね!(@@;
全部観られなかったのが残念です。次回はきっと!

青い童話と黒い音楽

青い童話と黒い音楽

ロデオ★座★ヘヴン

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★

賢治の世界ってこう見せられるんだ
宮沢賢治の「よだかの星」「銀河鉄道の夜」をモチーフにした、
『夜鷹無限上昇』『深海のカンパネルラ』の2作品から成る本編。

賢治の物語世界を、こう換骨奪胎することができるんだ、って
新鮮に感じました。特に2つ目の物語。美しかったです。

ネタバレBOX

第1話『夜鷹無限上昇』

かつて一世を風靡したものの、その後5年も作品を発表できず
「一発屋」としてほぼ音楽家人生を絶たれた作家の下を、新聞
記者が訪れる。彼女に、その音楽家が自身の半生を物語る話。

ある時、意識の中でだけ聴くことができた「本当の音楽」。それを
譜面に書き起こすも、自分がかつて得た至高の音楽体験の
わずかも伝えられないことに苦悩する男。

作品が自分の意図に反して世間で高く評価され、仕事としての
音楽の話が舞い込む中で、さらに彼が耳にした「本当の音楽」と
それ以外の「音楽でない音楽」との差はどんどん開いていく。

ストイックに「本当の音楽」を追い求めるうちに、周囲と衝突し続け
仕事も、友人も、家族も、そしていつしか、自分の中で聴こえていた
「本当の音楽」でさえも失ってしまった音楽家。その再生の話、ですね。

一点、気になったのは、この音楽家は自身の「本当の音楽」を生み出す、
それを完璧な形で聴かせることに全生涯を捧げてきたわけですよね。

新聞記者が強引に「他人に分かって欲しい、伝えたい」ことを目的に
していたんじゃないんですか! って言い切っていたけど、芸術家って
もっとエゴイズムの塊みたいな人たちじゃないの? 自分の理想の
ものを追求したいと望むような。実際に、この音楽家もそうだったし。
だから、そういう話の持って行き方に、かなり違和感を感じました。

だからかな、最後、先生と自分が耳にした「本当の音楽」。それを
いつか文章で表現したい! って、主人公の元新聞記者(物語を
語る現在はフリーライターとして活躍しているそうです)が言っても
なんかいい話にもってっちゃってるね感が最後までぬぐえなかったのが
非常に残念でした。


第2話『深海のカンパネルラ B&B version』

大切な友人を失った女の子がその事実を受け止めきれず、
自身と友人を「銀河鉄道の夜」に出てくるジョバンニと
カンパネルラに見立てた世界に逃避し続けるという作品。

友人との永遠の別れ。それは劇中で進行する「銀河鉄道の
夜」が、最終駅、「サウザンクロス」に到着するとき。その訪れを
主人公は手にしていた本を閉じることで、強引に引き延ばすも
物語はいつも同じ着地点に至る。それはそうですよね、そういう
お話なのですから。やがて、彼女は、二人で歩んだ思い出と
一緒に友人との別れを選択します…。

後ろのスクリーンに映し出された星空。それが真に迫っていて
まるで本当に銀河鉄道に乗ってサウザンクロスを目指して
いるのかと思ってしまうほどです。演出良かったなぁ。

観ていて、人生って、「いくつもあるさよならを数え続けること。そして
やがて自分が誰かにとってのさよならの一部になること」なのかな、
と思いました。だとすると、さよならの数が増えれば、それだけ成長
していく、ということなのかな。

宮沢賢治をモチーフにしたと思しき人物が、「人生は、苦しみ、絶望
すること。それを繰り返すこと。そして、また立ち上がること」と独白
していたけど、なんか実際に本人が口にしそうな言葉だと感じました。
あの終わり方の「銀河鉄道の夜」について、カンパネルラと再び幸せに
暮らしましたとか、ジョバンニはカンパネルラのことをすっかり忘れて
暮らしましたとか書ければよかったけど、それは無理だった、と
心底残念そうに言う場面も味があってたまんなかったです。


最後で、賢治モチーフの男が「そういう人に私はなりたい。
…なりたかった」と言い残したのが、自分にとっては人間っぽくて
すごくいい言葉でした。独立しているような、2話の話を最後に
「人生の形」を語ることで自然につなげた、その手腕も見事でした。
永い遠足

永い遠足

サンプル

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2013/11/17 (日) ~ 2013/11/25 (月)公演終了

正直マンネリかも…。
不条理の中にさらに不条理が積み重なっていくような、
奇怪で妖しく性的なサンプルの世界。

今回は古舘寛治が不参加だったせいか、それとも意図
したものなのか、相当正常運転、言い換えればストレートな
作品になった気がします。ただ、それが最近のサンプルの
物語の弱さを露呈してしまったように思います。

ネタバレBOX

自らの弱点を積極的にさらす、劇団にとって過渡期の
作品なら分かるのですが。明らかに、昔の作品の
モチーフを自覚せずに使っている気がしてならないです。

サンプルが好んで使う、「越境する」というキーワードも
男性が毎回女性に性転換する、人が犬になる、前にも
何回も観たから、またかー、って思える。ラジコン使う演出も
ネズミ男が出てくるネタも、過去の作品で観ているので。
「越境する」って、同じ常識を超えるでも、他にやりようは
結構ある気がするのだけど。

ぶっ飛んだ、何が起こるか分からない物語展開でその辺の
欠点をカバーしてきたものの、今回は割と分かりやすい、
一直線な話にしてしまったために、その書き込みの弱さが
明らかになってしまったように思います。

成熟しない人々が永遠にさ迷い続ける話だってことですよね。
ギミックがない状態で観た場合、サンプルの話ってすごく
平坦で普通なんだな、って、まざまざと感じてしまいました。

今回は何をやらかしてくれるのか、ラストはどう私を
驚かせるようなショッキングな幕切れを見せてくれるのか、
期待させるようなサンプルの作品ではなかったかな、と。

ラスト、独身男でネズミの餌やリが本職のノブオが、自分の
娘を前にして、既に亡くなった母親の遺骨を使って目を潰す。
あそこのくだりはちょっと良かったかも。既に自分たちの国を
作った、ネズミ男のピーターから代替の目を貰う、って
付け足しでぶち壊しになっちゃったけど。でも、新しい国を作る、
ってモチーフもなんか飽きてしまったんだよね…。

ここまで書いて思ったけど、今作、ギリギリまで相手を追い詰めて
いく、強迫性が足りていなかったんだと気が付きました。今まで、
その役を一手に担っていた古舘の不在は改めて大きいな、と。

来年の初期作品『シフト』再演を観たら、サンプルは卒業かも。
そう強く感じた作品になってしまいました。
魔女たちのエチュード

魔女たちのエチュード

ライト・トラップ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2013/11/23 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

様々な工夫があって楽しめる
 2部構成で間に10分間の休憩が入る。日替わりゲストがいて、本日拝見した回は、詩人であった。1部2部共に演劇というより言葉を中心にした綴れ織りにややユニセクシュアルな感覚のパフォーマンス、振付がつく。照明感覚は中々優れていて、登場人物達を非常に明度の低い状態に置いてシルエットで表現し、背景には青空に白い雲がぽっかり浮かんだようなホリゾントを加えるなど気が利いている。音楽の使い方も自分の好みに合った。

ネタバレBOX

 女性ばかりのグループなので現実に対する言葉のスタンスが、余りに他人を傷つけるような表現にはなっていない点も興味深い。攻撃が最大の防御であるなら、攻撃力の弱さが、魔女をジェンダーとして成立させたのかもしれない。とはいえ、西洋には、男性の魔も存在する。英語だとwitchが魔女で wizardが、魔法使いとでもなろうか。フランス語では sorcièreが魔女 sorcierが魔法使いで両性で呼称が異なるが、日本では性差による表現の相違は無いようだ。従って魔法使いと訳したのは便宜的なものである。
 深読みすれば、マジョリティーvsマイノリティー問題も透かし見ることが出来よう。ここではマイノリティーを弱者と位置付ける。そのマイノリティーが何らかの原因でマジョリティーから目をつけられた場合、マイノリティー集団は、その集団存続の為に、マイノリティーの中で最も弱い者乃至はマジョリティーの同意が得られるマイノリティー集団の中の誰かをスケープゴートとして差し出すことが考えられる。欧米の自立した個人主義の欠片すら存在しない植民地、日本で用いられる言葉に魔女に対応する男性形名詞が存在しないことは、この事実の例証足り得るかも知れない。
 一方、先に指摘したように女性達の言語表現の特徴が、他者を傷つけ過ぎない慮りにあるならば、何故、彼女たちは、そのような表現形式を選んだのかを問わねばなるまい。
 その答えとは恐らく、“命どぅ宝”である。琉球王であった尚氏の言と伝えられるこの言葉こそ彼女達の選択である。このようにして、女性は、命を孕み、産み、育むことによって未来を掴み、己のものとするのだ。戦って傷つく、或いは死ぬ男達と、未来を掴む女性達、どちらが最終的勝者であるか、問い直すべくもあるまい。魔女万歳 にゃ~~~~!!
マザー

マザー

劇団5454

劇場HOPE(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっぱりNo.1!
以前に見た「ままごと」の長編ということだったので、期待度100%で見に行きましたが、満足度120%!!いや、それ以上かも。春陽さんの描く世界には無駄なことが何もない。もちろん人間も。演じている役者さんたちは幸せだなぁと。全員が役としてちゃんと「生きている」ってほんとにすごいことだと思う。
お話自体も面白いけど、それを全員がちゃんと役として観客に伝えてくれる。この劇団の強みだと思います。年間通していろいろな舞台を見てますが、やっぱり5454さんがNo.1です!

ホンキィ・トンク騎士(KNIGHT)

ホンキィ・トンク騎士(KNIGHT)

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/11/22 (金) ~ 2013/11/25 (月)公演終了

満足度★★★

ある探偵の物語。
かなり小さめの劇場。
小劇場特有の芝居で、演技よりもノリやストーリーを楽しむ内容に感じた。
本筋から離れたダンスや歌、内輪の小ネタコーナーがチラホラあるのでそういう物を求めていない人には合わないかもしれない。
それでも、探偵ものとしてはなかなか楽しめる内容だった。
開演前に出演者から会場の温度について丁度いいかどうか聞かれたのだが、開演前丁度よかった体感温度は中盤以降一気に上昇。
本当に暑かった……出演者の方に暑かった事は伝えたので空調が明日以降改善されていると良いな。

ネタバレBOX

続きものの物語らしく今回で五作目だとのこと。
予定では三作程度を予定していたが延びているらしい。
結局この物語も間違いなく続きを意識させる幕切れ。果たしてどこまで続いてゆくのか。

主人公はいい加減そうに見えるが情に厚く、つい頼ってしまいそうな中年差し掛かり気味の探偵。
モデルを名乗る謎の若い女の依頼を受け同行したことをきっかけに、今回の事件へ巻き込まれていく……

一対一、大人数に限らず会話の台詞のテンポはもう少し欲しかったが、話が動くシーンが多いので退屈はしなかった。
ある時には敵、ある時には味方の個性豊かな登場人物達を、役者陣が熱演。
漫画やアニメを意識したのかな、と思える実際にはありえなさそうな人間達が、この作品では生き生きとしていた。ブラックラグーンみたい。
良いなと思ったキャラは泊氏か。ああいう強キャラ、いるよね。後西園寺警部。ろくでもない警官だ。(褒め言葉)
アクションシーンは臨場感があり、そしてやはり銃撃戦が良い。かなり個人的な意見だけれども。狙撃ライフルまで出てきたのは印象に残る。
銃の腕前や、人間的にもやり手で魅力あるものたちがぶつかると震えるものだ。
車を運転するメンバーが変わる時の暗転中の動きは好きだった。細かい所も考えているのだなと。注文を付けるとすれば、全員のタイミングをドンピシャに合わせて欲しかったが。

世の中は理不尽で、人は身勝手で、それでも頑張るしかなくて……
汚れてしまった人間が再び前に進もうとし、しがらみから解き放たれたと思わせても上手くはいかない……
こういう物語の、ありがちではあるが切ないシーンがあった。
物語が全て終わった後でも、あのシティの人間達は生き続けてゆくのだろう。
そう思わせてくれる作品だった。
フナバシTOYS

フナバシTOYS

丸福ボンバーズ

せんだい演劇工房10-BOX(宮城県)

2013/11/23 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ハートフルでワンダフル!!
自分の身の回りにある大切な人・物など、年齢とともに変化しても、
その時大事にしていた物を観て、色々な事が思い出される事がある。
「フナバシTOYS」はまさにそんな思いにさせる、ハートフルな舞台でした。

今回も笑って、ちょっとしんみりして、心がじんわり暖かくなる・・・
気がつけば、ボンバーズワールドにいつの間にか引き込まれていました。

久々に期待以上の舞台を観て、嬉しくなりました!
気になってる方は、ぜひこの機会を逃す事なく観てください。
きっと心も体もハッピーな気分に!!

『彼女が服を着た理由』

『彼女が服を着た理由』

Func A ScamperS 009

SPACE107(東京都)

2013/11/15 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

アイデンティティ
面白いキャラクターがたくさん登場してコミカルなシーンが多かったものの、結構深刻なアイデンティティ・クライシスを描いた哲学劇。

ホンキィ・トンク騎士(KNIGHT)

ホンキィ・トンク騎士(KNIGHT)

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/11/22 (金) ~ 2013/11/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

毎回見ないといられない定番
ハードボイルドあり、お笑いあり。思い出される過去と、さらに深まる謎。次回も見たくなる内容。

次回のタイトルを勝手に予想「ノー・モア・ロンリー・騎士」(冗談です)。

さいごの国の、はじまりの彩(いろ)

さいごの国の、はじまりの彩(いろ)

『和』 -NAGOMI-Company

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2013/11/22 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

感傷的だが引き込む思春期版『不思議の国のアリス』だ

女子高校生の現実を、ファンタジー色が強い空気感で優しく包み込む時間は何とも心地良い。途中、いびき が二人程の観客から劇場に響いたのも、「手のひら」に覆われた結果だろう。この感触は、まさしく女子高校生•篠原望海(光希沙織)の慕ったババちゃん(芹沢結海子)へ通じる 温かさである。


ドリンクバーで生ビール一杯注文した私は、白い幕とカラフルな段ボールのセットを確認し、場違いを思い知らされた。多くの観客はオレンジジュースやカシス系統のストロー付きドリンクを手にする。ここは野球場ではない。だが、生ビールの充満する紙コップを手にしたことは正解だった。望海を演じた光希の しとやかな姿が「絵本」に終わらせない大人舞台を造ったのだ。

ネタバレBOX


「想いを伝える」を、これほどまで肯定した舞台も珍しい。伝えれば絶対に解ってくれる訳ではない。高校の先輩、父親、母親、義理の兄へ「想いを伝える」をリレー形式で順番ごとに繰り返すのも、結末を待つマンネリは否定できない。(暗黒の女王の囁きだと不十分)しかし、この心地良いは電源を入れ続けたマッサージチェアである。「マンネリ力」とでもいえようか…。

むしろ、感傷的であることを自覚し、それすら包み込もうとしている。
マザー

マザー

劇団5454

劇場HOPE(東京都)

2013/11/20 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待以上でした【男性主役板】
前作「ト音」で5454ワールドにはまり、今回も観劇。

いやー、すごかった。

人間が秘める色々なわがままを綺麗に紡ぎだします。そして、その糸がごちゃごちゃになりそうになりますが、そこは5454の世界、本と演出、そして役者が綺麗にひきつけ、客を見入らせます。

見ながら、この辺で普通は落ち着かせるだろうと思うと、そこはもっと、話を転がして、より客をひきつける、いやー、5454ワールド最高です。

しかし、どの役も絶対に必要な役ばっかりで、凄いですよ。そのセリフ、彼が言わないで、誰がいうのさ!!って、何度、思ったことだかww

脇役が安定していると、やっぱ、安心してみれますね。どの役も魅せどころがあるのが、たまりません。そして、みんなその期待に応えるのがすごいです。

絶対に彼ら、彼女らがいないと主役がたちませんもん。

しかし、題名のマザー、いやー、深いです。素晴らしいネーミングだと思います。

次回作も期待しています。




ネタバレBOX

世界を放浪しているという役柄で、一人だけ変わった役柄の方がいます。
ルームシェアというものを、歩き回った経験を元に示してくれて、話が分かりやすくなります。
また、終盤、女の子の話し相手として、ちょうど良い年齢設定として活躍します。

やっぱ、話がよく練られているなと感心する次第です。

後、春陽さん、前作は、「ハウアユー」の英語教師で存在感がすごくあって、面白かったのですが、今回はちゃんとしたうまい役者さんです。

最初は、どこか頼りなさそうなその辺にいる若者。終盤は自信を手にするが、どこか、みんなと隔たりができてしまう若者を綺麗に使い分けています。

前作、上島竜兵にしか見えなかった(褒めてます)村尾さんが、全体に良いクッションを入れられる不動産屋として、好演されていた点も印象に残りました。
紅小僧

紅小僧

劇団桟敷童子

ザ・スズナリ(東京都)

2013/11/14 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題910(13-339)
13:00の回(快晴)。12:15会場着、受付、12:30開場(指定席が先)。前列2列のベンチシートが自由席、A~Iが指定席。もちろん自由席。目の前に迫る舞台、雑木林が左右の壁を覆っている。組まれた木片の頭に付いているのは、ムンクの叫びのような「像」。風の音が鳴っている。13:00前説、開演~14:49終演。この場所で今までのような大きな物語ができるのか...そんな心配は開演とともに吹き飛んでしまいました。

ネタバレBOX

世界が拡がれば結界は狭まる、固有の約束事「俗」は弱まる、記憶は薄れ、形あるモノだけが痕跡を残す。地に沈む赤い小僧、空を真っ赤に染め抜く紅葉は明日の予感。おとことおんな、おやとこ。分厚い手の感覚、見えないモノへの畏れ、聖なるものへの畏敬。

私がこの劇団をみるようになったのは「泳ぐ機関車」からで、まだ3作目。
死神様の言うことにゃ

死神様の言うことにゃ

JEWEL BEANS

上野ストアハウス(東京都)

2013/11/21 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★

最後が残念!」
3日後に死ぬと告げられ、それまでにしなければならないことをやった主人公に頑張ったから予定が変わったでは、ストーリーとして単純すぎる。
面白かったのにホント最後が残念!

ミメイ

ミメイ

劇団ピアチェーレ

Ito・M・Studio(東京都)

2013/11/23 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題909(13-338)
18:00の回(晴)。少し早く着きました。会場前で、今まで(3作)、昼間の公演だったことに気がつきました。深い青に染まった夜空、浮かび上がる遠くのビル群、鼓動のように光る赤い航空障害灯、手前の住宅はシルエットになり、窓の明かりがみえます。

17:30受付、開場。1列目桟敷席、2列目ベンチシート席、3列目以降椅子席。砂時計型のテーブルと極小の椅子、2セット。室温が「30℃」になるかも、ということでしたがそほど暑くは感じませんでした(場所によって違うのかも)。

こちらは4作目...1年半になりました。当パンに本公演で4年生が引退とあります。「MOMOS(2012/4)」、「表に出ろいっ!(2012/10)」...浅賀さん、山下さん、演出水野さん、そしてスタッフのみなさん(浅賀さんは、@横浜で客演されたときにみに行きました)。

最初どうしてみに行こうと思ったのか思い出せないのですが、「MOMOS」をみ終った後、次回もみに行こうと思ったことは覚えています。

迫りくる厄災、理想郷を求め、.崩壊と再生。意図的に重くならないようにしているようですし、名前の仕掛け、終盤の展開はなかなかの腕前。私の好きな小説に「喪われた都市の記録」という作品があり---1972年のSF作品なので古本でしか入手できない(ハルキ文庫ならどこかにあるか?)か、無に還るとも繰り返し立ち上がる---この作品と重なりました。ただ、もう少し切替--「ミカケ/シカケ」等、が視覚的にもはっきりみえていたらよかったかなと思いました。

4年生のみなさん、よい作品をありがとうございました。卒業後、それぞれの道を進むことと思います。もし、どこかの劇場でお会いできることがあれば出かけて行きましょう。

※細部までは理解できていないような気がするので、可能であれば、脚本を公開していただけるとありがたいです(MOMOSも)。


ネタバレBOX

11/24追記:「最後の審判」は、その意味で、人類の終わりの情景であると同時に、始まりの姿でもあるのだ。この『人類の始まりの姿』というのはねあらゆる危機災害災難に打ちのめされ、洗い流された果てに、なお生き残る人類の姿なのである。「ミケランジェロ(木下長宏 著)」より。※システィーナ礼拝堂「最後の審判」について。
Shall we ダンス?

Shall we ダンス?

宝塚歌劇団

宝塚大劇場(兵庫県)

2013/11/08 (金) ~ 2013/12/12 (木)公演終了

華やか。
大劇場、素敵でした。
男役さんのスマートさに、ほれぼれ。
また行きたいなー。

月下美人

月下美人

琥珀

プロト・シアター(東京都)

2013/11/23 (土) ~ 2013/11/23 (土)公演終了

満足度★★★★

美しい
上演時間70分。ほのかな明かりの中で、着物、ドレス、純白と移ろい内なる美しさに迫る、しっとりとした感動を味わった。

F/T13イェリネク連続上演  小沢 剛「光のない。(プロローグ?)」

F/T13イェリネク連続上演  小沢 剛「光のない。(プロローグ?)」

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/11/21 (木) ~ 2013/11/25 (月)公演終了

満足度★★★

発話されないテクスト
エルフリーデ・イェリネクさんが3.11に触発されて書いた戯曲を、現代美術の世界で活動する小沢剛さんが、歩き回って鑑賞する展覧会形式で演出した作品で、抽象的で難解なテクストに対して具象的な表現がなされていて、当時感じていた不安感を再認識させられました。

美術館の様にジグザグの導線を辿りながら、イェリネクさんのテクストを引用した絵画や立体や写真を鑑賞していると、会場にゴリラの着ぐるみが乱入して来て一番奥に設置された岩に寝そべると、導線を形成していた幕が端に移動し、展示物は天井に吊り上げられ、機械仕掛けのリコーダー四重奏が始まり、胴体にテクストが書かれた多数の牛の死骸の人形が床下から持ち込まれ、一気に不穏な雰囲気になりました。
スクリーンが下りて来て福島(?)の海岸でフラダンスを踊るゴリラの映像が流れた後に実際に現れて踊っている内に次第に最初の展示の状態に戻って行き、3.11を境に同じ様でも異なってしまった日常をイメージさせました。
ゴリラの手招きに従って奥の部屋に行くと、タイトルが大きく書かれた手前に放射性廃棄物を思わせる青い包みが大量に並べられていて、その上でゴリラが嘆く様な仕草を繰り返していて痛ましかったです。

小沢さんの美術作品は人を食った様なユーモラスなものが多いので、直接的に3.11を表現した今回のシリアスな作風が意外でした。役者に台詞を言わせるのではなく、発話されない文字としてテクストを扱っているのが美術家らしく思いました。
安野太郎さんによる「ゾンビ音楽」と称した、ガチャガチャと異様な音と共に奏される非人間的なリコーダーの音色がおぞましくて、強く印象に残りました。

シアター21フェス "秋編" Step Up vol.49

シアター21フェス "秋編" Step Up vol.49

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2013/11/23 (土) ~ 2013/11/23 (土)公演終了

満足度★★★★★

粒ぞろい
上演時間90分、休憩あり。粒ぞろいのダンサーたちでそれぞれ特徴がありながら、不思議とひとつの公演としてまとまりがあった。

東海道四谷怪談―通し上演―

東海道四谷怪談―通し上演―

木ノ下歌舞伎

あうるすぽっと(東京都)

2013/11/21 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

2幕の幕見
2幕には細野さんいなかった。
音楽も含めた「融合」な感じがよかったと思います。

さむらいスター

さむらいスター

星くずロンリネス

演劇専用小劇場BLOCH(北海道)

2013/11/21 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

見てきました。
お話面白いしてアクションシーン満載で迫力あった

このページのQRコードです。

拡大