
深海
TOKYO DIAMOND DANCE
テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/11/30 (土)公演終了
満足度★★★★
身体パフォーマンス
上演時間50分、開場・開演とも15分遅れ。舞踏のような、ダンスのような、アングラ劇のような、雑居ビルみたいな面白さがある。音楽でいう多調の印象を受けた。

ここでいいです
オイスターズ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
跳びを含む作品
観測問題(シュレディンガーの猫のような)的な考えの会話がある程度続くと次は別の展開にと、その考えと次の考えの間に飛び石のように飛躍があり、考え方のすれ違いの積み重ねの上で話を紡ぎ出してゆく構成展開手法(従って、堂々巡りの展開にいらっとさせられることもあります)、また、時間の節約という跳びを含めたおもしろい演出は、とても実験的で独特なものがあったと思いますが、跳びが多すぎ暗中模索状態におかれているようで、はたして自分がどこまでこの作品をわかることができそうかどうか分かるには、まだ時間がかかりそうです。

リミニ・プロトコル「100%トーキョー」
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
インテリの観念遊び
100人の素人を舞台に乗せ、統計学をしただけ。
ちょっとした社会意識をまぶせるのが、最近の流行か。
一見実験的に見えるが、演劇の概念は何も壊れていないし、拡張されてもいない。
豪華なミュージシャンの生演奏が付いているが、その意味も全くない。
*リミニ・プロトコルの活動には以前から注目していて、『ムネモパーク』(2008)、<『カール・マルクス:資本論、第一巻』(2009春)はテレビで)>、『Cargo Tokyo-Yokohama』(2009秋)と観てきたが、いずれも面白いとは思えなかった。それでも、その姿勢は他に類を見ないものなので、3度目の正直とばかりに今作を観た。だがやはり、今作も私には興味の持てない作品であった。もう観ることはないだろう。

帝国のクッキング
劇団東京晴々
上野ストアハウス(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★
料理のありかたを再考させてくれる舞台作品
食料が配給制になる直前の、家庭では料理は女性が行うものという時代の料理をめぐるお話で、料理に対する姿勢や考え方がそれぞれ異なる登場人物たちがうまく描かれていたように思います。
また、はっきりとした場面転換の時はきちっと暗転して音楽でつなぎ、ちょっと場面を変える時は軽く照明を落としすぐつけるといった演出も話の展開の流れをスムーズにしていて効果的だったと思います。

HELLO HELL!!!
劇団子供鉅人
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/11/28 (木) ~ 2013/12/02 (月)公演終了
満足度★★
うーん・・・
なんつーか、言いたいことはいろいろあるけど、一言でいうと「雑」って感じ・・・
『バーニングスキン』から観てるけど、もっとちゃんといろいろ「密」に出来る劇団だと思うんよねえ・・・

片鱗
イキウメ
ABCホール (大阪府)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

帝国
劇団有馬九丁目
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

東京ノート
劇団俳協
TACCS1179(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
たくさんの名画に囲まれて
そんな現実もゼロではないから、なんとなく不気味。違和感。
絵画を楽しむ平和なここと、かなり離れた(ヨーロッパは僕には遠いのです)戦争してるあそこ。経済やら政治やら世界は繋がっていて、ここもかなり影響されてるみたい。でも僕が見ている美術館のロビーには、ミサイルは飛んでこないからちょっとだけ安心。
東京ノートを初めて観ました。しとしとアップテンポな戯曲といった印象です。ひととひととは、相手の情報を知れば知るほど、その関係性が妙に変わっていくし、そんな妙に変わっていく関係性に僕はついていけるのかなーと、ちょっと切なくなりました。不器用なので・・・。
学芸員の平山さん(だったかな)の素敵な笑顔がとっても好印象でした♪

DIVISION POINT -分岐点-
いいむろなおきマイムカンパニー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり、すきだなぁ。
「分岐点」をモチーフに、様々な場面が生まれては、連想して、繋がって、変化して。
制約の中に、無限の可能性を感じさせてもらえます。
いいむろなおきカンパニーの作品を見るのは2回目ですが、
このテンポ感、空気感が好きです。

ラクロス
桃と虎
高円寺無力無善寺(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/11/30 (土)公演終了
満足度★★★★
面白かった
すっごい狭い空間で、肩寄せ合って観ました。
小林健一さんが存在感どーん。会場内は、すっごくゆるい感じで、お菓子食べながら皆さん楽しそうでした。OL忠臣蔵のLIVEもあって、かなりお得でした。途中、PAさんのトラブルがあったりして、慌ててる様子も楽しかった。たった3ステージで終わってしまうなんてもったいないですね。

いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より
パルコ・プロデュース
東急シアターオーブ(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/30 (土)公演終了
満足度★★★★★
シェークスピアを凌ぐ深さ
イヤア、あまり期待せずに行ったので、正直ビックリ!
以前、古田新太さんが演じた「リチャード3世」があまりにお粗末だったので、これほどの上出来なお芝居が立ち上がるとは期待していませんでした。
源氏の戦乱の時代に、うまく話を置き換えて、その手腕に脱帽。
客演陣も、お一人を除いて、皆さん、大健闘の好演ぶりでした。
千葉さんの出番が少なかったのはやや残念でしたが…。
ちょっと目を覆いたくなる残虐な場面もあるけれど、それがまた、主人公の生まれと環境の帰結としての残酷な現実や、人間の性を活写して、心に残像を刻む所以でもありました。

DIVISION POINT -分岐点-
いいむろなおきマイムカンパニー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
素直に薦めたい公演でした。
素直に面白かった‼と思いました(^^) ボキャブラ少ないので、どう良かったのかうまく言えないのですが、関西最強のマイム集団と名乗るだけのものはあると思いました(^^)

帝国のクッキング
劇団東京晴々
上野ストアハウス(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
良かった
とても言葉がわかりやすく、丁寧なお芝居でした。
演者のみなさん、役にはまっていました。
昭和の世界にタイムスリップしたようでした。
戦時下というと、さつまいも、すいとんのイメージでしたので、
出てくる料理の数々が興味深かったです。
すてきなお芝居でした。

プレ旗揚げ公演『女海賊ビアンカ』
劇団つきかげ製作実行委員会
【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★
唯月ふうか良かった・・・
それ以外は・・・
まずはスタッフの対応が悪かった。
当日券や招待券が先着順だから
引き換え時間前に行っても
どこに並んでいいのかもわからず
引換時間ギリギリになって掛かりの人間がここに並んでくれの指示
せっかく早く来ても意味がなし。
それと開演後に何人も係員も連れず入ってきて
どこが座席かわからず通路でずっと右往左往
普通は開演したら
係員が一人ずつ観劇の邪魔にならないよう配慮があるはずなのに。
おかげで最初の方は全く舞台に集中出来ず
ビアンカとシルバーの出会いのシーンなどおぼえていないので
最後まで?
肝心の舞台の方は
これはミュージカルだよね?!
ストーリーは女性向けかな?
ベテラン役者たちが肝心なところで噛んでしまって(4回位)がっかり。
唯一良かったのは主演の唯月ふうかは良かった!
唯月ふうかの演技と歌声が聴けただけで満足。
将来レ・ミゼラブルのコゼットできそう。

東京ノート
劇団俳協
TACCS1179(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
日常と非日常の混在
先日観た青年団『もう風も吹かない』(作・演出:平田オリザ)と同様、全くのSFでもなく、なさそうでありそうな特殊な環境下における人々の日常と非日常を見ることは、脳に心地良い刺激を与えてくれます。

Start Last
IQ5000
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
懐かしい涙
パワーマイム表現が見所のIQ5000ならではのおもしろさが炸裂。
ラストではうっかり泣かされてしまった。
子どもの頃、SFの漫画を読んだりして素直に感動した頃の涙とよく似た涙だった。

韓国新人劇作家シリーズ第二弾
モズ企画
タイニイアリス(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン カンパニー「聖なる怪物たち」
公益財団法人日本舞台芸術振興会
ゆうぽうとホール(東京都)
2013/11/28 (木) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★
思索と遊戯
アクラム・カーンさんとシルヴィ・ギエムさんが自身とダンスの関わりを語りながら踊る作品で、内省的な雰囲気の中に遊んでいる様なユーモアがあり、豊かな広がりが感じられました。
所々で台詞が差し挟まれるものの全体を貫く物語がある訳ではなく、ドラマとしてのカタルシスが無い構成ながら、ダンスと音楽自体の魅力で引き込み、70分間が短く感じられました。
向かい合って両手を波打たせるように踊ったり、カーンさんの腰にギエムさんが脚を絡めてぶら下がりインドの神様みたいなフォルムになったりと、アジア的な要素が洗練された形で表現されていて美しかったです。
ラストでは16分の15拍子の畳み掛けるようなリズムに乗せて縄跳びの様なムーヴメントがユニゾンで展開し、躍動感が素晴らしかったです。
台詞は真面目な内容の時もあれば、ラフな雑談みたいな時もあり(字幕が表示されない箇所もあったのでアドリブだったのかもしれません)、芝居がかっていない自然な雰囲気が和やかで良かったです。
ギエムさんの研ぎ澄まされた身体コントロールが圧巻で引き込まれました。カーンさんのソロはインド古典舞踊の要素が強く、切れの良い動きが気持良かったです。
西洋・東洋混成の5人のミュージシャンによる生演奏が独特の響きを生み出していて、特にスペインの古い舞曲「ラ・フォリア」の和声進行の上で、インド的な節回しで歌われるのが印象的でした。

DIVISION POINT -分岐点-
いいむろなおきマイムカンパニー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
無題916(13-345)
20:00の回(晴)。19:12会場着、受付(整理番号あり)、19:31開場。前説なし(受付で諸注意あり)、20:01開演〜21:24終演。マイムは某グループの公演が好きでみに行きますが、(当然のことながら)こちらとは見せ所や作風が違います。カバンが出てきたので「空間固定」でみせるのかな、と思ったらそうでもありませんでした。笑の接点が違ったようです。

魔女たちのエチュード
ライト・トラップ
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2013/11/23 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったが....
魔女という言葉の男性形が日本語には見当たらないというコトを劇中で語られていましたが、女性はみな多かれ少なかれ魔女の要素を持っているのでは!?ということを強く感じたステージでした! ただ、内容以前に座った場所にもよるのでしょうが、椅子の間隔がとても狭く、背もたれにも身体が付けられず、前の人の頭がステージ中央にかぶっていて、とても観づらかったです。 プロジェクターの関係なのかもしれないですが、ステージの場所を90度変えて横長に使えば、列の数も減らせ、ゆったり観れたのでは!?と、思いました。