最新の観てきた!クチコミ一覧

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合言葉はロッケンロー!!

合言葉はロッケンロー!!

BuzzFestTheater

Geki地下Liberty(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

合言葉はロッケンロー
笑あり、泣ける場面もあり良かったです。
特に最後の場面では泣けました。

八福の神

八福の神

Jungle Bell Theater

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい
本当に良かったです。笑いもあってホラーは本当にやばい!!
最後全てが一本につながり、本当に気持ちいい舞台でした。

ウルトラマリンブルー・クリスマス

ウルトラマリンブルー・クリスマス

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/25 (水)公演終了

満足度★★★


面白い。120分。

ネタバレBOX

素晴らしき哉、人生の日本版。昭和の長野県のとある町、自分の夢を押し殺して人のために生きた鐘司(阿部丈二)が人生最大のピンチを迎え、橋から身投げするところを、2級天使のプロキオン(多田直人)が助けようとして、結局心配停止になった。まだ死んでない鐘司だったが、自分は要らない人間なんだと、その人生を語る…。

素晴らしき~は、オーストラマコンドー公演で初めて知ったけども、とても面白くて暖かくてって作品。本舞台は、その暖かさがに至るまでの人生のツラさがやや弱いかなと感じた。笑えるとこもちょこちょこあって、その点良かったし、観劇後の高揚感みたいなのもしっかりあったけど。
ショッキングなほど煮えたぎれ美しく×アイロニーの夜

ショッキングなほど煮えたぎれ美しく×アイロニーの夜

KAKUTA

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2013/12/02 (月) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

kakuta最高!
さすが、kakuta!
朗読のアイロニーの夜も、ショッキングなほど煮えたぎれ美しくも、全く雰囲気の違う作品を同時にやるなんて信じられない!と感じるクオリティーでした。

愛人刑事

愛人刑事

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ストーリー性とドラマ性が加味され魅力的な仕上がりの 作品に
 普通ではないデフォルメされた設定での登場人物の深い描写や強引とも言える展開などいつものつか作品の特色を残しながらも、今回は(謎解きも含めた)ストーリー性とドラマ性がうまく加味され(脚本の渡辺さんの力量によるところが大きいとおもいますが)次から次へとセリフが押し寄せるというよりどちらかというと穏やかにじっくりと魅せてくれる仕上がりになっており、つか作品はどうも苦手という方でも(あまりクセは強くないので)十分楽しめる作品になっていると思います。


ネタバレBOX

 強いて言えば、だいぶ前に観た穏やかというか静かな「蒲田行進曲」(錦織一清、草彅剛、小西真奈美他の出演)にその感触が似ているような気がしました。
 また、今回はいつもよりも広めに舞台と中央通路が設定されているので、ダイナミックな迫力ある演技が楽しめるようにもなっています。

八福の神

八福の神

Jungle Bell Theater

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

なんだかとても、
素敵な劇だったなぁ。始めは眼鏡の女性の子供っぽい話し方に違和感を覚えましたが、だんだん慣れてきて、それが見事にラストの感動に繋がって行き、場内感動の嵐でした。サスペンスあり、ホラーあり、謎解きありで全く飽きさせない。また、全く無理のない設定で楽しめました。ラストの家族愛に加え、これだけの要素を綺麗にまとめるなんて、大変な脚本の力ですね。ちょっと台詞が甘めで噛みが多かったのが残念!

冬のグアムは空のまち

冬のグアムは空のまち

One Bill Bandit

池袋GEKIBA(東京都)

2013/12/07 (土) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

進化した
去年より面白かったです。キャストが増えた分、お話が少し複雑になって深くなったような印象がありました。今回の作品は、センスの良いコントとストーリーの王道さが合わさった名作でした。

カモメさんの凄まじい存在感と、お父さん役(深井さん)の絶妙な間合いの笑いと、観光客の白川さん(葦田さん)の不器用な現代女性を良く表現したお芝居が凄く好きでした。ワーキング女子の悲哀を凄く感じました。ちなみに若王子さん(錦織さん?)は今回普通の役だったのですね。

粗はあります。だから本当は☆4.5です。
でもあれだけ笑わせて貰えれば、いいです。相変わらずのパワフルで面白くて華やかなキャストの皆さんにお会い出来て嬉しかったです。

ネタバレBOX

細かい点だけ。

・冬の芝居ですが、汗がしたたっているのが見えてしまいました。
・ダンサーの2人は、キャラが立ってて良いと思うのですが、錦織さんと葦田さんがやっていたら・・と凄く思いました。細かいところの表情や動きがぬるかったです。面白いので良いと言えば良いのですが、何か素人くさいと言うか・・。もっとあざとさだったり、パワーが欲しかったです。
・錦織さんと漁師の方は、何となくB-LOVEっぽかったのですが、その意図はあったのですか?
ザ・ランド・オブ・レインボウズ

ザ・ランド・オブ・レインボウズ

天才劇団バカバッカ

六行会ホール(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★

なんかチグハグ
演技が大袈裟、テンポ悪い、全然会話してない。。。
演出面もなんでここで客電つけたんだろうとか、疑問符がいっぱい。
ストーリーもご都合主義過ぎるかと。

いろいろ気になる部分が多すぎてあまり楽しめませんでした。
役者個人では光ってる人はいたのですが。

ネタバレBOX

各々が自分達の都合で好き勝手やってあそこまでグチャグチャになった作品を「みんなの想いが詰まったもの」って。自分にはとてもそう解釈することはできませんでした。

おじいちゃんかわいそう・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
『げき☆えん』

『げき☆えん』

アフリカ座

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/16 (月)公演終了

満足度★★

最後のクォリティを最初から出してくれてたら…
チラシ、声優松来未祐さんの出演などから
コメディ、熱血方面の作品なのかな、
と思って観ました。

大阪を思わせるコテコテの笑い運びに失敗し、
最後の最後でやっとまともな芝居が出た、という感じ。

最初から最後のクォリティでやれてたら面白かったと思うんですけどね、
人気声優がファンに対してのトークで取る笑い(空気を読んでのアドリブ)と、
お芝居の流れの中で取る笑い(計算されたもの)を勘違いしてませんか?

ネタバレBOX

思えば最初からひどかった。

・ 45分前開場のはずが更に10分ぐらい開かず。
  (まあ、初回ですしよくある事かと)

・ 3、4人の男性劇団員が何か勘違いしたような
  威勢の良すぎる声で
  「いらっしゃいませ!いらっしゃいませ!」
  と1人観客が来るごとに延々叫び続ける劇場内。
  観客への感謝の気持ちはともかく、
  (マイク越しの松来未祐さんの前説、というか諸注意以外)
  居酒屋のような挨拶だけが開演まで30分以上
  ずっと続いていて少しも落ち着けませんでした。
  (昔、他の劇団の感想で「開演前にそんなに騒ぎ過ぎたら
  客が落ち着けない」というものがあったのですが、
  「これか!」と思いました。)

・ 座席アサインのミスが多々発生していた模様。
  同じ席のチケットが何枚も出ていて
  観客同士「あのー、そこ僕の席なんですが…」という場面を
  多々目撃しました。
  しかも、当日券まで重複する始末。
  自分がその客だったらかなり気分悪かったと思いますよ。
  (座ってて「席間違えてないか?」って言われるのも
  既に座ってる人に聞くのも、そして
  代わりの席をあてがわれるのも)
  (今までの各劇団公演ではあっても1件とかそのレベルでした。)

・ 空調や開演時間が伸びた事との兼ね合いか、
  スモークの炊き直しがひどい。
  観客席に煙まわりまくってました。


この時点での印象ははっきりいって「素人劇団」。




【開演後】
・ TVでも聴いた事のあるナレーターの方のナレーションと
  演者のやりとり的な始まりでしたが、
  あくまでも始まりだけでその後ナレーションが出てくる事は
  ありませんでした。
  せっかくのナレーションの使い所のバランスが悪いのでは?
  (物語の最初に出すのなら、最後もそれで締めるとか
  もう少し考えようがあったかと…)


・ 舞台上の高校に個性的な劇団員が集まっているはずが、
  その個性もそれほどアピールできないうちに
  それぞれの劇団サポート要員の勧誘活動が始まります。
  (あまり必然性を感じない)ダンス、殺陣など
  物語の場面場面の流れ、シーンの転換がずさんかと。


・ (同様に)場面、シーンの転換について、演者も演出(照明、BGMなど)も、
  全部がひどい出来。

  演者側の問題か、演出側のタイミングミスか、
  シーン転換する場面で照明の移動が遅れたり、といった
  「素人か!」と突っ込みたくなる場面を多々目撃しました。


・ 大阪風のコテコテお笑いを狙ったのか知りませんが、
  完全にコメディのパートがはずしてました。

  物語なのだから起伏があってその中で
  「この流れで落としたらきっと笑える」など意図を持たせると思うのですが、
  意味なく笑いのネタを投入しまくりで逆に引きました。
  (観客から愛想以外の笑いは出ていたのでしょうか?)

  トークショーで演者の方がおっしゃってましたが、
  「自分らはあのダンスで歌うキャストに笑ってたのに、
  いざ本番では観客誰も笑ってないのでビビった」とは、
  完全に内輪の笑いで満足してしまっていて
  お芝居としての「流れ」などが見えていなかったのではないでしょうか?

  「笑いのネタ!」「笑いのネタ!」「笑いのネタ!」と振られ
  仕方なく愛想笑いを返していても、
  そこで場面転換してダンスが始まり
  そこに歌が入っていたとして、それが”また”「笑いのネタ!」だとは
  もう判別つきませんよ・・・


  有名声優がそのファンに対してトーク中アドリブネタをつっこんで
  笑わせるのと、お芝居の中で笑いを取る事を一緒だと
  考えてないでしょうか?
  (はっきりいって「よく考えてない」笑いのネタが多すぎです。)


最初チラシを観た時は、
「劇団自体は結構色々公演やっていて、そこに今回たまたま有名声優陣を入れる」
という形だと思っていたのですが、このあまりにひどいコメディ(らしきもの)の
流れを見てると、(失礼ですが)昔観た
「声優人気で人だけ集めてあとはロクに練習もしていない芝居で金を取る」という
声優人気頼みのお芝居を思い出しました。


たった1時間50分とはいえ、「こんなのが続くなら席立ちたいな」
と思ってましたが、中盤に小さく張られた伏線から、
物語がやっと動き出し、シリアスパートに。


・ ここでやっと劇団+声優陣の本気の演技が観れたような気がします。
  演出担当なども同様しっかりしてきました。

  (コメディパート中浮ついて見えた)演技もしっかり熱のこもったもの
  となって声も張り、お芝居がシリアスな雰囲気のまま、
  演者の熱意が見えるかのように流れ始めた時、
  やっと本来のこの劇団の「クォリティ」を観せてもらったような気がします。

  お芝居の中のお芝居では、殺陣、ダンスにもしっかり「意味」を
  持たせる事が出来たかと。
  (物語全体の4/5が終わってやっと気持ちを重ねられるお芝居になった、
  という感じです。)


はっきりいって、「お笑い」についてちょっと馬鹿にしてないですかね?

他劇団のコメディ調お芝居を観ても、ちゃんと笑わせる(狙い)所、
物語をちゃんと成立させる進行部分、それぞれを演じ分ける事で
(笑いその他)単調にならず、ちゃんと「物語」として成立させて
いると思います。

そういった所が終盤のシリアスパート並みにできて、
やっとコメディとして成立するのではないでしょうか?




「松来未祐さんってどんな舞台やるんだろう?」
ただそれだけの理由で平日会社休んで観に行った舞台だったので、
あまり期待していなかったのですが、
はっきりいって「もったいなすぎる」タイプの「(残念な)期待ハズレ」です。

本公演中にその辺って変わっていくものなんでしょうかね。。。
(脚本自体の問題だとしたら無理かなあ、と)
22332

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空の驛舎

カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)

2013/11/30 (土) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★

何とも不思議な余韻残す作品
全作品とも何とも不思議な余韻を残す様なモノばかり⁈
何となく似ている雰囲気は同じ卒業生だからなのかなぁ⁈


★『yodume』山本彩
電車に乗っている2人の男女
そこに一人の男が声を掛けてくる…
死に向かっている二人に対して誰からかの伝言の様な会話
希望の光は見えたのか⁈


★『エピローグ』岩下公誉
2人の男女の部屋での何気無い会話劇
ビールを飲む、弁当を食べながら
小さい頃や将来について話しをする
そして2人の波長を確かめるように手を合わせる…
ぽわんとした感じの話…(^^)


★『日光浴』中村賢司
宗教の施設にいる顔に痣がある弟と
その弟を連れ戻そうとする兄のやりとり
湧き出るミミズ⁈を抑えるために日光浴をする⁈
何とも不思議な会話でした…f^_^;


★『しーらかんす』ナガイヒデミ
文芸同人誌「しーらかんす」のサークルメンバー
男とその妻?と女の3人の会話劇
黙々と恋愛小説を書き続ける女
男を巡って妻と女の妬みや嫌味の会話
そこに居た堪れない男…
なんでしょうね~って感想f^_^;


★『ウメコ』西史夏
コップが置かれたテーブルを前に座っている女
街では梅の伝染病が流行り男は毎日、病人を焼いて帰ってくる…
女に水を飲むように言うが女は飲めない
部屋で隔離していたが女にも伝染病の症状が表れる死んでいく…
これは今の世界を危惧する様なメッセージが込められた作品の様な話


時間が短いのもありますが全編通して凄く思考を
働かせて観ないと置いていかれそうな作品ばかり…(^^;;

☆印象に残ってる役者さん
表情豊かな坂田愛子さん(桃園会)

☆印象的な作品&シーン
『ウメコ』
90分ぐらいに話しを広げればかなり面白い作品になりそう!
ウメコが最後死んでいくシーン

裸のリア王

裸のリア王

MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2013/12/02 (月) ~ 2013/12/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

短距離男道ミサイル「裸のリア王」観ました
 仙台・大阪・名古屋・新潟を駆け抜けた、伝説の半裸の男の群れ!
 それが、短・距・離・男・道・ミ・サ・イ・ル!

 短編を繰り出してきた彼らが、ついにフルサイズ作品で全国公演を成し遂げました。

 私は名古屋で観劇。
 なお、リア王については、数年前に富山・利賀村でSCOT・四ヶ国語「リア王」、今年9月には東京で柿喰う客・女体シェイクスピア「失禁リア王」を観劇。四ヶ国語に、失禁に、裸。。。(´Д`)



 劇場内に入ると、客席と併設して物販&ミサイルの軌跡紹介コーナー。初心者にも親切。
 前設を真面目に運びつつ、いつしかハルク・ホーガンのモノマネコーナーにw
 場内整理や物販をしていた男達が舞台に続々集結、いさぎよく脱衣!無意味なエグザイル!!



 そして、終わってみればあっという間の二時間。
 初めての「リア王」観劇でも、充分伝わるであろう、真っ当なリア王に。
(まあ、真っ当じゃない描写盛り沢山だけど)


 実力ある役者陣がさらけ出すサービス精神で、男の裸と笑いだらけ。
 はまり役のケントやエドモンドも含め、全員でたわけた事を全力で(しかも緻密に)やっている。自由なシーンでのアクシデントとも仲良し。


 時折、客席がシンと集中する場面や、山の手事情社を思わせる美しいシーンも。
 写真でもいつも感じていたけれど、照明のあて方がいいんだなあ。ブラックボックスの劇場に映える。


 少し原作から改変された流れのラストは、もはや荘厳…。
 あと少しで、笑い一切抜きでもイケるのでは?



 仙台の演劇人が、C.T.T試演会など時間をかけ各地で築いてきたネットワークが開花した、行く先々に多くの味方を持つ、暖かい旅公演でした。
 ミサイルが、津でも長久手でもなく、名古屋に来てくれた幸せ。


 そして、今週末大阪へ、同じ仙台の劇団・三角フラスコの公演を観に行った際、主宰(女性)やプロデューサー、宣伝美術の方と、ミサイルの話題で華やいだ事も付記しておく。
(ハシゴで観た、突撃金魚の会場がミサイルの大阪公演会場。サリングさんもミサイル観劇)

 もはや、ミサイルは共通言語(キリッ)

シラノ!

シラノ!

おおのの

「劇」小劇場(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

落語、面白かったー。
久しぶりに落語が聞けて、満足満足。
落語と芝居のコラボって、ちょっと不思議だったけど、面白かったです。
というか、すごい企画!
立川志ら乃師匠に、シラノ・ド・ベルジュラックっていうのが!
お着物&高座&手ぬぐいでシラノっていうのが!
志ら乃師匠のちょっと斜めにはすっぱな感じが、個人的に新鮮な噺家さんで、キュートでございました。

前口上で志ら乃さんと原川さんと大野さんで解説していらして、なんだか新鮮でした。普通、落語にも芝居にも解説ってありませんから。

舞台セットが、全体的にふんわりファンシーなんだけど、御簾にカーテン柄が描かれていたり、フランス国旗色の背景になっていたりと、微妙に和テイスト。
前半が落語、後半が芝居というコラボなために、舞台前面は高座(可動)に欄間(?)に赤提灯としっかり和。
異国コラボでありながらも、しっかりと志ら乃師匠が、シラノとして舞台に入っていくのが、不思議と違和感なくて面白かったです。

ネタバレBOX

原川さんの談志師匠物真似も面白かったし、原川さんの芝居での伯爵役が、王子様スタイル!(白いタイツ、赤い短パンのフォーマルに、襟と袖にふりふりついたシャツ!)
かわいかったー。(若干悪役入ってましたが。)

…正直なところ、ロクサーヌは確かに美女なんですが、クリスチャンが…個人的基準に美男子じゃなかったので、必要以上に笑ってしまいました。すみません…。
(申し訳ないけど、個人的好みから、基本ヒゲはイケメン(美男子)と認めん!)

シラノのストーリーとしては、中途半端な感じも受けましたが、これはシラノ・ド・ベルジュラックというより、「志ら乃」の物語ってことで、悲劇というよりも、「俺たちの戦いはこれからだ!」的なエンディングと捕らえると、ありかなと思いました。
伊藤キムダンスワークショップ

伊藤キムダンスワークショップ

一般財団法人ちりゅう芸術創造協会

パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)リハーサル室1(愛知県)

2013/12/01 (日) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

伊藤キムダンスワークショップ参加しました
 WSなのに、なぜか登録されてます(笑)
 ダンサー・伊藤キムさんは愛知・知立市出身、こちらで公演もよくされています。

 会場のパティオ池理附は、アクセスが悪いのがいつも難。。。(徒歩20分かけて往復しました。ちなみにこの日は、10:30名古屋→14:00知立→19:00岐阜。。。)



 参加者は、ダンス経験者も未経験者もごちゃ混ぜという感じ。
 キムさんの提示したテーマは、「日常の中の非日常」。
 
 以下、当日の覚え書きより。


 ・時間・空間を操作して偏らせる(動きのリズム・動く止まる、群れの密度・個人の位置)
 ・他人と合わせる事ができるなら、次はあえて外して我を通す
 ・腰は、球体の中で自在に動かす
 ・手の指、爪先まで駆使して腰を動かす
 ・身体の動機なくして、頭で動かない
 ・具体的な対象を手にしたら、そこから視線を外すと世界が広がる



 手本で見せるキムさんの動きが滑らかで色っぽい…(笑)
 初心者にも経験者にも、得るところのあるWSでした。
 来年一月に踊る機会があるので、こういう経験ができるとありがたい…


 

M-PAD2013 まとめ見

M-PAD2013 まとめ見

M-PAD

四天王寺スクエア(三重県)

2013/11/23 (土) ~ 2013/11/30 (土)公演終了

満足度★★★★

「M-PAD2013 まとめ見」観ました
 三重に、全国各地(石川、東京、京都、茨城、大阪、埼玉)から8団体が集結して二週間に渡る、料理+朗読のリーディング企画。
 その最後の絞めとなる、まとめ公演(飲食はなし)。

 私の観た11/30の回は、坂口修一・第0楽章+K.I.T・カトリ企画・百景社が出演。(23日の回は、西本浩明・aji・第七劇場・このしたPosition!!でした)



[坂口修一「駆け込み訴え」 作:太宰治 演:志賀亮史]

 原作を知らずに観ました。最初は、駆け込み寺に訴え出た妻の話かと思いきや…うわあ。
 ひとりの役者の語り口と演技で、抜け目なく話が運ばれる快感。インディぺ・一人芝居フェスに出してほしい(笑)。
 
 特に、美術が秀逸。 話を理解するにつれて意味が分かってくる、あのゾクゾク感。


[第0楽章+K.I.T「風の又三郎」 作・宮沢賢治 演:柏木俊彦]

 テキストと現代人の生活を重ねて舞台に乗せ、言葉と身体を乖離させて見せる趣向。
 ただ、それがどんな効果を狙ったのかは掴めず。うーむ。


[カトリ企画「お岩」 作:小山内薫 演:横山拓也]

 つい一週間前にF/T・木ノ下歌舞伎「東海道四谷怪談」でお岩を演じた黒岩三佳が、またしてもお岩に。

 闇に切り込むような明かりの中に佇み、ほとんど動かず低い声で語る、その姿と声は怖かったけど、やや単調な感も(キノカブでいろいろ考えさせられたせいか…)。
 横山さんはこういう演出もするのか…という意外感。


[百景社「夢十夜」 作:夏目漱石 演:志賀亮史]

 まさに夢のように混濁する不可思議なミニストーリー群を、いろんなバリエーションの見せ方で(百景社ならではの、ちょっと待てwwというものも)。

 男女役者二人の、まるで掛け合い漫才(笑)のようなエンターテインメント(どこがリーディングだという気も)
 細かなビジュアル(髪型w)や小道具への行き届きが素敵。 

 特に、豚の話が見応えあり。ちぎっては投げ、ちぎっては投げのアクション!(だから、リーディング。。。)



 様々な人々が劇場に集まったM-PADまとめ見、肝心の料理と連動した各公演にはやはり行けませんが(汗)、今後も続けてほしい意欲的な企画です。

ザ・ランド・オブ・レインボウズ

ザ・ランド・オブ・レインボウズ

天才劇団バカバッカ

六行会ホール(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

当日券で鑑賞。楽しいコメディ。
“変わります宣言”を行い、前作を境に第二期へ突入したはずだったバカバッカ。
 今作を観たら、変身宣言など無かったかのごとく以前の作風に戻っていたが、これで良かったのではないだろうか?
 変身宣言の中で主宰は「今後は大人の鑑賞にも耐えるものを」といったことを語っており、そこを意識したのか、第二期一作目にあたる前作『タイム・アフター・タイム』は前々作『ウェルカム・ホーム』にあった“ファミリー向け演劇”の趣が消えており、ストーリーも子供には理解しづらい複雑なものになっていた。いや、「子供には」どころか、大人であるバルブまでが途中で話を見失いかけたくらいだ。
 ところが今作は家族でも楽しめそうな健全な作風に還っており、それに伴いストーリーも単純に。
 筋がすっきりした代わりに、以前のように脱線エピソードやミュージカルシーンが多めになって“エンターテイメントショー”の趣が強くなり、結果、とても取っつきやすい楽しいコメディに仕上がっていた。
 説明文には「映画に青春を捧げた若者たちの群像劇」とあり、若いスタッフが一丸となって映画製作に打ち込む熱い劇を予想していたが、この見立ては良い意味で裏切られ、スタッフは問題児だらけで誰も彼もがトラブルメーカー。みんなが勝手に振る舞って団結しようにも団結できず、製作がなかなか進まない様子を劇は面白おかしく描き、観客の笑いを頻繁に誘っていた。
 なお、持ち上がるトラブルはぶっ飛んだものばっかりで、物語は著しく現実味を欠いているが、コメディなのだし、これくらい荒唐無稽でも構うまいとバルブは思った次第。

ネタバレBOX

 かくかくしかじかで、本作はクランクインに至るまでのゴタゴタを話の主軸に据えているが、これは賢明な判断。
 撮影シーンを主にしていたらハチャメチャな要素が薄くなり、コメディとしては生彩を欠いたものになっていたはず。
こちら中野区新井薬師前派…HA…ハ…花見とひょんな仲間たち

こちら中野区新井薬師前派…HA…ハ…花見とひょんな仲間たち

発条ロールシアター

Special Colors(東京都)

2013/12/10 (火) ~ 2013/12/11 (水)公演終了

満足度★★★

おもしろかった
花見さんの必死さが伝わった。

アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

満足度★★★★

熱帯魚たち
括りたがるオヤジ世代、括られて影響される素直な若者たち、
世代の違いをこれ以上ないほどの振れ幅で見せる演出が素晴らしい。
限られた選択の中でしたたかに小ずるく生きる者もいる。
小さなアクアリウムで一生を終える、熱帯魚達の儚い生態。

ネタバレBOX

小劇場系にはちょっと珍しい黒い幕の前で、前説の谷さんが
「古いタイプのお芝居をしますが、すぐ終わりますので…」と言って笑いを誘った。
確かに、“伝兵衛な”部長(大原研二)とその部下菊地(一色洋平)の
脳いっ血起こしそうに力の入ったやりとりは古いタイプ、っていうか
古い年代の言いそうな“今の若いもん批判”と“根拠のない決めつけ”が強烈。
ここでもう笑わせながら、時代の違いや世代間の深い溝が露わになる。

あの“少年A”と同じ1982年生まれの住人が集まっているシェアハウスが舞台。
舞台手前中央にきれいな熱帯魚の水槽が、ほうっと明るみを帯びて置かれている。
大家のゆかり(中林舞)とてつ(東谷英人)は仕事をしているが
他の4人はほぼ無職だ。(あとワニとトリが普通に同居している)
すみ(百花亜希)は余命短い病人だし、ゆう(堀奈津美)は生活保護を受けている。
フリーターのしんや(渡邊亮)は、自分に自信がなくいつも暗くうつむき加減。
ゆうき(中間統彦)は10代、親の金で暮らす気楽な若者。
ここに北池袋で起こった猟奇殺人の犯人を捜査するため二人の刑事がやって来る。
刑事に暴露された各々の過去や経歴に、表面上穏やかだったハウスは大揺れ。
互いを疑い、批判し、ついにはハウスを出て行く者も現われる…。

アクアリウムに象徴される現代の若者像が鮮やか。
徹底して管理された中で生まれ育ち、外を知らない、出ようとしない。
自分の限界を広げるより、定時に与えられるわずかなえさで生き延びる事を選ぶ。
ただこれがベストだとは思っていない。
人との距離が上手く取れない反面、人とふれあうことに憧れていたりする。
シェアハウスなんて微妙にめんどくさい住み方を選ぶことからも
中途半端な価値観の揺らぎに翻弄される姿が透けて見える。

オヤジ部長の強引な論理が妙な説得力を持つのはその勢いと迷いの無さだ。
世間代表みたいな部長の如く、社会は世代を括りたがる。
“サカキバラ世代”だの“ゆとり世代”だのと、色をつけてひとまとめにしようとする。
一方括られた側も結構それを受け入れ、その仲間に入ろうとする。
実はそれぞれ個性があるのに、“括られたがる”のもまた人の習性なのだ。
群れから外れる孤独は誰もが怖れるところだから。

役者陣の充実が素晴らしく、怒涛の台詞が生き生きと走りまわる感じ。
大原研二さんのアクの強さ、一色洋平さんの滑舌と軽やかな動きが秀逸、
トーンの低いシェアハウスの日常との対比を鮮やかにする。
生活保護受給者のゆうがキレて「シェアハウスなんて掃き溜めみたいな所」と叫ぶところ、
強い自嘲といら立ち、金の有る者が無い者を見下す態度への怒りがこもっていて
その説得力に思わず惹き込まれた。

“サカキバラ世代”らしい特徴のひとつとされる
「自分もいつか誰かを殺してしまうんじゃないかという不安」を抱いている
しんやの気持ちを、誰も本当に理解できていないというのもリアルな展開。
そんな「いつかやっちゃいそう」な人が大勢いたら、マジ怖くて出かけられないわ。
特異なニュースの犯人と同世代だからというだけでひとくくりにするという
マスコミ好みの乱暴な論理が与える影響に対する、作者の冷静な視点を感じた。

少年A(清水那保)が自分のしたことを語る場面、
もっと直接しんやに影響を与えるような演出がされるのかと思ったが
絡みが希薄な印象を受けた。
ワニとトリの存在理由もイマイチよく分からなかった。
シェアハウスの癒しになっていたとは思うけれど…。

アクアリウムの小さな社会の営みは、
日々危ういバランスの上に成り立っているのだなぁと思った。




KUDAN  ~この地球(ほし)の汚れた片隅で生まれた命~☆無事終演致しました。ご来場ありがとうございました!☆

KUDAN  ~この地球(ほし)の汚れた片隅で生まれた命~☆無事終演致しました。ご来場ありがとうございました!☆

TOKYOハンバーグ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/16 (月)公演終了

満足度★★★★

スペクタクル感は◎
公開ゲネ鑑賞。

とても創意工夫されたパフォーマンスを楽しめたが・・・

ネタバレBOX

序盤の展開ではその演出の冴えに、今後の展開にとても期待させるものがあったが、中盤以降失速していった印象。
終盤、人物造形が分かりづらかったり、それまでテンポが良かった展開もやや硬直気味に・・・・
汝、公正たれ Let us see YOUR own justice.

汝、公正たれ Let us see YOUR own justice.

まごころ18番勝負

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

臨場感が凄い
午後休みをとって水曜昼の強姦致傷の回を見てきました。

これは凄い・・というか、本来、学校なんかでこういうの出来たら良いと思ったり。

高校の同級生で弁護士になった友達らが以前
「なんかで訴えられたら出てやるよ!」
と、元気に言っていたのだけれど、
こんなに大変なのをしょっちゅうやっているのか・・(苦笑

作りが凄く凝っていて面白いです。

疲れます、凄く。でも、とてもタメになりました・・(苦笑

日常でニュースを見る目が大きく変わったと思います。

明日の夜は殺人の回を見てみようかと・・これで2300円は凄いかも(笑
年末で色んな公演かさなってなけりゃ、すぐ無くなりそうな。
話のネタにもなりますし、面白いと思います・・。

アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

満足度★★★★

これを一ヶ月かあ。
チケプレで拝見してきました。
面白かったです。
詳しくはまた書きたいですが、「これを一ヶ月かあ・・・大変だぁ」と思いました。
皆さん無事に完走されますように。


12/26追記。
何が凄いって2週間前に書いたものに追記してるのに
まだ公演が終わっていないってことが凄いそれだけでも凄い。
まだ終わってないので以下はネタバレに。

ネタバレBOX

自分が同じ歳ではないので、
「そっかー同じ歳だとそういう考えにもなるなあ」と思ったり。
ストーリーとしては個人的にはそこら辺は長めに寄り道した感じになってしまって、
もっと住人同士の「うーんどうなるんだろうこの気まずい感じ」だけで
展開していってもよかったように思いました、面白かったので。
ラストのアクアリウムの説明も少し長く感じました。

しかしまあ役者の皆さんはこれを一ヶ月というのは相当なものだし、
特に刑事コンビの方はあの時点で喉にきてた感じだったので、
本当に無事完走されるよう願ております。

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