
治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
素晴らしい作品
これは観ておくべき作品だと思います。
JACROWメンバーになった谷仲恵輔もいるし、私も過去に出させていただいていて、身内を褒めるようで恐縮だけど、その谷仲も含め全員がその役にしか見えなくて全部の役が好きになってしまうなんて経験なかなかなかったからです。
奥様、もう日曜で終わりですってよ!

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了
満足度★★★
「うれしい悲鳴」のみ観劇
「うれしい悲鳴」のみ観ることができました。(太陽とサヨナラ観れなくて残念)
ひょっとこ乱舞で観てるからか、物語はスッと入ってくる感じで、また入ってくる感もあるとは思うが、初演より面白かっ た。ただ、やはりちょっと長いと感じるので、再演だからこそ短くする工夫をして欲しかったかな。

『ブスの魔法使いと決め神様』『しまぁ~ん共和国LIVE』
しまぁ~ん共和国
サンモールスタジオ(東京都)
2013/10/23 (水) ~ 2013/10/30 (水)公演終了
満足度★★★
少し描き足りないか
ラストあれはあれでもよかったが、結局魔法使いと決め神様、それぞれの存在が何だったのとも感じる部分もありなので、そのぞれのバックボーンをもう少し描いてもよかったかも。後、魔法使いと決め神様が今まで在知らないのはなんかちょっと納得いかなかったかな。一方が新興勢力ならわからんでもないが。
とは言え、なかなかには面白かったです。ただ、有料パンフレット買わせたい部分もあるとは思うが、配役表が無いのはマイナスではあるが。

治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待を超えて
毎回、この劇団さんには素晴らしいお芝居を観せていただき、今回も期待に違わぬ良い作品でした。
大正時代という短く、あまり馴染みの無い時代がいかに形作られ、また時の天皇が歴史の闇に葬り去られていく様がよくわかります。フィクションであるとはいえ説得力があり、リアリティを感じさせます。とてもシンプルな舞台装置ですが、役者さんの演技力によって、そこが激動の明治~大正~昭和へと時間が変化するのは圧巻でした。
客層が年齢層高めだったのですが、できれば若い人にこそ観て欲しい作品です。

仮名手本忠臣蔵
遊戯空間
浅草木馬亭(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/21 (土)公演終了
満足度★★★★★
役者のリーディング堪能!
流石と言わざるを得ない。魂のこもった役者の台詞回しは、自然と表情や仕草に演技を感じさせる。十一段通しての作品はやはりひと味違う。
六段目、十段から十一団の流れはとても印象的。
効果音の太鼓の音は心打たれます。

治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
語りあえる作品!
人としてそして天皇として…。生き抜くこと。愛?。考える。仲間と観ればそれぞれの視点があり白熱した談義となる。「嫌い!」という意見出てきても当然。それだけ語り合える作品はあまりない気がする。そして何よりこの作品はフィクションであるということ。私はその自由さが好き。

永遠の存在者【ご声援ありがとうございました!】
劇団ゴールデンタイム!
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/21 (土)公演終了
満足度★★★★
100年後
100年後、とある家族に起こった不思議な告別式。永久保存が可能になったと原理的には考えられる体組織と最先端技術を組み合わせて、新たな亜世界をヒトは構築した。(追記2014.1.3)注:終わり方は自分の拝見した他に2通りあるそうだから、都合3通りの終わり方があるということになる。

アルバローザの花嫁
ミュージカルグループMono-Musica
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
ジタン
シナリオ、歌、踊り、振付、曲、編曲など何れも高いレベルで、キャスティング、演出、演技も良いのだが、ジプシーの踊りに関してだけは、やはり、これだけ、高いレベルのグループでも踊り切れないのか、と改めて感じる。命を燃やす、野性的で危険な印象が無いのが、最大の理由で、品が良すぎるのである。この点は、被差別民であるロマ族の真似はできない、と言われても致し方ないか。(追記2014.1.2)
楽日に体調を崩した方が居られた由。お大事に。

灰色の蝶
株式会社Legs&Loins
Geki地下Liberty(東京都)
2013/12/17 (火) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
好きかも
間宮夕貴目的で
気楽に観劇しに行きましたが
いやよかったね。
話も演出も出演陣もよかった。
ただ最後の最後
あれはどう解釈していいのか自分にはわからなかった。
次回作もキャスティング次第では是非観に行きたいと思った。

プッチーニのラ・ボエーム
東京芸術劇場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
力強い歌声
19世紀のパリを舞台にした『ラ・ボエーム』を現代の南アフリカに置き換えた作品で、設定や物語だけでなく音楽もアフリカンなアレンジが施されていましたが、過度に軽薄な感じにはならずに芸術性と娯楽性のバランスが良くて楽しめました。
アパルトヘイトについて触れる演出もありましたが、政治的な面に重点を置き過ぎず、また小手先の演出にも頼らずに歌手達の歌と演技で求心力を生み出していたのが良かったです。音楽の終わり方が原典とは異なっていて、少し明るさが感じられる響きだったのが、このプロダクションの雰囲気に適していたとは思うものの、中途半端に感じました。
当日パンフレットに記載された文章によると、南アフリカでは結核で亡くなる人が未だに多いとのことで、ヒロインが結核で死んでしまう物語がただの悲しいお話ではなく、リアリティーのあるものとして感じられるものとして演じられているということが印象的でした。
音楽的にはオーケストラ部分を舞台の両サイドに位置するマリンバ+スティールパン+合唱に置き換え、リズミカルな伴奏音形となっていましたが、歌のパートは原典通りで本格的なクラシックの歌唱法に則っていて聴き応えがあり、合唱もパワフルで魅力的でした。
冒頭を含め、所々でプッチーニとは関係がないアフリカ音楽が演奏される箇所があり、ノリの良さが楽しかったです。
途中に印象的なダンスシーンが何度かありましたが、それ以外の場面でも歌手も器楽奏者も演技ではなく自然に音楽に合わせて動いている感じが見ていて気持良かったです。

プロデューサー(僕)はかく語りき
ハマコクラブキヨコクラブ
シアターブラッツ(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

ブラックジャックによろしく
幸野ソロ
ワーサルシアター(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
心の内側を表現したドラマ
入場したときに目に入るの舞台上の景色から既に演出が始まっています。今回は、照明や動画の投影を効果的に使った視覚的にもなかなか斬新な舞台になっていて観客を飽きさせません。テーマの題材自体の強さもあって強い印象を残す作品に仕上がっています。
そういう訳で今回はお笑い要素はあまり無いシリアスな作品でして、当然開幕直前の余興コーナーも無かったんでございます!
ちょっぴりネタバレコーナーにも書きますけど、今日も含めてまだ三日間ありますから、ほんのちょっぴりだけ・・

マグノリアの花たち
公益社団法人日本劇団協議会
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
演技を堪能
映画化された不朽の名作とのことだが,浅学にして知らない作品。でも,6人の女優陣で繰り広げられる人生模様のこの芝居,演技力なんだろうなぁ,2時間10分(休憩15分を除く)の長い芝居,まったく飽きるところなく,味あわせてもらった。6人の役柄の個性が見事に演じられ,ストーリーも味わい深いものではあるが,伝わるものは多い。舞台の基本となるべきもので,多くの人に接してほしい芝居であったと思う。

勝式幕孝談
ソラトビヨリst.
新宿シアターモリエール(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★
後半が何か今ひとつに感じたかしら
『今』から見る幕末期というより、勝海舟の娘が見た話と集約してましたね。
父と娘の幕末講話バトルみたいで面白かったんだが、
みんな~知ってる話だよねってやってしまい。
親子以外に物語の説明をする進行解説役がいた方が良かったのでは?
と感じた1時間50分です。

プロデューサー(僕)はかく語りき
ハマコクラブキヨコクラブ
シアターブラッツ(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★
大塚明夫さんっ!
なま声に加えて、お姿が拝謁できるとは嬉しかった~(^^)
(大きいですねぇ(^^)けっこう)
さて話は深夜コメディドラマ風にハリセン出しての笑いがメインですかな。
・・・でもなんか笑いと物語の進行バランスが良くなかった気がした1時間50分

アクアリウム
DULL-COLORED POP
シアター風姿花伝(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
たくさんの人に見て欲しい。
小劇場でロングラン公演はめずらしい。いい作品はやはりたくさんの人に見てもらいたもの。
今後小劇場にロングランシステムが根付くためにも是非とも大成功させたい作品。演劇の持つ面白さが凝縮されている。

プッチーニのラ・ボエーム
東京芸術劇場
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
20日マチネ観劇
声のグルーブが気持ちよかったなあ。
時に主旋律を食っちゃうほどパワフルなオブリガードのコーラスが好き。
普通のオペラでの『ラ・ボエーム』上演は観たことがなく作品自体はあまり知らなかったんだけど、こういう「フィクションの可能性を信じてる」っていう力強さのある作品だったんだなあ、と。
元の編曲を知ったうえで観てたら、もっと楽しめた部分もありそう。
ただこれは仕方ないことなのかもだけど、「あっさり終わりすぎ・・・」ってなことは若干思わなくもなかったかも。
テーマとして重点を置きたかったであろう「結核」もお話の中でそこまでビビッドには感じなかったし、もうちょっとこの集団の味が活きる演目ってのもあったんじゃないかなと。
あと音響はもうちょっとどうにかできなかったのかなーと。
特にパーカッション、サウンド的に美味しい部分が全部上の空間に逃げちゃってた気がする。音響反射板吊るすなりなんなりの工夫で、もう少し音を近くに感じたかった。

『リア王』『新釈・瞼の母』『シンデレラ』
SCOT
吉祥寺シアター(東京都)
2013/12/12 (木) ~ 2013/12/26 (木)公演終了
満足度★★★★
『新釈・瞼の母』観劇
スズキメソッドを身につけた役者の身体は強靭だった。
長谷川伸の『瞼の母』にある情緒的なものを、異化(相対化)している部分なども面白かった。
ただ、芝居としてはそれほど惹き込まれなかった。
それでも、上演後に行われた観客と鈴木忠志氏のQ&Aも含めて、
「演劇とは何か?」ということを深く考えさせられた。
それは、一方で敬意を持ちつつ、もう一方で批判的な思いもありつつ、
すべて含めて、多くの問題提起を上演全体から受け取った。

KUDAN ~この地球(ほし)の汚れた片隅で生まれた命~☆無事終演致しました。ご来場ありがとうございました!☆
TOKYOハンバーグ
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/12/11 (水) ~ 2013/12/16 (月)公演終了
満足度★★★★
異色の魅力が輝きました
いつものイメージとは、かなり違い、ファンタジー色が濃く、違う魅力が溢れる、素敵な作品でした。
来年の公演予定は未定の様ですが、次回作も楽しみにしています。

女中のクリスマス
R-piece.
ラ・グロット(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題939(13-378)
20:00の回(曇、寒)。19:15会場着、19:20整理番号順に並び、19:30開場。此処は2回目(箱庭 2011/11)、こちらは初めてですが、松村恵美さんは、ダンスユニットclubCでみていまして、プログで本公演を知り、みに来ました。
コンクリートむき出しの半地下、コートを脱がずに観劇...それでも足下は冷えてきます。入って右のスペースが客席(パイプ椅子3列)、反対側の階段と、ピアノのある場所が舞台、小さな灯りが置かれています。BGMに「Last Christmas(WHAM!)「クリスマス・イブ(山下)」他。役者さんは高い位置に座っているので、どの席からもよくみえると思います。
20:04開演~21:00終演。劇中「夏目漱石」の名前がでてきます。漱石の作品に「清」という名の女性がよく出てくるというのは帰ってウィキペディアをみて知りました。本作品の最後の一節で「あっ...そういうことなのか..」と気がついたのでした(「坊ちゃん」)。
役者さんは4人ですが、メインはお二人。松村さんが「きよ」役になっている20:00の回を選びました。昭和8年12月24日から、きよの日記、千代子の書簡を織り交ぜた、作家と女中、オトコとオンナの話。挿入されるS.E.も雰囲気づくりに一役。
せっかく4人いらっしゃるのですから、均等に1/4とは言いませんが、筋やセリフを工夫したら、時々...音楽が大きいかな、何か昭和初期を思わせる小物があるとより雰囲気がでたかな...など思いました。
松村さんは、ステージ上のダンサーとは違い、幼さからくる戸惑いと実直さを巧く表現、身振り表情も豊かでした。終演後、ご挨拶し外に出ると氷の世界のような冷たさ。