
銀色の蛸は五番目の手で握手する
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★
実は王道
初観劇。予想以上に面白かったというのが正直なところ。
ふんだんにちりばめられた笑わせる仕掛けも見事に決まっていた。
様々な仕掛けが見事に決まっていたのは、その背後にあるストーリーが王道で、もっといえばべったべたな「ベタ」なものであったからこそか。いずれにせよしっかりとした本の存在を感じ取ることができた。
舞台外でも観客を楽しませようとする心意気が伝わってきて、非常に好感の持てる劇団であった。是非又観に行きたい。

人狼 ザ・ライブプレイングシアター #08:MISSION The Castle Job
セブンスキャッスル
上野ストアハウス(東京都)
2013/12/25 (水) ~ 2013/12/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
騙された?と思って…
一回観に行くとわかる、クセになる面白さ。
決まっているのはオープニングだけ。
あとはアドリブ劇で進んでいきます。
なので、毎回ストーリーもエンディングも異なる、その時にしか観られない物語です。
人狼ゲームを題材としているので、誰が人狼なのか探すのはもちろんですが、役者一人一人の力量が試される舞台でもあります。
一度観てしまうと、何度も足を運んでしまうので、ご注意?を。
私はもう抜け出せません。

呼吸
白米少女
小劇場 楽園(東京都)
2013/12/26 (木) ~ 2013/12/30 (月)公演終了

銀色の蛸は五番目の手で握手する
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★
銀だこ
普通に楽しめる作品でした。
前説からしてふざけたコントでドコメディなんだろうなぁと思っていたら、思わず泣いてしまったシーンもあり(恐らくみなさんと感情がズレてると思いますが笑)、最後はどこか心がじんわりする内容でした。
「THE舞台」という舞台演技だったので、好き嫌いが別れると思いますが、演出も脚本もわかりやすくて見やすい舞台だとは思いました。
ただ私は、声を無理やり張り上げる演技が嫌いなので、これは痛いなぁって思う役者さんも数名いらっしゃいました。
でも、銀だこさんの顔が銀塗りなのに、表情の演技が豊か!これは素晴らしいと思いました。
アニメのワンシーンを切り取ったような登場シーンや演出、オープニングムービーも印象的でした。
もう解散していますが、TEAM 発砲・B・JINとどことなく雰囲気が似てる劇団さんですね。
ただ、終演後の客出しでロビーが大混雑していたので、早く帰宅されたい方のために工夫した方がいいかなと思いました。
これからも頑張っていただきたいです。

ささやかな/午後
ピタパタ
レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)
2013/12/09 (月) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★
方向性が観えなかった
会場は、狭く
席も、見えにくい並べ方をしていて
前に座らないと、見えにくいです。
会場には、ピンと張った、切羽詰った様な息苦しい空気が漂って居ました。
内容は、ネタバレに

プラトニック・ギャグ
INUTOKUSHI
駅前劇場(東京都)
2013/12/25 (水) ~ 2013/12/29 (日)公演終了
満足度★★★★
Season2
犬と串のHPを観ると、Season2っと言う事が書かれてあり、どういう事かが
解りませんでしたが、舞台を観て、「なるほど」っと思いました。
チケットの半券も、綺麗なチケットで手がこって居るっと思いました。
その分、上演チラシに、もう少し説明が欲しかったものです。
後は、ネタバレで・・・

アクアリウム
DULL-COLORED POP
シアター風姿花伝(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了
2回目、やっぱり面白い
プレビューからの2回目、今年の観劇納めで拝見。
や最初の部分とか少し変わってましたね
ゲスト俳優さんは広田さん、上下にダイナミックな動き
広田さんの優しそうなイメージとは違う動きですね。
内容は解っていても、最後なんとなく笑ってしまいます。
DVD買いたかったんですが売り切れだったかのかな?
だからブロマイドまで購入するのもしなかったので
ちょっと後悔です、一色さんの身体能力に改めて感心しちゃいました。

銀色の蛸は五番目の手で握手する
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★
上質なエンターテイメント
笑いあり、アクション?あり、涙ありの三拍子。
メイクや衣装などがとても印象的。
舞台に立つだけで、思わず、笑ってしまうような、そんな笑わせてるや根性が素晴らしいと思った。しかしながら、一発ギャグ的な要素が強く、笑いに畳みかけるような緻密さがないのが残念。
現実的ではない設定に、現実的な痛みや、愛を伴わせる脚本は良い。

108の煩悩のひとつひとつを教えて差し上げましょうか?
ツリメラ
下北沢GARAGE(東京都)
2013/12/28 (土) ~ 2013/12/28 (土)公演終了
満足度★★★★★
サーベル・・・!
ブレイドフェチの私にはたまらない演出でした* 衣装やヘアメイクも素敵で楽しかったのですけど、そろそろ新しいアルバムが欲しいな・・・対バンではなく単独でずっとツリメラを堪能したい。当方、豚ではなくツリメイクの女ですが、どのようなお願いの仕方をしたらいいのでしょうか 笑

みてみぬふりするな
コロブチカ
Live & Bar Shibuya Milkyway(東京都)
2013/12/25 (水) ~ 2013/12/25 (水)公演終了
満足度★★★★
ツリ目で行きました!
ライブハウスでのクリスマスパーティーということで、勝手にスタンディング気分で行ったのですが、椅子ががっつり並べられて大人しく座って観る雰囲気に、あれれ?と。そして一人芝居が始まってからも鳴り響くほかの階のライヴ音・・・集中できなくて、せっかくの浮かれ気分が一気に消沈。でも、「肥後系 麗月」が始まった途端、目の前のコロさんに急激に引き付けられて、騒音も空調も全く意識から消え失せてお芝居を堪能してしまいました。細かく付けられた演出の向こうに涼さんが演じる姿も見えるようで、コロさんの独特の魅力もさることながら、涼さんの演技でも観てみたいな、なんてうっとり。そしてツリメラライブで大熱狂。やはり良いものは全てを陵駕するんだななんて思いました。お酒はもちろんコロブチカオリジナル。少し強めで程よく酔って、楽しい気分でパーティーイズオーバー。

銀色の蛸は五番目の手で握手する
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了
満足度★★★
期待しすぎてしまった。
黄金のコメディフェスティバルの優勝団体ということで、とても凄い劇団なんだろう!とワクワクして会場に向かい、ハイテンションの客入に好感度もあり、
さぁ、本編!とまでなったのですが、
とても作り物感だけが残ったイメージです。
むしろ、作り物だらけだからそれはそれで正解なのかもしれないのですが、
ストーリ的な笑いというより、ネタで笑わせるというのが、面白くないわけではないのですが単発過ぎて残念。
先月見た舞台が、緻密な台本から生み出される笑いで
それが会場を震わせるぐらいのモノだったから、勝手にそんなコメディが見れると思ってしまったのが、よくなかったのかもしれないです。
着ぐるみやら、メイクやらはとてもコミカルで、印象深かったです。

Romantic Love?【ご来場ありがとうございました】
劇団競泳水着
サンモールスタジオ(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/26 (木)公演終了
満足度★★★★
新生競泳水着は
日常の中にキラキラと光る言葉やシーンが印象的な上野さんの作風に、田中沙織さん・斉藤マッチュさん始めフェティッシュな魅力の役者さんの演技が加わって、以前よりも私の好みに合っているかなと感じました。主人公の流されるような恋愛の日々に胸を痛めながら共感したりもしましたが、その流れでのラストのセリフには「あれ?」と。神様ぁ、という言葉があまりに軽く感じてしまい残念に思ったものでしたが・・・後日、とある観劇おじさんとお話をしたところ、その流れからのあのセリフになる意味の解釈を伺い、なるほどそういうことだったのかと納得。でも出来ればその「成長」を体感出来たら良かった・・・その点、ちょっと惜しかったです。

アクアリウム
DULL-COLORED POP
シアター風姿花伝(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
山崎彬さんゲストの回を拝見。
とあるお二人が熱演する冒頭のシーンから、ダルカラという劇団に出演できるということは至極の幸せなんだろうなと感じました。最近W受賞を果たした新進気鋭の作演出家である谷賢一さんの力が随所から伝わる「芸術」としての演劇。現在31歳である少年Aは評判を聞きつけて観に来るのかな、観てどんな感想を抱くのかなと山崎彬さんの研ぎ澄まされた鋭利なナイフのような演技とその演出を見て思いました。

Romantic Love?【ご来場ありがとうございました】
劇団競泳水着
サンモールスタジオ(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/26 (木)公演終了
満足度★★★★
理路整然とはいきませんね
ひとりが好きな私にとっては対岸の火事であり、縁遠い世界でしたが、なんだかんだで最後まで楽しく観ることができました。一番シンパシーを覚えたのは小野寺ずるさん演じる美大の同期生「舞」。異様な存在感が光ってました。

治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
完全なるリアル
劇団チョコレートケーキの公演を観るのはこれで4回目ですが、毎回「最高傑作」と思わされます。しかし、次回この作品を超えるのはかなり難しいのではないかと思わされるほど、完璧な作品を観てしまったように感じます。目の前には、明治~昭和の時代が確実に在り、現在とは異なる時代の空気が常に張り詰めていました。神格を備えた明治天皇が、人間としての感情に苦悩した大正天皇が、そして再び力強い神の国を目指そうとした昭和天皇が目の前にいました。これはもはや演劇でなく、そこに自分が在ると錯覚する完全なリアル。脚本も演出も役者さん達の演技もどれも完璧なものでしたが、中でも松本紀保さんの「気品」が群を抜いて素晴らしかったです。そして特筆したいのは、美術や衣装の美しさ。細部までこだわった時代考証、特に玉座の妖しさはいつになくフェティッシュでとても私好みでした。

怪誕身毒丸
花組芝居
駅前劇場(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/10 (火)公演終了
満足度★★★★★
会心の一作。
シンプルな美術、紋付袴で統一された衣装。そこから繰り出されるインド神話をモチーフにしたどこかアンダーグラウンドの香りのするフェティッシュな舞台、人間の力を前面に押し出した演出・・・それらに彩られた舞台の上の役者さん達が一人残らず美しくて、あまりの神々しさと艶気に終始うっとりした気分で観てしまいました。中でも目を引いたのは加納さんと谷山さんのカーリー対決、谷山さんと涼さんの女形対決・・・そして大介さんのシッダルタの貫禄。阿形と吽形とで同じ脚本なのに、観る側の解釈に異なりをもたらす芝居の妙に、これが26年続く花組芝居という劇団の魅力なのかと驚嘆しきり。花組歴はまだまだ浅い私ですが、ものの見事に「落とされて」しまいました。次回公演も楽しみです!

gate#11
KAIKA
KAIKA(京都府)
2013/12/21 (土) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★
★愉しみ方が難しい三作品★
毎回、初めての劇団の作品が観れるので
期待と不安が交差する刺激的な試演会!
全て初見な劇団の三作品
★鳥公園〈from東京〉
『女生徒』
太宰治原作をベースにした話
太宰治が苦手は私は事前にあらすじを読み復習して観劇
女の気持ちを繊細に描いた作品
何気ないけどそこに色々な心情が表現されている
ふわっとした空気感が心地いいお芝居でした♪
以下の2作品は私自身があまり理解出来ていないので感想も難しい…
★したため〈from京都〉
『ひび』
私の解説を語り始める
次の人は日々を語り始める…
★辻企画〈from京都〉
『もしもし。生まれる前ですか。』
生まれる前の自分宛に書いた手紙を読み上げる三人…
今回の三作品は全体的に淡々とした展開で
内容も私にはかなり難しく愉しみ方が良く分かりませんでした…(^^;;
また違った作品だと愉しめるかも⁈
まだまだ色々な未知の劇団がありますね♪

「ラストシャフル」
劇団 浪漫狂
シアターサンモール(東京都)
2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★
前半と後半で
前半と後半でガラッと色が変わったなあ。まあ、元がコメディ作品ではなく、前半にコメディを持ってきた(入れた)のでそうなってしまった感じだが。元の本がいいので、ラストまで飽きることなく面白くは見れた。

河の流れは
LOVE&ROCK
ブディストホール(東京都)
2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
それぞれの想いを感じる
ゲストコーナ(物語の流れの中に組み込んではいる)があるので、上演時間は長かったのですが、全くその長さは感じなかった。物語的にはもう少しプロローグ的なのがあってもよかった気もしたが、まさかの裏切りとかもあり面白かった。
また、手段はどうあれ、それぞれの信念や想いを力強く感じる舞台でもあった。面白かったです。

ケイタ・ソロダンス LIGHT, Part38 Part 39
ケイタケイ
シアターX(東京都)
2013/12/29 (日) ~ 2013/12/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
息吹
ケイタケイさんは、東北を振りだしに、鳥取砂丘や広島銀行本店、稲村ケ崎などで踊ってきた。2012年春には、第29回江口 隆哉賞及び江口 隆哉賞に係る文部科学大臣賞を受賞なさっているが、その後LIGHT津々裏々シリーズの旅に出ていたのだ。彼女が、自然の息吹の中から掴み取ったり自然との交感で得たものが、舞台上の彼女に途轍もないエネルギーと限りなく優しく繊細な表現を与え、その小さな体を興福寺の仁王像のように大きく逞しく見せたかと思えば、か弱く小さな妖精のようにも見せる。変幻自在な変容に命の美しさ、儚さが表現されて秀逸。