
家族の休日
公益社団法人日本劇団協議会
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/19 (水)公演終了
満足度★★★★
インパクトは強く感じた
出来としては、ややノーマル感が拭えなかったかな。
表現はユニークで楽しめ、役者さんもよかったと思えた約80分。

ドラッグガール
Theatre MERCURY
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/03/15 (土) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
無題1036(14-075)
19:00の回(晴)。入り口ドアに「諸事情により開演時間まで入口を封鎖」との貼紙、穏やかな表現ではありませんが、それでも中に入ろうとする人がいるものですね...。18:16受付、ロビー開場、お客さんからの差入れが多い。18:30開場。
2階建ての舞台、クラウンの顔のような美術、中央に大きな口、十字の目と丸い頬、両サイドに階段、真っ赤なカーテン。こちらは初めてですが、王子は帰路でもあり「日本女子大学」の学生さんが出ていらっしゃるということで観に来ました(西生田キャンパスの劇団をここ2年ほど観続けていたので)。
18:45/18:55前説(アナウンス、110分)、19:00開演~20:51終演。会場に入ると男性がおひとり、最前列中央に陣取っていました。終演後舞台に上がって..作演出の吉松さんでしたがなぜこの位置なんでしょうね?
タイトルの「ドラッグガール」がどのような存在なのか(実像or虚像)、大きな戦争があったらしい世界、個人の歓楽に差し込まれるドラッグ、これを排除しようとする権力。話の展開が大きく、心理戦でもあり面白く観ることができました。同じ衣装を身に着けている理由、武器装備したような箒(?)、サーカス小屋で観た(と思っているのかどうかを含めてひとつの謎)少女を探す主人公。いろいろな要素が錯綜しているので少し混乱しました。

晴れのち出動、ときどきヒミツ【終演しました。ご来場ありがとうございました!次回は9月です!】
らちゃかん
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

異能怪談的公演「赤異本」
劇団た組
仙行寺(東京都)
2014/03/10 (月) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
撮れ過ぎる心霊写真
2014/3/15の『異能怪談的公演 「赤異本」』を鑑賞させていただきました!様々な演出がなされとても面白く、そして恐怖させられました…。
やはり最初と最後に記念撮影タイムがあるのは斬新でしたね。
私は何枚か撮って「あぁ…何にも写らなかったなぁ」と残念がっていたところ、後々しっかり確認すると俳優さん、女優さんを撮った写真が三枚連続で変なものが!!俳優さんの顔にかかる謎の光や顔が変わってしまっていたり、いくつかの浮遊する光…。外園先生に確認していただき「遂に撮ってしまった…!」と嬉しいやら怖いやら(- -;)
そして、外園先生が「今日は何かおかしい」とおっしゃっていたのも納得。
絶対観て後悔しない…いや、後悔するほど迫力ある『異能怪談的公演「赤異本」』最終日はいったい何が起こるのか…

ケレヴェルム
関かおり
シアタートラム(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
想像力を刺激する静謐さ
無駄な要素の無いストイックなダンスで、時間や人体の間隔が融解して行く様な、観る人の想像に任せる作品でした。
男女とも明るいグレーのミニマルな衣装を身に付けたダンサーの居る場所だけがうっすら照らされ、音楽は一切用いずに数箇所で一瞬効果音が入るのみで、体と床が擦れる音や意図的に出す呼吸音のみという刺激の少ない環境の中、リズミカルだったり激しい動きは用いず、大半の時間で他人と接触するか床に寝た状態でゆっくり静かに動いて奇妙な姿を形作り、人間以外の様々な生物をイメージさせました。途中で照明を衣装に取り付けて密集するシーンでは深海生物が内側から発光しているようで美しかったです。
数分間のシーンが緩やかな暗転で終わると30秒程の間の後に緩やかな明転で次のシーンに入るパターンが80分間続くのは少々長過ぎると思いました。
視覚的・聴覚的に抑制されているところに嗅覚という通常の舞台芸術では用いられない要素の表現があって、ひんやりとした空気感をイメージさせる香りがユニークでした(暖かさを感じさせる香りも使用していたそうなのですが、そちらは分かりませんでした)。
液体が流れ出た様な輪郭の黒の鏡面の床がダンサーの姿を写し出し、空間の拡がりが感じられて印象的でした。

Jack moment.
バンタムクラスステージ
萬劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
安定の
バンタム節が炸裂。姉弟愛、仲間愛、絆。誰が味方で誰が敵か、いろんな伏線があり、それぞれの思いの中その人を守ろうとみんな必死。それが結果として悲劇を生む事もあるが。初演と演出が変わったりシーンが増えたりしていたのがいい感じだった。今回の舞台で沢山の方に『バンタムクラスステージ』の名前が広まったのは間違いないと。これからの活躍に期待したい。次回作はどんなものとなるのか楽しみ。

ダンデ
企画団体シックスペース
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
言葉の一つ一つが美しい
旗揚げから五回目の旗埋め公演
シックスペースの形が出来上がって来た感があった。
公園や電車の中やどこかの家の茶の間の中で
当たり前のように繰り返される日常会話が
これまた芝居臭なく、ナチュラルに進行する。
こちら側はそれを覗いているような錯覚に陥る。
そんな瞬間に必然性のある歌やダンスがそこにある。
気がつくと誰かの人生の傍観者である観客となっていた。

ミチコとの遭遇
Teamかわのじ
RAFT(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
切ない…
真面目に仕事をして…そんな人間は面白味に欠ける。だから葬儀の参列者が少ない?しかし、人には個性があり、正直に生きようとすればするほど苦しくなるかもしれない。そんな人と残された家族(息子)の気持ちを描いた公演だ。その表現が秀逸…「ミチコ」という女性の登場だけで、周りの人間が勝手に故人の人物像を作る。
家族とは、居て当たり前、相手のことを知っているようで実は何も知らない。想いも上手く伝えられない。そんなありふれた、そして不器用な感情がにじみ出るような印象深い公演だ。本当に切ない気持になった。
脚本、演出、演技とも素晴らしく見応え十分である。

荒野のリア
ティーファクトリー
吉祥寺シアター(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

フリージアの不可知論
劇団霞座
ぶーふーうー(東京都)
2014/03/07 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

楽屋
劇団チョコレートケーキ
「劇」小劇場(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
浮遊する女優魂
世代を超えた女優たちの本音と哀愁が凝縮された「楽屋」という空間。
脚本の面白さ、メリハリの効いた台詞と間、キャストの素晴らしさを堪能した。
劇中劇ながら、これほど「三人姉妹」に感動したのは初めてだった。
暗闇を際立たせる照明が劇的で素晴らしい。

ベイビィ・ポータブル・ロック
劇団ハコイリムスメ
東京アポロシアター(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
更に上を目指して欲しい
若い劇団で今作で三回目の公演。その割には、シナリオもしっかりしている。まあ、女子の得意な恋愛をテーマとしている作品なのでそれも頷ける。

シフト
サンプル
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
デタラメな中にも説得力
かなりデタラメな劇だったが、デタラメに説得力があり、時に身につまされた。

女三人のシベリア鉄道
劇団銅鑼
俳優座劇場(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/18 (火)公演終了
教育現場での上演を推薦する
『ミッドナイトインパリ』(2012 米アカデミー賞脚本賞受賞)を某映画情報サイトは「ラブ・コメディ」というジャンル区分で紹介している。
劇団銅羅『女三人のシベリア鉄道』(原作 森まゆみ著「女三人のシベリア鉄道」集英社文庫)が 同作へのオマージュであったので記すが、それは違う。
「洒落たファンタジー」であり、「20世紀の仏 人物教科書」だと私は解釈した。
ハリウッドを中心に映画のデジタル化が拡大中であるが、『ミッドナイトインパリ』は フィルム・パワーを発揮した名作だろう。
誰しも、あのパリ市街を歩く貴婦人、セーヌ川を流れるクルーザー、夜景のエッフェル塔を「味」のフィルムで鑑賞すれば、飛行機で出発するスケジュールを妄想したくなる。映画、また舞台というのは、下手な観光パンフレットより、はるかに「見知らぬ土地の魅力」を編集している。
なぜなら、そこに「偉人の足跡」が あるのだから。
『女三人のシベリア鉄道』は、歴史教科書のような「解説ツアー」だった。私も世界史は 興味のある分野だが、同舞台が教えたロシア史は「詰め込みすぎた」感がある。脚本は原作者・森まゆみ氏。文庫本の情報を羅列した旨は否定できない。
※ネタバレ箇所
フリーで活躍中のタチヤーナ・モクリェツォーク氏が、金髪ロシア人女性として「本国にいるかのような錯覚」を引く歯車だった。
他にも、体格が大きい谷田川さほ氏、鈴木瑞穂氏、山田昭一氏は やはり「ロシア人」だった。
金髪でなくとも、ブロンズでなくとも、カツラを被ることなく自然に外国人を演じられるのは、ヨーロッパ系の場合、ない。
特に、この男性二名は 大統領経験者と非常によく似た顔立ちであるから、1990年代、テレビ・ニュースを視聴していた観客は 愉快きわまりない。なぜ、演出の野沢美子氏が これを「いじらなかったか」のだろうか。
本公演は旅行ツアー会社への広告主だ。気がつけば、スーツケースを用意してしまう。
いや、すでに7日間近くのウラジオストクーパリ旅行日程を終え、観客はリラクゼーション・マッサージを受けたいほどの疲労蓄積だ。
スーツケースは片付けることにしよう。

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
構成が見事
短編集だからって単なる羅列に終わっておらず、構成が見事でした。
今を時めくアノ人がらみの時事ネタも、ただサワっているだけでなく、話への取り込み方がとても巧みで感心!

ヴォイツェク
戯曲勉強会ビオロッカ
ART THEATER かもめ座(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
y und z 『ヴォ(イ)ツェ(ッ)ク』?
y und z 『ヴォ(イ)ツェ(ッ)ク』?戯曲勉強会ビオロッカ公演
昨年はゲオルク・ビューヒナー生誕200年であったために、『ヴォ(イ)ツェ(ッ)ク』が色々なところで演じられた。韓国の舞踊集団のものもありそれは観た。
オペラの『ヴォツェック』は人気のある演目であり、毎年に近い頻度で演じられる。
なぜ人々はこの不思議な演目を好きなのだろう?
オペラファンを自認する人の中には『ヴォツェック』を嫌う人が少なからず居る。その原因はストーリーにあるだろうし、ベルクの音楽にあるだろう。確かに理解しがたい不愉快さがストーリーにも音楽(特に和音)にもある。
私が最初に観たオペラ『ヴォツェック』のDVDは、多勢の全裸の男女が登場してきて驚いた。それは作業服を脱ぐという表現で、疎外労働からの解放を表現しているように思えた。
タイトルにしても変だ。
Wozzeck・ヴォツェックとWoyzeck・ヴォイツェク(ヴォイツェックではない)とある。Woyzeckが正しいと「確定」したのは1920年だと言う(当劇のパンフから)。ビューヒナーが死んで80年以上たってから題名が「確定」するというのも変な話。
その理由もzとyが判読しにくかった???にわかには信じがたい。
さらに死後弟が出版した『遺稿集』には含まれなかったという(当劇のパンフから)。それは未完という理由でだ。奇跡のような不遇な戯曲が、現代で演じられる不思議。もう変を通り越している。それが現代に息づいているという段階で異常なのだ。悪魔の手助けが必要だったはずだ…
その不遇さはまるでこの戯曲の内容を物語っているようで、それが人々を惹きつけるのだろうか?
今回、戯曲勉強会ビオロッカBioRoccaがこのヴォイツェクを演じるというので初日に観に行った。この団体は昨年『かもめ』を演じ気になる団体だったので、『ヴォイツェク』をやるという情報そのものが刺激的だった。
舞台は漆黒の、というより戯曲に相応しく暗黒のと言うべき中に白い布だけが浮かび上がっているシンプルなもの。その布は複数多種の生物構造体(果物や野菜)を包むことにより、子宮に見えることになる。包み終わるとそれは生まれた子どもになり、それも神の祝福を受けられない(教会に認められない)子どもとなる。それは多種の「寄せ集め」であるため正統ではないのだ。
その何も無い舞台に、照明の効果でヴォイツェクのあるいはマリーの部屋が現れる。それは幻影のように見える。窓枠がダリの絵のように、あるいはキリコのそれのように歪んで見えるからだ。
そこは唯一ヴォイツェクだけにとって安住の空間だ。
両性具有のようにも見える逞しい肉体を持った軍楽隊長が現れ、生物の進化を説く見世物小屋でマリーを誘惑する。マリーはヴォイツェクの内縁の妻であり、複数多種の生物構造体を内包した子宮の持ち主である。
軍楽隊長が軍楽隊を引き連れ勇ましく行進する。
隊員は見えない楽器を勇ましく操り、脚を上げて行進するが意思の無い無機物のように、あるいは隊長に寄生する単独では生体になりえない二重体の一部器官のように見え不気味。
そして軍楽隊長とマリーのからみは隊長の体臭が漂ってくるような気持悪さが充満する。ここには欲望と支配と暴力の臭いがある。
ヴォイツェクに鬚をそらせる大尉が兵隊の劣等性を説く。
ヴォイツェクにエンドウ豆だけを食わせ人体実験している軍医も劣等性を説く。
ヴォイツェクは地からの声を聞こうとする。地からの声とはなにか?自らの深層から聞こえる声だ。
ヴォイツェクとは誰なのか?
ヴォイツェクは自ら喪失する道を選ぶ。元々何もないのに喪失を企図するという壮大な疎外。
マリーを、そして自分を…
淫靡な酒場でヴォイツェクの喪失があきらかになる。オペラで気になる「シュヴァーベン」も歌の中で出てくる。
ヴォイツェクとは誰なのか?
子どもは化学的な言葉を使うと還元され、舞台に撒きちらかされる。
そしてヴォイツェクは幻影に見えた自分の部屋を破壊する。というより、元々無かったのだ。彼らに安住の地はないのだ。
酔った者、死した者、横たわった客体がひとりずつ去っていく。
そして誰もいなくなる。誰もいなかったのかも知れない。子宮の展開から何も始まっていなかったのかもしれない。
ヴォイツェクとは何者なのか?
照明効果と音響効果で不気味というより不愉快さを作り出している。
これは人間存在の不愉快さだ。そして、欲望と被虐の不愉快さだ。
ヴォイツェクとアンドレース以外の役者は全員が不遜で不愉快だ。
ヴォイツェクとアンドレースは一見連帯できる階層にいる。しかし連帯できるほど個を持ちえていない。兵士たちは群れた孤にすぎないのだ。
そして誰もいなくなる。
それがあたかも現実のように、取り残される「見物人」。突き放される「見物人」実は我々こそ見られていたのではないか…
見物人ですら自分の役を探す「役」でしかないというのに…

泣いてた、春スキャット
Crackersboat
幡ヶ谷 Forestlimit(東京都)
2014/03/15 (土) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
満席
上演時間50分。思ったより客席数がありしかも満席だった。変化が面白かった。好みを言うともっと肩すかしをくらわせてほしかった。

よぶ
STAND FLOWER
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2014/01/17 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★
考えさせられました
どんな物事にも自分には自分の、人には人の思う所があって、違うからといってそれを簡単に否定してはいけないと改めて思わせてくれる作品でした。主人公を囲んでそれぞれが台詞を言うシーンはとてもインパクトがありました。初めて観る囲み芝居、他の角度からも観てみたかったです。

トンボイ!!
劇団ヘロヘロQカムパニー
シアターサンモール(東京都)
2014/03/13 (木) ~ 2014/03/18 (火)公演終了
満足度★★★
う〜ん
このところ迷走していた感を、前回のリザードマンの新しい風で一掃した感じだったので
今回はとても期待していた…
櫻井さんはカラクリ雪之JOEで好演だったので
それにも期待していた
625の楠見さんも出演とあって
ドキドキしながらの観劇
だけど 観終わって何がしたかったのか
何を伝えたかったのか
よくわからない
ストーリーも流れはあっても掘り下げ方が浅く
人物像が想像しにくいし
人間関係の描き方が希薄
感情移入がしにくい
櫻井さんの役には少し若い感じで
エリート臭も薄かったし
ミスキャストな感じも…
置鮎さん、楠見さんは良かった
ヘロQの笑い&癒し担当がNICEの大場さんも好演
それだけに脚本が残念
なんとなく芝居というより人気声優のイベントみたいな客層にも
多少萎
戦国退魔伝やSHURAの頃みたいな熱くて泥臭いヘロQが観たい

箱~forget me not~
TrouBleMaker*people
シアターOM(大阪府)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/15 (土)公演終了
満足度★★★★
面白かった
劇中出てくる絵本はオリジナルみたいですね。思い出を大事にして、というメッセージ伝わりました。椅子が座り心地悪くて90分なのにたいへんでした。