最新の観てきた!クチコミ一覧

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新しい等高線

新しい等高線

ユニークポイント

シアター711(東京都)

2014/03/11 (火) ~ 2014/03/18 (火)公演終了

無題1039(14-078)
19:30の回(晴)。18:50受付(整理番号付)。19:10開場(整理番号10ずつ)。「色彩堂」社長の自宅兼事務所のリビングであり応接室でもある部屋、中央に大きな机、下手にコート掛け、正面は庭、カーテン。上手に柱があり、各話ごとに花が差し替えられる。

座席が変わって初めての公演。昭和15年秋〜20年夏までの5場。車の音、110分、19:32前説(アナウンス)、開演〜21:19終演。

カラーの当パンを開くと「SENTIO」閉鎖に触れている箇所がありました。稽古の様子を写した写真…SENTIOですね。そのSENTIOの「白痴」からの5作目。

ネタバレBOX

「てがみ座」の「地を渡る舟(2013/11@シアターW)」と構成がよく似ていると感じました…戦争、社長/館長、女中、公権力、復興…が、あまり「戦争」そのものに関する表現がなかったのはどうしてでしょう。

先日、アサヒ・アートスクエアへダンス公演を観に行ったのですが、時間に余裕があったので「被災69周年東京大空襲資料展(@浅草公会堂)」を観てきました。

その時目にしたものと本作とは大きく印象が異なります。

関東大震災(1923)、1941の真珠湾攻撃〜1945の原爆投下、玉音放送…。

多くのものが喪われたはずなのに、意外とさらっと触れているだけ。なので「地図」へのこだわりや想いがあまり伝わってきませんでした。

一人一人の生を賭したもの…そういったものがあったはずだ、と終演後思いました。

「偶然」生き残ってしまった者として何をしなければならないのか、「廣島」へ行くということはどういうことなのか。

とはいえ、お芝居はとても面白く観ました。
化粧

化粧

こまつ座

紀伊國屋ホール(東京都)

2014/03/07 (金) ~ 2014/03/21 (金)公演終了

満足度★★★

渡辺美佐子版に比べると
“女座長の狂気”さが、もう一歩かと思う。
渡辺美佐子の役者力を再認識。

心音

心音

新選組Project

シアター風姿花伝(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったです!
殺陣満載で、見応えがあり目が放せませんでした。ストーリーもフィクション部分に意外性があり、そして感動するものでした。演技については、滑舌が気になる方や台詞回しが気になる方がいたので、もう少し頑張ってほしい気がしました。が、殺陣に迫力があったので、そんなには気になりませんでした。衣裳・音楽・照明も雰囲気が出ていて良かったです。旗揚げ公演とは思えないような良く出来た舞台だと思いました!

空ヲ刻ム者 ―若き仏師の物語―

空ヲ刻ム者 ―若き仏師の物語―

松竹

新橋演舞場(東京都)

2014/03/05 (水) ~ 2014/03/29 (土)公演終了

満足度★★

スーパー歌舞伎
イキウメの前川知大さんの作・演出による、哲学的でありながらエンターテインメント的趣向に富んだ作品でしたが、長い上演時間の割にはあまり満足できるボリューム感がありませんでした。

冒頭に出演者一同による口上があり、ユーモラスな演出でそのまま本編に突入し、自分の彫る仏像が民衆の為ではなく権力者の為になってしまっていることに悩んで彫ることを止め、ついには仏像を壊す様になってしまった若い仏師の悟りの物語で、命の大切さや正義について考えさせる内容でした。
各幕で派手な立ち回りや台詞の聞かせ所があり、飽きさせないように工夫された構成で、特に三幕目中盤からは派手な演出が連発され、エンターテインメントとして楽しめました。

雅楽の楽器や西洋系の打楽器も使った音楽の録音を流していて、普通の歌舞伎の三味線と唄中心の物に比べて迫力があったものの、決めの台詞の度に感傷的な音楽が流れるというベタな演出が最後まで続き、安っぽくて興醒めしました。
笑わせようとしていないと思われる場面で笑いが起きていて、古典物だと現代との感覚の違いで仕方がない所もあるとは思うのですが、新作であればシリアスな箇所はちゃんとシリアスに感じられるように調整して欲しいと思いました。

福士誠治さんが歌舞伎役者同様の良く通る台詞回しで魅力的でした。浅野和之さんがコミカルな狂言回しを演じていて場を和ませ楽しかったです。佐々木蔵之介さんは役作りもあるのでしょうが、こもった発声で周りから浮いている様に感じました。

楽屋

楽屋

劇団チョコレートケーキ

「劇」小劇場(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

納得の内容で充実していました。
とても面白かったです。ここまで皆さん5。本当かよとか思うだろうが、確かに観ていてそう思える作品だったと思います。役者さんも凄かったが、忠実な台本の台詞回しから細かい美術まで、ベタ褒めする気はないが良い。そして「劇」小劇場だからかは分かりませんが、何か空気の感じが素敵でした。これはよい「楽屋」。そんな感覚。以下

ネタバレBOX

女優さんたちの力量も良かったです。4人とも個性があり、作中の役を演じている印象。A、Bのお二人は化粧の段取りも逆算してやったりしていたのでしょうか。ガラス瓶でどついたりは派手に割れて心配になったり、女Aの空襲の傷(火傷?)痕、年代ごとに見て分かる女優たちの化粧セット、まくらの地味な染みに至るまで、細かく見る客も満足な美術さんも凝っているなぁと感心します。ただチェーホフとか演劇のいろはを知らない人は観ててわかるのかなぁと。脚本の面白さも改めて感じました。ありがとうございました。
罰符

罰符

NAKED SOUL PROJECT

space turbo gallery shibuya(東京都)

2014/03/15 (土) ~ 2014/03/18 (火)公演終了

女性のトラウマ
 渋谷のデリヘルで指名トップを争う2人。一人は店長のパートナー、若く美しいせりなで、これ迄ずっとトップであった。これに対して職人の夫の給料だけでは生活が苦しかったのでFXに手を出し、大きな借金を背負った主婦、つばき。借金返済に追われる生活に耐えきれず風俗の世界に入ってきたのだったが、客への思い遣りの心が、寂しい客達に受け、終に初めて月間トップに立った。(短い作品なのに遅れて行ったので、詳細は、後ほど調べてから。評価、星もまだつけない。悪しからず。)

ろだん

ろだん

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2014/03/13 (木) ~ 2014/03/18 (火)公演終了

満足度★★★

何を表現したいの?
 結局、事件の顛末がハッキリしない。それを狙っているのかも知れないが、どれも中途半端で、作者の意図も良く汲み取れなかった。何が実際に起こっているのか、ろだんが何者で何の為に、頭の軽い女、上條を使って手の込んだことをしたのか? その動機もハッキリしないし、中国での争議との関係もはっきりしない。ホントに遠藤が身を隠す必然性があったなら、会社がクビにするわけはないのだし、筋の通らないことが多過ぎて、論理的に追えない。個々のエピソード自体は、案外簡単で予測も容易いのだが、全体の流れの中での意味が不明な為、全体として作品が見えてこないのだ。すっきりしない後味の悪さばかりが残った。

許して欲しいの

許して欲しいの

劇団競泳水着

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

バージョンにより雰囲気が違う
ちょっと予想してた展開(ドロドロの姉妹憎悪劇かと)とは違ったが、物語としては、各キャラの距離感が絶妙なのと、やり取りの軽快さもあり、物語の世界にぐいくい引き込まれた。
また、作家バージョンは物書きの締切という経験値を持ってるからか、同じ作品ながら俳優バージョンとは違うリアルさをもった作品になってたかな。面白かったです。

「あなたのまちまで」「わたしのまちから」【ご来場誠にありがとうございました!】

「あなたのまちまで」「わたしのまちから」【ご来場誠にありがとうございました!】

ラフメーカー

新宿眼科画廊(東京都)

2014/02/18 (火) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

両バージョン観劇
両バージョン観劇。
友情+旅は道連れ(類は友を呼ぶ)と言った感じかな。一部のキャラは若干ウザいと感じたが、見せ方がいいんだろう、ラストにくると観客をも巻き込んだ妙な一体感を感じた。面白かった。

ネタバレBOX

昔一緒のバイト仲間だった親友が亡くなった事をもう1人の友人に伝えようと思った部分については、もう少し仲のよさを強く描いてもよかった気はしたかな。(過去エピソード演じる役者が違うので、雰囲気は違うのだが、出来れば、全部同じエピソードとせずに、違うエピソードも見せて欲しかったかな。)
ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

爆笑だけじゃなくて涙腺決壊
ポップンマッシュルームチキン野郎の舞台は2度目。昨年末の銀ダコの舞台が初見でした。まず舞台セットのセンスが抜群。前回も思ったが、小劇場のステージを存分に活かしているなぁと。今回は2回鑑賞。マチネはおそらく普段の演出で、客入れの時からのストーリーが、もう開演しているかのような作り。それから短編の行間をつなぐ別のストーリーがきちんと一本の筋が通っていて秀逸だと感じたところ。そしてソワレのハプニングステージは、客席までも巻き込んだ全力で取り組む悪ふざけを、観客も体感できたと思う。2回も見たのに、これは毎日通いたいと思わせる舞台。明日は何が起こるのだろうか。百聞は一見に如かず。できるだけたくさんの方々に観て欲しい。

ネタバレBOX

まずは「ふたりは永遠」。2回見たのに、同じタイミングで涙が止まらなくなり、話が終わるまで涙腺が決壊してしまった。
「私の彼は甲殻類」のヒロイン長万部朱美さんに扮する増田赤カブトさんの可愛さと演技力がキラリと光るヨーロピアンロブスターが彼氏というナンセンスな設定をも納得させる力を持つ作品。
「悪魔のパンチ」は西田シャトナーさん作品。初めて見ましたが、すごく分かりやすかったです。迫力ある塩崎こうせいさんの動きと、キャスト陣の殺陣。
全体を通じて最後は自転車になってしまう森先生。佐伯くんの成長と気持ちの変化も無理なく描かれていて、全体をつないでいた。今回も圧巻の短編集です。
ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

踊るPMC野郎
客入れパフォーマンスのあと、6つの短編とそれをつなぐ幕間のショートストーリー、
そして終演後に30分のアフターイベントまで付くという
まるで“数量限定春のスペシャル幕の内弁当”みたいに盛りだくさんで素敵な企画。
通常公演とは違ったテイストのラインナップが楽しく
キレの良いダンスの素晴らしさにびっくりした。
エンタメ精神全開の構成もポップンらしくて好きだが
作品自体に力があるのだから、もっとシンプルな構成でも成立すると思う。
ただ短編を並べただけでも、個々の作品は十分際立つはず。
★の5つ目は素晴らしいダンスに捧ぐ。

ネタバレBOX

開演前のパフォーマンス、今回はCR岡本物語さんのももクロに代わり
増田赤カブトさんの“あの歌姫”ガガ。
これがマジで面白くて、まー会場が盛り上がること。
初期の頃はただ衣装と目玉だけで“ガガって”いたが
今回はそのパフォーマンスに努力とセンスが表れていてとても素晴らしかった。
ボリューミーなボディながら顔の輪郭などが引き締まってその変化に驚く。
「私の彼は甲殻類」で見せたひとり芝居の充実ぶりにも、目を見張るものがある。
笑いを取る間とタイミング、ピュアな台詞など、ポップンで鍛えられたんだなあと思った。
吹原幸太さんとコンビで仕切る司会も臨機応変でゆとりが感じられ、とても良かった。

「ふたりは永遠に」、近未来SF世界に夫婦の相手を思いやる心が満ちていて
あっと驚くラストの真実がすごい。
「触り慣れた手のひら」のホラーもセットや演出が効いていて大変面白かった。
吹原さんはぶっ飛んだ設定やあり得ないシチュエーションの中で
普遍的な人の欲望や矛盾、弱さなどを際立たせるのが巧い。
危ないギャグも下ネタも、一本通った太い幹の枝葉だからこそ笑って済ませられる。
短編というコンパクトなサイズで、それが強調されたところが面白かった。

黒バックの舞台にオレンジ色のキューブが椅子やベンチとなる
シンプルなセットが鮮やか。
最終話では壁の一部が開いたりして、スタイリッシュな一面を見せた。
この最終話でのサイショモンドダスト★さんとNPO法人さんのやりとりは
クールで味わいがあってとても良かった。

そして何と言っても「悪魔のパンチ」で見せた迫力あるダンスシーン。
塩崎こうせいさんの素晴らしい動きから目が離せなかった。
正直、ストーリーが吹っ飛ぶくらいの強烈な印象。
この方の所属する劇団X-QUESTを観てみたくなった。
女の子みたいにきれいな顔だけど、意外に力強い野口オリジナルさんにもびっくりした。
岡本さんは、“挙動不審のおどおどタイプ”と“謎の大魔王タイプ”
それに“脱いだり着たり”とマルチぶりをいかんなく発揮してやっぱり素晴らしい。

別にオネエ系ではないのに何だかいつも女性役を振られるNPO法人さん、
やっぱり女性の繊細さが出るから納得してしまう。
アフターイベントのようなお遊びタイムに中途半端でなくきちんと演技するから
ポップンは面白いんだなあ。
妙なお題を出されてもちゃんと個性が表れて感心するもの。

短編ダーク編、短編ホラー編など、吹原作品の別の顔をもっと観てみたい。
これから毎回最後に全員のダンスを入れるっていうのはどうでしょう?
開演前も終演後も踊る踊る…これからはこのパターンか?!(希望)



ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇の面白さを再確認
面白かった。小劇場演劇の面白さを再確認した舞台でした。
とにかく楽しめる内容が満載。笑い、泣き、ジャンルも様々。
終演後のポップンダイナマイトまで含めると、もう満腹です。

これだけ多彩な内容を演じ切る役者さんたちに脱帽です。特に加藤さんの演技は凄いです。よくあれだけ振り幅の広い役柄を複数演じられるものです。

これから観劇される方は、開演前パフォーマンスが必見なので、開演時刻ではなく開場時刻までに行くようにしたほうがよいです。

ネタバレBOX

まさか客入れ時の芝居がラストまで繋がっているとは・・・
【全ステージ終了致しました。ご来場ありがとうございました!】そしてまたキミのユメをみる。

【全ステージ終了致しました。ご来場ありがとうございました!】そしてまたキミのユメをみる。

なかないで、毒きのこちゃん

新中野ギャラリー 風みどり(東京都)

2014/03/17 (月) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

Aちーむ
小動物のような可愛らしい女優さん達のひとり芝居3本+アフターイベントのアコースティックライブ。これ、おじさんだけ(客8人全部男)に独占させとくのもったいないですよ!

家族の休日

家族の休日

公益社団法人日本劇団協議会

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/19 (水)公演終了

満足度★★★★

サザエさんとある家族
施設にいた5人の問題を抱えた女の子を引き取った里親の家での出来事。
随所にサザエさんの歌を挿入(♪今日は楽しいー、今日は楽しいー日曜日♪”
勿論、めちゃくちゃな家族ですが、サザエさんの家族も普通でない。あんな明るく楽しい平和な家族が世の中にどれほどいるのか疑問。
ある意味、比較対照ではなく、この家族と同じ少数派という意味で類似した家族だと思います。

ネタバレBOX

次女の強調する、”家を出たい、家族ではない、血のつながりj”意味がラスト間近に解かります。里親に性的関係を強いられ妊娠したのです。長女がいるときは、セックス依存症の長女と関係をもち、長女がが家を出たあと次女に矛先を向けたということです。長女は結婚前に妊娠(相手が恋人か、里親か不明)三女は万引き癖、四女は多重人格者、唯一正常な五女は里親(父)を殺します。
宅悦とお岩~四谷怪談のそのシーンのために~

宅悦とお岩~四谷怪談のそのシーンのために~

鈍牛倶楽部

駅前劇場(東京都)

2014/03/07 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★

だんだん面白くなる
忙しくてうっかり投稿とブログ更新を忘れてました。
まだだれも「観てきた」が無いとは意外です。
久々の岩松さん作品、階段と舞台の外で起きる暴力・事件。
岩松さんらしいですね~、四谷怪談らしい障子と戸板を場面転換
そこで展開される現代の劇団の群像劇、岩松さんらしく
不思議な登場人物がチラホラ登場して妙にクスリとさせられます。
最後はやっぱりなオチですが、主演の安藤さんの心情とか色々
考える事も面白い舞台です、

眠る羊

眠る羊

十七戦地

LIFT(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

卑近な悪と家族愛
印象に残るキラー台詞、というかパンチラインがあるものはそれだけで素晴らしい。 二男の世間に対する「ある台詞」がそれです。でも、舐めてた世間に強烈なカウンターパンチを喰らってしまっているのが因果応報。

ネタバレBOX

残念と言うか大きなマイナスは、家族のバランスが異常に悪い。オーバーアクト気味な長男、異常に口下手な次男、この言い方は好きでは無いですが右翼的な三男、左翼的な長女。リアリティラインが高い話であるはずなのに、まったくリアリティを感じられ無いと言うか、それが悉くブレーキになってしまいました。
特にお母さん。 グラグラでした。完全なる女帝か無垢無知な善人かにした方がよかったのでは。良い女は全てを知っている女か何も知らない女かと言いますが、どっちつかず何をしたい人か分かりませんでした。愛人との対比なら、全く政治には関わって無い、取って付けた様な「良妻賢母」、国より息子たちで単なる親バカにした方が良かったと思います。でも、そうすると次男の奥さんはいらなくなるんですけどね。
逆に、愛人と秘書は良かったかな。でも、秘書3人はいらず、完全なる部外者、フリーのライターとか世間代表的な仮想敵を入れても良かったかな、長女だと家族問題と絡んでぶれるので。
あんたら一家がどうなったって日本は変わらんよと言うぐらい皮肉を言う奴が最後に入ればよかったと思いました。

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

さぁ!楽しんでいって下さい!
というパワーが増大してました(=^_^=)

毒気がマイルドに抜けて結構普通に楽しい感じに納まった感ありです

お若い女性陣が多く来られておりました

でもアフタートークでは毒気満載気味でした(^^)

約110分にアフタートーク?付きでした

ネタバレBOX

開演15分前から小芝居開始です(^^)
=座席(自由席ですが)案内のオネーサンが、
「まだ開演前です」と言ってたのが笑えてしまった。

ちなみに劇場前では、
「あなたに言葉送ります」という謎の商売人を配置されていましたです~。

アンケートに観劇しやすい時間とかの希望を聞く項目があり、
ほんと観客中心に考える劇団だなぁと感心しましたです。

アフタートークと言いつつ内容は2月の「風雲・・・」でした(^^)
開演前の芝居を入れると全部で3時間半近い楽しい時間でありました。

非光沢で黒い舞台セットのギミックもセンス良く必見ですよ~

リアルに書けない「ドラゴン○ール」の後日談(^^)
キャラ表にはボカシて表記してるも作中ではモロに「ベジ○タ」とか言っちゃってる(^^)ボケた孫くんが地球上の人間を1/10にまで減らしてしまったとか。まじハンパなく怖いが、オマージュ的にも妙にホロリとして笑える巧みさが憎かったっす。(タイトルも上手に笑わせてくれました)
許して欲しいの

許して欲しいの

劇団競泳水着

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

何とも言われない曇天感
作家バージョンを観劇しましたが、作家の内情を露悪的に表現していて面白かったです。勿論、カリカチュアされているとは思いますが、作家さんたちが嬉々として演じているのをみると、なまじ誇張ではないのかとも思ってしまいました。

ネタバレBOX

上野さんも、作家に作家の話を演じさせるなんて、なかなか悪趣味だなとも思いましたが、、役者に売れない役者役を演じさせるよりは、あれですね。
でも、きっと今回の話の様に息苦しさは無く素軽く淡々とユルふわな心地よい物語にしちゃいそうな気もしますね。
売れないことより、書けないことと方が作家としては辛いんじゃなかろうかと思うのは、憑き物の落ちたようなお姉さん作家の顔が全てを表してました。
後、原作レイプされる作家はそれを良しとはしてないんだなあと言うのと、メガネを掛けた方が「本物」と言う妹作家はメガネ女子萌えにはたまらなかったです。

話は、全くずれますが、メガネ取ったら美人だったと言うギャップが良いと感じるのは真のメガネ女子萌えでは無いです。それはただの美人好き。メガネを掛けた自分が「本当の自分」と言うのにグッと来るのがメガネ女子萌え。
家族の休日

家族の休日

公益社団法人日本劇団協議会

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/19 (水)公演終了

満足度★★★★

いや~、見応えありました。
なんというか、分かりやすいんだけれど、演出とか音楽とか、かなりアバンギャルド。シリアスで写実的な演技と、ぶっ飛んだ演出と、すごいコラボでしたね。面白かったです!特に女優さんたちの視線の演技には惹きつけられました。この緻密でリアリティのある演技があるからこそ、あの思い切った演出が活きてくるんですね。戯曲賞の最終選考作品とのことですが、戯曲の力よりも演技や演出の妙を感じた。でも、こんな面白い演技や演出ができるというのはやはり戯曲の力なんでしょうね。シンプルな演題に騙された~。

ネタバレBOX

次女が家を出たい理由とか、長女とのドロドロなど、分かってしまえばむしろ平凡というか有りがちなんですが、そこまでのプロセスで十分魅せてくれました。最後の写真を撮るシーンでは、誰の言葉だったか、「幸福な家庭というのは似たり寄ったりだが、不幸な家庭というのは実に千差万別だ」というのを思い出した。
キャンディー

キャンディー

フルリールスタジオ

フルリールスタジオ(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

う~ん。
河西裕介氏の作・演出作品は、私が観た限りでは、いつもヒリヒリした緊張感があって、とても好きなのだが、その緊張感が今作では感じられなかった。

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