
久保田万太郎 「弥太五郎源七」「一周忌」
みつわ会
六行会ホール(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

エリー
劇団ちゃうかちゃわん
道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)
2014/03/01 (土) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★
学生らしいお芝居
ひさしぶだねもう僕の前に現れないでほしい わたしが何かをすべて思い出せる気がする。 もう僕の前に現れないでほしい ・・・・ ここはネバーランドじゃない。・・・・ありがとうエリー。
すべては一人 自分に中で作り上げた 苦しさを乗り越えるために、自分を見つめる。
学生らしいお芝居でした。

ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~
劇団東京イボンヌ
ワーサルシアター(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
天才たち
「別れの曲」はどのようにしてできたのか? に関して、東京イボンヌは、こう解釈した。映画でも「別れの曲」についての佳作があるが、東京イボンヌは、全く異なるシチュエイション、発想で今作を創造している。それも劇団初の「喜劇」という形だ。無論、劇団の特徴である、生演奏、声楽家の歌が劇中に鏤められる形式は、今回も健在だ。
史的には、ショパンをパリ社交界に紹介したのは、作家のジョルジュ・サンドである。恋多き女として、また、作家として当時の社交界の華であったサンドのゴシップについては、サンドについての研究書を読んで頂くとして、自分が読んだ、「愛の妖精」からの印象で述べると、かなり真っ直ぐな女性であったとは思う。然し乍ら、当時のフランスは社交界に於いてすら、まだ、ボンサンスは判断であるより、日本語に訳された時の良識に近く、堅苦しい、他所行きの、男性的価値観中心で、女性を縛るものであったことは否めない。そんな状況で、既に結婚もし、子供もありながら、様々な芸術家らと浮名を流すサンドは、格好のゴシップネタであったことも事実であろう。因みに、日本とは全然違って、ヨーロッパでは、所謂セレブのゴシップネタを専門に報じるメディアが存在するので、名門貴族や王族ともなれば、色恋の噂を立てられるのは、当たり前のことなのである。ダイアナ妃が、亡くなった時にパパラッチのことが、日本でも話題になったが、背景には、民衆が、革命を起こして王制を倒し、共和国なり立憲君主制なりを実現してきた歴史があるのは、無論のことである。
(追記後送)

モルト
劇団いい加減にしろ
北池袋 新生館シアター(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

カメヤ演芸場物語
劇団しおむすび
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2014/03/15 (土) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

ドロドール
星の女子さん
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★
星の女子さん「ドロドール」観ました
一時間前に七ツ寺へ行くと、すでに男性が一人。昼飯を食って30分前に行くと、行列に並んで立ったまま弁当を食べる男性が。(おそらくどちらも女優ファン)
開場し入ろうとすると、入り口で度肝を抜かれる。非現実的に造りこんだセットが、現実を侵食(しかも役者さんがいる)。七ツ寺前を通る通行人がいぶかしんでいる。。。
終演後、最初に頭に浮かんだのが、
[ ドロドール・ドロシー(りささん) :キカイダー(ジロー)
ワラドール・カカシ(スージー) :01(ゼロワン)
ブリキドール・ブリキ(たなはし) :00(ダブルオー) ]
(原作版キカイダー読んだ人にしか分からん)
北村想さんのように意味を外した言葉で世界をかき回しながらの、精神探求劇(そういえば、客入れ音楽の選曲も北村想さんっぽいセンス)。
生や死、自我の概念を持たない人形たち。
無垢な魂たちが過ごす時の流れの中で、何度も繰り返される、死と命の寓話。積み重ねる果てに生まれるものは…
序盤は言葉や概念の行き違いによる笑いが、後半は「違うものたち」への薄ら寒さが。
少々唐突というか、あまり舞台の空気が変わってなかった気も(後半の衝撃シーンで、笑っていいのか恐怖を感じていいのか迷った)。
全三部作ということで、次へつなぐためか、消化不良に感じる部分も。
ただし、世界観や運び方が独特で、演出の信念を感じるので、それほど不満にはならない。
ドール三人の違う身体性(オートマタ的、ふにゃふにゃアクション、ロボコップ系)を、女優三人がキャラクターと合わせて体現。みんな魅力的。
(特に、りささんのお御足が美しくてヤバいと思ったら、案の定劇中でスリスリされてた\(^o^)/ )
身体から想起される、次の物語が頭の中で膨らむ…
ということで、次回「ワラドール 7人の勇敢な冒険者たち」では、スージーこと鈴木亜由子(ままごと「あゆみ」にも出演)が、おもしろかわいく暴れ回る!(勝手に予想)

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑った(≧∇≦)
前々から、お友達に『めちゃくちゃ笑えるょ』って聞いていた劇団さん。
ゲストで、塩崎こうせいさんが出られるとの事で観劇に♪
R-18の回だったのですが…
めちゃくちゃ面白すぎて笑いました。
いい大人がおバカな事をあんなに一生懸命やっているのがめちゃくちゃいい!!
最近、落ち込み気味な気持ちが、かなり晴れて観劇後は心ポカポカとして、本当に観きに行ってよかった舞台でした♪
まだ、ご観劇されてない方、めちゃくちゃ笑いたい方は是非!!

ショッキングなほど煮えたぎれ美しく×アイロニーの夜
KAKUTA
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2013/12/02 (月) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★
ショッキングなほど煮えたぎれ美しく
高校生が「ひと夏の経験」を経て少し前進する物語。
起承転結がハッキリしてワカり易く、クライマックスは確かに「ロック」。
全体的にはユーモラスな中、時折ほろ苦さも漂い、好きだなぁ。
序盤の映像(?)を使った演出も面白い。

ショッキングなほど煮えたぎれ美しく×アイロニーの夜
KAKUTA
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2013/12/02 (月) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★
アイロニーの夜
いつもながら作品選択がステキ。
また、開場前のカフェでの朗読でオリジナル版を復習した後だけに「神様2011」の皮肉(?)が沁みる。
さらにそれに引き続いて書き下ろし「アイロニーの夜」の最終場が続くので効果は倍増、的な。

愛ちゃんミッちゃんごきげんテレビ〜岸祐二編〜
チームホッシーナ
新宿ミノトール2.(東京都)
2014/03/20 (木) ~ 2014/03/22 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1042(14-081)
19:00の回(小雨)。18:15会場着(すでに数人の方が、ドアを入ったところで待っていらっしゃいます)、18:31受付(自由席、ドリンク付き)、開場。
此処は初めて、けっこう広い会場、小さなステージにマイク3、椅子4、横にピアノ。お客さんのほとんどが女性、男性は10名もいなかったのでしないでしょうか。
「デカレオン伝説(2014/1@APOC)」を観ていて2作目になります。
19:08前説(藤村さん、休憩込みで110分)~19:52、休憩、20:14~21:01終演。
歌(3人とも、当然...上手い)とトーク、ピアノ演奏による明るく楽しいショー。

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~
劇団東京イボンヌ
ワーサルシアター(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
よろしいんじゃないでしょうか
作曲の妨げになる、とジョルジュ・サンドと別れたがっているショパンのもとにシューマン夫妻やリストらが集まり…なドタバタ気味コメディ。
これはこれでアリと言うか、新しい切り口で愉快。
そんな中、3人の作曲家の曲のピアノ生演奏や生歌も当然入るし、劇中人物が演奏する場面の見せ方の工夫がイイし、オチも巧いし、小ネタも笑えるし、よろしいんじゃないでしょうか。
中には「東京イボンヌの馬鹿!!!」とお怒りの方もいらっしゃるかも知れないが、肩肘張らず「あは、あは、あは」と笑って過ごす90分間もまた楽しからずや。
次は謎の多い作曲家を取り上げての推理劇などどうかしらん?

AKINA
劇団阿佐ヶ谷南南京小僧
ザムザ阿佐谷(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★
あれやこれやの元ネタにウケる
当日パンフレットの役名を見た時点で「あ、アレね」、客入れ時のS.E.で「その場面」が目に浮かび、劇中で「別モチーフ」とツッ込まれたネタももちろんワカり、そもそも大元の昭和歌謡はリアルタイムな世代なもので、大ウケ。
特に序盤と終盤を筆頭に元ネタの翻案ぶりは見事で、そう思って見るとまんまだもんなぁ(笑)。
また、後半はかの歌姫の歌満載だし。
こりゃあ元ネタを知っているかいないかで面白さがかなり違うのでは?
一方、お馴染みの段ボール、カメラとスマホくらいにしか使われていなかったのは残念。
ステージが広いと装置に使うのは大変なのかな?
あと、椿焼きそば太さんとちっぽんさんが出演されていなかったのも残念、次回は是非。

DOLL 後ろむきな人生の前むきな歩き方
劇団天動虫
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
元気がでる小劇場!!
「エネルギッシュな ハイテンション・コメディ」である。
設定こそ現代の下町TOKYO(日暮里、新小岩)なのだが、美術セットの蛍光色といい、まるで パラレル・ワールドだった。
若い世代が「夢を追い求めることが困難な時代」とされる。
しかし、それでも、首相がいうように「多様な生き方」を保証する側面があるので、私は一概に終身雇用制崩壊を否定しない。
だって、考えてみてほしい。
主人公・江戸川(浅倉 洋介)は、プロ野球選手を断念し、次なる仕事として選んだのが「何でも屋さん」である。詳しくは本舞台を観劇するべきだが、他の登場人物も誰 一人として「正社員」はいない。
ところが、この『DOLL 後ろむきな人生の 前むきな歩き方』が 編み出すパラレル・ワールドは、愉快で、快活であり、みな颯爽としている。
当然のことながら、「ジワリ」と涙も流させるが、その構成物質は 8月の青空に 蛇口から溢れ出す水道水の それと共通していた。
それは、少年野球のユニフォームを濡らしても、自転車の風圧を受ければ、3、4分くらい経過すると乾く性質だ。
なんだか「青春」である。
そうか、江戸川を含めた登場人物は、20代を迎えてなお、未だ「青春続行中」だったのか。
「かわいらしい笑い」は、『劇団天動虫』のアピール・ポイントだろう。高校生演劇部出身者(特に女子)が集結しただけあり、そこらへんの感覚を彼女たちは熟知している。
高校演劇絶賛者の私とて、実際のところ、現役高校生のコメディを
観劇し、「心から爆笑しましたよ!」は 滅多に ない。
笑うとすれば、それは、家族であるとか、親しい友人だとか、近所の畳屋さん へ向けた「笑い方」だろう。
今、ここに記載する出演者が高校演劇部OG、OBかは存じ上げないが、岩井 梨沙子とか、木崎 真 宥子あたりは「観客が抱かざるをえない好感度」を体現していたように思う。
誤解のないよう表現を変えれば、これは「テクニック」である。
「栄養ドリンク」1本の代わりに、『劇団天動虫』を飲みますか?
両者ともエネルギーを注入してくれるが、どうせならカフェイン抜き がいい。

シフト
サンプル
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
「彼ら」の存在感
帰ってきて感想を書こうとしてタイトルを打って、「あー、そうかー、そうだったそうだった、今日観た芝居のタイトル、『シフト』だったよなあー、うんうん」ってなんか改めて思っちゃったっていう。
「ものがたり」がシフトしていく過程の領土戦争のはなしだったなあ、っていう。
この作品のキモはあれだよなあ、劇場を静かに見つめるように客席に配置されてた「彼ら」、ああいうものの存在。
「ものがたり対ものがたり」の領土戦争を何も言わず静かに見つめ続ける「彼ら」、って構図。
そこら辺、観終わってからじわじわ効いてきて面白かった。
あの「彼ら」の存在があるのとないのとじゃだいぶ芝居の印象変わってたんだろうなと思う。
舞台上で広がる各々のものがたりがあの存在によって相対化される、その宇宙規模のスケール感。
あんなに「気持ち悪い」物語なのに観終わって不思議と清々しかったのはそのためかも。
・・・にしてもあれなの?芸劇シアターイーストに自転車を吊るす、ってのはもうなにかトレンドだったりするの?
今月頭に見たニッポンの河川に引き続き、でそれだったからちょっと笑っちゃったw

Gangster Report
劇団スクランブル
「劇」小劇場(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
1、2を争う。
スクランブルさんの芝居は半分以上観てるのですが、1・2を争う出来だと思いました。
久し振りに⁈舞台セットも作り込まれてましたし、ストーリー展開に引きずり込まれ時間があっという間に経ってしまいました。
凄く面白かった!

サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~
東宝
青山円形劇場(東京都)
2014/03/20 (木) ~ 2014/04/06 (日)公演終了
満足度★★★
お芝居というよりファン感謝祭イベント(ファン感)
そっか、青山円形劇場のあの円席って
普通の劇場に比べて観客/ファンに一番近い場所と
考えればこういう客いじりの仕方が出来る場だったんだなあ、と。
韓国ですごくウケたミュージカル、との事でしたが
本物もこんな感じなのかな・・・
自分は、、、
「声の演技の上手い声優さんはいったいどういうお芝居が出来るんだろう?」
そういう興味で観に行ったので
終始(?△?)ポカーン状態でした。
他の「ファン」の皆さんは楽しそうでした。

男の60分 -2014-
ゲキバカ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
大笑いした、・・・泣いた
そういえば、小学生の男子って群れてたよなーとか懐かしく思い出しました。序盤のダンスからすごかった。大笑いしてたら泣かされました。ホントにいい作品でした。観に行って良かった。

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白過ぎ!
ショートストーリーのライブは初めて観ましたが、面白い。
笑いあり、ホラーあり、ドラマあり、SFあり。
世にも奇妙な物語ライブ版って感じでした。
整形外科医の話と、恋人とのミステリーなホラーの話、二人は永遠にが特に面白かった。

熱海殺人事件 ~クォリファイングトライアル~
ニッポン放送
イマジンスタジオ(東京都)
2014/03/06 (木) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★
息のあった二人
逸見、三浦の息のあった演技、それだけで満足なのです。
ただ正直なところ三浦の演技はJJでみた熊田留吉の方が遥かに迫力があった。千秋楽ということで疲れが溜まっていたのかもしれないが、特に後半グダグダになっており、なんだか貧相な木村伝兵衛という雰囲気であった。芝居は確かに上手い、決して非難しているのではないのだが、もっと気高い伝兵衛が、それも三浦でみてみたい。ぜひリターンマッチをやっていただきたいものだ。