最新の観てきた!クチコミ一覧

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刀と天秤

刀と天秤

JACROW

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

満足度★★★

ちょっと踏み込み不足?
ストーリーテリングの手法は、それはそれでいいが、少し中途半端になってしまった気がする。話の踏み込みにしてももう少し深みがあってもいいかと思った。

この事件は、そんなに深く知らないが、少しフィクションとしてのインパクトを加えてほしかった。

◯六◯◯猶二人生存ス

◯六◯◯猶二人生存ス

劇団チョコレートケーキ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

一票!
チョコに入れました。
40分にきっちり合わせた中身の深さと重さ。

話は深いのだけど、決して消化不良にならない。
脚本と演出と演技・舞台芸術のすべてがちゃんと伝わってくるように仕組まれている。

結構後ろのほうから観たので、もっと間近で観たかったのだけ残念。

3番目の恋人(終了しました)

3番目の恋人(終了しました)

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/04/02 (水)公演終了

満足度★★★★★

ジェットコースター
少しずつスタートし、一気に加速していく。
どこを観ていいかわからないぐらいそれぞれの役の表情と動きが気になる。

何度も角度変えて観たい。

【全ステージ終了致しました。ご来場ありがとうございました!】そしてまたキミのユメをみる。

【全ステージ終了致しました。ご来場ありがとうございました!】そしてまたキミのユメをみる。

なかないで、毒きのこちゃん

新中野ギャラリー 風みどり(東京都)

2014/03/17 (月) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

一人芝居-Aチーム
それぞれ20分とコンパクトだけど、しっかり内容詰まっているし、なによりそれぞれの役者さんの真剣勝負の一人芝居が印象的。

3話目はいろんな意味で泣くほど面白かった。
ひとり芝居。いい。

ネタバレBOX

3話目は、あの環境の中で、テンション高くやっている役者さんに脱帽。
こちらも巻き込まれたほうがいいのか、冷静に観た方がいいのか悩んだ。
(実は回りの観客の人の表情もいろいろあって、それがなんともおかしかった)

他もあとで追記します。
ピーピング・トム 『A Louer/フォー・レント』

ピーピング・トム 『A Louer/フォー・レント』

世田谷パブリックシアター

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2014/03/01 (土) ~ 2014/03/01 (土)公演終了

満足度★★★★★

観てきました
東京で見逃しましたが、関西でリベンジ(苦笑
"ピー"トムは毎回観てるけどやっぱ面白い!

相変わらず奇人変人のオンパレード(笑

会場の西宮が割と敷居が高そうな感じなのか、
ジャージで行ったらちょっと浮いた気もしましたが・・(苦笑

海へ行こう(キミの)

海へ行こう(キミの)

劇想からまわりえっちゃん

ナンジャーレ(愛知県)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/21 (金)公演終了

満足度★★★★

面白い!
お勧めです。DVDも購入しました。

個人的な感想としては、末満さんに似た演出をする劇団さんです。

ネタバレBOX

正直、DVDの方は、映像的に商品にするレベルではない気がしました。
まあ、そのぶん舞台に足を運ばないといけない劇団さんなんだと思いました。

今後も、要チェックしようと思う、期待大の劇団さんです。
OLと課長さん

OLと課長さん

関村俊介と川村紗也と浅野千鶴の三人芝居

スタジオ空洞(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

ほんわかなコント?
客入れの音楽のように魔法にかかったフワフワしたOL2人
キモくて、イライラ気味の課長がおりなす会話劇?コント?
適度にしっかりしている先輩、夢の世界の住人な後輩
2人の可愛らしい会話に、イライラしながらうっかり乗ってしまう課長。
池袋の隠れ家で気軽に見れる、可愛らしい公演でした。
(もしかすると、定期的に課長をからかってるんでしょうねぇ)

【全ステージ終了致しました。ご来場ありがとうございました!】そしてまたキミのユメをみる。

【全ステージ終了致しました。ご来場ありがとうございました!】そしてまたキミのユメをみる。

なかないで、毒きのこちゃん

新中野ギャラリー 風みどり(東京都)

2014/03/17 (月) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

最前列観劇!(B観たかったぁ)
元気というか勢いもあって、パワーを貰える企画。
この日は「Aちーむ」のみの公演でBも見たかったので残念
でも「Aちーむ」設定よりも凄く幼い感じの女の子達が、
悩んで、叫んで、飛んで、歌って、そしてまた次の1歩を進む
そんな瞬間が(無理矢理真面目に考察するならね)見れるし
楽しめます、恥ずかしさ全開で、手拍子しちゃいます。
今日は楽ですね、参加の方はサイリウム持参で盛り上がってきて下さい。
また、同じようなコンセプトの公演を待ってます。
(恥ずかしさに+★)

ご観劇ありがとうございました♪  ミュージカル「何処へ行く」 QUO VADIS

ご観劇ありがとうございました♪  ミュージカル「何処へ行く」 QUO VADIS

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/25 (火)公演終了

満足度★★★★

ミュージカル座の新作
プロパガンダ・コクピットに続いて観てきた。次々新作で勝負。このパワーには感動。松原剛志、彩乃かなみ、素晴らしい。ただ新作の場合、どうしてもまだ地に足がついていないような雰囲気がある。第2部は楽しめたが、第1部は時間が長く、キャストが多い分、やや冗漫だった。小劇場で行われる舞台と異なり、シアター1010の大きな装置。全編音楽が流れる。頑張ってほしい劇団だ。

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★

全部のせって感じ
客入れから、観客を楽しませるのはいつも通り。
当日はハプニングステージの回でしたから、色々趣向がてんこもり。
ホラーや、苦めなお話し、そして得意の少し感動的なお話しまで多様
そんな中、毛色が違う西田さんの脚本は目立っていましたね。
好きなパロディものもあって、バラエティに富んだ構成になってました。
別では厳し目に書きましたが、印象に残ったのは本編よりも
客入れから始った話しや合間に挿入される話が良かったです。
でも強烈に好きな作品が見つからなかったなぁ

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑いのツボに入る作品集
腹がよじれるほど笑いました!
自分は下ネタが基本的に苦手なので、どうなることかなと思っていましたが、そんなにひどくもなくw、本編そのものを楽しめました。
キャラクター、表情、セリフの言い回し、効果音、いろいろなものがツボで、客入れパフォーマンスからカーテンコールまで爆笑の嵐。
だけどほっこりさせるところ、怖がらせるところはしっかりみせつける。

今回はカブトさんが特にすごすぎた!!
劇中にダンスが入るのって個人的には好きじゃないのですが、圧巻のパフォーマンスでした。カブトさん始め皆さん素敵でしたが、塩崎さんのダンスは特にキレキレで素晴らしかった。
ポップン歴浅い自分にとっては今回が最高の作品でした。

ネタバレBOX

やっぱり最後のカーテンコールでしょう。ほんとに誰だよ!!ってなりましたもん。それまで笑いや感動の余韻も吹き飛んでお腹痛い。

客入れパフォーマンス中、スタッフの方が開演前やトイレの案内をしてたけど、それもダンスサビの合間に言い切らないといけないから大変そう&でヤニヤして見ました。

幕間のつなぎも最高でした。客入れパフォからちゃんと最後までストーリーがつながっているところがミソ。
最後は自転車になるオチは気づいてても笑えたし、今井さんの顔がもう・・・(笑)。転換前のNPOさんの目線がどこ向いてるんだかわかんないのもツボでした。

老夫婦の話も秀逸。雰囲気がでていて、ラストの余韻が心に響く。NPOさんのじじいは特に好きなので今回も見れて良かった。
ELEMENTS

ELEMENTS

Sophia Modern Dancers

上智大学1号館講堂(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1045(14-084)
11:00の回(快晴)。4作目になります。
10:20会場へ、受付は始まっていて整理券を受け取り、下の教室で待機、いつものように過去公演の写真が置いてあります。今回、サイトからと、直接メールでも予約申込みをしたのですが返信がありませんでした。ので、当日扱い。10:30開場、薄暗い舞台にコンクリートの柱(といっても高さは腰より低い)。床、天井の照明がサーチライトのように交差、無機質な印象。10:50、10:57前説(アナウンス、40分)、11:00開演〜11:31終演。

11人のダンサー、全6演目、衣装、照明、映像、音楽…どれも素晴らしい。

客席側をもう少し明るくしていただけると当パンや本など読みやすくなると思いました。

1.The Dark Street(振付 福島)
2.愛の種(振付 藤田)
3.WATERDROPS(振付 福島)
4.Flame-熱情-(振付 岩永)
5.Cosmos(振付 福島)
6.Light Up(振付 福島)

スタートがダークなストリートダンスで意表をつかれる。毎年、夏、昭和女子大人見記念講堂でDANCE WORKSの「発表会(今年は7/19と20)」がありますが、ぜひここに出てほしいくらいの出来栄え、映像のセンスも抜群。

そのあとに続いて繰り広げられる演目はいつものSMD、眼にも鮮やかな衣装(いつ着替えているのでしょう)と息の合ったダンス。

次の公演が待ち遠しい。

男の60分 -2014-

男の60分 -2014-

ゲキバカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★


2014年版ということはそういうことだったのね。

ネタバレBOX

本田圭佑がサッカーに目覚めたきっかけを記した話。嘘ぴょーん。でも結局のところはそんな感じなのぴょーん。

一応正しくは、少し行き詰まった劇作家が母の死を聞いて実家に帰り、母が大切に保管してくれていた小学校時代の作文を見つけ、仲間たちとの思い出を思い出し、ラスト、母親に産んでくれてありがとうと感謝する話。

初めと終わりはまあ良くも悪くもありきたりで固定していますが、その中間の仲間たちとの思い出の部分はコント集のようなもので、公演の都度、ネタを加えたり削ったりできるフレキシブルな作品です。汎用性があります。

怪獣に壊される直前の摂津の町の建物に居合わせた人たちの様子を描く怪獣ごっこという遊びは一つ一つがコントになっていて、幾つも幾つも作れるので延々と続きました。時間稼ぎにもなりますが、面白いので納得しました。

Kと名乗った少年は理論派でしたが野球はからっきしダメでした。サッカーボールが出てきた段階で、あれだけ顔が似ていればKとは圭佑だとすぐに気付きましたが、有名な小学校時代の作文も上手く利用したりして最高でした。現在の姿もホントそっくりでした。

圭佑に努力の大切さを教え、未知の領域へと誘ったのが劇作家のお母さんだったというのが凄いところです。劇作家もお母さんからこのように諭されて入れば良かったのにと思いますが、他人の子にだから言えるということもあり、自分の母親からだといい加減に聞いてまるっきり覚えていないということもありますね。

劇作家の実家を摂津に設定したのもそういうことだったのですね。
「40 Minutes」

「40 Minutes」

TABACCHI

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

満足度★★★

総じて、この企画は面白かった
「サムライ」を共通のテーマに、持ち時間 40分の三劇団共演公演。
どの劇団も好きな劇団だったので、こういう企画は楽しみでした。
以下ネタバレ。

ネタバレBOX

うーむ。やはり40分で仕上げるのは大変なのか。
きちんと舞台作品として完成してたのは、電動夏子安置システムさんだけだった印象です。

劇団チョコレートケーキ

過去の史実をモチーフに、独自の解釈でその時代に生きた人々の感情を再現するのが大得意の劇チョコさん。かなり贔屓目で観てます。

ただいつものように、静かに静かに高く高く、一見順調に積み上げられていく出来事が、個人の歪みや時代の激動によって大きな音を立てながら崩れてゆく、という、チョコさんの醍醐味といえる大きなうねりが花開かないまま幕を閉じたという感じ。

特攻潜水艦の中で閉じ込められたという背景ゆえ、大きな芝居も出来ないし展開も鈍い。そもそも特攻の覚悟を決めた帝国軍人がどんな悟りを語っても、驚きがないのだ。まだ、いやだ死にたくないと、死の覚悟が揺らぐ人間味を見せつけてくれた方が衝撃的に感じたかもしれない。

それでもたった3人であの舞台の空気感を作れる力量はすごいですね。


JACROW

JACROWさんはこんなもんじゃないのになあ。ショートなら過去の「窮する鼠」など、いい作品もできるのに。

東電OL殺人事件をモチーフに‥ モチーフにして、なにを伝えたかったのかいまいち理解できず。母の反発的な心情もいまいちわからないし、その母への対抗に売春、という行動もちぐはぐなままだし‥。「一見不可解な行動に見えてたけど、確かにこれが原因なら、明日は自分のことかもしれない」くらいの強力な「創作」が欲しかった。

あと、なぜNAを「今度上演しようと思っている劇団員」にしたのかな?
背景の説明が必要なら、影ナレの方がストーリーに集中できた気がする。そのラストが「あなたは幸せですか?」って‥ ここは観客に気づかせていなかった真意をズバッと突きつけて、この公演の「回答」にして欲しかった。


電動夏子安置システム

唯一のコメディ作品。限られた道具だけで広い舞台もうまく活かし、ムダのない脚本、わかりやすい演出と、劇団初見の観客に考慮した作品を持ってきたのかなと思いました。

与党の岡本があんちょこの単語カードをわざわざ取り上げて投げ捨てる、という突然の行動でオチが読めちゃうのと、会見質問と回答の食い違いの妙は、もっと精度があげられるはず、と細かく心残りはありますが、40分公演にきっちり物語の「結」を作ったのは電夏さんのみ。結果ここが評価点となりました。


総じて、この企画は面白かったです。また別のテーマで観てみたいな。
ヒネミの商人

ヒネミの商人

遊園地再生事業団

座・高円寺1(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ネタばれ
ネタばれ


ネタバレBOX

遊園地再生事業団の【ヒネミの商人】を観劇。

田舎の小さな印刷屋では、近所のおじさんが入り浸っていたり、親戚同士の保証人問題、子供たちの学校行事の練習、銀行員の挨拶回りなどの日常的な風景が展開する。
ほぼ【男はつらいよ】の世界に近い感じだ。

だが宮沢章夫が描く日常は決して演劇的ではなく、市井の人々をリアルに描いている。
そのリアルとは何か?
それは何故か?片方の靴をなくしてしまった銀行員、何故か?余分に印刷物を作ってしまった社員、学校行事の練習している子供たちが、練習をそっちのけで、溶けそうなアイスをどうするか困ってしまったり、道に迷ってしまい、同じ道をひたすら往復している人など、物語として観るとちょっと変?だと思える当たり前の日常をクローズアップしながら物語は展開していく。
我々の普段の生活では気がつかない日々は、沢山の無駄と余分の集合体であり、実はそれが非日常的であり、不条理だとも感じさせてくれる。
それを物語に乗せてしまうと不条理演劇だと思いがちだが、そこに日常のリアリティーとして持っていく辺りが今作の狙いと宮沢章夫の世界観なのだろう。
平田オリザの口語演劇であり、城山羊の会の世界観でもあるのだが、
宮沢章夫は、彼らよりもかなり以前からこのような手法を取り入れていたとは驚きである。


『Ravine wolrd』 『人格形成手術』

『Ravine wolrd』 『人格形成手術』

劇団東京パレット

pit北/区域(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/22 (土)公演終了

満足度★★★

『人格形成手術』観劇
面白いサスペンスでしたが、ツッコミどころもありました。

ネタバレBOX

脳内に亡くなった人の脳の一部を移植することで亡くなった人の人格が蘇る、即ち二重人格にするような手術を開発した医者と、手術を受けた人たちや研究室のメンバーを巡って展開するサスペンス。

相思相愛の関係なら他人の身体で生き続けることに満足しますが、そうでない場合は悲劇です。12歳の少女にとっては美人のお母さんであっても醜く年老いた老婆のように感じてしまうようで、結局自殺してしまいました。

そして、その医者も実は自分が殺してしまった恋人であった女医の脳の一部を移植しており、今や身体は女医に乗っ取られていることが判明し、そもそも人格形成手術を開発したのも女医だったのではないかというどんでん返しは面白かったです。

役者さんたちの演技はまだまだこれからだと思いました。

ところで、上司を訪ねて来たお客さんから名前が聞き出せなかったのならともかく、聞いていたのに知らない人とだけ伝えて、「まあいい、通しなさい」と言われた後に、ドアを開けて「久我原さんどうぞ」という部下の台詞には度肝を抜かれました。皆さん、正直、就活もまだしていないくらいの学生さんなんだなと思いました。そして、大正大学、王子と来れば、久我原じゃないだろう、西ヶ原だろうとツッコミを入れたくなりました。

他にもツッコミどころはたくさんあるのですが、そもそも開発したのが医者であれ女医であれ、医者の脳に女医の脳の一部を移植する手術をしたのは誰だったのでしょう。手術方法を事細かに記載したノートでもあったのでしょうか。第三者の医者にやらせ、その後で殺してしまったのでしょうか。色々考えてみました。
OLと課長さん

OLと課長さん

関村俊介と川村紗也と浅野千鶴の三人芝居

スタジオ空洞(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

緩急のしたたかさに驚愕
おもしろかったなぁ。
役者たちのいろんな緩急が導き出すものに、
どっぷりと引き入れられました。

ネタバレBOX

比較的少人数での運営をされているみたいで、
開演前から、OL役のおふたりが庶務を行う如く、制作的な動きもされていて。
そのふたりを、課長が集めて、さあ仕事という感じで舞台を始めるのも
手作り感満載でとてもおもしろい。

で、舞台がはじまると、作り手ならではの空気感がじわっと会場を浸し
観る側をとりこんでいきます。
先輩・後輩の二人の会話がとてもナチュラルなトーンで
どこか軌道を外れていくのがじわっとおかしく、
でも、その一方で二人の女優が貫くキャラクターがしっかりと組まれぶれがないので、観る側がするっとその世界に閉じ込められてしまう。

そこに現れた課長が二人に突っ込みをいれていくのですが、
作り手のいつもの作品にくらべて、その切っ先がちょいと弱い感じがして。
最初は、あれっとおもったのですが、
次第に、その弱さの向こうにOL二人の扱いづらさというか、食えなさが、
醸し出されていくことに驚嘆。
内々ではどこか噛み合わない二人なのに、課長に対して、ひなが親鳥をみるように見つめる姿の可憐さなども織り込まれ、さらに中間管理職の悲哀さえ感じさせたりも。

45分ほどの短い尺の、いわゆる駄弁芝居だとは思うのですが、
気が付けば、ベンチだけの舞台に、
公園のありふれた風景が浮かび、
3人の距離や昼休みの時間の肌触りや、キャラクターの実存感やそれぞれに抱く刹那の感覚すらくっきりと残って。

作り手があひるなんちゃらで描き出すものとは、また一味異なる繊細な太さにしたたかに捉えられました。



「夕焼けの唄」

「夕焼けの唄」

カワグチプロヂュース

ART THEATER かもめ座(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

ほのぼの
一昔前(?)の家族を描いた、とても温かなストーリーでした。役者さん達は、みな好演していて、特に長男役の役者さんの、口下手だけど心優しいキャラクターに感動し、涙が出そうでした。ストーリーはベタなのかもしいれませんが、それがまた良いと感じました。。笑える所は笑えて、感動する所は感動して、観終わった後に、心が温まるような良い舞台でした。

部屋の中

部屋の中

梅パン

遊空間がざびぃ(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鵺と八分
 ホテル火災時に閉じ込められた客を救出して英雄になった男を通して、表層では、ヒーローのイメージと理想のヒーローとは何か? その役割は? を問うた作品。
 人の役割という外部規制を、個人を構成する主体的イデオロギーの上位概念として置くことによって、個人の主体性とその責任を無化し、集団の鵺的価値観によって他人を裁く、村八分の構造を描いた日本的作品ととると非常に面白い。(追記後送)

Gangster Report

Gangster Report

劇団スクランブル

「劇」小劇場(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

気楽な娯楽
毎回、話が練られていておもしろいなぁと感心する。
舞台の作りも良かったし。

自分的に、たまに選曲がしっくりこなかったけど、完成度は高かった!

次はどこかなー。

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