『Ravine wolrd』 『人格形成手術』 公演情報 劇団東京パレット「『Ravine wolrd』 『人格形成手術』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    『人格形成手術』観劇
    面白いサスペンスでしたが、ツッコミどころもありました。

    ネタバレBOX

    脳内に亡くなった人の脳の一部を移植することで亡くなった人の人格が蘇る、即ち二重人格にするような手術を開発した医者と、手術を受けた人たちや研究室のメンバーを巡って展開するサスペンス。

    相思相愛の関係なら他人の身体で生き続けることに満足しますが、そうでない場合は悲劇です。12歳の少女にとっては美人のお母さんであっても醜く年老いた老婆のように感じてしまうようで、結局自殺してしまいました。

    そして、その医者も実は自分が殺してしまった恋人であった女医の脳の一部を移植しており、今や身体は女医に乗っ取られていることが判明し、そもそも人格形成手術を開発したのも女医だったのではないかというどんでん返しは面白かったです。

    役者さんたちの演技はまだまだこれからだと思いました。

    ところで、上司を訪ねて来たお客さんから名前が聞き出せなかったのならともかく、聞いていたのに知らない人とだけ伝えて、「まあいい、通しなさい」と言われた後に、ドアを開けて「久我原さんどうぞ」という部下の台詞には度肝を抜かれました。皆さん、正直、就活もまだしていないくらいの学生さんなんだなと思いました。そして、大正大学、王子と来れば、久我原じゃないだろう、西ヶ原だろうとツッコミを入れたくなりました。

    他にもツッコミどころはたくさんあるのですが、そもそも開発したのが医者であれ女医であれ、医者の脳に女医の脳の一部を移植する手術をしたのは誰だったのでしょう。手術方法を事細かに記載したノートでもあったのでしょうか。第三者の医者にやらせ、その後で殺してしまったのでしょうか。色々考えてみました。

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    2014/03/23 10:47

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