男の60分 -2014- 公演情報 ゲキバカ「男の60分 -2014-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★


    2014年版ということはそういうことだったのね。

    ネタバレBOX

    本田圭佑がサッカーに目覚めたきっかけを記した話。嘘ぴょーん。でも結局のところはそんな感じなのぴょーん。

    一応正しくは、少し行き詰まった劇作家が母の死を聞いて実家に帰り、母が大切に保管してくれていた小学校時代の作文を見つけ、仲間たちとの思い出を思い出し、ラスト、母親に産んでくれてありがとうと感謝する話。

    初めと終わりはまあ良くも悪くもありきたりで固定していますが、その中間の仲間たちとの思い出の部分はコント集のようなもので、公演の都度、ネタを加えたり削ったりできるフレキシブルな作品です。汎用性があります。

    怪獣に壊される直前の摂津の町の建物に居合わせた人たちの様子を描く怪獣ごっこという遊びは一つ一つがコントになっていて、幾つも幾つも作れるので延々と続きました。時間稼ぎにもなりますが、面白いので納得しました。

    Kと名乗った少年は理論派でしたが野球はからっきしダメでした。サッカーボールが出てきた段階で、あれだけ顔が似ていればKとは圭佑だとすぐに気付きましたが、有名な小学校時代の作文も上手く利用したりして最高でした。現在の姿もホントそっくりでした。

    圭佑に努力の大切さを教え、未知の領域へと誘ったのが劇作家のお母さんだったというのが凄いところです。劇作家もお母さんからこのように諭されて入れば良かったのにと思いますが、他人の子にだから言えるということもあり、自分の母親からだといい加減に聞いてまるっきり覚えていないということもありますね。

    劇作家の実家を摂津に設定したのもそういうことだったのですね。

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    2014/03/23 11:39

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