喇叭道中音栗毛
楽団鹿殺し
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2014/03/27 (木) ~ 2014/04/06 (日)公演終了
満足度★★★★
音がキテル
音楽的要素が色濃く出た舞台。
教祖イコマノリユキ氏と伊藤ヨタロウ氏の存在感が良い!!
通底器
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
pit北/区域(東京都)
2014/03/26 (水) ~ 2014/03/31 (月)公演終了
満足度★★★
シド
意外と引き込まれた。120分。
ネタバレBOX
風子(佐藤由紀子)の夫でミュージシャン志望な昇(窪田裕仁郎)が麻薬に嵌り、事故に合う。脳手術で感情のなくなった夫が、マージャン店で刑事の古田(大塚尚吾)に銃殺されてしまう。風子(川添美和)と昇に麻薬を売ってた山根(藤代知己)は、古田を呼び出し、ホントウの世界をみせようとする…。
「盲点」の話や「器(通底器)」の話は何気に面白いと思った。普段考えもしない点だし。ここらへんのやや小難しいトコと、ストーリーな部分、戦時中の実験室とのミックス加減は、もうちょいドロっとしててもいいかなと。もっとカオスでもいいかなと。
人格を書き換えるっていうホントの自分とは、といった視点がもっとディープに迫ってくるような感じもほしかったかなと。
美しいヒポリタ
世田谷シルク
吉祥寺シアター(東京都)
2014/03/27 (木) ~ 2014/03/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
聴いて 感じる シェイクスピア
私は 昔 学校の図書館でシェイクスピアの戯曲を手にとり読もうとしたが
なんだか台詞が古臭く 何処が面白いんだろうと3ページ読んだかでその本を閉じてしまった
それきりシェイクスピアとは出会うこともなく出会おうとしたこともない
この「美しいヒポリタ」が あの「真夏の夜の夢」をアレンジしたもの、と知った時 あの昔のコンプレックス的な記憶が甦り ちょっとつまずきそうになったものの
あ、シェイクスピアって 素材だったんだ
こんなにおいし愉しく料理できる素材だったんだ と
昔の私は 素材まんまのシェイクスピアをかじろうとし うわっ!かたっt! と吐き出しただけなのね
ネタバレBOX
場面転換が早く テンポがリズミカルなこと
あの 古臭く感じた台詞が 3D的に まるでラップのように 脳でなくからだに「入って」くることに驚いて
あっという間の 文字通り 夢のような時間を過ごせたことに感謝
緑子の部屋
鳥公園
3331 Arts Chiyoda(東京都)
2014/03/26 (水) ~ 2014/03/31 (月)公演終了
満足度★★★★
五感に刺激的
ひとりの画家の画集に触発されて、そこから不思議な世界が繰り広げられる。
大事件が起こるわけでも、ドラマが展開されるわけでもないのに、とてもハラハラドキドキさせられるのが不思議だった。
視覚聴覚臭覚、さまざまな感覚が刺激されて、私の中で緑子の存在がどんどん不思議な魅力を増福していった。
3人の役者は3人とも身体が鍛えられていて素敵だったことも付け加えておきたい。
緑子の部屋
鳥公園
3331 Arts Chiyoda(東京都)
2014/03/26 (水) ~ 2014/03/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
緑子の部屋
廃校になった学校がアートの総合施設のようになっていて、
その一教室での公演。終演後、劇中で使用されていた絵の作者の方と作・演出家とのアフタートークがあった。
人物と眼差し、場面、言葉、舞台美術、映像、絵がコラージュされていて面白かった。
ネタバレBOX
この劇とはあまり関係がないが、昨日あるサイトにアップされた金融破綻に関する記事を読んだ。カリフォルニア大学バークレー校の社会学者たちが連銀の議事録を分析して、連銀が自らが適用している経済モデルと独立して経済が存在する経済モデルで議論していることが金融破綻を導いたと結論していた。
それで今日この劇を観に行くために地下鉄に乗っていて、ふと新田義弘『現象学とは何か』を思い出した。その本では現象学が破綻するところまで現象学でたどっていた。現象学が不可能なのを示すのに現象学を遂行するしかないのはアニメ『スペース☆ダンディー』のエピソードにでもなりそうだな、とか。前から鳥公園には現象学のような身体に対する繊細なセンスがあると思っていたというのもある。
今回の劇を見てひとつわかったのは、空間を撮った像を同じ空間に映すと鏡に鏡を映したときと同じように入れ子が生じて消失点に収束してゆくのだが、その点の周辺には解像度をあげれば無限に入れ子された構造があるものの、現実世界には解像度の限界があって、その点の近くで構造が壊れているということである。
最後のほうの場面で言うと、大熊と井尾の同時性の番版が外れて、大熊にとって井尾は緑子となり、井尾はデジャヴと現在が壊乱されて自己同一性が崩壊しそうになっていた。緑子が消失点の役割を担っているようだ。
それと餃子の香りがしたりする生々しいところがよかった。前作の『カンロ』を見ていたので、その前日譚としても楽しめた。
(追記4/4)
井尾(緑子)が絵のなかでこちらを見ている人を指して「これは私です」と言って終わったのは、舞台のなかの井尾(緑子)を見ている観客もまた井尾(緑子)であることを予感させた。次第に輪郭を失う入れ子の環のなかに観客も投げ込まれた。
フウン
劇団→ヤコウバス
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
野田風味アリ
冒頭のスローモーション演技から「ヤるな、こいつら」な漠然とした予感。
そして全体のトーンや序盤の言葉遊びなどは野田風味。
がしかし表面的になぞるのではなく吸収し消化した上で自分の表現として昇華させていることに好感。
また、大小2つの正方形が1つの角を接して並ぶるカタチの四方囲みの舞台(大きい正方形の周囲の焦げ茶色のすのこ的なものの隙間から青空が見えるのもステキ)や渋い色合いの衣裳など美術も良くてなかなかに満足。
(morning sun...)
第27班
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★
見え隠れするピュアさに好感
やや雑然とした感なきにしも非ずだが、「トレンディ」とは対極にあるような不器用で恋愛下手な当世大学生達の生態。
そこここに(作家の人間性の顕れか)ピュアさが見え隠れすることに好感。
「なお、この公演は〇〇〇〇の提供でお送りしました」ってか?(笑)
歌姫
ネルケプランニング
赤坂ACTシアター(東京都)
2014/03/21 (金) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★
個性的な役者さん
映画館オリオン座を舞台に、人情味あふれるドラマ、ほろ苦い恋が味わえました。
笑いあり、ジーンとするところありで楽しめました。
ヒネミの商人
遊園地再生事業団
座・高円寺1(東京都)
2014/03/20 (木) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★
消えた町の日常
「遊園地再生事業団」立ち上げから間もない時期に初演された
作品の再演。初演と比較しようもないのだけど、宮沢氏の近作と
比較すると、かなりの部分で「物語」というフォーマットが残って
おり、不思議な気がしました。ここではうっすらとした形で提示
されていたものが、後年では、明確なストーリーと交代するように
前面に出てているように思います。
ネタバレBOX
「ヒネミ」(日根水)という架空の町に過ごす人たちと、そこに「外からの
人」として赴任してきた銀行員、渡辺のある一日を描いた本作。とはいえ、
特に大事件が起こるわけでもなく、風変わりな日常の様子が
描き出されます。
「ウルトラ」という正体不明の物品、「サルタ石」を捜し求めてさまよい続ける
正体不明の女、贋札製造をにおわせる印刷工場の主人。不可解なもの、
謎を秘めたものはたくさん出てくるのですが、その秘密が明かされることは
なく、淡々と進んでいく作品は、どこか脱臼したような、気の抜けたような
登場人物のやり取りと共に始まり、そして終わりを迎えます。
最近の作品と比べた場合、今と比べて、登場人物同士の会話が大きく
ウェイトを占め、演出もいわゆる従来の演劇に則っています。加えて、
宮沢氏の近年の作品の特色である、「ドキュメンタリー」「メディア」との
親和性はまだ希薄で、会話の端々に差し込まれる「批評性」「テーマ性」も
少なくとも目に見える形ではほとんど現われません。
どこかゆるゆるとしていて、始まりと終わりの境目が曖昧な、「ポスト会話
劇」の作風は『五反田団』に通じるものがあると思いました。時折、とぼけた
冗談が入ってくるところとか特に。そういう作品が好きな人には、いわば
「親」「源流」を知る意味で触れる価値はあると感じます。
VS(ヴァーサス)
演劇チーム 渋谷ハチ公前
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/03/21 (金) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★
ゲイサービス
最近の韓国演劇かと思いました。
ネタバレBOX
ラスト間際の悲劇に結びつけるためには必要だったと後で理解しましたが、冒頭のシャワーシーンはゲイや女性向けへのファンサービスかと思わせるぐらい長く退屈でした。
スパーリングとはいえ、二人がリングでグローブを交えることが永久にできなくなったのは切なかったです。
それにしても人の心は複雑です。っていうか、舎弟がボクシングの道に進むことを最後まで憎々しく思っていたのならともかく、舎弟の独立を許し、もう一人の舎弟にも足を洗うことを勧めるくらいのヤクザが、自分がボコボコにされたことや舎弟の気持ちを動かしたことへの逆恨みで元プロボクサーを刺し殺したりするものでしょうか。
「空飛ぶ広報室」で存在感のあった高橋努さんですが、為にすることがあってのシャワーシーンという感じでした。少しわざとらしかったということです。
VS(ヴァーサス)
演劇チーム 渋谷ハチ公前
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/03/21 (金) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★
VS◯◯
ネタバレの方に書きました。
ネタバレBOX
「なぜ、そうなった」「そして、どうなった」が、
意図的にでしょう、ほとんど説明されないので
人によっては説明不足・消化不良と感じてしまうかも。
自分はその余白の多さを面白く感じましたが、
姉の一人語りの部分は言葉で説明しなくてもよかったかな、
ラストは刺殺で終わらせなくてもよかったのでは、と思いました。
(好みの問題ですけど)
登場人物それぞれの、闘いがありましたね。
存在自体の説明がなかった空き地の男・女、ともに好きでした(笑)
学校の催眠室
enji
OFF OFFシアター(東京都)
2014/03/21 (金) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高、素晴らしい!!!
当日パンフレットに初稿は捨てたとありましたが、それも関係してか想像していた内容とは全く異なっていました。そして、それは大成功でした。
観劇を予定している方はネタバレを見ないでください。
ネタバレBOX
もう一つの『楽屋』であり、もう一つの『飛龍伝』のようでもありました。
食堂のオバちゃんが元女優小野文子の幽霊と分かったときにはハッとし、何かもやっとしていたものが晴れ、一気にホロッと来ました。一番感動したシーンでした。
舞台は少し傾きかけた太陽映画の撮影スタジオのバックヤード。後でピンク映画の女優さんだと分かりましたが、得体のしれない女性がうろうろしていても誰も気にも掛けない雰囲気があったことが文子を幽霊と気付かせない最大の要因でした。素晴らしい煙幕の張り方にしてやられました。
私は幽霊物が嫌いです。幽霊と話のできる都合のいい人がいて、さらにその人が幽霊の言葉をみんなに伝えることによって問題が解決するという安直な方法が大嫌いですが、本作品では劇作家が文子の言葉を伝えようとしたときに、みゆきが全く同じ言葉を喋り始め、直接伝えなくて済みました。
監督との長い付き合い故に監督を奮い立たせる気持ちは全く同じということで、そう来なくっちゃと思いました。ただし、その後で文子の言葉を劇作家が口伝えで伝えた箇所があったのは残念でした。
刑事を他の監督の組の人と勘違いしたのも理解できます。今なら単なるストーカーでしょうが、安保闘争が終わり、ロマンポルノを始めようとする70年台初頭なら成り立つ話だと思いました。
さらに、SMの練習が終わっても天井に輪になった縄が残っていたこと、華奢な助監督、文子が主演になるはずの映画が過去に一日だけ撮られて中止になったことなど、無駄な部分が全くなかったのも素晴らしい点でした。偉人が出てくるような妄想シーンもなく、余計な部分もありませんでした。
面白くて、ホロっと来て、健康的なエロチックさもあって全てが完璧で、今年観た作品の中で一番でした。
東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0』(ワンバイゼロ) NEW VERSION エピソード1&2&3
キューブ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2014/03/24 (月) ~ 2014/04/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
【エピソード1】鑑賞
ようやく全員の顔と名前が一致するようになりました。
ネタバレBOX
9人体制に対応させるためのニューバージョン。これで本編にTPDDASH!!から応援が入ることはなくなりました。
みんなかーいくて、入場時に配られた無線で発光するリストバンド型ライトが時々光り、DAY×DAY、SO、STEP×STEP♪とノリも良く、アンコールではみんなでJust Weekend Paradiseと声を合わせ、楽しかったです。
痒み
On7
シアター711(東京都)
2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
圧倒されて、面白くて、じわじわくる
久々に芝居を見た観劇素人ですが、知らず知らずのうちに口がひらく面白さでした。あっというまの1時間40分。前後の時間をあわせれば最高の贅沢な時間を過ごしました。かつて観た(といっても6回くらいですが)芝居のなかでもいちばん面白かったです。コスパも高い! なによりサリngROCKさんをはじめ、全員女性のユニットで、ひとりひとり個性があって、それぞれ背景を知りたい(役としても俳優としても)と思わせてくれました。私にとってはエンターテイメントとしても、あとであのセリフや場面はどうだったのだろうと考えさせられるのも楽しく、つぎの公演にいく機会があったら観劇前にもいろいろ想像して楽しみたいなと思わせてくれました。
痒み
On7
シアター711(東京都)
2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
強かな人生の切り出し方
初日を拝見。
物語の仕掛けが見えるまで観る側をしっかりと捉えて離さない役者たちの力に捉えられ、その仕掛けに気づくと、こんどはシーンや 登場人物の描き出す刹那のひとりずつに編み込まれた作り手の寓意にも深く惹きこまれて。
舞台に放たれ、束ねられ、やがて踵を返して浮かび上がる女性たちの生きていく感覚や想いやその歩みには、この作り手と役者たちだからこその切っ先があって。
その力量の重なりから訪れるものに、がっつりとつかまってしまいました
ネタバレBOX
久しぶりに集まった女性たちがそれぞれに抱く感情や想いの話かなぁと思って観ていたら、物語の思いもよらない展開にびっくり。
共に乗った飛行機の墜落で女性たちは辿りついた場所での時間に放り出される。そこで暮らす日々の情景に女性たちの人生にかかわる様々な寓意が織り込まれていきます。
最初は彼女たちが環境の中で生きていく姿を追っていたのですが、やがて、物語の寓意がほどけていくと、彼女たちがその場所で変容していく姿の向こうに現れるものに、深く取り込まれていく。
分かれ、時に交わりあるいは離れていく女性のグループ内の関係。
憧れや嫌悪。
妊娠・出産、子供、離婚や再婚、
家事、食べること、帰ることや帰らないこと、家庭を守ること、そうして自分の世界を貫くこと・・・、
異世界の設定や彼女たち自身の衣装・風貌の変化とともに表現されるものが、解けて生身の女性たちのありようとなり、それぞれの個性となり際立っていくのはかなり凄い。
たとえば虫は世間とか噂とか風聞のようなものだろうか。
では、おかしな形をした果実やシェルターに紡ぎこまれたものは?
森や砂漠の空気の肌触り、戻ることと戻らないこと、
そもそも旅行券に込められた寓意とは・・・。
舞台に置かれたものの一つずつが、いろんな速度や重さや質感と共に女性たちの歩みや彼女たちの想いを纏っていく。
それらが、やがて垣間見える女性たちの人生にリアリティをあたえていくのです。
様々なシーンの意図を切り出し映えさせる美術や照明にも創意があり、原点となる記憶の差し込み方や、心情を伝える映像もダイレクトにロールに訪れる色を観る側に注ぎ込む力があって。
そして、なによりも、一つずつのキャラクターのコアを作りこみ、様々な語り口をしなやかに重ね、変化にぶれることなく貫いていく女優たちの役者筋が、一見奇異にも感じる物語のシーン一つずつに異なる密度をつくり、バラけさせることなく積み上げ、やがて表に翻って女性たちの歩んだ半生の肌触りや質量を観る側に伝えていくことに感嘆。
終盤、寓意に満ちた物語が老婆となったサークルのメンバーが集い語るそれぞれの人生へとほどけるなかで訪れる、一人ずつの異なった、決して奇異ではない、でも凡庸ではない歩みの重なりに心捉われる。しかも、そのシーンが彼女たちの終焉ではなく、更なる時間を歩むための通過点のようにも感じられて。
またウィットもいろいろに織りこまれ、物語に織り入れられた企みも、すぐにほどけるもの、ゆっくりと姿をあらわすもの、作品がすべて晒され劇場からの帰り道にふっと気づくものなど、様々な深さや広がりを観る側が受け取ることができるように仕掛けられていて、作り手のセンスに加えて豊かな創意と企てのしたたかさに感心。
観終わって、単に女性たちの人生のありようを観たというだけではない、もっと広がりや奥行きを伴った感覚に深く浸されたことでした。
反重力ガール
劇団ハーベスト
SPACE107(東京都)
2014/03/26 (水) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★
初ハーベスト
設定が面白くて良かったですよ!
思ってたよりもみなさんの演技もしっかりしてました。
なので、急遽29日にもう一度観に行ってきます^^;
『父を葬る』
燈座
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
登場人物がそれぞれ本当にそこに存在していました。変な癖などもなく、役をとてもよく作り込んでいるなあと感じました。アフタートークもあり、とても満足です。
VS(ヴァーサス)
演劇チーム 渋谷ハチ公前
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/03/21 (金) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
無題1051(14-090)
19:30の回(曇)。19:00会場着、受付。BGMにピアノ曲、何処かの田舎町なのか、ブロック塀やトタン板。上手にテーブルと椅子、コンクリートブロック、空き缶。下手、木が生い茂る高台、手前にちゃぶ台。
19:29前説(アナウンス、喫煙シーンあり)、19:36開演〜21:26終演。
こちらは初めて。お話は淡々と進み、交わされる方言は自然に聴こえます。下手の家族、上手の家族、中央の空き地で繰り広げられる争い。なぜここにいるのか、何をしようとしているのか、がほとんど語られないお芝居でした。
ネタバレBOX
殴り合いのシーンは、以前、「龍とオイル」という作品(全編かなり過激)を観ていることもあり、なぜ殴り合うのかがわからなかったので消化不良。
他のシーンも同様、何をしているのかは見えていても、なぜそうしているのかがよくわかりませんでした。
もしかすると、そういうお話だったのかもしれません。
産まれなかった子、父と娘、ボクサーを目指す理由、刺される理由…
ヒネミの商人
遊園地再生事業団
座・高円寺1(東京都)
2014/03/20 (木) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
生き字引
20年振りの再演とは思えないほど普遍的な作品。古典とまでは言いません、ただ面白いと思わせてくれました。音響照明が特に良かった。
ネタバレBOX
もう少しだけ短いと良かったようにも思えますが、この時間くらいが不穏さ加減としても良いのではないでしょうかね?
ほぼシンメトリーな舞台美術に関してはちょっと難。もうすこし見せ方があったのではないでしょうか?
痒み
On7
シアター711(東京都)
2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★
これは楽しい
魅力的な女優さんたちのハジけっぷりが実にいい。アラフォー女子の鬱積したものを吐き出すにはワイルドに行くのが一番ですか。最前列桟敷で堪能させてもらいましたが、妙な汁も飛んできました。