
シスターストロベリー
劇団きのこ牛乳
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1106(14-144)
19:00の回(曇)。18:30受付、開場。最前列は座椅子。正方形の一段高くなった舞台が4つ(中央がメインで大きく、下手に2、上手に1)。中央にはちゃぶ台、下手奥にはシャワーがみえます。客席誘導はフジタさんご自身。こちらは初めてですが、フジタさんと田中さんは劇団肋骨蜜柑同好会で2作観ています。BGMはクラシック。
20:34終演。
「説明」にあるように、男が帰ってきたとき何が起こったのか...というお話。ホントにイヤな(しつこい)奴が続々と出てきて憎たらしい匂いをまき散らす...が...よーーーく聞いていると必ずしも100%おかしいことを言っているわけではない。
そう思い始めるころ、また、やな奴が出てくる。出口、捌け口がない者たちの苦悶する様が巧く演じられていました。
田中さんは今まで観た2作とはまったく違った役柄で、全身黒色は喪服のイメージ、一目で「ムショ帰り」とわかる男役の安藤さんの苦しみに歪んだ表情や嶋谷さんの怪しさ..みなさんとてもよかったです。
6月の「つぎとまります・初夏」でお会いしましょう。

Chooser!
劇団ICHIGEKI☆必殺
シアターシャイン(東京都)
2014/05/09 (金) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

ヘナレイデー
AnK
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/05/15 (木) ~ 2014/05/19 (月)公演終了

昼下がりにみた夢は…
NO-STyLe-GArden
劇場MOMO(東京都)
2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
ほのぼの、しみじみ
面白かった。
きっかけとなる「事件」は、面白くするため、感動的に作るために、よく使われる手法なのだが、それだけに、そこに甘えてしまうと、ただの「よくあるお話」になってしまう。
しかしこの作品は、この、ある意味「甘美な常套手段」を使いながらも、それに甘えることなく、きちんと破綻のないストーリーにまとめ上げられている。
余計なお涙頂戴を狙わなかったのも心地よい。
役者さんたちも、早口の博多弁をきちんとこなして、見事。
私ごとになるが、つい最近まで佐世保弁の芝居に出ていて苦労しただけに、思わず大変だっただろうな、などと思ってしまった。
衣裳やメイクなどからも、当時の空気感がちゃんと伝わってきた。
登場人物もそれぞれ魅力的で、かなり極端なキャラも「あり」と思わせてしまう力技(笑)が面白かった。

Being at home with Claude ~クロードと一緒に~
Zu々
青山円形劇場(東京都)
2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
稲葉・伊達回
この手の題材を扱った時にありがちな、マイノリティの生きづらさや悲哀が描かれるのかと考えていたが、いい意味で裏切られた。
もっと普遍的な、人が何に価値を見出して生きていくのか、そういった話だったように思う。
そこにどれだけのリアリティと説得力を持たせられるか、役者の力量が問われる作品だとも感じたし、充分にそれを味わうことができてとても満足している。
劇中の彼の人の言う通り、ここで徒らに言葉をつくすのは得策ではない。
是非、多くの人に『感じて』欲しい作品だと思った。

ルーシアの妹
ライオン・パーマ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★
まったく合わなかった
いつも評判のいい劇団なので、楽しみにして行ったのだが、ここまで合わないとは思わなかった。
これはあくまでも個人的な感想として書かせて頂くが、ストーリーが子供騙しのファンタジーで、どこにも説得力がなく、一部の俳優の一本調子の台詞からは、なにひとつ伝わってこなかった。
客席は満員だが、趣味の違いとしか言いようがないだろう。

劇団かさぶた終始公演『凡』
劇団かさぶた
シアター711(東京都)
2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
戯曲、地域、男と女のパラドックス
戯曲風味のシュール・レアリズムが突出しており、時に役者が、時に観客が困惑してしまう。
普段、いわゆる〈劇〉を観て、その役者が読み込む脚本の存在を気にする余地はない。シェイクスピア劇においては、難解な叙情詩のニュアンスなり、また伝統の文法式を意識することはある。これは、「英語圏の父」がシェイクスピアなのだから、その脚本(日本語訳だが)を役者、観客が「追う」のは当然の結末だろう。
ただ、『劇団かさぶた』はシュールレアリズムというべき都会の空気感が漂っている。NANASHI(力み気味)が前説にセーラ服姿で登場するなど、その姿勢は「反社会」である。
この形式が「戯曲」を正統に記し、演じ、それを異質にすることが既に異質なのだ。

メビウスローズ-MEBIUS LAWS-
劇団C2
萬劇場(東京都)
2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
話がよく出来ていて、とても面白かった。
作風としては、パワーマイムの無いカップセル兵団のようだなーと思った。曲の選び方も良く似ている気がする。キャストが何役もこなしていて、パフォーマーというか、ダンスの入れ方も良く似ている。影響を受けたとかなのでしょうか?
殺陣は、はっきり言って、甘い。首を傾げてしまうようなひどい立ち廻りも有った。アンサンブルも、動きがまだ練れてないようだった。
40歳酔っ払い女子が、狙い通りなのだろうが、うるさすぎて不快だった。彼女はアンサンブルでも動きがいまいちでした。
ミナミダ役の方は大変素晴らしかった。何人もセリフを噛む人が居たが、ミナミダはそんな事無かった。
・・・と言いながらも、大変面白かったです。
野球の戦い、良かったです。
DVDが出るなら買いたいです。

サスライ7(サスライセブン) パート2
東京アンテナコンテナ
あうるすぽっと(東京都)
2014/05/09 (金) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
すばらしい!
楽しい2時間でした。イジリー岡田さんを先頭に絶妙な「間」のタイミングすごいですね。ストーリーもわかりやすくさすがでしたね。最高っす!

サスライ7(サスライセブン) パート2
東京アンテナコンテナ
あうるすぽっと(東京都)
2014/05/09 (金) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった~
とにかく、笑いました!演劇なのかお笑いなのか・・おなかを抱えて笑える作品でした。イジリーさんのものまね好きです♪楽しかったです。

最後の剥製の猿
遊気舎
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てきました。
観ました。楽しかったです。
見ざる聞かざる言わざる…なるほど…。
悲しい寂しい…でも、最後はほっこり(*^^*)
最後は泣きました。
檻…私たちは猿…でも、本当に檻に入っているのは…人間?
私たちはいつも何かに縛られているのか…自分で自分を閉じ込めてるの!?
最後に解放された感じでした。
チケットプレゼントありがとうございました。

【無事終演しました】荒川、神キラーチューン【ご来場ありがとうございました!】
ロ字ック
サンモールスタジオ(東京都)
2014/05/14 (水) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
嫌いじゃない
いろいろな現実をみせながらも、なんだか最後には、今を精一杯やらないと、というパワーをすごいもらえました。
次回作も見てみたくなりました。

箱の中の4人
B.LET’S
ギャラリーLE DECO(東京都)
2014/05/13 (火) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★
女心
テンポがいい会話劇で、面白かった。
ちょっと方向性は違うけど昔観たTAPEという映画を思い出しました。
ただ、ちょっと刺激、あるいは毒が足りない気がする。
女心は難しい…

とける記憶
劇26.25団
駅前劇場(東京都)
2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
すっっっっっごく面白かったです!
下北沢の駅前劇場という小さな劇場で、よくぞここまで・・・・と唸らされた。ソウルフルな歌声といい、沢山の視点からの事件の解釈といい、重層的でいてどこかとぼけた雰囲気といい、人間というものの摩訶不思議さを十分に描き切っていたと思います。スピーディーな場面の切り替えもお見事。あ~、これだから小劇場通いは止められない!音源は特に素晴らしかったです。選曲、音量ともに、大胆細心という感じ。何というか、音が活きていました。これ、現実の事件を思い起こさせますが、多くの真面目な男性が若くも美しくもない女性に魅入られて身を滅ぼしていったように、私もすっかりこの舞台に魅入られてしまったなぁ。危ないです。

わたしを離さないで
ホリプロ
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2014/04/29 (火) ~ 2014/05/15 (木)公演終了
役者のエネルギーに驚き!
One for All.All for One.
ラグビーの有名な言葉は、芝居にも当てはまるかもしれない。
そういう意味で言うと、この芝居は
One for All的な要素が強かったように思う。
役者の個性を前面に打ち出すよりも、
芝居全体の完成度を重要視している感がある。
特に、結末シーンの奥行きある舞台を目いっぱい使った
俯瞰の絵は現在と過去がシンクロし美しかった。
それまで紡いできた物語が一気に結びつき、心打たれた。
そうした傾向の1つの答えは、カーテンコールで分かった。
何度目かに主演陣に連れられてきたのは、蜷川幸雄だった。
なるほど、彼の芝居だったか!
ただし、僕はAll for Oneの方が好きなのである。
主演3人がそれぞれ魅力的だっただけに、
アイドル映画や歌舞伎まではとはいかないものの、
見せ場的シーンが見たかった。
多部未華子には、相変わらず末恐ろしさを感じさせる。
無色のようでいながらクセはあるし、
大人しく優等生的ように見え、得体のしれない感を秘める。
木村文乃は、TVドラマやこの芝居のポスターでは、
憂いを帯びた令嬢的の印象を受けていたけれど、
実際はニュートラルな感じのすっきり美人さんだった。
令嬢的役の木村文乃をどこかで見てみたい。
三浦涼介という人を僕は知らなかったのだけれど、
頼りなさと男らしさを演じ分ける色気ある俳優さんだった。
それにしても、三幕構成で幕間も含め4時間は長い。
三幕では、途中退席の方もちらほら、
5時ちょうど頃には時計のアラームは鳴るわ、携帯のアラームは鳴るわ・・・・・・
ただ本当は5時15分に終わるものが、結果的に5時半となったのは、
スタンディング・オベーションで、
カーテンコールが繰り返されたからでもある。

カフェ・ビアンカ
兎団
プロト・シアター(東京都)
2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★
これから観に行く方への注意点
初回のプレビュー公演を見て来ました。
内容に関しては敢えて控えさせて頂きます。
投稿タイトルですが、劇場の構造上、最前列かあるいは両端に近い所でないと、舞台全体が見渡せません。客席側通路の前部中央に鉄骨がある為、客席中央辺りでは舞台端の演技が音声のみという事態になります。
千秋楽にもう一度行くきますが、早めに到着しておこうと思います。

斜陽
百景社
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2014/05/14 (水) ~ 2014/05/15 (木)公演終了
満足度★★★★★
観ました(^_^)v
今まで観たことのないような演劇でした。
ちょっとびっくりしました。
結構…笑わせていただきました。
でも、しっかりとした演技…それに反する動き…行き過ぎて、えっ!?という場面も…。
あそこまで演技できるのは、凄い。
幕間も、かなり楽しかったです。
また、大阪に来てください。
チケットプレゼントありがとうございました。

Chooser!
劇団ICHIGEKI☆必殺
シアターシャイン(東京都)
2014/05/09 (金) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★
感心しました
観客(神様)の多数決により、ストーリーが変わってしまう舞台なので、それに対応する役者さん達は、すごいなぁと感心してしまいました。Dバージョンを観劇しましたが、登場人物が意外な形で繋がっていて、どんなラストになるんだろうとワクワクしながら観ました。事件(?)があっけなく解決した感じはありましたが、面白かったです。設定が逆だったらどんな展開になっていたんだろうと考えると、他の回も観たくなりました。楽しい時間でした!

Being at home with Claude ~クロードと一緒に~
Zu々
青山円形劇場(東京都)
2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★
エキセントリックだった
ずーっと叫んでるばかりで、エキセントリック過ぎて疲れた。もう少しウェットな演出が欲しかった。
演者で話題先行しただけ。

赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み
キ上の空論
新宿眼科画廊(東京都)
2014/05/09 (金) ~ 2014/05/21 (水)公演終了
満足度★★★★
推理するのも面白い
登場人物は全部で10人。だが、最初、板に着いているのは、男1名、女2名の計3名だけだ。無論、これには、いみがある。一種のサスペンスとしても観賞できる作品だ。これが、第一の謎解きである。(追記後送)