満足度★★★★★
無題1106(14-144)
19:00の回(曇)。18:30受付、開場。最前列は座椅子。正方形の一段高くなった舞台が4つ(中央がメインで大きく、下手に2、上手に1)。中央にはちゃぶ台、下手奥にはシャワーがみえます。客席誘導はフジタさんご自身。こちらは初めてですが、フジタさんと田中さんは劇団肋骨蜜柑同好会で2作観ています。BGMはクラシック。
20:34終演。
「説明」にあるように、男が帰ってきたとき何が起こったのか...というお話。ホントにイヤな(しつこい)奴が続々と出てきて憎たらしい匂いをまき散らす...が...よーーーく聞いていると必ずしも100%おかしいことを言っているわけではない。
そう思い始めるころ、また、やな奴が出てくる。出口、捌け口がない者たちの苦悶する様が巧く演じられていました。
田中さんは今まで観た2作とはまったく違った役柄で、全身黒色は喪服のイメージ、一目で「ムショ帰り」とわかる男役の安藤さんの苦しみに歪んだ表情や嶋谷さんの怪しさ..みなさんとてもよかったです。
6月の「つぎとまります・初夏」でお会いしましょう。