最新の観てきた!クチコミ一覧

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こんにちわハワイ

こんにちわハワイ

かのうとおっさん

小劇場 楽園(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/05/31 (土)公演終了

満足度★★★

男女脱力系・不条理・不思議ユニット
 大阪の男女脱力系コメディーユニットというフレコミで初見であったが、短編をオムニバス形式で繋ぎ、合間に、幕間芝居を入れたシナリオは、かのうさんとおっさんの二人が共同で書いているとのこと。

ネタバレBOX

 コメディー系シナリオで良い物は、基本的に頗る理知的で、コンセプチュアルだからエッジの立った作品になり易いと思うのだが、そこは、男女脱力系を標榜するこのユニット、ちゃんと脱力していて、心底不条理である。例えば伏線の無いオチがあったり、イマージュの広がりによって関連付けられた事象が舞台化されていたり、といった具合だ。だから面白いというより“おかしみ”や外されたと感じた時の苦笑を滲みださせるような可笑しさなのだ。
 金持ちについての表現では、~の三分の一は、自分の土地、などというのが出てくるが、東京の雇われ社長などというサラリーマンではなくて、上場企業のオーナー社長等が関西には多いので、実際、このようなことがあると考えられる。大阪ではないが、芦屋辺りの高級住宅街に行くと、石組みに使ってある石が城の石垣で使われるようなものと同じことはよくある。
 初見の印象では不思議なユニットという感じである。
七人みさき

七人みさき

シアターキューブリック

あうるすぽっと(東京都)

2014/05/21 (水) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

土佐ブランドに固執するな
坂本龍馬は「日本人が尊敬する偉人ベスト一位」を争う候補者だ。
プロレスの赤コーナーが彼だとすれば、青コーナーは織田信長である。

両者に共通する「志」は自由経済。


龍馬は1865年に薩摩藩のバックアップを受け日本初の株式会社となる亀山社中を結成した。一方の織田信長も、その領内に「楽市楽座令」を発動し、商人を優遇する経済システムを構築した。租税、支配層たる「座」の専売権を排除する、まさしく経済解放区である。



我が国では「消費税価格転嫁等対策法」が成立してしまったが、スーパーマーケットが「消費税 3% 還元セール」を表示する ことすら、処罰の対象らしい。この「統制経済」は経済活動の自由、表現の自由、消費者益を無視した政策である。

「中小企業の社長を守る!」へ霞ヶ関官僚が一丸となるのはよい。その組織的問題は 経済産業省外局の中小企業庁がリーダー・ジップを発揮しない点だろう。
消費者庁が増税時の価格転嫁対策をめぐり、大阪府内の中小企業相談窓口を臨時に設置したことが広報されていた。(他の地域もに違いない)
二つの疑問がある。
なぜ中小企業庁が一括対応しないのか。そもそも、中小企業も「消費者」に分類することが可能なのか。
この国の「縦割り行政」を浮き彫りにした消費税価格転嫁等対策法である。


現行の経済政策は「統制経済」であって、「自由経済」ではない。やっと「解雇ルールの緩和」が進展するのかと思えば、労組・厚労省の既得権スクラムに敗北し、「骨抜き」になった。



今の日本は それこそ歴史上の「自由経済派」からすると「反乱」を起こすに相当する世であろう。坂本龍馬や織田信長が ここ数年、ヒューチャーされる所以だ。


「シアターキューブリック」は高知県観光団体との協力により劇場ロビーに高知物産展を併設。『龍馬の休日』なる幟が数十箇所に立ち、同県の観光をアピールしていた。
しかし、本作『七人みさき』は坂本龍馬ではなく、「本能寺の変」織田信長死後の安土桃山時代、ほぼ四国地方統一を果たした長宗我部 藩主 元親を史実、脚色両面から描いた歴史ファンタジーである。


20代女性客の感想を紹介しよう。


女性A「理解できなかった」

女性B「前半の“九州征伐”(1586年)は史実として知っていたから何となく付いていけたけど。後半は さっぱり解らなかった」

女性B「そうだね」



これが 的を得た感想である。

ネタバレBOX

豊臣秀吉・大君に騙された 元親が、「九州征伐」の戦にて戦力を壊滅させられ、精神に傷を負ったことは全体図において示す。

しかしながら、戦国時代劇まで
「幻」に覆われ、その幻影は「ファンタジー」か「元親の狂気」か混濁であったのだ。


城下藩民の役者はナチュラル。コミカルに悪人化した豊臣秀吉より、遥かに共鳴できる演技だ。
宵闇よりも速く駈けて

宵闇よりも速く駈けて

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2014/05/09 (金) ~ 2014/05/13 (火)公演終了

満足度★★★★★

うん!やっばいいよね!
もう何度目かなのですが、毎回公演を楽しみにしています。
今回は時代ものとのことで、どんな風になるのかな?
とドキドキしていましたが、おお!こうきたか!という
感じで、すぐに劇に引き込まれました。
いままでよりも登場人物がおおく、初めてみる方も
いたりで新鮮さがありました。
そしていろんなところにちりばめられたクスッという笑い。
真剣な場面での後藤田さんの自由なかんじ。
毎回衣装が派手になってく後藤田さんから目が離せません!
楽しく笑って、そして最後はしんみりとおわる。
カーテンコールのときにはいつも胸が熱くなります。
次回作も楽しみにしています!

レビュー春のおどり

レビュー春のおどり

OSK日本歌劇団

大阪松竹座(大阪府)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

今年も
桜花さんのさまざまな歌声(阿国と山三を早変わりで演じ分けたり、洋舞のプロローグはドスを効かせたブルースだったり…)と得意の日舞、まばゆいオーラが存分に発揮されていて堪能しました。

もちろんOSKの圧倒的で限界に挑戦し続けるような洋舞、確かな技術の日舞も。

それでいて堅苦しくなく、明るく親しみやすく、かわいくてかっこよくて美しい。

今年も春のおどりは怒涛のように過ぎていきました。

キャベティーナ

キャベティーナ

劇団鋼鉄村松

d-倉庫(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

(^o^)
面白かったです。観客参加型という事で、前説のお奨め通りに前の方の席に座りまして、参加シーンで、まんまと役者さんの後頭部に命中させました。やったぁって感じです。会社帰りで重い足を引きずって劇場に入りましたが、大笑いしました。最後はちょっぴり涙も出ました。良い時間をいただきました。ありがとうございました。

ネタバレBOX

ダンボールと焼きそばの歌が、すごく好きです。
オパンポン☆ナイトvol3~曖昧模糊~

オパンポン☆ナイトvol3~曖昧模糊~

オパンポン創造社

Live Space B.SQUARE(大阪府)

2014/05/16 (金) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

爆発的天才!
僕は知っていたはずでも、
まだまだ上を望んでいる事が分かる公演だった。
凄い。

決して満足をせずにもがいている。

あれだけの事をしているのにも関わらず!?

これだけの熱量を放出する役者が揃い過ぎ!
ラストに至るまでの伏線回収が完璧!


野村侑志さんの脂はもう乗りきっている!
野村さんにしか出せない雰囲気、オーラをまとっている。
もう・・・・いつ爆発してもおかしくないほど張り詰めているのが分かった。
このスケールでないことは一目瞭然だ。
200名クラスのハコでないと、、、、、
このライブハウスのハコでは僕らが贅沢過ぎる。
野村さんの放出する闘気が所狭しと会場中に充満する。
またその野村さんが選ばれる客演陣の懐の深さ、また芸達者さよ!
言い方は悪いが、化け物には化け物が集うといったところか←(申し訳ありません!)


存在感と艶は最たるものだが、
物書きとしての野村さんは秀でている。
前回のオパンポンナイトでも思ったが人の心の機微を描くのが本当にうまい。
人間は誰もが自己顕示欲にまみれる瞬間がある。
だが野村さんの脚本にはその醜い自己顕示欲が見えない。
簡潔に言うと素直なのだ。
だから胸を打つ。
しかも砕く。
イメージで伝わるかどうか不安だが、その砕く時の音なのだが、
しゃらしゃらと綺麗な音が鳴るのだ。


僕はそれが野村さんの持つ力だと信じて疑わない。

嘘つきアポロジー

嘘つきアポロジー

9-States

OFF OFFシアター(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

無題1120(14-159)
19:00の回(晴)。18:17会場着、受付、18:30開場。

「説明」にあるように小さなBARが舞台、下手にカウンター、上手が出入り口。
中央にテーブルと椅子、虫の声が聞こえます。

18:56前説(アナウンス)、19:02開演~20:43終演。

裏の裏は表ではなく裏かもしれない...そんな印象。お話は面白いのですが、各シーンの構成や展開が急角度で行われるので追いつくのに苦労しました。

タバコのシーンあり。後半、少し寒く感じました。

ネタバレBOX

本日(5/29)観たお芝居もそうでしたが、伝わりにくい筋立てになってはいないか、そのあたりが難しいところかもしれません。読書では自分の中で落ち着くまで待つことができますし、映画ならそれこそわかりやすさが一番。お客さんを稽古を重ねた劇団と同等のレベルまで導くのは、役者自身であり、演出家の手腕であり、音響、照明もそのためにあるはずだと思っています。
こんにちわハワイ

こんにちわハワイ

かのうとおっさん

小劇場 楽園(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/05/31 (土)公演終了

満足度★★★★

てんこ盛りでおなか一杯!
☆4.1

大阪外国語大学出身の嘉納みなこ氏と有北雅彦氏によるコメディーユニット、とのこと。
二人芝居の実力はかなりのモノ。

常連(!?)の客演陣も癖になる味わい。

ネタバレBOX

時折、英会話ネタがあったりで下品な中にも、Cleverでとても安定感のある笑いを安心して楽しめます。
proof(プルーフ)-証明-

proof(プルーフ)-証明-

風琴工房

SHIBAURA HOUSE 5階(東京都)

2014/05/27 (火) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★

素数の証明
面白い。130分。

ネタバレBOX

シカゴ。偉大な数学者・ロバート(佐藤誓)が狂った末に死ぬ。父の面倒をみるため、青春を捧げた娘のキャサリン(清水穂奈美)は色々な喪失感を抱え、姉・クレア(李千鶴)の同居の話に反発する。葬儀の日、キャサリンとロバートの弟子・ハル(金丸慎太郎)は結ばれキャサリンの表情も明るくなる。キャサリンから、世紀の数学的証明が記されたノートをみせられたハルは、ロバートの偉大さを再度讃えるが、キャサリンはそれは自分が書いたものだと言い張る…。

父から数学者としての才能を引き継いだにも関わらず、姉がNYに転居してしまったゆえ、父の面倒を見続けるため碌に大学もいけなかったキャサリンの鬱憤が爆発する中盤。好きじゃないクレア(数学も碌に知らない)から疑われ、好きなハルにも疑われ、それでも自分の証明だと激昂するキャサリンの、理解されないもどかしさとか寂しさとかプライドが胸を打つ。
父が狂ってしまったシーンも挿入しハルたちが数日で検証を試みたことから、キャサリンの証明であることに信憑性が出てきたところで幕。

父の面倒をみつつ書いたその証明は、孤独なキャサリンの存在(意義)の証明のようなもので、その存在に光が射し始めるといった話。証明することで世界(他人)に認められる人間の孤独と再生を描いたようにみえた。
小林賢太郎演劇作品『ノケモノノケモノ』

小林賢太郎演劇作品『ノケモノノケモノ』

KKP

天王洲 銀河劇場(東京都)

2014/05/21 (水) ~ 2014/05/29 (木)公演終了

満足度★★★★

すべてが小林賢太郎の世界
小林賢太郎作品は初めてだけど、なんというかすべてが小林賢太郎の世界、って感じ。
演劇だけど演劇じゃない。なんというか「小林賢太郎の世界」としか言いようがないんだよな。

だからこの作品は「小林賢太郎」が好きか嫌いかで分かれるんじゃないかな。僕は幸運にも好きだったからよかったけど。
敢えて言うなら、「宮沢賢治の世界」に近いかな。こちらも、幸運にも好きだったけど。

鶴かもしれない

鶴かもしれない

EPOCH MAN〈エポックマン〉

明大前KID AILACK ART HALL 5F ギャラリー(東京都)

2014/05/22 (木) ~ 2014/05/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

鶴かもしれない
「想像」させる芝居。
基本でありながら、意外と感じ取ってもらえないものが多い気もする。
今回はイマジネーションをフルに働かせて貰った。

三回観劇。
観る場所を少しずつ変えて。

空間・ヒカリ・闇・オト・息遣い・・・。
顔が見えなくても
肩が震える・・・。気持ちが伝わってくる。
横顔、陰影による表情の違い・・。

指先の動き
目の動き
唇の動き
息遣い

蜜に、本当に密に伝わり、私のココロに感情が流れ込む。



熱を感じた芝居だった。
触れる事は出来ないけれど、熱を感じた。
それは、想いが激しく燃えるからなのか
悲しさが深いからなのか
切なさ、辛さ、苦しさ、愛おしさ、
色んな想いが噴き出てくる熱だったのかなと
感じた。
与える事。
ただ、与えたいだけ。
例え、自身が辛くても、狂いそうになっても
与えたいだけ。
私には、そこまで燃え上がる想いがあるかどうか
分からないけれど
感じる事は出来たとおもう。
ただ、与えるだけの想いは
苦しい。
そんなことを考えながら、観た。

献身的な愛は
美しいのだろうか。
身を引きちぎりほど、辛いのだろうか。
愛とは何なんだろうか。

簡単に口に出来る愛って、愛なのだろうか。
そんなことも考えてしまった。

人生2ねんせい

人生2ねんせい

財団、江本純子

小劇場B1(東京都)

2014/05/13 (火) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★

安定しすぎ…?
面白かっただけど、何となく安定した面白さで、江本さんらしくないなあ、とも。
何となく毛皮族のカオス感が好きだった自分には物足りないのかも。役者さんの演技力には脱帽だけど。

でも、これが江本さんの別の顔である「財団」の魅力なのかもしれないね。

共演NG

共演NG

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2014/05/16 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

緻密な演出と美しい美術
緻密な演出と美しい美術は、フルタ丸さんの特徴です。
役者も常に安定していて、ヘタクソが一人もいない。
緩急・強弱があり、毎回見ていて安心します。

ネタバレBOX

いわゆるメタ構造。
冒頭の漫才コンビの「その後の二人」の「舞台」の話。
結局なぜか二人とも舞台役者になっていた。

一つ一つの小さなエピソードを積み重ね、
一つの大きなテーマを持たせて見せていく展開は面白かったし、
考えながら見ることになるので、そこも飽きることなく楽しめました。

ただ、一つ一つの話が、起承転結ではなく序破急なんですよね。
舞台だからそうなのか、よくわかりませんが………。
なので物語が急変する感じが、ちょっともやっとします。
フルタさんの、ドッカンとした太い長編も見てみたいです。
ジョビジョバ

ジョビジョバ

U-1グランプリ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/04/25 (金) ~ 2014/05/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

ジョビジョバ最高
もうね、ジョビジョバですよ。あの伝説のジョビジョバ復活ですよ。面白くないはずがありません。
見れてよかった、本当に見れてよかった。一言、ジョビジョバ最高!

通底器

通底器

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

pit北/区域(東京都)

2014/03/26 (水) ~ 2014/03/31 (月)公演終了

満足度★★★★

深さが心地よい
とあるイベントの前に、心を落ち着かせるために、これを観てきた。

この劇団は2回目だけど、相変わらず重く、深い。
でもその深さが、不思議と心地よい。

結果、心は落ち着くどころかざわついてしまったのだけれどw

許して欲しいの

許して欲しいの

劇団競泳水着

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

プレミア感満載
作家バージョンを観ましたが、うーん面白い。というよりもプレミア感満載。
今回、出演していた人が参加している劇団、特に「シンクロ少女」や「ズッキュン娘」など、これで観たい劇団が増えました。

世迷言

世迷言

柿喰う客

本多劇場(東京都)

2014/01/29 (水) ~ 2014/02/04 (火)公演終了

満足度★★★★

すばらしい安定感
好きな役者だけのこの安定感。

内容は…うん、成る程な〜。
ユーストで乱痴気公演も見たけど、これもまたこれで良いですな。

夢も希望もなく。

夢も希望もなく。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

ユメもチボーもない
月刊「根本宗子」数年前にゴールデン街で観たきりだったけど、久し振りに観て面白かった。

これ、刺さる人には刺さるんだろうなあ。
何よりも驚いたのは駅前劇場で立ち見がでてたこと。ゴールデン街の時は4人しかお客が居なかったもんな〜。

キャベティーナ

キャベティーナ

劇団鋼鉄村松

d-倉庫(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★

残念
創業価格とのことでしたが、そのOFFされた分、芝居の質もOFFってかDOWNしたイメージ。ちょっと久々に日暮里に来したが・・・

万獣こわい

万獣こわい

パルコ・プロデュース

福岡市民会館(福岡県)

2014/05/24 (土) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

飽きさせない
前回の『陰獣』がちょっと落ちて残念だったが、今回は楽しかった。
時間も長く感じず引き込まれた。
出演者全員良かった。
小池栄子を楽しみに行ったが、やはり抜群の安定感だった。

ネタバレBOX

小池栄子のタコ踊りは最高だった。

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