
六月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2014/06/01 (日) ~ 2014/06/25 (水)公演終了
満足度★★★★
昼の部鑑賞
上演時間4時間30分、休憩3回。多彩な演目が楽しい。「お祭り」の掛け声「待ってました!」はまさしく歌舞伎を観に来た万感があり気持ちが晴れ渡る。

VOICE × DANCE ボイスカルシアター「ドリームドロップス」【ご来場、ありがとうございました!】
企画集団Gotta!
渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)
2014/06/07 (土) ~ 2014/06/08 (日)公演終了
満足度★★★
ダンスや音が良かったです。
音響や流れる
ストーリーは不思議な感じで、登場人物の友情・成長ありで楽しめましたが、何でこの終わり方?という感じでした。それと、同じ件の繰り返しで、少し飽きる部分がありました。劇中のダンスは素敵でした。それに、流れる音楽やピッタリと合っていた迫力のある音響が、劇を引き締めている感じで印象的でした。受付がなかなか始まらず、開始時間が遅れましたが、何の案内もないのが残念でした。

ジョビジョバ
U-1グランプリ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/04/25 (金) ~ 2014/05/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
私はU-1からのファンですが…
ジョビジョバは名前しか知らない私は、
「U-1グランプリ case02 厨房」を今は無き
THEATER TOPS で観て、「case03 職員室」で
どっぷりハマり、DVDのコメンタリーでさらに
ハマったファンとしては新人ですが、
今回も、とにかく面白かったの一言。
それ以上あーだこーだは野暮と言うのを
承知の上で付け加えると…
福田さんがジョビジョバだったマギーさんと
組んで、ジョビジョバのころのようなコントを
やりたくて結成したであろう「U-1グランプリ」
が、5回目でその本丸「ジョビジョバ」を再結集。
そのため、福田さんの名物コーナーの着ぐるみ
コントも(DVDでは今回も当然モザイクであろう)
超短めで切れ味も悪く(切れ味が悪いという
ところをグダグダたのしむという味が)イマイチ。
福田さんが、覚えきれない長セリフを全公演、
千秋楽までに覚えられるか…というネタも同様。
純粋なファンである福田さんは、今回は脇に
回って、あくまでも「ジョビジョバ」中心に
気配りしている様子がよ~くわかります。
さて、次回は本当に「ジョビジョバ2」となるか、
CASE06 XXX と普通に戻すか、
あるいは大きく方向転換とか?どうなるか楽しみ
ですが、
まずは、9月発売予定の本公演のDVDの爆笑
コメンタリーを楽しみに、待つことにします。

赤鬼
こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング
青山円形劇場(東京都)
2014/06/04 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★
差別の構造
様々な団体によって上演されている野田秀樹さんの名作戯曲を、中屋敷法仁さん演出、小野寺修二さん振付、阿部海太郎さん音楽、若い役者達と興味深い組み合わせでの上演で、シンプルながらイメージ豊かな表現が美しかったです。
共同体が異物を排除する差別の構造や、生きることについて、野田さんならではの物語と強い関連を持たせた言葉遊びが散りばめられた台詞のやりとりで寓話的に描いた物語で、重いテーマを扱った絶望的な内容ながらも清々しい軽やかさを感じました。狼ーおお、神ーOh,Godー大事(おおごと)と言葉が連なって行くのが印象に残りました。
台詞回しは基本的にストレートで、アンサンブルの3人を含めた身体表現が多用されていて、メインの登場人物以外も暗転を用いずに声のトーンや姿勢で瞬時に演じ分けるシームレスな転換が小気味良く、観客の集中力を削がない演出でした。
視覚的に変化が少ない分、音楽や効果音が多く用いて場面を分かり易く表現していましたが、もう少し役者の声だけが響く場面があっても良いと思いました。
チラシのビジュアルはスタイリッシュなイメージでしたが、実際の衣装はタイダイ染めを用いた土着的な雰囲気で、中屋敷さんが女体シェイクスピアのシリーズで行っている様な設定の置き換えはなく、戯曲の世界観からあまり距離を取っていなかった様に見えたのが少々物足りなく感じました。
4人のメインキャストはそれぞれ個性的で魅力的でした。特に、台詞でも「大きい」と言われている赤鬼を敢えて小柄な小野寺さんが演じていたことによって、フレンドリーな雰囲気が出ていてたのが良かったです。

時をかける稽古場
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2014/06/07 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★
面白い130分
タイムスリップ物は、スリップする時間を持っていかれるから、どうしても尺が長くなってしまうけど、最後まで飽きずに楽しめました。劇中、熊谷さんのストレッチに目を奪われた。出だしは、インパクトがあって、グイグイ入り込む。途中からしっかり観察しておかないと、人間関係が混乱してしまう。演劇の裏側を舞台にしているから、作りてには刺さるんだろうなと思いました。あんな簡単なタイムマシンがあったら、便利ですね。

殺風景
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2014/05/03 (土) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
満足度★★★
ヘビーで泥臭い、上手くいかない人生、家族、大和田美帆さんが見事!
ヘビーで泥臭い、上手くいかない人生、家族の物語。
特に女優陣のキャスティングが素晴らしくて、
荻野目慶子さん、江口のりこさん、大和田美帆さん、
安藤聖さん、キムラ緑子さん…好きな女優さんばかり。
中でも昭和の、大和田美帆さんが見事です!
独特の個性を持つ女を快演!

パン屋文六の思案~続・岸田國士一幕劇コレクション~
ナイロン100℃
青山円形劇場(東京都)
2014/04/10 (木) ~ 2014/05/03 (土)公演終了
満足度★★★★
古いのにオシャレで新しい、モダンな脚本。
「岸田國士」の名前は演劇賞でしか知らない、
にわか演劇ファンの私ですが、楽しめました。
古いのにオシャレで新しい、モダンな脚本。
現代ですらちょっとおかしい男女関係に、
普通に続く日常会話。
そこにいきなり、地球規模の出来事が!!
何と言うぶっ飛んだ展開。
そして、今風でモダンなかわいい衣装にダンス。
円形劇場も良かった!
けど、青山円形劇場も残すところあと1年の命!
ゆるせませんねぇ!

ONE LOOKY TWO IN
株式会社Legs&Loins
Geki地下Liberty(東京都)
2014/06/03 (火) ~ 2014/06/08 (日)公演終了

赤鬼
こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング
青山円形劇場(東京都)
2014/06/04 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

楽屋
劇団子供の中の子供
高田馬場ラビネスト(東京都)
2014/06/05 (木) ~ 2014/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★
女優への思いがこもった部屋!
なるほど、上演回数が多いのが良く解りました。良かれ悪しかれ女優への思いが沢山沢山こもった部屋が楽屋なのですね。頷けます!
女優4名の個性的な芝居とても良かったです。

言うなればゲシュタルト崩壊
MCR
駅前劇場(東京都)
2014/06/04 (水) ~ 2014/06/08 (日)公演終了

VOICE × DANCE ボイスカルシアター「ドリームドロップス」【ご来場、ありがとうございました!】
企画集団Gotta!
渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)
2014/06/07 (土) ~ 2014/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★
Aチーム
開演前にマジッシャンが出てきて身体マジック、暗示マジック、錯覚利用マジックなどをみせてくれる。本編は、子供の観客も多い作品に入ってゆけるか否かで評価が分かれよう。拝見したAチーム、出演者は、皆若いのだが、広い観客層に受け入れられるようなバランスの良い演出で、クラシックバレエを基礎にした動きなのだろう。ダンサー達の体の切れ、回転、ジャンプ力の高さなども満足のゆくものであった。雨の中を観に行った甲斐はあった。(追記後送)

インスタントアクマ
@emotion
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2014/06/06 (金) ~ 2014/06/08 (日)公演終了

私は愛する家族のもとへただ早く帰りたかっただけなのだ
劇団ザ・スラップスティック
タイニイアリス(東京都)
2014/06/05 (木) ~ 2014/06/08 (日)公演終了
満足度★★★
妄想!
あまりにも単純すぎる不条理さを長々とひっぱりすぎていて観ていて正直飽きた。後半動きがでたものの満足には至らない。
年配の役者陣の芝居への思いは感じられました。

小林賢太郎演劇作品『ノケモノノケモノ』
KKP
ももちパレス(福岡県)
2014/06/03 (火) ~ 2014/06/05 (木)公演終了
満足度★★★★
これは面白かった
小林さんのソロもすごく好きだけど、やっぱり誰かと絡むと相当面白くなる。
イルマの悲しみが伝わってくる。 「自分」があるって幸せなんだな。

言うなればゲシュタルト崩壊
MCR
駅前劇場(東京都)
2014/06/04 (水) ~ 2014/06/08 (日)公演終了
満足度★★★
面白かった
あっと言う間に終わってしまった。
西山さんのツッコミを、あのまま何時間かダラダラみていたかった。
熊野くん、ヨウコさん、飛鳥ちゃんをもう少しみたかった。

時をかける稽古場
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2014/06/07 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★
もう一回観る
冨坂友の脚本は、コメディなのに知的で破綻がなくて凄く好み。タイムパラドックスという好きな人には堪らない題材も劇空間で表現するというのは相当難関だが、いろいろと工夫がなされていて納得度高い。
初日は、斉藤コータと津和野諒のコンビと細井寿代に笑わされた。
シリアスな部分では熊谷有芳が良かった。
来週もう一回観る。どうなってるか楽しみ。

マグノリアの花たち
にもめぷわ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/05/21 (水) ~ 2014/05/28 (水)公演終了
鋼鉄の花
アメリカ南部の強く美しい女性たちのプチ群像。背景はとっても暗いし重いし悲しいけれど、そこで花のように、はかなく明るく生きている人たちのお話。
チャーミングで個性的なな日本の女優さんたちの贅沢なプロデュースでした。

キス・アンド・クライ
トツゲキ倶楽部
小劇場 楽園(東京都)
2014/06/04 (水) ~ 2014/06/09 (月)公演終了
満足度★★★★
繋がり
3本の短編が、どれも良い作品だと思いました。
それぞれの役者さんの演技も良く、どの作品も最後に気持ちが優しくなれる作品です。

ぬけがら
劇団B級遊撃隊
長久手市文化の家 風のホール(愛知県)
2014/05/31 (土) ~ 2014/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
「ぬけがら」「脱皮爸爸」連続上演・総評
関係者でもなければ頼まれてもないけど、ツイッターまとめました→
【劇団B級遊撃隊プロデュース『ぬけがら』+香港話劇團『脱皮爸爸』
http://togetter.com/li/675317?page=1 】
「ぬけがら」「脱皮爸爸」を続けて観て、アーサー・ミラー「セールスマンの死」を思い出した。ちゃんと向き合えなかった父と息子。
ミラーの戯曲ではどうしようもないラストを迎えたけど、佃さんの戯曲ではあんなにいろんな対話ができた。
佃さんは、亡くなる前のお父さんに、文学座のこの演目を観てもらうことができた。
(そして私は、まだちゃんと向きあってない。。。)
そしてつくづく、今回のB級遊撃隊+香港話劇團・連続公演は、プチ国際演劇祭だったと思う。
東京や横浜など(ひょっとしたら香港からもww)、各地からお客さんがみえて空気を共有(私も、津から来た方と食事しながら意見交換)。
劇王の地・長久手ならではの空気感かも。
こういう企画は難しいだろうけど、もっと観る機会がほしいなあ。
と同時に、観客・演劇人にも、こういう自分に身近でない舞台を観る、貴重な機会を活かしてほしいと思います。