上演時間は、約1時間35分を予定しております。
上演時間は、約1時間35分を予定しております。
実演鑑賞
駅前劇場(東京都)
2014/06/04 (水) ~ 2014/06/08 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.mc-r.com/
期間 | 2014/06/04 (水) ~ 2014/06/08 (日) |
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劇場 | 駅前劇場 |
出演 | 西山聡(ブラジル)、金沢涼恵(クロムモリブデン)、後藤飛鳥(五反田団)、熊野善啓(チャリT企画)、ザンヨウコ、本井博之、櫻井智也、おがわじゅんや、北島広貴、伊達香苗 |
脚本 | 櫻井智也 |
演出 | 櫻井智也 |
料金(1枚あたり) |
2,500円 ~ 3,300円 【発売日】2014/05/04 前売 3000円/当日 3300円 平日昼割 2500円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 6月4日(水) 19:30 6月5日(木) 19:30 6月6日(金) 15:00/19:30 6月7日(土) 15:00/19:00 6月8日(日) 15:00 開場は開演の30分前、受付開始は開場の45分前 自由席、ご入場は当日受付順です。 |
説明 | 【Introduction】 『ゲシュタルト崩壊』 本来は全体を認識する能力が低下することを表現する心理学用語。 ゲシュタルトはドイツ語で「形態・姿」というまとまりのある構造を意味する。 姿形が壊れ、個々の構成部品に切り離されて認識されてしまう現象全般のことを ゲシュタルト心理学ではこのように呼ぶ。 ゲシュタルト崩壊と言えば、 認知心理学で言う「文字のゲシュタルト崩壊」という現象を差す場合が多い。 例えば「を」という文字を ををををををを ををををををを ををををををを ををををををを ををををををを のように並べたものを数分感見続けてみると、 並べられた文字がばらばらに分裂して見え、 記号や絵のように認識され始める。 このとき意味や読み方を含めて「を」という文字の全体の構造を見失ってしまうが、 この感覚が文字のゲシュタルト崩壊だ。 文字だけでなく、ある音を聞き続けたり、 ある形や文字を書き続けたりして起こる場合もある。 出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2011」 ++++ たまに、文字を書いていて、 「あれ?この字は何だ?なんて読むんだっけ?」と、なることがある。 現象として、漠然と認識していたものの、 それが所謂「ゲシュタルト崩壊」と呼ばれていることは知らなかった。 人付き合いの中で、例えばお母さんを、「あれ?この人誰だっけ?」と、 なることは、無い。少なくとも、今までは。 でも、「を」の意味を当然知りながら、「を」と書き続けて、 突然「を」が分からなくなるように、 いつか、お母さんお母さんと呼び続けていた僕が、 お母さんを、分からなくなる瞬間があるのかもしれない。 お母さんだけじゃなくて、 友達を、恋人を、家を、家までの道を、 「なんだこれは」となる時があるのかもしれない。 すぐに「を」を「を」だと再認識するように、 それらもすぐに再認識できることなのかもしれない、 けど、それらが「わからなくなった」瞬間、 それらは、僕にとって、どのようなものに見えるのだろうか、 ということが、出発点です。 【Outline】 病気ではない、ボケてもいない、すぐ元に戻る。 ただ、たまに、突然、あれ?この人こんな顔だったっけ?となることがある。 大抵は、この人こんな顔してたかなあ?で終わるけれど、 ひどい時には「この人誰だっけ」まで行く暗もあって、そうなるともう駄目で、 付き合って3年ぐらい経つ見慣れた恋人に心奪われたりする。 病気ではない、ボケてもいない、すぐ元に戻る。 すぐ元に戻るから、元に戻った瞬間恋人が非常にブスに見える、 そして、このブスはどこのどいつだ、と、完全に認識できている状態で 恋人を意識の外に放り投げたりする。 そして僕は「あの」恋人に会いたいと願い、その瞬間を待ちわびる。 一時も「この」恋人と居たく無い、けど、 「この」恋人と一緒に居ないと「あの」恋人には会えないのだ。 絶対に理解されないかもしれないけど、僕は、可哀想である。 病気ではない、ボケてもいない、正常だ、通常のことだ、すぐ元に戻る。 ただ、彼女に対してだけではなく、友人とか、上司とか、 家族にまでそうなってしまう瞬間が多々あり、いや、多々と言うか、 そういうことが圧倒的な頻度で起こるので病気なのかもしれない、 ボケ始めたのかもしれない、異常で、非常事態なのかもしれない。 今も、彼女とのセックスが素晴らしいものに思えてしまったところだ。 これはもう、どう考えても、僕は、可哀想である。 つまり、どういうお話かと言うと、普段接しているものなのに、 突然その認識が変化して「こんな形だっけ?」となってしまう現象に 物凄い頻度で見舞われる男の、 どういう状況であろうとあくまでも自らの正当性を貫き通す生き様を、 男と、男の周りに「普通に居る」人たちが織りなす、 罵言雑言や愉快な仕草で綴るおはなしです。 MCR主宰 櫻井智也 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 作・演出: 櫻井智也 舞台監督: 金安凌平 舞台美術: 門馬雄太郎 照明: 久保田つばさ 音響: 葵能人(ノアノオモチャバコ) 宣伝美術: これでよしを 写真撮影:たばたまみ 制作: 塩田友克・MCR 製作: MCR 協力: イマジネイション krei.inc 五反田団 クロムモリブデン スターダス・21 チャリT企画 フォセット・コンシェルジュ ブラジル ホリエージェンシー カルテット・オンライン |
チケット取扱い
『ゲシュタルト崩壊』
本来は全体を認識する能力が低下することを表現する心理学用語。
ゲシュタルトはドイツ語で「形態・姿」というまとまりのある構造を意味する。
姿形が壊れ、個々の構成部品に切り離されて認識されてしまう現象全般のことを
ゲシュタルト心...
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