
ナイゲン
劇団あかぺら倶楽部
TACCS1179(東京都)
2014/07/17 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★
まちがいなく「名作」の域
あかぺら倶楽部もアガリスク・エンターテイメントも両方好きで観続けてきました。客層の違う劇団だけにあかぺら倶楽部のファンは今回「ナイゲン」は初めてと言うかたが多いようだ。私は「ナイゲン」についてはアウェイ気分で配役の違いや客席の反応を楽しみながらの観劇でした。
「ナイゲン」はまちがいなく秀逸なコメディで脚本が抜群に面白い。高校の文化祭のための会議が舞台なので、若い俳優でないと演じられないという制約はあるが、今後、いろんな劇団、俳優に演じてもらいたいなと思える戯曲だ。
ベルばらや忠臣蔵同様、キャラクターがきっちり描かれ、ある意味様式美が確立されているといってもよい。笑いの中にも「学生自治」の問題提起も含んでいて、ほろ苦いラストが私は好きだ。
現役の高校生、大学生にはうってつけの題材であろう。しかし、あかぺら倶楽部のNEXTという若手中心の企画として本作が取り上げられたのはうれしい限り。アガリスクの公演を観て上演を決定してくれた演出の中村伸一さんには感謝したい。
レイ・クーニーなどふだんは海外の作品上演が多いあかぺら倶楽部はやはり勝手が違うのか珍しく台詞を噛む俳優さんもいた。高校生が自然な自分の言葉をつっかえるというのが実際にはありえないので、芝居としては減点だが、かえって新鮮な感じがした(笑)。
私が観たのは2日目だが、これからさらに舞台も客席も弾んでくると思う。
今回、三方+αの変則的客席で、あかぺら倶楽部としては初のリピーター割引も実施、声優さんが多い劇団だけにファン層が厚く複数回リピート前提というお客さんの声がロビーで多数聞かれた。
名作「ナイゲン」を今後ももっともっと多くの人に観てもらいたい。心からそう思う。

どんなことをしてほしいの、ぼくに
HYP39
シアターシャイン(東京都)
2014/07/16 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
初観劇
恥ずかしながら、プロの演劇というものを初めて観させて頂きました。公式に発表されているあらすじ以外ほとんど前情報を入れずに臨みましたが…重い。胃にくる重さでした。特にラスト20分は、セリフ一つ一つがボディブローのようにズシンと効いてきて、観終わった後は鳥肌立ったまま暫く動けませんでした。登場する全てのキャラクターが果てしなく濃い。捨てキャラ捨てシーン一切なし。3000円で観るのが申し訳ない位でした。昨日観たばかりですが、早くももう一回観たいです。
結婚とか子供とかほとんど考えた事のなかった自分でもこんなに感じるものがあったので、是非女性の方に観て欲しい。

CQ、CQ、
サムゴーギャットモンテイプ
pit北/区域(東京都)
2014/07/17 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★
観客をにゃめちゃいけにゃい
一応、オムニバスのような、フライヤーに書かれているように、時代の最も悪い部分でコンテンポラリーであるような、作品だ。

ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2014/07/15 (火) ~ 2014/07/30 (水)公演終了

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!
おぼんろ
王子MON★STAR(東京都)
2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
位置が変わればおもしろさも変わる
おぼんろならではの舞台創り。3回観に行ってそれぞれ違う場所に座って、その度に新しいおもしろさを感じた。同じ脚本なのに、あきないのはそんなことからかもしれない。本気の語り部の演技は観る度にすごいと思う。それにしても気になるのは、一部のマナーの悪い参加者だ。カメラ撮影の液晶のライトやシャッター音、何とかならないものかと思ってしまう。語り部に近い分、衣装に触ったりする人もいるとか。昨日の回では、連れて行った友達が、語り部のセリフをずーっとブツブツ言ってる人がいたとか。たぶん常連の人だろうけど、そのブツブツ言ってるのが気になって集中して見られなかったと。せっかく誘って来てもらったのに、とても悲しい気持ちになってしまった。語り部のセリフを全部言えるほど、何度も来ている常連さんはおぼんろにとってはとても大切なお客さんだろうけど、それだけおぼんろを思ってくれているなら他の参加者のことも考えることがおぼんろのためになるのでは。シャッター音が気になる以上に、語り部以外のセリフがそばで聞こえていたら、周りの参加者がどう感じるか、考えて行動して欲しいものだ。参加者全員が語り部の物語にすっぽりと入り込めることを願っている。

箱舟の行末
トゥルースシェル・プロデュース
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2014/07/17 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★
難しいテーマに果敢に挑んでいる作品
主人公が紡ぎ出す過去の物語と未来の物語が次第に交錯しそれが主人公の現在とも交錯しながら展開してゆくお話で、最後はちょっと急ぎ足になったような感がありますが、ストーリー的にもよくできていたと思います。

愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了致しました。ありがとうございました!
TOKYOハンバーグ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/07/16 (水) ~ 2014/07/23 (水)公演終了
満足度★★★★
心が痛くなりました
ゲネプロを観劇しました。観終わって、今も尚、苦しんでいる人がいる事、解決されていない事が沢山ある事、これからも様々な問題が続く事・・改めて考えさせられました。苦しんでいる人達を思うと、心が痛くなりました。地鳴りのような音は、震災の日を思い出し、怖くなりました。気を遣う事は隠す事・・気を遣うふりをして、都合の悪い事は隠してしまうという事を感じました。役者さん達の演技も良かったし、心が痛くなりましたが、心温まる舞台でもあり、考えさせられる事も多く、良い舞台でした。

プライム輪舞曲
クリエイティヴ零-ZERO-
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/07/16 (水) ~ 2014/07/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かったぁ
とても面白く楽しい舞台でした♪
いろんなものがたくさんつまっていて
絶体!観て損はしません((o(^∇^)o))
観劇後、笑顔で劇場をでれます

河童
DULL-COLORED POP
吉祥寺シアター(東京都)
2014/07/18 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★
谷さんの作品としては落第点
話として面白いとか、演出がどーとかではなく、完成度が低い。と、言うか何をもって良しとしているのかが分からない。わからないけど面白いモノもあるのだけれど、これは演出家すら何を面白いモノとしてお客に提示していたのかわかっていないのではないだろうか?その作品を演出家がコントロール出来ていない感じが自分には合わなかった。

河童
DULL-COLORED POP
吉祥寺シアター(東京都)
2014/07/18 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!
おぼんろ
王子MON★STAR(東京都)
2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
あと、3日!!!
「情熱」「真摯」「純粋」「綺麗」「美学」
王子MON☆STARに行って“おぼんろ”の“5人”
に会うと、これらの2字熟語を心底感じること
が出来ます!!!
勿論「パダラマ・ジュグラマ」の意味も知ること
が出来ます!!!
彼らに会うたび“浄化”される・・・
本当にステキな5人・・・なのです。
本当にステキなお芝居・・・なのです。
19日、20日、21日
あと、3日・・・
私も5回目、行きたいと思う!!!

ビー・ヒア・ナウ Be Here Now
文化庁・日本劇団協議会
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2014/07/10 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★
親友に励まされているような気にさせる演劇
観終わった直後、まるで親友に励まされているかのような
勇気が沸いてきた。
ここで言う親友とは、いつも一緒に遊んだり、馬鹿話を
したりするだけの間柄ではない。仲間の
ためを思い、時には耳が痛くなるような苦言を言ってくれる友、
周囲のほとんどが敵だとしても身方になってくれる友の事だ。
思い描いた通りの人生を送る事ができる人間なんて
ほんの僅かだ。大半の人間が、精一杯努力をしても
夢叶わず、目標とは別の人生を歩まざるを得ない。
そんな情けない今の自分を、後悔が残る過去の人生を、
親友が肯定してくれ励ましてくれているかのような
温かさをこの舞台から感じた。
この物語の登場人物達は全て、いい歳をした大人で
ある。それでいて、みんな人生を相当こじらせている。
主人公はキタガワ(杉浦一輝)とトモちゃん(津村知与支)。
最近コーチングのインストラクターを辞め
無職の引き篭もりになったキタガワ。幼い時から小説家になる夢を
抱きながら、堕落した毎日を送り一向にまともな作品が
書けないトモちゃん。2人は幼馴染の腐れ縁。
ある日、キタガワのもとに差出人不明の1通の手紙が届く。
そこにはただ「お前を誘拐した」とだけ書かれてあった。
全く何の事だか分からない彼。
この手紙が届いてから、彼の周りに怪しい人物達が
現れる。宇宙の全能の神と交信できるという
チャネラーのドロンジョ(七味まゆ味)とその部下の
ボヤッキー(小沢道成)、日本に革命を起こすという大それた
計画を持っているがやる事全てが頓珍漢な
デスラー総統(渡辺芳博)とその部下(塚本翔大)、
成り上がりを目指す正体不明のビジネスマン・柄谷
(三上陽永)とその部下のワンダ(木村美月)。
全員、人生もつれにもつれている。
彼らは私利私欲のため、キタガワがインストラクター
時代に偶然発見した、麻薬のように人間を奮い立たせる言葉を
狙っていた。トモちゃんもその言葉に関わりが
あるらしい。
キタガワから誘拐の捜査願いを受けた警視庁の
刑事・ナミキ(小野川晶)とその部下・茜雲
(森田ひかり)も一筋縄ではいかない人間だった。
面白いと思ったのは、脇役4組全てが、人生がこんがらがり
過ぎた上司が強烈なボケ役となり、その部下がツッコミ役と
なっている点だ。それは
あたかも症状が悪化し超重病患者と化した上司を、
重病の部下が不器用にも介抱しているかのようにも見える。
茜雲は時よりボケ役にもなっているが。
各々のやりとりが凄く笑える。
主人公2人といえば、当初は
キタガワがボケ役かな?と思ったのだが、
どっこい徐々にトモちゃんにも問題が表れ始める。
2人ともボケ役でかつツッコミ役。
5組それぞれのやりとりに愛を感じずにはいられなかった。
ドロンジョ、デスラー、柄谷らによる言葉の争奪戦と
そこに巻き込まれ困惑する主人公2人とに
大笑いしつつ、その言葉が生まれるきっかけとなった
2人の過去に話は遡っていく。
その言葉は、2人の友情や嫉妬、夢や絶望、喜びや
悲しみ等、様々な感情が入り混じり誕生した言葉だった。
その言葉が生み出された過程や、そこに込められた
強烈なエネルギーと叶わなかった夢への労わりに、
拙者は親友に励まされているかのような勇気を感じた。
この感情を他の大勢の観客も味わったに違いない。
果たしてその言葉とは何なのか?
2人とその言葉にまつわる過去とは?
誘拐の目的とは?
この舞台、24年ぶりの再演だという。もちろん
今の時代に対応するように書き直されている。
24年前に初演を観たという深作健太氏が今回の演出家だ。
当時高校生だった彼は自信が持てず、自分が存在する
境遇や環境に「今ここにいていいのだろうか?」と
不安を抱いていたのだそうだ。この舞台を見て彼は胸に
熱いものを感じたという。
四半世紀の時を経て、昔感じた熱い思いで、当時の自分と同じ
憂いを持った現代人に光の差す方向を提示したいと
今回の再演を決意した。
彼の熱意は、深作氏と同年代やそれ以上の人達はもちろん、
初演上演後に生まれた若い人達まで、様々な観客の心を激しく
揺さぶったと確信する。
「BE HERE NOW」直訳すれば「いま、ここにいる事」。
今、劇場でこの作品を観た多くの観客が、24年前に深作氏が
体験したような熱いものを感じ、ここにいる事を感謝したに違いない。
それは時を越え、この先何年経とうとも、観る者の心の中に
残り続け、またいつの日か再び観劇したいと思うだろう。
まるで、かけがえのない親友がいつまでも心の中で生き続けるかの
ように。
名作の余韻に浸りながら、過去を現在をそして未来を
肯定しながら熱く強く生きていこうと思ったのは
拙者だけではあるまい。

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!
おぼんろ
王子MON★STAR(東京都)
2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
ああ、なるほど、それでこのフライヤーなのね、
と納得。誰にも顧みられることのない命を描いて、香気ある舞台に仕上がっていたと思います。あれですね、タクマ氏はかなりこうした命の生産現場、処理現場などを調べたのではないかな、と思われる節があって、私たちがあえて見ないようにしている現実や、鈍感を装っている事実を直視して、そこからこの物語を紡いだんじゃないかな、と感じました。だから、とてもダークファンタジーの一言でくくれるようなお話ではない、と思います。動物も人間も、生きていくためには原罪を犯さざるを得ないのだけれど、一番罪深いのはたぶんそこから一番遠いところにいるつもりの現代の消費者なんだろうと思う。たった一人、その罪を負わされる工場長の叫びが悲しい。舞台はすごく分かり易く、演技はいうまでもなく、衣装、音楽も素晴しかったです。歌も生で聞けるようになると言うことないですね。

ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2014/07/15 (火) ~ 2014/07/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
これでも家族です!
翻訳劇で崩壊していく家族の話は色々観てきたが、最初から崩壊してる家族は珍しい。
何しろ会話が会話として成立しない。無茶苦茶!
そして普段の会話では決してと言っていいほど使われない汚い言葉、心を刺す台詞。
演出、俳優陣の演技には深みがある。素晴らしい!舞台セットもらしさがでてる。
翻訳劇に興味がある方は観劇お勧めします(余談だが、俳優平岳大が観に来ていた)。ラストは翻訳劇によくあるパターン。
これでも家族か思うくらいひどい、そして怖い、こんな戯曲よく書けたものだ。
ラーシュ・ノレーンの名前覚えました!

河童
DULL-COLORED POP
吉祥寺シアター(東京都)
2014/07/18 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了
満足度★★★★
歌ありダンスあり、
盆踊りみたいなのまである割には、不思議と高踏的かつものすごく演劇的で、微塵もエンターテイメントだなんて思わせない、不思議なテイストでした。文学的と言ってしまえばそれまでだけど、人間社会の不条理さを突くとともに河童世界の矛盾も突いていて、芥川龍之介の世界を演劇化したらこうなるんだ、とするりと納得してしまう。河童たちの騒ぐ声(ピャーとか、ク~とか)が妙にリアルで可愛くて不気味だったなぁ。高い天井と奥行きを持つ吉祥寺シアターを若い熱気と影絵でうまく使いこなしていて、すごく楽しめました。面白かったです!

おむすび
劇団サミシガリヤ
シアター711(東京都)
2014/07/17 (木) ~ 2014/07/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
無題1173(14-221)
19:30の回(小雨)。18:50受付(受付順に整理番号)、19:00開場。
舞台にはカーテン、どんなセットなのでしょう。BGMに「だんご3兄弟」がかかり、調べてみると1999年1月に発表されたそうで、懐かしい。
19:20/19:27前説(105分)。19:32開演~21:14終演。4作目になりました。
「おむすび」「おにぎり」。温かくても冷えてもおいしいのは作り手の心がこめられているから。今夜のサミシガリヤのお話は羽座さん、役者さん、スタッフのみなさんが握ってくれたのではないかと思えるほどの優しさに満ち溢れた作品でした。
笑いと哀しみ、親子、兄弟姉妹、恋人...それぞれが寄り添いながら物語が織られていきます。
終演後「ノミの心臓(DVD)」を購入。この作品が初めてだった森山さん...その後も出演作を観に行って「石橋さま~」で4作になりました。

Get a Life(ご来場ありがとうございました!)
613
劇場MOMO(東京都)
2014/07/16 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★
あとからくる。
一人一人の物語が、バランスよく折り重なっていました。
『誰』の、というのではなく、『それぞれの』人生の一コマが丁寧に紡がれていて、見終わってから、それぞれのエピソードの一つ一つを、じんわり思いました。
肌に沁みこむ素敵な作品でした。
総合芸術としての芸術性も高いと思います。

Z・Aプロデュース公演『血の婚礼』
劇団『Z・A』
藤枝市ナリタオートショップ 2階道場(静岡県)
2014/05/18 (日) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
2人の天才演出家
2人の演出2バージョンともみたのだが、2つとも焦点にあてている人物がちがってまったく違う作品に見えてとても面白かった。
次回は違う作品で何バージョンかの演出を見てみたい。

マボロシ兄妹
悪い芝居
青山円形劇場(東京都)
2014/07/18 (金) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★
これは・・・(´・ω・`)
これ書いてる今、観終って2時間半は経ってるけど、いまだにキツネにつままれたような顔をしてる自分がいる・・・(´・ω・`)
や、面白かったんですよ、ですけども、っていう^^;
「俺と彬とあがさと酒と」での二人芝居バージョン以上に、脳が追い付かなかったなあって印象が。面白かったんですけど、ね。
上演前にキャストとか改めてチェックしないほうが楽しめそうかも、って気がしてノーガード観劇。出てくる役者出てくる役者、美味しいエキス垂れ流しの芝居で見ごたえがあり。
岡田あがささんは初演(?)に引き続き他の作品じゃあまり見られないような透明感が素敵だなあとか、ダルカラの塚越さんこんな役でやってるのも素敵だなあとか、いろいろ素敵ポイント多かったんだけど、「先生」役で面白い役者さんがいるなあ誰だろう?と思って終演後キャスト表みたらびっくり村上誠基さん。そんな変装してたわけでもないのに全然気づかなかった・・・^^;
前から二列目での観劇だったんだけど、乱舞ってるシーンとかで全体が俯瞰できるような、もうちょっと後ろの席で観たかったかな、ってのが心残り。

0号 -2014-
ゲキバカ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2014/07/17 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了
満足度★★★★
田中良子さん
戦争が絡むと、どうしてもやりきれない切なさが付きまとう。歌やダンスがあって、陽気なキャラや、癖の強いキャラが出て、どんなに笑いをとっても、それは響いてしまう。ならば、やりすぎのくどい笑い狙いのものなどなくてもいいんじゃないかと、ついつい思ってしまう。それらがなくてもしっかり成立した舞台だと思う。ほんわりとした田中さんの語り口、これだけでも充分感動してしまう。出来れば彼女に老いも若きもひとりで演じて欲しかった。