最新の観てきた!クチコミ一覧

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If you are happy and→

If you are happy and→

PLANT M

カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)

2014/08/25 (月) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

☆★美し過ぎる空間★☆
観劇後Tweetでも呟きましたが
美しくも愉しいアートと融合したお芝居!

劇場の can tutkuが不思議な空間へ!
そこで繰り広げられる切なくも愛しい旅!
その人の想いが感じられじんわり感動!

後半には美し過ぎる風景に鳥肌が(^^;;
空間いっぱいに広がる映画のワンシーンの様な描写
まるで外に居る様な気分になる空間の使い方はいいですね♪
他の劇団ももっと3階を使って欲しいですね!

多少理解出来ない部分ももありましたが
パワフルな役者さんの演技と
芸術的な色々な表現で最後まで見応えあるお芝居!
最年少のハッピーゲストの堂々たる演技にも目が離せない(^^)♪
時間が許せばもう一度観たい♪

☆印象的な役者さん
ハッピーゲストはズルい♪
笑う男の橋本浩明さん!上手い!

☆印象に残ったシーン
空間の使った表現が美しい!

キュン…!

キュン…!

チプコ劇場

シアター風姿花伝(東京都)

2014/08/28 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

マリッジブルー的キュン死に症候群!
昭和のヒット曲に合わせたテーマでの展開効果的で面白い!
けれども、本編とあとがき的最後の場面のどちらが伝えたいのか疑問?
上映時間約75分は短いのでもう少し観たかった。

ネタバレBOX

8年の同棲後婚約した和也と夢子。そこは良くある話で夢子はマリッジブルーならぬ”マリッジブルー的キュン死に症候群”なるものにかかる。一種の妄想病で血液中にときめき数が増え、その数がステージ4(キュン度)に達すると死んでしまう。
そこで、和也は病気を治すため、医者の指示で夢子の深層心理に入っていく。
キュン①OLの私と年下の男の子の恋愛妄想、キュン②歌手の私がボディガードとの恋愛妄想、キュウ③マネージャーの私と野球部エースとの恋愛妄想、キュン④私と偽物の和也との恋愛妄想。幸いキュン④で本物の和也は男友達に愛情表現の見本を見せてもらい、そのおかげで夢子に他人より強い愛情を伝えることができ、めでたく結婚に至る。
途中愚痴をこぼす場所、BAR”ささくれ”のママで和也の同級生間々田の癒しコメントとそれに合わせた医薬品の宣伝は最高!オロナイン、バンドエイド、太田胃散は是非とも縫って、貼って、飲ませて貰いたい((笑))!
オチがあって、男友達は実は同性の和也が好きであった為、見本となる愛情表現が上手くできたのである。
そして、何度も癒し相談に乗っていた間々田ママも和也が好きだった。
その二人は25年後もお互い一人であれば結婚しようと軽い約束をする。



そして、最後は
戦争で死ねなかったお父さんのために

戦争で死ねなかったお父さんのために

演劇企画「ある」

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★

ブッフォンって難解
つか作品の中で本作は未見だったため、観に行きました。戯曲は何度か読んでいたのだが、戦争が終わってはや69年、現代に合うようにストーリーは上手く改変されていました。今回、ブッフォンという手法を取り入れたとのことでしたが、正直難解でした。風体やメイクはおどおどろしく、私の好みにはあいませんでした。

YMCA~八巻モーターチアリーディングアクターズ~

YMCA~八巻モーターチアリーディングアクターズ~

空間製作社

萬劇場(東京都)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめます!
昨日観てきました。
休憩はさんで2時間40分あまりの長めの作品です。
スポ根ものでストレートな作風です。
出演者の個性がよく表れていて、素直で嫌味が無い舞台です。
プロローグとエピローグがあるのですが、何故必要かは?でした。
個人的には、劇場空間や設備(椅子)を考慮したうえでもう少し刈り込む必要があったかと思いました。
よりスピーディーな流れのほうが要所が活きたと思います。
その辺りは、制作者の英断に委ねられるのだと思いますが…。
なぜあの時代を設定したのかは不明。
「日本が元気だった頃」というのならそれをもっと反映させて欲しいかな?個人的な印象ですが。
パフォーマンス路線を行くのなら、やはりスピードが必要だし、その辺りをしっかり決めて掛った方がより良くなると思います。

アムステルダムの朝は早い

アムステルダムの朝は早い

劇団半開き

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

初見!
観ていてこんな感じで心折れていくんだあと。己と向き合いながらも、何処かで世の中の所為他人の所為と逃げても失う代償は大きい。

バーシブル

バーシブル

はちみつシアター

花やしき座 (花やしき内・多目的スペース)(東京都)

2014/08/28 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

元気になるけど腕が疲れるかも
ロミミから2回目の観劇、夜の花やしきへ出発しました。
序盤で、彼女たちの事はなんとなく解ってしまうかもしれません。
でも、会場、客席まで使って元気に走り!動き!
はちみつさん的なベタな所(期待を裏切らない意味)へと
徐々に盛り上げて行ってくれます。
ヒーローショーって事で途中、客席の方々(R企画の美人主催さん)
が台上に上げられたり、場所にあった台詞にして楽しいです。
最後は当然ダンス、拍手しすぎて手がちょっと疲れますね。
(ある意味、動物電気と似てるかな)
休日、気軽に楽しむならオススメだと思います。
ロミミで好演の若尾さん、ブルー的なクールな部分を見たかった
でも、完璧じゃないけど長物使うアクションはなかなかでした。

妥協点P

妥協点P

劇団うりんこ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

ネタばれ
ネタばれ

ネタバレBOX

劇団うりんこの【妥協点P】を観劇。
作・演出は【ままごと】の柴幸男。
高校の文化祭で催す演劇で、戯曲を書いた高校生に先生達が内容について訂正を求めていく先生VS生徒の戦いの様な物語。
すったもんだの挙句、皆の妥協点を掏り合わせていった結果は、最初に戻っていくという展開にはどうしても腑に落ちないのだが、それよりもそこまでに至る先生の言葉による攻撃、生徒の文章による反撃という武器を違えども、妥協というP点に向かっていく道筋は、観客をも険しさを感じさせるほどであった。

只今公演中の作・演出の柴幸男【わたしの星】とは全くの別の作風だ。
私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

月刊「根本宗子」

テアトルBONBON(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

また違った面白さ。
夢も希望もなくを拝見して、スズナリは行けず。
今回も土日前売り完売で有給で平日マチネなのに並んでる!
当日券で立ち見まで居る盛況ぶりでした。
夢も希望もなくはしんみりしながら時間経過が重くのしかかり
凄くぐっとくるものがありましたが、今回はちょっと違う方向性
(でも劇団員が絡むからベースは同じ、根本さんの身近なモノかな)
猥雑な男女の合コンから始まり、一見関係なさそうな天上界
そこが繋がってからが、もう大変なんだけど、最後壮絶になるけれど
でもふいを疲れて笑ってしまう、今回は一気に切り込む感じですが
どうしようもない結末の中エンタメ感のある演出で面白かった。
最初ポツドールみたいに一晩の話かと思ったけど違った、
そことなく「はたらく男」のラストを思い出したが、それより飛んでるね
TB完了。

ビルのゲーツ

ビルのゲーツ

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白い!!!
初ヨーロッパ、おしゃれ、洗練されていて大満足。徹底振りが素晴らしい!!!

ネタバレBOX

とあるビルのオーナーから呼ばれたIT関連企業の社員たちがオーナーに会うためにIDカードをかざしながら1階ごとにビルのゲートを開け続け、ひたすら上の階を目指す話。

とにかく徹底振りが凄まじく、同じようなシーンになりがちのはずですが、ちょっと長いかなと思うこともありましたが、2時間超をほぼ飽きることなく笑い続けました。

途中何度か映像による省略はありましたが、最初はただ開けて登るだけ、途中からクイズを解いて答えをインプットして正解だと開くようになり、さらには罰ゲーム付きになり、最初はスマートに解いていたのがその内他社の人たちとも協力し合いながらなりふり構わずになり、凶暴な動物と戦うようなサバイバルの様相も呈し、ギブアップボタンの誘惑や強要を耐え抜いたたった一人が約200階のビルを登り切りました。

194階あたりにいた人が何年も正解できなかった理由は皮肉でした。

かつてゴドーを待ち続けた人がいましたが、彼らはオーナーに会うために登り続けました。道は永遠に続きますがビルには最上階があります。

朝焼けか夕焼けのような幻想的な屋上の世界、これが何を意味しているのかは分かりません。もう当初の目的も何も忘れてしまっていますがそんなことはどうでもいいという気持ちになります。

舞台上には階段が数段だけ見えるようになっていましたが、それでも繰り返し繰り返し登っていると太った役者さんなどは汗びっしょりになっていました。千秋楽まで登り続けることができるのか少し心配です。
小堺クンのおすましでSHOW 29 A GANG IS HARD! ~ギャングはつらいよ~

小堺クンのおすましでSHOW 29 A GANG IS HARD! ~ギャングはつらいよ~

浅井企画

東京グローブ座(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

これは楽しい!オススメ!!
一部は芝居、二部は歌とトークバラエティ。
今公演で29回目(年1公演)という長寿エンターテイメントショー。
いやいや、小堺一機さんは、凄い芸達者だ!!
松尾伴内さんもいい味出してたなあ。
特に二部は大笑いした!
アンコールも良かった!
上演時間約2時間50分(休憩15分含む)。
場内アナウンスでは約2時間30分~3時間と流れていた。
アドリブ等で時間が読めないのだろう(笑)

ネタバレBOX

まず生演奏(バンド)の公演で、価格と劇場の大きさから考えて、とても贅沢な公演と思えた。

一部の芝居はフツ-かな。完全なコント芝居でニヤリと笑えるシーンが続出。
バンドメンバーも芝居に巻き込まれ、お気の毒(笑)。
そうそう、公演が29回目なので、主人公の名前がニック。
毎年公演回数で主人公名称を決めると言っていた。

見どころはなんといっても二部。
小堺さんの爆笑トーク。芸能界の裏話を物まねをしながらトークするのだが、
物まねもスゲー似てたし、トーク自体が笑えた笑えた!

「皆さん、ツイッターやfacebookで外部に漏らさないように」なんて言っていた(笑)。

アンコールでは、出演者全員によるタップバンスが披露されたが、これがまた良かった!
全員の息があっていて堪能できた!

満足度の高い公演で来年の30回公演、絶対観に行く!

安部公房の冒険

安部公房の冒険

アロッタファジャイナ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/08/23 (土) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

役者陣に魅了された
役者陣に魅了された作品でした。特に縄田智子さんが良かった。すごく魅力的な演技でドキドキさせられました。

安部公房の冒険

安部公房の冒険

アロッタファジャイナ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/08/23 (土) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

いくつもの対比を紡ぎ束ねる
戯曲が描こうとするものの要素が、演出の手法とあいまって、舞台上に明確に伝わってきました、さらには、骨組の明確さを支える戯曲と舞台の仕掛けに、役者の描き出すものが、淡々と奥行きをもった生々しさをかもし出す舞台でした。

ネタバレBOX

小さいところでのお芝居を観ることが多いので、小劇場PITの空間はかなり広く感じる。
特に前方の席だと高さに圧倒されたりも。でも、舞台が始まると、でも、その広さだからこそ4人芝居が描くものがすっとはまる。道化が綴っていく男の評伝的な部分も、ノーベル賞云々とすら言われた男の才のほどばしる姿も、家庭でのありようも、狡さとも感じられる男の姿も、その舞台の広さとともに混濁することなく研がれ、したたかに切り分けられて、舞台に置かれていく。前半には一人の男のパブリックな部分とプライベートな部分が、それぞれに羽を広げるスペースが舞台にあって、そのどちらの側面も、彼の一面として他の側面を浸食することなく舞台に置かれていく。

舞台に彼を多面的に織り上げていく仕掛けがいろいろになされていました。まず道化が物語の輪郭を軽妙にくっきりと描き出す。主人公の外面というかパブリックな部分が紡がれる上手のリビングダイニングを思わせる舞台には光があり、静謐な中に内なる熱を育む研究室や書斎の押さえられた色調との対比が生まれる。鮮やかな赤と生成りの質感を持った白に色分けされた二人の女性の衣装の色がそれぞれに印象を刻む。消えものや小道具の有無なども観る側にとっての暗示になっていて、たとえば上手の食卓に並んだ朝食や手に取る新聞などが男の外面を導き、小道具をなにも持たず女性とある下手の空間には舫いを解かれた彼の内面の想いが広がる。

それらの仕掛けの中に、緩急としなやかさをもって、男の姿が編み上げられていきます。舞台の表の部分の見せ場でもある、彼のあふれ出すような才気とその果実が熱と高揚とともに語られるとその裏側には、妻と、教え子の女学生との間を行き交う男の姿が置かれ、男の幼くすら思える姿が観る側を捉える。役者が語る台詞や所作にさまざまな一面を纏う男の感触が立体的に観る側の腑に落ちる。しかも、それらの束ねる役者が醸すものには、単に整合性をもって人物を組み上げるのではなく、少しずつ揺らぎが差し入れられて、生まれる密度の細微なほつれにキャラクターの実存感や内に抱くものの肌触りが育まれていく。
終盤、かつて小道具をもたなかった女性が本を持ち舞台上の対比が崩れ、妻との別居も語られて、彼からエッジの効いた表裏が薄れ消える。その中での、二人の女性のそれぞれに彼を受け入れようとする姿も異なる光となり老境の彼を照らす。それは、主人公を一面にとどまらず引き出す表裏とは別に若い彼と老境の彼を浮かび上がらせる対比ともなって。幾重にも置かれたと作劇の企てと、そこに血を通わせていく役者達のお芝居の洗練に時間を忘れて見入ってしまいました。

まあ、正直なところ阿部公房の著作自体や舞台については知識があまりなく、私的には主人公の姿をより満ちたものとして受け取るための自らの素養が欠けていたように感じ、むしろそのことで、役者達がそれぞれに描き出す人物の貫きや揺らぎにより捉われたりも。一人ずつの役者の空間を纏って舞台にある強さと、その広さを力として戯曲の骨格の中に血を通わせていく刹那の繊細な紡ぎ方、なかでも男が老境に足を踏み入れる中での其々のロールに編まれた色の移ろいが印象に残りました。
妥協点P

妥協点P

劇団うりんこ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

視座がドライ
 この感覚が気に入った。ドライにアイロニカルに突き放した視線が良い。
(追記後送)

ネタバレBOX

 高校の文化祭でクラスのダシモノとして演劇を選んだクラスがあった。「ロミオとジュリエット」を下敷きにした恋愛物であるが、設定は、教師と女子高生になっていた。これにいちゃもんをつけた教師があり、そのいちゃもんをおちょくる作者(高校演劇で賞の受賞歴あり)がいる。周囲の教師を巻き込んで侃々諤々の議論が展開されるが、話が煮詰まると妥協点を見出そうとする意見が優勢になりがちだ。然し、原則はどうするのだ? 
脱衣する蛹(さなぎ)

脱衣する蛹(さなぎ)

ポーラは嘘をついた―Paralyzed Paula―

早稲田大学大隈記念講堂(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/29 (金)公演終了

満足度★★★★

境界
 今作は、早稲田大学と美濃加茂市文化交流事業の学生演劇公演として、早稲田で教鞭をとった坪内 逍遥の出身地、美濃加茂市の“みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム芝生広場(雨天エントランスホール)で9月6・7日の18時半から上演される作品の東京プレ公演と銘打って上演された。今回は大隈講堂で上演されたが、本番は、雨天以外は屋外での上演になる。美濃加茂市は名古屋からJR美濃太田駅迄特急で約40分。北口から、徒歩約17分で現地に着く。無料公演、予約不要の自由席だ。興味のある方は小旅行を兼ねて行ってみたら如何だろうか? 

ネタバレBOX

 さて、本題に入ろう。登場人物は男女各々1人の2人芝居である。
若い夫婦だが、子供は居ない。妻が、恐れているもの・或いは状況があり、彼女は、部屋に閉じ籠ったきりである。夫が、必要のあることはしている。無論、家内で出来ることをするつもりは妻にもあるが、どういうわけか、最後の夕日を眺めている。この夕日を限りに、夜の世界へ移行してしまうのだ。而も、妻は完全な闇には耐えられない。従ってランタンなり何なりの灯りは、常に夫の準備すべきものであり、燃料補給も彼の責任である。屋外が闇に包まれて以来暫くは、妻の精神状態も安定していた、かに見えた。だが、虫が増えている。夜ばかりになった世界で人工の火は、蛾を吸い寄せる。この部屋、ガラス窓にも、蛾が当たって潰れる様が見え、音が聞こえる。だんだん、それは繁くなる。女は、自らの体に、虫が入り込み、皮膚の下で成長し、内臓を喰われたり、脳を喰われたりする気配を感じる。現に、夫は、一度、脳に虫の幼虫が入り込み、彼の脳を喰らって大変なことになりかけたハズ。そのような虫が、地震後、至る所にできた罅割れを通して、キーバードの隙間から、人間には気付かれないあらゆる微小な隙間を通って人間の体に達し、その体の中を喰い散らげながら、成長して行く。女がこのように認識すると、女の外部たる夫は、ゴキブリのような虫に変容してゆく。元妻と元夫は、互いの真実を求めてか、追い掛け会うが、とどのつまり、この行為は2人の魂に何も齎さないどころか、反復行為しか意味しない。女は未来を失くした。そして、彼女おメンタリティーは透き通ってゆく。邸の外では、消防車のけたたましいサイレンの音、女の周りは業火の咆哮。それを女は、超絶した意識のように扱っている。最早、其処に生き残る為のなにがしかの行為、或いは知恵を働かせようとの意識も無い。唯、外界を対象化し、事態を正確に把握仕様との意識のみが屹立している。
 By the way,くどいようであるが念の為、今公演は屋内で上演されているから、女は密封状態の建物に、自意識の壁を守られている形をとるが、本公演では、森が実在しており、意識の世界は、イメージの跋扈する世界である。この違いだけではなく、屋外での、役者の発声法や何より閉鎖系ではなく、開放系の空間内で女の持つ心理の閉鎖系を如何に描くかという点も大問題たらざるを得ないので、できれば、両公演を観たいものだとつくづく思う。作家のスタンスが、常に、今迄に無かった物の見方、局面を、極めて正確に言語によって規定しようとするように思われるので、尚更、基本的コンセプトは同一であるはず、或いは、傾向は変わらないハズの今作が如何様に演じられるのか、興味は尽きないのである。
 間違いなく才能のある作家であるが、自意識のドラマのみならず、外界に出会うことを目指してみては如何だろうか? 無論、大きなリスクを伴う。然し、最高傑作になる可能性も大きいと思う。自分対世界の構図を世界の内なる自分にアダプトしてゆく作業だが、ある程度、アダプトした上で、自由を再確認したり、泥が泥をこねつつ明日を夢見る大衆の感覚に近いものは把握できるであろう。
痕跡 〈あとあと〉

痕跡 〈あとあと〉

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2014/08/10 (日) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★

2回目のKAKUTAさん
3月に『彼の地』を観劇してからの2回目の劇団様。
『彼の地』が白なら痕跡は黒な感じ。ぃゃグレーかなぁ?
人の気持ちや行動が紙一重でこんなに変わるのか!!
って思わされました。

馬鹿やろう、そこは掘るな

馬鹿やろう、そこは掘るな

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

甘棠館show劇場(福岡県)

2014/08/26 (火) ~ 2014/09/04 (木)公演終了

満足度★★★★

面白かったけど。
この劇団は3作目の観劇だが、たとえば前作に比べるとドタバタ度が減った変わりに物語が加わった。しかしながら、登場人物が知らない事を観客は知っている、その辺りで笑いを取ろうとした様だが、その辺は難しい所だと思う。ちょっと、とっちらかった印象はいなめない。

シットアウト

シットアウト

tubbing

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても素敵でした!
登場人物が魅力的で、とても人間らしく、愛さずにはいられません。
お芝居ということを忘れる距離と演技力のため、登場人物の激しい感情の動きがはっきりと届き、観ている方も苦しくなります。
けれど最後は温かい気持ちになれる、素敵なお話です。
観ないともったいない、たくさんの方に観てほしいと思える作品でした。
私もまた観にいきます。

シットアウト

シットアウト

tubbing

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

軽いのに深い
極小空間で交わされる台詞がまるで“正確な矢”のように素晴らしい。
目指す相手にきちんと届く、それも無駄なく最短の距離で。
崖っぷちでそれぞれ切羽詰っている3人の会話はテンポ良く弾み、
三者三様の「ないものねだり」が丁寧に浮かび上がる。
脚本・演出、そしてキャスティングの妙を堪能した。
鮮やかな初日の充実ぶり、終演後の拍手がそれを端的に表している。

ネタバレBOX

ひとりの画家が死んで1年、一番弟子だった開人(大沼優記)のアトリエを
画家のマネジメントをしていた彩音(小玉久仁子)が訪れる。
画家の一人息子走(末原拓馬)もやって来て久々の再会をする。
だが実は3人とも、それぞれに追いつめられた状況にいた。
詐欺にあって大切な絵を失いそうな彩音は一発逆転を狙っている。
今や漫画家として順調な走はやはり絵を諦め切れずにいる。
そして開人は画家として致命的な症状に苦しんでいた。
画家が残した最後の絵を巡って、3人の思惑と過去が交差する…。


かつてアトリエでいつも一緒に過ごした3人は
それぞれ自分の才能と格闘しながら生きている。
誰かの才能を信じ、その才能を愛し、そしてどこかで妬んだりする。
人の才能より自分の才能を信じる方が難しいものだ。
だから誰かもう一人、一緒に信じてくれる人が欲しくなる。
その心細さやジレンマと闘い続ける芸術家の孤独が、普遍性を以て迫る。

亡くなった画家の、絵も人間性も全てを愛した彩音の独白に惹き込まれた。
小玉さんの台詞は抜群のタイミングで繰り出すテンポと勢いが魅力だが
中盤、亡き人を想って静かにくり返す「会いたい…」という台詞がひときわ光る。
毒を吐きつつ、大事なところでは素直になる彩音のキャラがはまり役。

大沼優記さん、“画家として決定的な欠落”を抱える男を淡々と演じて上手い。
元カノ彩音とのビミョーな会話も、小玉さんに上手く絡んでとても楽しい。
小玉久仁子が元カノって設定だけでもすごいのに、台詞で負けてないからまたすごい。

血筋も才能もあって、その気がなくても何だか上手くいっちゃうお坊ちゃま走。
彼の中に潜む“否定された故の執着”が首をもたげる様がリアル。
末原拓馬さんの“育ち良さ”と相まって生き生きとしたキャラがとても魅力的。

これはアテ書きだろうか、脚本の米内山陽子さんが生み出したキャラが
役者に素晴らしくハマっている。
小さな空間で3人それぞれの思いにスポットライトを当てる広瀬挌さんの演出も巧い。
軽妙な台詞の応酬で笑わせながら、人の心の深いところを突いて来る。
座組みの相性の良さも気持ちよく、忘れられない作品になった。

ニューシネマパラダイちゅ

ニューシネマパラダイちゅ

合同会社シザーブリッツ

劇場HOPE(東京都)

2014/08/23 (土) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

とっても大好きになりました!
Bチームは月曜以来観れてなくて、その後どう進化したのか気になってるんですが、平日のマチネーはなかなかなか行けないのでございます。そういう訳で本日もAチームだけってことになってしまいましたが、日曜にはBチームを観られることになってますので楽しみです。
今夜観たAチームは、回を重ねて役者さんたちが、持っている個性を存分に発揮するようになってきた感が強いです。それにしても今回の舞台は、出演者の皆さん全員、実力ある人達が集まってるなあ・・って思います。これは観る側には大切なことです。
で、いつものようにネタバレ無しで書かないといけないので、今日は役者さんごとに感じたことを書かせて頂きます。

岸田役の笠原賢人さん:何回か見ているうちに大好きになりました。自分の理想と与えられた現実の間を揺れ動く悩める青年の心を見事に表現されてます・・・って、シリアスな芝居の感想なら、こう書くんでしょうね・・・複数のシチュエーションを姿勢や声まで変えて実に見事に演じてますね~。笠原さん演じる「野○」に来週から会えなくなるのは、とっても寂しいです! 突っ伏して泣くところは、こちらも泣きそうです(?)。ところで本日は足につけてる茶色の小さな衣装の位置が上のほうになっていたのは何故ですか?

真宮寺役の高橋明日香さん:日々パワーアップする過酷な要求に良く応えてますよね!高橋さんの個性ある演技は客席全員の楽しみでもあります。週末も期待に応えてください!

黒沢役の伊藤さん:コミカルな演技上手いですね~この役が単なるお調子者ではなく強い意志を持った人物であることが良く判ります。

矢島役の和興さん:怖いけどホントはとっても、ひとのいい田舎の親○を、矢島さん以外には不可能なやりかたで演じられていました。今夜は客席最前列にも優しかったんですね~

田村役の伊藤さん:伊藤さんってチーム内に2名いるんですね・・・今日は表情に巾が出てきてワンステップ登ったようです。コミカルなシーンでもティピカルな表情表現から一歩進んで伊藤さんならではの表現が出てきました。ラスト近くでの、ヒロインの悲しく美しい表情と、泣き伏す「野○」を慰めに向かった時の一瞬の表情は、とても素晴しかったです!

この素晴しい舞台、あと2日しか無いなんて・・・

わたしの星

わたしの星

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

キャン待ちして良かった
当日券で入れるだろうと油断して行ったらなんと、整理券番号32で相当焦りました…。スタッフの方々のご配慮を頂いて、なんとか観させて頂きました(ほんとすみませんでした…)。

いちばん印象に残ったのはやはり役者さんでした。全員現役の高校生とのことでしたので、どんなに元気な芝居をみせてくれることやらと期待して入ったのですが、期待以上のドタバタ具合。何度も笑わせて頂きました。とは言えど、それぞれがしっかりキャラ立ちしていて、魅せるところはしっかり魅せる。少し間を取る場面が多くて疲れましたが、そこが舞台上であることをはっきりと思い出させてくれる役者さんばかりでした。こんな若々しい元気な役者さんたちに、淡くて、少し切ない演出が相まって、不思議な清涼感を感じました。また観たいと思える芝居でした。

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