最新の観てきた!クチコミ一覧

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Unbreakable-アンブレイカブル

Unbreakable-アンブレイカブル

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/09/04 (木) ~ 2014/09/09 (火)公演終了

満足度★★★★

ならではの芝居!
台詞は以前より少しスピードを抑えていて聞きやすく、一癖二癖ある登場人物は個性的で面白かった。
高橋さんはサングラス外すとそんなワルの顔ではないんですね(笑)!
あからさまにすべてがフィクションというBö-tanzらしさが出ていて良かったのですが、”七つの大罪、プライド”と比べるとイメージがしにくかったです。
理由は本題にはいるまでのコント的な話が多いこと、幻想世界の用語がイメージしづらいこと、楓とアルマの顔が似すぎていて頭が切り替わらないこと(双子の姉妹だから当然で言いにくいのだが)。
スクリーンは前回より大きくなり見やすくなっていましたが、”天使の羽”の映写はとても良いのですが、それ以外は印象が薄いので更にもう一工夫あるといいですね。

ネタバレBOX

今回は、はなださんメインの芝居ですが、天使とも思えないいわくつきの男3人(笑)がそれぞれ中心人物になるようです。次回は樋村役の木村さん、その次は棚橋役の高橋さん。続編パワーアップ楽しみにしています。
止まらない子供たちが轢かれてゆく

止まらない子供たちが轢かれてゆく

Cui?

アトリエ春風舎(東京都)

2014/09/03 (水) ~ 2014/09/16 (火)公演終了

満足度★★★★

情報量
溢れ出すセリフ、映像、音響、舞台美術が所狭しとせめぎ合う、目の前に展開される演劇は確かにスピード感があって面白いし、考えさせられたりもしたが、私には情報量が多すぎて全部は受け止められなかった気がする.この感覚は、若かりし頃の野田作品を彷彿せせる。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

月刊「根本宗子」

テアトルBONBON(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすが!な作品
ラスト以外はノンフィクション?と思わせる作品。実名で出ていたり、このタイトルだし、色々な意見があったのではないかと想像するが、ここまでの形で貫いた根本さんに拍手を送りたい。そして今後の作品への期待もさらに高まった。最前列からだと、上の部屋でソファに座った根本さんが見えないのが少しだけ残念だったけど、並ぶ戯曲のタイトルには思わずにんまり。

無意味な花園

無意味な花園

空想組曲

サンモールスタジオ(東京都)

2014/09/02 (火) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

最終日観劇
これまでのほさかさんの作品とは一線引いたような作品だった。

陰と陽、陰があるから陽がある、どちらも等しく価値があり優劣がなく二つで一つ、好きな男の前ではそんな二面性を垣間見た姫沼先生の対応の端々に自己投影する場面がなきにしもあらず(苦笑)。だけど、友人だったらそれで良いの⁉︎と説教かましたくなったり。彼女の場合、肝心の女友達がいなさそうだけど。歪んでいっているのに正常心を保ち、年下女子に言い放つ発言の迫力は年上女としての凄みがあり。年代的に姫沼先生よりなので見ていてどうしても彼女視点で見てしまったが、彼に対する行為は素直な恋心なのか接した上での同情なのか、それとも憐れみなのか、と同時に、2人は相互感情で陰鬱と落胆を補い、そこが却ってうら悲しさや慈しみの姿として浮かんで見えた。
真面目に生きてる人はなぜか虐げられる世の中、そんな劇中、赤ペン先生もとい佐川先生の存在が良心に思えた。
出演者4人とも素晴らしかった。
不揃いだけど激しく繊細で美しいラストでした。

ネタバレBOX

「相手に選ばれなかった」という言葉に似た状況で、ポツドールの愛の渦の過程をふいに思い出したが、こちらは近親相姦が与えた選ばれなかった悲しさ、それが成長すると失望感に変化するのはなんとなくわかる。芝原、雨宮への自傷行為に対する場面でのセリフには聞いてる方もグサッときたw

日常生活の不満、自分ではどうにもならない願望、格下と思われる相手には強く出る、そんなイマドキ女子高生の芝原。
趣理さん、これまでも別の舞台で女子高生役をやっていたが声を荒げたりすると、実のお母さんの声質に似ている事が多々あったけど(親子だから仕方ないんだけど)今回それが見られず、また違う一面が見られて良かった。
雨宮役の西井さん、普通に喋る男子校生セリフ、意外と難しいと思うんだがスラスラ聞きやすく、そこがまた役者としての素質があるんだろうな、と印象に残った。
神と遊べば

神と遊べば

コロブチカ

小劇場B1(東京都)

2014/08/19 (火) ~ 2014/08/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

爽快!!
面白ろカッチョよかった。こういストーリーはベタでどストレートな方がいいと思うし、潔さを感じる。個人的にはもっとテンポアップしてもいい気がするが、キャラクターが多いのでこのくらいの丁寧さがちょうど良いのかな。全員でのダンスシーンが一番好き。できればコロさんをもっと観たかった。

ダーリン!ダーリン!

ダーリン!ダーリン!

劇団ズッキュン娘

シアター風姿花伝(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/18 (月)公演終了

満足度★★★★

Bチーム
個人的にはBチームの方が好き。ズッキュン娘はまだ3作品目だけど、どんどんパワーアップしていて楽しみ。

ダーリン!ダーリン!

ダーリン!ダーリン!

劇団ズッキュン娘

シアター風姿花伝(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/18 (月)公演終了

満足度★★★

Aチーム
面白かった。けど、イケメンを登場させないことでの良い面より、悪い面がやや勝てしまっている気がした。

ボンゴレロッソ

ボンゴレロッソ

A.R.P

サンモールスタジオ(東京都)

2014/08/12 (火) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
凄い楽しかった!かぶりつきだったので、色々どアップが過ぎる所もあったけど、それも含めて大爆笑。そして最後ちょっと泣いた。バンドものはラストで残念なことがあるけど、演奏もダンスもとっても良かった♪

HOTEL CALL AT

HOTEL CALL AT

メガバックスコレクション

南大塚ホール(東京都)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

第二の旅行、乗継ホテルへようこそ!
生と死との境目で彷徨う魂が覚悟を決める場所。それが”ホテルコールアット”
舞台美術、衣装とも素晴らしい。タブーとされる死からの生還を許可する愛のある支配人のまとめ方は心和み、”死ぬことも悪くないかな”と感じさせる舞台でした〔でも早死は勘弁(笑)]。他に観た生と死の間の霊の芝居とはひと味違った芝居で面白かったです。
フロントガールのシンクロでの台詞は辛い場所というものを感じさせない要素の一つになっていて良かった。

ネタバレBOX

人間は2つの旅行をする。
第一は”生の世界”の旅行、そして第二の”死の世界”の旅行。その間で必ず宿泊するホテルが”コールアット”。1度はチェックインしたらチェックアウトするまで出られない。そして、チェックアウトは死の世界へ旅立である。
死=無であり、全ての感覚や感情が無くなるのである。
或る晩、バスが事故に遭い、乗客と運転手8人が死亡したということで、このホテルに訪れる。各々事情があり死は受け入れられないと語り合う。ホテルの主トライアラスキーは死の世界の人間の為、通常だとお酒を飲んでも美味しいという感情はでないのだが、なぜか違う。美味しく感じてしまう理由はポーターのフェイズランド(死神)が連れてきた8人の中に一人だけ生きていてその人間の生への執着の影響の為である。これはあってはならないこと、すぐに生きている人間を探し、一人だけ生還させようとする。その方法とは、8人皆にベルを渡し、生の世界に戻って欲しい人間に投票するということだった(勿論自分への投票も可)。投票後生還する人間は決まったものはアベック片割れの女性であったが恋人と離れて生きる勇気がないと決断がつかない。そこでホテルの主とポーターの取った行動は?そしてひとり生きている者とは・・・。私は意表をつかれました。
怪奇!!蛸人間誕生

怪奇!!蛸人間誕生

ぐにゃり

青年センター ワンコイン実験シアター(福岡県)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/19 (土)公演終了

満足度★★

竜頭蛇尾
ぶちかましてくれるかと期待したが、舞台の進行とともに期待は萎んで、竜頭蛇尾に終ってしまった。

詳細は、「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

福喜多さんちの三兄弟7

福喜多さんちの三兄弟7

劇団925

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

日常が・・・
テレビで見る短時間のお家コントのようでありながら、
時間は、あっという間に経っているという、
なんなのだろうと思いながら引き込まれてしまう作品でした。
大型台風で、家がえらいこっちゃになるのかと思いきや、
でも、台風という設定がないと続いていけない、
すべてが、次へ次へと組み立てられています。
できた脚本に、みなさんの演技、本当に、お宅を覗いているような気になりました。
これから、何が起こるの、どう進展するのと、先が見えないまま、
でも、ほんわかな家の様子は、おもしろく、
結局、台風のようにやってきたお二方の悩みを解決するのが、軸だったのかと気づいたころには、終盤でした。
登場しないけれど、存在している家族、いつ帰ってくるの、どんなリアクションしてくれるのと、待ってしまいます。
誕生会まで、想像できてしまいます。
福喜多家に引き込まれてしまうのでした。

マナナン・マクリルの羅針盤

マナナン・マクリルの羅針盤

劇団ショウダウン

シアター風姿花伝(東京都)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1240(14-279)と1241(14-280)
9/6 19:30の回(曇〜雨)。18:45受付(チケットレス、整理番号券あり)、19:00開場、19:30開演〜20:27、休憩、20:37〜21:48終演。

9/7 11:00の回(曇)。10:15受付、10:30開場、11:02開演〜11:59、休憩、12:10〜13:20終演、アフタートーク(ゲスト 池亀さん)〜13:40。

ということで、続けて2回観ました。一人芝居にはあまり関心がないのですが、7月下旬、奈良出身の20歳の女優さん(松岡千明さん)が、20歳だから20回の公演「銀色の、ブルウ」を行ったのを観に行き(この時も2回)、とてもよかったので、京都出身の林さんも観てみようと思った次第(いい加減な動機ですみません)。

上手に帆船を模した造形、下手に深紅の布が乗ったテーブル、ロープが何本もかけられ雰囲気良好。

情景の展開が丁寧なのと、ガイド役&すべての登場人物を演じる林さんの演技、照明・音響の効果が一つになり、目の前に現れる大海原、港の酒場、海上の闘い…胸躍る大冒険でした。一人芝居はあまり動くことがないと思うのですが、林さんの運動量、役ごとに切り替える声、トーン、感情の揺れ、高ぶりが終始コントロールされていました…感嘆。

終演後、台本とCDを購入、また観たいと思います。

夏の砂の上

夏の砂の上

作戦会議

Ito・M・Studio(東京都)

2014/09/03 (水) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

見応えのある芝居
(観劇日当日のtwitterより)

作戦会議第4回公演「夏の砂の上」拝見@Ito.M.Studio 代々木上原。代々木上原東口を出て、まっすぐ、しばらく坂を登りきったところ、右折、住宅街のまん真ん中に、小さなスタディオ!50人程で一杯、補助席も出る盛況。2時間20分、休憩なし。こういう劇場があるのか…。

ネタバレBOX

ある一家族の一部屋を、覗き見ているような錯覚に陥るリアリズム。人生あまりうまくいっていない人々の姿を淡々と描き、長崎弁の独特の柔らかさが、それらを包み込む。6畳一間が良く作られていて、そこに出入りする人たちの人生が垣間見えてくる。「夏の砂の上」にいるような日照り感も、雨が降れば。

大したことをしゃべっているわけではないし、台詞のいい返しも多いのだけれど、あのながーい「間」の取り方はどう。あの「ながーい間」の間に、いろいろなことを考えてしまうわけ。たっぷりとした「間」の芝居を久しぶりに観た思いがする。役者の間合いが上手い、作戦会議【夏の砂の上】。
回禄のニライカナイ【アンケート即日公開】

回禄のニライカナイ【アンケート即日公開】

劇団バッコスの祭

あうるすぽっと(東京都)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/08 (月)公演終了

満足度★★★★

観ている客がアクションを起こす事はないのか。
難しい題材をよくやったと思う。

ただ、今回、ここはちょっとどうだろう?
という部分が結構ありました。
面白くなかったから不満を述べているのではなく、面白かったからこそ、と言うのを先に明記しておく。

ネタバレBOX

公演中に客席で公安が騒ぎ出すところからはじまるのですが、凄いピントのずれたところから言うと、戦争とか難しい事の前に客席であんなに騒いでいるのに誰も何も言えない世の中になって欲しくないなあ。
誰もとは客もと言う意味で、あんなん客の誰かが文句言うだろ、と。

先に言ってしまうとこれはラストも同じで、「殴られている間、公演を止めさせない」と言うのが自分にはどうしてももやっとしてしまって。
芝居外でそんなことが起こっていて、黙って観ている客ばかりかなと。
特にあの場面に居合わせた客というのは、その芝居が違法と知っていて観に来ている客のはず。
良くも悪くももっとアグレッシブでしょう。
躍り出て何とかしようとする客もいるんじゃないかなあ。

客の視点が抜けてしまっていた様。
客としてはそう思えた。
単純に「芝居を壊す存在を許す客ではいたくない」と自分は思っています。
今回の主旨とは全くずれてるとは思いますけどね。


テーマに捕らわれすぎ、とも実は思う。
劇中でも「なんで芝居なの?」という自問自答があったので分かっているのだろうけど。
今で言うと芝居を観ていて震災の事とかひょいと出てくると、そういう出来事が芝居に影響を与えてしまうのがちょっと悲しいと思う。
テーマとがっちり向き合った作品はまあ違うのだろうけれど。
そのテーマに捕らわれなければもっと別の事が出来たかもよ?
というところまで考える。

劇中の劇団にしてもそう、一番面白かったのはオリオンビールのところだったり。
テーマに対する使命感とかは決して芝居の為にはなっていない、そういうことなのかなと。
そんなことを客に感じさせない様にうまくやれればその限りでは無いのかもしれない。

一点だけ、不満の部分があって、芝居を面白くするツッコミが一ヶ所不要に感じた。
そんな心境にないだろうという人物が急にツッコミを初めて違和感。
面白さの為にその人物の心境を無視するのは良くない。
あ、感じてたキツさってそんなもんだったんだ、と思われていいのであればOKだとは思うけど。

劇中、劇団員が抜けていくけれど、端役から抜けていくのが少しご都合に見えなくも。
覚悟が足りないから端役だったんだよという現れなのか。
そうではないと思うので、もっと別のやり方があったかもしれない。


端役にももっと物語を持たせられるのではとも思った。
特に劇団員、レギュラー(あ、これはバッコスの方の話)をもっと大事にしても良いと思う。
アンサンブルもいたけれど、違いがあまり無く感じて。
別の芝居にあった端役の忍びにすら友情の背景があって、と言うのが好みだったからというのもあるけれど。


テーマがやはり難し過ぎた様に思う。
こういったテーマをやるのが色だとは思うので、それこそ判断が難しいけど、方法は色々あると思うので、違うアプローチとかも観れたら嬉しいです。
期待。
マナナン・マクリルの羅針盤

マナナン・マクリルの羅針盤

劇団ショウダウン

シアター風姿花伝(東京都)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

「マナナン・マクリルの羅針盤」最高!
とにかくナツメ脚本の真骨頂を!
林遊眠さんが一人で2時間10分やり切るのだから!
それがこれだけの熱を生むのだ。

観終わった後の充足感はやばい。

セリフが、間が、途切れると様々なご意見、
それらを聞いた上で尚、
僕の心をここまで揺らすのは何故か?
ラストシーン、自然に鼻をすすりあげる僕はとても幸せだった!!

ネタバレBOX

この作品には両極のお客様がいる。

受け入れられる方と、
受け入れられない方。

とてもシンプルなものだ。
その理由もまっとうな理由。
しかしそれを受け入れられる方の理由もわかる。
それぞれの持つ機軸が生み出す溝だ。

両社が交わることがないかもしれないが、
僕は受入れられる方を探す旅に出る方の船に乗ったのだ。
だから、
僕は満足している。

東京公演にもかかわれて僕は幸せだった。
セリフが膨大過ぎてもっとセリフを削ったらとか、
何度も詰まっているのが・・・・とか、
役者に疲れが溜まっている・・・とか、

乱暴な言い方で悪いが、そんな事ではないのだと断ずる。
この作品は女優の一人芝居トライアスロンである。
いや言い換えるなら24時間TVのマラソンランナーなのである。
萩本欣一が老体にムチ打ってボロボロで顔も蒼白になりながらゴールにたどりつくことに壮大な感動を生むのである。

このショウダウンの一人芝居は、それなのである。
林遊眠さんが走り続け、
ゴールテープを切るのを僕らは手に取り見守る公道のオーディエンスでしかないのだ。
勿論、その作品をサポートするのはその道のプロばかりである。
音楽、音響、照明、舞台セット、スタッフ、応援者、お客様。
このスタッフはその「林遊眠」の走り切る姿に、
志を同じにして並走するランナーなのである。

だからこんなに評価が分かれるのかもしれない。
だが、
こんなにスタッフに愛される作品はなかなかにない。

一緒に走れた事を心の底から嬉しく思います!


また走りましょう!
夏の砂の上

夏の砂の上

作戦会議

Ito・M・Studio(東京都)

2014/09/03 (水) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい
「演劇」本来の姿という印象を受ける作品。
<喪失感>
我々は日々何を失いながら生きていくのだろうか。
頭の中で理屈を捏ねながら観る作品ではなく、
舞台との時間を共有することで感じる作品といえる。

春田純一はじめ、役者たちの演技は素晴らしいに尽きる。

マナナン・マクリルの羅針盤

マナナン・マクリルの羅針盤

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2014/08/16 (土) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

間違いなく最高傑作!
とにかくナツメ脚本の真骨頂を!
林遊眠さんが一人で2時間10分やり切るのだから!
それがこれだけの熱を生むのだ。

観終わった後の充足感はやばい。

ネタバレBOX

この作品には両極のお客様がいる。

受け入れられる方と、
受け入れられない方。

とてもシンプルなものだ。
その理由もまっとうな理由。
しかしそれを受け入れられる方の理由もわかる。
それぞれの持つ機軸が生み出す溝だ。

両社が交わることがないかもしれないが、
僕は受入れられる方を探す旅に出る方の船に乗ったのだ。
だから、
僕は満足している。

大阪公演にかかわれて僕は幸せだった。
Unbreakable-アンブレイカブル

Unbreakable-アンブレイカブル

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/09/04 (木) ~ 2014/09/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

現代の悪
 ギリシャ神話に登場する創世神ウラヌス、その息子で父の秘所を金剛(今作ではアマダス)の斧で切り取り海に投じたクロノス、旧約聖書偽典“エノク書”などを下敷きに、グリゴリ(地上を見張る為に使わされた天使達200人だが、人間の女と結婚することを選び、為に堕天使となった。彼らは人間には、禁じられていた技術や化粧を教えた。これが原因で男は闘うようになり、女は媚びを売るようになって、地上は退廃したという)や、ネフィリム{神(今作ではグリゴリ)と人の間に生まれた巨人、身長は1350mあったという}、グリゴリを狩る為に使わされた4人の天使達の織りなす一大スペクタクル。天使が人間を愛し、子を為したからと言って、それが罪か? とのグリゴリ達の問いは、痛切。無論、本作内容は、上記のようなうわっつらだけでは無い。(体力限界なので、1行か2行本質的なヒント追記)

ネタバレBOX

 IAEAとWHOは協定を結んでいて、核が関係すると疑われる健康被害に関しては、WHOは、IAEAの言う事に逆らえないんだよね。(コリッチの読者にまさか、IAEAやWHOが何を意味するか分からない人はいないよね。無論、まじめにそんなこと思っていないから安心? してね。 と言われてるのは、どういう意味か分かってなかった人は、考えてね)一応、説明しておくと、IAEAは国際原子力機関。WHOは世界保健機構だよね。で、IAEAは、核、殊にアメリカの核戦略体制を優位に進める為に「世界」(「」がついていることに注意)各国への軍事的核の拡散防止と、「平和利用」(「」の意味を考えよ)原発推進を両立させる為に作られた組織と言っていいよね。他にも多々あるのだけれど、本日、これまで。調べたい人は自分で調べてみてちょ。英語以外に、フランス語文献、ロシア語文献などがあるにゃ。自分はロシア語は読めないので直接あたっていないけどにゃ。翻訳で読んでいる。
 まあ、今作を神話形式にせざるを得ない背景は、このヒントをキチンと追うだけの能力があれば、自ずと見えてくるよ。も一つだけヒント。エートスプロジェクトのチェルノブイリと福島を調べてごらん。その上で、ホントに科学的な知見を比べて見ると良いにゃ。世界の為政者共の狂気が分かるハズだから。一応、参考書。「国際原子力村」合同出版、「調査報告 チェルノブイリ被害の全貌」岩波書店など日本語で読めるものを挙げておく。それと、核物理学に関しても、京大の小出さんの本は読んでおくべきだろうにゃ。この程度は最低限、今作を理解する為に調べるべし。これ常識!
脱衣する蛹(さなぎ)

脱衣する蛹(さなぎ)

ポーラは嘘をついた―Paralyzed Paula―

早稲田大学大隈記念講堂(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/29 (金)公演終了

満足度★★★★

無題1239(14-278)
17:00の回(晴)。16:35会場着、受付、中へ。16:45/56前説(アナウンス、50分)、講堂らしい講堂、舞台が高いので少し後ろ(E列)に座ります。緞帳がおりていて、手前に照明。17:05開演ブザー、ヴァイオリンが聴こえてきて(長い…)開演〜17:48終演、アフタートーク17:59〜18:30。

台の上に大きなベッド、「蛾」に侵食されるのは「外」か「内」か…というお話のようです(違ってる?)。

大隈講堂に入ったのは2回目(学生時代、模擬裁判をみました)。アフタートークで、声がよく届くというお話がありましたが、そうも思えず、舞台上の空間に吸い込まれてしまうように感じました(やや聴き取りにくい)。

「余白(2013/5)」からで4作目、早稲田で唯一続けて観ているユニット。「ある程度の教育」の映像(全編)がYouTubeにあります。

劇中、「何かが道をやってくる(Something Wicked This Way Comes)」という作品のタイトルが意識にのぼる…何十年も前に買ったのに未読。「侵食」「妄想」「寄生」「本物」「逆流」、本作の説明にあるコトバ→ヒッチコック「鳥」、ウィンダム「トリフィド時代」、マシスン「地球最後の男」、十七戦地「花と魚」…勝手にいろいろ展開。

もう終わっている「みのかも文化の村」の公演では、室内版とは異なる演出を考えているということでした。

末路へ至る道しかみえないにもかかわらず、女は感情を喪失し、何をみて、何処にいるのか…とても刺激を受ける作風でした。蝕まれて、溶けてゆく内側、観客すら巻き込んだ外側、拒絶される外側、森。

「Your inside is out when your outside in…」White Albumですね。

アフタートークで、福澤さんのダンスについてのコメントはなかったのですが、履いていたのはダンスシューズ(?)、回転する時、縦軸がぶれないので基礎がしっかりできているのではないかと思い、劇団森のサイトに行くと、ダンス公演ありました。

グレーテルの妹

グレーテルの妹

シアターノーチラス

OFF OFFシアター(東京都)

2014/09/03 (水) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

最終日に拝見
 いつもながら、日常の何気ない些事に鋭く深く丁寧なタッチで切りこんでくる、シアターノーチラスの冴えが光る。この劇団の持ち味は、しみじみ考え込ませるような作品を毎回練り上げてくることで、大した力量である。今後とも見続けたい劇団の一つだ。もう一つ、話題性を獲得する為に、社会的事件と絡める手法を取り入れれば、ブレイクするは必定。(ネタバレ追記後送)

ネタバレBOX

 ヘンゼルとグレーテルは、1度目に森に入った時は、道しるべに小石を落としていったのに、2度目は何故、小鳥に食べられてしまうパン屑を撒いていったのか? いきなり鋭い問い掛けが為されて、物語は始まる。この問いと答えは、妹が出すのだが、認知症の初期段階にある父は、最近では、毎日、森に出掛けるのである。行く場所は、決まっているので、捜索に手間取ることは無いのだが、失踪した母を探して、毎日森を彷徨い歩くのが、日課になっていたのだ。

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