HOTEL CALL AT 公演情報 メガバックスコレクション「HOTEL CALL AT」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    第二の旅行、乗継ホテルへようこそ!
    生と死との境目で彷徨う魂が覚悟を決める場所。それが”ホテルコールアット”
    舞台美術、衣装とも素晴らしい。タブーとされる死からの生還を許可する愛のある支配人のまとめ方は心和み、”死ぬことも悪くないかな”と感じさせる舞台でした〔でも早死は勘弁(笑)]。他に観た生と死の間の霊の芝居とはひと味違った芝居で面白かったです。
    フロントガールのシンクロでの台詞は辛い場所というものを感じさせない要素の一つになっていて良かった。

    ネタバレBOX

    人間は2つの旅行をする。
    第一は”生の世界”の旅行、そして第二の”死の世界”の旅行。その間で必ず宿泊するホテルが”コールアット”。1度はチェックインしたらチェックアウトするまで出られない。そして、チェックアウトは死の世界へ旅立である。
    死=無であり、全ての感覚や感情が無くなるのである。
    或る晩、バスが事故に遭い、乗客と運転手8人が死亡したということで、このホテルに訪れる。各々事情があり死は受け入れられないと語り合う。ホテルの主トライアラスキーは死の世界の人間の為、通常だとお酒を飲んでも美味しいという感情はでないのだが、なぜか違う。美味しく感じてしまう理由はポーターのフェイズランド(死神)が連れてきた8人の中に一人だけ生きていてその人間の生への執着の影響の為である。これはあってはならないこと、すぐに生きている人間を探し、一人だけ生還させようとする。その方法とは、8人皆にベルを渡し、生の世界に戻って欲しい人間に投票するということだった(勿論自分への投票も可)。投票後生還する人間は決まったものはアベック片割れの女性であったが恋人と離れて生きる勇気がないと決断がつかない。そこでホテルの主とポーターの取った行動は?そしてひとり生きている者とは・・・。私は意表をつかれました。

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    2014/09/08 15:32

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