最新の観てきた!クチコミ一覧

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ひなたのなかのこども

ひなたのなかのこども

風雷紡

d-倉庫(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/19 (火)公演終了

満足度★★★★

見応えありました
思いがけず野崎淳之介に再会できて嬉しかった。
戦後すぐを舞台にしたシリーズ物なのですね。気が早いけど、
来年も見に来たいと思った。
それくらい時代背景と脚本が自分好みの作品。Twitterでも呟いたけど、うだつの上がらない探偵と下宿の女中さんのやり取りって、それだけでニヤニヤしちゃうくらいツボ。
人の心の闇を垣間見て謎を解く探偵物には、
観客がふっと力を抜けるシーンが大事だと思うので。
全体の緊張感とのバランスも良かった。

廿浦さん演じる総裁は誠実さと人間味がある。
だからこそこの展開は辛く、やりきれない哀しみが残った。

個人的には妻の心情がもっと知りたかった。 彼女は何を思い、あの行動を取ったのか。(演出の感想はネタバレで)

ネタバレBOX

最近目に止まった言葉に、舞台は観客の想像力があって完成するものだというのがあって、シンプルな舞台装置の本作でそれを実感した。
力尽き、線路(に見立てた2本の横木)に伏す国鉄総裁。
機関車の音がどんどん大きくなり、最大になった瞬間、
機関車本体が見えた…気がした。正確には、思わず目を閉じてしまったのだけど…
そんな体験をさせてくれて感謝です。
おせっかい母ちゃんリビングデッド

おせっかい母ちゃんリビングデッド

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2014/08/08 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^^)/日曜のの夕方、下北沢で
[ぬいぐるみハンター]の、
【おせっかい母ちゃんリビングデッド】
を観てきました☆
面白かったです。
細かい笑いはいっぱい、
場面転換のテンポも良く、
「半自伝的なマザコン宣言」
という内容が秀逸です♪
観劇日記をブログに書きました。

オレンジ新撰組 リターンズ

オレンジ新撰組 リターンズ

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/11 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったー
オンナにモテたいというある意味純粋(笑)な理由であるが、それだけじゃなく、男気も描かれててよかった。評判通り面白かったー。
しかし、亀のネタのひろいっぷりから突っ込みぷり(笑)は見事であったが、やはりそれ以上に牛子は噂以上に破壊力(笑)が凄かった。もう、出てきたときから目が釘付けでしたり。

3 crock

3 crock

演劇集団 砂地

吉祥寺シアター(東京都)

2014/05/09 (金) ~ 2014/05/12 (月)公演終了

満足度★★

箱があってない感じ
物語の展開的にそういう演出になるのはわからないでもないが、舞台の広さに比べちょっと照明が暗すぎるかな。また、関係性がちょっとわかりにくかった(掴みづらかった)かな。もう少し小さめの箱での上演が合いそうな感じだった。

永遠にムーン

永遠にムーン

合同会社シザーブリッツ

サンモールスタジオ(東京都)

2014/05/01 (木) ~ 2014/05/11 (日)公演終了

満足度★★★

イヤー茶番
うん、確かにいろいろ茶番だった。ただ、茶番だけで進むかと思われたが、終盤明らかになる秘密により一気に物語の色が変わった。面白かったです。しかしあすぴー、あの演じ分け、本当そう見えたなあ。

上田ダイゴ×泥谷将(Micro To Macro) トークライブ

上田ダイゴ×泥谷将(Micro To Macro) トークライブ

上田ダイゴトークライブ

ク・ビレ邸(大阪府)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/13 (水)公演終了

満足度★★★★

チンピラメソッド “ら”

泥谷さん 和服に扇子 茶色い扇子がドスに見えてしまった。
父は中日ファン じゃりんこちえの父の様。
ヒジヤと読めないです(泥沼)って・・・。
初めて観る、お題で、議論 論争するトークスタイル。
おやじ3人加齢臭トライアングル内側に客が座らない。 (^_^;)
チンピラメソッド “ら” を舌を巻く
やっぱり扇子がドスに見るわ!! 
いやー 面白かった わ!!

ハムレット

ハムレット

京都芸術センター

京都芸術センター(京都府)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/07 (月)公演終了

満足度★★★★

囚われない、秀逸な舞台
エネルギッシュにハイテンポに駆け抜け、「ハムレット」が「悲劇」であるということをちゃんとわからせてくれる秀逸な舞台だ。たくさんの「ハムレット」を観てきたがそのなかでも、日本人による舞台化としては最高の舞台だ。

詳細は、「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

TOKUGAWA15

TOKUGAWA15

タンバリンステージ

ザ・ポケット(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★

ありがとう♪
えっと、ちょっと期待してたんだけど、正直あまりささらなかったかな…

すみません(。>д<)

おそらく僕が劇場に道迷って、なんとか上演前に着いて落ち着いてなかったのと、裏設定とか知らなかったのと、歴史をよくわかってなかったからいけなかったのです。

でも終わりに近づくに連れオモロカッタです。

小川達也君ありがとう~

ネタバレBOX

僕はこの芝居で稲垣希を初めて知りました~

一目見て、たぶん心、奪われてしまったような気がしやす。

影薄いOL役という設定でしたが、輝いてましたぜ♪

結構目立ってたけど、誰にも相手にされずかわいそうでした~

稲垣さんスタイル良いしな、そこも心持ってかれた~

椎名 亜音さん…総理役良かった

穐田 和恵さん…可愛いかった。まじで可愛い

原田 樹里さん…可愛いかった。キャラメルボックス好きなので憧れます♪

京本 有加さん…これまた可愛い♪絵が上手い!

平山 空さん… 貞子みたいな役だっけ。 良かった♪

大音 文子さん…記者役 良かった♪

川崎 清美さん…劇団員役 良かった♪おもしろい♪

米倉 千晶さん…バキューム・ローズ役 可愛いかった。可愛い♪

内山 智恵さん…主婦役 空手3段だって~ マジか

和田 裕太さん…おかまバー店長役 良かった♪おかま役って難しいだろうなぁ

小川 真琴さん…会社経営役 元モーニング娘だよ~ カッコいい

畠山 U輔さん…メーカー営業役 良かった♪カッコいい

小川 達也さん…教師役 小川君教師役だったのか~!今知ったよ
久々芝居観に行ったけど良かった♪やるな~

宮崎 良太さん…秘書役 良かった♪しぶい

千代 祐一郎さん…劇団員役 良かった♪ありがとう~

工藤 詩織さん…バキューム・パール役 可愛いかった(^^)

森本 未来さん…ニート役 このチラシではメガネかけてないけど芝居のときかけてたよなぁ!? まっいっか~ 良かった♪

加藤 凛太郎さん…劇団主宰役 ずっと怒ってた印象がある。こえぇ

富山 智帆さん…図書館勤務役 良かった♪リングアナもやってるとわ!

堀口 茉純さん…医師役 ますみと詠むのか…可愛い♪お江戸系アイドルとな。すごーい

福吉 寿雄さん…不動産屋役 俺より1つ年上かぁ~ 1つだけか

大島 翠さん…離婚希望主婦役 みどりって読むのか~
良かった♪

小鷲ヒカルさん…バキューム・菊江役 可愛い♪超可愛いかった。笛かなんか吹いてた

光井 愛佳さん…日替わりゲスト 可愛い♪元モーニング娘?

小林 玲さん…透明少女で助手役で出てた美女 見たかったなぁー

それではまた(^o^)/



始動

始動

劇団ガンダム

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2014/08/09 (土) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

舞台にGの照明があった
舞台にGの照明があった、司会 エターナルケイコ
演劇人が取組んだエンタメ
// タムラ食道 塩の在庫が切れた、子供// 何している こんな夜に タムラさん 塩の受け渡しを 元ジオン軍 訛りがある ホワイトベース 1/100
阿古屋さんダンス かっこいいわ。

緑の奴等
攻撃される 擬人化 新兵器 新人 ひとみちゃん動かしてみましょう
// ガンダムの視界でギューってして下さい村田さん 戦場に色恋は
//10発しかない 仲間が撃たれる。
火貸してくれるか

ガンダムUC
からまわりえっちゃんのパワーマイム 力強い表現
ユニコーン えっちゃん向きな題材かな面白かった

暁の風に夢笛響いて

暁の風に夢笛響いて

COTA-rs

萬劇場(東京都)

2014/08/15 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

一生懸命さは感じるが・・・
悪い芝居じゃなかったですよ。若干滑舌の悪い役者さんがいて聞きづらい部分があったことを除けば,誰もが楽しめる物語で,とても楽しく観劇できました。でも,いま一つしっくりこなかったんだよなぁ。多分ピュアになりきれないい自分が理由付けを求めたためと思います。物語にも役者さんにも一生懸命さは感じます。終わり方も良かったです。あとは物語の中の説明力だと思います。ただ,あまりに説明しすぎると物語がピュアじゃなくなる気もするんだけどね^^;

ダーリン!ダーリン!

ダーリン!ダーリン!

劇団ズッキュン娘

シアター風姿花伝(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

想い!
どうしても気になり、また観劇。
千秋楽なので完成度も高く、全キャストが堂々と全力で演技していた。
その中で、今回の主役の雛子役の 鮎川桃果さんの演技に引き込まれた。回を追う毎に感情のオンオフ、セリフへ込めた想いが強まっていったように感じた。毎回ラストでの雛子のセリフ「ダーリン」に男ながら涙を流してしまった。
特に今回は真ん中の席だったため、雛子の想いが胸に突き刺さってしまい、ラスト前、泣きながらダンスする雛子を観ただけで涙腺が。。。「ダーリン」と言ってる時はもう。
再演するなら鮎川桃果さんで観たい、と思いました。

ダーリン!ダーリン!

ダーリン!ダーリン!

劇団ズッキュン娘

シアター風姿花伝(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/18 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しいし、面白い
渦中のイケメンは出てこないけれど
言いたい放題言われて可哀想な、でも面白いです。
彼をよそに、それどれの思いが膨れていく女の子たち
まだだま、これから頑張って欲しい役者さんも居たけど
テンポよくて、元気で、可愛い舞台でした。
ホント、舞台上の藤吉さんからはチョット想像出来ない
楽曲も良くて、ダンスもなかなか良しです。
可愛い女性ばかりだけど、それだけじゃなくて
次回も観たいと思いましたね。

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】

劇団四季

四季劇場 [春](東京都)

2000/01/01 (土) ~ 2016/05/28 (土)公演終了

満足度★★★★

ダイナミックな舞台表現
初観劇。2階席の前方中央付近から観劇しました。

最初の歌い始めから魅了されっぱなしです。
ラフィキ役の金原さんの圧倒的歌唱力で一気に世界観に引き込まれました。

様々な動物のパペットもそうですが、舞台装置がとにかくダイナミックで、劇団所有の舞台をフルに使うとここまで出来るのか・・と圧倒されました。
また悪役側のハイエナ達のダンスが格好良すぎて、そちらの方を応援してしまいました笑

歌もダンスもとても良かったので、四季特有のあまりに芝居がかったセリフ回しがもう少し中和されれば、もっと自然に入り込めたのではないか?と思います。

パイノパイ 添田知道を演歌する

パイノパイ 添田知道を演歌する

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2014/08/05 (火) ~ 2014/08/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

梁塵秘抄からも
 前回、父の添田 唖蝉坊の演歌を演った土取さんが、今回は、息子の知道さんの演歌を中心に弾き且つ歌った。無論、元々、演歌とは、自由民権運動の思想を広める為に壮士達が歌った壮士演歌がもとになっているので、現在、歌謡曲で演歌と言われているものとは全然違う。但し、唖蝉坊・知道父子とその流れを汲む者の演歌のみが、歌として聴くに耐えるものであることは言うを俟たない。一般に壮士演歌は、がなれば良かったからであり、唖蝉坊は、この流れから距離を取り、独自の領域を切り開いていったのである。従って、彼の曲は、江戸時代の小唄、端唄から、梁塵秘抄の今様まで日本の民衆から湧き起こった曲であり、音階なので、自由でアナーキーな音楽である。分かり易く言えば、現代主流のコード進行などドレミで分割された音階より遥かに微妙で精妙な音階なのである。このような伝統的な演歌は、唖蝉坊・知道の二代で一般からは終えた。レコードなどmachine to humanの流れが起こる大正末期頃からは、西洋流の音階が中心となってゆくからである。
 そうはいっても、元々、政治性の強い歌詞が多く、当然、体制批判や庶民感情を映したものが多いのは、民意等無きが如くに構える、この糞みたいな国の為政者共の体質と弾圧癖から考えて当然の帰結である。それもあって、演歌師二代の演歌を聴きにくる聴衆がこうも多いのだろう。普段、土取さんは、パリで暮らし、ピーターブルックと一緒に仕事をしているから、今回の公演も1日のみであったが、実に興味深い公演であったことは無論のことである。

パフ

パフ

劇団しようよ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/08/15 (金) ~ 2014/08/18 (月)公演終了

満足度★★★

みてきた
さすが京都ですね。アナーキー感がでていました(個人的な感想です)

妖怪酒場

妖怪酒場

物の怪エンターテイメント企画 『妖-AYAKASHI-』

タイニイアリス(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★

お祭りのような舞台
アニメの世界のような舞台で、この劇団の世界観のようなものを感じました。ただ、妖怪っぽいキャラもいれば、人間にしか見えない妖怪もいたので、全体的に妖怪の雰囲気を出した方がいいと思いました。ストーリーは分かり易く、友情というテーマもあったので、子供が観ても楽しめる気がしました。肩肘張らず楽に観られ、ラストはライブもあり、お祭りのような楽しい舞台だったと思います。三味線の演奏は見事で、心に残りました!

山犬

山犬

OFFICE SHIKA

座・高円寺1(東京都)

2014/08/07 (木) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

ISOPPさんと鳥肌実さんがイイ!
ただし、全体的には不発感あり。
なんか古いし。

ネタバレBOX

冒頭の、犬たちが現れ、インド人のコック(あとでわかるのだが)に殺されるまでのシーンにはゾクゾクした。
しかし、そのあとのシーンがイマイチ。

下品で少しグロいのだけど、テンポが悪い。
役者同士のリンクもうまくない。

面白シーンが笑えない。
もっとも、「下品で苦笑い」のあたりを目指したのかもしれないが、別の意味での「苦笑い」となった。

ドリカムネタとか、美味しんぼとか、古くないか?
さらにヒゲダンスには呆れた。
一周回って、面白い、には全然ならない。
パロディや小ネタのギャグならば鮮度が大切ではないか。
しかもどれも中途半端にやるのだから、面白くなるはずもない。

注文の品を持って、転んで料理を飛ばすなんていうのも、面白くない。
何かプラスαがそこになければ、コントとしてもレベルが低い。

下品さとグロさも、小学生が面白がって、わざとそういうことをしたり、そういう汚い言葉を言ってもたりしているようで、それぞれの必然性が弱いなと思った。
こういうのは、勢いで見せるか、ある程度(歪んだ)理詰めで見せないと、単に、そういう下品さ、グロさがそこにあるだけにしか見えないのだ。

再演にあたって、脚本は、再度練ったとは思うのだが、それが足りないのではないだろうか。今、これを再演し、観客に見せるということにおいて、どう修正し、どこを残すかというようなことが。
演出も残念ながらスピード感が足りない。大きな音だけではテンポ感は出ない。

ただし、ISOPPさん、さらに鳥肌実さんが登場してからは空気が変わった。
物語にグッと、深みが出てきて、面白くなるのだ。

ISOPPさんの動きは目を奪われるし、鳥肌実さんの学生服姿は卑怯なぐらいに面白い。
そして、片思いに焦がれる気持ちが切ない。
鳥肌実さん演じるテラニシが森下くるみさん演じるユキや、その仲間に焦がれる気持ちと、その裏側に、ISOPPさん演じる犬がテラニシに対する気持ちが物語を動かしていく。

テラニシの抑制されたやり場のない気持ちが、犬へ暴力として向かう。
しかし、犬はそれがうれしいかったりする。

無視される、というより、最初からいないと思われることぐらい悲しいことはない。

3人の同級生が小屋に閉じ込められ、追い詰められていくのだが、そこがうまくない。
切羽詰まった感が足りないので、人を殺しても喰うという行動にうまく結び付かない。
お話の都合上、そうなっているのにしか見えないのだ(グロいシーンが欲しかっただけ)。

3人の関係も、微妙なバランスで、かろうじて成り立っているのだが、それを、いかに「微妙なバランス」にあるのか、を見せていかないと、せっかくのストーリーが成立しない。
台詞の端々や動きや視線などで、それを丁寧に表現することが先ではなかっただろうか。
少なくともあまり面白くない、面白シーンを見せるよりは。

だから、脚本の根幹的な部分はとても面白いのだ。
3人の関係、彼らとテラニシとの関係、そして犬との関係。
それらが重なり合う様は、本当に面白いと思うのだ。
犬のバックボーンを描いたところなんて、なかなかだと思う。
その設定と中心のストーリーがうまく活かせれば、もっと面白くなったはずだ。
それを余計なことで、面白くなくしてしまっている。
「面白い=笑える」ことをただ足しても面白くはならない。

そうそう森下くるみさんは、無垢なイメージで人を傷つけている、という無意識さがとてもよかった。ただし、(しつこいけど・笑)下品なシーンは演出がイマイチなので、無垢さと無意識さを補強するというよりは、壊してしまっていた。
ユキは、テラニシにとって、女神だと思うし、社会との唯一のつながりだったのだから、もっと丁寧に扱ってほしかったと思う。

鹿殺しは、ロックなイメージがある。
ロックなビートを作品の底で鳴らしているような、気持ち良さがある。
今回は、それがなかった。
残念だ。

まあ、一番気になったのは、高校生が放課後、空き地で野球なんてする? 
ということなのだが。
いつの時代だよ、って思ってしまった。
いつの時代だとしてもないように思うのだが。
もしその設定を使うのならば、観客を説得してほしい。
屋根裏のマリオネット

屋根裏のマリオネット

飛び込み注意!

サブテレニアン(東京都)

2014/08/16 (土) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

植民地で大人なんかになってやらない
 日本大学芸術学部出身のメンバーが中心になって結成されたグループのようだ。劇場公演は今回が初ということで、まだまだ、素人っぽさが残るが、その分、手作り感もある。シナリオは、無論、自前だし、衣裳なども自分達で作っている。

ネタバレBOX

 だが、表現する者として、独自のものを提出できるほど特異な経験を積んでいるわけでもなければ、特殊な意識のフィルターを持っているわけでもないから、発想は至って普通である。そして、普通であるということのマイナス面を本当にはまだ分かっていない幼さを残す。
 自分は年齢的には既に充分大人であるが、こんな糞ったれの植民地で大人なんぞを演じることは拒否しているので、感じたことは言っておく。発想としては、とても良い。
新しく引越しをして来て人形達と仲良くなったアユミへの誕生日プレゼントの釦やビー玉だが、ビー玉は、様々な色や種類があるから、そのまま様々な種を代表させてこの名詞で良いとして、釦は、木製や貝殻製、その他、独自の価値のある素材を強調して欲しかった。自分達が、特殊な環境に無いことにもっと自覚的であるべきである。その上で、自分達に出来る最も、ラディカルなものが無いか、或いは具体的に何かがないか? と追求して欲しいのである。例えば、貝殻製の釦なら、J.コクトーの“私の耳は貝の殻、海の響きをなつかしむ”(堀口 大學訳)などの詩を添えても良いし、釦と一緒に巻貝をあげても良いだろう。
ダーリン!ダーリン!

ダーリン!ダーリン!

劇団ズッキュン娘

シアター風姿花伝(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/18 (月)公演終了

満足度★★★★

よかったです
アイドル路線風なのだけど、藤吉さんの脚本、演出は細部まで行き届いて、安心して楽しめます。役者さんの藤吉さんは実にキュートだなー。

生物兵器2367号

生物兵器2367号

空想実現集団TOY'sBOX

北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/08/15 (金) ~ 2014/08/19 (火)公演終了

満足度★★★★

バカエンターテインメント!!
バ◯オ・ハ◯ードに出て来るような山奥の古びた洋館を舞台に、登場人物たちそれぞれが、勝手な思い違いとすれ違いを繰り返しながら全力で突っ走る、とってもおバカなエンターテインメント。


今回が四回目の公演で、回を重ねるごとに着実に進化を遂げている劇団だけど、今回の作品が、個人的にはこれまでに観た中では一番面白かった。


終始バカやってる感じの舞台だけど、脚本自体は至るところに技巧が凝らされていてなかなか秀逸でした。


上演時間:100分

ネタバレBOX

ただ、取りこぼしてしまっているポイントもいくつかあったので、その辺が惜しかった。もっと演技に徹底したメリハリ(緩急&落差)があればまだまだ面白くなるんじゃないかと思う。


神宮寺とハナコの愛し合う二人が、ところかまわず唐突に純愛ドラマを繰り広げてしまう”浮きまくり感”がとても面白かった。


あと、観劇後に手渡される、登場人物たちそれぞれの”その後”を描いた台本もよく出来ていたと思う。

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