満足度★★★★
見応えありました
思いがけず野崎淳之介に再会できて嬉しかった。
戦後すぐを舞台にしたシリーズ物なのですね。気が早いけど、
来年も見に来たいと思った。
それくらい時代背景と脚本が自分好みの作品。Twitterでも呟いたけど、うだつの上がらない探偵と下宿の女中さんのやり取りって、それだけでニヤニヤしちゃうくらいツボ。
人の心の闇を垣間見て謎を解く探偵物には、
観客がふっと力を抜けるシーンが大事だと思うので。
全体の緊張感とのバランスも良かった。
廿浦さん演じる総裁は誠実さと人間味がある。
だからこそこの展開は辛く、やりきれない哀しみが残った。
個人的には妻の心情がもっと知りたかった。 彼女は何を思い、あの行動を取ったのか。(演出の感想はネタバレで)